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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

強がり  ピンボケに気づいた大人

右足を踏んで左足を上げる
それができてしまう自分に呆れる

いっそ立ち止まってしまえばいいのに

あの人は僕より金持ちそう
あの人より僕はモテそう
あの人は僕より楽しそう

比べて行くうちに
薄いモヤが僕の周りにかかる

どうやらそれは鬱の予兆らしい
嘘っぽいインターネットの記事を眺める

右足を踏んで左足を上げる
それができてしまう君を羨む

僕は少し立ち止まるよ、お先にどうぞ 

編集・削除(未編集)

誤診

それなりに成長した木なので
横たわるとベッドからはみ出してしまいそうだ
実際、回診の際
医師は枝分かれした根っこの末端を
注意深くよけながら移動しなければならない
根っこにはまだ
湿り気のある土が少なからず付着していた
患者たっての希望でそのままにしてある
人間の側からすると清潔とは言えないし
何より病室が汚れてしまうので
洗い流してしまいたいのが本音だが
せめて大地との繋がりの名残を、というのが
あちらの言い分なのだ
血圧を測る代わりに幹の中を流れる水分の量を
光合成により蓄えられた二酸化炭素の濃度を
さすがに木は穏やかで
診察の最中も大人しくしている
けれどもいったん口を開くと
思い出話は止めどない
ご存知の通り木は自ら動くことができないので
多くは傍観者として眺めた出来事である
思わず笑いを誘う話や涙なしでは聞けない話
木のくせになかなか話が上手い
その中に一つだけ
受け身ではない話があった
あるとき一人の人間が
何の断りもなくその木の
最も丈夫で太い枝に縄を固く結びつけた
縄の先は人間自身の首へ
全体重を預けるつもりらしい
空はどんより曇り
生暖かい風が吹く
噂では聞いていたが
まさか自分もそのような
奇妙な果実を実らせる日が来ようとは
枝が命の重みを感じ始めた時
発芽以来初めて
木は能動的な動きを見せる
縄が結ばれていた頑強な枝はボキリと折れ
人間はあえなく地面に
その者はしばらく呆然としていたが
情けない声を上げながら
どこへやら去っていった
最も太い枝を自ら損なってしまった木は
一晩中
森羅万象に詰られた
植物の分をわきまえぬ暴挙
他種の運命に介入する傲慢な所業
わんわん責め立てられた末に木は
それならばもう、ということで
人間の病院に身を寄せたというわけなのだ
診察結果は一両日中には出るだろう
昨今の医学の進歩は著しく
どんな種類の命であっても
的確な診断を下すことができる
若くて熱意ある医師は
ベッドに横たわる木の
思い出話を聞きながら思う
(次の回診に遅れてしまう)

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空飛ぶ魚  山雀詩人

 朝日が昇る
 夕日が沈む
 ああ なんて美しい

いや待てよ
それは天動説だ
ガリレオ翁から数百年
動いているのは天じゃない
地のほうだ

 時間という電車に乗って
 流れる景色をひとり眺める

いや待てよ これも違う
これもまた天動説だ
流れているのは景色じゃない
自分のほうだ

そう
僕らは飛んでいるんだ
じっと椅子に座っていても
ベッドの上で眠っていても
地球という飛行船で天を

魚だって空を飛ぶ
ワシにガシッとつかまれて
ヒナの待つ巣へと運ばれるとき

そのときだ 魚は見るよ
まんまるな目をよりまるくして
水のない陸の世界を

それはワシから魚への
最初で最後のプレゼント

 ああ なんて美しい
 こんな景色が見れたらもう
 死んだっていい

そう思えたらそれで良し

 ああ なんて醜い
 こんな汚れた世界では
 生きたくない

それならそれでまた良しか

僕らもそう
地球というオオワシに
ガシッとつかまれた明日なき身

君はどう見る この世界

美しいか 醜いか
どっちにしてもプレゼントだよ
地球からのプレゼント
僕らが思い残さないように

だから見なきゃ
まっすぐ見なきゃ
地球という宇宙船から
時間という電車から
頭じゃない 知識じゃない
自分の目でしっかり見なきゃ

 朝日が昇る
 夕日が沈む
 ああ なんて美しい
 こんな景色が見れたらもう
 

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ひまわり  じじいじじい

きいろくてかわいくてきれいなひまわりさん
ひまわりさんのさくきせつ
みつばちやチョウチョが
ひまわりさんにあつまってくるね

みつがほしいからそれだけ?
ちがうよひまわりさんにあいたいんだ
ひまわりさんのえがおがみたいんだ

ひまわりさんはいつもニコニコ
やさしいえがおでみんなをみてる
たいようさんとおなじだね
おそらのたいようさん
おにわのひまわりさん
ふたりのニコニコみんなだいすき
みんなもわたしもニコニコになれる
ひまわりさんがだいすきだから

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さよならマスク 大杉 司

マスクを外して
行く当てもないのに
街をふらふらと
僕はひたすら歩いた

周りを見ると
漸く束縛から解放されたような
でも何処か疲れ切ったような
そんな面持ちでいっぱいだった

だが良いこともある
笑った顔が見れること
日常を取り戻したこと
良いこと尽くめだ!

