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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

テトリス詩  松本福広

「明日の天気は晴れ 後 テトリスとなるでしょう」
食事中の味噌汁を吹き出した。
そんなことある訳ないだろうと
他のチャンネルを確認せずテレビを消した。

翌日になると四つのブロックが
それぞれ、正四角形、Sの字、Lの字を描いて
回ったり、左右に移動しながら
ゆっくりと降っていた。

ブロック一個分は小さく
意識しないと分からない。
隙間なく綺麗に長方形が作られると
積み上げられたブロックが消えていく。

道端には隙間だらけの
ブロックの積み損ないが転がっている。
完璧な配置のものだけが世界へと消える。

不完全なものは
そのまま くすぶったかのように
揃えられないままで形を残す。
局地的に私の上を降り始める。

揃えられないまま
積み上げるとゲームオーバー。
テトリスの雨で
埋め尽くされる、自分の詩。

与えられた環境が
私を待たないように
テトリスも速度を増していく。
世界へ消えたものは誰かへと届く。

残ったままの
私の言葉は
私にしか残らない。

消費されるに耐えうる
ブロックの積み上げ方を
私は知らない。

I(アイ)が降ることを祈るように待つ。
そこに当てはまる言葉を見つけられないまま
雑然と塊が積まれていき
私は埋められていくのだ。

編集・削除(未編集)

雨音様 評のお礼です。  荒木章太郎

本作「不毛の町」を読んで下さりありがとうございました。佳作の評を頂きとても嬉しいです。ご指摘の通り、実は最終連がとても難しくなりました。ほおほおとフクロウが出てきた頃は、私の心も空に舞い上がることができたのですが、育てることと壊すことへの葛藤が生まれた時に失速してしまいました。もう少し作品を寝かせても良かったですね。でも投稿したかったんですよね。次に壊すことと失うことテーマに再度この作品と向き合ってみたいと思います。

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だっそうけいかく!  白猫の夜

洗濯物が揺れるのを
窓の中から眺めます
しっぽを揺らしてゆらんゆらん
黒いしっぽがゆらんゆらん

飛ぶ鳥の動きを追いかけて
とてとてとてん
とてとてん
風に舞う木の葉を追いかけて
とてとてとてん
とてとてん

なんて面白い景色でしょう!
透明な窓に反射して光る
太陽のあかりも素敵なの!

一緒に住んでいる同居人さんが
窓を開けた時に吹いたかぜ
少し雨の香りが混ざった
涼しげで自然いっぱいの風

隙あり!
とてとてとてん
とて とてん
これが地面というもの
思ってたよりも固いのね

小さな悲鳴と軽快な笑い声が
耳をくすぐったすぐあとに
ひょいっと抱えられて
またまた窓の中に逆戻り
それでも今日ははじめての
お外に出られた記念日なの!

しっぽを揺らしてゆらんゆらん
黒いしっぽがゆらんゆらん
ねえねえ あたしの同居人さん
またまた隙をみせないかしら……?

編集・削除(未編集)

雨音さまへ 評のお礼です  樺里ゆう

ご多忙の中、この度は拙作「憧れ(一人暮らしⅡ)」に丁寧であたたかい評とご感想をありがとうございました。
この作品は思いついたままに書いたため、話し言葉にしてみるという発想がありませんでした。確かに前作に合わせて語り掛ける口調にしてみても面白いですね。大変参考になります。
また、この作品の世界観や雰囲気を素敵と言っていただけて嬉しいです。
読んでくださり誠にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

