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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

滝本政博様 御礼  aristotles200

滝本政博様
ご感想、ありがとうございます。
スタイリッシュ、とのお言葉、嬉しく思います。

深く考えて作った詩というより、閃きと映像が浮かび言葉にしました。
オカルト要素は後付けです。
意外と面白かったので投稿させていただきました。
来週も頑張ります。

編集・削除(未編集)

6/17~6/19ご投稿分の評です。  滝本政博

すみません、明日からしばらく忙しいので、土日で評を書きました。
一生懸命書きましたが、自分に合わないと思ったらスルーしてください。


1 ラストノート  上原有栖さん

失恋のことを香水(残り香)に絡めて書くことは、定番な気も致しますが、タイトルが良いのでかなり救われています。別れた人自身のようなラストノート。せつないですね。
じつのところ香水は不案内で香りに順番があることは知っていましたが、名前までは知りませんでした。親切な(注)もあり新しい言葉を知りました。ありがとうございます。

定番の発想から抜け出すのはとても難しいことです。だが、ああ、いい詩だなと感じる作品はどれも独自の発想であったり、文体であったり、表現形式であったりします。多くの詩を読み訓練するしかないのです。自分のことは棚に上げて書いています。私も頑張ります。

さて、御詩ですが読みやすく簡潔であることでリズムが生まれています。
特に三連がいいですね。どきりとしました。
<瞳を閉じて カーペットを撫でた
 髪の毛が揺れる ふわりと揺れる
 もう居ないあなたが また耳元で悪戯しているようで
 わたしに染み付いたあなたの残り香>
ただ<瞳を閉じて カーペットを撫でた>のカーペットは弱いというか、意味が取りにくいです。もっとぴたりくる表現を探してみてください。思い切って「瞳を閉じて あなたを撫でた」でもいいかもしれません。

最終行にだけ、読点がありますね。いや、いけないというわけではなく、その効果、こだわりを作者と話してみたいとおもったしだいです。



2 天使篇《ハイライト》 飯干猟作さん

自身と煙草についての自伝的なエッセイ風な詩と、天使と死んだ父が登場するファンタジーがないまぜになった面白いスタイルです。
天使は何かのメタファーというわけでもなく、純粋に詩世界の住人だ。読者はその姿や言葉をそのまま楽しめばよいのであろう。

第二連
<息子が煙草を吸うのを黙認してくれたのね?>
と、ひょいという感じで天使の登場。ここ、この感じ、良いです。
第三連で
<天使は半袖の夏のセーラー服姿だ>
と、これも当たり前のように書いてある。
私は天使が出てくる飯干氏の詩をいくつも読んだことがあり、彼女(天使)が彼のミューズであることを知っていますが、初見の方がどう感じるのか知りたいところであります。

この作品は内容を詰め込み過ぎています。
少し整理して書いてみます。
1連 煙草との出会い
   いつから どの銘柄を どんな風に吸ったのか 
   その時の父の態度
2連 天使登場
   対話
3連 天使との対話の続き
4連 先妻の死と葬儀の様子
   そのときの私と父
   父の死
5連 煙草をやめたことについて
   アルコール依存について
   想像上の煙草を吸う
   天使と父が登場 三人で煙草を吸う

この内容なら、内容を分けて三つくらいの詩が書けるのではないでしょうか。
この長さでありながら、エピソード等が端折った感じになっていて、もったいないです。
特に先妻の葬儀のところや、アルコール依存のところなど、単独の詩で読みたいと思いました。



3 踊れ、俺の細胞  荒木章太郎さん

今後も荒木さんがこのタイプ(形式)で詩を書いてゆくのなら、一度考えていただきたいのです。
詩は意味ばかり気にして書く(読む)必要もないものとします。
しかし、詩は言葉そのものを材料としている芸術です。そして言葉は人間社会での意志伝達の基本的共有財産です。
この相反する命題をすり抜けて、いかに詩を書いて行くのか。難問です。
読者が読んで、その作品を分かるか分からないかも重要な問題です。私はいろんなレベルで分かってもらえる努力が必要だという考えです。


