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歩いて行こうと決めたんだ
歩ける所まで
誰も見つけていないし
見つかってもいない
夢さえ見てないし
見させてもらえない
だから幸せだった
だからそれで良かった
壊したいものは僕しか知らない
壊したくないものでも
僕しか触れられない
まだ「ふりだし」の枠の中
一歩踏み出せばあとは虚空の物語
もっと深い場所で逢おうと君は言った
僕にしか描けない絵を知っていたのか
誰にも同情されたくない
またやれるさと軽く答えて
後ろ姿を見送った
その時僕は変われるような気がしたんだ
何故だろう
しばらく動けない身体で
幻影を追いかけた
君は泣いていた
それは一瞬だった
世界はさぞかし上出来だったろう
歩いて行こうと決めたんだ
歩いて、このまま歩いて
いつか倒れてしまうまで
太陽の下、旅は案外短かった
本当の旅はまだ続いてて
何度でも君を選ぶ
何度でも
何度でも
選ぶ
選ぶ
選ぶ
選ぶ
もう選べなくなるまで
君を選ばせて
最後くらいは違っててもいいけど
飽き飽きする程寄り道させて
永遠なんて欲しくない
真実なんて必要ない
ただずっと隣りにいたかった
今もそう
多分これからも
誰と結ばれても
誰を愛しても
目に映るのは青空ばかり
あなたのルールで
私を縛って
あなたの手で
私を操って
あなたの力で
私を閉じ込めて
あなたを選んだのは私
私はあなたに従うわ
でも時々
すきを作って
お外を散歩をさせて
それはゆるしてね
わたしは魚
つられる魚
糸を自在に操って
私を泳がさせてね
私は小鳥
かごの中の小鳥
かごの中で
私を可愛がってね
そしてあなたは、わたしの虜
三角と四角のどちらが好きかと聞かれて、そんなこと考えたことがないので黙り込むと、真面目なんだねと笑われる。君はいつも、真面目なんだねと言いたくて、僕に質問する。もしも、三角と答えたら、すかさず、どうして? と質問を重ねるだろう。なんとなく、とか、理由なんてないと開き直れない僕は、また黙り込むから、やっぱり真面目なんだね、と行きつく先は決まっているのだ。
僕は冗談も言えないし、愛想笑いもできないつまらない男だと自分を思ってきたけれど、君に出会ってから、つまらないから真面目に分類されるようになった。最初は馬鹿にされているのだと思っていたが、どうやら君は、本当に僕の真面目なところを評価してくれていると知り、このままでいいのだと初めて安心した。僕が、三角と四角のどちらが好きかと聞けば、そんなこと考えたことないから分からない、そんなこと考えるなんて真面目なんだね、と君は笑うだろう。とても嬉しそうに、とても楽しそうに。
先日、僕が不真面目になると宣言したら、不真面目な人はそんな宣言をしなくても不真面目で、不真面目になることを真面目に考える時点で真面目なのだと笑われた。真面目になると私が宣言したら、なんて不真面目な宣言なんだとみんなから笑われる、と大きく笑う。僕は君の笑顔が見たくて、精一杯の冗談を言ったつもりなのだけれど、伝わっただろうか? 伝わらなくても、君が朝から笑ってくれたから十分だ。
禁酒日だった昨晩、夕食後に素面で「結婚して下さい」とプロポーズしたら、真面目なんだねと笑わずに、ありがとうと泣いた。もらい泣きを我慢して、あんがい真面目なんだね、とハンカチを渡したら、あなたには敵わないけど私も真面目なの、と恥ずかしそうに笑った。今までで一番の笑顔だった。
今日も雨が降る
もう何日続いただろうか
この瞳に太陽が映ら無い日々は
それでも外に出なければ
君に貰った傘を広げて歩き出す
しかしこの傘はもうボロボロで
この強く冷たい雨から逃れられない
道行く人々は傘を持たず
代わりに手を繋いでいるのに
明るい陽の時間を
ゆったりと歩いているのに
僕だけが止まった時間をさまよい歩く
雨雲の上にいる君を思って
きっと明日も雨が降る
詩評ありがとうございました
この詩のブルームーンとはカクテルの事で
それを題材に書きました
例えば26%の魔術はアルコール度数のことであったり...
