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奇跡  cofumi

「隣に座ってもいいですか?
ねぇ噴水は綺麗ですね
水しぶきが幸せの弧を描いています。
風や雨で形やリズムが崩れるけど
そんな歪みは私達にもあるよね。

公園でお弁当を食べると
なんだか三つ星レストランよりも
ご飯が美味しく感じるの。
特にこの漬物は祖母からの直伝で、
毎朝ぬか床に話しかけながら
少しずつ頂くの。
ねぇ、食べてみて。

不思議よね、コリコリって音に
何だか涙が流れてしまう。
祖母がよく言ってたの
手は自分のことを
全部知ってるって。
だから、ぬか床は自分の
人生の味がするんだって。
どうかな?

日本の人口は、1億2550万2千人
地球には、79億5,400万人の人が
住んでるんだって
だから、ねぇ出会えた事って
奇跡だよね。
奇跡って私には
縁がないと思っていたけれど、
こんな近くにあったんだね。
誰にでも奇跡は、
起きていたんだね。」

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世界は あくまで 相対的




「時間」も 「空間」も 「論理」でさえも 「相対的」

例えば あなたは 「時間の速さや長さ」を

「絶対的」に 「感じ」たり 「計っ」たり できるだろうか

そんな ことは 「絶対的」に できは しない


「絶対的」な 「時間」も 「空間」も 「論理」も ありはしない

あなたは 「絶対的」に「相対的な」 「空間と時間と論理」の

「世界」に 生きているのだ


あなたは「絶対的」な 「時間」と「空間」の「世界」にいると

「感じ」ているかも 知れないが


あなたは「絶対的」に「相対性」の「世界」に住んでいる


「相対性」からは 逃れられない


「論理」も また 「相対的」


どこまでも 小さな 「相対的」な 「論理」の「つながり」の中で

「相対性」の「論理」の 「関連」の 「矛盾」を あなたが どこまで

見つけられるのかが あなたの「論理」の「強さ」なのだ


たとえば 「小さな」虫の「大きさ」に なった 「自分」を 想像してごらん

「空間」や「時間」の 「連続性」は あなたには どこまでも 「正確」に見えるだろう


「論理」も 「小さ」な 虫になって考えれば その「連続の破綻」に 

どこまでも 「正確」に 考え「感じ」られるだろう


それが 「絶対性」と 「相対性」の 「世界の違い」だろう


「私」は「今日」も 「相対性」の「世界」のなかに 住んでいて

「相対性」の「不確か」さに 「苦し」み また 「恐れ」ている

編集・削除(編集済: 2022年10月28日 08:57)

エイジさんへ エラーの件  島 秀生

ここの掲示板は、レンタル掲示板の会社の方で、一部NGワード設定されてる言葉があります。
おそらく防犯の目的で、防犯上懸念される言葉について、してるんだろうと思われます。
ある言葉について、文学表現上使うことがあると、要望を出したこともあるのですが、取り合ってもらえずです。
なので、申し訳ないんですが、ご容赦下さい。
NGワードの全容については、会社側のシークレットになっていて、私もわからないのですが、
一つわかっているのは、漢字自体ではなく、漢字の活用形の一部について、NG設定がかかっている言葉があるようです。
そのようにご理解下さい。
私が回答できるのはそこまでです。あしからずです。

編集・削除(編集済: 2022年10月26日 03:22)

秋夜の虫達  小林大鬼

命の糸を
紡ぎながら

静かな時を
夢見るように

甘い寝息を
立ててゐる

月の音色を
奏でてゐる

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井嶋様 掲示板のエラーについて  エイジ

詩の最後の鍵括弧内の一番最後の文言がエラーで引っかかり投稿できませんでしたので、
ひらがなにて提出してあります。どうぞよろしくお願い致します。

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寂寥  エイジ

夜十時にもなると
家族は寝床につく
僕は独り部屋にこもり
その日あった嫌なこと
思い巡らし 反芻し
自分が見た現実に悩まされる
短編映画のように甦る
今日あった嫌なこと

僕も眠らなければならぬ
眠りは一種の死だと思う
そう思うと眠りたくない
でも疲れた 休まねばならぬ
そう考え始めた時
僕は哀しい時計番になり
12時も過ぎると
布団に入らなければと思うのだが

身体を横たえるのが怖い
棺桶の中の死体のようだ
布団の上にじっとして
見えない棺に閉じ込められる
眠りは仮想の死だ

ふらふらになった身体で
まるで疲れた狼のように
のそりのそりと家中を歩き回る
気分転換にベランダへ出てみた

見上げると星々が瞬く中に月が
雲間から覗いたり隠れたりしている
ああ 空はなんて神秘的なんだ
僕は漂う空気を思い切り吸い込んだ
ひと時の解放感に浸り 僕はこう呟いた

「これで何の悔いもなくしねる」

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はたち  樺里ゆう

二十歳(はたち)になった年の秋
私は煙草を一箱買った

私はそれを 自分の部屋の
机の引き出しに仕舞った

ほんとうのほんとうに
どんづまりになったら吸おう
そう決めて
お守りみたいに持っていた

結局
吸ったのは二本

味も美味さも
わからぬまま
息が吸いにくくなっただけ

あの頃の私は
人間になぞ
二度と生まれてくるか
と思っていた

誰かがじさつしたニュースを見て
両親が
「死んだら終わりよねえ」
と言うのを横目に
黙っていたけど
決してうなづきはしなかった

今の私は もう
誰かのじさつに
やたら感情移入することはないし
煙草も吸っていない

たった二年
たった二年前のことなのに

過去の自分が
他人のよう

それが良いことなのか
悪いことなのか

私はまだ
わからないでいる



ーーーーーーーーーーーーーーー
第七連と第八連にある言葉が掲示板の規制に引っかかって投稿エラーになるため,ひらがなにしてあります.
漢字に置き換えて読んでいただければ幸いです.お手数をおかけして申し訳ありません.
どうぞよろしくお願いいたします.

