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雨音様 評のお礼  荻座利守

この度は私の詩の「蝉時雨」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
佳作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。
夏の日の蝉の声が持つ、命の躍動や儚さ、巡りゆく永続性といったものを表現しようと思って、この詩を書きました。
今後とも宜しくお願い致します。

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青島様 評へのお礼  山雀詩人

「Fatal Error」(8/10)に評をいただきましてありがとうございました。

言われてみると、確かに予測可能なオチでしたね。
前回もオチが見えているというような理由で佳作一歩手前でしたが、
今回もまた同じことをしてしまいました。
オチというか締めくくり方って難しいですね…

詩の腕のアップデートの期待をいただいたのはうれしかったです。
アップデートできるかな? とりあえずエラーが出ないようにがんばります。

また投稿させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

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雨音様へ  ふわり座より

初めまして。幼なじみへの感想
アドバイスありがとうございます!
僕は学歴もなく詩というものに対しても
理解力が足りないのであまりよく
解りませんがご感想とても有り難く
思います。勉強出来る状況でもないので
成長出来るかわかりませんが、これからも
ご指導よろしくお願いします。

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詩の評、お礼です。  じじいじじい

三浦様

こんにちは。
詩の評、有難うございます。
小学中高学年くらいの初恋をテーマに創作させて頂きました。男の子、女の子の心中と手のつなぎかたで、表現してみました。

これからも宜しくお願い致します。

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評ですね。8月5日〜8日ご投稿分

いつものんびりですみません。今回からしばらく英国よりお届けします。

「白楊」冬本広嗣さん
冬本さん、お待たせいたしました。
恥ずかしながら、白楊、がどんなものなのか分からなかったので、
調べさせていただきました。
色々と出てくるのですが、ポプラ、と解釈させていただきますね。
実はわたしは現在イギリスにおりますが、ポプラという木は
本当に大きくなるのですよね。
以前ロンドンのエンジェル近くの街を歩いていたときに、
樹齢何年だろうと思うほどの大きなポプラの街路樹に驚いたことがあります。
ですから、この冒頭に出てくる天を突かんばかりに梢を張る、
という部分からが目に浮かぶようでした。
広い空の下、並木道で切り取られた光景は全てをのせ、
みているものを「高く宙に放り上げる」でしょう。
広い場所で大きいな景色を見つめている雄大さがよく表現されていらっしゃる
と思いました。
風景って何の気なしに通り過ぎてしまうものですが、みている人の気持ちで
大きく変わりますよね。
一つだけ提案ですが、どこかに倒置法を入れてみると少しリズムが変わって
いいかもしれないなと思いました。ご一考ください。


「夏、失意の中で」U.さん
U.さん、こんにちは。イギリスは18度しかありません。
もうヒートテックを着たいです。
こちらの作品は文句なしで佳作でした。
2連まで読んでもう決めていましたが、最後まで裏切られるどころか
よくなっていく一方でした。
特筆すべきは展開です。展開が早いのですが、忙しくならず、
どんどんと静けさが深まっていくようで、表現と淡々とした感じが
全て調和していたと思います。
こういった心象風景はいろんなものを盛り込むと独りよがりに
なってしまうことがありますが、そういうことも一切なく、
不思議な魅力に引き込まれていきました。
色々と美しい部分はありましたが、わたしは2連3連に特に惹かれました。

「蝉時雨」荻座利守さん
荻座さん、こんにちは。
安定の美しい作品でため息が出ますね。
蝉時雨、日本の夏の中でとても心揺さぶられる言葉です。
実はわたしはひぐらしの声を聞くと胸がぎゅーっとするのです。
なんでしょうね、あの音って。何か音程とかあるのかしら。
この作品は佳作です。
天蓋、という言葉が本当に見事にフィットしていました。
空から降り注ぐ蝉時雨に包まれた時、自分が生きていることと
自分がこの世界の一部に溶けていくような感覚に陥りますが、
荻座さんの中の蝉時雨を感じることができました。


