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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

三浦志郎様  御礼  静間安夫

今回も拙作を丁寧にお読み頂き、ご感想を下さり誠にありがとうございます。
おっしゃるように「わたしはこの世にいないかもしれないが」の部分が
あいまいな表現になってしまいました。練り直してみます。
また投稿致しますので、どうかよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

感想と評 12/15~12/18 ご投稿分 三浦志郎 12/23

お先に失礼致します。


1 上田一眞さん 「晩夏の蛍火」 12/16

冒頭佳作です。
現代の詩ながら、どこか中世文学に誘われてゆくような、そんな趣ある詩です。まずは防府市橘坂について調べ、映像も観ました。鄙びた道が続き、海が綺麗に見える、なるほど景勝の地ですね。ことさら「橘坂」が出て、「五日前 突然~」のくだり、「朝には紅顔ありて~」の句がある。母上は、何か不慮の死を遂げたことが想像されます。主人公の悲嘆の甚だしさも、そう感じさせます。そういった背景の中を飛ぶ蛍です。蛍を化身と感じ見つめるその感慨。「御文書」に見る無常観。これらがこの詩の柱となります。そういった日本古来の思想もあるのですが、僕はそれ以上に、文体が、その感覚が、2行目に書いた感想に繋がっていきます。これはひとつの技術となって、この詩にしっくり溶け込んでるのを感じました。詩情たっぷり、終わり方も印象的です。これは上田さんコレクションでもハイランキングになりそうです。


2 エイジさん 「言の葉紡ぎ」 12/17

この詩には言葉を生み出す時の辛さが書かれていない。これは批判ではなく祝福です。
詩に向き合う際の肯定性の中で書かれています。そこに詩的係数としての「言の葉」の喩えが入ってきます。そこから比喩世界を広げる。2連と5連の前半しかり、です。僕は4連と5連後半の書き方も好きですね。「幸せ」「楽しい」と「かかっている」「慎重な作業だ」などの硬軟のバランスもいいでしょう。この詩の背景は一言で説明可能です。「好き」だからです。「好き」という理由は全てを覆う理由です。
前回、少し”ベタ“という指摘をしました。今回はさほどでもないですが、少し痕跡を残すかのようです。甘め佳作を。

アフターアワーズ。
そうですね。僕も大体、この詩の感覚ですね。書いてる時は辛さはないです。「やりがい」とか「生活のハリ」といった感覚に近いです。辛いのは言葉や作品が浮かんでこない時です。歳と共に、そういうのが増えていきますね。


3 静間安夫さん 「小春日和」 12/17

今回、二度目の登場です。おそらく年配のかただろうと思います。それにふさわしく、文体は端正に整えられ、ゆったりと落ち着いています。
こういったものはやはり年輪が関与してくるでしょう。
この詩の動きを図示風に書くと、僕はこんな風に感じました。

心の豊かさが→ある種の強さを生み→それらを背景として心の平安が訪れる→悟りや達観の境地に至る。

これらが非常に順序立って整列し、文体と共に構成美を成しています。クリスマスに至るまでの時の流れ(待降節・降誕祭)をこのように書くのはキリスト教に造詣が深いのかも。一点、気がかりなのは「わたしはこの世にいないかもしれないが」です。どのように受け止めればいいのか?
今回から評価が入ります。書けそうな人ですが、基準としての佳作一歩半前からで。


4 晶子さん 「靴を鳴らして」 12/17

タイトル、ステキですね。 これは人によってさまざまに解釈可能だと思うのですが、僕は濃度濃い目の暗喩詩と把握しています。対象となるものは生活の仕方、生き方、好きなものとの接し方などでしょうか?アプローチの仕方としては「さりげなく、ナチュラルに、自分らしく、そして、わずかに匂わせる”ケセラセラ“」――。個人的には「音に合わせてスウィングすれば」が好きですね。「オ~、イェ~」ってな感じ。わずかに感じるメッセージ性を軽やかな語り口に乗せ好感です。
メッセージと言えば、終わり2行はちょっと“ハズした”ところがカッコイイ。タイトル兼中心詩行になる「靴を鳴らして」はなかなかシャレています。爽やかでいいですね。佳作を。

アフターアワーズ。
爽やかついでに言うと、初連のみ、ちょっと重たく爽やかでない。8行を2等分してもいいかもしれないです。


5 ベルさん 「ある日」 12/18

これは「ある日」に実際体験したことを綴ったように僕には思われます。その対象となる「君」は詩史上、有名な人というよりはむしろ普通の人が書いた詩に感動したと推測されます。その方がこの詩に似合う気も致します。よろこびの詩を読んだ結果、生み出された本作もよろこびの詩なのであります。生まれたこと、出会いのこと。反面、人はいつか消える、が、証だけは守られる。それが詩というものでしょう。それらの事情を詩は勇気と永遠といった概念で締め括ります。賛歌でしょう。
ところで、最後の1行が少し気がかりになりました。 ①文中「君」で統一されているが、此処だけ「あなた」である点、その関係性は? ②「いつかめぐり遭う」の語感には「今は未知だが」のニュアンスが伴いがち。いわゆる不特定多数的。してみると、前文との整合性や、いかに?
以上、2点が考えられ、着地が少し不安定な気はしたのです。佳作半歩前で。


