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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

詩の評、お礼です。  じじいじじい

三浦様

お世話様です。
詩の評ありがとうございます。

短い詩で下向きと楽しみ、表現の流れ、なかなか難しいです。そのあたりも含めてまだまだ勉強不足です。

これからも宜しくお願いします。

編集・削除(未編集)

秋の予感 - 失ってしまった情熱のために  U.

空気の妖精達は
太陽の下の歓喜をカラリと投げ捨て
今、白い衣(きぬ)を身に纏い
修道女の顔をして
私の周りで跪く
小さく肩を落とした太陽が、落ちていく
夕日は戦い疲れた兵士の心
そして
遣って来るのは賛美歌の声
遠く流れる風に
海の声が聞こえる
海を見たくとも
海は余りに遠過ぎました

夢の中で
あなたは
あんなに楽しそうに
迎えてくれた
夢から覚めれば
瞳の奥の小窓をピタリと閉じて
ちろちろ燃えていたローソクも消えて
凍りついた水銀灯の下で
小さな肩を両手で抱きしめ
冷たくなってしまうのですね
24時の鐘が鳴った
道は闇に吸い込まれていく
ほら、白い息の塊がコトンと落ちた

これから私は
何のために生きれば良いのでしょう
空白の時間の中で、自分を見るのすら嫌になり
それでも、自分の意思とは関わりなく、陽は昇り陽は沈む
迷宮の中で蹲っている時も
それでも、宇宙は動いていて、自分の存在も生も関係なく
自然の法則の確固たる中で、私は何なのか

今、困惑に魅入られて
内に籠る血の渦を持て余しながら
立ち尽くす

編集・削除(未編集)

島様 詩の評のお礼  エイジ

島様 詩の評をありがとうございます。

今回も抜けた作品を出してしまったのですが、自分では全然気づいてませんでした。特にラスト、着地点はこれで良かったのか、練るべきでした。

次回は作品をもっと練って提出したいと思います。そこからまた出直してきます。

いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

島様 詩の評のお礼  エイジ

三浦様 詩の評をありがとうございます。

「ごちそうさまでした―っ」の部分は最後まで違和感を感じていたのですが、そういう風に書き換えればいいのですね。今回も学びになりました。

JAZZで言えば、「Black Coffee」という名曲がありますが、今回は単にコーヒーというお題で書けるかなと、うんうん唸って形にしたものです。僕もコーヒーは砂糖がないと飲めません。

いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

島様、評のお礼  朝霧綾め

このたびは「瞳、耳、声」に評をくださりありがとうございます。
この詩は最初に瞳、耳を思いついて、あとから声をつけたしました。三つを並列して書くのが難しかったです。特に声はあとから思いついたので自信がありませんでしたが、わかっていただけたようでほっとしました。

「童謡」とはおっしゃる通りみんなが知っている歌のことです。子どもの頃に聞いたりうたったりした歌は、きっと誰にでもあるはずだと思います。「赤とんぼ」や「夕焼け小焼け」を浮かべながら書きました。

完璧にお互いを知ることはできないけれど、共通点はきっとあるはずだ、ということを書きたかった詩でした。丁寧に読み解いてくださりありがとうございます。
二回続いての名作、とても嬉しいです。慢心せず頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦様、評のお礼  朝霧綾め

このたびは「てんとう虫の子ども」に評をくださりありがとうございます。
「その子は私にお母さんのように甘えた」は評を読んでうわーやっちゃったなあーと思いました。読み手になんとなく伝わってしまうからこそ目立つというのにドキッとしました。以後気をつけます。

最終連に収束する感じがあると言っていただけて嬉しかったです。実際にこの夢をみたときも、男の子がちょうどかわいい盛りのときに目が覚めてしまいました。そのがっかりした感じ、ほほえましい感じを出そうと意識したので、伝わったようでよかったです。

