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リーダーシップ

Q0378 
 リーダーシップの話です。自分が今どうなのかなと迷っていることなんです。文化祭というのがありまして、総合学習なんですが、私は学年の担当なんです。うちの学校が不思議なのは、3年生だけが劇をやって、1、2年生は観るという形なんです。よその学校から来た先生から、「1,2年は何もしないのはどう思う?」という意見が出だして、年度の途中でそんな意見が出てきたので、「それはもう提案済みです」と、パーンと蹴ったんです。今年はそれで終わりました。そのあと、先生方にアンケートをとってまとめました。実際にやったのは3年生で、学年の先生として「成果と課題と気づいたこと」ということでまとめました。それを職員会議に出しました。で、終わったんですが、「1,2年生も何かやったほうがいいんではないですかという意見が出ていた」と追伸に書いてあったので、「それは私の仕事ではありません。プロジェクトチームを別に立ち上げてやってください」と蹴ったんです。で、その後動きだしそうにないんです。誰も何も言いそうにないんです。私は知らん顔しようと思っているんですけど、このままでは来年度もまた引きずりそうで、私も責任を感じていたり、私の仕事じゃないことには手を出さないぞと決心しながら、学校全体のためにはどう動くべきかと迷っています。

A0378
 管理職はどう言っています?「管理」だから管理職がまず意見があるでしょう。
Q
 管理職は、「1,2年生も何かしたほうがいいんじゃないか」という意見が出たときには、「そうだね」と言った。
A
 このごろの管理職はみなそうです。自分に経験がないから、誰かが言ったら「そうだね」と言う。反対したら、「そうだね」と言う。
Q
 私の仕事は、「総括」を出したらそこまでで、「あとはプロジェクトチームを作ってやってください」と言ったときには、みんな黙っちゃったので、知らん顔していました。
A
そのプロジェクトチームは、いつどうやってできますか?
Q
 わかりません。
A
 管理職はどう言っていますか?
Q
 そのことについてはコメントはなかったです。みんな黙っちゃいましたから。
A
 だから、管理職に「プロジェクトチームをいつ作りますか?」と言ったら?
Q
 私は推進派じゃないんです。
A
別に推進派ではなくても、次どうするかはプロジェクトチームが決めるでしょ。
Q 
 「プロジェクトチームでやってください」というのは私の判断なんです。
A
じゃあ、それは通ってないんだ。承認されてない。違う?知らんけど。チームを作ろうということ自体がまだ決まってないんだ。
Q 
 決まってないんです。
A
そんなら何も決まってないんだ。
Q
 何も決まってないんです。
A
何も決まってないなら、惰性で動く。よくわからないけど、どこが問題なんですか?例えば、1年生から3年生まで全部劇をやるというのも、3年生だけやるというのも、どっちもありうると思う。あなたが問題だと思っているのは何なんですか?
Q
 私個人的には今の形のほうがいいと思っています。
A
なら、そう言えばいい。
Q
 「私はそう思います」というのは言っているんですけど、私が決めることではなくて、学校全体が決めることです。
A
