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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

雨音さま 御礼  江里川 丘砥

この度も評をいただきまして誠にありがとうございました。佳作をいただけてとても嬉しかったです。「ぼく」や「私」の主語を入れるときは、本当に必要なのか、なにか言い換えられるのではないかといつも悩みます。これからもバランスを考えながら書いていこうと思います。
最後に救いがあると感じていただけたことも嬉しかったです。苦しい感情や葛藤を描くなかにもどこか救いがあるような、解き放たれるようなところがあるような作品をこれからも書いてゆけたらと改めて思うことができました。ありがとうございました。
また投稿をすると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

感想と評 5/19~5/22ご投稿分  三浦志郎  5/27

お先に失礼致します。

1 積 緋露雪さん 「死に化粧」 5/19 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。
よろしくお願い致します。テーマはこれでいいです。「デカダンス」という言葉を思い出していました。
そこにある耽美的なもの、退廃的なもの。そこにある美のような。死の時点で「貴女」は美の極点に至りました。ところで「極点」という言葉は至高ですが、一面不幸な言葉でしょう。それを境に降るしかないからです。「貴女」を極点のままにおくのはもはや火葬しかないわけです。そんな事情を踏まえ時間の因子も含めて、後半の思考部分は整合性もあり説得力を感じました。いっぽうで、前半の「時が移らうから~」から「大盛況です。それと同じで」までは、これは少し横道のような気がします。テーマを捕捉思考するに、関連性・証明性が曖昧な気がします。表記ですが、散見される中で、「せう」に代表させますが、文語風と現代語の言い回しの混在はかえって「せう」が浮いてしまいそうです。作品は作者のものであり、意図もあるでしょうから、これは一読者の感想として書いておきます。また書いてみてください。


2 晶子さん 「母であること」 5/19

冒頭上席佳作。それ以外考えられない。ここんとこ、ちょっと足踏みされてたんですが、これは補ってお釣りが来ますなあ~。クリーンヒット。ちょっと感涙ものです。実にいいですね じゃあ、どういいのか? 母である人、母になろうとする人、にぜひ読んでもらいたい。「母は強し、母は偉大なり」とか言われますが、この詩はそんな大上段でないところが、むしろいいです。日常的で親しみがあり、すぐ隣にいる感じ。「あったなら~いえいえ~でしょう」―この「not~but」構文が実に「調べ」を作っています。その中身もバリエーションとしてよく練られている。上記したことは副次的なことで、ここで強調しておきたいのは、母の子を思う純粋な気持ち。“この詩にはハートがある”ということなんです。

アフターアワーズ。
これ、曲があって、それに付ける歌詞ということでは全然なしに、もともと、詩だったものにメロディーをつけた、そういった感覚が望ましいのです。余計な楽器はいらず、ピアノ1台を従えて、クラシック声楽の人かオペラ歌手が歌うと素晴らしいと思います。


3 エイジさん 「老人とピアノ」 5/20

そう来ましたか、「アウラ」。調べました。日本語で「オーラ」と言えば、少し世俗的でイメージしやすいのですが、哲学用語としては、はなはだ難解であります。エイジさんは「老人とピアノ」によって、それに迫ろうとしたか(感覚として↑)、あるいは「老人とピアノ」といった点景によって具象化したか(感覚として↓)。そのどちらか、あるいは両方同時かもしれない。「シャーマン」もこの詩のムードを盛り立てているでしょう。4連が最もアウラ概念に沿った詩行と言えるでしょう。そもそも生身の老人を登場させ、そこで生ピアノを弾かせた、それ自体アウラ的と言えなくもない。(not複製という意味で) 大変失礼な言い方をしてしまうと、老人が現れピアノを弾いただけなのですが、その点景に崇高さを付与できた、それがこの詩。「アウラ」のお陰か?点景ではなく天啓かもしれない。佳作を。


