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◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

時間と空間は相対的、自我も相対的

 
時間と空間は相対的

アインシュタインは

相対性理論に 気付く前に

時間と空間の相対性に気付いていたはず

実感として 解っていたはずだ

微分積分も 相対的だ

ニュートンも 微分積分に

気付いたなら 相対性理論に

何故 気付かなかった?




音の世界も相対的

音が 大きいか 小さいかは

素人には 絶対的には 解らない

普通の 人にとって 小さな 音でも

ハイ センシティブ パーソンの方には

うるさ過ぎると いうことが ある

試しに 無声音で 喋ってごらん

本当に 小さな音だ

声帯が 振動していないから

まったく かすかだ

その後で 有声音で 喋ってごらん

大きすぎる 自分の 声に

びっくりするから




映画やドラマの効果音も相対的だ

聞こえると思えば 聞こえるけれど

意識しなければ 気付きもしない




ニュースの映像も相対的

内容に合うような モンタージュの

映像が 映っているだけ

あれは リアルな 現実の 実況ではない




詩も相対的

中原 中也の詩でさえ 相対的な言葉だ

しかし 中也の天才性は その詩の中に

絶対的な 感動を 封じ込めている




自我も相対的

モーツァルトは 交響曲を創る時

一瞬で 交響曲を 初めから終わりまで

聴けたと 言われている 

それを 楽譜に 落とすのに 数時間を要した

天才は それが できる




私も 時々 何かに 気付くことがあって

「あっ」と 思うが 馬鹿なので すぐに 忘れてしまう

あれを覚えていて 書けたら いいのに

言わゆる「ひらめき」というのは これだろう

しかし もし 私が 天才なら すでに 狂って いただろう




空間は 時間と ともに 動く

私が 歩くと 時間の 経過に 伴なって 空間が 動く

私が 佇むと 空間の動きが とまり 時間だけが 動く

私が 疲れて 歩くのが 遅くなると 空間の動きが 遅くなる

私は 空間の 動きが 遅くなった ことで 

自分の歩くのが遅くなったことを 知る

自分が 疲れたのを 知る




私は 訳が 解らなくなって キョトンとする

じいさんが 並木道で 立ち止まって  キョトンとしているのは

滑稽だ

ユーモラスであるかも知れない

しかし ユーモアにも 才能が 必要だ

私は 相対的に ユーモアの才能が ない

私は よく 尿意を 感じたとき

尊王尿意(攘夷?)と 言う

妻は 必ず 怒る

中二病だと 言う

こんな 愚劣な ダジャレを 言う おじいさんは いない

私は 反省している




「私」は相対的な時間の中で 老いてしまい

相対的に 悲しい

相対性は 人間の 宿命だ




だから やっぱり 時間も空間も自我も 相対的なのだ




絶対的な 存在の 静寂と 凍結を

「私」は 今日も 恐れている

編集・削除(未編集)

ピアスホール  樺里ゆう

ピアスホールが
ふさがった

金属アレルギーを
発症して
ぐじゅぐじゅになった
耳たぶは

ピアスを外せば
あっという間に
元通り

二年間だけ
ピアスホールが空いていた
わたし

買ったはいいけど
つけず終いになってしまった
いくつかのピアス

わたしは
ピアスをつけた
わたしが
好きだった


店先に並ぶピアスが
目に入るたび
少し
胸が痛む

これが
淋しさだろうか

ピアスをつけたわたしには
もう
会えないから

編集・削除(未編集)

島秀生様、評のお礼です。  妻咲邦香

島秀生様、「ベテラン」に評をいただきありがとうございました。改めて今読むと、ちょっと尻切れトンボに感じなくもないですが。
4連はその通りでベテランの焦点が蛙に移ってます。確かに一言入れるべきですね。おそらくそのあたりから視点が変わっていくよという前提があって初めて「友との便り」のくだりが導入として意味を持ってくるのかもしれません。歌でいうところのフェイクにあたる部分なのですが、ちょっとこのあたりは検討してみます。
ちなみにうちは農家ではないのですが、周りを農家に囲まれてまして、野焼きは普通に年中おこなわれています。うちはもう家庭菜園レベルなので野焼きなんて大胆なことはおっかなびっくりなので、全然ベテランじゃありません。
秀作をありがとうございました。また次回よろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

空色ベーカリー 紫陽花

秋の空色ベーカリーは北から南へ キッチンカーで旅を続けています

空色ベーカリーの職人さん
すすきの穂を空に向かって
サッとひとふり
きらきらこぼれ落ちてきた空の高さを味見します

ぺろんと舐めて アップルミントの
味がしてきたら
いよいよ 秋のパンを焼きましょう

今日は 紅葉の葉っぱを1つ
熟したベリーを練り込んで
ほーら 今年最初の 真っ赤な
紅葉のパンが出来上がり
枝に飾ると温かな秋の日差しは
こんがりと紅葉のパンを香ばしく
仕上げていきます

