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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

評と感想の御礼 大杉 司

青島様へ。
この度は「ハロウィン」をお読みいただきありがとうございます。
暗いニュースばかりで、気分が悪い日々が続いています。
この状態はいつまで続くのでしょうかね。
さて、今回の詩はハロウィンを書いてみました。
皆鬱憤を晴らすように、大声を出して楽しんでいました。
傍から見て、異様でしたが何故か共感出来ました。
このことを表そうと思い、詩として書いた次第です。
一歩前評価ありがとうございます。次回も宜しくお願い致します。

編集・削除(編集済: 2023年11月16日 21:53)

私は嘘でできている 紫陽花

また私のお人好しが炸裂した

子どもが通っている公文教室の先生が
体調不良で教室を辞めると
夏に手紙が来た
後任を探しているとも書いてあった
私の危険センサーは敏感に反応した
絶対教室に行って先生に会ってはいけないと
しかしXデーは無情にもやってきた
たまたま風邪で休んだ息子の代わりに
宿題を取りに行ったその時に
先生に出会ってしまった
先生は窮状を訴えてきた
私のお人好しはいつも通り受け止めた

出来るお手伝いはしたいです
ああ言ってしまった
嘘だ そんなの嘘だ
こうやって嘘を積み重ねて何十年
私はいつ懲りるのだろう
額に私は嘘でできていると書いて暮らしたい

編集・削除(未編集)

紗野玲空様 評のお礼です 紫陽花

紗野玲空様、初めまして。丁寧に読んでいただきありがとうございます。子育て最中日記詩でした。腹の立つこともこうして文にまとめると客観的に見られるということが改めて分かりました。そして息子大好きと再認識し、紗野様の嬉しい共感にも出会え幸せです。週一回心に響いたことをこちらで書かせていただくことで、色々な苦しい感情やら楽しい感情やらを抱きしめて消化しております。こんな感じの私ですが、しっかりした文章が書けるといいなと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

入力ミスです。失礼しました。 紗野玲空

先にあげた感想ですが、三浦志郎さまへの感想の部分において

「ようこそおいでくださいました」

とすべき処を、

「ようこそおいでんださいました」

ど何故か訛ってしまいました。
大変失礼いたしました。
お詫びして訂正いたします。

編集・削除(未編集)

11/7~11/9 ご投稿分の感想です。 紗野玲空  

今月より評者をさせていただくことになりました紗野玲空と申します。
宜しくお願い致します。
11/7~11/9にご投稿いただいた作品の感想でございます。
素敵な詩を沢山ありがとうございました。
一所懸命、拝読させていただきました。しかしながら、作者の意図を読み取り切れなった部分も多々あるかと存じます。的外れな感想を述べているかもしれませんが、詩の味わい方の一つとしてお考えいただけたら幸いです。

*******
☆「玄関の花瓶にはー」 三浦志郎さま
三浦先生、こんにちは。(どうか先生とお呼びするのをお許し下さい。どうあっても私にとって先生は先生なのです。)
素敵な詩をいただき恐縮しております。ありがとうございました。
僭越ながら、感想を述べさせていただきたいと存じます。
「トルコキキョウ」…私の大好きな花です。先生にお話になった事はないのに、何故ご存じなのか不思議な程でした。
幾重にも重なる花びらから、相手に寄せる思いに因み、優美、感謝、希望、思いやり、良い語らい、等の花言葉がある様です。
斯様に素敵なトルコキキョウ…大変恐れ多いのですが、このトルコキキョウとは、私自身(紗野玲空)を指しているのではないかと感じました。
「花の精」とは「詩の精」、「この家」は「MY DEAR」、「奥さま」は「三浦先生」(旦那様は島先生でしょうか…)を譬えているのではないでしょうか。
「MY DEAR」という家の玄関で、玄関の花瓶に生けられている花々は評者の皆様です。
投稿者の方々をお迎えし、それぞれの視点で詩の美しさを語られます。
「MY DEAR」には、様々な詩を愛する人達が出入りします。優しい風の様なかけがえのない詩句がやってきます。

