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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

夢の遡行 上田一眞

淡いあじさい色の薄明の時
微睡んだ夢を夢の中に遡る

古い涸れ井戸のそば
紅々と実る梅桃(ゆすら)の実を食らいながら
墓石の顔をした〈あいつ〉は
犬のように表れて
クレヨン持って立っている

もはや10年余の歳月が流れた
あのとき
ぬばたまの黒い闇から生まれ出た
狼に魂を食い破られ
その衝撃で
ぼくの眼は一切の色彩を失った
モノクロの世界に転落した
今もなお
魂の快復はならなくて
依然〈あいつ〉の妄想に追われている

病葉(わくらば)からの
解放への道は遠く霞んでいる

窓硝子のヤモリの姿に怯える幼き日々
シカトされた傷だらけの青春
突然の母の死 そして離郷
あざみの継母の冗漫なわらい
天才気質どんま型と呼ばれた不良学生
欠陥だらけのサラリーマン生活
あげくに手酷い部下の裏切り

今はもう
白い闇覆う故郷を離れてはいるが
茨の会社を辞めていもするが
ぼくが
ぼくであることの確かさを知るために
夢の只中で
失意や呪いを洗い替え
魂の漂白に希望を託す日々
老残のこころの空洞に鬱の音を聞きながら
改めて
歳月の重みと己の重みに思いを致す

微睡みの中
無色の空洞で
未だ〈あいつ〉に侵される
この現実に
ぼくの背負ったものの質量と
喪失したものの大きさを思い知る

編集・削除(編集済: 2023年08月03日 02:35)

三浦志郎様へ、評の御礼  水野耕助

実験的とおっしゃられるように、自分の中でも言葉数は少なめの作品だったと思います。
シンプルすぎるように思い、どうだろうかというのはあったんですが、佳作をいただけてそれでよかったのだと思えました。
今回も評をいただきありがとうございました。

編集・削除(未編集)

井嶋様 詩への評の御礼  鯖詰缶太郎

こんにちは。
詩を読んでいただきありがとうございます。
最近、殺人的に暑いので冒頭の表現、ついああいった事を書きました。
厚みと言いますか、広がりの余地がまだあったかもしれません。
あとあと読んでみて、そう感じる気がしました。
おまけ佳作との評価、ありがとうございます。
暑い日が続きますが、次回もよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

架け橋  妻咲邦香

人はどれだけの秘密を持って生まれてくるのだろう?
どれだけの秘密だったら持っていけるのだろう?
いつか手を滑らせて
落として割ってしまうもの
いつか花のように
綺麗に開いてみせるもの
希望は常に、牙を向き襲いかかる
眩しい明日なんて誰にも褒めて欲しくないから

涙にもちゃんと軌道があって
尻尾のようにためらいながら落ちる
偽る相手が違うだけなのに
自由に渡れる岸辺を探して
それでも曇らせないシャンデリア
歪んだ都市計画の中で
誰もが最新のフレグランスを選んだ
大丈夫
付録はわくわくしながら開ける
実はただの孤独だったとしても

誰のものでもないと
泣きながら振り払う
たくさんの手がどれもあたたかい
何処へも帰らないとあんなに誓った声が
もう遠い駅の待合室のベンチの上
褪せた時代のような顔して
座ってる

隠さずにいることは、とても、とても痛いものだよ
やっぱり見せないでおく
闇かもしれないし
光かもしれないもの、抱いて
よく知らない人類のために生きると決めた
ゴミ拾いでもして
道を聞かれたらちゃんと教えて
誰とも違う枕木を跨いで

強く振る舞うと本当の私が崩れ落ちる
大丈夫
大丈夫じゃないから
大丈夫
付録は途中で開けるのやめた
実はただの魔法だったりするから

編集・削除(未編集)

井嶋様 評のお礼です 喜太郎

まずは細かいところまで読んで ご指導をして頂き、とても勉強になりました。
誠にありがとうございます。
ご指摘の通り、再度読み返して勉強させて頂きました。
とても感謝しております。ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

つくしんぼう  freeBard

間抜けな私 いつだってヘマをする
待ち構えていた嘲笑が 
ずどんと激しく破裂する   

分厚い衝撃に打ち抜かれ くらくらと揺らぐ意識                              
歪んだ空間の中 逆巻く罵倒と嘲り 非難の嵐 
  
誰も知らない柔らかさに 
言葉の欠片が突き刺さる  
 
迷惑顔した彼らの歪んだ口元に 
優越感が滲んでる  
       
私は平静を装って 
ぼんやりとそれを眺めてる  

次第におんおんと突き上げる赤黒い衝動          
破壊のシナリオ 血が燃える  
          
煙のように肩から昇り ゆらめく憎悪
解き放てよと突き上げる  

                                                        

   ひゅるりと風が訪れる        


                                                                                                                               虚ろな風が吹き抜けて
またひとつ 人のさもしさ弱さを肌で知る  
しかしそれは私とて 身に覚えのある姿  

嗤われるのは辛くとも 
人を嗤って詩(うた)を亡くすぐらいなら              
人に嗤われ笑っていたい   

私は独り風に立つ
枯れた荒野のつくしんぼう

花無く 実も無く 色彩無くとも
私は風を知っている

漣(さざなみ)立つ 
心の内の水上(みなかみ)に
土の筆で舟を刷く 

ほら向こう岸のあの丘に
土筆(つくし)がひとつ笑ってる

             

編集・削除(編集済: 2023年07月12日 10:49)

三浦さま、ありがとうございました。

しっかりと読んでいただけて、風景や情感まで読み取っていただけたようで嬉しいです。
もっとがんばります!

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三浦志郎様 「やさしさ」御礼 ベル

三浦様、「やさしさ」の評をありがとうございました。〝やさしさとは”をテーマに書いた詩でした。また、次の投稿もよろしくお願いいたします。

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井嶋様 詩の評のお礼  エイジ

井嶋様、詩の評をありがとうございます。

僕はこの終わり方が唐突な感じがしたんですけど、とうとう解が見当たらずそのまま出してしまいました。しかし、井嶋様がアドバイスして頂いたそういう手があったのですね。自分で書いておきながら、思いもよりませんでした。でもこれで解決策への手がかりが見つかりました。自分の詩の中に入って辺りを見回してみると、みえてくるのかもしれませんね。

いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

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三浦様 詩の評のお礼  エイジ

三浦様、詩の評をありがとうございます。

苦しみながらも、何とか形にできました。風の詩は過去にも書いたんですけど、今書いたらどんな感じになるのかなという思いで書いてみました。

透析に行く時のバス停は緑に囲まれていて、この詩の最終連が合いそうなそんな光景をいつもぼんやり見ながら、透析に向かっております。

いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

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