◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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地にへばりつく労働の星が
涙を流すように光っている
彼らの脂汗が燃料となり
夜空のレンズを抜けて
ここまで光が届いている
彼らは自己啓発本に口答えをしながら
つまりは全てに言い訳しながら
日々の余白を騙して生きている
心に書き起こされた無数の文字は
誰にも届くことはなく深い意識の井戸へ捨てられて
忘却の海にたどり着く
深刻に刻まれた皺が笑顔にも青い影を作る
コピー用紙のように薄くなった目の奥が
思想を湛える湖であったあの時の
剃刀みたいな傷つきやすさは影もなく
ただ今は反応する窓に成り果てた
たるみ始めた腹を撫でたら
飼い犬が寄ってきて
餌欲しげに尾を振る
これと自分の何が違うのか
自問したりするが
暖房のよく効いた部屋に
一つの到達を見る時もあるのである
そんな一幕がいくつも浮かんでは消える
労働の星が光る
全てに意味のある光
目的のためただ光り
やがて遂行され消える
せっかく山道を走らせてきたというのに
僕は俯いてしまった
三浦志郎様
『燃えよ老人』に評をいただきありがとうございます。
ドラゴンの方です(笑)。朝起きたら突然今まで拒否してきたものが「いいんじゃないか」と思えて書いた詩です。
題も同時に浮かんで、娘に「これ本当に出すの?」と言われたのですが、出しました。
初連は、物事を遠回しに書く悪い癖が出たと思います。
各連の最初は確かに改行した方が良いですね。勉強になります。
ありがとうございました。
三浦様 詩の評をありがとうございます。
三浦様が読んだ通り「愛おしむべき青春のぎごちなさ」がこの詩の全てといってもいい程です。
若い頃、僕は表面上は大人しくて勉強もしているけれど、心の中では野望やら欲求不満やら怒りやら、様々なものが渦巻いていました。
それとは裏腹に、現実は、少なくとも僕が日本にいる間は、青春もののラヴストーリーのようなドラマティックな事など全然起きなくて、ただただ退屈な日常を送っていました。
待っていても何も素敵なことなど怒らないのだよと、現実には甘い恋なんて少なくとも僕にはなくて、ただただ退屈で平坦な毎日だったと、言いたかったのです。
それが今になって愛おしく思えたので詩にしてみました。いつもありがとうございます。次、頑張ります。
お忙しいなか拙作への評と感想ありがとうございました。
私自身、ほとんど時間をかけることなく書いて投稿してしまいましたので、
ご指摘いただいたとおり、後半部分の不足感は否めないかと思っています。
もう少し丁寧に時間をかけて書いていくよう心掛けていきます。
引き続き今後ともよろしくお願いいたします。
かける かける
兎に角かける
かけ抜けてく
今は師走だったっけ
考えるこむ暇もなくかける
かける かける
お役所の書類もかけ抜けて
貴方もアタシもかけ抜けて
嗚呼あの詩はよかったな
だからスタートをきったのかなぁ
昔の様に体は軽くない
重たいからだが地面と振動するような
それでもアタシは
かける何処へ行きたいんだろう
そんなに急いでも良いことないよと
老婆がいう
そうかもしれない
ちがうかもしれない
だって今はかけていかなきゃ
暗い闇に囚われないように
朝の眠気でけだるく時間をすごさないように
風が冷たい 体がだんだん熱くなり
冷たい風も心地よく感じるんだろう
ゼロになにをかけてもゼロなんだよ
恐ろしい言葉が耳をつき
アタシはとまった
なんだったんだろうと息をつく
考えれば考えるほど怖くなって
またアタシはかけだした
ゼロ?ゼロでいいや
今のアタシにはこれしかできないから
そうアタシは逃げた出したいんだ
生きにくいこの世の中から全力で
でも、貴方だけ貴方だけは
置き去りにしたくない
向き合ってくれた貴方へ
アタシはかけます
これが正解だったといえるように
今この人生をただかける
そうだ
全ての事に意味があってたまるか
書きなぐったペンをすて
床につくのも悪くない
何処かで聞いたようなあの詩がながれる
でも、
もうかけぬける力も ペンを持つ力もない
ゆっくり休め
ねんねんころり ねんころり
嗚呼あたたかい
読み手によるとこの世界においての孤独というものは相当難儀なものだなぁときづかされました
皆さまが孤独になるのを怖いだけのものではないよと思えたら本望です
今回も読んでいただき感想をいただきまして誠に感謝いたします。
励みになりますね 有難うございました
雨音さん、ありがとうございます。
雨音さんのコメントを読むと、いつも自分に不足している点に気づかされました。やはり自分では分からないもんだな、と書き続ける励みになりました。
