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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

テニスコートの誓い  荒木章太郎

卒業間際の夕暮れに
交わした約束、なんだったっけ

未来の伏線を回収するために
牧師になる者、弁護士になる者、
政治家になる者――
時の流れは、ただ過ぎゆくだけ

契約の概念が
元々なかったから
長い契約書を読み飛ばしていたら
革命の意味がいつの間にか
自分勝手に変わってしまった

人は秩序を求める
混沌を父とする俺は
生まれたときから支配を嫌い
指切りをしながら契約を交わし
国境線を引く自由な人々を見た
約束を結ばない俺は
見境のない砂漠で
区別のない無法者になっていく

孤独が月夜に吠え
闇に怯え、実存を求める
このままでは液体のように
ただ流れてしまう

ずっと咀嚼を続ける山羊は
深みのない虚無を真っ黒な瞳に映し
哀しみも喜びも漂わせて
ただ焼きつけることなく
草食だの肉食だのと
その種で不当な扱いを受け
沈黙を守り、傷ついてきた

「深掘はしないで欲しい」と言われるが
土地を耕し、少し掘らなければ
根菜類は収穫できない
冬に備えるためには
少しは取り組まなくてはならない

編集・削除(未編集)

井嶋様 評のお礼です。  荒木章太郎

いつも丁寧に読んで下さり、また貴重なご助言ありがとうございます。本作につきましては、ご指摘の通り、後半三連は違う日に書いた作品をつなげました。その際、個性を活かしたスタイルが確立したような気がして、形式にこだわってしまい気持ちや感情を繋げて一つの作品にする作業を怠ってしまいました。やはり後半三連は別作品として、改めて向き合ってみます。

編集・削除(未編集)

一次関数  人と庸

辺AB、辺CDが2cm、辺AD、辺BCが4cmの長方形ABCDがある。
点PはAを出発して、毎秒1cmの速さで長方形の周上をBを通ってCまで動く。
また、点QはBを出発して、毎秒2cmの速さで長方形の周上をC、D、Aを通ってBにもどる。
点P、Qが同時に出発してx秒後の△APQの面積をyⅽⅿ²とする。
xの変域が3≦x≦5のとき、yをxの式で表せ。


「走ってくるわ」と言って
君は夜の道にとび出した

君は点Pになって
今日も問題集の縁をなぞっていた
自分より少し速い点Qと
動かないAとでつくる三角形が
どんなものになるのかなんて
さして興味はなかった

だから
角っこについた折り目につまずいたりすると
長方形は破れて
外で吹いていた風が
一気に流れ込んでくる

視覚や聴覚を刺激する
とてつもない量の情報
これ以上走り続けなくても
すべてうまくいくという
砂糖菓子のように甘く怠惰な空想

刺さったそげのような罪悪感と一緒に
ひとしきり味わったあとに待っていたのは
止まったままの計算式と
思ったより進んだ時計の針

だから君は走り出した
もう一度点Pになって
大人が舗装したかたい道に足が痛むが
土がむき出しの山道に入る勇気もない

「結果」とは
どんなかたちをしているんだろう

焦りも 怒りも 諦念も
「君」を構成する辺のひとつひとつだ
(たとえそれが
どんなにいびつなかたちであろうとも)

点Pと
少し速い点Qと
動かないAとでつくる三角形は
今日も世界のそこかしこで
絶えず変化し続けている

君は今
どこら辺を走っているんだろう
x秒後の未来では
どんな三角形が描かれるんだろう

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井嶋りゅう様へ 評のお礼です。  人と庸

井嶋りゅう様、はじめまして!
佳作との評をありがとうございます。
取り組んでいた詩がなかなかできなくて、諦めて本を読んでいたら、「拾う」という言葉が出てきて、その字を習った時のことを思い出しました。
詩作のきっかけはいつも思わぬところにありますね。「拾う」を拾えてよかったです。
私が前に持っていたけれど、手放してしまったもの、結局それが一番大事だと気付かせて下さった方が何人かいました。それがカッコ書きの会話の部分です。でもまだ拾えていませんが…。
これからもよろしくお願い致します。

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今は此所にいる 津田古星

母が八十九歳で逝った時 
父は九十歳で
既にアルツハイマー型認知症と診断されて
数年経っていた
長男夫婦や孫と共に暮らし
今聞いたこと 言ったことを
すぐ忘れてしまったが
困った症状はそれほどなく
歩くことも出来たし 食事も普通にして
穏やかな毎日を過ごしていた

