◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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毎日送られてくるおはようございます。に
続く言葉を選ぶ日課となりつつある
おはようございまストロベリー
おはようござい抹茶ラテ
おはようございま相撲取り
あとからあとから思い付く
おはようございます。が来るのを
密かな楽しみにしている自分がいる
今日は何を返そうかな
送られてくる前にもう考えついている
頭の体操や気持ちがリフレッシュできる
そしてやり取りしているうちに
自然と
コミュニケーションが取れている事に気がつく
コーヒーを飲みながら想いを馳せていると
さっそくおはようございますが来た
さてさて何と返そうか
この一時が楽しい
ここのところ 私は
病院から届く
毎日死ぬかもしれない
なんていう澱みと
暮らしている
澱みはだんだん
家中に溜まっていって
最初はもやだった澱みが
今はゼリーの海になって
床にタプタプしている
歩くたびに足を取られて
時々転んで
ふと鏡を見ると
私の顔には大きなくまが
できていた
こんな時は
やっぱりいつもの君に
LINEを
ねえ私死んじゃいそう
辛いの
なんだか分からないけど
本当は 分かってるけど
分からないふりをして
君にLINE
君はやっぱりいつも通り
紫陽花は暇なんだよ
そんなこと考えるなんて
カフェ行きたいだけやろ?
とLINE
そう きっとそう
私は君とカフェに
行きたいだけだった
そう言い聞かせながら
新商品の甘平パフェの
オレンジのジュレを
心の澱みにすーっと塗った
家の澱みのゼリーの床も
きらきらぷるぷる
オレンジのジュレになあれ
冬の絵の具に染まった森から
点々と春の絵の具が芽生えてくる
ほっと僕の心の襞が綻びて
紫煙色した曇り空が
光の階を落として照らされた君の笑顔
You are my only sunshine
僕が口ずさんだら
原稿用紙の書きかけの
ラヴソングの最後の一行が書けた
太陽が嫉妬して雲の中に隠れて行った
お構いなしで手を繋いで歌う
冬の絵の具が色づき
春の絵の具に変わる
太陽が隠れても明るい なぜって
You are my only sunshine
僕らは腕を組んで街へと消える
二重露光のように眩しい街へ
黒い空から真っ白な綿が降ってくる
ゆっくりと、
時間の流れを留めながら
規則正しく並ぶ電灯は
旅を終えた雪が静かに横たわるのを 青緑色に染めている
冷たく、不気味に
肋の浮いた飢えた狐
ひょいと顔を覗かせて
小さく鳴いて、よろけて、また鳴いた
ぎゅむ、ぎゅう、ぎゅむ
雪を踏む
狐は後ろをついてくる
時折足元に寄ってきて、
見上げた顔に 雪が積もる
硬く、汚れた毛の中で
濡れた瞳が月を映す
どうか、しましたか
すきとおる水の神秘
引っかける言葉の流れ
すみ
きって
霞になりました
柔らかく触れる
しみて
私はしみて
膨らんでいる、蕾でしかないのかもしれません
花は開けば、処女なのに
ゆりかごに載せられた
やっぱりだと言った
そっくりだと言った
無
というのか
恐い
あの二人は恐い
なぶりあい、お互いがお互いを水にしようと、試みて
どちらか一人になる、だけなのに
なぜ
写真を撮る
忘れないように
崩れた夢の残骸を
かき集めて
写した影に
思い出を包んで
壊れた時に
名前をつけて
自分の過ちに
目を背けて
写真を破る
もう二度と
脳裏に浮かばないように
散らばった夢の欠片を
捨てた
絵を描くの
絵筆を掲げて
何処までも行くの
何でも描くの
好きなの嫌いなの
全部並べて
遠ざかるように見えるのは
探してた道を見つけたからよ
さよならを言わないのは
まだ好きな気持ちがあるからよ
九番目の波が教えてくれた
愛せぬものなどこの世には
ある筈がないと
絵を描くの
追い風に押され
とっくに走り出してるの
夢中なの
ずっと描いてるの
何者にもなれないとして
誰とも同じ道は行けないと
気付いてしまった今日の日に
もう見えないの
憧れ以外は
見えないの
私の人生以外は
だから描くの
絵筆を振り回し
足跡ばら撒いて
遠い浅瀬
雲が導く岬へと