「紙コップ」喜太郎さん
喜太郎さん、お待たせしました。
こちらの作品はすごく素敵なメッセージが詰まっていますね。
紙コップを捨て続けていく前半からの展開がとてもよく、
さらに最終的に両手で掬いとっていく自分を、という構成が
力強く感じられました。
一つだけ、「ら」抜きにならないようにご注意くださいね。
この作品ですが、読んでいて、自分なりに展開していくことも可能です。
それが一番良かった点だと思います。
紙コップを捨てていくあなたも、そういうのだってありだよねと
思うこともできました。
佳作です。

「いただきます」紫陽花さん
紫陽花さん、こんにちは。お待たせしました。
ぬか床って本当にふわふわの暖かいベッドのようですよね。
わたしも無印の簡単糠床を愛用しているのですが
混ぜ混ぜするときになんとも言えない幸せを感じます。
そして、ツヤツヤのなす!これも可愛くてたまりませんね。
そんななすさんをぬかづけにして食べる前の小さな感傷をまとめた作品。
とってもいいと思います。
佳作一歩手前です。
全体としてもう一度目を通してみてほしいのですが、茄子の出番が多すぎかな。
これは少し減らしていいと思います。
それから、私のぬか床についてもうまくバランスを取ってみてほしいです。
内容とか構成とかそういったものは文句なしでしたが、足し引きしてみてくださいね。

「幼なじみ」ふわり座さん
ふわり座さん、お待たせしました。
幼なじみ、って本当にいいですよね。しかもずっと一緒に過ごせているなんて
すごくいいですね。兄弟姉妹とも違う、大切な存在ですね。
そんな幼なじみ、男女なのか、男男なのか、どっちでもいいなと思います。
空気感はとてもよく表現されていました。
少しだけ直してみます。

って君は言う
それはこっちのセリフだよ
不思議だね
君との関係はいつになっても 
新鮮なままで
これからもずっとそうなんだろうな
なんだか誇らしい

このくらいでいいかな。少し引き算したのと、句読点を外して行を分けました。
こんな感じに再考してみていただくとスッキリしていくと思います。
ぜひやってみてくださいね。

「邪魔だ」もりたりのさん
もりたさん、お待たせいたしました。
なかなかインパクトのあるタイトルでどんな邪魔者が出てくるのかなと思いながら
拝見させていただきました。佳作一歩手前です。
こちらの作品は9連までと、10連が転機になって、11連以降、と大きく2つに
分けられるかなと思います。読みながら、少し前半が長いかなと思ったのですが
後半さらに勢いを増していくので、これでいいんだなと納得しました。
内容に関しては、すごくよく書けていると思います。
これだけの内容を一気に読ませることができるのは筆力ですよね。
一つやってみてほしいのですが、前半部の連をもう少しまとめて大きくして
後半と少し差別化してみると、後半の躍動感がさらに増すかなと思いました。
同時に前半の表現ですが、少し重なるように感じる部分があるのでそこも
見直してみてほしいのです。
闇と光、自分が自分であるために邪魔なもの、全てから解き放たれて
かけていきたいという強い気持ちは、全く同じではないものの
私にもあって、そういう意味でも本当によく書けているなと思います。
推敲を重ねて名作になると思いますのでどうぞやってみてくださいね。

終わりに:::
環境がちょっと変わり、いつものパソコンから離れて、
こちら、iPadで書いております。
不慣れなため、改行とかどうなるのかよくわかっておりません。
どうぞご容赦くださいね。

以前の経験だと変なところに?がつくのですが、はてなは一切使っていませんので
評の中にもし出てきたら、iPadのせい(*☻-☻*)お許しを。

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青島様、御礼  秋冬

いつも温かな言葉をありがとうございます。丁寧に読んで頂き、とても嬉しいです。

七連目のアドバイスも勉強になりました。推敲したい思います。

引き続き、よろしくお願いします。

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評の御礼。  Osada


青島江里様。
拙作「風の通り道」への評をありがとうございました。

この作品は、初めは架空の女性が登場して、些かロマンチックな作品になりそうだと
思いながら書いていたのですが、いま一つリアリティがないし、上手く書けないので、
途中から方針を変えました。

