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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

雨音さま

私生活がバタバタしていてお礼が出来ずに居りましたが、「何らかの穴のようなもの」に評を頂きありがとうございました。本当に哀しい時には詩を書くに限りますね。

編集・削除(未編集)

日々  エイジ

今日もやっと夜が明けたようだ
辺りはもう明るい
けど雨降りのせいで太陽を見なかった

朝は一見同じように訪れるけれども
空の色はいつも違って
カラスの羽ばたきもいつも違って
木々の葉の色も毎日変わってゆく

一つの季節が終わろうとする頃
新しく生まれる季節と交差して
もう一つの季節があわいに出来上がる

秋が冬と交差して終わり
冬が秋と交差して始まる
もう一つの季節 秋冬が
あわいに出来上がる

日々 何かが終わり
何かが始まってゆく

さっきの雨が終わったら
晴天が始まった
鳩がもう森に来なくなったら
マガモが池に来るようになった
三階の僕がガムを噛み始めたら
一階のおばさんが病死していた

初冬にもなると日照が短い
一日がもう終わる
僕はふと窓を覗く
昼と夜のあわいに
夕焼けはある

夕焼けも終わり
辺りがすっかり暗くなり
僕が目を閉じる頃
今度は言葉が目を覚まし始めた

編集・削除(未編集)

妄想人 黒い木

冬休みが始まると同時に、同僚たちは冷たい都会のなかへ暖かみを求めて消えて行く。
私は今日という一日を終わらせる為に駅に向かう、眠ってしまったその駅へ。

電車もイビキをかいて寝ている。私は彼の体にぽっかり空いた穴の中に入る。中の空気は生暖かく、やわらかい。
発車のベルが彼を叩き起こし、空いていた穴はギュッと閉まる。
彼は私をより家に近い場所へ運んでいく。彼の残酷なところは、
そこから私を家まで歩かせるところだ。

疲れた。私は座る。
会社にも愛されず、家族にも愛されない私を優しく包み込んでくれたのは、見知らぬ人のこの温もりだった。

編集・削除(未編集)

私の心の境界線にも笑顔が欲しい

児童クラブの子供達の
最近のお気に入りのゲームは
体育館での中あてだ

私は緑色のビニールテープで
中あての線を引く
早く始めたい子達は剝がれないように
足で引いたビニールテープの上を
踏んでついてくる

早く早く キャーキャーなんて
笑いながら飛び跳ねながら

緑の線の境には笑顔があふれる
ボールがぶつかっても楽しい
今日はいい線を引いたな

いつもは少し違うのだけど
いつもの私はちょっぴり狭い心で
冷たい線を引く
そう コロナ禍の救急病院並みに

ここから先に入らないで下さい

入ろうなんてすると病院関係者が
怖い顔して出てきてつまみ出す

私も同じ
私以外の人間は怖いから
ここから入らないで下さい
ピシッと見えない線を引く

そのうちこの冷たい
差別だとか嫉妬だとかに
まみれた嫌な線に
自分でもつまづいて泣いてるかもしれない
ひとりぼっちになって寂しいって

編集・削除(編集済: 2022年12月22日 10:18)

けんけんぱ さくたともみ

けんけんぱ
けんけんぱ

次の貴方もけんけんぱ
知らない君もけんけんぱ

白いチョークで
書き足して
土には枝で書き足して

ずっとずっと、けんけんぱ

今日はまだ帰っちゃいけないから
チャイムが鳴ってもけんけんぱ

少年団のみんなにさようなら
お迎えの来た小さな貴方もさようなら
人が帰り始めると楽しくなる
世界がずっと開けて見えるのだ

焼き魚はどの家の晩ごはん?
赤屋根のお家はカレーみたい
ぐおお、とお腹が蠢いた

夕日の柔らかな光が 冷たい海へ沈んでいく
いつの間にかピアノの音は止んでいた
上手なあの子は何時間も練習しないと酷く叱られるらしい
ブランコに座っていた少女が突然飛び降りた
走り去る足音は遠ざかり
きい、きい、き、
鎖の擦れる音が鳴っていた

けん、けん、ぱっ
書いた丸が見えなくなっても
私はまだまだ続けてる

編集・削除(未編集)

詩人 

あなたは 言葉を あまり 知らないから 
詩人になることは お薦めしません 
たとえば 言葉は 世界のなかに 木に実がなるように 
なっていますから 
それを さがして 集めなさい  

