MENU

ただのコラボ回に見せかけて…

 ツバサとましろ、二人分のイベントを仕込む密度の高い回。
 …に見せかけた通常のコラボ回…だったのだろうか…
 「多少喧嘩してでも親子は一緒にいる方が良い」気運が昔は強かった気がするので、「子供を犠牲にする家庭なら無い方が良い」くらいの勢いを感じるのには、時代の流れを感じますね。

 今更だけど、ソラの動きがいちいち大きいの可愛いよね。考え込むましろに釣られて上を向いちゃうのも可愛いw

>ましろと父親
 スカイランド国王のエルに対するリアクションから、ある程度父親の心境というものに理解を示していたのに、父親に対する態度を変えないましろさん流石。
 相手に対して辛抱強いけど、同時に頑固で自分を曲げない。相手の為に我慢している様で、それが自分を活かす事にもなっている。
 矛盾が矛盾になってないとか訳分かんないしヤバいし凄い。(語彙力消失)

>ジェットにんじん
 エンジンの概念がスカイランドに無いのは分かるけど、ジェットの方は分かるのか…ジェット気流とかあるからそっち系の知識だろうか…
 「Jet」には「噴射」の意味もあるみたいだけれど、どういう経緯で生まれた言葉なんだろう…

>トレンチコートが似合うブタ
 「紅の豚」のオマージュですかね。ジブリの着こなしだもの、似合わない訳がない。

>地上戦をやらないウィング
 あの屋上、狭そうだから自分の立つスペース確保しそびれたんだと思うw
 今回の敵は、上司も放任で現場も工作班が居ないからか、ランボーグが未だに強化されてないのが特徴的ですね。
 お陰で初期技にも出番があってバンクが無駄にならないのが良い感じ。因みに「ひろがるプリズムショット」の撃墜数を数えてはいけない。

 今回、エルちゃんがソラ達と同じ飲食物を、普通に飲み食いしてたのも地味な注目ポイント。これはやはりその内成長期()が来そうなんだよなぁ…


>加害者が被害者を無力化しようとすること、何なら共犯にしてしまうこと
 「毒になる親」のケーススタディでも、アル中の親が子供を呑み友達にしてしまうケースが紹介されていましたね。子供は当然未成年。
 アル中の親は毒親の中でも代表的なパターンらしく、「アダルトチルドレン」も元々は「Adult children of alcoholic」だったんだとか。


>好きな子が眼鏡を忘れた
 何か「凡人達の恋愛頭脳戦」まで始まったw
 東君のそこはかとなく漂うゲスの気配が秀逸なキャラデザしてますよねww

>スプリガン
 富士山に続きクライマックスで地球が滅びそうになるの、映画的な構成を感じられて良き。実際映画になってたし。
 最近はみんなチートは異世界で手に入れてる中、偶にはこういう「穴掘ってたらチートアイテム出て来た」的な話も欲しいよね。

>仮面ライダーギーツ
 来週休みなのは全国でなのか…?
 来週のニチアサ、プリキュアだけはやるみたいで不自然だし、また関西だけハブられてんじゃないかという疑心暗鬼が…
 何なんだよ甲子園マジで何なんだよ…orz

編集・削除(編集済: 2023年08月03日 00:52)

人生を捧げる覚悟を要求されてもなぁ(困惑)。

 …正直そんなん血の繋がった親子でも無理やわ。


>犯罪学教室のかなえ先生

 パッと見凡百のチャラい系動画同然と見せかけて、内容は随分と重厚かつ硬派で見応え十分でしたねぇ~。要約すると「治療よりはまず予防」というか、沼にハマって処置無しになってしまう若者を生み出す社会構造こそまず改善すべきということになるでしょうか。

 ディスカッションの司会を務める「かなえ先生」の、発言者それぞれの意見を尊重しながらの会話の仕切りが見事だなぁと思っていたら、元少年院法務教官の経歴をお持ちなんだとか。氏の著書は最寄りの図書館に辛うじて一冊置いてあるみたいなんで(↓)、またお盆にでも目通ししてみますわw。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%AD%E3%83%9F%E3%81%8C%E3%80%81%E4%BA%BA%E3%82%92%E5%82%B7%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%82%89%E3%80%81%E5%82%B7%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%82%89-%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E5%AD%A6%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E5%85%88%E7%94%9F/dp/4866801735


