2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果
金賞 37 【ちとせ 】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 (11点)
銀賞 33 【ヨ ヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 (9点)
銅賞 17 【弥 生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 (7点)
々 23 【岩 宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 (7点)
々 25 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり (7点)
次点 39 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 (6点)
々 73 【かをり 】 水無月や碁石をあらふ父の息 (6点)
々 84 【てつを 】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 (6点)
※銅賞の3句はそれぞれ特選1のため同点としました。
※参考
総合点
ヨヨ21点、かをり19点、ちとせ17点、弥生14点、アイビー12点
2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表
1 ✤ 1点 【岩宮】 明易し夢の続きは又今夜 ✤ 胴長おじさん
2 ✤ 2点 【あんのん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し ✤ ダイアナ、アイビー
3 ✤ 0点 油虫探し求めて朝が来る
4 ✤ 2点 【ダイアナ】 ドアフォンの上に雨待つ雨蛙 ✤ にゃんこ、ふうりん
5 ✤ 1点 【ヨヨ】 行かないで心地よき風五月尽 ✤ ラガーシャツ
6 ✤ 3点 【和 談】 初孫の六月賞与初傲り ✤ ちとせ、◎ヨ ヨ
7 ✤ 5点 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌 ✤ ちとせ、ヨシ、てつを、森野、アイビー
8 ✤ 3点 【アイビー】 えいやあと五句を投ぜり心太 ✤ ヨシ、弥生、コビトカバ
9 ✤ 1点 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ ふうりん
10 ✤ 2点 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ ラガーシャツ、岩宮
11 ✤ 0点 降りぐせの梅雨空罵りペダル踏む
12 ✤ 0点 カーテンの向こうに聞こゆ四十雀
13 ✤ 0点 燕子花あやめ菖蒲か紺光る
14 ✤ 0点 各駅の車窓に見つけ花柘榴
15 ✤ 1点 【てつを】 かはたれの雲の澱みて栗の花 ✤ ちとせ
16 ✤ 1点 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく ✤ ダイアナ
17 ✤ 7点 【弥生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 ✤ ヨシ、◎てつを、にゃんこ、ナチーサン、ラガーシャツ、かをり
18 ✤ 1点 【茶々】 黄菖蒲の八重咲き揃ひ踊りかな ✤ ふうりん
19 ✤ 1点 【胴長おじさん】 貴婦人の頃が懐かしバナナかな ✤ ナチーサン
20 ✤ 0点 酷暑かな歳時記忘れた自然界
21 ✤ 1点 【ちとせ】 子育てらし威し鳴きすや夏烏 ✤ ふうりん
22 ✤ 0点 子燕の口犇めいて餌を求め
23 ✤ 7点 【岩宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 ✤ ちとせ、にゃんこ、森野、ダイアナ、あんのん、◎ナチーサン
24 ✤ 3点 【ダイアナ】 彩雲の流れて初夏の十四夜 ✤ 森野、ヨ ヨ、岩宮
25 ✤ 7点 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり ✤ 弥生、てつを、森野、ヨ ヨ、◎ダイアナ、岩宮