6 理蝶さん 「うつわ」 12/18

もともと穴の空いたうつわなるものを考えてみましたが、うまく思いつきませんでした。常識を少し外したところから始まるのか、それとも(以前は健全だったが)、後天的に負の要素を負ったのか、傷ついたのか、たぶん後者だと思う。ただし、この件はさほど問題にはならないでしょう。なぜならば、それ以降の主人公たる「うつわ」の精神性がこの詩の主要部分であるからです。今の構造上、通り過ぎるのはやむを得ない。しかし忘れない。熱い記憶として、全てずっと留めおく。その気概のことです。負を負いながらもけなげに気高く刻印する。終わるまで――。
このうつわの様態がユニークな着想だし、全篇を流れる思想に見事に寄与しています。その高め方に佳作の証明があります。


7 大杉 司さん 「咳」 12/18

僕の独断と偏見かもしれませんが、俳句・短歌の世界は極度に散文的ということを嫌うような気がします。詩は散文詩という分野があるくらいですから、さほどでもないのですが、この詩はやはり散文的なところがあって、もう少し詩的純度は上げておきたいのです。策としては、語るべきは最終連という気がします。例えば、2~4連は削除してもいい。1連~5連~7連と繋いで(ここも少し省略形でも可)、繰り返すようですが、この詩において大いに語るべきは最終連。どんな気持ち?(こりゃ、大変だ!)それとも(大したことはないだろう)? 会社は?etc。そんな部分をふくらませて書くといいと思います。大杉さんは今日的なモチーフを掬い取っている点に優れ、好感をもっておりますが、修辞的に詩的な表現を用いれば、さらに良くなると思っています。そのあたりを意識してもらえればいいと思っています。佳作一歩半前で。


評のおわりに。

さて、いよいよ年末本番といった感じ。クリスマス終わると、ドーッと行く感じ。
ミウラやるべきこと。 忘年会1件、除草作業、窓拭き、年賀状、仕事納め、2年越しの評エリア。
評投稿のほうはこれが今年最後になります。一年お付き合い頂き、誠にありがとうございました。

編集・削除(編集済: 2023年12月23日 14:29)

評、遅れます。  島 秀生

すみません。評、月曜か火曜になるかも、です。
あとの評者さん、できているようなら、先に行って下さい。
スミマセン。申し訳ない。

編集・削除(未編集)

チョウゲンボウの秋  上田一眞

澄みきった空を翔け 風を切る
鳥影
晩秋の頃
決まって柿の木に飛んで来る
鳩より少し大きい
鳥がいる

隼の仲間でありながら
優雅なホバリング
ドローンのように空中で静止して
畑のモグラを狙う チョウゲンボウ
キッキッキ と啼いて
高枝にとまる狩りの名手

いつもこの季節
妹を背負って探し歩く兄
幼い妹は広い兄の背中に負ぶさって

  お兄ちゃん
  鳥さん おらんねぇ
  茶色い羽根の鳥さん
  どこに行ったの?

何度も何度も
繰り返し
聞く

猛禽類の好きな兄は
飽きることなく
長く伸び始めた自分の影を踏みながら
畑の周囲を見渡す
早く見つけなきゃ日が暮れると
少々焦りぎみ

 鳥さんやぁ〜い
  鳥さんやぁ~い

二人の掛声が縺れあう
妹は遠くにいる鳥の姿を見い出すと
小さな可愛い顔を綻ばせて
喜ぶ
そして
満ち足りたのか
兄の背中で
すやすや 寝息をたてて眠ってしまう

 疲れたんじゃのぅ
 ごめんよ

静かで
豊かな時が流れ
背中から脳髄へ伝わる幼い妹の温もりが
ふんわりと柔らかく
愛おしい

起こさぬように気をつけて
ゆっくりと歩く
それを見たのかチョウゲンボウが
柿の木の上でキキキキキ と
高笑いする

やがて
鳥の影も長くなって頭上に落ちてくる

秋の落陽が赤く空を染め
ひんやり冷気の漂う
愁いの晩秋だが
そこは
ホコホコとした
命の温もりに溢れている

編集・削除(編集済: 2023年12月23日 00:11)

カレーライス 荒木章太郎

仕事帰りはどしゃ降りで
駅前では女が二人立っていた
金が欲しいと立っていた
俺は鞄の中をびしょ濡れにして
カビが生えた過去しかないと跳ね除けた

おじさんの皮を
剥いたらマーメイド
マーメイドの皮を剥いたら
マーブルケーキな子供の頭
頭を剥いたら何もない

今宵は一人カレーを作る
出てゆく君が泣いたのは
俺が玉葱だからだろうか
剥いても剥いても皮ばかりと
匙を投げてしまったか
玉葱の皮には役割がある
中身がないことを受け入れ
剥いたものと君のものとを
混ぜて炒めて煮込めば良かった