>禁酒法
>ドイツ系アメリカ人が酒造業界にシェアを持っていたために第一次世界大戦と相まって排斥運動が加速した

 成程なぁ、手元の世界史の教科書にも禁酒法に関する詳細は記載されていませんので勉強になります。法制化あるいは廃法化において表向きの大義名分と真の理由とが存在するという点では、先日この板でも取り上げられた英国での奴隷制度(とそれを支える数々の保護立法)廃止の流れとよく似ていますね。


>Peach航空とのコラボ

 現行メンバーについてだけで無く、キュアピーチとのコラボイラストとかグッズとかも見たかったですけれど…東映の許諾が下りなかったのかな?。


>加害者が被害者を無力化しようとすること、何なら共犯にしてしまうことはいじめも虐待も共通

 個人間融資(という名の闇金)の被害者が、債権者から「受け子」や「出し子」を強要されるなど振り込め詐欺の片棒を担がされるのとも共通していますね。なお受け子には詐欺罪が適用され、罰金規定無しの「10年以下の懲役」が漏れなく課されるらしいですね(初犯で実刑を喰らうことも珍しくないんだとか)。


>ジェットにんじん

 恐らくこのエピソードの元ネタは、歌詞の一部が発表当時(2000年)物議を醸した『ジェットにんぢん』なる楽曲ですかね(現在は双方和解しているっぽいですが)。
 https://jukelog.com/music-gogo7188-jetninnzinn/

編集・削除(編集済: 2023年07月31日 12:30)

映画の本は特になんもなかった



 禁酒法についてなんでこんなもん作ったんだ?って疑問はありつつも深掘りしたことはなかったから興味深い。特にドイツ系アメリカ人が酒造業界にシェアを持っていたために第一次世界大戦と相まって排斥運動が加速したくだりはその時代を思わせますね。
 参考文献にあった4冊いずれも図書館にあったのでしばらくはこれで食いつなげる。


>心的外傷と回復
 原文と翻訳が良いのか読みやすかったですね。とはいえ専門家向けなので流石に素人には細かすぎる感はあったけど(苦笑)
 中井氏の本でも語られていたように往々にして加害者が被害者を無力化しようとすること、何なら共犯にしてしまうことはいじめも虐待も共通している。クズの考えることは一緒と言ってしまえばそうだけど。


>餌籠の位置を変えないとキリンに弊害が出る
 進化論でよく聞く「できないよりマシ」的な。よく食べるのは肩の高さの植物だけど別に高くても食べられるし、その分だけ食糧事情に融通が利くから問題ない的な。


>好きな子がめがねを忘れた
 正直『からかい上手の高木さん』や『それでも歩は寄せてくる』より好きw だんだんクセになってきた。
 東君は応援する振りして2人の好感度がMAXになった途端「そろそろ狩るか…♠」ってやるキャラだと信じてる。


>ゾンビ100
 水星の録画枠で見たけど、方向性がわからん。
 元ブラック社員が自由を満喫する話をやるなら別にゾンビ要素いらないし、ゾンビよりブラック企業の方がキツかったですが?的ギャグ作品ならもっと無双しろよって話だし、半端にサバイバル感出している(なおインフラはちゃんと生きてる)のがどっちにしろ足引っ張ってるしで何かチグハグ。

編集・削除(編集済: 2023年07月29日 12:25)

ヒーローの胃袋を掴んでこそヒロイン

 ソラが完全にましろに餌付けされてて笑うw
 メンバー全員が同じ家で生活している特色を全力で押し出してきましたね。あげはが保育士(志望)なのもあるんでしょうけれど、全員で子育てしている一体感が強い。
 それにしても男子ってライオンとか恐竜とか好きだよな。今迄だとそういう話題を出そうとすると、どうしてもアクの強い女子が目立っちゃってたけど、今回はツバサが居るので自然に話題に多様性を持たせられますね。
 考えてみれば、ソラがかなり特殊だけれど、それ以外のメンバーは普通の子が揃っているので、ジェンダー的な煩わしさが無いのは本作の強みかも知れない。

>ミノトン
 興味深いキャラクターですが、法則性的には頭抱えましたねw
 今迄は「俺TUEEEEE!(強くない)」、「僕って優しいから。(優しくない)」って感じで、虚実の「虚」を使って弱肉強食の帝国で生きてる感じの幹部でしたが…
 ミノトン虚実の「実」しかねーじゃん!?っていうw