詩の中身を見て行きましょう。

自意識が 過剰だ
胃袋を 蝕む
情報が 耳から
垂れてくる

「情報が 耳から垂れてくる」はいかがなものでしょうか。
少し常套句のような感じがいたします。

知覚過敏だ
日常的に からだの奥で
日蝕が 起こるたび
猛禽類が 騒ぎたてる

この詩の中でカッコいいなと思った個所です。
でも「知覚過敏だ」「日常的に」はいらないと思います。


植物性の細胞が
ふるえている

知性の森が
蠢いている

詩とは言葉の組み合わせで発生します。
詩は言葉をおもしろく並べる着実な作業なわけです。これら詩句は荒木さんご自身の中では、像が結んでいるのですか?私にはうまく成立しているとは思えませんでした。


ああ、
日々の驚きが
恐れではなく
畏れに 変わりますように

日々の驚きが「恐れ」恐怖を感じることではなく、「畏れ」畏敬の念にかわりますように、ということでしょうか?
ここもいいなと思いました。


祈り、
踊れ、
俺の細胞

この詩には何かメッセージがあるのでしょうか。詩にはメッセージが、あってもなくてもかまわないのですが、メッセージがあるとしたらこの部分かなと思いました。そのことも気になりました。

各連が独立しているように感じられます。このタイプの詩は各連が付かず離れずの感じで薄く関連が感じられるのがベストだとおもいます。

世の中には意味のとおる詩を書く詩人とそうでない詩人がいます。前者の代表的な例は谷川俊太郎でしょうか。後者はそうですね吉増剛造とか有名です。いろいろ調べると面白いですよ。


以下私が気にいっている(驚いた)詩句を書いていきます。参考になれば、と思います。

夜のペダルが中断せずにうごく(ブルドン)
髪の毛の房がパリのしたにトンネルを掘る(ブルトン)
滝のように そして火事のように わたしは笑うだろう(ツァラ)
(覆された宝石)のような朝(西脇順三郎)
あなたの舌 あなたの声のガラス鉢のなかの この金魚(アポリネール)
コガネムシの音をたべながら(ジャリ)
アメリ―の乳房のような 夜の海(ランボー)
解剖台の上のミシンと雨傘の偶然の出会いのように美しい(ロートレアモン)
地球は オレンジのように青い(エリュアール)



4 日常  喜太郎さん

繊細で優しい作品でした。佳作一歩手前とします。
二重カッコの言葉『そんな』『好き』『想い』『愛しさ』がいい効果を出しています。
会話もさりげなく上手いです。

気になったところ。
一連目
「あなた」が4回でてきます。省略できる個所は省略しましょう。

喜太郎さんは一定の水準の詩を安定して書いており。
恋をしたことのある人には共感できる内容です。
それはそれで素晴らしいことだと思います。

ですが
悪魔の囁きのようですが
喜太郎さんには一歩前進して壁を破って欲しいです。
すぐれた作品とはどこか一般的ではないものです。一線を越えてください。
自分の弱いところをさらけ出す覚悟が人を打ちます。
誰もが感じることを誰もが使う言葉で書いた詩から遠く離れた傑作を読んでみたい気がします。
このことは、書こうか書くまいか随分迷いましたが、喜太郎さんならそれが出来ると信じています。



5 天井のわたし  aristotles200さん

映像的な詩でした。
<深い眠りから目覚めた>と、唐突に始まるのがよいです。
これからはじめるぞ、と言う宣言のようです。
過激、ラジカル、そんな言葉でいいたい装置が備わっていて、これは詩と言う言語芸術といえるでしょう。このような別の現実世界を作るのも現代詩の方法の一つだと言えます。
私の乏しい知識に照らすと「スパイダーマン」とか「寄生獣」とかの映画作品の既視感がともないました。

モノローグで書き進めて行くのがいいですね。
スタイリッシュな作品でした。

URYYYYY(ご機嫌よう)
wreeeeee(あれ、B課長、どうしたんですか)
varyyy(美味っ)
ARYYYYYY(いただきます)
のところは、アメコミの影響なのかな。違っていたらすみません。
面白い表現で効果をあげています。
書体とか文字の大きさを変えられたら、さらに感じが変わったのではないかな、と想像いたします。