そうして 秋のパンを全部焼き終わったら
今度は可愛いみの虫の蓑を
ホカホカ焼き上げて
今日はそろそろひと休みしましょう

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帰れない二人   小林大鬼

二人はばったり再会して
懐かしそうに見下ろしている


死にたくなかったね
ああまだ生きたかったね

あんたは不運にも事故で
お前は不幸にも病気で

あんたは早すぎたね
お前こそ早すぎだろ

相方が心配だな
ああ女房も心配だな

あの二人はどう思うかな
ああ二人で愚痴るだろうね

お互いに暇だね
ああ照れ臭いね

久々にやりませんか
ああ賭けなしでやろうか


最初はぐー
じゃんけんぽん


〜志村けんと仲本工事に捧ぐ

編集・削除(編集済: 2022年11月01日 04:45)

夜景ネイルアート  朝霧綾め

夜になった
その街では
高層ビルのてっぺんや
細い鉄塔のあちこちで
ぽつりぽつりと
光が瞬く

この きれいな夜景を盗んで
小さくして私の爪に閉じこめ
ネイルアートにすることは
できないかしら

刷毛を
濃紺の夜空に浸して
たっぷりと色を吸い込ませ
それを爪に塗り
紺色の
下地をつくるのだ

今度は 光を 配置しなきゃ

鉄塔の赤い光
イルミネーションの白い光
観覧車の紫色の光
港の青い光
教会の橙色の光

そうっと
指先でつまみあげる
落とさないよう丁寧に
爪の上の夜に乗せる

色とりどりの光が瞬き
こうして
夜景ネイルアートは完成する

街中の灯りが
私の爪に
閉じこめられてしまったから
人々は困っているだろう

それでも
盗まれた夜景は
私の爪の中で
芸術作品になって
悪気なく きらきら輝いている

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耳  妻咲邦香

貴方の耳を掃除している
これが初めてではない
これが最後でもない筈で
その姿、形、色までも愛しいと思うまでに
どれ程の日々を過ごしただろう

それは既に私の一部で
私の身体の一部
だから特別なことは何もしない
丁寧なことも
もうしない

外は夜
なのにこの部屋は暖かい
眩しいくらいにあたたかく
やるせないほど憎らしい

私は耳を掃除している
私の耳を掃除している
私と同じようで違う
何もかもが違うのに
私のものになってくれる
そんな耳に
「ねえ、そうでしょ?」と囁くように
掃除をしている

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キ語 暗沢

毛糸帽は 冬の季語
しかし秋だったと思う あの人が
被っていたのは

あの人は食堂で働いていたのだが、
春先に姿を見せなくなって
季節を二つほど跨ぐ頃に
再び顔を合わせた時は
随分と心許なくなっていた。

なにより目についた
毛糸の帽子

女性の結う程度には長い髪を納めるに
灰色の粗い生地は
随分と小さくまとまっていた
まとまり過ぎていた
これではまるで小柄な彼女の頭に
肌の上からからぴたりと
貼り付いてしまっているようじゃないか

 なにをとぼけているんだ?
 一目見たのと同時に気付いていたろうに
 あれはお前の母親が肺を患って
 それがもう随分と長引いていつからか
 病室で被っていたものと同じじゃないか
 あけすけに見ると嫌がるから慮ったが
 「なんでこんなに生地が肌にピッタリと貼り付いているようなんだろう?
 まるで髪が無いみたいだ」
 なんて考えたお前の予想は
 全部当たっていたよ
 それから暫くして夜更けに叩き起こされて聞かされたのだ
 危篤と
 対面したのは病室ではなくて集中治療室だ
 病床の患者はつるっぱげで
 もう話すどころか瞼すら自分で閉じれない有様で
 濡らしたガーゼを充てられテープで閉じられていたな
 人工呼吸器で膨らむ胸はこうも不自然なものなのかと
 寒心したものだったよ
 それから実に
 あっという間の事だった

毛糸の帽子は何処(いずこ)へ?

「離れる前にね、ちょっとさいごにお手伝いに来たんです。
 体が駄目になったらなったらで、こんな分際ですから
 サッパリ未練なくごきげんようと思ったけど、
 終わりにこうして少しでも立たせてもらえますのは
 なんだかありがたいですね。」


目に付いたのは 彼女ではなく
毛糸の帽子

いや さいごとは限らないじゃないか
あなたは頑張っているし そうして
帽子でお洒落するよう振る舞う姿は
いじらしいし 素敵です
また 元気になるんですよ
あなたは
あなたが
生きている標(しるし)なのだ その

毛糸の帽子は
毛糸の帽子
毛糸の帽子だ 

なくなったことを偶々耳にしたのは
それからまた暫くしてのことで
それから・・・・

毛糸の帽子は何処(いずこ)へ?

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愁う秋 冬本広嗣

空にすじ雲が浮かぶころ 心にもぽかりと穴があく

カラカラと回る 糸の切れた糸車のように頼りなく

忘れさられた蝉の抜け殻のように 身の置き所もなく

熱病に浮かされた後のように 気怠く

季節の移ろいに取り残されていくばかり

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「心の居場所」  水野 耕助

前に進むのは
今の自分に
耐えられないから

今ここにある
あらゆるものを
受け入れられず

どこにも
心の落ち着く場所はない

先にあるはずのものばかりを
見つめ
進んでいく私の心は

必死に
手を伸ばしても
届かぬほど ずっと
ここより前にある

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