母が元気だった頃の父は
持病もなく 寡黙であったためか
「忘れっぽくなった」と母に言われても
認知症とは気づかれず 発見が遅れた
母が八十代半ばで脳梗塞を発症して
介護サービスを利用するようになっても
父が「最後まで世話をする」と言っていたくらいだから
一年後に自分が介護される身になったことに
抵抗があったようだったが 
夫婦二人一緒にデイサービスに行くことにも慣れ
歌を楽しんだり パン作りを褒められたりして
仲の良い話し相手も出来たようだ

母がいなくなってからは
月に一度のショートステイも利用した
その施設に父の異母姉が入所していて
この先 父も入所するのかと聞いたらしい
すると 父は
「今は此所にいる」と答えたそうだ
先のことはわからない
しかし今はこの施設にいる
今居るところで生きてゆくしかないという
諦念であったのか
今居るところを自分の天国にするという
心構えであったのか

父は老いも病も受け容れた
長男の都合でショートステイに
行かねばならなくなっても
それを淡々と受け容れた
今居るところで生きてゆかねばならないと
思っていたのだろうか

母の死から二年経って
肺炎になり入院すると
父の回復は見込めなかった
亡くなる一週間前 病床を見舞ったとき
母の最後には言えなかった言葉を伝えた
私だけでなく 皆が感謝していると
父が小さな声で「うれしい。……の番茶」と呟いたのが
やっと聞き取れたので
お茶を飲みたいのかと思って
用意したが 飲もうとしなかった 

父は番茶が気になったのだと
後になって気づいた
七十代半ばで畑を人に貸すまでは
新茶の刈り取りと製茶を終えて
一息着く間もなく番茶を刈らねばならぬのが
毎年のことだったし
製品にした茶の取引先との交渉を
繰り返し聞かされたこともあった

五月末の茶園を思ったのか
家族と番茶について語らっていたのか
その時父は十月の病院ではなく
最も愛した場所に居た

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雨音様 評をありがとうございます。 津田古星

こんにちは。ありがとうございます。
簡潔に過不足なくとの評を大変嬉しく思います。
私は「父の娘」でした。子供の頃から母より父に理解されていたと感じてきたという意味ですが。たぶん気質やものの考え方が似ていたのだろうと思います。この秋は父の七回忌でした。
祖父も覚え書きのようなものを遺していたようで、それは十人の子供の末っ子である叔母が譲り受けて、祖父の死後60年近く経った今でも、叔母が大切にしているようです。文字で残っているものは、とても重く懐かしいです。

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睡歌  秋乃 夕陽

夢の中でも詩を作っていた
映画のパンフの写真の切取りを
二種類ぐらい並べて
物語風に詩を作っていくのだ

〝いまはまだ蒼い空の下で〟
〆の文句を考え付いたところで
唐突にもう一つ詩を思い付いて
急いで白い紙に書き殴る
「あれ?最後の言葉なんだっけ?」
初めに書いた詩の〆の文句を
忘れそうになって
慌てて思い出しながら末尾を書き足す

〝いまはまだ蒼い空の下で〟
目覚めてからやっと
それはすべて夢だったのだと気付くのだ

どうやら寝ても覚めても詩を書き綴るらしい
休まる暇などなく
しかし自分にとって詩を書くしかないのだと
自覚せざるおえない
これからもこうやってツマラナイ言葉を
黙々と考えてゆくのだろう
たとえ周りの草木が枯れて風が吹いても

いま詩を書いているこの瞬間も
もしかしたら夢なのかも知れない

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雨音様 評のお礼です 上田一眞

こんにちは。上田です。
雨音さんにはいつも素敵な評や感想を頂き、感謝しております。今回は拙作に佳作を頂戴して大変嬉しく思いました。
ご指摘の部分はまた推敲して、よりよい作品に仕上げて行きたいと思います。ありがとうございました。
昨今は詩の難しさを痛感しております。書ける限り投稿したいと思いますので今後とも宜しくお願い致します。

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雨音様 お礼

一本の評ありがとうございます。

申し訳ありません。まず言い訳を。
競技の中にある躍動感、熱、無常などを表現したかったのですが調べ物に準拠し過ぎて……一旦消して考え直そうとしたのですがパスワードを押し間違えたのか直せず……。

