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◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

ヒアシンスの家族 津田古星

青いヒアシンスの花が咲いたので
写真を送ると 息子が
「このヒアシンスは30年以上も咲いてすごい」

いえ、これはあなたが小学校の
理科の授業で育てた球根ではない
あの球根は庭の隅に埋めて忘れていた
十年以上経って 
小さな花が咲いているのに気がついて
別の場所に移した
翌年から二月になれば 
周りのイモカタバミを抜き
肥料も施した
年々花がたくさんつくようになり
園芸店にあるような豪華な姿を見せた

ある年 隣にもう一つ芽が出てきた
えっ ヒアシンスって増えるの?
球根が二つに分かれたのか
種が落ちたのか
どちらにしても嬉しい
なにか良いことがありそうな予感
翌年からは二つが並んで咲くようになった
良かったね友達ができて

さらに三年
豪華な花二本を底辺にして
三角形の頂点に
原種のような小さい花が一本
こっちは種で増えたんだね
花が咲いて受粉すれば
種が出来るのは当たり前
ヒアシンスも家族が増えるんだ

ところが昨年は一つも芽が出ない
どうしちゃったの?
四月になって土を掘り返してみたけれど
球根が消えている
ああ 長い間楽しませてくれたけど
何にでも寿命があるのだから

今年は?とイモカタバミを除けてみると
あった! 一つだけ
二月が寒かったけど芽が伸びて
花が咲いた
これは三つ目の球根があった所から出てきた
なんで一年休んでいたのか
まあ、そんなこともあるよね
根元にもう一つ つぼみが見える
これは子供?弟?

三十三年前の球根と隣の球根は消えたまま
「世代交代かな」と息子も言う

編集・削除(編集済: 2025年03月15日 11:02)

旅立ちの日  こすもす

私は駅のホームに立っている
ホームには他に誰もいない
春先だが朝の空気はひんやりとしていた
見上げると空は白く霞んでいる

駅の近くには線路と並んで川が流れている
駅前は家と店が数軒あるだけで
周りには田んぼが広がっている
川の土手には桜並木があり
満開の時を迎えていた
薄桃色の花びらたちが風にのって
私の目の前を通り過ぎてゆく

花びらたちを見ていると
やりきれない思いが込み上げてくる
「なぜ…… なぜこんなことに……」

列車を待っていると
一両だけの列車がホームに入ってきた
私は列車に乗り車両の一番前に立つ
ドアが閉まり列車が動き出した
駅が遠ざかってゆく
列車はゴトンゴトンと音をたてて線路を走る
懐かしい景色も列車の後ろに消えてゆく

私は誰にも告げず今日町を出る
目の前の景色が滲む

線路の先に目をやると
白く霞んだ空へと続いていた

編集・削除(未編集)

評、遅れます。  島 秀生

スミマセン。
評、遅れております。
私の評は、月曜になりそうです。
次の評者の方、できてるようでしたら、
どうぞ先に行って下さい。

編集・削除(未編集)

れんげ畑でつかまえて  上田一眞

郵便局前のれんげ畑は
いまが盛り ピンクの花の海だ

雲雀の優しい眼なざしに
守られて
みいちゃんはふんわりとした
花の絨毯を
風に乗って駈けている

 お兄ちゃぁ〜ん
 みいちゃんをつかまえてぇ

笑いながら
駈け廻るみいちゃん
 
蜜蜂や蝶々や花虻も一緒に追いかけ
飛び廻る
めくるめくお花畑
めくるめく非日常

れんげの花が大好きなみいちゃん
機嫌よく
つくり歌を口ずさみながら
花輪づくりに性を出す

 ♫♫♫♫♫

遊んでいると思ったら
みいちゃんの姿が花の海に沈んだ

蟻ん子を見つけて
みいちゃんは悪戯顔
れんげの中で
おしっこしょんしょん
おしっこぴっぴぴっぴ

  こらこら
  蟻ん子さんが溺れるぞ

見ると
みいちゃんがべそをかいている

 お兄ちゃん
 蜂さんにお尻かぶられた
 痛ぁ〜い

  あ〜あ
  お尻が赤うなっちょる
  バチがあたったんじゃ
  お兄ちゃんが唾つけたるから
  畑の神様と
  蟻ん子さんに謝り!

春の日の夢の一日
みいちゃんはまた元気に走りだした

 お兄ちゃぁ〜ん
 みいちゃんをつかまえてぇ


声が次第に遠くなる…
れんげ畑を飛び出して
鎮守の杜目指して駈けて行った

編集・削除(未編集)

雨音さん。丁寧なご評ありがとうございます。

お礼が遅くなってすみません。
また、高い評価ありがとうございました。

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おめでとうございます!

水無川 渉 様
日本詩人クラブご入会、おめでとうございます!
こちらの世界でもどんどん開拓していってください!

編集・削除(未編集)

地図を創る  荒木章太郎

俺は何十年も
地図を創っている
だが、愚図だ
いつもぐずぐず
物事進まず迷惑ばかりだ
最近、気づいたことは
地図には忠実だったが、
愚かな地図を描いていた
俺に合う地図を描いてみると
愚図は素直な地図へと変わる
おおスッキリした地図だ
やる気がみなぎる

俺は何十年も
他人の地図を創っている
しかし、これまで自分の地図は
創らなかった
地図を創る羊だからだ
羊飼いに鞭打たれることを恐れた

地図を創るために
空を眺め星を繋げる
考えてみたら
あのひつじ雲のように
俺も群れだった。体の中もまた群れだった
そもそも俺は羊なのに
あのはぐれ雲のように
一匹狼気取っても
狼も群れる
自由の旗を振りかざしても
生き方は定まらず
俺は結局、他人の群れに支えられてきた
世の中の国境線を無視したせいで
集団の渦に飲まれ
自分を見失っただけだった

俺は今日から俺の地図を創る
国境線を丁寧に引くことが
俺と”あなた”を明確に輝かせることだと
知ることができた

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おめでとうございます!

水無川 渉 様

このたびは日本詩人クラブご入会、誠におめでとうございます!詩集のご上梓に続き、嬉しいお知らせありがとうございます。
水無川さんの更なるご活躍を期待しております!

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すみれ公園の桜  温泉郷

小さなすみれ公園の名物は
二本の桜の老大樹
昨年 台風で一本の枝が折れた
腐蝕して危険だという理由で
行政はその桜を根本から伐った
切り株には確かに
大きな空洞があった
近所の子どもが悲しんだ

「こんなになってたんだね」
母は虚ろな切り株を
じっと見つめていた

残された桜は
その年 見事な花を咲かせ
道行く人とヒヨドリを寄せた
わたしは母と
恒例の写真を撮った

今春 すみれ公園は
立ち入り禁止
公園の改修工事
フェンスで囲われ
二台の小型重機
セメントの土嚢
作業員の長靴
ビニールシート
老木の根本に迫る掘削

毎年 桜を楽しんでいた母は
もうここにはいない
工事のことは言わないでおこう

朝の工事が始まると
現場の声と重機の音が響く

工事現場に立つ桜
重機を見おろし
春の曇天を見上げる

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水無川 渉 様へ  (青島江里)

水無川 渉 様

このたびは、日本詩人クラブへのご入会、誠におめでとうございます。
更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ますます充実した詩生活を送ることができますように。

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