引き続き、よろしくお願い致します。
齋藤さん、ありがとうございます。
しばらく仕事が忙しく、掲示板を確認できず、すっかりと遅くなり、すみません。
齋藤さんには、いつも「面白い」「楽しい」と言って頂き、このままでいいんだな、という励ましを頂いておりました。
引き続き、よろしくお願い致します。
大変遅くなってすみませんでした。
「1分1秒」水野耕助さん
水野さん、こんにちは。お昼過ぎからしとしと雨が降り出しました。
自由でありたいっていう気持ち、とても共感します。そして、1番は自分から解き離れたいという切望に似たジレンマだったのですね。この作品の1番良い部分は、この芯を感じるテーマだと思いました。佳作一歩手前です。
直す部分はありません。土台と骨組みはすごくしっかりしているので、ここに少しこの違和感や不快さ、そして、自由になったらどんな喜びがあるのか、そのどれかを読者に伝えるものが少し加わると色合いが深まる、そんな風に感じました。
水野さん、自分から自由になりたい、そんな思いを持っている人はたくさんいるように思います。良いテーマです。
「傘」妻咲邦香さん
妻咲さん、こんにちは。この雨は春を誘う雨なのかしらと思っています。明日は啓蟄ですものね。
「傘」という字って私とても好きなんです。
ですから、タイトルだけで、なんだかそわそわしてしまいました。
こちらの作品はまず4連がとてもいいですね。その連だけ繰り返して読み直してしまったほどです。そして後半がとても良いと思いました。傘というタイトルでありながら、君も濡れるし僕も濡れてしまう。そこに深い深い意図を感じます。全体としては、いつもの妻咲さんとちょっと雰囲気が違ったせいなのか、前半をもう少し整理できたらいいかなと思いました。もう少し流れがあるといいかな。
というわけで、佳作一歩手前です。
「傷つくことに上手になる」cofumiさん
cofumiさん、こんにちは。雨の音がするのでショパンを聞いています。
傷つくことに上手になれば/私は私でいられる気がする
という最終連がとても素敵な作品ですね。
全体として、cofumiさんがこの作品に込めたテーマがすごく良いと思いました。佳作一歩手前です。
傷つく、傷つける、というのは究極すごくプライベートなものだなと最近感じたんです。授受するそれぞれの気持ちが意図的なものでない時は特にそうなのですが。誰かをもしかしたら傷つけたかもしれない、と傷ついてしまうことがありますが、そういったことも含めて、主観的なことだなと。同じように、傷つき方が上手になれば、私のままで落ち着いていられるという気持ち、共感できる方が多いと思います。
一歩手前の部分ですが、3連と4連の部分ですが、細い針で傷を縫うというのが手当のように感じられず、あまりに痛そうで、4連の槍もあまりに痛そうで、少し考えたのですが、4連を先に持っていき、そこで抜いた棘?尖ったものを針に見立てて、そのあと、それを使って傷口を塞ぐのなら、繋がりが出てくるのかなと。ちょっとだけ参考にして見てください。そこにうまく強弱がつくと全体の流れが良くなるように思います。
「心象ーepisode5ー」U.さん
U.さん、こんにちは.なかなか止まない雨です。
この作品はとても良いと思いました。
佳作です。
まず3連がすごく良かったですね。コーヒーカップの中にコトンと落ちた溜息、そして、カップの底には、という流れが本当に素敵でした。実は最近、そういえば、カップの底に残った紅茶の跡でする占いがあるんだよなあなんて思いながら、カップの底をのぞいたばかりだったんです。U.さんの表現が素敵だなと思いました。
そこから後の部分も、流れが止まらずに、とても良いテンポで続いていきます。私はロック音楽はトンと無知なのですが、これまた最近、ジャニス・ジョップリンを知る機会があって、胸を震わせたところだったんです。それで、作中のジャニスは彼女の声で再生されました。(違うジャニスだったらごめんなさい、でもいずれにしてもぴったりだと思ったんです)
「手編みの温もり」埼玉のさっちゃんさん
埼玉のさっちゃんさん、こんにちは。肌寒くなってきましたが、お名前を見つけて気持ちが温まりました。
お母様に編んでもらった帽子と靴下、とても暖かそうですね。この作品も同じようにとても暖かいです。毎日いろんなことが世界中で起こっていますし、狭い範囲の身の回りでも本当にいろんなことが起こっていますよね。「平穏無事」が1番大切だという気持ち、私も感じます。そして、親の愛情のありがたみや、一方で永遠に続くわけではないその存在への小さな執着が運んでくる寂しさも、とても伝わってくるものがありました。
親への思いというのが主軸なのですが、後半は親だけではなく、お年寄り全般、そして、見ず知らずのどこかの誰かへの優しい気持ちが感じられていいですね。
