MENU
941,444
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

木曜日は海辺のレッスン 紫陽花

木曜日 お昼12時の
海行きの郊外電車にぽいっと乗る
その店には駐車場がないから
それとゆっくり海辺を歩きたいから
背中にはかわいいクワイアンの
白いウクレレを背負って
かごバッグにチューナーと楽譜

15分ほど小さな電車が走ると
これまた小さな駅に着く
駅を出ると大きな川
それに続く小さな港
小さな船が20艘ほど
ゆらゆら止まっている
静かな湾内の小魚を
目で追いながら
私はゆっくり歩く
ふと横を見ると
私と一緒に猫が歩く
この町には昔から猫が多い
今日もここまでの道のりで
3匹の猫とすれ違った
黒い尻尾を立てて
私の横を通り過ぎる猫
カフェの前に座っている猫
猫 猫 猫 猫 猫
自由な猫たちと
自由な私の時間が混ざり合う

やがて緑の壁に茶色の扉
扉の上にギターのモチーフがある
ウクレレ教室 海辺に着く
扉を開けるとすらりと手足の長い
明るい茶色の長髪が似合う先生が笑顔だ
やっぱり隣には明るい茶色の猫
私のほかに6人の女性の生徒
さあ ラ・クンパルシータを
今日は仕上げよう

編集・削除(未編集)

夕景  温泉郷

蒸し暑い6月の夕暮れ
坂を上っていると
右手の石垣に張り付いた
アジアンタムの僅かな茂みの中に
季節に似合わない枯れ葉が1枚
ほぼ垂直に
湿った空気を裂いて落ちた
落ちる前に
一度 軌道を描いて揺らいだので
風があるのだろうか

どの木から落ちたのだろう
石垣の向こうには
公的施設の庭園が広がり
大樹がこちらに枝を伸ばしている
石垣に近寄ると
枯れ葉は突然舞い上がった
蝶だった!

蝶は庭園の草木を選ばず
排ガス臭い幹線道路に面した
石垣の小さな群生を見つけて
すばやく隠れたのに
私の不用意な接近のせいで
せっかく見つけた
夜の隠れ家を捨てて
逃げたのだった

蝶は 舞い上がってから
暗くなり始めた空で
何かにためらっているかのように
少しの間 左右にヒラヒラ揺れていたが
やがて あきらめたように
石垣の向こうの庭園へと帰っていった

反対側の幹線道路を見ると
相変わらず
車両が猛然と行き交っていた
その向こう側には高層ビル群が見えた
ビル群のふもとには
人工地盤の敷地に整備された
広大な緑地が
いつものように広がっている
そこには豊かで確かな植生がある

緑地の樹々が夕暮れの空に立ち
湿った暗い樹影を映して
吸い込むような手招きをしていた

編集・削除(未編集)

ぶっこわーす  荒木章太郎

ぶっこわーすって
格好良かった
ドッカーンって
先輩頼もしかった
立ちはだかる
既成概念ぶち壊し
道なき所に道作る
スカッとした
レモンが似合う夏の時代だ

配給された迷彩服で
俺は直接手を下さずに
開かれた道進むのさ
ロックンロールで耳塞ぎ
拳振り上げ歌っていたさ

壊した後を振り返りもせず
雑務整理は誰にさせたか
汚い仕事は誰がやったか
天国への階段のある最上階
世界各地の食事が摂れて
プラモデルを動かせたのは
一体誰のおかげだろう

涼しくなった秋の時代に
イヤホン外して耳をすませば
ブルース・シャンソン・鎮魂歌
拡声器から生成A I街頭演説
秋の虫は一体どこへ行ったのだろう

30年間冬眠していたクマのジジイと
変わらねーのにショックを受けた
俺は辞表を握りしめ
リフォーム会社を立ち上げた
壊すのではない生かしていくのだ
母屋は残して生きていくのだ

編集・削除(未編集)

「三島由紀夫と全共闘の自己否定」

三島由紀夫の自決 割腹
あれは自己の全否定なのか 全肯定なのか
ならば 死の前に 書いた
豊饒の海第四部や 檄文は
あれは 自己存在の 頂点だったのか
そして 自己存在のすべてを賭けて
自衛隊のバルコニーで
言霊(ことだま)を発したとき
自己存在は全エネギーとなって 存在していた

すべての自衛隊員はただ彼にヤジをとばした
彼は本気で皇国精神の発揮を期待していたのだろう

その時彼は 完全に知った

自己の存在のすべての意味は完全に否定された
しかしその時 彼は 逆に 自己存在のすべてを 完全に 肯定できたのかもしれない
彼は皇国の精神に則り(のっとり)
自死した

