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(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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今回も読んでいただきありがとう、誠に有難う御座います。
思い描いたままの作品で、そのままのご感想が頂けたこと、とても嬉しく思います。ありがとうございます。これからも自分の思いや感性を大切にして頑張ります。
いつだって風は吹いていたんだ
ただあの頃は
向かい風も追い風も分からないまま
ただ自分の足で思うがままに走っていた
風が心地よくて笑顔になれた
風に抗って顔をしかめた
ただ自分の思うままの前を見て走っていた
それが風に良いように流される事を覚えて
風に身を任せ落ち葉のようにふらふらと流されるがまま
それが右向け右で安全だと言い聞かせてた
風に任せていたんだ何もかも
風のせいにしたり周りばかり眺めていたり気にしたり
やがて落ちゆく先が見えてきた時に気付く事があって
今も風は吹いているんだと
向かい風でも追い風でも
ならばもう一度思うがままに
あえて追い風に向かって足を踏み出したくなる
風は気まぐれ先が見えた今だからこそ
あえて抗ってみるか
いつかは追い風になるかもしれない
髪は乱れても心は乱れはしないだろう
三分間、待つのだよ
俺の基準になっている
喜びも悲しみも三分間
最後の晩餐と決めている
ふるさとの味
おやじにぶたれて
血の味がした
おふくろの味
正義の味方、ウルトラマンが
三分間で戦いを終える時代
子どもを守るために、大人たちは
子ども番組を作ってくれた
それが俺の錆びついた味
父は革新から保守に転向し
経済を回して、家庭を省みず
母は自由と自立を求めて
学び舎へと転校した
株が暴落して、世界がぐらつく日々
各国の味に迎合しながら
湯気の向こうに抵抗の香りを感じて
テレビの前で、俺はアジテートした
君と二人、逃避行
東の地震、西の戦火、パンデミック
寄り添ったのは
避難所で啜る、あの日のカップラーメン
どの煙が目に染みたのか
炊き出しの湯気か、焼けた街並み
それとも君の命が遠のく夜の煙か
棺の前で三分間
涙が涸れるまで泣き尽くし
君との日々を一気に飲み干した
余命宣告を受けた夜
看護師の目を盗んで
病棟ベッドで隠れ食い
飽くなき欲望の残り香を
隠しきれない孤食の晩餐
夏生様、この度は拙作「俺は詩人だ」の感想を頂きありがとうございました。
こちらの掲示板に詩を投稿するようになり、詩を書いている皆さまから評価やご助言を頂くことで、少しずつですが、詩が読めるようになりました。すると、これまでは詩作するだけで楽しかったものが、最近では、他の人の書いた作品と比較するようになり、自分の表現力の拙さに直面し、詩作に挫けそうになることがあります。そんな時に生まれた詩です。不思議なもので、推敲する過程で、詩の方が私のことを励ましてくれる感覚を覚えました。今回は創作活動に対する、私自身のエネルギーを表現したのですが、読み手にも伝えることができたようで、とても嬉しく感じております。
今後ともご指導、ご助言の程どうぞよろしくお願い致します。
雨は星の涙 虹は夢の終わり
雲は感情の柔らかな鏡 夕暮れは化粧した光の子どもたち
百貨店の空に近い屋上で 髪の黒い母さんを待ってた
とぼけた白昼夢ではなくて 記憶の糸の先の先
わかってほしかった
それだけ
夜は神さまの長い欠伸 雪は持て余した冬の葛藤
月は欠けた孤独の小さな叫び 夢は天使と悪魔の馴れ合い
閉店間近の歯医者に行って 海辺の図書館で小説を借りた
家に帰ると髪の白い母さんが いつものお味噌汁を作ってくれてた
それだけ
それだけの話
おっと、あぶない!
あやうく自転車に
ぶつけられるところだった…
ぼんやり歩いてはダメだな
後ろによく気を付けてないと
それにしても
近ごろ、ますます
歩道が歩きにくくなった気がする
電動自転車やら
電動キックボードやら
新しい乗り物が次々に現れて
結構なスピードで
歩道を走るようになったからだろう
そのうえ
さっきもそうだけど
歩行者をあおって、押しのけて、
抜き去っていく方は
たいてい目を三角にして
いかにも「邪魔だ、どけ!」
と言わんばかりの様子だ
中には「チリンチリン」
とベルを鳴らされることもある
これじゃ
こっちの方が
肩身の狭い思いをしてるみたいで、
なんだか変だ
もともと歩道は
歩行者専用の道のはずなのに
とは言え
俺にも思い当たるところはある―
自分でレンタカーを運転するとき
こっちより速度が遅いのに
ちょろちょろ走り回る
自転車やバイクが目障りで
けっこうイライラするときがあるから
これと同じで
自転車や電動キックボードに
乗ってる方からすれば
自分より遅くて
とぼとぼ歩いてる人間は
障害物みたいに感じるのだろう
どうやら
スピードが出る乗り物に乗ると
自分より遅い存在に対して
根拠のない優越感を持つのが
人の性らしい
速く移動できるのは
便利で新しい乗り物のおかげであって
乗ってる人は少しも
偉くなったわけではないのだから
これは何も乗り物に限ったことじゃない
ただ道具を手にしただけで
自分自身が変わったかのように
錯覚するのだ
たとえば護身用と称して
ナイフや拳銃を持つ人の
心理はどうだろう?