洗濯  静間安夫

休日の朝、
ため込んだ洗濯物を
まとめて槽に突っ込む
スイッチを入れると
洗濯機がしゃべりだす

「オセンタク、オツカレサマデス。
 コレカラ、センタクヲハジメマス。
 センザイリョウハ、2杯デス」

指示どおりに
洗剤を入れてやり
漂白剤も加えて
蓋をしめる―
すると
水音が聞こえ
やがて回転し始める

ウィーン、ウィーン
カッタン、コットン
チャプチャプ、チャプチャプ

ウィーン、ウィーン
カッタン、コットン
チャプチャプ、チャプチャプ

たっぷり張られた水が
渦潮のように回転し
一週間分の汗と汚れを
洗い流してくれる

しつこい染みがついた
ワイシャツも
漂白剤のおかげで
真っ白になる
酸素系だから
他の服の
色落ちの心配もない

ウィーン、ウィーン
カッタン、コットン
チャプチャプ、チャプチャプ

ウィーン、ウィーン
カッタン、コットン
チャプチャプ、チャプチャプ

この単調な音の繰り返しを
休日の朝に聞くたびに
あぁ、やっと一週間が
終わったんだな…
しみじみ、そう思う

だから
洗い流しているのは
なにも 身体の汗や
汚れだけじゃない

一週間の間に
こころが ため込んだ
営業回りや
クレーム対応の
疲れも苦労も
後味の悪い記憶も
一緒くたに
洗い流しているのだ

たしかに
昔の洗濯みたいに
井戸水や
掘割の水で
ざぶざぶと
洗い流すわけじゃない

それでも
この洗濯機の
つつましい
水音を聞くだけで
何かしら
清々しい気分になってくる
目まぐるしい
一週間を乗り切って
ホットした気分になってくる

「オセンタク、オワリマシタ。
 フタヲアケテ、
 センタクモノヲ、トリダシテクダサイ」

了解!
それでは
洗濯物を干すとしよう
おかげさまで
今日はいい天気だ

アパートの窓を開け
物干し竿に
洗濯物を
一枚一枚
ていねいに
引き伸ばしながら
かけていく
初夏の朝の空気を
胸いっぱいに吸い込みながら

細い路地を見渡すと
あちこちの家やアパートで
洗濯物を
干している人たちがいる
「いい『洗濯日和』になりましたね!」
思わず声をかけたくなる

色とりどりの洗濯物が
さわやかな風にはためき
若葉の緑と
粋なハーモニーを奏でてる…

さぁ、干し終わった

午後は久しぶりに
入谷に出て
商店街で掘り出し物を探そう

その後は
銭湯でひと風呂浴びてから
行きつけの居酒屋に入ろう
酒と肴を楽しみながら
「いのちの洗濯」といこう

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★ 皆さんに評者ピンチヒッターのお知らせ ★  島 秀生

雨音さんの次回評については、雨音さん所用でお休みのため、
4日間の担当を2日ずつに分け、
下記のメンバーが、ピンチヒッター評者を務めてくれます。

 ●6月 6日(金)~ 6月 7日(土) 澤 一織さん

 ●6月 8日(日)~ 6月 9日(月) 秋  冬さん

何卒ご承知おきの程、よろしくお願い申し上げます。

編集・削除(編集済: 2025年05月19日 03:48)

冬の惜別

冬の一日散歩をする
こころはどこかに置き忘れていて
それを探すように
たびたび立ち止まる

「悲しいのかい」って
わたしに訊いてくれる
もうひとりのわたしは
すでにいなくて
青春はもうとっくに過ぎ去ったのだと
また知る
まるで異邦人を見るように
物問いたげに
そして幾分は驚いたように
わたしの顔をみる若い娘