26 ✤ 1点 【てつを】 召集の命下りしかウリハムシ ✤ 和 談
27 ✤ 0点 焼酎瓶買物篭に鎮座して
28 ✤ 0点 樟脳の匂ふ押入れ衣更
29 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 初夏晴れに熊鈴の鳴る遊歩道 ✤ ちとせ、ふうりん
30 ✤ 3点 【ちとせ】 白壁に青田広がる散居村 ✤ ヨ ヨ、岩宮、かをり
31 ✤ 0点 白南風や部下のデートを目撃す
32 ✤ 2点 【ちとせ】 新じゃがを束子で擦るつるり膚 ✤ ふうりん、岩宮
33 ✤ 9点 【ヨヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、てつを、◎和 談、ナチーサン、ラガーシャツ、◎茶々
34 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 素麺や喉ごしも良しその細さ ✤ 和 談、茶々
35 ✤ 2点 【森野 そぼつ降る泰山木の咲く寺苑 ✤ ヨシ、ヨ ヨ
36 ✤ 1点 【ふうりん】 ダービーを取つて競馬の二連勝 ✤ アイビー
37 ✤ 11点 【ちとせ】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 ✤ 胴長おじさん、◎ヨシ、てつを、◎ふうりん、あんのん、◎アイビー、コビトカバ、ナチーサン
38 ✤ 4点 【ヨヨ】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か ✤ 胴長おじさん、アイビー、和 談、ラガーシャツ
39 ✤ 6点 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、◎弥生、岩宮、茶々
40 ✤ 1点 【胴長おじさん】 父の日や空白の文字のみ占めて ✤ 森野
41 ✤ 0点 夫剪定羽抜鶏ごと羅漢槙
42 ✤ 1点 【にゃんこ】 梅雨曇ますます重き貨車の列 ✤ ちとせ
43 ✤ 0点 梅雨間近繙いてゐる闘病記
44 ✤ 5点 【かをり】 手鏡に映る水無月風過ぐる ✤ 弥生、にゃんこ、森野、ヨ ヨ、あんのん
45 ✤ 1点 【アイビー】 でで虫のオブジェの上の蝸牛 ✤ にゃんこ
46 ✤ 0点 でで虫を見らば口つくあの唱歌
47 ✤ 0点 てふてふに蕾のあらば柿の花
48 ✤ 1点 【森野】 天国と思へる一歩冷房車 ✤ 弥生
49 ✤ 4点 【ヨシ】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑 ✤ アイビー、ナチーサン、かをり、茶々
50 ✤ 0点 搭乗の手続はスマホかたつむり
51 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 登山帽ウェストン碑より動き出し ✤ ◎かをり
52 ✤ 2点 【ナチーサン】 樋伝ふ雫を染めて柿若葉 ✤ ふうりん、岩宮
53 ✤ 0点 夏風にだるだるせざるを得ない吾
54 ✤ 0点 夏蝶の色深まりて海賊旗
55 ✤ 1点 【和 談】 夏場所や土俵が命藤凌駕 ✤ 茶々
56 ✤ 0点 夏野菜紫小かぶカリカリと
57 ✤ 2点 【森野】 何にでも神宿りてか花は葉に ✤ ◎ラガーシャツ
58 ✤ 3点 【弥生】 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子 ✤ あんのん、かをり、茶々
59 ✤ 3点 【ヨシ】 俳句本開いたまんま明易し ✤ コビトカバ、◎岩宮
60 ✤ 1点 【アイビー】 バイク見て柴犬吠ゆる夕薄暑 ✤ あんのん
61 ✤ 2点 【弥生】 博学なシニアガイドや街薄暑 ✤ アイビー、コビトカバ
62 ✤ 0点 初夏の藤無料ガイドの五稜郭
63 ✤ 3点 【かをり】 薔薇切るや呼ばれし気して振り向かず ✤ ◎あんのん、コビトカバ
64 ✤ 0点 昼下りエアコン洗い野球観る
65 ✤ 2点 【てつを】 壜に香を詰めて帰らむ花蜜柑 ✤ ◎にゃんこ
66 ✤ 1点 【弥生】 プードルがよく似合う場所薔薇の園 ✤ コビトカバ
67 ✤ 0点 深くまで木曽駒は碧夏の風
68 ✤ 1点 【岩宮】 襖戸の何やら重き梅雨入かな ✤ ヨ ヨ