6 読まれぬ手紙 津田古星さん

しみじみ良いです。

一連目
簡潔で過不足なく書かれた詩句はおおげさな所はないですが、人の気持ちを動かします。
友人の死を実感した作者の諦念が伝わってきます。
よい書き出しと言えるでしょう。

葬儀の席では、時には事件がおきます。
さまざまな人のいろいろな感情が渦巻くからです。
そんな中で作者が出会った小さな事件は、二連の
<最後の別れの時
 棺にそっと手紙を入れた人がいた
 決して読まれることのない友への手紙
 書かずにはいられなかったのだろう
 そんな友人を持った彼女の人柄が偲ばれた>
というものです。
棺に入れられ焼かれてしまう手紙。いろんな想像が掻き立てられます。

三、四連は
生前の彼女のエピソード。
今の時代に49歳は若いですね。
<「両親より一日でも長く生きるのが私の目標」と
  言っていたのに 叶わなかった>
のところに、彼女と作者の悔しさが滲みます。

タイトルはもう一考しても良いのではないでしょうか。
最終連では
<棺の中に納められた手紙は
 彼女に届いたと信じたい
 それとも 肉体を離れた彼女は
 もう人の感情を超越した世界に行ったのだろうか>
となっており
「読まれぬ手紙」と断定的に言われることには違和感を感じます。

佳作一歩手前とします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
評の終わりに。

倒れまいとして次々に足を出す、それが走るということだ、全力疾走をすれば決して倒れることはない、最初に二本足で立ち上がった猿はきっと全力で走ったんだ。
村上 龍 『コインロッカー・ベイビーズ』

六月なのに猛暑です。みんな頑張ろうね。

編集・削除(編集済: 2025年06月23日 11:12)

三浦志郎様 評をありがとうございます。 津田古星

いつも温かい評をありがとうございます。

こういう人が身近に居ります。
あまり考えずに、単純に書きました。
自分で書いておきながら、終連の書き方と言われて咄嗟に、何を書いたか思い出せませんでした。一番書きたかった事なのに!いつも思っていることなので、かえって出てこなかったのか、記憶力の問題か?と今、考えているところです。
わたしたちは、気づかぬうちに、ギフトを横に除けたり、捨てたりしているのだろうと思います。

詩的なタイトル、難しいです。5歳の子どもに『詩って何?詩的って何?」と聞かれたら、答えられません。

編集・削除(編集済: 2025年06月22日 09:54)

三浦様 お礼です  上原有栖

今回も丁寧な感想と評を、誠にありがとうございます。佳作を頂くことができて、とても嬉しいです。
今回の詩は、幼き頃にいつだったか夢で見たような幻想的な風景を表現に織り交ぜる事ができました。
私もまた、この詩を書けたことで上向いて一歩ずつ先へ進めるような気がしています。
次回の投稿も、どうぞ宜しくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様  御礼  静間安夫

今回も私の詩に丁寧なご感想を頂き、誠にありがとうございます。佳作
との評をくださり、とても励みになります。

仰るように、立場の違いとは恐ろしいほどのものだと思います。
今回は移民側の論理で書いたのですが、もし相手国の立場、あるいは
中立の視点で書いていたら、全く違う印象の詩になっていたような気がします。

今後とも、どうかよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 評のお礼 こすもす

甘め佳作の評をいただきありがとうございます。励みになります。
最近、悩みや不安というものはそれらを客観的に見て冷静に考えることで軽減するのではないかと考えるようになりました。
この詩はそのことを表現できればと思い書きました。共感していただき嬉しく思います。
評の中で書かれている「俯瞰的・鳥瞰的に物事を把握すること」の必要性を改めて感じます。
ご指摘の2連から3連への「連絡」については、どのようにすれば自然に移行できるか考えてみます。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

