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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

誕生日  谷口文章

本の旅人

詩、小説、漫画、産声を上げた担い手を「文章」と名付ける。生産の苦痛を題名と副題と文で緩和させた真新しい文学。ここに記すのはその魅力を努力とひらめきで証明した世界。

メッセージ

漫画の神様、手塚治虫は一番最初の「新宝島」を描き上げ完成させた。物語を楽しむ読者への生命賛歌を永遠に説くカリスマ……創作意欲は叡智のオアシスをスランプから救い出す。本棚で思い出は生き続ける。

統合失調症

文章は題名と副題と文で構成された詩よりも大きな魅力。筆者の精神疾患の幻聴はナビゲートのような革命。それでも心と身体は名前通り魂を売った夢見る卵。私は生きる。早すぎた時代の先駆者?

図書館は笑う

詩人ヘルダーリンは病魔と闘い貧乏詩人の生涯を歩んだ。脳味噌からコトノハを絞り出し完成させる。先人の声を聞いて仕事の合間を縫ったー母体の胎盤から産み落とされた世界を私はそう名付けた。ふみあきはぶんしょう。

編集・削除(未編集)

人と庸さんへ。 三浦志郎 4/23

お疲れさまです。
お申し越しの件、了解致しました。

編集・削除(未編集)

恋愛ごっこ 喜太郎

突然 耳に入ったのは昔の僕のあだ名を呼ぶ声
振り返るとあの頃の面影残す君
初恋 初めての恋人
デートをしたのも 手を繋いだのも キスをしたのも
青い初めてが君だった
あの頃の記憶が一瞬で心を埋め尽くしてゆく
もし再会できたら一言謝りたいと
自然消滅みたいな悲しい別れを与えてしまった事が
ずっと心の隅に引っかかっていて
神様が与えてくれたチャンスなのかな
悪魔が与えた残酷な再会なのかな
お互いに頬を少し赤くした居酒屋で懐かしい話は尽きなくて
それでも肝心な所をお互いが避けてるような会話
少しの沈黙の後に「あの時はごめなさい」と口から出てた
ちゃんとした形ある別れを作れなかった事
君を待たせてしまっていたのか
君を傷つけてしまったのか
君を………君を………
言葉を続けようとするけれど途中で途切れ途切れになってしまう
「楽しかったよ」そう言った笑顔の君は
あの頃のもつれた糸を解いてくれた
「ありがとう うん 楽しかったね」
お互いに避けていた会話を今度は笑顔で話し始めた
分かれ道で会えて良かった事を伝えると
私もずっと会えたら良いなって思ってたと知る
もう会う事はないだろう
だけど今あの頃の二人が笑って僕らを見つめてるような気がした
お互いに何もかもが初めてで
お互いに傷つきながらも楽しかった事を
心に抱きながら歩いてきたんだね
君の後ろ姿に思うよ
おままごとのような恋だったけれど心から精一杯の恋愛ごっこだったよって
ありがとう

編集・削除(未編集)

落雷 天

ひとつ、落雷が落ちた

「みなさま、大変なニュースです!」



スーパーを覗いてみれば
保存効きそうなのはからっぽ
あのさーあのラーメン好きだったのにさー
なんで嫌いなやつだけ残ってんのよ
あ、天然水もきれてやんの
コーラかぁ、まぁいいか

さらに落雷は落ちた

めんどくさいけど、立って、歩いて
テレビのボタンをぽちり
こんなときに電池切れのリモコンに
根性ないなって笑いかける
ためしに通販調べたら
根性ないな!!って呼びかけた

さらに落雷は落ちた

普段はそんなにいねーだろ
もう、歩道にひと人ヒト
車道?渋滞通り越してすし詰めだよ
脇を爆走する満載自転車
こっちはあんたから向かって右通行
ああ道交法はいずこ


さらに落雷は落ちる
さらに落雷は落ちる
さらに落雷は落ちる









数年後

「みなさま、大変なニュースです!」

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三浦 志郎様へ 改稿のご連絡です。  人と庸

三浦 志郎様 
いつもお世話になっております。
4/21に投稿した「関係」という詩ですが、7連目「独擅場のように」を「わが独擅場とばかりに」と変更致しました。よろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

末端 津田古星

前の職場で疲れたので
なるべく人と関わらず
物や数字と仕事をしようと
専門学校に半年行ってから
もう一度東京に出た

再就職先は小さな設計事務所
女性社員は先輩とわたしの二人だけで 
人の描いた図面の修正ばかりしていた
そのうち仕事が多くなってきたらしく
男性社員は徹夜して
いよいよ手一杯になったからか
資料の束を渡されて
「これで描いて」と
一から図面を描くことになる