決めるのは学校全体ですけど、意見を言うのは個人の責任です、いつも。どんなときにも自分の意見を発信し続けないといけないと思います。決定権があろうがなかろうが、僕たちは人生について、道徳的・倫理的な、善いことと悪いこと、正しいことと間違ったこと、美しいことと醜いこととの判断を道徳的と言うけど、3年生だけ劇をやって、1,2年生は見学にまわるのが、私はいいと思ったら、権限があろうがなかろうが、そう思うのなら、言うのが自分の責任だと思う。民主主義社会で暮らすわれわれの責任だと思う。僕は学校に対して何も権限はないんですけど、学校のことを言い続けるんです。南京事件にも沖縄事件にも何も関係ないけど、言い続けるんです。それは道徳的な判断なんです。これは言わないと不道徳だと思う。最終的に、「お前が言うのは違う」と決めれば、そっちに従います。民主主義者ですから、私は私の意見を発信しますが、みんなが違うと言ったら、「いや、絶対これでいくぞ」とは言いません。そんなのしたら、民主主義社会そのものが潰れるから。だから、もうちょっと言ったらどうですか。おとなしくしてないで。だいたい、あんたはそうやね。あのときもそやったけど。(爆笑)
Q
 自分の意見をバーンと出す、最後に。それをしないんですね。
A
そう。だからまわりの人にわかりにくいよ。「あの人何思っているか」が誰からも見える人でいたほうが、向こうが私を取り扱いやすくない?「野田さんに話したら、どうせこう言うで」というのが先に見えてるほうが、わかりやすくていいやんか。
 意見を発信し続けることというのは、今すごく大事なことだと思う。こんな世の中になったからこそ、むなしいと思っても、言い続けないといけない。持続は力で、言い続ければ声は届く。届いた範囲は変わっていく。たくさんのことで、イヤがられようが、反対されようが、僕は言い続けているんですよ。反対する人は当然いる。私は1つの立場をとっているから、「あんたの意見は違うで」と言う、それはOKです。民主主義とはそれだと思う。例えば、大阪府下の落選している議員さんがいる。この人は核武装論者なんです、はっきり。選挙のときに、自分は核武装論者だと言うから、徴兵と核武装を言うから、落ちたんです。前は通っていたのに、選挙制度が変わって、落ちた。でも、徴兵・核武装の人も国会へ行ってほしい。共産主義革命を起こして、天皇は潰せと言う人も国会へ行ってほしい。国民のある比率でそんな人たちもいて、その人たちの代表として国会へ行って話をしてくれると、一番国民の意見を反映したものが決まると思う。極端な意見を言う人を排除するのはおかしい。僕、自分自身は中道論者だと思っている。徴兵論者でも核武装論者でもない。反対でもないし、賛成でもない。考えてるんですけどわからない。強力な再武装は反対です。そんなのしたら、最後は竹槍ですからね。意見は発信し続けないといけないと思います。学校とかお役所とかは、意見を言わなくても暮らせる。役人の生ぬるさは、僕も15年も公務員をやりましたから知っています。あそこで意見を言えば、唇寒いんです。おとなしくしていれば無事安全に定年まで暮らせる。よくわかるけど、それやっていると変わらないよ。うるさいやつだと思われても、長いことつきあっているとわかってくれると思う。ごり押しで自分の通そうとしているのではない。ただ、意見を発信しているだけで、決まったら従ってくれる人だとわかってくれれば、そのうちイヤがられなくなる。(回答・野田俊作先生)

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論語でジャーナル

17,曾子曰わく、吾諸(これ)を夫子(ふうし)に聞けり、人未だ自ら致す者有らず。必ずや親の喪か。

 曾子言われた。「私は先生(孔子)からこのように聞いている。「人間の行為のうち、自力だけで究極まで行けるものはない。必ず学問なり教養の助けを借りてはじめて究極に近づける。しかし、この原則にはずれるものがある。ほかでもない、親の喪における態度である。自己の内心から湧き起こる悲哀、それのみによって究極の完全な態度に到達できる」。