いつもあたたかい評をありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

星の旅  山雀詩人

今日は日曜日
仕事は休み

でもふと不安になる
今日ってホントに日曜日かな

月曜日だったらどうしよう
無断欠勤してたらどうしよう

スマホで「SUN」と確認し
やっと安心した次第

でもまさか
まさかのまさか
スマホが誤動作してたらどうしよう
疑いだせばきりがない

そもそも曜日なんていうのは
みんなの思い込みみたいなもので
今日が何曜日かなんて根拠は
考えたらどこにもない

今日が日曜日なのは
昨日が土曜日だったから

昨日が土曜日だったのは
一昨日が金曜日だったから

たったそれだけ
つまり曜日とは
そんな日々のリレーでつむぐ
見えない糸のようなもの

じゃあこの糸をたぐったら
ずうっとずうっとその先に
人類最初の日曜日があるのだろうか

どこかの偉い王様が
皆の者
今日から曜日という制度を施行いたす
今日は初日だから日曜日じゃ
とかなんとか言った日が

何ですかそれ
みんなポカーンとしたんだろうな

でもそれがいまだに
それも世界中で続いているなんて
さぞかし偉い王様だったのだろう

しかもなんてロマンティックな王様だろう
日、月、火、水、木、金、土
曜日に星の名前をつけるなんて

おかげで日々これ宇宙の旅だ
今日は太陽
明日は月
そのまた明日は火星まで

そう
星を旅して僕らは生きる
時間という船に乗り
宇宙の海を星から星へ
いつか僕が星になるまで

そんなあらぬ空想をする
穏やかな朝
たぶん日曜の朝
 

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夕陽の弔い  荻座利守

空高く架かる
長い橋のような
雲の縁を紫に染めて

今まさに
沈もうとする陽が

路傍に横たわる
小鳥の躯を

そっと仄かに
浮かび上がらせるとき

誰もいない
無言の弔いが
そこにあらわれる

何の変哲もない
特別なものは何も持たない
ただの小鳥にも

その存在の跡形を
刻み込むように

夕陽はこの世界に
長い影を投げかける

誰にも顧みられずに
平凡なまま逝った
小鳥の魂は
どこへ向かうのか

それは
夕陽だけが知っている

編集・削除(未編集)

島様 評のお礼です

島様、丁寧に読んでくだりありがとうございます。蚊は、伝染病を媒介することもあるし、虫なので本能のまま血を吸う。そこに弔いまでくると、読んでて共感できず少し不気味ですね。確かに。おっしゃる通り疎まれる仕事としての共感でまとめるのが自然ですね。ついつい何でもかんでも可哀想にと未だに落ち込む私の思考が出てました。また、よろしくお願いします。

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評、9/16~9/19、ご投稿分、残り。

今週後半に、やっと秋らしい気温になりそうですね。
30度超え、長かったです。
10月はもう台風が来なければいいけど。


●朝霧綾め「瞳、耳、声」

うむ、しっかり書きました! 名作あげましょう。

タイトルに書いてくれてるとおり、「瞳」「耳」「声」の順で展開されます。それぞれの違いをプラス視点から捉えて行ってくれます。実に丹念で、ステキです。
しかし後ろから3連目、
「しかし公園を通り過ぎてしばらく経ったとき」の連は、それぞれの違いを今度はマイナス視点で語ります。相手のようには決して成れないことを嘆きます。
そしてラストの2連は、
であっても、違う両者にも接点があることを語ります。「童謡」とは、みんなが知っている歌ということでしょう。みんなが知っている歌を私がくちずさめば、誰か一緒に歌い出してくれる人が世界にはいることを伝えます。
誠にそのとおりですね。たとえクラスの中にいなくとも、学校の中にはいるでしょう。世界の中にはもっといるでしょう。自ら視界を狭くして、孤独に陥る必要なんてない。世界は広いし、大きいです。
若いのにたいした見識ですね。感心しました。

こりゃ前作超えですね。さらなる代表作の誕生です。


●もりた りのさん「あなたと映画」  

う、初々しくて、ステキですね。ロマンチックです。逆にここまでピュアになれるのは、なにか事情があるのかもしれませんね。映画の内容覚えてないって、相当な惚れようです。
でも2連のお節介を読むと、すごく若い人のそれとは違うなと、少しわかります。

4連、これは互いに味見するということでなく、間接キスをした、ということが言いたいようです。
6連、映画に気が行ってないことを示すかのように、わざと手身近に書かれているところが、なかなかです。終連もそうですが、本作はユーモアを散りばめて書かれていますね。

これ、要所は過去形で書いているので、もしかしたらかなり前のことなのかもしれないと思ったり、でもウエットティッシュを持ち歩いてるなら、最近のことだなと思ったりです。