トルコキキョウとして命を与えられ、これからMY DEARの評者として玄関で詩をお迎えする私の、評者としての心構えを教えていただいた様に感じました。
訪れてきてくれた…詩を愛する人、詩に、感謝を込め、首を動かし(これは上っ面だけでなく心底から…という事ですね)、頷きながら挨拶をする…
「ようこそおいでんださいました」と…。

育てていただいた先生方に、今後も見守られつつ、トルコキキョウとして、トルコキキョウらしく、彩りを添えて、自らの詩も懸命に磨き、応えて参りたいと存じます。
「ありがとう」…MY DEARがある事、詩を愛する方々が集うという事、良い語らいたる詩を取り巻く全てに、そして、それを詩で御教示下さった先生に深く感謝申し上げます。

今、私の目の前に生けてあるトルコキキョウ…冬日向の中、薄紫の花びらが美しく透き通り、優しく揺れています。
この花と共に、評者として歩んで参りたいと存じます。
ありがとうございました。
今後共、宜しくお願い致します。


☆「好きなだけなのに」 喜多郎さま
喜太郎様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
「好きなだけなのに」のセンテンスがとても印象的で、詩全体を引っ張っていますね。
題にもなっているこの一句が、詩をリズミカルにし、とても効果的に使われていると思います。
「好きなのに」ではなく、「だけ」を入れて、「好きなだけなのに」と、限定の要素を加える事で、より切実さが伝わってくる様です。
「切ない」「苦しい」「悲しい」「見てしまう」…
恋する者の心情としては、ただただ、頷くばかりです。

「……キスしたい」と「……」を上手く使用し、遠慮がちに望みが伝えられ、その後、「嬉しいよ」「楽しいよ」と、前半に訴えられる辛さ、欲望が、喜びに変化していくのも素敵だと思いました。
「どうして良いか分からない」「どうして良いか分かってる」という揺れる恋心の自問自答も、とてもきいていますね。
その後、「好きなだけなのに」が2回繰り返され、反復される畳句の方法も、結びに向けてのクライマックスに相応しいかと思いました。

最後は、恋する私自身に対する疑問「~ちゃうんだろう」の形での終着…心情の流れとして、とてもよく理解できました。
とても素敵な詩でした。
もし、もう少し考えてみるとするならば、連分けをしてみたらどうかしら。
より、詩句が強調され、それに伴い、他の思いも浮かんでくるかも知れません。
恋っていいな…と思いました。
ありがとうございました。


☆「選ぶ」 妻咲邦香さま
妻咲様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
「選ぶ」…私達は人生の様々な局面に於て、選ぶ事を迫られますよね。
さて、こちらの詩は、愛する女性とテーブルに向かい合い、温かい飲み物でもいただきながらの語らいの場面でしょうか。何か、些細な事で行き違いが生じてしまったのかしら。僅かな溝が大きな決断の引き金となり、必然的に選ばねばならない状況が差し迫っている…そんな緊迫感も伝わってまいりました。

しかし、そんな日常の選びを表に出しつつ、本当に伝えたい事は、妻咲さんの内面の選びにあるのではないかと感じております。
具体的に申し上げるならば、御自身の詩作の状況を、そのまま詩になさっているのではないかしらと思いました。
絵を選ぶ様に、詩を作る時には、言葉一つ一つを手に取り、語りかけます。
「こんにちは
 ご機嫌いかが
 また今度」
がきいていますね。
又ある時には、飲み物をいただきながら、悪いとも良いとも言わず、違うのと違わないのと、言葉に告げられたまま、改めて出会える別の日を待つ事も、詩作にはよくある事です。
「この世界が永遠でないことは」以降は、特に、詩作での言葉選びに対する思いを、より素直にぶつけていらっしゃると思いました。
「あなたのこと」…あなたとは言葉ではないでしょうか。思えば、私も、そんな思いをぶつけながら言葉選びをし、書いてきました。
最後の一連は、さすが妻咲さん。ふっと、意識が郵便受けの音に移り、日常に戻される…見事な着地ですね。
素敵な詩をありがとうございました。 


☆「万歳!いとも逞しき非処女たちよ」 おこぜさま
おこぜ様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
色々な味わい方ができる詩だと思いました。
一つは…、例えば筑波山信仰に基づく神話の様なものをベースにした詩ではないかと想像しました。
つまり、神体山である筑波山の西峰である筑波男大神としてのイザナギノミコトと、東峰である筑波女大神としてのイザナギノミコトの和合を、おこぜさん風散文詩とされたのではないでしょうか。
もう一つの読み方としては、筑波山の登山道にもあった様な、江戸時代の遊女屋での一幕が想像されました。
或いは、高嶺の花の如き女性に挑む男性の心意気をよまれたのでしょうか。

