◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。
◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、
<<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear
をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。
どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!
紫陽花さん 理蝶さん
この度は免許皆伝おめでとうございます。
詩の世界を盛り上げようメンバーが増えて嬉しいですね!
詩をご自身もずっと楽しんで、詩の楽しみを伝えてまいりましょう!
エイエイオッー!
君に手が届かないことがわかっていたら、奪おうなんて最初から思わなかった。明日と同じように、風と同じように。
君を恨んで死ぬとしても、僕にとっては日が沈みまた昇る繰り返しと何ら変わりはしない。
ある日、ふと君がいなくなり、僕は途方に暮れた。いつまでも一緒だなんて約束しちゃいないけど、いつまでも一緒にいてくれるって、勝手に君のことをかけがえのない存在だと決めつけていた。
春が来て、夏が終わり、秋が過ぎ去って、冬が訪れる。季節の移り変わりと同じように、僕の心も移ろっていく。だから寂しくない。
いや、本当のことを言うよ。君をこの手で殺したかった。
永遠に僕のものにしたかった。君はそのことに気づいていた。だからぎりぎりまで僕の傍にいてくれた。そんな君のことがたまらなく好きだった。
これから僕は僕自身の命を奪いにいく。ありったけの屈辱を上塗りして、怒りを持った二本の手の思うままに、僕は僕をめちゃくちゃにするだろう。
恐ろしい。
けれど、怖くはない。矛盾するけど、それが真実。
僕は生まれ変わるんだ。そして、君に会いに行く。
今度は恋じゃない、ちゃんと愛を形にして、君に渡すために。
食パンの袋を止めるあれ。
僕はそう呼ばれている。
必要としている人しか知らないだろう。
名前を便宜上呼ぶ必要がある人しか知らないだろう。
さて、ここで振り返ってみてほしい。
日常に溶け込みすぎて
身近な人に対して名前を呼ばずに
過ごすことってないかな?
僕の名前を確実に知っている人は
先ず作っている会社の人々。
全国で一社しかない。
きっと、その会社の人たちは僕の名前を知っているはずだ。
もっとも、その会社の知名度もどうなのだろうと不安になる。
僕の知名度と同じくらいなのかもしれない。
あとは僕を発注する人たちが
僕の名前を知っているはずだ。
実は色も穴の形も
担当者同士の打ち合わせを経て決まるから
♡の形や×の形の穴があったりする。
あとはパンの袋を止めるだけじゃなくて
何か保存したい食材を入れた袋に使ってくれてもいい。
ネームタグ代わりに使ったり輪ゴム止めやケーブルの絡み防止に
箸置きに、テープの端っこにつけて次に使いやすいように。
用途以外に使っても、そんなにデメリットはないと思う。
僕の名前を誰かに永遠に覚えていてほしい。
歴史に残したい。そんな風には思わない。
僕を大切にしている人
僕を必要としてくれている人
そういう人たちが
僕の名前を呼んでくれればいい。
それでいいんだ。僕はそれでいい。
あなたは、どうなのだろう?
あなたは誰に名前を憶えてほしい?
あなたは誰に名前を呼んでほしい?
あなたは誰に名前を忘れてほしい?
母の骨と一緒に発掘された
7センチほどの土製の足型
縄文の赤子が
静かに21世紀の視線を受け止める
紐を通す小さな穴
母は死んだ子の足型を
身に着けていたのだろうか
子どもの死を悼む気持ちは
4000年前から変わらないと
21世紀は展示する
この足型は
今でいう何だろうか?
そう問うた瞬間
足型は何かを放射した
そうだ
今でいう何でもありえない
それは4000年前の何かでしかない
子を失うことの意味を
21世紀は
21世紀の視線でしか
見ることはできない
21世紀の倫理は
4000年前の倫理を
発掘することはできない
それは
そっと土に埋められて
その時代をそこに保存した
その時代のために
21世紀も
無数の足型を生み出している
母の悲しみも
4000年を経て
どれほど変わっていることだろう
足型は 自然光にまぶしく眼を細めて
縄文の土の中に帰る日を夢みている
母とともに
21世紀に優しい眼差しを投げかけて
紫陽花さん、理蝶さん、この度はMYDEAR免許皆伝おめでとうございます!
心からの拍手を送らせていただきます。
日常の風景や心情を豊かな感性で捉えて、見事に表現された紫陽花さんの作品は
実に魅力的でした。
心の奥深くに光を当て、その瞬間の動きを捉えて表現された理蝶さんの作品に
惹かれました。
お二方ともに素晴らしい詩人だと思います。これからはレギュラーメンバーとして
ご一緒できますことを光栄に思います。
よろしくお願い申し上げます。
水無川 渉様、「或る貧困労働者の祈り」に対する感想と評をありがとうございました。
何度も同じテーマで詩や歌をつくってきましたが、今回は「オレ」という架空の人物を使って描いてみました。
私自身がちょうど、この人物と同じ『超氷河期世代』であり、また『非正規労働者』として働いており、朝から晩まで無理難題や責任を押し付けられ働いている様やそのようにどんなに働いても貧困から抜け出せない悲哀を「オレ」という人物の口を借りてどうしても語りたかったのです。「オレ」もまるで水を得た魚のように、書き進めるたびにイキイキと自らの境遇を語りかけ始めました。それを「説明的な長い独白」と捉えられてしまったのは非常に残念です。『超氷河期世代』の『非正規労働者』の誰もが抱える問題を主題においたがために、どこかで見聞きしたことのあるような既視感を持ってしまい、結果的に「ひねり」や「驚き」や「発見」がないと感じさせてしまったのかもしれません。
しかしながら、もし他人事のようにニヒルに俯瞰して、貧困に苦しむ人々の日常生活のごく小さな一コマを描写するだけなら、この詩は誰の心にも響かないでしょう。
詩世界における「言葉の離陸」ももちろん大切ですが、地を這うような地道や実直さも「詩作品」には必要だと思います。
これからも道端に落ちている一粒の詩を拾って描き続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ヨイショヨイショ
おもいにもつをせなかにのせて
がっこうのろうかをあるいてる
あついなつのひ ひとりでたいへん
「てつだうよ」おなじクラスのおとこのこ
わたしからにもつをとりもってくれた
いつもおはなししないこだからビックリした
「ありがとう」とかえしてもうなずくだけ
ただろうかをあるくだけ
なんでもってくれたんだろう?
おはなししたことないのに
でもやさしいこってわかった
?!「やさしい」っておもったら
なんか「むねがドキドキ」はじめた
なんだかわたしへんなきもち
学校の廊下を部活道具を背負い歩いていた
「道具当番いやだなあ 暑いなあ」と
心の中で思っていると 後ろから声がした
「持つよ」と言いながら私の背中にある道具を取り上げた
同じクラスの男子だ
いつもは無口で目立たない男子で私は会話をした事がないから私はビックリした
「有難う」と言いながら相手をみたら
笑顔でうなずくだけだった
「何で持ってくれたんだろう?優しいな」と
心で思った瞬間!なんか変なんだ
胸がドキドキしはじめた!
ドキドキが止まらない なんかへんなきもち
さっきまでなんともなかったのに
わたしどうしたんだろう?
おはようございます。おめでとうをありがとうございます。埼玉のさっちゃん様の優しい気持ちの詩を拝読して、大事な感情を再確認しております。これからもよろしくお願い致します。