69 ✤ 2点 【ヨシ】 故里の四方の山々新樹光 ✤ ◎ちとせ
70 ✤ 0点 細麺を食べて至福の涼夜かな
71 ✤ 1点 【ナチーサン】 またまたか横綱不在五月場所 ✤ 和 談、
72 ✤ 5点 【アイビー】 待つといふ揺るがぬ知略蟻地獄 ✤ ヨシ、てつを、あんのん、◎コビトカバ
73 ✤ 6点 【かをり】 水無月や碁石をあらふ父の息 ✤ 弥生、てつを、ダイアナ、あんのん、コビトカバ、ラガーシャツ
74 ✤ 3点 【あんのん】 満ち足りて留守居の夫に買ふ鰻 ✤ ヨ ヨ、ダイアナ、茶々
75 ✤ 2点 【森野】 耳遠き夫に老鶯届く今朝 ✤ 胴長おじさん、かをり
76 ✤ 1点 【ヨシ】 耳鳴のしては止まらぬ走り梅雨 ✤ 森野
77 ✤ 0点 ジメジメもめげぬ六月の花嫁は
78 ✤ 0点 山開き誰となく詠む俳句かな
79 ✤ 3点 【ヨヨ】 柔らかに万緑生みし大地かな ✤ 和 談、ラガーシャツ、岩宮
80 ✤ 1点 【茶々】 湯上りのあやめ紺染め浴衣かな ✤ 和 談
81 ✤ 0点 夕闇に皐月のあかり庭照らす
82 ✤ 1点 【コビトカバ】 幽霊海月毎日同じ事をして ✤ 弥生
83 ✤ 1点 【ヨシ】 よく見れば愛しき花よどくだみは ✤ 茶々、
84 ✤ 6点 【てつを】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 ✤ にゃんこ、◎森野、ダイアナ、アイビー、ナチーサン
85 ✤ 1点 【あんのん】 リズムごとつかず離れず夫婦生く ✤ 胴長おじさん、
86 ✤ 1点 【岩宮】 老鶯をしかと聞きたる木立かな ✤ かをり
87 ✤ 2点 【ナチーサン】 若葉風入れ墨の香の流れけり ✤ 弥生、にゃんこ
88 ✤ 1点 【弥生】 わんぱくの怖くて好きな蜥蜴かな ✤ ナチーサン
89 ✤ 2点 【胴長おじさん】 山滴る惚けないことは惚れること ✤ ダイアナ、アイビー
90 ✤ 4点 【ヨヨ】 数独を競ふ夫婦や走り梅雨 ✤ 胴長おじさん、てつを、和 談、かをり
91 ✤ 1点 【ダイアナ】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴 ✤ ちとせ、
煩雑を避けるため、二つの記事を一つに纏めました。文責アイビー。
アイビーさん、鑑賞その3で私の
深呼吸初夏のアファンの森歩く、
を取り上げて頂きありがとうございました😆反応が遅くてすみません❗️この句はアファンの森を知って頂きたくて、誰にも採っていただかなくてもと思い投句しました☺️
主人がC.W.ニコルさんのファンで
私はお供だったのですが、ステキな森でした。6月6日、7日と一泊のツアーで7日の午前回りましたお天気にも恵まれ、心地良い森の空気をいっぱい吸ってきました。2時間のコースでしたが、ガイドさんが樹木について溢れるほどの愛を込めて沢山教えてくれました😆興味のある方はHPをチェックして下さい。行くには予約が必要で料金も掛かります。私はafanのコースターとバンダナを寄付と思い買ってきました。
アファンとは風通る谷初夏の森
朴の花アハァンの森に清められ
アイビーさん、コメントのチャンスありがとうございました😆
アイビーさん、早速のコメント恐れいります。
前の私のコメントの最後に句を書きましたが、初めの句は
アファンとは風通る道初夏の森、
が初めに作った句です。ガイドさんから、風の通る道と言う意味ですと教えて貰ったのですが、コメントを出す前にHPを見ましたら、風の通るところ(谷)とあったので急遽、谷に変えたらおかしな句になってしまいました😱反省です❗️お恥ずかしい🥵
それは貴重な体験をされましたね。アファンの森は、明確な理念に基づく森林の再生をうたってますから、観光客の利便性を期待すれば当てが外れましょう。ダイアナさんのご主人もc・w・ニコル氏の思想に共鳴されておられるとか。もっと一般の認識が広がればよいですね。
管理人さん、割り込みます。
次回の嚶鳴庵俳句教室は6月26日です。兼題は、白夜 バナナ、または当季雑詠の5句を12時50分までに提出してください。
兼題と当季雑詠の組み合わせは自由です。用紙については規定のものがありますので、当日配ります。
ちょっと変わった俳句募集あります。「ひらめきが生まれ、曲が浮かんでくる」俳句を募集します!!
