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このロケット掲示板の『葵新吾"大好き大川橋蔵ファン広場”掲示板PARTⅡ』と
Rara掲示板『大好き大川橋蔵ファン広場PARTⅡ掲示板』【 https://rara.jp/fanhiroba/ 】は同時進行で運営中です。
使い勝手からどちらも一長一短はありますので、できる限りは同時並行で行くようにしてまいります。
どちらを見ても大丈夫なように管理者が責任をもって投稿記事は双方に分かるように掲載していきます。

🟨この掲示板は無料版の掲示板にしましたので、広告が入りますので見ずらくなってしまいました。ご容赦ください。

編集・削除(編集済: 2023年04月07日 07:42)

私の「花の折鶴笠」は・・・  #2015.12.3

S37年12月封切 映画「花の折鶴笠」
以前に長谷川一夫さんの「折鶴笠」「かげろう笠」という映画がありました。風来とが盲目の娘との物語だそうです。私は見たことはないのですが、ちょっとお年を召されている方はご存知の人も。橋蔵さまは、「かげろう笠」で香川京子さんの目があいている盲目の娘が凄く色気があってよかったと感じられたそうです。

S37年8月明治座1か月公演の東映歌舞伎の演目に入って居たことは先日のお話などからお分かりになっていらっしゃいますね。この時に好評を得たので、映画化されたようです。
橋幸夫さんとの共演も話題になりました。橋さんは大映で雷蔵さんとは兄弟分として時代劇を一緒に撮っていらっしゃいました。橋蔵さまは雷蔵さんとの映画の話を聞いて一度共演してみたかったようです。
作詞の先生の息子さんが「花の折鶴笠」のプロデュースをするということで、橋さんに話がいったようです。ですから、主題歌、挿入歌もそういうことで。
舞台のお芝居には橋さんの役朝吉はない役でしたから共演が決まって橋さんのために作ったようです。

この映画はオープニングから目を離せませんでした。スタッフ、キャストの名前の後ろでは橋蔵さま演ずる苫の半太郎の歩く姿が映っているのです。
お腹がペコペコのため畑の大根を抜いてかじりながら、呑気に丘を越え、砂浜を歩き気ままに旅する半太郎です。初めて見た時、えっ何なの、オープニングと同時に現れた橋蔵さまの扮装は・・三度笠ではないし、着物も旅烏の衣装ではないし、どういう風に展開してゆくの?と思ったものです。
でも、つぎに映し出された場面に3枚目を演じているのだけれど3枚目では終わらせない可笑しさと楽しさを感じたのでした。

橋蔵さまの大根を食べるのを見ていると美味しそうで、見ている私も食べてみたくなってしまいます。砂浜を歩く姿、半太郎の明るいとても優しさが伝わってくる顔なので、吸い込まれてしまいます。砂浜を歩いている橋蔵さまの笑顔大好きです。
川を渡るにも舟に乗るお金がない為船頭に交渉しているところへ、鳴海屋の盲目の娘お菊がお金を出してくれて一緒の船に。そこに鳴海屋の番頭の懐をずっと狙っているお芳が絡んでの江戸までの珍事件珍道中。お芳が番頭から摺った財布がひょんなことから半太郎の懐に入ってしまい、大金を持った半太郎はお殿様と間違えられひと騒動。
番頭とはぐれたお菊を江戸まで連れていくことになったが、お菊を江戸へ連れていってお金を狙っている者たちからどう逃れようかとしている時、お芳が半太郎に味方してくれてラストへと。
お菊は大店の娘、半太郎とは月とすっぽん、半太郎はお菊の幸せを祈って去っていくのです。

苫の半太郎は、前にも書いたように大根をかじり、農家のとり小屋から玉子を盗んで食べたり、
柿を枝から取って食べたりと、やくざでも今まで橋蔵さまが演じてきたような颯爽としたところはありません。
汚れた手拭いを首に巻き、着物は着た切り雀、素足に藁草履、刀の差し方もひどいものです。
立回り?も染色の桶や鉢を投げたり、水をかけたり、といった具合。
でも、贔屓目ではなく、魅せられるところが沢山あります。
いつもの立回りを見慣れていると、物足りないところはあります。声を出して笑ってしまうところが随所に出てきて楽しい。
また、橋蔵さまの表情が豊かだから何回見ても飽きないし、発見があります。
この映画は、まさに娯楽、考えずただ楽しめばよいと思います。
ファンとしての物足りなさを、お菊の夢の中での舞踊として見せてくれているのです。