食べる  相野零次

いのちを飲み込んだら   
舌の上に甘辛い何かが残った   
ふんわりとした綿菓子は
少しの砂糖でも大きいのが出来る
僕らはちっぽけすぎて
あくびをしたくなる 
肺にたくさん空気を取り込む
光、闇、
僕らを支配しているモノたちに告げる
僕らはそんな臆病じゃない!
ただ少し弱気になっただけ……
ナポリタンとカルボナーラ
どちらでも構わない 
食べなきゃ生き残れないから
デザートはパインの缶詰め
そうして僕らは生きている
平凡の卵に未来を封じ込めて

編集・削除(未編集)

水無川 涉さま 評のお礼です  相野零次

水無川 涉さま 評ありがとうございます。
アドバイスありがとうございます。

編集・削除(未編集)

感想と評 6/13~6/16 ご投稿分 三浦志郎 6/21

1 上原有栖さん 「凪の日」 6/13

まずは4連目までを見てみましょう。
(ついさっきまで、風は僕の友だちだったのに……)そんなひとり言さえ聴こえてきそうな風情です。
全連、魅力的な表現ですが、とりわけ、1連、2連と「もう僕のことなんて/どうでもいいのかもしれない」―このあたり、とてもいいですね。
シンプルさが逆に効果を上げてる気がします。そして後半の5~7連。シャボン玉について。ここでは軽く幻想性を呼び込んだように思います。
ここでのシャボン玉は昇りも落ちもしない。その美しい球体を見事に見せてくれています。そこで僕は、こう考えます。(割れることなく無事な姿は、風が凪いでくれたプレゼントではないか?)―と。そしてこれは幸福の兆しと取れます。「けれど 僕はもう寂しくもありません」―主人公の気持ちも上向いていくのです。終連は2連と呼応して、”再び、始まる“ことでしょう。
他者に語りかける為の「です・ます」調と自己の心の動きがきれいに共存・調和しているのを感じました。
この詩の主人公は、幼い男の子をイメージすると、より美しく読めるかもしれない。ここに語られる、ある種の初心(うぶ)な気持ちに、とても魅かれるわけです。良い詩でした。これは佳作です。


2 こすもすさん 「不安という霧」 6/13

日常、些細な事から来る心配、不安、焦燥、ありますよねえー。それらが適度な詩性、抽象性をもって語られ、好感、共感がもてます。それが2連まで。それ以降は飛翔感の詩。ここで少し古い話をします。こすもすさんの初期作品「黒い森」「灰色の砂漠」を思い出していました。当時、直近2作が似通っている、といった評を書いたのですが、この詩の3連以降を読むと、初期2作が何故か懐かしく思い出されたのです。このかすかな幻想性に、ですね。次はもっと大事なこと。この詩は僕に、あるいは、他の読み手諸氏に大事なことを教えてくれています。曰く―……、
「日常的な小事にくよくよしない、囚われない。もっと世界を、大事を、大掴みに捉える」こと。
この詩では幻想的飛翔感でもって、もっと俯瞰的・鳥瞰的に物事を把握することを説いている、
そのように読める。そして、それは日常とも充分接続可能な考え方とも思えるわけです。こすもすさんが、たとえそれを意図しなかったとしても、他者がそのように感じることは可能です。ここに詩の役割・意義がありそうです。甘め佳作とします。

アフターアワーズ。
大勢に影響ないので、こちらに。 なぜ「甘め」かと言うと、2連から3連に移る、その”連絡“がちょっと唐突なんです。もうワンクッション、もう一連置いて、自然に移行できるかどうかが、今後の詩の方向を占う気がします。


3 津田古星さん 「真っ当」 6/15

こういった人が津田さんの身近にいて、それをきっかけに詩にした、と、そんな気がしています。
あるいは歴史上の人物でこういった人がいたのかもしれない。もちろん人間は一筋縄ではいかないし、もちろん、そこはそれ、詩ですから、誇張はあるでしょう。この文意に沿った属性を描くに、”典型は典型として書く“ほうが、かえって面白いのかもしれない。そんな風に思えてきます。
この複雑化して打算的な世の中にあって、こういった「まとも、単純、純粋、純朴」は―悲しいことですが―かえって浮いてしまう。損をしてしまう。そういった世の風潮を、遠回しながら危惧しているとも取れるのです。そういった傾向を考える時、終連の書き方は際立っています。僕はここが一番好きなのです。「彼女」を側面から擁護しているのがよくわかるのです。この詩も生き方の何事かを示唆しているものです。
ところで、タイトルはも少し詩的であってもいいと思います。参考までに僕が考えたのは「純粋という肖像」です。(ちょっと硬いかな?) 手が空いたら、少し考えてみてもいいでしょう。佳作半歩前で。