>キリンの学説
 新説が出るにつれて内容が複雑になってるのジワるwまぁ、研究が進んで参照できるデータが増えたって事でもあるんでしょうけど。
 キリン的には「餌籠あんな高い所に置いてんじゃねーよ!」って事かしらん。それならそれで餌籠の位置を変えないとキリンに弊害が出るって報告が、飼育員とかから出そうなもんだけど…


>スプリガン
 ケビィィィィィィィィィン!!!!!!
 グロ対策の所為で死体や血が真っ黒になってて、基本夜戦なのもあって惨状の絵面が中々酷いのが少々残念。
 何描いてあるのか分かんねーよ…orz

>百姓貴族
 「目だ!目を狙え!!」
 …極限状態の人間の考える事って、何でこんなに面白いんだろうwww

>SYNDUALITY
 仮面のライバルキャラとフーゾクでDTトークをするというカオスwww
 …ライバルキャラ…だよな???

>仮面ライダーギーツ
 特に脈絡の無い闇堕ちがツムリを襲う!!
 これを伏線とか匂わせとかがあったと言うのは少しキツくないか?
 水星の魔女でソーラーレイ的なアレが出て来た時と似た感覚がある。何つーか、今迄の努力を強引に無に帰されるのが萎えるってのもあるんですよね。
 「それこそが理不尽。それを乗り越えてこそのヒーロー。」って話なのかも知れないけれど…

編集・削除(未編集)

多忙で本が読めない夏季講習期間…

 迷走するローティーンらを優しく教え諭して正しい方向へと導く今回のエピソード…あげはが珍しく?年長者ポジの役割を果たしていましたね(笑)。


>キリンの首が長くなった本当の理由

 成程、まだ結論が出ていないんですね。キリンが食べる葉の地面からの高さを定量的に調べるというのは何とも面白い思い付きですね(実際にどうやって調べたんだろう?)。

 私も仕事柄(特に歴史関係で)「これまでの定説が覆った」とする事例に出くわすことがよくあります。織田信長の名を戦国の世に轟かしめたかの「桶狭間の戦い」も、現在の歴史学では「奇襲では無かった」とする説が有力みたいですしね(↓)。
 https://president.jp/articles/-/64042
 それでは何で奇襲説が広まったのか?上の資料にも登場しますが、明治31年(1898)に日本陸軍参謀本部が刊行した『日本戦史 桶狭間役』に「信長は山中を大きく迂回し、今川本陣を奇襲し成功」と記載されたことが直接の切欠となったみたいですね(↓下の動画の43分50秒あたりからを参照)。コメンテーターの加来耕三氏の「『小よく大を制す』を是とする発想に、日露戦争(1904~05)を目前に控えた当時の日本陸軍の願望が良く表れている」との指摘に私も同感です。
 https://tver.jp/episodes/ep84rmwmfj


>好きな子がめがねを忘れた

 長期連載の1エピソードなら分かりますが、1クールやっちゃうんですね(途中から「眼鏡関係なくね?」になりそうな気がしますがw)。

編集・削除(編集済: 2023年07月31日 12:12)

キリンの学説

・キリンの首が長くなった本当の理由とは?



 このチャンネル見てると困ったら体温調節説出しとけばええ、ってくらい出てきて面白い。実際人間が長距離移動できるのも発汗(全身から汗が出る)による放熱性のおかげらしいからね。

編集・削除(編集済: 2023年07月23日 10:41)

100年前の映画人と言われても小林一三くらいしか知らん

 この人は阪急作った人で、宝塚歌劇団ひいては東宝作った人。


>アニメージュ 小川監督インタビュー
 ましろはメンタルが強く滅多なことではブレないから運動会エピソード(苦手なことを強制させる)をやらせたそうです。確かにあの回でも泣いてましたね。でもやる気が昂じて感情的になってるだけだからやっぱ弱いイメージないんだよなぁ(苦笑)
 ツバサはピンク系を引き継いでいる(裏テーマとして持たせている)ようです。エルを守る!みたいなプリキュア的王道をやっているのが彼。よくよく考えるとソラは弱きを助けるってよりは正しき道を行くって感じのキャラですね。