📍ここで撮影の時のことを少し。
鶏小屋で玉子を盗むシーンで
農家の庭はスタジオに作ったもの。玉子を取りに行くとき鶏を泣かせようと、橋蔵さまのアイデアで後ろから熊手を突っ込んで鳴かそうということでこれは上手い具合にいったようです。が、半太郎が玉子を掴むシーンの半太郎の手のアップシーンは、鶏小屋の中を明るくするために、豆電球がいくつも入れられたそうなんです。それで余りの眩しさに鶏がコッコッコッと逃げ回り大変だったようです。見学の人達からは、あんなに玉子を暖めたら・・、という声も聞こえたとか?玉子は作り物でしたと。
カットの合間には、鶏を抱いてしきりにあやしている橋蔵さま、紐につけた餌で鶏を釣ろうとするスタッフ。半太郎が農民に追い回される時鶏を抱いてるのです。
✐(映画を見た時、よく鶏をだいていられるなぁ、と思ったものですが、そういう努力があったのですね。)
「いい年をしてこんなことやっているんだからなぁ、長生きするよ」と橋蔵さまの独り言に、セット中が爆笑の渦だったそうです。

鶏騒動から逃げて来たお堂の撮影は夜間撮影だったようです。リハーサルはスムーズに行っていたのですが、本番になると何度もポッポッーと列車の汽笛の音がなり、この日の夜間撮影は随分かかったようです。
✐(撮影所のそばを列車が通っていたんです。外でのセットや近くのスタジオの時は、本番になるとスタッフ列車の通る時間との調整でたいへんだったようですね。「恋山彦」で無二斎が捕り手に囲まれの立回りの時は長~い立回りを通しで撮るために、真夜中の撮影だったとも聞いています。)

旅の風来坊が主人公ですから道中撮影が随分あります。そのため3泊3日のスケジュールで伊良湖岬でのロケになったようです。11月5日夕方スタジオを出てロケ隊は伊良湖へ。橋蔵さまはというと・・。
この年の11月5日は美空ひばりさんと小林旭さんの結婚式でした。橋蔵さまは撮影があるので出席するのは無理かもしれないと思って半分あきらめていたそうなんです。でも、ひばりちゃんの幸せな顔がどうしても見たい、橋蔵さまは5日の撮影を終了すると、会社にお願いして飛行機で東京にいかせてもらったようです。結婚式のパーティーに出て、翌朝急行に乗り、豊橋から車で、みんなが待つ伊良湖のロケに合流されたということです。「ひばりちゃんの幸せそうな顔を見ていると、無理をして出席したかいがあったよ」とみんなに言っていたそうです。

🐦この映画でカットされてしまったところかな?お菊をおんぶして楽しそうに砂浜を歩いているシーンを取っていたようなのですが、時間の都合でカットされたのかしら、それともスチールようだったのかしら。

画像、私が気にいっている場面の内の3点載せました。
👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14626433.html
①畑から大根を抜いて・・・そのあと手拭いで大根を吹いておいしそうにかじります。
②私の好きな笑顔のところです。この笑顔は後のストーリーを見てからだと、よけいに救われます。
③盲目のお菊を江戸まで送ってやると啖呵を切ったものの、「よわった」と、柿をもぎって食べようとして、宿屋の床の間の柿を食べたら渋柿だったので「渋柿だ」と。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年05月11日 19:57)