現実の、舞台となった蜜柑畑や丘を想起した時、初めに思い浮かぶのは決まって作品中
に書いた家族のエピソードだし、何十年も前からそうだったことに気付き、そういう
自分の記憶や気持を素直に書いた方がいいのでは?と考え直しました。

結果に自信は全く無かったのですが、好意的な評を下さり感謝しております。

また、第八連の「…飛び立ち」は「…飛び立つ」の方が引き締まるとのご指摘は、見直
してみて確かにそうだと思いますので、「…飛び立つ」に変更いたします。
どうもここを書く時、第一連の初めの三行をそのまま反復すればいいのだ、と決め込ん
でしまっていたようです。こういうところに気付かない未熟さを痛感すると共に、
ご教示をいただいて大きな成果を得たと思っております。

では、またよろしくお願いいたします。

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青島様 評のお礼  荻座利守

この度は私の詩の「鐘の音は求めている」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
佳作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。

だいぶ前のことですが、「答えは問いの中にある」という言葉を聞いたことがあります。
その言葉のなかに一片の真理が在るように感じて、何年もの間ずっと心に残っていました。
今回の詩は、そのことが元になっています。

今後とも宜しくお願い致します。

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青島様、評のお礼。 プラネタリウム

お忙しい中、丁寧に読んで頂きありがとうございます。アドバイスを元に推敲してみたいと思います。

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◎8月 9日(火)~ 8月11日(木)ご投稿分 評と感想です (青島江里)

 
 ※すみませんが、都合によりお先に書かせていただきます。


◎ 8月9日(火)~ 8月11日(木)ご投稿分 評と感想です。


☆風鈴  ゆきさん

読み進めている途中も、読み終えた後も、風鈴の音が遠くまで広がるようなあたたかい気持ちに包まれま
した。佳作です。

物忘れが多くなったことへの不安。そんな不安をさりげなくそばで寄り添い、お話を聞いてあげて答えて
くれる娘さんの優しさ。ひとことも「私の娘はとても優しく話を聞いてくれるのです」などどいう言葉を
用いることなく、ただただ「ああ、よくしてくれているな。」と思うことを選んで並べて作品を作り上げ
ています。おそらく、意識的にそのように並べたわけではなく、日ごろからの娘さんへの感謝の気持ちが
そうさせているのではないかと感じさせてくれました。

忘れてしまうということの不安。「寝ぼけていたから」だとか、いろんな理由をつけてもまだまだ抑えき
れない不安をなくし、過去の記憶をしっかりとつなぎとめてくれようとしているのは、「20年も前に
旅行先で買った風鈴」だというその題材はとてもナチュラルで素敵だなと思いました。

一本の糸のような「チリン」という風鈴の音が、寄り添ってくれる娘さんのえくぼを「私の母にそっくり
なえくぼ」と思わせてくれるのだと、しっかりと、今はいないお母さんの時代を思い起こさせてくれるの
だと。かぼそい風鈴の音が、しっかりと作中の「私」を支えてくれている、包んでくれているのだと。

「私」と「娘さん」「お母さん」の三人を、しっかりと一線の記憶となって結び付けてくれているのだ
と・・・そのようなあたたかな気持ちに包まれました。。




☆鐘の音は求めている  荻座利守さん


「熱線」「爆風」というワード、また「鐘」というワードから、原爆の日について書かれた作品だと思いました。


こちらの作品、アプローチの方法が独特の表現で、一連目では、「数字になってしまいました」としてあり、戦争の
詩だと感じさせることはありませんでした。徐々に徐々に近づけていき、三連目の「爆風」で気付かせるという感じ
でしょうか。全体の連で、直接、戦争関連だと感じるワードは、上記の二語のみ。ですが、また、そこから一歩踏み
込み、今度は戦争は悲惨だや、その状況を描くことなく、違う方法で戦争にアプローチされています。五連目からラ
ストまで、ひたすら問いかけの連続です。

こちらは「戦争について無関心であるな」や「何をもって平和というものに向かい合っていくのか一番大切なのか」
などという思いを響かせているように感じました。それは、人への問いかけでもあり、と同時に自問自答にもなって
いるように思いました。テンポよく一気に読ませてくれました。