>アリョーシャの回心描写
 彼の兄も自分が見た夢に感化されたと思いますが、いわゆる「枕元に立つ」的描写は本人の意識が純化したものと捉えるのが順当でしょうね。


>性的虐待を受けた女性の心的外傷(トラウマ)に関する臨床研究
 フロイトが女性患者を診ていたら想像以上に家庭内性的虐待の話が多くて、いやいや何かの間違いだろ……って怖気づいたってのは聞いたことがあります。
 この辺はどちらかというと当時の宗教・道徳観、社会常識に引っ張られた結果だと思います。母親原因説とか母性神話とかのイデオロギーに支配されてたりするし。タブーなんかもそうですね。学説って結構流行りに乗っかるので。といって人間自体が外的要因に左右されるから医者も病人も根っこは一緒でしょうが。


>社長たちの映画史(中村右介)
 500ページを超える力作で約100年に渡る映画会社の興亡が書かれているんだけど、これ1冊だけだとパンチがない。各社の社長や重役、人間関係や組織関係が細々してるだけだし。ハリウッドの本を借りたんで日米で比較して面白ければ別途記事にするかも。
 当時一世を風靡した黒澤と三船は同じ東宝所属でしたが、会社主導で独立化(プロダクション化)します。これは簡単に言えば会社から見てリスクヘッジしたかったからですね。特に黒澤は作る映画はヒットするものの、当初の予定よりも撮影が延期するのが常態化していて制作費がかかり過ぎていたという事情があります。延期すればスタッフも役者も拘束されちゃうしね。

ーーーーー
 東宝と黒澤プロは、制作費を折半で負担し、収益も同じ比率で分け合うという、利益配分制で映画を作っていく。仮に制作費が1億円とすると、黒澤は5000万円を出さなければならないが、それは無理だろうから、東宝が貸与し、あとで収益から引く。1億5000万円の利益が出たら7500万円ずつとなり、そこから貸与した5000万円を引いて2500万円が黒澤プロに入るという仕組みだ。これは一見、平等なようでいて、どうやっても東宝が儲かる仕組みになっていた。
 1億円の制作費の大半は東宝の撮影所に入るのだ(私注:黒澤プロが場所代を払うため)。東宝としては、制作費が半分ですむ計算となる。もちろん、利益も半分になるが、映画館での興行収入は半分が映画館が取り、東宝は直営感が多いので、かなりの利益になる。映画館が取った残りが配給収入となり、その配給のための経費も東宝に落ちる。それを差し引いたものを、黒澤プロと分け合う。
 黒澤は撮影に粘れば粘るだけ制作費が嵩んでしまい、負担が増える。東宝は撮影日数が延長になっても、その人件費の半分は黒澤が持つのだから、痛くない。
 儲かるのは配給元と映画館で、制作会社は利益が少ないという構造は、製作委員会方式が主流となった今も続いている。
ーーーーー

 作る人間が直接金を引っ張れる構造にしないと儲からないって話ですね。ちなみに当時は石原裕次郎も全盛期で、こちらは日活所属でしたが本人の希望で独立したそうです。60年代に多数の独立系プロダクションが生まれましたが、いずれも衰退していきます。

 最近だとハリウッドで俳優たちが大規模ストライキをしていますが、あっちは俳優個人が代理人を挟んで映画会社と契約するシステムで、芸能プロダクションをベースとする日本とは構造的に違うようですね。この辺はおそらく元々日本では映画会社が直接俳優を雇い入れて子飼にしていた(後に五社協定で引き抜きや俳優の貸し借りを禁じた)ことや、俳優・監督・撮影スタッフなどがグループ単位で移籍することもよくあったので個人ではなく組織ベースで動く風潮が強いのかもしれませんね。特に初期の俳優は歌舞伎役者などから転じた人が大勢いましたし。


>好きな子が眼鏡を忘れた
 三重さんが寝取られる展開と、小村君が寝取られる展開。選べる2タイプ。

>SYNDUALITY
 落ちこぼれ主人公が拾ったチートアイテム(美少女)で無双。まんまFSSのファティマだな。

編集・削除(編集済: 2023年07月22日 14:46)

更なるクズの匂いがする…

 この業界の上位存在の便利さよ…どうやって国王夫妻から娘を手放させるのかと思ってたら、国を人質に取られた上で、限定的な親だという事を念押ししていたとは…
 勿論、ただ言われたからではなく、エルの心の居場所が何処なのか?エルを託すにあたって信頼できる人物は誰なのか?諸々を本人達が納得した上での行動でもあるんですけどね。
 でもなぁ…運命が一回りする頃には、エルは一番星の後継者として家に帰れなくなってそうだと思うな…(苦)