それはともかく、競技者の心情も詩ならとらえたいですね……スポーツの種類を変えて、また挑戦してみたいと思います。
ありがとうございました。

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評ですね。 10月25日〜28日ご投稿分  雨音

「万華鏡」秋さやかさん
秋さん(秋さんって秋に話しかけているみたいで素敵ですね)こんにちは。
こちらの作品にはちょっとおまけの佳作をお届けします。
まず、万華鏡の中に「あなた」が見える、というところがとても素敵ですね。そして、回すたびにいろんな姿を見せてくれること、なんだか色々深く共感しました。苦手な模様も、素敵な模様も同じものから作られている、というメッセージが伝わってきました。
万華鏡は英語では(あえてカタカナにしますが)カレイドスコープとよばれていて、「美しいもようを見る」という意味のギリシャ語がもとになった言葉ですが、こんな風に作品として拝見するととても新鮮に感じました。おまけ、の部分ですが、「あなた」が多く出てくることから、あなたが特別な人だということがわかります。なので、最後に「人」という一般的な言葉が出てきたことが少し唐突に感じました。ここはもうあなた推しで、「特別な人」とかそういう風にしても良いかもしれませんね。そして、万華鏡をもう一度回してみたら、というのも、これからも何度となく回していくんだろうなというのが伝わってきました。素敵なストーリーでした。

「般若の微笑み」上田一眞さん
上田さん、お待たせしました。
この情景はお母様が亡くなった経緯を書かれた作品から続いて拝見しているために、より身近に感じることができました。そしてまた、認知症を持った高齢者を身近に持っているので、そう言った意味でもとても伝わってくるものがありました。そういう意味で少しフィルターがかかっているため、そこは少しフラットにして読み返しました。(誰にでも伝わるのかということが大事ですよね)
まず、二連で、怪しく蠢いている、という部分から、この継母との関係性が平坦なものでなかったことが伝わってきました。三連目はこのままでももちろん構いませんが、ちょっとだけ引き算してもいいかも。今年の十二月で、などは大きな意味はないと思います。なので、この冬で、とか簡単にするとこの連の重さが減るかもしれません。というのもこの三連は修羅の道からが大事で、そちらを引き立たせた方が、という気持ちがありました。ここからは後半に向かってとてもよかったです。特に一字下げになっている継母さんの語りの部分が良いと思います。後半が大切なので、やっぱり、この三連は少し軽くする方がいいかもしれないですね。ご一考くださいね。全体としては、日常の一場面でありながら、百年近い人生の終焉を迎えている一人の女性と、その女性を見送ろうと決意している主人公両方の人生が、長い葛藤が今、凪の時を迎えようとしているのかなと伝わってきました。とてもよくかけていると思います。佳作です。

「一本」松本福広さん
松本さん、お待たせしました。
剣道の「一本」に関する作品、全く剣道の知識がないので、そうなんだなと思いながら拝見しました。大変整理され丁寧に順序立ててわかりやすく書かれていると思いました。ここに、実際に競技をしている人の気持ちが重なっていたり、逆に全く関係のないことをこの剣道の一本に重ねてみたりすると、この作品がとても生き生きとしていくと感じます。この場合は、最終連をもう少し肉付けしてボリュームを増やして書いてみると良いかもしれません。一本取られてしまった時、取った時の、感情というのかしら、そういった人間っぽい部分があってこそ、引き込まれていくのかなと。この辺りはご本人の好みもあると思いますので、ご一考くださいね。

「父の日記」津田古星さん
津田さん、おはようございます。お待たせしました。
こちらは佳作とさせてください。とても簡潔に淡々と書かれていますが、過不足なく、行間から伝わってくる作者の情感がさりげなく良い作品だと思います。認知症のある方を私も身近に持っていますが、今、を生きている方達だとつくづく感じます。その今が生き生きとしているのなら、よしとしなければ、と最近思ったところです。10分前のことは忘れてしまうのだから、日記はやっぱり無理ですよね。もしかしたら、日記をパタリと辞められたこと、そして、もっとあっただろう日記を多分ご本人が処分されたことも、病気を自覚された時だったのかなと思いを馳せました。こういった私ごときが想像しているようなことも、当事者である津田さんは色々考えられているでしょうし、湧き上がる感情もたくさんおありだったと思います。ですが、そこを極力抑えて書かれていることがこの作品をとても良いものにしていると感じます。蛇足ですが、この作品には実は泣いてしまいました。私の父も他界して間もなく私の父の場合は日記ではなくて手帳が何年も残っています。これは日記に近い形でぎっしりと書かれていました。私はまだこれを読むことができないままでいますが、やっと読もうかなと思えるようになりました。ありがとうございます。

::::

終わりに。

Kazu.さんのお知らせを伺って、本当に心から胸が震えました。なんて誇らしい、と。仲間と言えることを光栄に思っています。日本に戻ったら、お手紙をしたためてお送りしたいと考えているところです。ファンレターっていうのかしら。

富士伊真夜さん、この度はダブル受賞、おめでとうございます。
素晴らしいですね。これからがとても楽しみでなりません。
ますますのご活躍、応援しています。

秋が深まっていきますね。

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