少々気になりましたのは、公娼制度が敷かれ、公娼が遊女と呼ばれたのに対し、売女と蔑まれた私娼たちがあった事です。(ここでは詳細について述べる事は避けます。あまりにも複雑な歴史があるからです。ざっくりとした歴史的事実として私が記憶している中だけで語らせていただく事をどうかお許し下さい。)彼女達が取り締まりの網を逃れ、いかに強く生きたか、生きねばならず、また生き延びたのか…。
様々な国、時代に於けるそうした背景は、ご存じかと思います。

性的な問題、見方は、現代ではジェンダーの問題もありとても複雑で、なかなかデリケートな部分でもあります。だからこそ、詩にする意義もあるのかと思います。(短歌などでは人気のジャンルの様に性が取り上げられていますね。)
表現の自由の上にも、性という大きな問題を、負をイメージしかねない言葉に落とし込む事の責任の様なものも、御一考いただけたらと感じました。
私も勉強させていただきました。
ありがとうございました。


☆「夜を知りたい息子へ」 紫陽花さま
紫陽花様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
こちらの詩は、お母様でいらっしゃる紫陽花さんから御子息へのお手紙ですね。
お母様の子どもへの愛情が溢れています。

「私はあなたが大好きだから」
私は評に際し、いただいた詩を全て書写させていただいているのですが、この一句の処で、顔を覆い、鉛筆を置かざるを得ませんでした。

子どもというものは、未知への好奇心に溢れています。小さな頃は、その興味の抱き方に感心し、一緒に好奇心の海を泳ぎ、共に新たな発見をして楽しんだものです。しかし、思春期になるとそれがガラリと変わってしまいます。男の子は声が低くなり、自分よりもどんどん大きく逞しくなっていく。そして、理にそぐわない事を言い始め…困ってしまいますよね。(少し前までは9時には寝ている子だったのに…)

前置きが長くなりました。そんな昔の事、子育ての過程までも思い起こさせる、ずっと見守ってきた母親にしか書けない一句一句で埋め尽くされ、説得力を以て読み手に伝わってきました。
紫陽花さんらしいのは、母の押しつけの意見ではなく、御子息の気持ちを常に慮っている処、ここがとても素敵だと思いました。
素敵なお母様…御子息は幸せだと思います。切々と訴える母の気持ちは、きっと伝わると思います。
「虚構」「悲しみ」…華やかな街の裏の姿も理解できるでしょう。
子を思う母の思い…深く胸に沁みました。

1点だけ…最終連は、私でしたらカットしてしまうかも知れません。
それ程、「大好きだから」に胸打たれました。(でも、この最終連、優しい優しい紫陽花さんの照れ隠しの様にも感じて…それもいいかしらとも思います)
素敵な詩をありがとうございました。


☆「憧れ出ものは」 積 緋露雪さま
積様、こんにちは。御投稿ありがとうございます。
「憧れ出た」(あくがれでた)とは、何となく心惹かれて出かける、あてもなく彷徨い出る、といった意味でよいのでしょうか。
「平安期に連れ出された」…平安期といえば、新しい仏教、天台宗、真言宗が開かれ、日本仏教の方向性が決定された時代。又、これらが日本古来の信仰と融合し、シンクレティズムの一種として、神仏習合が起き、本地垂迹説が広まった時期です。国風文化が花開く華やかな印象が持たれる反面、世が乱れ、飢饉や疫病で多くの人々が命を落とし、末法思想が広く浸透していった時代でもありました。末法と向き合う結果として、浄土思想がおこり、空也や融通念仏が出現した頃でもあります。
さて、詩の主人公は、そんな平安期に連れ出されたのでしょうか。
世が乱れ、感染症に苦しむ人々の世界(正に現代に通じる)は、魑魅魍魎蠢く百鬼夜行の世界と、読み手も想像できます。