彼の人生を考えるとき
それは仕方がないことのような気がする
それは ある意味で
完全なる 生の超克であり
完全なる 死の超克であった
そう
私は もう 言いたくない
同時期の 全共闘の自己否定と
彼らのリーダーの長く苦しい人生と
そして 彼らの 純粋さ
人間らしさの貫徹の難しさ
そして
赤塚不二夫の
「それでいいのだ」
という 全肯定の 言葉
純粋で 力強く エネルギーに満ちた 時代
三島由紀夫と全共闘の自己否定の時代

編集・削除(未編集)

青島江里さん 丁寧なご評ありがとうございました。 森山 遼

長い詩を丁寧に読んでいただきまして、ありがとうございました。
様々な示唆をありがとうございました。
ご指摘、参考にしたいと思います。
二つの詩に分けることは必要だと思いました。
暖かなご批評ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 評のお礼です  相野零次

三浦志郎様 評ありがとうございます
書き終わってから雨ニモマケズっぽいなあとは思いました。
表裏の話は興味深い内容です。
こういう希望に満ちた詩もときどきは書きたくなります。
自分を鼓舞するためといいますか。
きれいごとと言えば確かにそうですね。
いろんな詩を書きたいです。

編集・削除(未編集)

ぼくが死んだ朝  理蝶

ぼくが死んだ朝には
かるく雨が降って 
燕がせわしく餌を探すだろう

ぼくが死んだ朝には
誰かが傘をわすれて
整えた髪を崩してしまうだろう

ぼくが死んだ朝には
太陽のぜんまいが巻かれて
空へただしく昇ってゆくだろう

何も変わらないさ それでいいんだ
宇宙に産まれたすべては
かけがえのない軌道と輪廻を与えられて 
この世に産まれ落ち 
気づかぬ内に淡々と その上を生きてゆく

みんな辿っているんだ 
神様のチョークで描かれたその線を

みんな巡っているんだ
神様のコンパスで描かれたその円を

ぼくが死んでも 
何も変わらないよ 
困ることなんて何にもないよ
それでいいんだ 

でもね

代用品だらけの このぼくを
労わってくれる 優しい人が
もしいるのなら

ねえ 少し泣いてくれないか
ねえ 空を見上げてくれないか
ぼくがいないという 
ただそれだけの理由で

時にさみしく
時にむなしくなりながら
それぞれの線を 
ひたむきに辿った日々に免じて

どうか
この世界を少しも変えることのない
ひそやかな涙を 流してくれないか

せめて
次の代わりが来るまでの一瞬を
うつむき加減に 暮らしてくれないか

ぼくが死んだ朝には
かるく雨が降って
雛は旺盛に食べるだろう

ぼくが死んだ朝には
うすい雲を割って
陽が差し込んでくるだろう

ぼくが死んだ朝には
目を腫らした人が居て
そこに生きた証を見るだろう

ぼくは はにかんで
空の階段へ足をかけるだろう

編集・削除(編集済: 2024年06月25日 23:53)

青島様、評のお礼  理蝶

青島様、いつも評をしていただきありがとうございます。
洗車で車を磨いている時、なんだか自律神経が整ってゆく感じがして好きです。
ご指摘の点ですが、なるほどなぁと思いました。頭の中で勝手に黒の車を走らせてしまってて、詩の言葉だけでは確かに唐突感がありました。
ラストはいつも書く感じと違うような感じで終わらせて見たくて、チャレンジしてみましたがあんまり良くなかったですかね、、笑。
もう少しご指摘の箇所を中心に練り直して見ます。
いつもありがとうございます。もっといい詩が書けるようになりたいのでこれからもご指導よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

雨音様、評のお礼  理蝶

雨音様、いつも評をしていただきありがとうございます。
最近はほんとに蒸し暑くて、ついつい冷房のリモコンに手が伸びてしまいます。まだ六月なのに、、。
佳作の評価、ありがとうございます。とても嬉しいです。
詩の中にあまり会話を入れたことがなかったので、今回のアドバイスはとても勉強になりました。
確かに直してみるとぐっと見やすくなりました。ありがとうございます。
蒸し暑い日が続きますが、雨音様もどうかお体には気をつけてお過ごしください。
また投稿しますのでよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

三浦様 評のお礼です。  荒木章太郎

佳作の評を頂きありがとうございました。やっと書けたという感じです。これまで、なかなか人に伝わる詩が書けない。その原因が推敲する力の無さ、表現の乱雑さと言いますか、懸命なんですけどいい加減さがありました。今回は創作です。詩を書く自分だけが楽しければ良いのではなく、読む人の立場に立って推敲しました。構成からリズムに至るまで細部を意識しました。とても疲れました。きっと、これまで私が手に取りすごいと思った詩の数々にとっては当たり前のことなのでしょう。更なる発展を目指したいと思います。

編集・削除(未編集)
合計4740件 (投稿4740, 返信0)

ロケットBBS

Page Top