原子力発電所の建屋の図面を描くのが
会社の仕事だった
仕事を発注するのは大手プラントメーカー
わたしは原子力のことも発電所のことも
何の知識もない
ただ 言われるままに
資料に沿って描くだけ
現地に行ったこともなければ
原子炉がどういうものかも知らなかった

ふるさとで結婚するために
一年半後に退社
さらに28年後 テレビで
水蒸気爆発の映像を見ることになるとは
28年前に戻ってあの映像を
同僚に見せることが出来たなら何と言うだろう
こんなことになるとは誰も信じないだろうし
自分たちはメーカーの言うままに
仕事をしているだけと言うだろう
そしてメーカーは
電力会社の仕事を受けただけと言うのだ

国策という嫌な言葉は
戦前のものだと思っていたのに
21世紀になって
原発は国策だったからという人がいる
電気がなければ困るけれど
原発は本当に必要だった?

漏れ出た放射能は決して消えない
木の葉についた放射能や
土についた放射能も
洗い流そうと 削り取ろうと
どこにも消えていかない
空気も水も海も
ただ薄まっているだけ

わたしの任された図面は
福島第二原発4号機電気室
福島第二原発も
震災後すぐに廃炉が決まった
それだけは安堵したが
人に関わらない仕事なんてないのだ

編集・削除(未編集)

夢現カテーテル  松本福広

世の中色々と信じられないことだらけ。それでも夜勤明けの僕ほど信じられないものは、ないんじゃないかと思う。
読み間違え、聞き間違え、見間違いなんてよくある。ウトウトしているから人の話を半分も聞いていない。
妻から「昼食は餃子だよ」と言われたら餃子を玉座と聞き間違える。「夕飯はゴジラでいい?」と聞かれても「うん」と返事する具合だ。
それでも現代人の性なのか「そこにスマートフォンがあるから触るんだ」と、どこかの登山家に聞いたら怒られそうな理由でスマートフォンでSNSをチェック。
鼻のカテーテルを星のカテーテルと見間違えた時点で限界を悟る。スマートフォンを置き、完全に寝る姿勢をとる。
憂鬱な仕事の前夜も「このくらい寝つきが良ければいいのに」と思うほど、あっさりと気を失った。

現の語り部は夢の浜辺へおりたつ。

星ひとつない空に
ひとつ浮かぶ満月にカテーテル挿せば
月から排出された瞬きが星屑になる
寂しかった三日月に友だちできたね

黒い空にカテーテル
残り物の夕焼けを入れましょう
速度を早めてはいけません
思い出が腫れてしまいます

星にカテーテル
街にきらめきが降る
神さまに懺悔しようとしたことも
目蓋の中には青さ残して忘れる

私と誰かを繋ぐカテーテル
命を繋ぎあう約束も
星が散る時間から見れば
まばたき程の時間

惑星にカテーテル
夢を排出していく
化学を取り込む
未来が形になる

夢の浜辺から白い手乗りクジラが引き上げられたら大切にしてあげたい。現の境目に降り立っていく。

医師の処方箋が発行されていない
誰かの夢現ブレンドを
カテーテルでゆっくり吸って
体に染み渡る頃には夕方だった。

東雲色に微睡むような夢の海水を黄昏色の現に少しだけおすそ分け。

世界が神さまのたった一滴の血を
薄く薄めたような彩りに目を覚ます。
目覚ましにコーヒーを飲もうとキッチンへ。
妻が夕飯のゴジラをクレソンとミニトマトで彩りよく盛り付けながら鼻唄をうたっていた。

編集・削除(編集済: 2025年04月22日 06:02)

関係  人と庸

あなたとわたしとの間に名前はない
人と人との間に名前がなかったら
広い荒野にマッチ棒が
幾本も立っているだけなのか

 「おそろしさとは
 ゐることかしら
 ゐないことかしら※」
 そう言ったのはだれだったかしら

人と人との間に名前があれば
マッチ棒の林にたくさんの糸がはりめぐらされて
時おりそれらがきつくしまると
頭が痛くなったりお腹が痛くなったりするのだろう

 おそろしさとは
 まわりに人がいることかしら
 いないことかしら

高い建物の足下に
折れたマッチ棒が一本よこたわっている
かれが最期に見た夜景の中の 見知らぬ窓の団欒の光は
天国に見えたのか 地獄に見えたのか

 いることもいないこともおそろしい

わが独擅場とばかりに咲き乱れる花々を横目に
何ものかの力によって行進する人々
美しいものを美しいと思えない朝
この世界の名前を わたしは知っている
 
 マッチ棒の間にはりめぐらされた糸は
 とおくから眺めると
 満開の桜に見えるのだ

自分だけのマッチ箱をせっせと磨く人たちのために
わたしは最後のケーキを焼く
ろうそくのかわりに
マッチ棒を幾本も立てて

ケーキの上に置かれた
チョコレートのプレートに
名前はない


 ※吉原幸子「無題(ナンセンス)」より

編集・削除(編集済: 2025年04月22日 23:59)

ある作曲家へ  静間安夫

なぜ、あなたは
祖国に残る道を
選んだのですか?