壊れそうにも清く淡い
その娘の表情が
わたしに遠い昔を思い出させる
それは悲しくも甘い私の思い出
静かで少し清くてもろかった
わたしの青春

いま冬に向かって葉を落とす
樹々の間を歩くわたし

こころの柔らかを失った
「確実」なわたし

青年たちよ教えてあげよう
孤独でないから孤独の影を帯び
感じるものがないから
感じようとして
感じているようにして
わたしはこうして歩いているに過ぎないのだ

それはひどく恐ろしいことなのだ
だから
美しいあなたたちに神の祝福あれ

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公園  相野零次

日曜日の公園で、僕らは運動靴で駆け回った。
ブランコに揺られたり、滑り台を滑ったり、登り棒を登ったりした。
僕らはみんな子どもだった。
三輪車に乗って、鉄棒で逆上がりして、世界は僕らを中心に回っていた。
今はどうだろう。赤信号は渡っちゃいけない。
踏み切りが鳴ったら入っちゃいけない。
そんなの誰に言われなくてもわかってる。当たり前だ。
そう、そんな当たり前のルールの数々が僕らを知らぬ間に大人に変えた。
子どもが大人になることはできても、大人が子どもになることはできない。
でもときどき子どもみたいにはしゃいだらやっぱり楽しい。
それは大人になっても変わらない。
変わらない世界で生きたい。望もうが望むまいが、世界はあるべき姿を守ろうとする。
なぜかそれが悲しいんだ。たぶん子どもの頃は望めばなんだってやれば出来る! って思ってた。
でも今はそうは思えない。頑張っても限界はあるし、頑張ってもたかが知れてるって思ってる。
それは間違ってる! 頑張って何ができるかは、子どもも大人も関係ない。
いつの間にか屁理屈ばかりになってしまった。自分がなりたい大人はこんなのじゃない。
だからこんなに悲しいんだ。今からでも間に合わないなんてことはない。
でもそう思える大人な自分がいない。きっといるはずなのに……
だから僕は思いだそうとしている。
幼かった頃、若かった頃の気持ちでいろんな詩を書いて。やってみたいと思う夢を詩に託して。
だからきっと、詩は今の生き甲斐のひとつなんだと思う。
さあ、もう夕焼けが綺麗だ。お腹もすいた。
母さんも晩ごはんを用意してくれている。
ブランコを漕いで靴を飛ばして明日の運勢を占おう。
それっ!

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雨音様 お礼です 上原有栖

今回も投稿した詩に評と感想を頂きまして、誠にありがとうございます。
良く書けているとの言葉、大変嬉しく胸に閉まっておきます。毎回評者の方に丁寧な感想やアドバイスを頂けて本当にこのサイトに出逢えて良かったと思っています。この度の提案もこれからの詩作に活かしていきたいと思います。
これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。

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ひとときのうた 津田古星

人間の子供が「ハムちゃん」と呼んで
ひまわりの種をケージの中に入れ
給水器に水を満たす
人間は私達の仲間をハムスターと名付けた
ハムスターだからハムちゃんとは
何と安易な名付け方か
まあいい

安全と餌と 水と回し車があれば
私はどこで誰に飼われても気にしない
昼間はゆっくり休んで
夜が来れば運動の時間だ
子供は私を丁寧に扱うし
7日に一度はケージを掃除して
私に外の空気を吸わせてくれるから
ちょっと庭を散歩する
概ね快適な生活と言える

夏も盛りとなったある日
私はケージごと大きな乗り物に乗せられて
着いたところが 別の家で
ここには大人4人と子供2人がいた
今まで暮らしていた家の3人は
私を置いてどこかへ行ってしまった
今日からここで暮らすのか
まあいいさ どこでも

ここの子供のひとりは少々乱暴な奴で
ケージの中に手を突っ込んで
いきなり強くつかんできたので
指に噛みついてやった
そのタロウだかジロウは翌日になると
もう私に興味は失ったようだが
ひまわりの種はきちんと補充してくれた
3日目になると給水器の水がなくなった
おうい 水がないようと言っても
誰も給水器を見ないで
ひまわりの種ばかり増やす
私は静かに体力を温存することにした
翌朝もう1人の子供 ハナコだかカナコが
やっと気づいて水を入れてくれて
脱水症状は解消した

その夜 元の家族がまたやって来て
私は前の家に戻った
やれやれ やさしいよっちゃんは
短い旅に出ていたものか
平穏な暮らしが帰ってきた

そして私は眠りにつく時が近づいたから
ひまわりの種も欲しくないし
水も飲めなくなった
そっと撫でてくれても もう遊べないよ
よっちゃん
またどこかで会おう

私の身体は
庭の花梨の木の下に埋められた

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