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ねえ また一緒に詩を書こうよ 紫陽花

20年振りくらいに見た中学の同級生
私はフリーペーパー配りのアルバイト中
彼女は1歳手前くらいの赤ちゃんを抱っこ紐で抱え
手には小さい聖書のような物を持っていた

 あ、まだ宗教活動してるんだ
20年ほど前に彼女から宗教勧誘を受けたことを思い出した

私と彼女はちょうど同じ家に2人してポストにビラを入れようと向かっていた
なんて偶然
私は少し気が重くなったが 彼女は迷いのない笑顔で話しかけてきた
ああ久しぶり!今仕事中なんね?これからちょっと時間ある?懐かしいから 少しカフェでお茶しよう?
何とも昔から押しに弱い私はうんと頷いてしまう
賑やかな通りの裏に突然現れるSALONCOCOなんていうピンクが基調のカフェに入ることになった
店内は至る所天使の飾りだらけ 平日の1時過ぎ店内はガラガラだ
お2人様ですねとこれまたフリルいっぱいのエプロン姿のウエイトレスさんが可愛い
席に着いて 彼女は珈琲私はココアを頼む
早速彼女は目をキラキラさせて言いたいことを一方的に話してくる
宗教活動20年目の彼女は宗教本を慣れた手つきで開いたり閉じたり
時々一生懸命私を見ながら
優等生だった彼女に似たのか赤ちゃんは時々動くけどとても静か
彼女の話だけが白熱してきた
この宗教を信仰すれば絶対幸せになれるから 私幸せになったから
学生時代は親に色々強制されて不幸だったけどやっと親とは違う信じるものが出来たの
公務員にもなったけど上に虐められて辞めてしまった
ただ宗教のところでは幹部にもなれて宗教だけは私を認めてくれた
20年ずっと続けられたのは宗教だけなの
これは素晴らしいの 一緒に幸せになろう  だいたいこんな事を繰り返している

私はというとこの20年 宗教に浸かってたあなたに会いたくなくて距離を置いていた
何だかごめんなさい
学生時代は私も似たようなもの テレビやゲームは全て禁止 親の言うことは絶対だった
親元を離れて私は自分勝手だから自分だけを信じていた
私も仕事はいくつか変わった 
確かに虐めてくる人もいたけど 味方になってくれる人もいた
私はわがままなのでコロコロ変わる他人の評価は気にしなかった
永遠に変わらない価値観なんて多分ないから
私はひたすら私が大好きでとどのつまり割と1人が好きな人間だ
彼女は自分よりその神様が大好きでその神様の価値観は永遠と信じている
その神様を信じる仲間との愛が温かいんだろう

何より目の前にいる彼女が最新のAIを搭載した宗教勧誘ロボにしか見えなくなってきた
どんな時も私を温めてくれるココアも今は無味だ
さっきまで聞こえていた店内BGMも聞こえなくなった
頭の中に昔見たテレビの砂嵐の音と画像がちらちらしてきた

彼女の話を上の空で聞きながら中学2年6組13番と19番
隣の席で 昨日新聞に投稿してた詩が載ったの見てね
と嬉しそうに話す少女だった彼女を思い出していた
また一緒に詩を書こうって 言ってほしい

編集・削除(編集済: 2022年10月25日 19:26)

庭  さくたともみ

すももの木は背を伸ばし
梨の木は横に枝を伸ばした
この自由な庭に規則などなく
人参だの豆だのじゃがいもだのなんでも植えてあった
木や野菜の隙間には無造作に花が敷き詰められていた

稀に栗鼠が遊びに来た
時折雀が休みに来た
よく烏揚羽蝶が蜜を求めてやって来た
特に百合の花の蜜を好んで吸っていた

庭にいた犬は何時からか牧場の番犬をやり始めた
猫は相変わらず家のあちこちで昼寝した
窓辺の金魚は優雅に泳いでいた

天井から下がった曾祖母の作った鞠が色褪せ
金の糸に埃が絡まっている
畳が寂しき呼吸をした
私はこの置いてきぼりにされた部屋から
賑やかな庭先を眺めた
何時も植物の瑞々しい香りが風に乗ってやって来る

手入れの行き届いた庭ではなかった
花園のように繊細な庭ではなかった
野性的な生命力に溢れ
小さな森のように神秘的で
その庭は美しかった

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きゅうりの詩  朝霧綾め

きゅうりは一本十四カロリー
チーズひとかけらで補えるエネルギーを
きゅうりで代用するなら
五本食べなくてはならない

塩をかければそれなりに美味いが
ほとんどが水分
特に味があるわけでもなく
野菜なのに栄養価も低い

けれども人間には
きゅうりが必要なのだ

きゅうり以外に
河童の好物があるだろうか
ぽきりというあの歯ごたえは
他のどの食材でも代えがたい

黄色い花
水道で洗われている真緑の姿
ぱらぱらとまぶされる塩

なんだかきゅうりが食べたくなってきた

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