鐘の音は
今でも求めています

答えよりもまず
問いを持つことを


「答えよりも問い」だと。上記の連は、特に印象に残りました。
まるで鐘の音のようです。力強く、胸に響いてきました。

アプローチや切り口が独特でしかもテンポよく一気に読ませてくれる、読んだことのあるようで読んだことのない感
覚の作品でした。今回は佳作を。





☆眩暈  SUIZさん

眩暈、立ちくらみ。似たような体験をしたことが幾度かあります。寝不足がたたって引き起こすことが多かった
ですね。

四連目の音の入れ替わりの表現。その通りでした。私の場合は、固定電話で話し中に倒れて、耳鳴りの音との入
れ替わりでの電話のツーツー音でした。床で受話器を握りしめたまま、強い頭痛と共に倒れていました。記憶が
よみがえりました。

さて、この作品の言いたいことの全容は、最終連にありそうです。ものすごく簡単に言いまとめてみれば、眩暈
で倒れて怖い目をしたけど、復活できてよかった!そのような思いを、作者さんなりに表現してくれようとして
くれたということだと思います。

日常にあるふつうのことをふつうでないようなものに、作者さんなりの独自な手法で表現してくれているように
感じました。そのような気持ちは伝わってくるのですが、詩を全体的に見渡してみると、気になる点が出てきま
した。

詩全体の七連中、最終連をのぞく六連のすべてが、「~した」や「~だった」になっており、ほぼほぼ行動の記
述になっているところです。気持ちに関する連、或いは気持ちに繋がりそうな連が少なすぎるような気がしまし
た。

最終連の気持ちに関する記述も、「恐怖」と「喜び」のみ。できるならこの単語に頼ることなく、作者さん独自
の表現で、そのようなことを感じさせてくださるようなものになっていれば、今よりもよいものになっていくと
思いました。

とはいうものの、全六連の所作の描写は、読み手を惑わせることなく、わかりやすいものになっていて、途中で
考え込むこともありませんでした。とてもていねいに描かれていると思いました。日常のよくあることを、そう
でない世界に変えて表現しようとする試みが強く感じられた作品でした。今回は佳作二歩手前で。




☆幻想と不安の空 小林大鬼さん

空に映る雲や煙というものは、人の想像力を掻き立ててくれますね。空想という言葉がありますが、空を想うで
空想になるんだって。なるほど、空を想うと景色を通して、色々な気持ちが、世界が生まれてくるなぁ・・・。
今回の作品は、そんなことをふと思わせてくれる作品になっていると思いました。

一連目で気温や時節、二連目で視線の位置と風景。この三行で読み手に、どんなところでいるのかを、きっちり
伝えることができていると思いました。

三連目がこの作品のメインディッシュになると思うのですが、言葉に無駄はないのですが、お見本のようにまと
まりすぎたように個人的には思いました。特に「大噴火した桜島の形になる」ですが、こちらの方は、少し書き
崩した感じにされる方が、インパクトの強いものになるのではないかなと。「桜島の形」としてしまうと、最悪、
地図を思い浮かべてしまう方が出るかもしれません。桜島の噴煙がどのようなものであったのかということを、
作者さんの言葉で表現されると、最終連の「不気味」という言葉に更に重みが加わるのではないかと思いました。

自然と空が何かを訴えているように感じさせてくれた作品。今回は佳作一歩手前で。




☆忘れないで。 プラネタリウムさん


誰にも知られないという存在であると感じることや、僕はここまでのもの・・・。そういった諦めのような
物悲しい気持ちが、詩行のありたこちらから伝わってきました。

連分けはきっちりされているのだけれど、個人的な感想としては、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた感じと、テン
ポとしてもあたふたとした感じになっているように思えたので、各連の要点を考えつつ、整理し直してみると
よいかなと思いました。

そうすることで、読んでいる途中で息を吐くという、余裕から生まれてくるリズムで、伝えようとする内容も
更にぐっと読み手に感じてもらえるような気がしました。

「僕は下手くそな透明人間」・・・面白い表現の仕方ですね。ダメじゃなくて下手くそなんだっていうところ。
自らを卑下することなく、上手にできないだけなんだって。やったらできる可能性があるんだ。不真面目なん
かじゃない透明人間なんだよ・・・そう思わせてくれました。