締め切り 2024年7月20日(土) ひとり2点まで応募可、投句料、無料
採用された句には、ピアニストが曲をつけ、コンサートホールで披露されます。
詳しい案内は26日の句会の折に配りますが、パソコン、スマホでも検索してみてください。
宗次ホール ピアノコンサート 俳句募集 ひらめきが生まれ、曲がうかんでくる、このように入力して検索してみてください。
自分の句に曲が付くなんてことはめったにないことなのでぜひ、応募してください。
入賞者には、ご招待の副賞が用意されているようです。
万歳ならいいんですけど、お手上げになりそうです.
皆で万歳したいですね!!(^∇^)
コビトカバさん、 早々とすばらしい!!
はやぶさ君も応募していいですよ、もちろんパパも、一家で入賞なんてことになったら、花火でも打ち上げて喜びたい!!
26日の句会では、あと2件の俳句募集のチラシを配ります。入賞者がたくさん出たら、大仏さんの前で、みんなで
バンザイしようね、ひとりなら、恥ずかしくてできないが、みんなでやれば怖くない!!(笑い)
今日メールで応募しました^_^
句が曲になるなんてなんてロマンティックなんでしょう(≧∀≦)
アイビーさん、ぜひぜひ、応募を・・・もちろん他の方も、いろいろ挑戦してみるのも悪くないと思います。
宗次ホールは、カレー専門店ココイチの創業者、宗次氏が私財を投げうって建てたクラシック専門のホールです。
名古屋市中区栄4-5-14にあります。
開催日は8月3日(土) 13時30分開演です。詳しい案内チラシは26日の句会で配ります。
「ひらめきが生まれ、曲が浮かんでくる」俳句を検索したところ直ぐアクセスできました。新聞社や自治体の主催ではなく、名古屋市広小路のクラシック専門の宗次ホールが主催してるんですね。従来の募集俳句とは勝手が違うでしょうから戸惑いますね。しかし、命まで取られるわけじゃなし、投句料もただだし一つ乗ってみますか。
この25日から藤井聡太竜王への挑戦者を決める決勝トーナメントが予選を勝ち抜いた11人の棋士によって争われる。最年少棋士から羽生世代のベテランまで多士済々の顔ぶれだ。1組での優勝者は現在棋聖戦で挑戦中の山崎隆之八段だ。1組は5位までの出場だが実績のある伊藤匠叡王、豊島将之九段、永瀬拓矢九段、羽生善治九段、森内俊之九段、王位戦挑戦者の渡辺明九段はすでに予選で敗退している。藤井竜王の予想する本命は広瀬章人九段だ。対抗馬は2組優勝の佐々木勇気八段。なお、注目株として最年少18歳の藤本渚五段を挙げている。はたしてどうなるか。興味は尽きない。
なお竜王戦本戦は第1局が10月5~6日東京で行われ最終まで縺れれば12月18~19日甲府市で決戦が行われる。
アイビーの俳句鑑賞 その4
人生は今を起点と夏つばめ (ナチーサン)
忙しく立ち回る燕。文字通り、ひっきりなしである。勤勉で律義な日本人の琴線に触れる鳥だ。そうした燕の様を定点観察した作者のナチーサンさん、胸中深く感ずるところがあった。同時に、人生今からの思いを強くしたことでもあった。
語るべき夢には非ず明易し (和布)
夜が明けるのが早い。束の間に微睡む作者の夢。もとより夢とも現ともつかない夢だけに、記憶も定かではない。どちらにしても、人に言うほどのことではない。一年中で最も夜が短いのは夏至の頃だが、気分的に夜が短いと感じるのは夏至より少し前の時期になる。そんな季語が「明易し」「短夜」で、両者は同じ意味だが微妙なニュアンスが違う。この句の「明易し」の使い方は上手いと感じた。
老いの身を案ずる如く雨蛙 (茶々)
田んぼなどで雨蛙が鳴いている。普通に聞けば煩いだけだが、作者はこれを「老いの身を案」じてのことと感じ取った。同じ現象を見ても、個々の主観で解釈は変わる。いずれが正解とも断定できない。蛙が鳴いたから、ステレオタイプでと煩いと決めつけるのはむしろ有害だろう。
一缶のビール夫婦で分かち飲む (ヨシ)
