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水無川様 今晩は。丁寧にお読み頂き共感ありがとうございます。水無川様もお人好し、安心致しました。
またよろしくお願いいたします。
島様
こんにちは。
詩の評、有難うございます。
秀作を頂いて大変、嬉しいです。
これからも頑張りますので、
よろしくおねがいします。
水無川 渉様、評ありがとうございます。
確かに宮沢賢治の詩に触発されて書かれたことは間違いないのですが、これは私なりのレジスタンスの詩です。
決して人間を疎外しては発展しないだろうと思いたいのですが、科学技術の発展は即ち、人間の疎外で成り立っているように思えるのです。
それに世界の彼方此方での戦争。これに対しても国家に従わないと言う意思を示したのがこの詩です。
AIの箇所が冗長とのことですが、私としてはまだ、書き足らないくらいです。
AIは単語を確率論的に選択して繋げているのですが、学習したDataによってはとんでもないことになります。
すでに、生成AIに卒業アルバム風に、というリクエストをホートレイトに出すと、肌は白く痩せた生成画像が出来上がるそうです。
また、生成AIはレイシズムの危険性を孕んでいるので、注意しなければなりません。
その生成AIが自己完結型のものとして登場したならば、もう、人間には手出しができずに、生成AIは人間よりも遙かに武器に親和的なので、生成AIが人間を悪と判定したならば、殺戮がいとも簡単に起きます。
などなど生成AIについてはいくら書いても書き足りません。
それ以外の点では水無川様の読み解いてくださったとおりですので、ありがとうございます。
今月の<最新のお勧め詩集と書評>(MY DERのTOP PAGE)はレギュラーメンバーKazu.(坂井一則)さんの『あなめあなめ』です。
詩集発刊を島さんが掲示板で連絡されていたので、購入された方もいらっしゃると思いますが、<最新のお勧め詩集と書評>で7篇を読むことができます。読まれていない方がおられましたら、是非ともこの機会に読んで頂きたいと思い、投稿させて頂きました。次回の更新時になると詩は読めなくなります。
また、7篇に対する島さんの批評も長年のお付き合いもあり、寄り添う気持ちが伝わって、読んでいてとても深く響きます。
私は『空に聴く、朝』『記憶の片隅で』がとても好きです。
このたびはお忙しい中、私の作品に評を下さりありがとうございます。
お褒めの言葉をいただき嬉しいです。
こんな詩を書いていながら、私は恋愛経験がないので、どこかぼろが出ていないか不安でならなかったです(笑)
もともと「私が一番美しく笑えるのは/きっと寂しい時だ」という言葉を最初に思いついて書いた詩でした(書いてるうちにその言葉は消えてしまったのですが)。題名と最後の部分は、「笑い」や「微笑み」を書きたかったときの名残で、残したままにしてしまったかもしれないです。最初に書き終えてから、そこまで時間をおかずに投稿したのがよくなかったかなと思っています。
いつも丁寧なコメントをいただき、とても励みになります。
秀作プラスとても嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
お待たせいたしました。11/14~16ご投稿分の感想と評です。コメントで提示している解釈やアドバイスはあくまでも私の個人的意見ですので、作者の意図とは食い違っていることがあるかもしれません。参考程度に受け止めていただけたらと思います。
なお私は詩を読む時には作品中の一人称(語り手)と作者ご本人とは区別して、たとえ作者の実体験に基づいた詩であっても、あくまでも独立した文学作品として読んでいますので、作品中の語り手については、「私」のように鉤括弧を付けて表記しています。ですが、「私」=「作者」の場合はもちろんそのように読み替えて読んでいただければ幸いです。
●積 緋露雪さん「役立たずの愚者でありたい」
積さん、こんにちは。この作品は明らかに宮澤賢治の「雨ニモマケズ」のパロディですね。
雨にも負けて
風にも負けて
という出だしから、てっきり「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」という賢治の詩の「ワタシ」とは正反対の人物像が描かれるのかと思いきや、読み進めていくとそうとばかりは言えないのが興味深いところです。
この詩は高度に発展した科学技術が人間のコントロール能力を超えていきつつある現代社会と、そこに生きる人間の不安を描いています。2045年にはAIの能力が人間を超えると予測されているようですが、その先にはどのような未来が待っているのか、そこには人間の居場所はあるのか、という深刻な問いが提起されています。
そのようなディストピアにおいて、人間性を保持していくために唯一の残された道は国家のために何もしない、「役立たずの愚者」になることだ、という主張がなされていると受け止めました。
「雨ニモマケズ」との比較に戻りますと、忙しく他者のために働き回る賢治の「ワタシ」とは対照的に、この詩の語り手は何もしない「役立たずの愚者」になりたいと言います。けれどもこのような語り手の理想像は、
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
という賢治の理想像と驚くほど似ています。そう考えると、タイトルにもなっている「役立たずの愚者」は文字通り受け取るべきではなく、アイロニーとして書かれているのではないかという解釈も成り立つように思います。それはますます人間性を締め出していく社会に反抗する最後の「人間」の姿なのかもしれません。詩人はそういう「役立たずの愚者」に含まれるのでしょうか。
誰もが知る有名作品を取り上げ、現代ならではの問題意識をもって有意義な対話を行った素晴らしい作品であると思います。唯一改善点があるとすれば、3連におけるAIについての長い叙述はやや冗長に感じられますので、もう少しコンパクトにした方が全体のバランスが良くなると思いました。評価は佳作半歩前となります。
