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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

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をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
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誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

夢ヶ先燈台 上田一眞

蒼い空と碧い海を突き破る
白い燈台
一羽のはぐれ鳥が憩う
花の燈台
大海原を前にして
ひとり屹立するその姿に
孤独と
強さを見る

陽は陰り
海上を照らす石造の燈台
明滅し 回転しつつ光を放ち
宇宙の果までとどく
そして
僕の心を遍く照らす

僕の悲しさ
僕の悔しさ

僕の曖昧さ
僕の矛盾

燈台の元 一夜彷徨う
星の光とレンズの閃光が交差する
光は僕に語りかける
人生の分からなさ
人の心の不可思議を…

僕は確信する
禍福は糾える縄の如し
ただそれだけが
人生の真実だと…

夢ヶ先燈台に夜明けが来る

編集・削除(未編集)

あの朗らかな春の日を  山田 明良

忘れもしません。
あの朗らかな春の日を。

ぱたぱたと、光を浴びて白く輝いています。
ひらひらと、風と一緒に踊っています。
赤色、黄色、すきまにピンク。
香りは意外と、青くさいのねえ。
ぽん。と含めば、がりごり。
ごくん。
あら、どこかで遊んでいるのかしら。
……だーるまさんが、こーろんだっ!

悲惨。
勝利シタ白旗。
幸福ニ彩ラレタ格子。
希望ヲ砕イタ危惧。
善良ヲ義務ヅケタ個人。
悲惨。

負けたくないのに、負けたがっている

こうなってしまっては、理性ではありません。
本能でもないのです。
情があります。
その向こうに、偉大でみじめな求愛があります。

わたしのことばは、とどきません。
あなたの言葉が、届きます。
あなたの、言葉も届きます。
あなたの、言葉も、届くのでした。

忙しない毎日。
あなたは風に攫われます。
根を張るのは、あの朗らかな春の日。

こんな地獄を踏みしめてゆく。
言葉が招いた結末です。
あなたとの明日でもあります。

編集・削除(編集済: 2023年07月08日 04:17)

宮益坂下へ  U.

歩道橋の上
いつか日は暮れて
照らす水銀灯の下
眺める青山通りは
ヘッドライトとテールランプの
川の流れ

光の流れは
2年前のあの時と変わらない
なのに
冷たい霧がふたりを包み
あなたの微笑みは見えない

そして
あなたは左に
私は右に
流れる光の川を挟んで
ちらりと見たあなたは
ぼやけてしまって

 あれ、私
 涙、なんで?

寂寥に掴まった
そんな自分が
何故か腹立たしくて
遠くヒカリエの
妙に白い窓の光だけを
睨みつけ
あなたへの想いを噛みしめて
宮益坂を下った

雑踏の中に紛れたくて
足早になる私は
きっと、明日には
人混みの中に
あなたの面影を
探しているのだろう

川に流したい想いを握りしめ
ガードの上
山手線の走る轟音に包まれて
声を出さずに泣いた

 私は、弱いね

触れ合った暖い指
心浮き立つように寄り添った時
微笑み合いながら
行く当てもなく歩き続けた日々
いつも
私は幸せだった

何もかもが満たされていた
あの瞬間をくれたあなたに
会えたことが嬉しくて

だから

ただ、今は
時が思い出を作るのを信じて
二度と会うことのない
あなたを見送る

編集・削除(未編集)