さっちゃんさん、これは3つくらいにわけて3連仕立てにするといいかもしれません、やってみてくださいね。
「粉々」江里川丘砥さん
江里川さん、こんにちは。お待たせしました。
この作品はすばらしいと思います。
佳作プラス、です。
実はわたし、これを読んでいて泣いてしまいました。粉々になっても、風に飛ばされることもなく、どこへも行けず、何にもなれない、ここにいるだけの存在、江里川さんのテーマが淡々と書ききられていました。良かった点は多いのですが、中でも、大袈裟な書き方ではなく、静かに語っている悲しみの深さが胸に迫りました。
きっとこの作品はずっと忘れないと思います。
「猫耳ヘッドホン」ふわり座さん
ふわり座さん、こんにちは。日曜日が終わっていきます。
ふわり座さんに今までたくさんの宿題を出し続けてきましたが、今回のこの作品はその宿題の成果が出てきたように思えて、私も拝見していて嬉しかったです。まずその点をお伝えしますね。一生懸命いっぱい書いていらっしゃる中で、リズムのようなものを掴まれたのかもしれませんし、ご自身でコントロールしながら描かれたのかもしれませんね。後半少し、小走りになっていましたが、その辺りのリズムも内容とあっているので良いと思います。
ただ、後半ですが、3つくらいに分けてもいいかもしれません。一連と区別化したかったのかもしれませんね。そうだとしたら、一連だけ、少し形に変化をつけて、2連の出だしの行を短くするのもいいかもしれません。ただ、そうすると縦にまた長くなるので、やっぱり連は作った方がいいかもしれませんね。
「猫耳ヘッドホン」という軽めのキーワードで、言葉も軽めのものが続くのですが、内容としてはしっかりしていて、納得しました。
応援をこめて、佳作二歩手前にさせてくださいね。
「ぼうし」じじいじじいさん
じじいじじいさん、こんにちは。3月に入りましたが、まだまだ寒さが残りますね。
朝焼けの光景を、子供が見たらどんな風かなと想像されて描かれた作品なのかなと思っていたのですが、青空にお日様が上からとあるので、朝焼けではなくて、日が登ったばかりの朝の光景なのですね。オレンジの帽子はお日様の光なのですが、それを子供が見たら、どこまで発想を膨らませるかなと考えるのも楽しいですね。お日様の光の毛糸で編んだ帽子なのかな?
佳作二歩手前です。
「塵箱の中」侑輝。さん
侑輝さん、こんにちは。明日は月曜日、晴れるといいですね。
良い作品ですね。とても良いと思います。
まず出だしの折り紙、がまず秀逸だと思います。金色の折り紙を使えなかった人っていっぱいいるんじゃないかな。私もその一人でした。でもきっと金色から使っている人もいるはずなんですよね。では金色を使った人はどう思っているんだろうと思いを馳せました。
その後、卵から欲へ話が流れていきますが、折り紙に戻っていくという構成がうまく余韻を残していきます。
一つだけ、卵に移るときが少し唐突で、戸惑うように思います。ここに、そう/賞味期限切れの卵/それは高価だった、と、そう、を入れるとか、また別の言葉でもいいのですが、仕切りになるようなものを入れておくといいかもしれません。考えてみてくださいね。
「村の娘」朝霧綾めさん
綾めさん、こんにちは。今回のトリは綾めさんです。
まずタイトルがいいですね。
綾めさん、今回もとてもいいですね。佳作です。直すところは全くありません。もしかしたら、この作品はサラサラサラッと書かれたのではないでしょうか?そうした自然さが、そうまるで、アルパカの毛のようにたっぷりと空気を含んでふわふわと、柔らかく艶やかに感じられるんです。構成もとても良かったです。何より、この詩に流れているストーリーに、実は涙ぐんでしまったんです。ただじんわりと感動しました。このお話にはいろんな想いがこもっていると思います。3連が素晴らしかったですね。
告白しますけれど、私、保育園のお遊戯会で「ルーマニアの村娘」という踊りを踊ったんです。それが嬉しくって嬉しくってノリノリだったそうなんです。おとなしい子だったんですが、不思議なことですよね、ちょっと恥ずかしい逸話です。
綾めさん、素敵でした。ありがとう。
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実は今日、お誕生日でした。
みなさんの詩からたくさんのプレゼントをいただいたような
そんな気持ちになりました。ありがとうございます。
遅くなってしまいましたが、
お二人とも、免許皆伝おめでとうございます。
実力十分の素敵なお二人で、今回の免許皆伝はとても嬉しいお知らせでした。
掲示板にいらっしゃっても仲間という気持ちではありますが、
免許皆伝されるとさらに身近に感じることができて嬉しいです。