※浩→今までの子遊・子夏・子張らは孔子の言葉をそのまま引用しないで、自分の解釈をつけて自分の言葉として語っていましたが、曽子は孔子の死後、教団を相続したので、常に孔子背景として発言することになったでしょう、と貝塚先生の解説です。親の喪については、莫大な遺産を残しているような家では、残された子どもたちによる遺産分与争いが、映画やドラマで描かれていますが、ああいうところでは、故人への哀悼の気持ちなどまるでないかのように感じられます。凄まじくおぞましいです。映画『犬神家の一族』の4Kリマスター版が「日本映画専門チャンネル」で放映されていました。これまで何度も見た映画ですが、また観直しました。画面がとても鮮明になっていて、しっかり楽しめました。最近は、NHKでもかなり本格的な作品が作られて、金田一役は吉岡秀隆さんで犬神家長女役は大竹しのぶさんでした。この大竹さんの長女は鬼気迫る名演技でした。犬神家の莫大な遺産をめぐる凄まじい親族争いで悲惨な事件が起こるのですが、ストーリーはともかく、亡くなった往年の名優が大勢出演されているのが嬉しかったです。まず高峰三枝子さん。それから三國連太郎さん。三國さんは冒頭に出るだけですが、凄みがありました。刑事役の加藤武さん、弁護士役の小沢栄太郎さんもまさに適役。犬神家長女(高峰三枝子さん)の息子の恋人で婚約者の島田陽子さん。さらには犬神家次女の息子で殺される役の地井武男さん。神主役の大滝秀治さん、金田一が宿泊する宿の女中役の坂口良子さん。犬神家長女のお琴の師匠役・岸田今日子さん。宿の亭主役の三木のり平さん。蒼々たるメンバーですが、どなたも既に故人です。現在活躍中の方は、金田一耕助役の石坂浩二さんと三女役の草笛光子さんくらいですか。長女の息子役のあおい輝彦さんはとっくに引退されていて、消息は不明です。これからも時々録画保存版で観るつもりです。故人が現在もお元気で活躍されている錯覚でもいいから、身近な存在としていていただきたいです。渡瀬恒彦さんなんか、「おみやさん」「十津川警部もの」「タクシードライバー」で今もしょっちゅうお目にかかっています。