4 大杉司さん 「話し合い」 5/21

錚々たる国のサミットを単に「話し合い」としたのが、かえっておもしろいです。そうですね、タイトル通り庶民感覚で言うと、この詩の感じでしょうね。庶民ながら、思うところは4連以降にありそうです。あっという間に終わった感じです。大杉さんは時事の話柄が割とありますが、詩にする場合、もう少し詩性というか、ロマン性は欲しいわけです。この詩の場合、ちょっと平板な気がします。今回のこと、例えば広島という場所、原爆資料館のこと、ウクライナ大統領のこと、どれかひとつでも加味されると、詩もだいぶ立ってくると思います。佳作一歩前で。


5 山雀詩人さん 「ふるさと」 5/22

ふるさとが「僕」、擬人を与えられ、ふるさとが口をきいたとすれば、きっとこう言うでしょうね。
「みたいなものかな」と言ってるけど、「そのもの」でしょ。僕が好きなのは7連の、少し方向を変えたところと終わりの2蓮ですね。ところで解釈はもうひとつあって、「ものかな」が事実であるとすれば、これは生身の人間と取ってもいいし、あるいは実家にでも残して来た、ある物品を擬人したものでもいいわけです。この詩はそんな微妙さの中にも存在するかのようです。どの立場を取っても、無償の包容力のようなものを感じさせてくれます。それは、この詩が終わりに近づくほどに感じられるものです。甘め佳作を。


6 ベルさん 「公園にて」 5/22

普通、このタイトルからすると”今、そこにいる“と取る確率が80%以上(?)でしょう。ところが、この詩の現在形の場所は不明と取るのが妥当なようです。強いて言えば、この道あるいは「ゆりの花」が咲いている何処か?このタイトルは実は”全くの過去“に属する、そこがおもしろい。意図したものか、それとも書いていてたまたまそうなったか、まぐれでも意図でも結果としておもしろい効果をあげている、と言いたいです。文中に見られるロマン性というか、詩情もなかなかいいものです。特に最後の連がいいですね。こんな感じでこれからも。佳作半歩前を。

アフターアワーズ。
後付けになりますが……
「答えなどなく頬を伝うものは/これまでの歩いてきた道」―超アクロバット的繋がりで、ギリギリセーフか?本来なら、もうワンフレーズ欲しいところ。


7 まるまるさん 「昨日の夜のこと」 5/22

この詩は息子さんの方が主役です。娘さんの方はこれでひとつ話が完結していますね。もう少し書くべきは息子さんの心の、所作のデティールという気がします。姉への気づかい、雰囲気の和らげ、家族意識、そういったことでしょうかね。最後は「ありがとね」のほうが気分にふさわしいですね。
日常詩の中でも、も少し詩であってほしい、詩性のようなものがほしいと思うわけです。
そのキーを息子さんが持っているように思われます。「どしたのー?」から始めましょう。
佳作一歩半前で。


8 朝霧綾めさん 「言葉などいらない」 5/22

「自然+この世の中=世界」 とするならば、これは私と世界との関係詩とも取れそうです。
世界は今までに充分言い尽くされている。その通りです。その通りであることが前半―哀しいけどー充分言い尽くされている。結果としての終わりから2連目、これはまた面白い感情で、心の襞のようなものを上手く表しているように思います。やっぱりキメは終連にあり。一発逆転で詩を書いてしまう。その許容も世界が有するところのものでしょう。裏側からの世界賛歌か?ひとひねり、がこの詩の代名詞か?

その小さな想いをも
引き立ててくれそうな“ひとひねり”で
この詩は存在しているということに……佳作を。



評のおわりに。

「ご趣味は?」
「庭いじりです」
「どのような?」
「雑草を栽培します。しかる後に駆除することです」
(あ、アジサイさいた、ウチはピンク)  では、また。

編集・削除(編集済: 2023年05月27日 18:29)