空気や人情も豊かになり
人々は伸び伸びと生活している
しかし懸念とするならば
それは経済や格差······

そんなこんなで日が落ちて
急ぎ足で家に帰った

風呂で体を癒やし
夜食で腹を拵えた

眠りにつく前に
机に置いてあったマスクを
「さよなら」と一言言い
僕はゴミ箱に捨てた

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夏の足踏み 喜太郎

夏の足踏みを
少し感じる雨の日々
もうそこまで来てるSUMMER
君と足並みを
揃え歩く傘の中
話題はすぐ先にあるREISURE
二人で初めての夏が来る
ワクワクしかないし
ドキドキしかないよ
続く雨の日も
紫陽花のように
二人のハート色付けてゆく
夏の足踏みが
楽しい雨の日々
遠足の前の子供のようさ

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水無川様 評のお礼です 喜太郎

今回は評の方、誠にありがとうございます。
ご指導いただいた点に気をつけて頑張りたいと思います。貴重なお時間を読んで頂き、ありがとうございました。

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死者へ  積 緋露雪

死んだものは全て自ら死んだことを認識してゐるのだらうか。
中には自ら死んだことを認識出来ずに
中有を彷徨ってゐる死者も少なからずゐると考へた方が
自然と思はざるを得ぬ。
しかし、それは少数派で
多数は自ら死んだことを認識してゐる筈だ。
死者が認識してゐるとは可笑しなことをいふと思ふものが
殆どだと思ふが
死んだものの多くは厳然と己の死を認識してゐる。
だから、甦りがないのだ。
甦りがないといふことは
殆どの死者は自ら死んだことを認識してゐると看做せると思ふ。
とはいへ、死んだものの魂魄は果たして地球に留まってゐるのであらうか。
死が、重力からの解放だと看做せれば
殆どの死者は死する時に
例へば星が死する時と同じやうに
激烈な爆風を発すると私は看做してゐて、
その爆風が一足飛びにこの宇宙の涯を飛び越えて
別の宇宙へと出立するものも少なくないと思ひたい。
此の宇宙しか此の世には存在しないとするUniverseに対して
此の宇宙は数多存在する宇宙の一つに過ぎぬといふ
Multiverseといふ考へ方も存在し、
そのいづれが正しいかは直ぐには答へが出せぬが、
死者はそんなことなど気にせずに
宇宙を超えて自在に飛び回ってゐるのだらう。
と、死後がそんなお気楽なところならば、
生者が次次と死するはずであるが、
生者を生者たらしめてゐるのは、
では、何であらうか。
この問ひが出た瞬間
私の思考は停止して
うんともすんともいはなくなる。
取り敢へずいへるのは
死んだものの死を無駄にしてはいけぬから
死者の思ひを慮って
その意思を繋ぐといふことしかいへぬが、
生者よりも圧倒的な数の死者を前に、
手を合はせる外ないのだ。

つまり、死者に手を合はせるために
生者は生きてゐるともいへる。
その死者は自ら発した死の爆風に乗って
宇宙を超えて自在の境にある。
輪廻転生といふ考へもあるが
それこそ、中有で迷った死者でしかなく、
重力からの解放も出来ぬ死者の成れの果てとしての
生き仏として崇めるか。

死は厳粛なものである。
それ故、死者はどんなものにせよ、愛ほしい。
死者よ、吾は手を合はせるしかない死者が愛ほしい。
でも今は吾は精一杯生きるのみ。
それが唯一、死者の弔ひに相応しい生者の姿勢なのだ。

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WATASI UMARERU

暗黒 宇宙 混沌 無明 流 止
浮かぶ
銀河
星々 きらめき
WATASI 悲しい
WATASI 去る時
永遠
見えない

見えるのは
白い帆
帆の先
一つの
印象
印章 

帆船の 帆印
新しい 国の 国旗
母校の エンブレム
WATASIの 知の ゆりかご
愛と光
懐かしい信条
過去は 静かに 沈み
死はない
しかしWATASI 成長する

さくら
散る
永遠は
見えない
探す

WATASI
宇宙の中に
銀河をとりまく星々の中に
永遠を探す
沈む ゆれる
静か
ゆれる ゆれる
ながれる
宇宙を永遠を
しかし 永遠は みえない

恥ずかしい
WATASI
宇宙に存在する
恥ずかしさ
形あるものの恥ずかしさ

沈む
沈む
再び 浮く
さみしいの WATASI
さみしいの
おかあさん
おかあさん
知らないの
悲しみ
もう行きたくないの
宇宙
しずむ しずむ
うちゅう
浮き上がる ながれる
WATASI

UMARERU

編集・削除(編集済: 2023年06月13日 00:54)

闇夜だ  江里川 丘砥

憂いているなぁ
今日は闇夜だ
朝はあんなにもスッキリしていた空気が
人の憂いに当てられて
理由もなく憂いてしまった

夜に浄化してくれる月が
見当たらないんだ
月光に晒されれば
夜ごと憂いは穏やかになるというのに
月も人の憂いに当てられて
地球に留まることが
できなくなってしまった

〈月は休みます
太陽系を巡る小旅行にでも出かけてきます
月にも気分転換が必要ですから
その間 夜は月なしでお過ごしください〉
夜空にそう書き残し
月は地球の軌道から出ていった
いつ帰るのかもわからない

朝の太陽まで
人の心はもつだろうか
憂いにまみれたままでは
昼でも陽の光を
避けてしまうかもしれない

雨が降り
憂いた空気が
そこら中に叩きつけられたあと
黒い絵の具をつけたシャボン玉のように
うっすら黒く
ゆらゆら揺れながら
浮き上がる
道路から
ビルから
走る車から
むくむく浮かび上がり
大気中へ還ろうとする

人が嘆いている
この闇夜は
人がつくり出したものなのに
あれが悪い
これが悪いと
罵り合っている
こんなことでは
月はまだ
地球へ帰って来たくはないだろう

月も人も
憂いているなぁ
今日は闇夜だ

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