作者夫婦の場合は全く酒を受け付けないのとは違うようだ。それでも一缶のビールを一人では飲み切れず、二人で一缶というところが微笑ましい。単なるビールの句ではなく、バックにある夫婦の円満な関係までが見て取れるのだ。ほのぼのとした味わいの佳句。
どうしてる自転車の旅老いの夏 (無点)
惜しくも無点となったが、理由を一緒に考えてみたい。第一に気づくのは三句切れの句だという点。このため焦点が定まらず、取り止めのない印象になってしまった。「5・7・5」の上の「5・7」か、または下の「7・5」を意味の上でも文法的にも繋がるようにすれば三句切れは解消できる。座五以外の俳句の切れは1つだけと憶えておきたい。
青梅の青際立つや雨上がり (無点)
この句も無点となってしまったが、特に致命的な欠点は見当たらない。強いて上げれば「青梅」と「青(いろ)」と同じ青が出て煩わしい感じになったぐらいか。アイビー流に詠むと 梅の実の青よみがへる雨上がり
命日やカレーライスと薔薇供へ (無点)
この句もいい味を出しているのだが無点句となった。特にカレーライスを出したのは、故人の好きだった食べ物を暗示しているのだが。ただ命日だけでは漠然としてる印象だ。具体的に「母の忌」あるいは「父の忌」としたらよかったかもしれない。
アイビーの俳句鑑賞・完
アイビーの俳句鑑賞 その2
夏草の下に日月ありし丘 (森野)
どういう情景を詠んだものか、最初はマゴついたがおそらくこういうことだろう。小高い丘の頂上の夕刻、太陽が沈みゆく西空、一方東空には月が上り始めた。丘の頂上だから、どちらも見下ろす立ち位置にいる。夕日と月を一望にできるとは豪勢なロケーションだ。視界を遮るものとてない、ただ夏草が茂るばかりだ。
向かい合ふ鰻の香り夫婦かな (ラガーシャツ)
情況をイメージすれば、名の通った鰻の名店で、夫婦と思しき二人の客と相席になった時の情景か。昼の繁忙時で、相席になったのはよいが手持無沙汰だ。ようやく注文の品が配膳されたが、当然ながら相席の夫婦も鰻だ。縁も所縁もない他人同士だが、同じ鰻を食べてにわかに親近感を覚えた。こんな光景が思い浮かぶ。「相席」という単語を使えば、状況説明がすんなり行きそうだ。
田舎道蛙啼く音は今何処 (ヨヨ)
蛙が煩く鳴いている田園風景。しかし、子ども時分に比べればずっと少なくなったように思う。そんな感懐をヨヨさんが上手く句にした。しかし、座五の「今何処」は俳句表現に馴染まないと言うか、そこまで言っては言い過ぎではなかろうか。蛙は春の季語で、夏だったら蟾蜍、青蛙などと使う。同じ材料をアイビー流に詠めば、雨蛙むかしほどには鳴かざりし
山清水行き渡らせて千枚田 (尾花)
6月句会で最高点を集めた。各地に棚田、千枚田はあり日本人の原風景とも言える。しかし、棚田、千枚田を維持するのは大変な労力が必要で、とりもなおさず我が国の農民の勤勉さを示している。この句の上五、中に「 山清水行き渡らせて」という楚辞が素晴らしい。棚田を維持している農民へのリスペクトにもなっている。
万緑や無人改札電子音 (玉虫)
二物取り合わせの句とは、こういう風につくるんだよ、という見本のような句。最近は無人駅といえども自動改札で無味乾燥な電子音がピッピッと音を発している。電鉄会社の合理化の所産と万緑、一見なんの関わりも無さそうな組み合わせから、詩情を見出すお手並みは見事。
夏場所や贔屓の力士の下克上 (ふうりん)
新しいヒーローの出現は角界を活性化させる。白鵬の引退以来、二代目琴桜をはじめ若い世代が次々に台頭し、相撲ファンを沸かせている。ふうりんさんのご贔屓は知らないが、当てずっぽうで大の里と見たがどうだろう。この観測が当たっていれば、夏場所の展開は下克上の最たるものだ。ファン冥利に尽きる。
神鳴りや今日はなんだか冴えている (無点)
惜しくも無点となったが、何故か気になる一句。神鳴り(雷)が鳴ったことと作者自身の「なんだか冴えている」こととはまるで脈絡が無い。不条理ですらある。この不条理さ加減が、この句の魅力と言ったら叱られようか。一度読んだらクセになりそうな句なのである。
以下次号、不定期掲載
アイビーさん、鑑賞ありがとうございます!