二連目の「空気だけが聞いている」もよかったです。誰にも知られることのない存在を、強くアピールできて
いると同時に、ものすごく情けなくて寂しい、行き場のない気持ちを表現できていると思いました。

内容的には空想の世界を表現されているようですが、裏を返せば、自分は存在感がないと思い詰めている人々の
辛さと寂しさを表そうとしている作品になっていると思いました。今回は佳作二歩手前で。





☆夏詩  秋冬さん



今年の夏は異常な暑さです。酷暑や炎暑。危険という言葉まで表示されているこの頃ですね。
外回りのお仕事をされている方の、日焼けの色は例年以上に濃くなっているように思います。
それだけ日差しがきついことを物語っていると思います。

作品は、外回りの様子と感じたことを描いていらっしゃいますね。
辛い・・・でもがんばらなくちゃ・・・という気持ちが伝わってきます。

辛いという気持ちを淡々と並べてしまったり、殴り書きのように描いてしまうと愚痴になってしまいます。
こちらの作品は、愚痴にならないよう、ギリギリの線まで踏ん張って、抑えて、詩を書きたいんだという
気持ちを胸の内に据え置きながら描かれているように思いました。

五連目は印象的な表現です。また、後々の連に紐づけされていくような源の連にもなっていると思いました。
命の短い蝉が全身を震わせて全力でなく様子。勤務中の孤独と猛暑に語りかけてくれているように思わせて
くれました。

次の連では、立ち止まると吹き出てくる汗から、生命について感じさせてくれ、次の夏空と雲からは、自然
の大きさを。次の連では大空と比べてちっぽけな存在だと思わてくれる、命懸けの「蝉」と「俺」に繋がっ
ていきます。次の連では命について感じたことが述べられ、麦茶を飲む所作で、命を繋ぎとめる気持ちを
代弁している・・・そのように感じました。一連一連、しっかりと繋がれていて、必死に生きているという
テーマも感じられました。

麦茶を飲む連から最終連。必死に生きていると感じられているテーマから突入していったのは、
でも必死にがんばらなくてはということでもなく、世の中に対する不満でもありませんでした。

学生時代に共に頑張った仲間はどうしているのだろうという投げかけでした。

蹴って走った仲間も
同じ空を眺めているのだろうか

あの頃に戻りたいという表現も用いず、どうしているのだろうかという表現。そうされたことで、みんなも
同じように頑張っているのだろうからという気持ちと、自分だけじゃないと信じたいという、さまざまな気
持ちが混ざり合い、非常にけだるく切ない気持ちが沸き上がる表現になったと思います。また、情けない自
分を真夏の炎天下にさらしたような背景と重ねあわせることで、生身の悩める一人の人間の姿を浮き彫り立
たせている作品に仕上がったと思いました。

あとは、特に問題ないのですが、七連目。「夏空に/たゆたう夏雲」夏という言葉が一つの繋がりで重なっ
ているので、「夏空と入道雲」にしてみたり、「大空と夏雲」にしてみる方が、情景のイメージの広がり
も、更に広げることができると思いました。今回は、ほんのりあまめの佳作で。





☆Fatal Error  山雀詩人さん


「致命的なエラーです」とは、具体的にはどういうエラーなのでしょうね。「詳細をみる」というところを
クリックしても、おそらく専門的用語が並べられていて、結局はトンチンカンで終わってしまうでしょうね。

PCの画面が固まってしまって動かないという、よく似たような経験は、私にもありますが、突然のことなので、
とても焦ってしまいます。やはりシステムがうまく作動しない時は、ペーパーレスと声高に言われている時代、
全部が全部をゆだねてしまってよいのだろうか?という疑問を感じることも多かりしです。

作品は、このような事項も織りまぜられて描かれていると思いますが、面白いと思ったのは、作者さん自身の
純朴な感性。

コンピュータって
ほんとに機械なのかな

こちら、大人の方が書かれている作品なのだけど、子供のような目線ですよね。立派な大人の方に失礼だと思い
つつも、ものすごくかわいらしくて。そこから展開される独特な思いに吸い寄せられてどんどん読めてしまいま
した。

