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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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何をするにも不器用で
今以て私はポンコツといはれながら
やっとの思ひで日常を過ごしてゐるが、
それとて常人から見れば酷く無様なのだらう。
ポンコツ故にか一番の極楽は
ただぼうっとしてゐる時間を何時間も過ごすときである。
そのときばかりはポンコツでなく自在に道具世界に対峙でき、
道具は手のやうに扱へる。
ぼうっとしながら何をしてゐるのかといふと
あるとき私は仏師の如く仏像を彫ってゐるのに気が付いた。
夏目漱石は『夢十夜』で
仏師は木を見てそこに埋まってゐる仏像を彫り出すといってゐたが、
そこはポンコツ、
私には木に仏像が埋まってゐるやうには全く見えず、
木を彫ることで次第に変容するそのことを愉しんでゐたのである。
どうやらポンコツの私は木偶の坊とはいい条、
次第に変容する木に夢中だったのである。
それは哀しい哉、ポンコツならではの悲哀でしかなく、
つまり、ポンコツからの変容を渇仰してゐる
私の願望の表れでしかなかったともいへる。
残酷なことをいへばポンコツは何処まで行ってもポンコツなのである。
それは私が私を已められないことと同じなのだ。
ポンコツは今日もポンコツで
心ではいつも啼いてゐる。
ポンコツを已められないポンコツは
それでも歯を食ひ縛り
なんとか日常を暮らしてゐる。
それを傍から見れば、
嘲笑の対象でしかなく、
実際、嗤はれるのではあるが、
しかし、ポンコツはさうして生きて行く外に術がないのだ。
恐竜達が地響きを立てて走る
子供の恐竜がその後を追う
遠くに聳える筑波山
夏空に溶ける白い雲の幻
家路に向かう私達の目に
太古の車窓は映し出される
初評価、ありがとうございます。
思えば、これは散文だったかもしれません。
詩と散文の区別は難しいです。
私としては詩として書いたつもりですが、読み返すと散文ですね。
そう言われると思ったままを綴っただけのような気もしてきました。
大変、失礼しました。
まだまだ、詩というものが分かってない証拠ですね。
ちゃんと“詩”に昇華できるように頑張りたいです。
初評価、ありがとうございます。
本当に、まとまりの無い粗削りの詩ですね。
まだまだ、推敲しきれていない、デッサンみたいな状態です。
たぶん、感情の方が先走ってしまって失敗したのではないかな、と思います。
もっと洗練されたものを書けるように頑張ります。
言われてみて初めて、この詩の広がりのなさを感じました。
自分の中でもどこか曖昧さがあったように思います。
的確にご指摘いただきありがとうございました。
また宜しくお願い致します。
テーマは「一日一善」
それは4年生の時の帰りの会
「はい」 と手を挙げて発表した
ちょうど前の日
駅前に倒れてた誰かの自転車を
起こしたから
倒れた自転車を見つける度に
思い出す その出来事
知らない人の自転車を起こす子なんて
今どき いないかな
今日は娘と外出
途中 バス停の手前
重なって倒れてた自転車2台
大人用と子供用
4年生の時のことを思いながら
黙って脇を通り過ぎた
知らない人の自転車を気にしない
今の子どもたちと 同じように
あれ
隣にいたはずの 娘がいない
どこ?
振り返ると
その自転車を 起こしていた
終えると
小走りに追いついて来た
娘を どんな言葉で迎えよう
やみくもに称賛する気持ちには なれない
それはあまりに 軽率に思えて
せめてしっかり向き合うために
尋ねた
どうして自転車を直したの?
そのくらいの時間はあったから
そうか
正解とか不正解とかじゃなくて
えらいとか えらくないとかでもなくて
自転車は 寝かせて置いたものじゃないから
やった
ただそれだけの ことだった
娘のしたことは
誰もが過ごす日常のリセット
それも ごく一部
とても 単純なことだった
私 やらなかったのに
ありがとうね
ぼくがキミを
否定してしまったら
どうぞこの心を
刺してください
キミはぼくなんかに
関わるべきじゃないから
月の満ち欠けも
潮の満ち引きも
作用できないほど
透きとおった心のキミを
否定するような人間に
ぼくは
なりたくなんかないよ
あの人はキミを
花のように飾りたいだけだよ
あいつは
蝶のように標本にして眺めたいだけだよ
ぼくがキミを
星のように崇めて
決して触れることのできない場所に
留めておきたいように
そしてキミは
いつしか透明になっていた
ぼくらの目に映らないように
手の届かないように
透明に
声も聞こえず
今は足音だけで
そこにいることが
かろうじてわかるけれど
そのうち
足音もたてなくなって
ぼくらにはわからなくなっても
変わらず
そこにいるんだろう
花のように揺らめいて
蝶のように蜜を吸い
星のように息を潜めて
ぼくらをわらっているんだろうな
そうやってキミは
透明になっていく
ひとり
無垢な場所で
誰にも
何にも
とらえられないキミになっていく
もう二度と見えないけれど
そこら中で
微笑んでいるのなら
安心してキミを思うよ
ぼくが否定することもできなくなるほど
透明になったキミを
夏祭りの夜空に浮かんだ月が
とても涼しげに輝いていた
なんだか僕まで少しだけ涼しくなるよ
子供の頃から好きだったお月様
三日月 半月 満月
いつでも僕のこと暖かく見守ってくれていた
昼間でもうっすらと見える
なんだか少し恥ずかしげに
それでも確かにそこにあるんだ
今夜も世界を照らすために
今日は少し気分がすぐれない
でもこんな時も月を見上げれば
気持ちがすぅーっと晴れていくよ
大丈夫 明日があるさと言われているようで
季節は繰り返す ゆっくり通り過ぎていく
それでも月は変わらずに星たちと戯れている
雪がちらつく冬の夜空にもやっぱり月は光ってる
少しだけ暖かく感じるよ
優しい月明かりに照らされて
いったい君はいつから空で微笑み続けているの?
泣きたくなることはないのかな
もしもあるなら僕は君から目をそらさずに
暖かく見つめ続けるよ
いつも照らしてくれてる御礼だと思ってよ
君を優しく包み込むなんて
大それたことは出来ないけど
笑顔でありがとうなら言えるよ
胸の奥にしまい込んだ想いを伝えたい
なんて言えばいいかな
夢は心の支えになる
そして自分自身が目を背けない限り
目指すべきものはそこにあり続ける
夢から現実を引き剥がしてしまいそうな時も
君は優しい光で繋ぎ止めてくれる
ねえ お月様
どうしたら君のようになれるかな
どうか僕よ like a shiningmoon
しっかりと読んで頂きありがとうございました。
こちらは20年の重度の精神疾患を経てようやく海外に向けて動き始めた、私たちのBANDの開幕宣言という曲の歌詞なので、このような表現になっております。
想像力を働かせて頂いて、様々な角度から読み解いて頂き、ありがとうございました。
水無川 様
初めまして。
感想ありがとうございます。
ご指摘の部分、自覚していましてタイトルが苦手でして……回数を重ねて精進していきたく思います。
よろしくお願いいたします。