えっちゃん 様

当時は東映歌舞伎も、舞台収録したものをテレビで放送をしていました。
私は、舞台上演が始まった後には新聞のテレビ欄をチェックしていたものです。

橋蔵さんが長谷川一夫さんの映画を見ていて、雑誌に載ったシナリオを読み、ぜひ舞台でやりたいとお願いしたのですから、明治座での上演が決まったときは、うれしかったでしょう。
舞踊は「第4章幻想」の場ですね。舞台背景も美しいし、衣装も舞台映えするもので、橋蔵さんの若衆姿に気品を添え素晴らしかったと思います。映画の中で、あの衣装では合わないことはわかります。そこが舞台と映画での構成の違いがわかるところですね。また、生の舞台は、その日の役者さんの気分や体調、客席の雰囲気によっても変わりますから、毎日がそのときだけにしか味わえないものとなりますので、生きた芝居が見られるわけです。
私は後援会のお手伝いをしているときは、チケットで最低2回、そのほか売店手伝いの日は必ず客席後ろで時間の許す限り見せてもらっていました。
舞台は景色が動かない分だけ想像をはたらかせながら、そして舞台に引き込まれていく、そういうところを味わえるところに醍醐味がありますね。
この第一回は昼夜取りは橋蔵さん主演の「濡れつばめ」と「花の折鶴笠」、その「花の折鶴笠」の前に千恵蔵とんの「いれずみ判官」にも出られるというスケジュールでしたが、橋蔵さんご自身は舞台を楽しんでおられたでしょう。
北条きく子さんは嵯峨美智子さんタイプの新人ということで期待された人でした。舞踊は藤間流でしたから橋蔵さんとはしっくりきたと思います。
この上演に水谷良江さん(当時)が出演していて「花の折鶴笠」でも女摺り役で橋蔵さんとの絶妙な絡みを見せていてすごく芝居を盛り上げていたようです。

✋(画像をクリックすると拡大できます)

引用して返信編集・削除(未編集)

「花の折鶴笠」は私にとって初めて舞台(東映歌舞伎)を見たお芝居でした。東京では橋蔵さんを生で見ることはできません。
夢に見た橋蔵さんが目の前でお芝居している。
なんと幸せなことでしょう。
あの頃は学生なので、夜は無理で、たしか後半は
昼夜入れ替えでしたので、後半を15日以後に見るそんな感じでした。浜町まで池袋からバス一本1時間位で着きました。
「花の折鶴笠」の劇中の橋蔵さんと北条きく子さんの踊りの衣装が映画のときよりも好きでした。あの音楽が時々聞きたくなることがあります。
北条きく子さんが綺麗で姿がよく橋蔵さんとお似合いでした。時代劇にピッタリの女優さんでした。毎年の夏休みがとても楽しいころでした。

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"新にっぽんの芸能"からちょっと

今日書くことは、橋蔵さんや東映のことではないので”なーんだ”なんておっしゃらないで・・・
NHKEテレの「新・にっぽんの芸能」で”蔵出し!名舞台、伝説の二枚目・長谷川一夫」を再放送で私は見たのですが、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
映画時代には時代劇と現代劇をやり、文芸作品などが多かったので、これといったヒットものはなかったのですが、日本の映画界を背負っていたお一人で、二枚目美男俳優といえば長谷川一夫さん。京都弁の口調で二枚目を通した長谷川さんの風貌には独特のものがにじみ出ていて芯からの二枚目だと感じます。ご年配になられてからも生涯二枚目の線の長谷川一夫さんには魅力がありました。そういう長谷川さんは、美というものをより引き立たせるためには努力を惜しまず、見ている側からは自然に見えるようそれでいて感動を得られるような演出のノウハウを注ぎ込んでいました。
🐣舞台稽古のときの話が面白かったです。
まずは舞台で共演した草笛光子さんのお話。稽古のとき、舞台の幕が完全に下りるまで床に体を伏して泣くところで、長谷川さんからダメ出しの大きな声が飛んできた。幕が完全に閉まるまでの泣く顔は客席の方に見せていなければいけないと。そのとき長谷川一夫の真骨頂をみたといっていました。
🌹ヴェルサイユの薔薇のオスカルとアンドレのキスをする仕草のところで、幕が下りるまでどのような体制をとっていくか、そのときの稽古も厳しかったようです。
その時のインタビューと苦しかった態勢の舞台場面がありますので載せてみますね。
 