気になったのは、最終の二連のみです。個人的には、先が読めてしまう着地だったのですね。作品の流れ的には、
笑えて終える着地点でもあると思うのですが、コロナ禍の影響でもあるのかなぁ、私は、脳がシステムエラーっ
ていう表現もなんだか笑えなかったのですよ。山雀さんは、筆力のある方だと思うので、もう一歩踏み込んだ表
現方法に期待したいです。

山雀さんは、適度な軽さを作品に盛り込みつつ、社会へのちょっとした皮肉や、自身の思いを、読み手に押し付
けることなく、うまく笑いに包みながら、「そういう発想もあるのだなぁ」と、読ませてしまう魅力の持ち主で
もあると思います。こちらの作品とは関係ないですが、箸の音を書かれた作品には、なんて豊かな発想力だと、
驚いちゃいました。子供の感性を忘れずに持ち続けている方でもあるのかなぁと思いました。気になった最終連
の二連のみ。これからますますの詩の腕のアップデートの期待を込めて、今回は、佳作半歩手前で。





☆ひと夏 麻月更紗さん



ひと夏の短い恋を描いてくれたのですね。

この恋の行方は、片思いもしくは失恋のいずれかで、両想いとなることはなかった、或いはそうなることを
許されることことはなかった恋なのだと感じました。

連の中頃で「生々しい」「ゲリラ豪雨」という言葉を使用していることからわかるように、初恋のように
甘酸っぱさを感じさせるようなものではなく、正反対に近い状況の恋だったのだろうと思いました。

書きたいと思われることは、難なく伝わってくるのですが、個人的に気になったのは、「ゲリラ豪雨」という
表現でした。「ゲリラ豪雨」→「呆気なく流れて行った」辺りの表現でした。

生々しさを出すためにこの言葉を選択されたのだと思いますが、本当に個人的になるのですが、最近のTVの
被害の様子を思い出してしまい、恋とは結びつかなくなってしまったのです。「呆気なく流れて行った」の部
分ついても、冷静に流れていく様子を見るというイメージが沸かず、大声で叫び声をあげたりしそうな、そん
なイメージが沸いてしまったのです。この「ゲリラ豪雨」、代替えを考えてみたのですが、「スコール」では
きれいにまとまりすぎるので、「激しい雨」くらいに留めておくのもいいかなと。そんな風にも思いました。

あとは、四行目の「幻影」ですね。もう一つのアイデアとして、「陽炎」に置き換えてみるのもありかなと。
激しくて熱い気持ちや短さを同時にイメージさせることもできますし、季節感も出すことができるのではない
かと思いました。

終盤の「やがて雨はやみ/雲間から日がさしてきた/けれど濡れた頬にはまだ/雨粒は残ったまま」・・・
こちらの表現は、この作品の中で気持ちの中に残る表現になっていると思いました。

雨上がりですべてはかわいていくけれど、私の外側も内側も、まだ涙はかわいていないのですという気持ちが
静かに伝わってきました。今回は佳作一歩手前で。





☆六畳人間 藤代望さん


少し前にコロナにかかってしまったそうですね。大変不安な思いをされたと思います。お元気に執筆されることが
できてなによりです。ご回復されて、色々やりたかったことがある中のひとつに、詩作を選んでくださったこと、
とてもうれしいです。藤代さんが一生懸命心を込めて書いてくださった作品、私なりに、何かしら詩作にプラスに
なれるようなことを考えつつ、一生懸命書きました。よろしくどうぞ。

タイトルがコンパクトにまとまっていて、しかもユニーク。読み進めていくことと同時に、タイトルを思い浮かべ
ると、六畳一間で休んでいる人の様子とうまく重なりました。

自転車でなくて、三輪車としたところがいいですね。三輪車とすると、子供のよく遊んでいる時間帯が想定され、
夜でないところがはっきりわかりました。

「ベルの音が夏空に近づく」・・・この表現もいいなと思いました。楽しくて、ベルを鳴らしながら勢いよく三輪
車を漕ぐ子供の様子が思い浮かびました。そして、その音とのギャップを感じるような、六畳一間で寝ている人の
姿。寝ている人の強いだるさと、部屋の静けさなどを感じることができました。