なまじ
物騒なものを持ったばっかりに
本人が強くなった気分になり
攻撃性を増して
人を傷つける犯罪を
引き起こすはめになってはいないか?
だいたい
人間というものは
太古の昔に比べて
たいして
徳を身に着けたわけでもない
精神的に洗練されたわけでもない
野蛮を克服したわけでもない
それにもかかわらず
使い方を誤れば
悲惨な結果をもたらしかねない
武器や道具を
次から次へと作り出し
いったいこの後始末を
どうするつもりだろう?
果たして人間は
これらをコントロールできるほど
謙虚だろうか?
そのうえ
今度は人工知能だって?
自重するどころの話ではない
身近な歩道の安全な通行さえ
ままならないというのに
ああ、朝からすっかりイライラが
つのってきてしまったな
それにしても、
目の前を歩いている ばあさん、
もっと速く歩いてくれないかな
邪魔なんだけれど
おっと、いけない、いけない!
俺だって、今はたまたま
「若さ」っていう
武器をもってるだけじゃないか
謙虚になるって
なんて難しいことだろう…
この扉のむこうはどんなところだろう?
それは誰にもわからないよ
ひとりひとり 1つ持っているんだから
扉の名前は 未来への扉
扉の数は1つだけど扉のむこうは1つじゃないんだ 君が持ってる夢の数だけ未来があるんだ
君はどんな夢を持っているの?
夢を叶えたいなら扉を開けようよ
扉を開けたら未来へのスタートだから
どんな未来がはじまるのかな?
どんな夢への未来にむかうのかな?
未来へ向かうのにルールが1つ
それは進む未来は自分で決めるって事
誰も君の未来を決められないし
誰も君の未来を決めてはいけない
いいかい 扉を開けたら夢って未来に
進むんだ 急がなくていい
疲れたらペースをおとしてもいい
進んでいれば夢は叶うから
さあ扉を開けようよ 君の手で
未来に向かって
闇の中に生まれ出でて 今宵はどこへいくと足を運ぶ
たったそれだけのことが難しいのは生きる宿命
ソフトクリームが甘くておいしいのは当たり前のこと
でもそれに気づいていないのは実感として間違っている
どこかで犬の鳴く声が聴こえる
ふとした瞬間に我にかえるとここはどこだとうろたえる
今からいくよと君に約束する
君の手の平の感触を思い出してマスターベーションするのは
人として間違ってはいない
光が差す夜遊びをして踏切の時間差を感じ取ろう
サイレンが鳴っている救急車が誰かを迎えに行っている
たぶんどこかで今も人が愛し合っているのだろう
けれどその瞬間はそのひとたちだけのものだから
大切に守ってあげてほしい
風がうなり声をあげているのに銀杏の葉はひらひら舞っている
時間の大切さに気付いたときまたぼくらはひとつ大人になるんだ
光 闇 風 それらはぼくらの性にひとときの安息を与えるだろう
あなたの顔が
目に浮かびます
一枚の写真です
大きすぎる額縁に
閉じ込められた
ルオーの
小さな絵のようです
小さなあなたの顔は
太く 部厚く 塗られた
鮮やかな白で
かたどれています
瞳は 空洞で
僕のこころを
無限に はるかな 後方の闇に
誘います
顔の他の部分は
おそらく
濁った
灰色でしょう
狭い背景は
もっと暗い
灰色でしょう
それらは存在感の喪失の色のようでもあり
存在の色
そのもののようでもあります
額縁は
その
激しく対峙する
矛盾を
しっかりと
現実に固定しているものなのでしょう
あなたは
僕によって
存在感にまで抽象されました
存在感とは
愛のかなたにある
生への渇望ではないでしょうか
共に生きようとする人間の
最期の叫びは
それに向かって
発せられるのではないでしょうか
だけど
あなたが
僕に残した
一枚の写真は
僕の暗い 抽象などとは
全く無関係に
具体的な人間として
輝いています
そして僕は
おそらく
両方とも
人間の真実だと
思っています
だけど
僕の声は
決して
存在の高みには
達しないでしょう
悲しいことに
僕にはその力がない
あなたの存在の高みに
そのまま 叫びかけることは
僕には
できないでしょう
こんな風に ルオーの絵を抽象することを
媒介にしてしか
僕は あなたに
叫べない
ボクハ アナタニ
サケベナイ
だけど
うれしいことに
ここに一枚の写真があります
あなたの瞳は輝いています
それが
すべてです
夏生様、今回は感想を頂きまして誠にありがとうございます。
この詩の舞台はヨーロッパの国をイメージして書いたのでイタリアでOKです!!
いつかこのような旧市街の街並みを旅してみたいと思っております。
風景や懐かしい情緒、ワクワク感を感じて読んで頂けてとても嬉しいです。
今後とも投稿の折には、ご指導どうぞ宜しくお願いいたします!