●紫陽花さん「私は嘘でできている」
紫陽花さん、こんにちは。本当はやりたくないけれども、なかなか面と向かって断ることができず、いろいろな頼みを不本意ながら引き受けてしまう。そんな人は多いのではないでしょうか。評者である私自身もそんな傾向があります。この作品は日常生活の中で経験する心の葛藤を描いていて、多くの人の共感を呼ぶ詩ではないかと思います。
ただ、この詩は全体として深刻なトーンで書かれてはいません。「炸裂」「危険センサー」「Xデー」という、随所に散りばめられた表現からはユーモアさえ感じられます。語り手の「私」はお人好しの自分を少し離れたところから眺めている感じがしますが、その視線は必ずしも自己嫌悪のようなものではなく、むしろそうした自分をほほえましく受け止めているような印象を受けました。「また私のお人好しが炸裂した」という出だしも良いですね。
だとすると、終連で繰り返され、この詩のタイトルにもなっている「嘘」ははたして額面通り受け取るべきなのだろうか、という疑問もわいてきます。たしかに人助けは大変でやりたくないので、そうでないかのような顔をして引き受けるのは「嘘」になるかもしれません。けれども、「私」の心の奥底には、困っている人を助けたいという真心がやはりあるのではないでしょうか。したがって、「私は嘘でできている」という主張は、深刻な自己批判というよりは、面倒くさいと思いながらもつい人助けをしてしまうお人好しな自分への愛情を裏返した表現と言ってもいいかもしれません。
ほのぼのとした、心のあたたまる作品でした。評価は佳作です。
●まるまるさん「大きな心の人になりたい」
まるまるさん、こんにちは。掲示板ではよくお見かけしている方ですが、私が担当させていただくのは初めてですので、感想を書かせていただきます。
自分の感情、特に怒りの衝動をコントロールするのは誰しも苦労することではないでしょうか。この詩はそんな葛藤がリアルに描かれていますね。
具体的な状況設定は職場の人間関係ですね。仕事をしているといろいろな場面で神経にさわる事が起こってきますが、そこで怒りを表に出さないようにいろいろと作戦を練り、試行錯誤する。少しうまくいきかけたと思ったら、また失敗して振り出しに戻る。そんなやるせなさがうまく伝わってきます。
細かい点をコメントさせていただきますと、終連の最後の1行は不要ではないかと思います。大きな心の人になりたいというテーマは全編に関わるものであって、悪口の問題だけに限定されるものではないからです。また、タイトルはあまりにもストレートですので、もう少し含みのあるものを考えると良いのではないかと思いました。
全体的に、語り手の細やかな心の動きが丁寧に描かれていて好感が持てました。特に2回出てくる「たぶん」がうまく使われていると思います。またのご投稿をお待ちしています。
* * *
以上、3作でした。今回も味わい深い詩との出会いを感謝します。気がつくと今年もあと1ヶ月少し。寒暖差が激しい毎日ですので(少なくとも私の居住地では)、皆さまお身体をお大事にお過ごしください。
>誰かか何かかの保護下にある
ええ、心配性の人がいて。
ピーターバラカン氏が語っておりましたが、日本人は過保護だと言うのです。
私も同じように感じます。
私は幼い頃から衝動性や衝動行為のような面を抱えており、突発的に予想外のことをするところがある。
そういう私にとって、安全圏を求める集団社会は、幾分過保護に思えるのです。
甘えと過保護は違う。甘えの方が自立心が強いんじゃないかな?
個人的には、自分は甘えてるかも知れないと思う時があるのですが、依存心はあまりないと思う。甘えは一瞬ですから。
幼児的なところがある。そういう幼さをどこかに、抱えているのです。
ユニークと指摘された描写は、目で観察し、体験したものを比喩的なイメージで表現した物です。駄洒落や言葉の遊びは幼い頃から、割と得意でした。
詠みが深く、参考になります。
タイトルは、小沢健二さんのイメージが浮かんで、この題名が浮かびました。周りに一所懸命愛想を振る舞いて、それでも距離感を大切にしているから、自閉的に見えるところもあるというところに、自分にもそういうところがあると感じたからです。
秀作ありがとうございます。
こんばんわ。
秀作との評価、大変恐縮です。
最後、自分が着地させやすいところに着地させました。
笑いはとれても 深みはない
この言葉はなかなかにささります。
いつまでも自分がやりやすいやり方といいますか、安易にもっていけるとこに、とやっていると自分の底が簡単につきてしまうのかもしれないと、ドキッとしました。
詩もそうですが、どこか1ミリでも人を軽んじているものがあらわれ出したら誰もそんな言葉を読んでくれなくなるのにと反省しております。
「詩」を考えるというよりは「人」をもっと考えて書かねば、と思いました。
作品を読んでいただきましてありがとうございました。
島様、詩の評をありがとうございました。
私の父の実像がぼやけているとはその通りですね。ただ連作にすることは思いつきませんでしたが、適切なアイデアだと思います。
今後も頑張りますのでよろしくお願いします。
高い評価ありがとうございます。
デッサン力が無いというご指摘は前からいただいていますので、よく分かっているつもりです。
一時期、私も「青い空、白い雲」という小学一年生から、やり直そうかと思った事があるくらいです。
意外かもしれませんが、いつも文章を書く時は「てにをは」で悩んだり句読点1つで悩む程、神経を使ってるつもりなんですね(笑)
本当は初心者用の掲示板に投稿すべきなのかもしれませんが、今は少し体調を崩していて週1編の詩を書くのが精一杯になってしまいました。
それで、どうせ一つしか書けないなら、こちらにチャレンジしてみよう、と思ったのです。
ただ、既に心が折れそうです(笑)