❦また「サワコの朝」で鳳蘭さんもベルサイユのばらの秘話を話したことがありました。
「長谷川先生が私の胸にね、『フェルゼ~ン』と顔をうずめた。長谷川先生が相手役のマリー・アントワネットになってくれて、私の胸の中で『フェルゼ~ン』と。長谷川先生を抱いてるみたいな」と、女性であるアントワネットになりきる長谷川の演出術を披露した。」と。
長谷川一夫さんの演出は後の宝塚に及ぼした影響は大きいものがありました。


🖊長谷川さんの「目千両」は皆様よくご存じ、この二枚目の線を継いで次の世代を期待されていたのが橋蔵さんでした。橋蔵さんも銭形平次あと、舞台の話もあったのですから、
いろんな分野の方とそれこそ映画ではできなかったもので、橋蔵さんの違った面が発揮されていたのではと考えることもできます。橋蔵さんは自分の舞踊というものを確立したかったという夢を持っていらしたようですから、そちらを組合わせたような芝居なども期待できたかもしれません。
舞踊会いなどでは長谷川さんとの共演は何度かありましたが、大映と東映のスター同士ですから映画ではありませんでした。1982年頃ですか、長谷川さんが撮影所に橋蔵さんを訪ね、ゲストで出てみたい、そのときの筋はこんなのがいいなと話が弾み、早速共演する脚本を作り、いよいよ実現かというとき長谷川さんの体調が悪くなり実現には至らなかったのです。
もし、これが実現していたら、長谷川さんと橋蔵さんの間で何か素晴らしいことがおきていたかもしれませんね。

ちょっと、寄り道をして、橋蔵さんが尊敬していた長谷川一夫さんに視点を移して、改めて大川橋蔵さんを見つめていきたいと思いました。

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見ましまた。
結構この番組が気に入っています。
私の父も長谷川一夫さんのファンで、ことあるごとにライバルむき出しにしていましたが、お年を召されでも素敵な方でしたね。残念ながら認めます。白髪混じりの、髪型が清潔感あり素敵でした。
銭形平次の共演見たかったですね。まさか同じ年に亡くなるなんて・・・
いつかこの番組で橋蔵さんを取りあげていただいたらとひたすら毎週みております。

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見ました。
結構この番組が気に入っています。
私の父も長谷川一夫さんのファンで、ことあるごとにライバルむき出しにしていましたが、お年を召しても素敵な方でしたね。白髪混じりの髪型がとても清潔感があり流石と感じました。
銭形平次の共演みたかったですね。まさか同じ年に亡くなるなんて・・
いつかこの番組で橋蔵さんを取り上げていただけたらと、ひたすら毎週見ておりますが。

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亡くなった父は時代劇が大好きだったので、長谷川一夫さんがテレビでやっていた「半七捕物帳」「赤穂浪士」は欠かさず楽しみにしていたそうです。
橋蔵さんの「銭形平次」と「半七捕物帳」が続けてあった時はほんとに満足な顔をしていたということです。

長谷川一夫さんから何かを教えてもらえた人は幸せだったでしょう。
橋蔵さんも長谷川一夫さんを目標に俳優としてより磨きをかけたいと思っていたのではないでしょうか。
金糸雀さんが書かれたのを読んで、長谷川一夫さんは人徳、人柄、人間性というものを備えた、自分が持っている美しい芸の知識を後輩達に継承した素敵な人だったのだな、容姿だけでなく人間的にも二枚目スターだなと思います。

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私の亡き母が長谷川一夫さんの大ファンでした。徹子の部屋でゲストに出られたのをYouTubeで見ましたが、さすが目千両でした。流し目のやり方を披露さっていました。おこがましくも、私も日舞の時にな~んて・・・(おこがましすぎ!)ひばりさんは舞台や、映画で共演されて演技の指導をして頂かれたとか、ひばりさんのお母さんが長谷川一夫さんのファンだったらしいですね・・・橋蔵さんも雪之丞変化の時の話を金糸雀さん書いておられましたね。
天下の二枚目俳優!今そんな呼ばれ方する俳優さんいませんね。昭和は遠くなりにけり!