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質疑応答:歴史教育2

 もう1つは、民主主義とか、選挙とか、「公民」(昔は「社会科社会」)も、少し違うというのが常識化している。いつも仲間内で会議をやったり、物事を決めたりするときに、みんな絶対にリーダーになりたがらない。「皆さんどうですか?」と皆さんの意見を聞く。それをやると決まらないよ。「皆さんどうですか」と言っても、どうせ何も考えてない。突然何かについて「どうしましょう?」と言われたって、そのときの思いつきを言うだけでしょう。思いつきをいくつか言って、多数決を取ってもいいアイディアは出ない。やはりリーダーシップのある人が、それについて一生懸命考えて、みんなに説明をして、みんなが納得すれば賛成するし、違ったら反対するようにして決めないといけないのに、絶対リーダーになろうとしない。リーダーになると、「独裁だ」と言う。ほんとに「独裁」というと、ほんとに独裁しちゃう。例えば、野田総理大臣(私じゃありません)は、TPP参加に関して、党内にも説明せず、もちろん国会でも説明せず、国民にも説明せず、何も説明しなかった。確かに法律上は、ある条約の交渉に総理大臣が参加するかしないかは承認はいらない。総理大臣が自分で決めればいい。かといって、「法律上そうですから説明する必要はない」と言っちゃうのは変で、話を聞くべきだと思う。かといって、世論調査とかの数字を気にして、「みんながこう言っているから、僕は違うけどこうしようか」というのも、リーダーシップでない話だと思う。だから、リーダーシップって何だろうと、考えないといけない。リーダーシップというのは、ある信念があって、その信念をみんなに納得してもらうように説明をして説得をして、「これのほうがいいんじゃないですか。反対なさるけど、やっぱりこれのほうがいいんじゃないですか」と言って、それでみんなの了解を得て動くことをリーダーシップと言うんだと思う。そういうふうに責任を持ってみんなをまとめて動くということを、学校で習ってない。みんなで話し合ったら、良い結論が出ると思っている。みんなで話し合っても良い結論は出ません。
 みんなで話し合っても良い結論が出ない極端な例が、住民直接投票です。いろんなところで基本条例というのが作られていて、これは松下圭一さんという菅直人さんのお師匠さまが言い始めたことで、要するに「困ったことは全員で直接投票しましょう」ということ。わからんわ。そんな自治体のいろんな出来事について、例えばトイレは家ごとの個別浄化槽がいいのか、集中浄化槽を作って下水道で流して処理するのがいいのか、どっちがいいかようわからん。そんなの自治基本条例で制定すると言われても、確たる情報がない。大阪だと地下鉄があって、大阪の地下鉄は(料金が)高い。初乗り200円ですから。東京は120円かな。高いんですけど、ある人たちが民営化しようと言っている。民営化したほうがいいのかよくないのかよくわからないです。地方公共団体がやったからこそ、あれだけ穴を掘って、あれだけきっちりできて、できちゃったから今度は民営化していいというのは、変な理屈で、私鉄ではあそこまで穴を掘らない。あのモグラ精神は、役人ならばこそですよ。聞かれても、私はどっちへ入れていいかわからないです。投票した結果も、よくわからない人がみんな入れているから、そんなにアテにならない。それよりも政治家が、民営化するならすると、僕らを説得してほしい。きちっとデータを出してね。それが民主主義だと思うんだけど。民主主義というのは、情報を共有することから始まると思う。あまり情報を流さないままで、「どうですか?どうですか?」と、良いことだけ言って、票を集める。その典型がこの前の民主党が勝った衆議院選挙で、子ども手当とか高速道路無料化とか言っていて、自民党の人がびっくり仰天して、「そんなお金ありません」と、「国は赤字財政で国債がいっぱいあるのに、どこに子ども手当を出すお金があるんですか?」と言うと、「無駄を省けば必ず出てくる」と言う。蓮舫さんとかがそう言うから、そこまで言うなら出るのかと、誰でも思う。で、みんな票を入れた。僕は入れなかったけど、入れた人がたくさんいます。民主党へ入れた人は反省してくださいね。無駄を省いても出てこない。蓮舫さんがテレビで、“仕分け”とか言って、ロケット「はやぶさ」の予算をバーンと切って、何十億か何百億かを三千万まで減らしたら、そのときちょうど「はやぶさ」が帰ってきた。あれは神さまの配剤ですね。で、「えらいこっちゃ」と、次ので増やしました。今度は、「堤防を低くする」と言ったら大地震が起こった。そうしても出てこない。出てこないけど、赤字財政の国債を増やさないと言った手前、彼らは国債を増やさない。どうするかというと、増税すると言う。今増税したら、国は潰れますよ。だって、僕らもこれ以上税金を払えない。正直に言いますけど。いったいどこにそんなお金があるんですか。税金高くなるんだったら、何するか。ものを買わないです。ものを買わないと、経済が回らないから、ますます不景気になります。まったく間違った政策をやっているけど、なんでこんな増税するかといったら、なんで地震が起こってさえ国債出さないと言ったかというと、ギリシャのようになると言う。