たとえば 言葉は 川に水が 流れるように 世界のなかに 
流れていますから 
それを 探して 手で すくいなさい  

たとえば 言葉は 海に沈むように 
静かに ねむって いますから 
それを さがして 海に 潜りなさい  

あなたは 毎日 言葉を 起こしなさい 
言葉は 世界なかに 眠って いますから 
すぐに ねむりこんで しまいますから  

あなたは 言葉を やさしく あやしなさい 
赤子を あやすように あやしなさい
そうでないと 言葉は すぐに あなたから 
逃げてしまいます  

あなたは 毎日 歩きなさい 
お日様の なかを 歩きなさい
秋のお日様を 浴びながら 
気持よく 歩きなさい  

小鳥が 木々の 梢で 鳴いて 
世界は すでに始まって いますから 
あなたは 歩く詩人に おなりなさい 
言葉の 詩人では なく  

時間が ゆっくり 流れて
なたは 止まって 世界を 
見て いますから 
あなたは 時間の詩人に おなりなさい
言葉の 詩人では なく  

あなたは 言葉を あまり 知らないから 
言葉の 詩人に なることは お薦めしません 

編集・削除(編集済: 2022年12月21日 14:33)

石畳  妻咲邦香

狭い入口だった
石畳の階段
座っていると
まるで通せんぼしているようだった

黒い猫と遊んだ
長い髭をたくさん持っているようなので
ひとつ頂戴と言った
猫はくれなかった

「ソゥリー」と言いながら紳士が脇を通り抜けた
知らずにスカートを踏んづけていった
私が邪魔してたから悪い
だけど
これから素敵な所に行く予定なのに
うっすらと足跡が付いた

私は足跡を連れて行くんだと思った
みんなは何と言うだろう
新しい友だちだと紹介しよう
恋人だとからかわれるかもしれない

貴方のことが好きですと
私はいつの日か、告白するのだろうな
そしてゆくゆくは
家庭を持つのだろうな
私は腰を上げた
足跡は幾つも付いていた
どうやら眠ってしまってたらしい

最後に残る思い出は
いつも必ず一つだけ
それでも私には声があり
言葉があり
詩があるから
毎日新しい扉を開ける
たとえ外が寒くても

可愛く生き残れ
拾えなかった声たちよ
明日咲くかもしれない花がある
私の綴る言葉には
どんな未来が待つだろう

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「ドラマチックに憧れて」  水野 耕助

どれだけ
憧れを抱いたとしても

あの歌の世界の中に
僕のような
人間は存在しない

ドラマチックな
あの世界に

ふさわしくない
僕は
異物でしかなく

どこを探しても
居場所は見つからない

そこにあるのは
美しい言葉とメロディー

僕の濁った声では
まるで届きそうもなく

憧れは僕の首を
強くしめつける

今いる現実世界で
僕にできることといえば

濁った声で
叫び続けるしかなく

ドラマチックとかけ離れた
世界の中で
僕は必死に叫ぶ

美しさとかけ離れた
この声が尽き果てるまで

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言霊  朝霧綾め

私は言霊を 信じている
見えないけれど
話すたび
するりと口から抜けでて
空気中をただようものを

言霊を信じているから
誰かの陰口をきいたとき
少しさびしくなる

ばれることのない嘘をついたとき
何かに
とがめられているような気がする

言霊よ
あなたの姿を
一度でいいからみてみたい
きっとあなたは
持つ意味や音の通りの
衣装をまとっている

たとえば
春、なら
やわらかく あたたかく
浮かぶように流れる姿が

夜、なら
しんと冷えた 
つややかな紺色の姿が

走る、なら
素早い でもまとまりのある
一群の風が

見えないけれども
きっと ある


言霊よ
私の名は
私が自分につけた名は
どんな姿をしているのだろう

朝霧綾め

くっきりしているのか
ぼんやりしているのか
青いか
赤いか
あたたかいか
つめたいか

言霊よ
いつか姿を表しておくれ
私も自分の感じたことを
そのままの言葉で語るから

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がらんどう 暗沢

寒風の下 空を仰ぐ
が 直に項垂れる
堪え難くなってくる
目は既に霞んでしまった

白いもの ちらつき始めた
この季節 仰ぎ見る先にあるのは
あの隆々と間近だった 夏のそれや
秋の遥かだったそれとも 異なるもの

冬の空 空ではないのだあれは
見上げる先 拡がるのは
蒼穹の取り払われた 虚ろ極まる
吹抜けに過ぎない

空には海月が浮遊するものだが
傘が凍るのを厭うのだろうか
脚も残さず 消え失せた
跡形もなく 虚しさすらも

ただ展かれた空間より
ただ降り注ぐ曖昧に
私は堪えられそうにない
堪えられるはずがない

寒風の下 空を仰ぐが
顔向ける先は どこまでも
がらんどう もう私は
脚が動かなくなってきた

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