このお酒について少し調べてから
もう一度読んで頂けるとより楽しめると思います!
次回作やツイッターでまた詩を見て頂けると嬉しいです
今回はありがとうございました
若さはなんて
傲慢で清々しいんだろう
彼らは自信に
希望に
満ちあふれている
もう、自分ひとりで
なんだってできると
思い違いをしている
まぶしいな
たった一言で
消し飛んでしまう
薄っぺらな足元に
気づいていないで
踊っている
笑っている
羨ましいな
私は踊ることを早々に
あきらめた
アンバランスな魔法の絨毯の上
ただ
ひたすら
水平を維持することに
精をだす
一抹の風くらいなら
吹き飛ばない
ようやく
それくらいになれたところ
薬が効いてない
ここ2年くらい続いているみちこちゃんの
朝の挨拶
ただ 今日はいつもより深刻そうで
どんよりとした目でベッドに横たわったまま動かない
みちこちゃんは暗い声で 続ける
何回もトイレに起きるし全く眠れないのよ
しばらく沈黙があった後 少し力のこもった目で彼女は宣言した
今日のデイサービスに行って先生に薬をやめて下さい それとデイもつまらないから辞めさせて下さいって言ってくる
私人参の皮むきの仕事を紹介されているし仕事しようと思うの
ああ、近頃私が掃除してると床にB型作業所のお知らせが落ちてたりコソコソ電話で誰かとアルバイトの話をしていると思ったらそうだったのね
私ときたらみちこちゃんがご機嫌にテレビを見てウトウトしておやつを食べてを繰り返してると思ってた
ごめんなさい 策士だったのね みちこちゃん
でもね訪問看護師さんも心配してるよ
デイサービスでもらう薬を止めたら血圧も上がるししんどいよ
なんて猫なで声で私は恐る恐る彼女の様子を伺う
私とみちこちゃんは六畳間でつきあいたての恋人のように次に相手がどう出るか探ってる
見つめ合う老女2人
どこまでも真剣な私達
そんな今日は木曜日朝8時30分
ピンポーン
デイサービスのお迎えが来たようだ
もう今日でデイは最後にするから
みちこちゃんは静かに呟いた
みちこちゃんの乱が始まった
その一行を
読み飛ばしたばかりに
物語が見えなくなって
その一行を
追うように後戻りしてみたり
記憶の断片を繋いでみたり
物語ならそれができるのに
あなたの心を
一行読み飛ばしたばかりに
小さなすれ違いは
氷床のクレバスのように
深く裂けて
別れの暗黒と目が合えば
逃げる事さえできない
たった一行
読み飛ばしただけなのに
人生が歪みはじめて
取り敢えず 読み進めるように
取り敢えず 歩き続ける
どうか私の物語のエピローグが
書き替えられていますように
夏は確と扉を閉ざしてしまった
甘酸っぱい思い出が
いっぱい詰まってある
夏の扉は最後の夕立と共に
夏の涙と共に
その扉を光も漏れないくらいに
閉ざしてしまった
真っ暗な中で
途方に暮れていた僕たち
その時 トットットッ
僕たちはある音を聞いた
ふと扉の方に目をやると
秋の冷たい風が扉を叩いていた
夕立があった次の日は
爽やかに晴れて
僕たちは秋晴れの中にいた
秋はその扉を開いた
陽の光を浴びすぎて
疲れのたまった肩を
ゆっくり起こして
色の変わった葉の中を
僕らはゆったりと歩んでいく
「夜蝉」に感想と評価をありがとうございます。
今年の夏の熱帯夜に作ったものです。
機械的な耳障りな音に〜余りに機械的な音だったので、自分なりの言葉は浮かびませんでした。