ギリシャのようにならないよ。だって、日本の国債はほとんど日本人が買っているんです。ギリシャの国債は外国が買っていた。だから、踏み倒せないけど、日本の国債は日本人が買っているから踏み倒せる。「ごめんね」と言ったら終わりなんです。実際には踏み倒さないです。返済を待ってもらえるんです。僕たち個人が買う国債はほとんどないので、銀行が買っている。三井住友銀行とか、三菱UFJ銀行とかが買っている。なんで買うか。金が余っているから。なんで金が余るか。恐いから僕らが貯金する。企業は不景気で金を借りない。銀行にお金が貯まって貯まってしょうがない。銀行はお金を貯めておきたくない。貯めておいても死んでるもの。何とかそれで稼ぎたいけど、国債が一番確実。国債が潰れたら何もかも潰れる。国債が出るなら、喜んで銀行は買います。銀行は国債を買いたいけど、国は変なことを言った手前、国債を出さない。国債をいくら出しても、国会決議はいらない。国債は「建設国債」といって国会決議がいらなくて、だだ政府が買うよと言ったら買うやつと、「特別国債」といって国会決議がいるやつとがあって、建設国債を買えばいいけど、鳩山さんが「コンクリートから人へ」と言った手前、これは買えない。だから、変なところで民主主義で、変なところで国を潰すんです。アホなこと言わないで、国債を出して、景気を良くしてくれるといいと思います。国債を買ったら、それでもって東北地方の再建に使えます。東北地方の再建に使ったら、悪いけど、それで日本の景気は良くなる。土木工事をしますから、土木工事の材料がいっぱいいりますから。日本でいろんなものを生産して消費しなくてはいけなくなります。今、東北地方は凄く悲惨な状態です。先日東北地方へ行ってきました。海岸地方へは行ってないんです。今、行ける状態ではないみたいで。タクシーの運転手さんも、「海岸地方に行ったって悲しいだけです。行かないほうがいいです」と言ってたしね。内陸部で話を聞いても、やっぱりひどい状態で、何が起こっているかというと、みなさん避難所とか仮設住宅に入られて、避難所にいると食事に来る人がいるわけです。漁師さんなんかで、船が流れて働けないと生活保護がかかる。生活保護で月に20万あまりもらえる。20万もらって、食事が出たら、人間働きません、誰も。だって20万丸々小遣いに使えるんだもの。働いたとたんに生活保護は打ち切りになるからね。で、いよいよ復興しようかと、ゴミや瓦礫の片づけとかしたいので、「作業員さん来ませんか?」と言っても、誰も来ない。しょうがないから、岩手県とか宮城県とか県外から作業員さんを連れてきて働いてもらっている。県内に元気な人はいっぱいいるのに、朝からパチンコに行って、お酒飲んで、精神の荒廃状態が起こっている。なんでこんなことが起こっているかというと、中央がきっちり面倒をみないからです。リーダーシップを持って、「これはこうしなさい、あれはこうしなさい」と言わないから。ゴミの瓦礫の写真を見たことある?テレビかなんかで。あれは高さがきちっと揃っている。デコボコないんです。法規制があって、ああいうのを積むのは何メートル以下と決まっているので、地方自治体がうるさく見て回って、「あそこ高い」とか「ぴったりならせ」と言うと、横へ広がる。こんなときだから、いくら高く積んでもいいじゃない。国が、「ああであるけど、今は緊急事態だから、高く積んでもいい」と、ひとこと言えばすむことなのに、国が言わない。リーダーシップがないから。自分たちが決めて動くという頭が全然なくて、二十いくつもある会議でワーワー話し合っているだけ。「何かアイディアありませんか?」と言って。「何かアイディアありませんか?」と言うのに、アイディア何も出ないで半年たちました。
 これって、学校の中で、会議の仕方とか、リーダーシップとか、役割の分担とかを、きちっと教えてこなかったからだと思う。役割というと掃除当番くらいしか決めなくて、ほんとにリーダーとなってみんなを引っ張っていく人もいる、そのメンバーとして動く人もいる。あることをやるグループもある。別のことをやるグループもある。人間は平等だけど同等じゃない。全員が同じことをしなくていいんだということを教えてこなかったから。いろいろ根本的に問題があります。クチャクチャ枝葉を触らない。昔僕たちはうまく暮らしていた。ある時期からうまく暮らせなくなった。不登校にせよ、ニートにせよ、ある時期から急に増えた。それは、ずーっと遡って、戦争が終わってから増えた。戦争が終わった最初は混乱期でよくわからないけど、ずーっと一方的に上がってきている典型的なものは、離婚率です。離婚は昭和20年代から今までほんとに増加してきています。非行は、戦後すぐは混乱期で問題がありましたけど、これも長い目で見ると、ここしばらくは下がってきています。非行するほど元気がなくなったんだ。あれはなかなか根性がいりますからね。みな無気力化してしまっている。不登校とか引きこもりは、発生を見れば、絶対上がっています。国の経営がうまくいってなくて、教育を根本的に考え直さないといけない。
 家庭で見られることもたくさんあるから、その方向のことを話し合いもし、そういう方向をまず親がお勉強なさるのがいいと思います。(回答・野田俊作先生)