憧れ出たものは、己の意識の奥にも広がっていく…2連目まで拝読し、最近読了した村上春樹氏の『街とその不確かな壁』をふと思い出しました。
壁を隔ててあるかの如き、意識と無意識、実体と幻、本体と影、肉体と魂、現実と非現実…それらは実は混在しており、そうした世界の中を、不確かな、孤独な私が、魂の疫病とでもいうべきものを抱えて行き来する…。本の主人公の姿を、そのまま積さんの詩の主人公に見出した様に感じました。
生きている中、生かされている中で、誰しも一度は深く考える問題だと思います。
しかし、言葉にはしにくい。その難しさを、御自身の心の動きに忠実に言葉を選び、詩として表現されていて、とても素晴らしいと思いました。

最後…これらの思考は夢だったのでしょうか。しかし、朝になっても吾の中に吾は戻らず、霊に憑りつかれたのか…。
夢と共にいよいよ真の姿にてあちらの世界に憧れ出てしまった様です。
吾の肉体は消え、詩は魂が記されたとの事、こうした物語性ある展開も、『日本霊異記』か何か…古い説話集を紐解いている様で楽しめました。

1点だけ…3連目のピカソの「ゲルニカ」に関する部分が理解できませんでした。
「ゲルニカ」はご存じの通り、スペイン内戦…1937年に反乱軍のフランコ将軍を支援するナチスにより行われたスペイン北部の小都市ゲルニカに対する無差別爆撃が題材となっています。爆撃を表す具体的モチーフは排除され、悲歎や苦痛にもがく人物や動物が象徴的に表現されています。積さんの仰る「人面人魂と化して 盆踊りをしてゐる最中に…」とどうしても結びつかず、意味する処を読み取れませんでした。ごめんなさい。

読み応えのある考えさせられる素敵な詩でした。
(こんな詩書いてみたい。憧れちゃいますね。)
ありがとうございました。

*******
以上、6作品、御投稿いただきありがとうございました。
十分に読み取れず、至らぬ点が多かったかと思います。
ごめんなさい。
一感想として、さらっと流していただけましたら幸いに存じます。
評者の私が、一番学ばさせていただきました。
ありがとうございました。
寒さに向かいます折から、皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

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役立たずの愚者でありたい  積 緋露雪

雨にも負けて
風にも負けて
国家には何の役にも立たぬ
そんな愚者でありたい。
唯、独り真っ暗な部屋に端座して
瞑想するも妄想ばかりが
意識上に浮いて来る
そんな役立たずの愚者になりたい。

そんなことは不可能と他人(ひと)はいふが
不可能だからこそさういふ人に私はなりたい。

今の世、不可能事はなくなるどころか
益益、増大してゐるのではないかと思はざるを得ぬほど
人間の能力を遙かに超えたことが
日常に溢れ出してゐて、
例へば言語処理能力に優れたProgramを組んだ電脳に
大量のDataを深層学習させては
或る言葉の次に来る言葉を選択するのに
次に来る言葉で最も確率が高い言葉を繋げて
人間が書く文章よりも簡潔明快な文章を提示する
生成AIの類ひは人間の校正なくしては
使ひ物にならない初期の段階はもう過ぎて
Programmingでは
生成AIの書くProgramの方が
人間が書くProgramより優れてゐて
Bugが少ないProgramを書き上げるまでに進化を遂げてゐる。
では、生成AIが書き上げたProgramが障害を起こしたとき
誰が責任を取るといふのか。

詰まる所、人間は人間の能力を
遙かに超えたものの責任を取るだけの
超能力を欣求されてゐる。
しかし、そんなことは自づと解るやうに
人間には土台不可能なのだ。

この無責任な日常において
人間の居場所は削りに削られ
針の穴ほど狭量なのだ。
それに我慢出来ぬものたちは破壊と血腥い神に取り憑かれ、
戦争を起こしてゐるのが現実なのではなからうか。
そもそも高度科学技術文明は人間を疎外するのを常としてをり、
その進化は世界からの人間の排除が最終目的と思へるほど
冷酷なのだ。