一生に 一度でいいから
超新星爆発を 見たいと思う
白い星がまばらにあるのみの
都会の空にも
その時が来れば
明るく 太陽とも見紛うほどに
星が輝くのだ
空を見上げた人々は その眩しさに
ほう、とため息をつく
小さな子供の脳裏にさえも
一生焼き付き 光り続ける
夜が存在しない数週間
人々の目も炯々と輝き
人類の歴史の中で最も長く行われた 祭りよりも長く
昼のような明るさは続く
エネルギー スケール 賑やかさ 華やかさ
だが本当は
それは星の誕生ではなく
激しく美しい死にざま
重い重力がかかる外部と
エネルギーを作り出せなくなった内部
二つの均衡が崩れ
星は爆発する
爆発の直後から
急激に明るさを増すが
もう中央には 何も残っていない
輝きは数週間で消える
そのあとは
超高密度の天体か
ブラックホールに変わり
二度と自ら光る事はなく
宇宙空間に 静かに身体を横たえる
数百億年の 宇宙の歴史の中
超新星が輝く数週間は
ほんの一瞬にすぎない
だが 地球というある未発達の星は
必ずそれを見届ける事だろう
人々は
自分の寿命を遥か超える星の
最後の大舞台を
敬意をもって見つめる事だろう
凍晴れの一隅が滲み出て
下の方へと融けていく空を
あまり仰ぎ見ていけない
それは 涙で濡れる相貌へ
無下に視線を投げるような
頓着の無さ こころなさだから
遥かな高みより蓋していた
あの銀盤 真澄の穹を融かした
生温いものがある
それは 羊水のぬくもり?
巷間の塵の吹き上げたのは
含羞を紛らす くしゃみのようで
明らかな雲より あらわれた路上へと降る
小糠雨に混じるのは 涙?
一等純粋に 生の輝きを帯びていた
高みの冬 その冷徹の裡に
隠されて続けていた秘密が今また
自ずから 暴かれようとしている
それらの紛糾を
あまり仰ぎ見てはいけない
三百と六十余日の 回帰して行く暦の中
幾千 幾万と繰り返された紛糾だった
それら自壊的な 必然的な顛末を
殊更に見据える事は無い
仰ぎ見る必要は無いのだ
見苦しいことだから
辱しいことだから
哀れなことだから
紛らしの末に また一切は
忘却へと融けて 拭い去られる
低く頑是無くなった季節から
明るく 道は照らされる
それで仕舞いだ 詰まるところ
道はまた明るくなったのだから その方へと
明るい方の道へと 歩いて行こう
※判然と種となった詩句があるので引用として載させて頂きます。
「見上げてはならぬ空あり春早く 阿部青鞋」
学校の帰り道、石を蹴る
石を蹴って歩く
ゴールは、家
石が転がる
石を蹴る
また転がって、僕は蹴る
石が転がる
石を蹴る
また転がって、僕は蹴る
転がって蹴る
転がって蹴る
転がって
あ、溝
別の石を見つける
それを蹴る
転がってまた
溝
石が欲しいのなら
石を持って帰りたいのなら
石を拾うべきだったのに
あれ
僕は石が欲しかったのだろうか
嫌だな
これじゃあ意志がないみたいだ
今、僕が蹴っているものは何だろう
僕が蹴ってきたものは何だろう
そこら中に落ちているそれは、
幸せ?
幸せを蹴る
幸せを蹴って歩く
ゴールは
ゴールは
幸せが転がる
幸せを蹴る
また転がって、僕は蹴る
幸せが転がる
幸せを蹴る
また転がって、僕は蹴る
転がって蹴る
転がって蹴る
転がって
あ
別の幸せを見つける
それを蹴る
転がって
あーあ
嫌だな
幸せを追いかけているみたいだ
幸せが欲しいのなら
幸せを持って帰りたいのなら
幸せを拾うべきだった
「いつか拾うから」
あれ
あんなにあったのに
僕は幸せが欲しかったのに
初めて僕は顔を上げる
空より大きな入道雲
その下の長い一本道
そこに立っているその背中が眩しい
誰だろう
ああ、そこにいるのは僕だった
そんなことに気付いた
僕は振り返る
これまで歩いてきた長い長い道
どうしてこんなに歩けたのだろうか
蹴り続けた石のおかげ?
蹴り続けた幸せのおかげ?
空より大きな入道雲
その下の長い一本道を歩く僕の背中
それは確かに眩しい
空より大きな入道雲
その下の長い一本道を歩く僕の姿
それは確かに幸せだ
僕はこれから再び歩けるのだろうか
入道雲とすれ違って雨が降っても、誰かが傘をくれるのだろうか
別の幸せを見つける
僕はそれを、蹴る
幸せが転がる
僕はまた歩き始める