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質疑応答:歴史教育1

 歴史教育

http://www2.oninet.ne.jp/kaidaiji/dai1keiji-1-15.html

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論語でジャーナル

16,曾子曰わく、堂堂たるかな張や、与(とも)に並びて仁を為し難し。

 曾子(先生)が言われた。「堂々としたものだな、子張は。子張と一緒に並んで仁徳を行うことは難しい」。

※浩→子張は容姿端麗で頭脳明晰な人物であったらしく、曾子によると他の弟子が彼と一緒に並んで仁徳を行うことを敬遠していたようです。堂々とした態度と立派な風格を持つ子張の存在感の強さを示していて、容貌は立派であるが内容がともなわなくて、仁のほうはどうだかわからない、という説もあるようですがは退けました。「堂堂」は、容貌・押し出しの立派さですが、心理や主張の堂堂さも含めるとよい、と吉川先生の解説です。
 “どんぐりの背比べ”で、いずれも似たり寄ったりで、能力・業績に差がないのと、ここのように、ダントツ優秀な人がいて、他の連中が敬遠するのと、ほんとはどちらが“やる気”が出るでしょうかは人によりけりででしょうか。ダントツ優れた人を好敵手として燃える人と、勇気をくじかれて意気銷沈する人といるでしょう。自分の外側の条件に動かされないで、マイペースで自分の向上に努める人でいたいものです。アドラー心理学では、個性の違いを「対人関係優位型」か「課題達成優位型」かを考えたりします。「最優先目標」というのがあって、これは、人がいよいよ追い詰められたような状況でどうするかを言います。4種類あります。昔、中島弘徳氏と鎌田穣氏が共同研究された資料から引用します。他者を知る上で便利な手がかりになります。↓

「安楽でいたい」(comfort:通称Aタイプ)
「好かれたい」(pleasing :通称Bタイプ)
「主導権を取りたい」(control :通称Cタイプ)
「優秀でいたい」(superiority :通称Dタイプ)

 それぞれに優劣があるわけではない。それぞれに長所、他者が抱く感情、支払うべき代償、避けていること、愛用の感情がある。
 日常生活では、われわれはすべての目標を設定し、どれか一つに絞るのは困難でどの感情も使うように思われる。しかし、ライフスタイルが危機的状況に陥ったとき一番わかりやすくなるように、追いつめられた状況では、上の4つのどれかを最終的に選択する可能性が高いと考えられる。以下にそれぞれの目標の特徴を述べる。

2-1各タイプの特徴
A:安楽でいたい
長所     :ピースメーカー、緩衝役
他者が抱く感情:ほっとする、いらいらする
支払うべき代償:生産性が伸びない
避けていること:負担
愛用の感情  :あまりない
口癖     :めんどくさい、まあいいか、仕方ない

B:好かれたい(仲間はずれにされたくない)
長所     :潤滑油、気配り
他者が抱く感情:嬉しい、わずらわしい、不信感
支払うべき代償:方向性が定まらない
避けていること:拒否
愛用の感情  :不安
口癖     :どうぞどうぞ、どうしよう、困ったなあ

C 主導権を取りたい
長所     :リーダーシップが取れる、構成力がある
他者が抱く感情:頼りがいがある、むっとする
支払うべき代償:孤独(感)
避けていること:被支配
愛用の感情  :怒り
口癖     :くそうっ、許せん

D 優秀でいたい
長所     :知識豊富、やり手
他者が抱く感情:尊敬、劣等感
支払うべき代償:疲労
避けていること:無意味なこと
愛用の感情  :鬱
口癖     :はあー(ため息)、まだまだ

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