>ソラがみんなの力を借りて再びヒーローを目指した
 それ迄のヒーロー活動は自分の中のヒーロー=シャララのイメージを追い駆ける形だったのが、ましろにとってのヒーローの信頼に応える形に変化したって事ですね。
 それだけではないでしょうけれど、敢えて誤解を恐れず書くならば、それ迄のソラはヒーローとして助ける他者を必要としながらも、根っ子は自分の為にヒーロー活動をやっていた。
 そこに、ましろの信頼に応える事が入る事で、自分の為だけでなくましろの為にもヒーロー活動をやる動機が生まれたのだと思います。
 「友達の為に戦う」…具体的になった分、スケールが小さくなった様に見えますが、他者との繋がりという点では確かな「広がり」を手にしたのだと思いました。

>キュアプリンセス(仮)
 敢えて名前は「プリンセス・エル」のままにして、ミルキィローズ以来二人目のプリキュアの名を冠しない追加戦士になるかも知れませんね。
 個人的には「エル」は天使の名前から取っていると思っているので、「キュアエンジェル」とか「キュアガブリエル」みたいなのを推したいですねw


>「それでいいのか」というまなざしを投げかけてくる
 自分の中に内在化された他者との対話において、基本的にその他者(=死者)が饒舌であってはいけないと思いますね。
 ダイナゼノンのヒロインの姉との再会の時もそうだけど、死者に喋らせすぎると死者に自我がある様に見えてきて、対話しているのが自分自身なのか、それとも死者本人なのか混乱すると思うんですよ。
 更には、そういう主観的体験に「降霊マシーン」の様な外部の要因が混ざってくると、益々ややこしくなる…つーか、モノによっては洗脳になりかねない(苦笑)。


>農耕と家畜
 ここ数年、「人間って食道楽に始まって、食道楽に終わるんだな…」と思っているので、農耕と家畜を続けて行く内に狩猟採集した野生の物より美味しい物ができる様になったから…なんじゃないかと思ったりw


>環境破壊
 子供の頃はさぁ…原子力も再エネも理想のエネルギーとして紹介されてた訳よ。かがくのちからってすげー!ってなってた訳よ。それがいきなり「みんな間違いでした。寧ろ環境破壊です!」なんて言われたらさぁ…裏切られたって思うじゃん。自棄になったって良いやって思うじゃん。
 でも、そこで踏み止まらなきゃいけないんだよな…考えるのを止めちゃいけないんだよな…
 因みに、核融合の実験に成果が上がったそうですが、エネルギー問題に参入できる様になるのはまだまだ遥か先の様です。↓
https://www.nikkei-science.com/202308_063.html
 「火の発見を電力への一里塚だと主張するようなものだ」とは上手い事を言ったもんだ。


>SYNDUALITY
 まだまだ特に思う事は無いけれど、何故だか化けそうな気がする…負けヒロインとか良いキャラになりそう…?

>スプリガン
 これは…幼馴染ヒロインが後々デートしておけば良かったって目茶苦茶後悔するヤツ…!!

>幻日のヨハネ
 いせかいのちからってすげー!(現実逃避)

>好きな子が眼鏡を忘れた
 …このイケメン…楽しんでやがる…

編集・削除(未編集)

プリンセス・エルはいずれ覚醒するんでしょうねぇ

 その場合呼び名は歴代と被りますが、取り敢えずキュアプリンセス(仮)ということでw。赤ん坊から成長して…ってパターンはキュアフェリーチェ以来ってことになるのかな。


>「この子は泣かない子」って説明されてた子

 南野奏(キュアリズム)ですね。『プリキュアぴあ』のp.109で、当時のSDだった境宗久氏が言及しておられます。


>神や死者を持ち出すと人間が本来行えるはずの領域を狭めて弱くしてしまう

 主人公が再起を図るための動機付けとして「超技術で死者の声を聞いたから」と「死者の生前の言動に深く思いを潜め、自分なりの意味付けを行ったから」とでは、物語の説得力に天と地ほどの差がありますものねぇ…とつらつら考えつつ『カラ兄』のアリョーシャの回心描写を読み直してみたら、直前に見た夢の中での「亡くなったばかりの恩師ゾシマ長老との対話」が直接の切欠になっていたんですね。でもこれは別に死後の長老が不思議パワーで話し掛けた訳では無く(現に亡くなったゾシマ長老からは腐臭が漂い始めている)、あくまでアリョーシャの長老に対する思い入れの強さが夢という形を取って、彼に「絶望の底からもう一度立ち上がる」よう働きかけたものとして描かれています(これってフロイトの言う超自我ってヤツなんでしょうか?)

