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読んで頂き、ありがとうございました。
ご指摘の点、とても参考になりました。自分自身、きちっと締めたかったのですが、やはり曖昧な感じになってしまった感が残ってました。ありがとうございます。
また一つ勉強させて頂き、ありがとうございます。
幾度となく大地に落ちるバー
溢れる悔しさに立ち尽くし見上げる空
やがてスタート地点に立ち
背中から立ち昇る蒸気が
あなたの闘気のオーラのよう
吐く息は荒く白く
上下に激しく動く肩は頭を揺らすが
視線は真っ直ぐに熱く先のバーを見据えている
『やれる!』両手で頬を叩く
教室の窓から見ている私の手は熱く握られてる
踏み出す足元から砂が舞い上がり
やがてあなたはペガサスの翼をまとい
バーを飛び越えるだろう
飛んで!
薄曇りの
すっきりしない
五月の空が
かえって
物思う心にも
昔の夢にも
居場所を残してやっている
晩秋かと思わせるほど
乏しい やわらかい日差しが
ひととき
西洋風の客間にほのかな陰影を投げかけ
古風なピアノが
いっそう典雅な趣きを帯びて
シャンデリアの下に
佇んでいる
そこに浮かび上がるのは
在りし日の貴女の面影
象牙の鍵盤の上をたゆたう
貴女の優雅な指が
あの懐かしい旋律を奏でている…
…と見えたのも、つかの間
初夏のまぶしい日差しがよみがえり
出窓から容赦なく降り注ぎ
部屋の中を露わに照らし出す
そのとたん
愛らしいまぼろしも
甘やかな旋律も
はかない追憶も
雲のようにちぎれ
霧のように消え去ってしまった
ただ残るのは
いずこからか漂ってくる
ローズマリーの香りだけ
※初めて投稿致します。どうかよろしくお願い致します。
MY DEARのレギュラーメンバーで、いま評者も担当してくれている、
滝本政博さんが、新詩集を
土曜美術社出版販売から出版されました。
おめでとうございます!!!
滝本政博 詩集
『エンプティチェア』
土曜美術社出版販売
ISBN978-4-8120-2814-8
定価 2,200円
第1詩集は私家版、限定20部でしたので、
販売ものとしては、これが事実上の初詩集となります。
詩集は二部構成になっており、特に第一部の詩篇には
朔太郎を彷彿させるものがあり、滝本さんの魅力が存分に出ています。
滝本政博さんの詩に関心のある方は、ぜひお求め下さい。
ネット通販、書店取り寄せ、どちらでもOKです。
米だけはあるのだが、
それ以外に食料はなく、
日日、白米に色色な調味料をかけては
急場を凌ぐ生活が何ヶ月も続いてゐる。
それでも腹は満たされるので、
これまで買い溜めた厖大な本の中から
Cambridge大学の博士課程の教科書となってゐる
『QUANTUM FIELD THEORY Second edition(場の量子論)』の
分厚い英語の本を取り出し、
辞書を片手に読み継いでゐる。
この実生活と行ってゐる行動の落差に
吾ながら苦笑するが
この読書の時間があることで
生活の窮状は忘れられる。
また、さうでもしないと
この窮状は救ひやうもないものへと堕すといふ恐怖に駆られ、
私は吾に噛み付いて吾を食ひ千切るに違ひない。
戦渦にある人にも悠悠自適に暮らす人にも私にも
それぞれ日常があり、
日常の嘲弄する顔をぶん殴ろうと日常の隙を狙ってゐる。
憤怒は誰もが持つもので、
それは此の不合理極まりない日常が世界の盾となり、
Personaとなって森羅万象の憤怒を受け止めてゐる。
私が高尚なものの勉学に励むのは瘦せ我慢なのかもしれぬが、
さうして私は此の世の成り立ちの秘密を暴いて
復讐しようとしてゐるのだ。
何に復讐したいのかといふと、
この生なのだ。
太宰治は嫌ひだが、
この世に生を享けた吾には
今のところ、屈辱しかないのであるが、
それを日常のPersonaを
思いっきりぶん殴って
憂さを晴らしたいだけなのだ。
だから何が変わるとも思ってゐないが、
ぶん殴らずには生きた価値はないと思ってゐる。
さうして今日も私は日常に嬲られながら
瘦せ我慢をして生きてゐる。
街は華やぐ
風は冷たくても
心は踊る
いや、冷たい風が心地いいのだ
なんとなくみんな浮き足立って
なんとなくみんなスキップしそうな勢い
手を繋ぎ体寄せ合うカップルも
見上げる先にはパパとママの愛にしっかり
守られてる幼な子も
孫へのプレゼントを探してる
田舎のじいちゃんばあちゃんも
みんなクリスマスを待ってる
ケーキの箱を開けた時のよろこび
宝石が舞い出るよう
なにかに期待して
クリスマスの魔法にかかって
よろこびの鈴が鳴る
しあわせを運ぶサンタクロース
私は帰り道を急ぐ
華やいだ街を通り過ぎて
家々の明かりがあたたかさを彩る
真上の夜空に星座たち
大きく息を吸い込む
あなたにめぐり逢えて私はうれしいとつぶやき
全速力で走る
玄関の前に立つ
ドアの向こうは笑顔の灯火
私は次の運命に立ち向かう
評ありがとうございました。
佳作一歩前との評価ありがとうございます。
また、正直で気持ちの良い詩と言ってくださりありがとうございます。
佳作はなかなか取れませんね笑。
これからもよろしくお願いします。
月の国への手土産は
詩人の夜毎の成果
詩人と月の密談の議事録
つまりはこの星に生まれたいくつもの美しい詩
僕はかぐやを呼びつけて
月までひとっ飛び
青い星の詩を月の国の人々に説いて回る旅
彼らは不思議そうに詩を聞いている
彼らの心の中に
次々と名前がついて
言い当てられる
そんな詩が僕の星には沢山ある
お返しに彼らはこの宇宙の始まりを
少しずつ教えてくれる
彼らはこれまでの全てを知っている
いくつかのロマンは崩れたけれど
僕はそれに少し安心したりもする
彼らだって僕らと同じで
これからのことはわからないことばかり
だからこそ彼らは詩を求めている
心を形にする術を求めている
僕は月に文学を植える
やがてそれは芽生え育つだろう
いつかきっと
青い星に誰かの悲しみを重ねて
出会いや別れを歌うだろう
僕たちが月にそうしていたように
僕は青い星に帰る
月の文学に期待して
僕はまた月を見上げる
島様、この度は評価をしていただきありがとうございます。お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。
どんなに人と親密になっても、孤独感は消えることはないからハナから諦めてしまうという僕の人間関係のスタンスを詩にしました。
傷つくのを恐れているがゆえ、このような考え方になってしまいます。
秀作プラスもありがとうございます。後半の比喩考えてみます。
またお願いします。
井嶋様、評ありがとうございます。
自己言及型の詩が完成しているとの評、ありがたくも悩み深しです。
私自身、そのようにいわれたことがなかったので、嬉しい反面、私の詩はワンパターンなのかなと悩ましいところが正直なところです。
つまり、私の詩には肉感がないと解釈しましたが、私はこれまでのところ、心の深く抉られた傷を癒やすために詩を書いてきたといっていいのです。
だから、正直なところ、まだまだ癒やしなどないためにワンパターンの詩しか書けない状態です。
でも、そこから半歩でも踏み出しなさい、と井嶋様が励ましてくれていると理解しました。
人間はそんなに簡単に変われないと思っていますが、井嶋様の言葉を励みに新たな道へ歩んでいこうと思います。
佳作の評、ありがとうございます。