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銭形平次

テレビ大阪の「銭形平次」放送を録画して毎日楽しんでいます。何時でも見れて最高です、
大阪に住んでいてよかった⁈

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毎日平次親分の顔が見られていいですね。
「銭形平次」の再放送を毎日テレビで見ていたのは何年前だったでしょう。BSフジで夕方5時からの時間でした。到底仕事で見ることはできないので、先輩が録画をしてくださり、仕事で伺っては何話かをまとめて一緒に見ていました。
158話からでお静は鈴木紀子さんでした。新人なので八千草さんや香山さんのようではなかったけど、お弓ちゃんが土田早苗さんだったので少しは締まっていました。でも、暮れごろになったら中途半端に放送がなくなってしまって悲しい思いをしました。全国放送でやってほしい。

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10月の東映チャンネルは

東映チャンネル10月の放送作品がアップになりましたね。
☘橋蔵さんの出演作品は「黒の盗賊」「曽我兄弟 富士の夜襲」「富士に立つ若武者」
の3作品になります。

「黒の盗賊」は双子の兄弟二役で、野生的な兄、理性的な弟を演じ分けています。
「富士の夜襲」は数分間の出番ですが、セミオールスターでの映画に、初めて出演ですからこんなものでしょう。
「富士に立つ若武者」はどちらかというと、源頼朝と北条政子との恋愛を中心に描いた作品でしょう。私は、政子より思いを寄せるながら頼朝を支えていく志乃に気持ちが動いてしまいます。


♦椿 様

やくざものは見ていても不思議ですよね、ドスの立廻りって、武士のように流派というかかっこいい構えはないが、やくざ同志が体を張ってドスをふり廻すという感じじゃないですか、それを見てスカッとして意気が上がるんです。そのような時代劇を作れるのはやはり東映だったから出来ることなんだと思うのです。立廻りのうまい役者さん達が沢山集まっていたのも、殺陣師の足立さんという方がいたからだと思います。
二つの作品の荒神山喧嘩の場面は、作品のラストを飾る場面か、事件の発端を示唆する場面の違い、重みによるのでしょうね。
また、橋蔵さんはやくざの立周もきれいですし、この仁吉などは貫禄もついてきている。右太衛門さんの動きは早くて止がきいている。それぞれなのですが、その人の持ち味が十分に発揮されていればこれ以上のものはないはずですね。

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平次第41話

今日の東映土曜定番時代劇「銭形平次」は第41話『黒い魔手』(1967.2.8放送分)です。
  

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心底楽しめる娯楽作品ですね

金糸雀 様
これぞという場面の画像の作業大変だと思いますが、ありがとうございます。それもなるほどと思うところが掲載されますのですごいことだなと感心してしまいます。
画像だけでなく、作品への思いでここはと言う所が金糸雀様と合致するか楽しみにしています。


オールスター時代劇映画は心底楽しめる娯楽作品でした。特に任侠物はドスでの立廻りの荒っぽさがよく、出演する俳優も多いので持ち時間などを考えて、展開が速いのがいいです。「仁侠東海道」の荒神山の立廻りは切替えが速いので、よーく見ていないとどの人だかわかりません。アップになったり引いたり忙しいですが、それだからいつ鉄砲が撃たれるのか、臨場感がありドキドキしながら見ていました。
それに比べると「勢揃い東海道」での荒神山の立廻りは橋蔵さんの周りだけが動いているだけに感じ、そこに鉄砲に撃たれますから何となく立廻りの面白さがなかったように思われました。
金糸雀様が書いているように、仁吉の死があって次の場面からがかたき討ちという本筋ですから仕方のないことかもしれません。
錦之助さんの大前田栄二郎も鉄砲を何発か撃っただけですから、冒頭から30分の間に素晴らしい仁吉を見せてくれた橋蔵さんにかっこいい立廻りももう少しと言うのは贅沢なことですね。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年09月01日 16:58)

