◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
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こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
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誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
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滝本 政博 さま
この度は、日本現代詩人会へのご入会おめでとうございます!詩集に続き、素敵なニュースありがとうございます。滝本さんのこれからの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
おめでとうございます!
かすみ じゅん 様
このたびはKindle電子書籍シリーズ第3巻『詩集 追想の彼方 volume.3』のご出版おめでとうございます!
ダウンロードさせていただきました。
今作もあとがき含めて楽しく拝読します!
おめでとうございます!
そこに佇ずむ 秋
色なき素風に吹かれ
一本の桔梗の花がそよいでいる
見てごらん
桔梗の花は自分の淑やかさに
気づいていないよ
花は自分の姿を知らないし
自分の美しさに気づかないから
気高いんだよ
君は桔梗の花が好きだね
自分が桔梗の化身だと
気づいていないんでしょ
割れた鏡でもいいんだ
ほら見てごらん 楚々とした
君の姿が写っているから
ため息などつかないで
僕の言葉に偽りなどないよ
見事なほど美しい 花の精の君
山雀ぐりさん
『詩集 ミーファとキューブ』のご出版おめでとうございます。
かすみじゅんさん
『詩集 追想の彼方 volume.3』のご出版おめでとうございます。
MY DEARは最近、お祝いラッシュですね。すごいです。
お二人とも、おめでとうございます。
益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
今までもうんとひどいことがあって
歴史の授業で 習った
フランス革命
スターリンの大粛清
今起こっている戦争もいつか歴史となり
教科書に載る一つの出来事
こんなことがありました
でも
今そこで命を落とす人がいる
その人は未来の人が歴史を学んでも
かえってはこない
史実は教科書の上で立ち上がることができても
りゅうさん
このたびは、福田正夫賞のご受賞おめでとうございます。りゅうさんの緊密で繊細な詩世界にいつも魅了されています。これからも益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
私事によりお祝いが遅くなってしまってごめんなさい。寒い日々が続きますが、どうかお身体ご自愛くださいね
一仕事を終えて
くたびれた翼を羽ばたかせ家に帰る
人間はもっと素直になればいいのに
尻込みしてチャンスを逃すから
俺の仕事が増えるんだ
「偶然の再会」を演出するのも楽じゃない
俺はコップをすっと伸ばして
夜空を掬った
オリオン座の東の空を
神様には内緒で一掬いだけ
もし見つかったらこっぴどく叱られるだろう
星を並べるのはすごく気の張る作業らしいから
気弱な6等星一つ一つにもきちんと場所が
決まっているらしい
俺はバレないように
急いで部屋にもどって
机に夜空の入ったコップを置いた
コップの中の夜空は
黒々とした液体の中に
細かな星の粒子が動き回って
色んな星座ができては崩れ
見ていて飽きなかった
星の粒子達は
重さに従いゆらゆらと沈み始め
溜まりを作って
コップの底でちかちかと瞬いていた
コップを揺らすと
星の粒子は舞い上がり
またしばらくすると
ゆらゆらと底に沈んでいった
ひとしきり眺め終わったら
コップに口を近づけゴクリと一口
そうこれだこれ
夜空の深い甘みは
他の何でも味わえない
底に溜まった星の粒子に味はなく
口に含むとぱちっと弾けて
一瞬強く光る
二つが合わさると甘みと刺激が
同時にやってきて
口の中が賑やかになる
これがなんとも癖になる
俺はあっという間に
夜空を飲み干してしまった
疲れた夜はこうやって
家に夜空を持って帰る
俺の密かな楽しみなのだ
一息ついて
窓の外の空に目をやると
赤い流星が三つ
うわ お呼ばれだ
まずいな 見つかっちまったのかな
なんでもお見通しってか やれやれ困った
俺は急いで窓を開けて
ふっと飛び立った
ないものに
あるものを
求めるのは
依存の地平を
未だ彷徨っているのだろう
太陽と惑星
月と大地
心と体
親と子供
依存症者とイネイブラー
決して満たされない穴がある
星が割れないと
目を覚ますことができないなんて
なんて深い夢をみているのだろう
人生は短いといふのに
同じ過ちを繰り返す二人は
本当はもうヘトヘトなのに
目を覚ますとは分かるということ
別つ痛みもあるのだろう
寒さが穴に沁みるから
君といたいと思う朝
寂寥の砂をこの胸の穴に流し込む
ふくろうは子供が好き
羽音も立てずに夜の森で
子供を探す
ふくろうが住むという
神社の森は昼でも薄暗い
その目の前には
明るい海が広がっている
寄せては返す波の音が
一日中ゆったりと流れ
トンビがピーヒョロロと
鳴きながら大きな羽を広げる
その下の薄暗い森の中
ふくろうは今眠っている
午後4時前幼い私は
おばあちゃんと市場に
夕ご飯の魚を買いに行く
10段ほどの石の階段を
一緒にゆっくり登る
鳥居の前に狛犬さん
左の狛犬さんの奥に
楠の森が静かに広がる
私はそーっと森を覗く
ふくろうがこちらを
見ているような気がして
私はおばあちゃんの手を
ぎゅっと握る
おばあちゃんのおばあちゃんの
そのまたおばあちゃんは
見たという
夜の森で羽を広げると
大人の男の人ほどの
大きなふくろうを
夜暗くなっても
寝ない子をふくろうは
よく見える目で見つけて
さらって行くという
夜寝ない子は美味しいらしい
こんな話を私は
私の子供にひそひそ声で
今晩も話している
寝ない子誰だ