雨にも負けて
風にも負けて
電脳にも降参する
そんな役立たずの愚者になりたい。
さうして、最終的に世界に留まるのはそんな愚者のみのやうな気がする。

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微笑み  朝霧綾め

帰り道を歩く革靴の音が
今日はいつもより
高く響く気がして
ちょっと耳につく

風が冷たいので
カーディガンを羽織ると
ボタンが一個ずつずれていた
冷えた指先で留め直す

今朝の友だちの話
「K君って彼女できたんだって」
私はへえ、そうなんだ、と答えた
そのあとは普段みたいに
次の授業や部活のこととか話した

それだけのこと
別に何とも思ってなかった
はずなんだけど

あの人とは
去年クラスが同じで
席も近かったから
それなりに仲良くしていた
本が好き
男子にしてはうるさくない
性格もそれなりによかったような
消しゴムを忘れたとき貸してくれたっけ
なぜかそれだけ覚えている

信号待ちで目をあげると
数メートル先に
あの人がいる
隣にいるのは彼女さんか

私、あの人のこと
好きだったのかな
わからない
でも
何もしなかった
それは事実

あの人と彼女さんの数メートル後を
一定の距離を保って歩く
二人の話し声が聞こえる
話し声に笑い声もときどき混じる

聞くたびに胸がひりひりする
でも この痛みがなければ
好きだったということにも
気づかなかった

ならもうちょっとだけ
傷ついていたい
好きだった
その気持ちを
確かめていたい

二人の歩調がゆっくりになり
突然止まった
どうしたんだろう
すると二人はつつきあいながら
笑いあいながら
喫茶店の中に入っていった

なるほど
学校帰りにデートか

私は
ふっと微笑んだ

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詩(うた)を歌う  エイジ

僕は詩(うた)を歌う
忘れかけていたあの詩を
苦しみの中から出てきた
希望の詩を

真昼の月がまだ見えている間に
空に向かって詩を歌う
ありったけの力を振り絞って

詩は目には見えないけれど
この想念は届くはず
幼い頃亡くした父のもとに
僕はまだここにいるよと
生きる徴を見せるために
僕は詩を歌う

あれはいつかの日
父と一緒に田舎に帰って
父の会社で働く僕を
夢見ていたっけ
そんな日は来やしなかった
来なかったあの日を
僕の手元に渡してくれ

ああ、詩はこんなにも力強く
七色を放って
父の下へと届くだろう

僕は詩を歌う
思い出のあの日や
夢みたあの日への
想いを託して

僕は今日も詩を歌い続ける
空に向かって
ありったけの力で

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三浦様 ありがとうございます。  晶子

三浦志郎様

『桃太郎』を読んでいただきありがとうございます。
この詩を書いたのは、『人の尊厳を守る』や『人の尊厳を奪う』と言う言葉を聞いて、守ったり奪ったりされる尊厳とは果たしてどこにあるのかと思ったからです。他者がそのように扱うから尊厳があるのか?だったら放置され誰にも気付かれない死体自身には尊厳がないのか?いや、違うなぁ、などとごちゃごちゃ考えて出来たものです。それを有名な物語の桃太郎に当てはめて、もし桃太郎が骨だったら彼の全ては失われてしまうのか、どうなのかと書きながら考えたものです。なので読み辛い点が多かったと思います。すみません。
ここのところ、書きたくなったら書くようにして少し楽になりました。
ありがとうございました。

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帰宅くらいハードボイルド気取らせろ  鯖詰缶太郎

明日 休みだと 帰り道が 軽い
気持ち的にも たぶん 重力的にも

橋から見える遠くの夜景は
とても 美人を口説く時にもちいるものでは
ないのだが
キレイなんだ

(美人じゃない時はどうするのって?
ボウヤ、よくお聞き。
女ってのは基本的に女神様なんだぜ。
野暮な事、言うやつは
天国で年金もらえないって話だ。
ボウヤが地獄に行くってんなら
話は別だけどな。)

自転車に乗ってしまえば
15分で帰れるのさ

でも カフェオレの甘さを楽しみたいから
自転車を手押しでのんびり 橋を渡るのさ

自宅でベイべーが待ってる

千円で買った麦焼酎さ

炭酸で割ってやろうか
お湯で割ってやろうか

男らしくロックでいこうか

そんな事しか考えてないんだぜ

そういえば つまみ 買ってねえなあ

缶詰めがあったなあ

鯖の缶詰めか、、、

しけてやがるが
今夜はそれでいくか

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