オールスター次郎長任侠ものシリーズは不滅の作品ですね

♦おきょう様 ・ えっちゃん様 ・ 浅んちゃん様 ・ 芙蓉 様 ご覧になっている皆様

💚橋蔵さんとひばりさんのコンビが解消されてから4.5ヵ月経っての「勢揃い東海道」でもイキの合ったお二人は健在、冒頭場面の仲の良い演技に私達は魔法にかかったように気持ちが舞い上がってしまいます。演出もうまいがお二人の演技はそれ以上の効果をだしていますものね。皆様があの場面を見ているときの表情が見えるようです。

♢おきょう様
ほんと、右太衛門さんの山岡鉄舟、錦之助さんの大前田栄次郎はかっこよく美味しいところを持っていきますね。この二人が出てくることで、作品の展開にメリハリがついていますから、見ている方も飽きがきません。
橋蔵さんと錦之助さんはオールスターとセミオールスター的な映画でしか一緒の作品
はありませんね。それも会話をするところがある映画は少ないですね。

♢えっちゃん様
後にまわり帯を結ぶ橋蔵さん、それがうれし気なひばりさん、あのたまらなく絵になるお二人の光景は、着物を着る人、着付けのわかる人には、より以上に素敵に写ってくるでしょう。「気がつかなくて御免、一言いってくれればいつでも手伝ったのに」と御主人が言っているかもしれませんよ。橋蔵さんにやきもちを焼いているんじゃない?今度着物を着るとき、御主人に問いかけてあげて。
そうですね、侠客吉良の仁吉で男らしさを見せてくれた橋蔵さん。このころから男を感じさせる役が多くなてきました。雰囲気的には「代官所破り」の笹川の繁蔵でも見られます。

♢浅んちゃん様
トミイ・マミイの画像冒頭のところも・・・とは思ったのですが、今回私が注目したところからすると、画像で紹介したところになってしまいました。
喜んでいただけてうれしいです。
トミイとマミイは最初の頃はよく、ふざけてけんかをして見たりと楽しくやっていましたが、「忠臣蔵」あたりから少しは落ち着いたでしょうが、何しろ橋蔵さんが話していてちょっかいを出すと、ひばりさんも負けてはいない、・・・そして二人で笑ってと、長い待ち時間を楽しく過ごしていたことでしょうね。

♢芙蓉 様
仁吉が女房に三下り半を突き付けるということは男らしさがあるということを表現しなければなりませんね。
「勢揃い東海道」では、ひねって果たし状と一緒に渡していますが、通説は仁吉から三下り半を突き付けられるわけです。そこは「仁侠東海道」で描かれている仁吉夫婦の感じは大人でやはり右太衛門さん長谷川裕見子さんのなせるわざでしょう。ジンとさせます。これをそのままストレートにやってしまうと、橋蔵さんとひばりさんお二人を配役した意味がなくなります。ファンは悲しいにしろしっとりとお二人の絡みを期待しているというわけです。それにやはり当時の橋蔵さんには、まだあのような台詞はあいませんから。映画を盛り上げるのは大へんだと思います。


🐦ここで、仁吉が女房への三下り半の様子から。
その部分は、ぐい呑み一杯のお酒を飲み、そのあとから長吉のところの荒神山の縄張りを安濃徳が取ったということを話し、
「おめえは渡世人の娘に生まれ、渡世人の女房になった女だ、渡世の仁義はみにしみているはずだい」
「え、知ってます、だからって、おまえさん」
「お新、仁吉を男にしてくれ」
「ひどいっ」
と台詞は続いて、お新は納得せず、安濃徳のところへ自分が出向いて説得してくることになりました。出かけて行く女房の後ろ姿を見送る仁吉。
ただ仁吉が結婚していたかどうかがわかっていないため、講談で語られるようになったとき、話に情を付けるために創作されたものと考えられるということです。

義理と人情の男として歌われる吉良の仁吉は、清水次郎長の子分から唯一次郎長の兄弟分にまで出世したといわれています。愛妻の父親が弟分の縄張りを横取りしたため、妻を取るか弟分を取るかで悩み、結果弟分の助太刀をします。仁吉は女房より、次郎長との義理を取ったわけです。
荒神山の決戦へは源徳寺から出発しています。その源徳寺に仁吉の墓はあり、碑文に、尾崎士朗の人生劇場望郷編からのこのようなくだりがあります。
「仁吉が男になるかならぬかの境目は、荒神山の勇ましい働きぶりじゃなくって、あの女房が、だまって三下り半をおしいただき、長い間お世話になりました、といって帰ってゆくうしろ姿を心で伏し拝みながら、さあ行こうかと立ち上がったときの切ない気持ちの中にあるんだよ」