神鳴りの句、コビトカバでした。
雷を神鳴りと書く事を勉強して、この季語で作りたい!と思いました。
神鳴りのズドーンと落ちる感じとズドンと何か降りてきて冴えてる感じを取り合わせたくなりました。
将棋ですが、藤井さん負けたんですね!
将棋は殆ど分からないんですが、藤井さん敵なしのかんじだったので、倒す人がいるとまた盛り上がりますね!
将棋叡王戦決戦は2勝2敗を受けて甲府市で行われ、156手の熱戦の末伊藤匠七段が藤井聡太叡王を破り初の叡王となった。
勝負は叡王の穴熊作戦が堅固で伊藤七段も攻めあぐんでいたが中盤以降劣勢を跳ね返し終盤粘る叡王に僅差で競り勝った。
最後は駒一枚の争いになったが、中盤に差が付いたのでやや緊張感が薄れたように見えたが穿ち過ぎだろうか。
これで藤井は七冠となり7月1日には棋聖戦(第3戦・山崎隆之八段)、7月6~7日王位戦(第1戦・渡辺明九段)とそれぞれ名古屋で対戦する。日程が混んでいるので大変だが気持ちを切り替えでベテランの挑戦を跳ね返してもらいたいものだ。
藤井叡王負けました!アベマでずっと見てましたが攻めるべきところで
間違った守りをしたみたいでした残念ですが仕方ありません
永世棋聖目指して頑張ってください。応援してますよー。
明日将棋叡王戦(5回戦制)最終戦が山梨県甲府市で行われます。藤井聡太叡王への挑戦者伊藤匠七段が2対2の対に持ち込み決戦に臨みます。藤井にとっては八冠防衛の最初の試練。もし負けることになると七冠に。一転挑戦者になり復帰には予選を勝ち抜かねばならず容易ではありません。何とか防衛したいところ。藤井の叡王4期連覇なるか伊藤の初の叡王が実現するか。興味は尽きません。結果は明日夜に判明の予定です。
山清水行き渡らせて千枚田
アイビーさん鑑賞を、また選句してくださった方々ありがとうございました。
四谷の千枚田は私の好きな所で何回か行きました。 鞍掛山(883m)の斜面、標高差200mの所を開墾した石積みの棚田で、豊富な湧水を工夫して全ての田に行き渡らせ麓まで澄んだ水が溢れている。
代田に映る夕焼けを見たり、青田を吹き抜ける風を感じたり、稲刈りも全て手作業、この辺りではあまり見かけなくなった稲架掛けもされていますし、また農作業を今しているというようなユニークな案山子さんにも会えます。 よく言われる言葉ですが「日本の原風景がここに・・・」車を動かせるうちまた行きたいなぁーと思っています。
67 ジュラ紀より逃げまはりたる青蜥蜴 (アイビー)
大いに腹の底から爽快な句ですねえ。
しかも、私も2、3日前に床下掃除で出くわしたのです。ええ、臆病なほど、逃げてました。
作者の豊かな発想、深い想像力、また青トカゲ君に敬意を表して特選でいただきます。
青の一文字がいいんだなあと。
4 友の戸へ十薬の花導けり (ダイアナ)
季語が動くのか、ベタな風景なのか、私の一票だけとは意外でした。
六月ですよ、じゅうやくのような白い素朴な友情好きだなあ。
11 生命線握って生まれ天瓜粉 (ABCヒロ)
生命力あふれております。完璧な句ですが、出来すぎて特選は青蜥蜴にした次第です。
16 何故そんな名前ついたの姫女苑 (てつを)
ちさきものや雑兵のごときものへの挨拶句ですね。語りかける作者のやさしい目をいただきました。
よく憶えておりませんが、新田二郎の「春紫苑物語」帰化植物の悲哀の句。
18 葉に触るる指もトマトの匂ひなり (にゃんこ)
私もミニトマト作っています、で短歌もまさににゃんこさんと似た歌を詠みました。
摘んだ本人しかわからぬ嗅覚。リアルの句も瑞々しさをいただきました。いただく俳句は新鮮なライブですねえ。
葉に触るる指もトマトの匂ひなり 初恋なんかおもひだす朝