 そう言えば、担当編集者でもあった自身の友人を病気で亡くした体験を持つ中島岳志氏も似たようなエピソードを記しておられましたね(↓)。

◆◆◆

 そんなある日のことです。仕事で帰宅が遅くなり、家に着いたのは夜の十二時過ぎ。とても疲れていてすぐにでも眠りたいところでしたが、翌朝までにどうしても書かなくてはならない原稿が一本あったことに気づきました。「まいったな」と思いながらパソコンの前に座り、一時間ほどで原稿を書き上げました。かつて書いたことのある内容を引っ張り出してくることで、ほとんど迷わずに書くことができたのです。

 ところが、「やれやれ、これで眠れる」と思いながら送信ボタンをクリックしようとした、その手がふと止まりました。なぜか、亡くなったはずの友人のまなざしを感じたのです。「見られている」という気がしました。……

 彼とは生前、酒を飲んでばかりで、彼が私にとって倫理的な対象になるなどと考えたことがなかった。それが亡くなってみると、彼はいい加減な仕事をしようとしている私に「それでいいのか」というまなざしを投げかけてくる。…… 私は、この体験をもとに「死者と共に生きる」という文章を書きました。大切な人の死は大きな喪失で、心の中にぽっかりと空いた穴に戸惑うけれど、死者はいなくなったわけではない。あとから必ず「出会い直し」がやってくる。その「出会い直し」を契機として、死者とともに生きていくことが、大切なのではないか ― (NHKテキスト100分de名著『オルテガ・大衆の反逆』p.74~6より)

◆◆◆

>反穀物の人類史

 仰る通り大変読みにくい本なんですが、著者の主張を思い付くままに列挙すると、こんな感じですかねぇ(↓)。
 
・狩猟採集民の方が栄養学的に見て遥かに豊かな暮らしをしていた。
・当初農耕も定住も、あくまで生存していく上での「選択肢の一つ」でしか無かった。
・人類が労働集約的な農耕や家畜の飼育に大きく依存するようになり、国家が誕生したのは穀物栽培と定住が開始してから実に4000年以上も後のこと。
・農耕民に比べ狩猟採集民の方が平均労働時間も少なかったらしい。
・農耕民は単一作物を常食とするため栄養が偏り易く、また密集して暮らすため感染症が蔓延し易かった。
・農耕民が育てる作物の収穫時期は決まっているため、外部の狩猟採集民が収奪する格好の標的となった。
・農耕民は作物の豊凶に拘らず国家から税を徴収されるため、飢饉の年には都市からの脱走者が絶えず、場合によってはそのまま国家は滅亡した(初期の国家が生まれては消えてを繰り返したのは、そもそもこの時期の国家というシステムが極めて脆弱なものだったから。因みにかの万里の長城の建設目的も、半分は蛮族(=遊牧民)の侵入を防ぐためで、もう半分は臣民の脱走防止だったとか)。

 じゃあ、そんなに「(ごく一部の支配者層を除いて)全然いいところ無し」の農耕が何故肥沃な三日月地帯一帯に広まったのか?それは…まだよく分かっていないらしいですw。正直肩透かしを喰らった気分ですね~。

◆◆◆

 つい最近まで優勢だった説明は……いわゆる耕作農業「背水の陣」理論だ。耕作農業は通常、同じカロリー量を得るために必要な労働量が狩猟採集と比べて格段に多い。この反論のない前提から出発して、ボーズラップは、完全な栽培は機会としてではなく、ほかの選択肢が不可能な場合の最後の手段として始まったと推論した。人口の増加、狩猟で得られる野生のタンパク質や採集できる高栄養の野生植物の減少、あるいは圧政などが組み合わさって、人びとは仕方なしに作業量を増やして、利用可能な土地から抽出できるカロリー量を増やそうとしたに違いない。…… 一見すると経済的な論理なのだが、この背水の陣理論は、少なくともメソポタミアや肥沃な三日月地帯については、入手可能な証拠と整合しない。この理論でいけば、最初に耕作が採用されたのは、追い詰められた狩猟採集民が周囲の環境収容力の限界に達してしまった地域だと予測できる。ところが、耕作が始まったのは、欠乏ではなく豊富さを特徴とする地域だったようなのだ。また、先に指摘したように、もし [毎年の川の氾濫で堆積する肥沃なシルトに種を播くだけの]氾濫農法が行われていたのなら、耕作は多大な苦役を必要とするボーズラップの議論は、中心となる前提が無効になってしまう。最後に、初期の農耕が猟銃や採食の消失を伴っていたという確固たる証拠もなさそうだ。農業の背水の陣理論は、少なくとも中東に関しては綻びだらけなのだが、農耕の広がりについて満足のいく代替説明はまだない。(p.68~9)