4 静間安夫さん 「Exodus」 6/16

タイトルを調べると、「大規模な集団が危機的・敵対的環境から逃げる為に行う旅。大規模な避難や移住」となります。僕はこの問題に疎いのですが、そんな僕でもすぐにイメージするのは、①アメリカとメキシコ(中南米諸国) ②ヨーロッパ諸国の移民流入事情 ③日本の移民認定のハードルの高さ、といったところでしょうか?本作では、何処の地域かは明らかにされません(その方がいいんですが)。しかしどの移民・難民にも共通する状況・立場・心情がほぼ過不足なく綴られているのが凄いです。どこを読んでもその通りでしょう。この詩は移民側の論理で書かれていますが、相手国のことにも触れている事は注目していいでしょう。僕が思うのは―何でもそうなんですが―立場の違いとは恐ろしいほどのものだ、ということです。相手国は自国を第一義に考えます。当たり前の話です。卑近な喩えですが、自分の家に見知らぬ人間が「一緒に暮らさせてくれ」とやってきたら、驚き拒否するでしょう。例えは悪いですが、原理は似たようなことだと思います。ところが一方では、全人類の課題としての博愛精神です。このせめぎ合いの難しさが国の政治さえ左右する要因になり得ます。かつてのドイツや今のアメリカがその例でしょうか。最後は人類史を提示して、普遍的境地にまで達しているのは注目していいでしょう。難しく論述的になりやすいテーマを、個人独白調を採用して、その難しさを上手くかわしていると思います。テーマへの果敢なチャレンジと啓蒙性もあり佳作。


5 白猫の夜さん 「移り気」 6/16

今が旬の紫陽花。「葉っぱに毒がある」―よく知ってましたね。僕は最近知りました。実際食べて食中毒になった人はいたようです。「エッ、食べちゃったの!!」。まあ、詩上のフィクションでしょう。
ここで詩が言いたいことは、来ない「あなた」のことを、それほどに思って自暴自棄になった、と取るべきでしょう。しかし、その事がこの詩のポイントになっているのは、なかなか興味深く面白いです。その行為がひとつの恋占いのように連想される点が趣深いです。でも「私」はもう「あなた」が来ないことを知っている。これは一種の恋愛詩であり、悲しみが悲しみのまま終わっている。
そういった事態、そういった詩もある、ということでしょう。ところで、僕はタイトルがあまりピンと来なかったんです。いっそのこと、ズバリ「紫陽花」(あじさい、アジサイでも可)でもいいように思いました。タイトルは時に、本文主旨とは違う方面に向かうと、かえって粋(いき)な場合があります。この詩はそんな例にも思えてくるのです。佳作半歩前で。


評のおわりに。

さて、六月もまもなく終わり。ということは上半期の終わり。早いものです!
美しき時の使者の受け渡し。

MS. JUNE 「お願いね」
MS. JULY 「まかせて!」

では、また。

編集・削除(編集済: 2025年06月21日 18:35)

惑星のゆくえ  鯖詰缶太郎

土曜の夜に流れていくとしたら
どの惑星だろう と
屋上ではおのずと
そんな話になってしまうでしょ?
こんな夜は
やはり空気の作りもゆるくなりがちです

真夏の夜はパレードね。
と あなたは魅力的な おさなさを
隠しきれないくせに
大人みたいに わらっている
光る花を持っているのではないか と
そう錯覚してしまったのは
夏日の残像に
目がくらんだだけではないでしょう

さいているんだ。やさしい炎が。
僕にも あなたにも。

それをつなぐと星図が出来る
ちょうど
ちいさい頃に隣で寝ていたぬいぐるみに
形が似ている星図だね、と
透明な地球儀のような
ワイングラスの中で
やわらかい惑星がほほえんだ

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