75 黒南風の国生みの島隠しけり (てつを)
国生みの島は淡路島?語らずとも雨の島影ですよね。
とてもきちんと語句を選ばれ、とかく雑になる私は猛省です。ああ、旅愁と神話、旅に出たい。
87 人生は今を起点と夏つばめ (ナチーサン)
夏つばめに托した境涯の一句、なぜ人は境涯を語りたくなるのか(ここはもろに詠む句が多いです)それは承認欲求でありましょう。
俳句は自分のために詠むものですのOKですし、私は境涯の句は受け入れたときにはいただきます。
夏つばめの飛び方はさわやかですもの。私も異動でまたひとつ起点をつくります。
98 薫風や一信一宝得る一献 (和談)
この句も境涯でありますが。「一」の連打の迫力。
私も一緒に酒呑めない相手はどうかとおもう時があります。
薫風で品が出て救われてます。
失礼なコメント、誤字脱字、お許しください。
アイビーさんのおまとめに感謝です。
アイビーさん
最初に気がついたのは、葉や茎についた小さな虫を払ったときで、ふわっとトマトの香りがしてきました。
「トマトって全身(?)からトマトの香りがするんだ」と私にとっては大発見。
気をつけていると、風で葉がこすれ合うだけでも、ほんとにかすかにですが匂います。
にゃんこさん、葉が触れ合っただけでトマトの匂いがするのですか。初めて聞きました。実地の経験が物を言いますね。農家なら常識でしょうが。農家のふりをして農業の句をつくってもバレる道理です。臨場感と言いますか、作為的なものが出てしまうのでしょう。
かをりさん
鑑賞していただいた上、素敵な句まで付けていただき、ありがとうございます。
今年初めて(プランターですが)ミニトマトを植えました。
トマトって葉がこすれるだけでも、トマトの実の匂いがするんですね!
ちょっとしたことですが、とても感動しました。
トマトを作っておられる方には、当たり前すぎることなのでしょうが…。
この感動が伝わっただけで、この句は大成功。
今、大きくなりつつある実を飽きずに毎日ながめています。
令和の其角とはまた。それだけで嘘っぽく聞こえます。しかし、嘘っぽいお世辞でも、言われた方は悪い気はしません。過分な 褒詞、いたみいります。
平明かつおかしみが洒落れてます。令和の其角の句かとおもったら、アイビーさんでした。
ネット句会を主宰され、類想の及びも無き句を作るアイビーさんなら、人生百年を楽しめるとおもいます。
拙句を取り上げていただき有難うございます。かをりさんの手にかかると、自分の句でありながら自分の句でないような、妙な気持ちになります。
将棋棋聖戦5番勝負は藤井棋聖1勝を受けて第2戦が新潟市で行われ先手番藤井聡太棋聖が111手で挑戦者山崎将之八段を破り棋聖防衛に王手をかけた。前半から優位に立った藤井棋聖だったが終盤山崎八段の反撃にあい縺れたが最後は慎重に読み切り勝利した。第3戦は7月1日名古屋市は万松寺で行われる。
ラガーシャツさんへ
まさに詰将棋ですね。相手に後1枚金駒があれば負けですよね。しっかり時間を残しているのもさすがですね。抽斗も多いですね。無理と思えば切り口を変えます。相手は大変です。
そうですね次の叡王戦楽しみです。後先は振りごまでしたかね。ま、彼には関係ないかもしれませんが。今月20日ですね。藤井叡王の4連覇なるか、伊藤匠7段の初の叡王なるか。藤井としては日程とも戦わなくてならず大変です。ここが正念場ですね。伊藤としても意地を見せたいところ。相手は武蔵、小次郎の心境でしょうか。
強いですねー藤井棋聖凄い一手55桂そこからの詰将棋のような寄せ
素晴らしい芸術的な進行には感動しました。
次の叡王戦も頑張ってほしいと思います。