◆◆◆

 ただ、農耕が広まった理由は良く分からないとしながらも、農耕が世代を超えて持続し発展した理由は書かれています(↓)。

◆◆◆

 わたしは、端的な答えは定住それ自体にあると考えている。狩猟採集民と比べて全般的に不健康で、幼児と母親の死亡率が高かったにもかかわらず、定住農民は前例がないほど繁殖率が高く、死亡率の高さを補って余りあるほどだったのだ。…… 定住しない人々は、たいてい意図的に繁殖力を制限している。…… 対照的に定住農民のあいだでは、移動性の狩猟採集民が経験したような、短い間隔で子どもを作ることによる負担が大幅に軽減されるほか、あとで見るように、農作業の労働力として、子どもの価値が高くなる。定住によって初潮が早まるほか、穀物食では離乳して軟食になるのが早まる。排卵が促進され、女性の生殖寿命が延びる。…… [狩猟採集民に対する]農民の繁殖率のわずかなアドバンテージが圧倒的な差となったのである。(p.107~8)

◆◆◆

 要するに四大文明は「貧乏人の子沢山」の結果ってことかしら?(←身も蓋も無い) … まぁ似たような話題は既に読んだユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』の3章や5章でも取り上げられていますし、しかもハラリ氏の書き方の方が遥かに分かり易かったという印象でしたねぇ。


>今週の読書
 https://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E7%9A%84%E5%A4%96%E5%82%B7%E3%81%A8%E5%9B%9E%E5%BE%A9-%E3%80%88%E5%A2%97%E8%A3%9C%E7%89%88%E3%80%89-%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%BBL-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4622041138/ref=sr_1_1?adgrpid=118241676200&hvadid=658895857604&hvdev=c&hvqmt=e&hvtargid=kwd-335196038781&hydadcr=14856_13524887&jp-ad-ap=0&keywords=%E5%BF%83%E7%9A%84%E5%A4%96%E5%82%B7%E3%81%A8%E5%9B%9E%E5%BE%A9&qid=1689599774&sr=8-1

 これはいい本ですね。中井久夫の訳文が丁寧かつ読み易いのに加えて、段落ごとに(恐らく原典には無いと思われる)小見出しが付いているので、かなり分厚い本ながら読み返すにも便利です。

 性的虐待を受けた女性の心的外傷(トラウマ)に関する臨床研究を、かのフロイトが早くも19世紀末に手掛けていたとの記述には驚きました。しかし彼は程なくこの研究を打ち切ってしまいます(↓)。分野を問わず、創始者や先駆者なる人物には何らかの功罪が付き物のようですね。

◆◆◆

 はやくも一年以内にフロイトはヒステリーの原因の心的外傷説をひそかに斥けていた。フロイトの書簡集を読めばフロイトが自分の仮説の社会的な意味合いの急進性にたじろいでゆくのがわかる。ヒステリーは女性にはありふれた病気であるので、かりに患者の語るところが真実であり、彼の説が正しければ、彼自身のことばを使えば「幼少児に対する倒錯行為」というものが蔓延しているという結論にどうしてもなってしまう。それもヒステリーを最初に研究したパリの無産者層だけならともかく、目下繁栄中のウィーンのご立派なブルジョワの家庭においても蔓延していることになってしまう。この考え方はまちがっている。信じられるものではとうていない。ジレンマに直面したフロイトは自分の女性患者たちの話に耳を藉すことをやめた。…… 以後一世紀になんなんとする期間、ヒステリー患者たちはまたしても非難にさらされ、口をつぐまされてしまった。…… ヒステリーの心的外傷説が廃墟と化した中から、フロイトは精神分析を創始したのであった。二十世紀の心理学理論の主流は女性たちの現実を否認した、その上に築かれたわけである。セクシュアリティは以前問診の中心的位置にあったが、現実に性関係が持たれた虐待(搾取)的な社会的コンテクストは完全に無視されるようになった。…… (p.14~5)