あまのがわ  じじいじじい

おほしさまがたくさんいる
おおきなおほしさまキラキラ
ちいさなおほしさまキラキラ

くらいよるのそらにおほしさまが
かわのようにながれてる
ママがあまのがわだよっておしえてくれた
あまのがわってほしのかわ

ちきゅうのかわみたいにおさかないるかな
うちゅうじんがおよいでいるのかな
わたしもおよいでみたいあまのがわ

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季節工場【夏】  秋さやか

シミの落ちないシャツ
子供が飽きてしまったスニーカー
色褪せたハンカチ

工場へ預けてある
汚れても古びても
捨てきれなかったものたち

工場裏の川のほとりで
それらが戻ってくるのを
人々は待ちわびています

工場から藍色の作務衣を着た人たちが
ボウルを抱えてやってきて
眠る赤子のようにそっと手渡します

藍に染まり すこし緑がかった
シャツやスニーカーやハンカチを

ボウルから掴みだす人々の手は
わずかに緊張しながら
川のなかへとおろしてゆきます

バシャッ
バシャッ

運び去ろうとする力と
引き寄せる力

流れてゆくものと
流れてゆかないもの

川で濯がれる布は
光を巡らす鱗のように
うねりながら
深く鮮やかな
藍色へと変わってゆきます

季節のつなぎめに
水底へ沈んだ

硝子みたいな秋の空
オルゴールみたいな冬の星
ゆりかごみたいな春の風の

断片を呼び覚まして
力強さを増す せせらぎ

脈打つ藍色を心臓として
川はどこまでも
まっさらな夏を運んでゆくのです

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夏の陽の力は未知数 紫陽花

1本だけになっていた
ミントから新芽が出た
植木鉢の下から
いつかの朝顔が芽を出した
セールで枯れかかってた
薔薇が満開になった
火事で納屋を失った
野良猫が新しい家を見つけた
全滅したメダカの
卵から稚魚が産まれた
引きこもってたお隣の
息子さんに彼女ができた

そしてなによりも
出会って3日後に
私はあなたと婚姻届を出した

夏の陽の力なんてのは
やっぱり計り知れない

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向日葵

蝉を追いかけ
犬が電柱にぶつかっていた
夏だった

ようちゃんは
空手を習いたがっていた

ようちゃんは
暴力を
心から恐れ
軽蔑していたが
結局
より強い暴力でしか
解決しないんだ
というような事を言った

ようちゃん
あの時
なんであんなくやしそうな顔で
向日葵を折ったんだい?

死んでしまったけど
大切な人が大好きな花だったんだって言ってたじゃないか

こんな暑い日は
そんな事を思い出します

ところで
ようちゃん
子供が生まれたんだってね
写真、見ました

人を憎み
傷つけ続けたあの手が
今はたくましく
頼もしい手になったね

辺り一面に咲いた
向日葵は幸せそうな家族を祝福していた

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鳥のように羽ばたく  エイジ

この世に生を受けたなら
皆いつかは旅立っていく
大空に向かって
羽ばたいていく

僕らは鳥にはなれなかった
でも最初で最後の
一度のチャンスがある
それは羽ばたく時
その時すべては終わる

僕があなたを置いて
独りで飛び立つ
あなたは僕の影を見る
羽毛を地に散らせて
また空が新たな陽を連れてくる

幼少の頃からの思い出が
走馬灯のように鮮やかに蘇ってくる
真っ青な大空をバックに
映し出されていく

これまで鳥にはなれなかったけど
今まさに僕は羽ばたくんだ
君を独り残して
君の瞳がとらえる僕の最後の姿
終わったんだ
すべては終わった

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齋藤様 詩への評の御礼  鯖詰缶太郎

こんばんは。
詩に込めた心情を読みとっていただきありがとうございます。
歳を重ねていくと、やりきれない喪失感やどうする事も出来ない無力感を味わう事もありますが、こんな小さい事や何気ない事に感動してしまう瞬間も多々あるのだな、なんて思ったりします。
僕にとって新しい街は暑いですね。気温が。
東京とどっちが暑いのだろうと部屋に帰ってきて思いました。
佳作との評価、ありがとうございます。
またよろしくお願いいたします。

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齋藤様 評のお礼です 喜太郎

先ずは細かい所まで読んでご指導頂き、誠にありがとうございました。自分でもご指摘の点は悩んだ所です。今後の創作に注意して頑張ります。ありがとうございます。

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