「熱いのに寒いのは初めて・・・」という表現も高熱を想定できました。そして、ふだんは通り過ぎがちな辺りの
様子から感じられたこともしっかりと書き込まれていますね。そして、最終連では、寝込むことになってから、気
がついた現実をしっかりとうけとめるように、そして、健康のありがたみをしっかりと受け止めるように、掛け布
団を抱きしめるという言葉で表していますね。普段の生活をしっかりと受け止めるという意味合いも含まれていて、
読み手にも受け止めやすい表現になっていると思いました。


ただ、読み直してから、ひとつ。この作品にある大きな落とし穴を見つけてしまったのです。作品の後に、コメント
を残してくださっているのですが、このコメント無しと考えて読んでしまうと、寝込んでいる様子を書き留めている
作品だとわかりにくい作品になってしまっていることを。外でいるのか中にいるのか、熱いのは外でいるからなのか、
どういうことなのかということなど。

じっくり私なりに考えて、私だったらこうするかなという案は、こんな感じです。



アパートの駐車場
三輪車
ベルの音が夏空に近づく

発熱する
ぼんやりとそれを聞いて寝返りを打つ
溶けゆくからだを脳みそで受けとめる


発熱していることと、寝ていることがしっかりとわかれば、すべてが繋がると思ったので、加えてみました。
こんな感じで、藤代さんが使ってみたい言葉で表現されれば、周りの良い表現ももっと映ってくると思いました。
今回は佳作一歩手前で。

コロナを乗り越え、詩生活を再始動できてよかったですね!投稿おつかれさまでした。






☆風の通り道  Osadaさん


雉の鳴き声と蜜柑畑の風景。広い世界の中で、ひとつに切り取られた風景の中には、それぞれの物語があること
をこの作品は教えてくれます。

始まり方も印象的。TVのドキュメンタリー番組の始まりのようです。雉は写真で見たことしかないのですが、そ
の写真の雉が見事に動き出しました。そうなんですね。雉は「ケーン」と鳴くのですね。私の近辺ではとんびが
「キーン」と鳴くのですが、その鳴き声のように、耳に響く鳴き声なのだろうなと思わせてくれました。

詩のメインの舞台になるのは、「無花果の樹と萱の茂みの間の/涼しい風の通り道」ですね。知っている人しか
知らないこの狭い通り道にあった家族の物語。単なる風の通り道ではなく、家族の記憶へと続いてゆく道である
と表現されている点。懐かしいけれど、どこか寂しくて胸が痛くなるような気持ちが伝わってきました。

八連目から最終連。みんなが行ってしまった国・・・つまり天国について。自分は手を伸ばしても届かない国。
雉の飛び立つ姿を見ると、翼を持つ雉は、そこまで飛んでいけそうな気持ちになりそうです。そして、風の通
り道と、雉の飛んでいく空を繋がる部分に立つと、天国から見つめてくれている家族の顔がうかがえるのでは
ないか・・・そんな気持ちにもさせてくれました。あと、少し細かくなりますが、蜜柑畑から飛び立ちの飛び
立ちですが、飛び立つとした方が流れが引き締まると思いました。

懐かしくも、どこか寂しくなる思い出の接点と空に住む家族への気持ち。同じように昔からこの地で住む雉を
作中に取り上げ、一つの接点にして、面影豊かな叙情を完成させていると思いました。佳作を。



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駅の化粧室に、誰かの善意で飾られたであろう、食品のビンに活けられた花がありました。メインの野草が
美しく。更によく眺めると、なんと!驚くことに大ぶりの四つ葉のクロバーが二輪も。自分だけのためにで
はなく、みんなのためにって活けてくれたのかもしれません。よのなかにはこんな優しい人がいるのだなぁ。
仕事の後、よれよれになっていた気持ちに水を与えてもらえたような、そんな一瞬に出会えたこの頃です。


暑い日々が続いていますが、どうぞお元気で。
みなさま、今日も一日おつかれさまでした。

編集・削除(編集済: 2022年08月21日 11:06)
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