◆◆◆

>海面上昇とか誰も気にしてなくて環境破壊と不法投棄でボロボロになっている

 私が小学生の頃に観たアニメ『銀河鉄道999』の一エピソードを想い出しますね(↓)。松本零士氏の残した数々の寓話の中でも完成度が高い部類に入ると思います。
 https://note.com/monogusa_t/n/n8c156bc34561

編集・削除(編集済: 2023年07月17日 23:21)

『貧乏人の経済学』も読む気失せた

>ましろが泣く描写
 昔のインタビューで、誰だったか忘れたけど「この子は泣かない子」って説明されてた子がいましたね。グッと耐えるみたいな感じで。ファーストシューズの回で泣く描写はありますが、めげたり挫けたりしているわけではないから気弱さがない。

>リボン
 全く意識してなかったな~。脚本でそこまで細かく指示しているようには思えないから、演出側(監督や作画)の意図でしょうね。初期状態に戻りました、みたいな。


>反穀物の人類史
 その本なら私も借りたんですが読みづらくてパスしました。翻訳の問題もあるかもしれないけど、外国人研究者の文章はとかく非論理的で無駄が多い。あれもこれも書きすぎ。
 ということで、解説オナシャス。

>砂戦争 知られざる資源争奪戦(石 弘之)
 『所さん!事件ですよ』で砂の話してたから思い出した。砂も重要な資源で、近年は不足気味で乱掘により環境破壊も酷くなっているという内容。ツバルっていう温暖化の影響で海面上昇して沈むかもしれないと言われた国があるんですが、海面上昇とか誰も気にしてなくて環境破壊と不法投棄でボロボロになっているっていう。
 空き家を再利用するでもなくタワマン建てまくってエコな気分味わってる人間様は賢いね。


>スプリガン
 SF、オカルト、厨ニの絶妙なブレンドが魅力の皆川傑作漫画。サイボーグ兵士のかませっぷりとか好きなんだよなぁw ネトフリで去年見たけど2期制作の発表がなくて悲しい。


>ダメ押しとして出てくるのはセーフ
 その確認がなければ前に進めないの?って私はなりますね。最終決戦で補助輪付けられてもなぁっていう。

 例えばデリシャスは終盤再会したけど、これは1話からゆいとお婆ちゃん(ナレーション)が併走していたっていう視聴者に対するアンサーになっている。それが最終決戦の説得力に繋がっている。お葬式の光景を思い浮かべながら語る主人公の力強さよ。師匠の言葉を探し求めるフェンネルと対照化されているわけだね。別にプリキュアだから贔屓しているわけじゃなくて、作劇的にしっかりその部分に説得力を持たせているし、ご都合的にお墨付きを与えてもいない。ゆいは最初からずっとお婆ちゃん信者だからね。

 自分が信じているもの、進んでいる道が正しいのか絶対的な保証がなくてもなお正しいと信じる。その確信が救済になる。
 私は人間には自ら救済する力がある、と考えているからそれを神様や死者が横取りするとその力まで奪うことになる。自分の行いを裏付けたいなら神の声じゃなく、人の声を聞くのが筋でしょ。つまるところ神や死者を持ち出すと人間が本来行えるはずの領域を狭めて弱くしてしまうんだね。補助輪を付けるリスクみたいなもん。あと単純に話を作るのが楽なのが透けて見える。鶴の一声で重大局面を変えられるから。

 超越者(神様や死者。人間世界の外側の存在)に承認してもらうってこの意味で非常にデリケートで、安易に扱うと世界観そのものを破壊しかねない。特に水星の魔女のように作中の科学技術で死者との対話が可能になるなら、降霊マシーン作って正解じゃんってなるし。ガンダムXのアレは死者自身がこんなもん作っても意味ねーからやめろや、って冷水ぶっかけてて絶妙な塩梅だったと思う。フロスト兄弟もそんなもん知ったこっちゃねーってスタンスだったし(彼らは神に反逆を企てようとしていた側だしね)。

編集・削除(編集済: 2023年07月14日 13:51)
合計560件 (投稿560, 返信0)

ロケットBBS

Page Top