若くして
名声を得たあなたなら
きっと亡命を
選ぶこともできたでしょう

新しい国で
自由な国で
何の気兼ねもなく
腕を振るって
作りたい曲を
作ることもできたろうに

それでも
なぜ、あなたは
あえて困難な道を
選んだのでしょう?

猜疑心に満ちた独裁者と
狡猾な秘密警察に監視され
友人、家族までが
密告者になるような国―
収容所に送り込む人数の
数値目標がきまっている、
そんな国なのに

それでも、あなたは
祖国に残る道を
選びました
なぜなのでしょう?

作曲の方針に執拗に
干渉されるだけでなく
その出来栄えが
たった一度でも
「反革命的」と批判されれば
収容所送りではすまない―
粛清の恐怖が
待ち構えていたはずなのに

そればかりではない―
敵国の軍隊に包囲され
飢餓に苦しみ
砲弾が降り注ぐ街に
あなたの仕事場はあったのです

そのうえ、
後世の人々の
あなたに対する評価は
毀誉褒貶相半ばする状態です

なぜなら
あなたの音楽が
良くも悪くも
独裁政権に利用されたことで
「非人間的な体制に迎合した」
という汚名を
かぶらざるを得なかったから…

これもみな
あなたが祖国にとどまって
作曲を続けたゆえのこと―
その決断の真意を聞くことは
永遠にかないません
あなたがすでに
鬼籍に入った今となっては…

それにもかかわらず
あなたが残した膨大な作品に
ひたすら耳を傾け
虚心に向き合うとき
その答えが自ずから
明らかになるように思われます

もちろん
言葉で言い表すのは難しい
しかし、例えば
あの壮大で悲愴なシンフォニーを聴くとき
あなたの祖国の
広大で果てしない大地と
そこに暮らす不屈の人々が
自然に脳裏に浮かび
それとともに
描かれた対象への
深い愛着が感じられるのです

いや、
必ずしもそれだけではない―
注意深い聴き手なら
きっと気がつくでしょう
あなたの作品は
祖国の人々の
矛盾し分裂する精神の有り様を
そのまま映し出したものであるということを

「哄笑と憂鬱」あるいは
「聖性と卑俗」という
両極の間を激しく揺れ動く
パトスの表現であるということを

そして、あなたは
こうした民族の特質を
何よりも自分自身が
色濃く受け継いでいる、と
自覚していたのでしょう

だからこそ
自分の芸術は
祖国と切り離しては
成立しない―
祖国にとどまり
人々と運命を共にする以外に
選択肢はない―
そう考えたのではありませんか?

それゆえに
あなたの曲の
どのフレーズをとっても
どのテーマをとっても
その時代の苛酷な切迫した空気を
反映した表現であるだけでなく
深刻な矛盾と分裂を
内面に抱え込んだ人の
屈折したメッセージでもあるのです

ですから
あなたの作品を聴くときには
用心が必要です―
一見、権力者にすり寄り
賛美しているかのような曲が
その実
当の権力者を揶揄し
嘲笑しているかもしれないから

それどころか
独裁者への賛歌を演奏した、
その直後の一節で
打って変わって
懐に拳銃をしのばせた
反逆者の暗い情熱を口ずさむ―
この対照にこそ
あなたの音楽はあるのです

仮に
あなたが祖国を離れ
自由の国へ亡命し
安定した生活を送っていたら
こうした複雑で捉え難い作品は
決して生まれなかったでしょう

まさにその捉え難さのゆえに
あなたの芸術は
危機の時代の類まれな証言に
なり得たのです

「自らが求める音楽と体制が求める音楽との
 乖離に葛藤した悲劇の作曲家」

これが後世の批評家が
あなたに対して持っている
最大公約数的な見方です

しかし、わたしならこう書くでしょう―

「時代の混迷と矛盾を身をもって生き、ひとりの国民として
 祖国の運命を音楽で表現した不世出の作曲家」と。

編集・削除(編集済: 2025年04月21日 10:18)

三浦様 評のお礼です。  荒木章太郎

いつも、丁寧に読んで下さりありがとうございます。私らしい詩とは何なのか。実験的な試みが本作ですが、結局、読む人に解釈を委ねる詩となってしまいました。自分をカタツムリと喩えるならば、そこは最後まで描き切らないといけない。まず私は、この掲示板で、自分の描きたいものが相手に伝わる詩を書けるようになりたい。今の私は読む人を「分からない」気持ちにさせない詩が描けるよう精進します。

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