彼方(あそこ)  エイジ

ひとは肉体が滅びると
彼方(あそこ)へ行くという
それはどうしても感じられないもの
ひとには第六感があるでしょうか
あるとしてそれが感じられるでしょうか

それは文字と文字との間に
そっと浮かんでいて
いつでも笑みをたたえ
どうしても読めないものです
どうしても見えないものです

それは音符と音符との間に
そっと佇んでいると思ったら
あちこち飛び回って
いたずらするのです
どうしても聞こえないものです
どうしても見えないものです

それは彼方(あそこ)にいて
時空と時空の間を行き来し
過去 現在 未来
の隙間にいたかと思えば
普段は時間にいないものです
どうしても感じられないものです

光の粒子の間を縫って現れ
音にならない音の中に
消え去っていくのです

彼方(あそこ)のことを
記そうと思うのですが
第六感で一瞬感じたら最後
たちまちひとの感覚から
消えてなくなるのです

それは在るようでいて
それは消えているようでいて
明かりを灯したかと思うと
ふっと我々の寝顔を
覗きに訪れるのです

それはどこかに在るのです
でもどことは言えない
ひとの意味の世界と
ひとの感覚の世界の
遥か遠くに在るのです

編集・削除(編集済: 2023年05月27日 09:31)

雨音様へ、評の御礼  水野 耕助

雨音様、よく仕上がっているというご評価、とても励みになります。
最後の二連、とってつけたようになっていないか少し気がかりでしたが、作品に厚みが出たと言っていただけたので良かったです。
今回も評をいただきありがとうございました。

編集・削除(未編集)

翡翠輝石の眠る丘  ロンタロー

誰も知らない
風吹く丘の上
地中深くに眠る
緑色の誕生石

忘れ去られて
取り残された
過ぎ去りし日々の
風化の結晶

たとえ儚く脆くとも
消え滅びることなく
地中深くに眠り続け
古からの夢を見る
声や言葉にならぬ
想いだけが丘の上を
彷徨いこだまする

いつかいつの日にか
誰かが君を掘り起こし
ついに目覚める瞬間が
そんな奇跡の瞬間が
訪れるのかもしれない
風薫る季節に
想いを馳せる

編集・削除(編集済: 2023年05月26日 16:25)

泉  秋さやか

鎖骨の窪みに溜めた
淋しさにそつと触れる

ああまた濡れてゐる

拭つても拭つても
あの日の泉が
しづかに溢れてくるので
少しだけ爪を立ててみる

これはもう夢ではない
夢よりもあいまいな白昼

揺り椅子が軋む
からだの節々が痛い

ふたりで腰掛けた切り株の
年輪はどのくらいだつたかしら
もう同じくらい生きたかしら

ちひさな磨硝子の窓を
見つめながら
その向かふに何があつたかも思ひ出せず

覚えてゐるのはただ
ただ

水鏡を刻々と満たしてゆく万緑
そこから逃げ出したわたし

なにも語らないあなたの視線が
語り続けるわたしの言葉から
醜さを見つけてしまひさうで

月も星もない夜
森を抜ける風とともに
逃げ出した

永遠のやうに感じる一瞬は
たしかにあつたけれど

積み重ねてゆく時間に
永遠はかなはなくて

あなたがゐないことよりも
あなたがゐなくても
平気になつてゆくことが
悲しかつた

沈んでいつたいくつもの永遠へ
潜つてゆくたび
掴みそこね
手はこんなにも乾涸びてゐる

選ばなかつた世界は
魚たちの夢のなか

もう届かない
もう戻れない

降らなかつた雨
昇らなかった月
吠えなかつた狼

どこにゐれば良かつたのだらう

いつからか繋がつてしまつた
からだと揺り椅子と窓を

いつせいに軋ませる
風よ
もう吹かないで

いいえ
ずつと吹いてゐて

さうして時間の余白を
広げて広げて

その果てで
とぢられた眼裏は
緑青色の森をたゆたふ

奥深く

みづおとのあひまから
途切れ 途切れ 聞こえる
懐かしい声

ああさうだ
ずつとここにゐたのだと

あの日の私たちは
輝きながら
泉のなかへ消えていつた

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消えた人参  理蝶

放課後はいつも決まってウサギ小屋に行くんだ
風見鶏のついた立派な小屋だ
あたりは次第に暗くなって
小屋の中はあたりより一層濃く暗くなって
目を凝らさなければ君達を見つけられない