終連後半、
行頭に読点は置かないものなので、

 「あなたと映画」、だったっけ
Or
 「あなたと映画」
 だったっけ

の、どちらかになりますが、これは単純にケアレスミスかもしれませんね。

この初々しさはねー、書ける人にしか書けないんですよねー ベテラン詩人はこれ書けないんですよ。その希少性も買っておきます。秀作プラスを。


●江里川 丘砥さん「ひとり」

うむ、再び叙景に挑戦しつつ、今回は江里川さん独特の思考の深いところともミキシングを図ってきました。

ひとりが消えた。そのことへの想いで3連以降の情景が展開されるわけですが、それは終連で総括されることになります。またその終連ゆえに、後ろから2連目も、対のようにロジックが成立してきます。
ただ叙景を書いてるだけでなく、ちゃんとストーリーが成立してますね。前回よりぐんとパワーアップしてきました。
おまけの名作くらいで。

というのも修正希望少しあります。
まず4連、ご存じのとおり北極星とシリウスは別物ですから、そこはあっさり、2行目を、

 北極星のような道標や

と、「や」にすればいいと思います。
一方5連なんですが、こっちは「も」繋ぎで、いいと思いますね。

 かなしみは深く
 ひとりぼっちになっては
 柔らかな木漏れ日のやさしさも
 雪原にきらめく光の宝石も
 忘れてしまいそうになる

こんな感じに。

あとはこのままで良いです。


●麻月更紗さん「去りゆく夏」

いいと思います。
作者は夏の終わりの一地点にいて、定まった位置から過ぎゆく夏を思い返しています。
夏が好き、という場合もあるでしょうし、何か良いことがあった夏だから忘れたくないという場合もあるでしょう。あるいは、良いこととは言えないけど名残惜しい出来事があったからという場合もありそうです。
作者を感傷的にさせたものが何物かはわかりませんが、しんみりと伝わってくるものがある。物語を裏に秘めた叙景ですね。また、叙景自体も美しい。そして終連では、雨の中で立っていたいものがある。

自分の位置を定めて、深掘りしていったのが良かったと思う。
短めだけど、これはこれでOKの作です。秀作を。


●紫陽花さん「殉職」

蚊はそんなこと考えてませんよ、というと身も蓋もなくなってしまうんですが、無数に生まれ、無数に飛んでいて、一個一個が別の個体の上に短命のものなので、経験則みたいな積み重ねがなく、それを記憶する脳もないので、つまるところそれが命がけの行為だという認識が、全くないんだと思いますよ。あれは本能の赴くままですね。あれ、追い払っても、すぐまた近づいてくると思いますが、あれは、危険をその一瞬しか記憶できないからだと思ってもらった方がいいです。蚊にとって私らはエサにしか見えてませんのでね。事実のところは、そんな感じですが、それ言うと始まらないので、作品として拝見します。

この詩のキーは、
(私の仕事だって疎まれることもある)

ではないでしょうか?
私には、ここが蚊に共感をもったキーではないかと思われてならないです。なので、ここを先に出して、

 私の仕事だって疎まれることもある
 蚊は蚊の仕事をしていた

を軸に、まとめられた方がいいかなと思います。蚊の事実がどうあろうと、この2行は真実ですからね。
そして、あくまで蚊の生き方に学ぶということで、自分の側に落として終わればいいと思います。
そういう意味で、蚊を弔う方向に行く終連は不要かと思います。蚊に対して思うところがあった作者の方にこそ、この詩の主眼となるものがありますから、手前の連で終わったらいいと思います。
一歩前です。


●喜太郎さん「ひとりぼっちのクジラ」

ちゃんとお話できてますね。
なるほど、さみしいクジラのために、小さな魚たちが集まってクジラの形を作ってあげたんですねー
そのアイデアも良いなと思いましたし、そのあとの表情や展開の書き方も良かった。案外とこのあとが大事なんですが、きちんと書いてくれてるのが良いなと思いました。
絵本想定で行くと、最後は同じ方向にみんなが泳いでいく図を置きたい気がするので、終行は、

 きょうもたくさんの仲間たちと泳いで行きます

という感じに、「行きます」の動を入れたほうがいいかなと思いました。同じ場所でバシャバシャやってる感じじゃなくてね。
敢えていうと、そこだけ。うむ、よく書けてました。秀作あげましょう。きちんと話ができてました。


