◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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ひと言話しては無口になって
沈黙が怖くて無理に話しかける
搬送されたのは救急病院で
怪我で言葉を話せなくなった父に
何を話しかけたらいいのか分からなかった
母はこれからどうなるのかと心配していて私は口籠るしか出来なかった
数週間が過ぎて病院に行く道すがら
カモミールの白い花が一輪だけ街路の片隅に咲いていた
私はそれを手折って父の鼻先に近付けたらニコニコと笑ってその匂いを嗅いでくれた
父に対していい思い出ばかりではなかったけれど
動けなくなった父を見て
全て許そうと思った
ある日の早朝家で寝ていると
電話のベルが鳴って病院に呼び出された
危篤ですと言う
けれど病室で父は息を吹き返し私に指先でよく来たなと挨拶した
なあんだと思っていたけど
家族が集まって皆んなが見守る中
父は息を引き取った
とても我儘な父だったけど
亡くなって十年近くなった今でも
あの時のニコニコした笑顔は忘れない
お父さんありがとうね
疲れたら飛んじまえ
宇宙まで飛んで
星々を巡って
このささやかな感情を
置いてきぼりにするのだ
遠くであなたが泣いている
そっと抱きしめる 神様になったつもりで
あなたは気づいているだろうか
どれだけ愛されているかと
そんなはずはない そう言うけど
僕が愛してる そう神様になったつもりで
疲れたら飛んじまえ
宇宙まで飛んで
星々を巡って
今日を生き抜いた自分に
精一杯のご褒美をあげよう
あなたはこの世でたった一人の存在
尊くないわけがない
神様が手塩にかけて作った存在
愛されてないわけがない
だから羽ばたいて飛んでしまおう
疲れたら飛んじまえ
宇宙まで飛んで
星々を巡って
全てと一つになった気になって
この世界の神様になった気になったりして
明日は今日より良い日だよ
真っ赤に熟れた木苺の
そのすぐ隣
触れそうなくらいの距離で
薄目開けて強張る背中
私、あなたの天敵じゃありませんよ
と、呟きながら
笑い噛み締め
顔近付ける
私、こう見えてただの枝ですよ
とでも言いたげに
動かない
動けばいいのに
触れちゃいますよ
いいんですかと
それでも渋々やっとこさ
一歩前に進んだだけで
案の定、指先触れて
木苺のすぐ隣
太陽が覗き込む
どれどれ、と
私は野良猫
ご飯は自分で
ちゃんと見つけるの
そんなの当たり前
今日はさつまいも畑で
バッタをみつけた
茶色い小さなバッタに
後ろから
息を潜めて 体勢低く
しっぽもなるべく揺らさない
そーっとそーっと近づく
私はジャンプする
小さなバッタは
私が前脚を下ろす瞬間に
スーッと音もなく飛び立つ
にやりと笑いながら
バッタは猫じゃらしの草むらに
スーッと降りたつ
猫じゃらしも茶色い
バッタも茶色い
さわさわさわさわ
猫じゃらしたちが
バッタを隠していく
私もそーっと
猫じゃらしの草むらに入る
ただもうバッタが見えない
仕方ない 今日は
にゃおんを使おう
にゃおんと鳴けば
おやつがもらえるあの軒先
どんぐり転がる小道を抜けて
近寄る小学生を無視して
私は走る走る
にゃおん にゃおん
スーッと網戸が開く
もう1回 にゃおん
おやつをもらいにきたの?
さあどうぞ
にゃおんシステムは最高だ
女の人の、いちばんあったかいところが、すきだ。
すきだ、ということばも、あたまなでなでもぶっとぶ。
おんなのひとのいちばんあったかいところ。
きすよりうれしいプロポーズ。
「おんなのひとの、いちばんあったかいところが、すきです」
女の人がもし、泣いて喜んでくれたら、こんなロマンティックなおめでたは、ないだろう。
前作のことも覚えていて頂けたようで、通底するものを感じ取って頂けたことを嬉しく思いました。ありがとうございます^^
こちらは私たちのBANDの新曲の歌詞になります。前回の笹舟の私の実体験からお伝えしたように、私はまた唄を唄うことにしました。
ゴキブリの美意識とは私の美意識であり、後半は自分の生命観を情緒と色彩で表してみました。私は今のところは世界征服を企んではおりません^^
ゴキブリは古くは、芥虫(あくたむし)と呼ばれたそうです。ゴミの虫ですね、かわいそう。
アブラムシはゴキブリの異称で、五器囓(ごき(か)ぶり)(飯器を囓り損なうの義)と表記されていた時代があったようで、
語源は匂いも色も赤褐色で油に似ているからといった理由からのようです。
多くの人にとって、かなりどうでもい蛇足ですね^^
秋が旬の幽霊は、蒼白な面持ちでこちらを見ている。
上半身だけが確認できる。
どうやら扉に挟まってしまったみたい。
解いてやると、ほっと息をついてから、急に紅くなる。
内気な幽霊は冷気をちらつかせて、何処かへと消えていった。
これが故郷の詩だそうだ。
朝起きてクローゼットを開ける
今日はどれを着よう
茶トラ 黒ぶち キジトラ サビ 白黒
白なんてもう何年も着てないな
外は雨か………
気持ちも天気と同じ落ち気味だし
また黒にするかな
黒なら縁起が悪いと言って
誰も近づかないだろうし
黒はポツンと群れないのが似合う
そして僕は今日も猫をかぶる
ずっと黒ばかりだな
昔はいろんな猫をかぶったのに
群れたり 人懐っかったり
元気な猫………そんな事もあったな
いつからか付き合いが疲れたのかな?
ありのままが何なのか わからなくなったのは
飼い主を失ったあの日から
やがて黒猫をかぶり思い出の涙のような雨の中
黒い傘を広げて出かける
黒猫が一匹
路地で濡れている