ぼくは家からこっそり持ってきた人参を
網の隙間から差し出す
すると溢れそうなほど大きな黒目を
爛々と光らせて君達はやってくる

口を忙しなく動かして人参を懸命に食べる
職員室にある古いコピー機みたいに
少しずつ少しずつ人参は
君達の口の中へ吸い込まれてゆく

夕飯のカレーは人参が少ないかもな
でもいいんだ ぼくはあんまり人参が好きじゃないから
お母さんにはきっとバレちゃいないさ
君達とぼくの秘密の7時間目だ

やがて無邪気な少年は大人になり
思い出はセピアになる
時は降り積もる 学校という場所には尚更

僕は久しぶりに学校を訪れる
生憎の雨だがウサギ小屋へ向かう
もう今はウサギは飼っていないそうだ
時代だ、知らない先生はそういった
今あるのはただの暗がりで
あの何かが潜んでいるような
背筋をくすぐるようなムードはそこにない

雨がしとしと降っている
きっとこの辺りはどこも雨降りなのに
今ここに降る雨はなぜこんなにも寂しいのか
スーパーで買ってきた人参は
いつまでもポケットの中
試しに網に差し出してみたが
網を伝った雫がただ人参を濡らすだけだ
君達はもういない
ぼくももういない

雨は降り続いている
風見鶏が泣いている気がした
気のせいだろうか

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ポケットの小さなハンカチ るり なつよ

お出掛けの時はいつも
手を洗う君に
さっと手渡していた小さなハンカチ

お出掛けの時はいつも
ママの左のポケットには君の
右のポケットにはママの
ハンカチを忍ばせていた

この春
ランドセルを背負うようになった君
先生とのお約束
ハンカチとティッシュはいつも持ち歩きましょう

小さなスボンの
小さな右ポケットに
小さなハンカチを
忍ばせるようになった君

学び舎で
手を洗い
ポケットからハンカチを取り出し
手を拭き
またポケットにしまう

君のその姿をママは未だ知らない

これからは
休日のお出掛けの時はいつも
君のポケットには君だけの
ママのポケットにはママだけの
ハンカチ忍ばせ歩こうか

手と手は今も繋いだままで

………………………………………………
島 様

ご無沙汰しております。
昨年春頃まで投稿させて頂いておりました、るり なつよです。
詩を書くのを長いことお休みしていて、最近久々にできたものを投稿させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

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春眠  妻咲邦香

丈夫な檻の中、運動場の片隅で
寄り添っている、短い寿命と長い手足
内側に上手に畳んで、真白い腹でも隠すように

肘を付いて食べる癖はもうやめよう
そう思って以来、私の半分は亡骸で
毎日背負って歩いてはいるが
誰よりたくさん跪いた自信がある

予報が外れて晴れた空
枝々は一斉に手を伸ばす
きっと握手がしたいんだ
雪形も消える頃には
手のひらを出来るだけ増やして
競い合う、お互いに
それはおそらく私の咆哮でもある
暁に助けを求め、天を仰いだ
季節の変わり目に亡骸の乾いた指先が
空腹のあまり雲を掴む
さっき与えたばかりなのに
お皿は既にからっぽだ
だから空よ、あなたの力をどうか分けてと

思い出さなきゃいけない歌がある
レッサーパンダにウォンバット
ミーアキャットにアミメキリン
日の当たらない場所をわざわざ選んで
寄り添っている、亡骸のように
舐め合っている、弱さを分け合い
弔いでもするかのように
だから今は

思い出してあげなきゃいけない歌がある

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雨音様、評のお礼  理蝶

雨音様、いつもありがとうございます。
この詩が書けた時は書きたい事をたくさん盛り込めたので、結構満足がいっていました。しかし、読み手の側からすると読み取りづらいような芯を捉えづらいようなものになってしまっていたのですね。これは自分では気づけなかったと思います。やはり人に詩を読んでもらうと自分では見えなかった詩の良い所や悪い所が見えてきてとても勉強になります。
実力があると雨音様に言っていただいてとても嬉しいです。引き算の努力をしてもっとブレのない詩を書きたいです。
またよろしくお願いします。

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