●まるまるさん「私のことだね お母さん」

「今の子」と言っても、今いくつの年代の話をしてるのか、小学生なのか、高校生なのか、新社会人のことなのか、後ろの席の人の話の断片だから、よくわからんところがありますが、「子」がつく以上、せいぜいその範囲のことかなと思うのですが、過敏に反応されたんですね。
こまかーーいこというと、世代ごとの特徴って、たしかにあると思うんですけど、いずれにせよ、どの世代においても全員がいっしょくたってことは絶対ないので、「今どきの子は」みたいな総括した言い方は、なるべくせんようにと、私は心がけております。もう一ついうと、「今どきの子は」と言い放つのは、自分が相手を理解しようとすることを放棄した言い方でもあるので、自分が放棄せんようにと戒める意味でも、その言い方はしないように心がけています。

それはともあれ、後ろの席の人が話すことが、いちいち自分に当てはまることだったみたいで、自己嫌悪になる部分が顔を出します。
高校まではどうしても画一的になるからなあー そのあたりが強く、その後にも影響してしまってるんでしょうね。

8連ですが、4行目、
 ゴールのあるのはコースの先

は、ちょっと意味わかりにくいので、

 ゴールがあるのは決められたコースの先

くらいで、いかがでしょう?

それからもうひとつわからないのが終連で、

 戦争に負けたからかもしれないけど
 お母さんたちが 育てたんだよ

ここなんですが、戦後77年経ってるので、戦争体験世代というと、それ以上の高齢になるので、うしろの席に座ってる「お母さんたち」とは年代が違うだろうと思える。次に戦争の影響が考えられるのが戦後すぐ生まれの団塊の世代の人たちだけど、ここで指摘の「お母さんたち」とは、この年代を指しているのかしらね?
仮に、この年代で当たってるんだとしても、「戦争に負けたからかもしれないけど」がものすごく唐突に出てきて、具体的に何を意味してるのか、この書き方ではとんとわからんですね。
とりわけここまでの脈絡が、画一的で自我が発揮できないことを書かれているので、それと「戦争に負けたから」が、どう結びついてくるのか、距離がありすぎて、これは全く想像の外にあります。
この終連は、作者にしかわからん(読者にはとんとわからない)書き方をされてると思いますよ。飛躍しすぎてます。
実は私も高校の時に、団塊の世代の人が先生で新任で来て1~3年くらい時って感じで、少し習ってるんですけどね。それでも全然、この終連の意味がわかりません。学校によって、学校の風土みたいものがあるから、もしかしたらそっちも絡んでるのかもしれませんよ。うちはたいした進学校じゃなかったからか、結構自由だったけどなあー 
ていうか、社会へ出て十年もすれば、そっちの経験の方がデカすぎて、学校のことなんてほとんど飛んでしまうけどな。はみ出せないのは、今の世の中が世知辛いからだ、と言ってもらった方が、余程わかりやすいのだけど・・・。

まあ、最初と最後のとこの謎は置いて、4~10連までは日頃の自分の思いが書けてるということで、そこをして秀作としておきましょう。


●小林大鬼さん「寅さん慕情」

まず2~5連、寅さんの概略についてはうまく書いたなと思いました。

初連は初連で、おもしろい始まりだなと思ったんですが、初連に書かれてある「帰省」というのは、どこへ行ったんですかね? 読者はあなたの帰省先を当然ながら知りません。これ、どこにいるつもりで書いてるんですかね?
6~8連は、昔、旅して訪れた柴又に、また訪れたんだということはわかる。しかし旅して訪れたんだということは逆に言えば帰省先ではない。初連に置いた「帰省」がどこへ行ったのか、「帰省」と柴又にいることの関係がまるでわからない。
以前の詩にも見られたけど、小林さんは「今、どの立ち位置から書いてます」っていうのを、どうも曖昧にしたまま書く傾向があるように思います。立ち位置を定めて書かれたほうがいいと思います。もちろんうまくなっていけば、詩中で立ち位置を移動していくことも可能なのだけど、小林さんはそこの基本がアヤシイので、まずは「今、どういう状況で、どの立場から書いてます」という立ち位置をまず定めてから、書かれるようにした方がいいと思います。

寅さんの描き方は良かったので、おまけ秀作にします。

それから、レスで私に説明したって、なんの解決にもなりませんからね。ボヤくのはかまわないけど、解決にはならない。私一人がわかったって意味がないから。そうではなく、読む人みんながわかるように、今後に生かしていって下さいということですね。

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