編集・削除(未編集)

なくしもの1人

また1人LINEで
ブロックしてしまった
彼女とはこの春に
学校で出会った
勉強の情報交換のため
LINEを交換
学校の修了式後には
軽い打ち上げ
その後はさっぱり
連絡はなく

それが一昨日急に
連絡が来た
突然ですが住所教えてと
私はなんで?と聞く
カードを送りたいと
27歳ゆうかちゃんは言う
十中八九私に何か
善意を装い
近づいてくるのは
詐欺関連
私のお人好しが過ぎて
なんでも言うことを
聞いてくれると
思うらしい
ゆうかちゃんに
私がこの世を
嫌いにならないカードなら
送っていいよとお返事
少し間があって
ゆうかちゃんから
送る時の名前なんて
書きますかと質問がきた

ふざけるな
私の名前も知らないのに
カードを送りたい?
なんて酷い

という訳で
また1人お友達らしき人を
なくしました

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時  エイジ

時が
一秒一秒刻みながら
空から降りて来る

果てしない階段が
宙(そら)の彼方から
降りては刻みやって来る

スキタイ文明の
彫刻のように精密に
空を傷つけながら
一段一段と降りて来る

まるでダリの絵画のよう
非現実的
今見ているものは
夢ではないのか
見ているのは僕だけなのか

やがてガラ*が空に描かれて
彼女は時と一緒に下ってくる
彼をエスコートして
優美に階段を下りる
ガラはいかにも満足げ

どこからか
ゴールドベルぐ変奏曲の
アリアが聴こえてくる
いささかゆったりとしたタッチで
聴こえるのは僕だけだろうか

やがて二人は地上に降り立ち
今度は地を刻んで歩き続ける
時はガラに十字架を授け
前へ前へと僕の方に
歩み寄って来る

彼女が纏っているのか
ミス・ディオールの
パルファムの香りに
辺りは包まれる

不気味なほどに静かで
滑らかな足取りで
時とガラは
僕の身体をすり抜けた

「あなた、永遠を見たわね」

*ガラ:ガラ・エリュアール・ダリは、詩人ポール・エリュアールの元妻であり、のち画家サルバドール・ダリの妻でガラ・ダリ・デ・プブル侯爵夫人。ダリの絵画のミューズとして彼の絵画に登場する。

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素敵な途中  妻咲邦香

途中でいいんです
完成品を見ることもなく
去っていく誰も彼も
途中しか知らない
途中から見て
途中で終わり
続きはわからない
続きは誰かが見てる
でもその人も途中で終わり
結末は誰も見れない
見ることがない
なんて素敵!
さよならだけがあるのです

ひとつだけ言えることは
ハッピーエンドはないってこと
最後は終わる
当たり前だと言わないで
終わって、そして終わるんです
続きがないからこその幸せ
だからもしこのまま幸せでいたいなら
途中でやめるのです
途中で十分です
しかもあなただけの途中
なんて最高!

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透明に関する考察  理蝶

透明とは
0が発明された夜の
澄んだ外気の色

透明とは
窓際の席で空を見る
ニヒルな彼の見た景色

透明とは
今君の中だけに有る
形を持つ前のその気持ち

透明とは 透明とは
人だから初めて見える色
濁りを 遮られることを
受け入れた悲しい生き物に
訪れたささやかなプレゼント

一つを挟んで
向こうが綺麗に見えることを
ただそれだけを
美しさと捉える生き物
そんなに愛おしい生き物なのに
なのにどうして

世界は濁って遮られている
今この瞬間もそれは増しているような気がする
それは少しパセティックな気もする
そんな逡巡すらも僕の瞳を濁らせる

だから
小川のせせらぎを
0時になっても消えないヒールを
日々に浮かぶ君の中の気持ちを
人は今日も美しいと言うのだろう

そして僕は今日も
君の中の気持ちに
気づかないままなのだろう
透明な君の気持ちに

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空が知っているかもしれない  月乃にこ

壁ができたのは
右側ですか 左側ですか 
前ですか 後ろですか
壁が見えませんか
壁に触れられませんか
こんなに高くて分厚い壁なのに
ぐるりと囲われてるに気づかないのですか?

囲われているのは
私だけですか
私だけなんですね
壁に囲われているのに冷たい風が吹き付けます
隙間があるんですか?

私は誰に話しかけていますか
あなたはここにはいませんよね
私は私に話しかけているのでしょうか
ここにいないあなたは
どうしてこうなったか知っていますか?

壁を造ったのは誰ですか
あなたですか 私ですか
風ですか 雨ですか
空ですか

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