🐧次郎長任侠ものシリーズ4作品もあと少しで終りになります。でもこのシリーズは東映チャンネルや時代劇専門チャンネルではよく放送されますから、また見られることを期待して!!
「仁侠清水港」では二枚目追分の三五郎、次郎長一行が草鞋を抜いでいる巾下の長兵衛のところに、仙右衛門と三五郎が次郎長の女房お蝶のお供をして暖簾をくぐって現われます。橋蔵さんのさわやかな声がし、スクリーンにいつ顔を見せるのかと心まちして心躍ったことでしょう。石松役の錦之助さんとの二人だけの芝居場面は心に刻まれたと思います。

「仁侠東海道」では物語のすじは、増川仙右衛門の伯父を殺した三人組を追っていく段階でいろいろ事件に巻き込まれる次郎長一行が吉良の仁吉のところへ草鞋をぬいていたとき、荒神山の縄張りの件で安濃徳との大喧嘩となり、次郎長一行も駆けつけるが、仁吉は鉄砲で撃たれたうえ斬られて命を落します。橋蔵さんとしては、
伯父を殺した三人組の居場所を聞いたらおしまを斬れとの次郎長の命令に背き助ける仙右衛門、半五郎、法印の情けに心打たれました。

「仁侠中仙道」は国定忠治一家の米を買いつけね資金を作るため賭場あらしをするところに集中しました。浅二郎の鼻掛け姿が何度も見ることができ気分よかったです。ラスト赤城の山に向かう忠治一家とそれを見送る次郎長一家の笠を振る光景には悲しさがありました。

「勢揃い東海道」はズバリ橋蔵さんとひばりさんのコンビが戻ってきた夫婦役でしょう。二人がそれぞれに持っている甘いお色気が年月を越えて一段と磨かれていて、オールスター作品ならではの感動があります。
今配信中ですから、ゆっくりとご覧になってください。

✋(画像をクリックすると拡大できます)

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オールスター時代劇からも時代の動きを

最終の「霧の中の渡り鳥」、
やはり、やくざ渡世物は最後はどうしてもそこから姿を消す安住の地がないのが悲しいです。この映画を映画館で見た時は、折角母とあえたのにここらで草鞋を捨て幸せになって欲しいと思いました。シリーズがこれで終りとなると余計にそういう気持ちが湧くものです。その気持ちは、現在も見るたびに思うことです。
橋蔵さまの股旅やくざは、他の俳優さんと違ってジーンとくる哀愁が漂うため余計に後ろ髪を引かれます。
そう言えば「霧の中の渡り鳥」以後、定番ともいえる泣かせるやくざものの作品が橋蔵さまからも消えました。時代の流れは時代劇にも相当な影響をもたらしていたわけで、橋蔵さまのやくざにも少しニヒルな面が出てきていました。橋蔵さま自身年齢と共に成長をしているわけですからいつまでもスラッとした二枚目の感じの役は無理です。

それは「勢揃い東海道」を見ても思います。仁吉は義理と人情に厚く腕っぷしが強い侠客といわれていますから、なよなよした男では困ります。そこへ女房に三下り半を突き付けるのですから、男らしさが出なければ絵になりません。
その点橋蔵さまもお化粧の仕方で侠客の雰囲気が出ていました。橋蔵さまの男らしさを引き立てたのはやはり無二の親友美空ひばりさんの可愛らしい女房の演技があってこそだと思います。
皆様が思っているように冒頭旅籠での場面は、トミイ・マミイコンビで仲睦まじい夫婦をファンにサービスしてくれて大変うれしいところですが、長吉が現れ今までの空気が一転して物語は荒神山の縄張り争いにどんどん流れていくのです。
金糸雀様が言ってらっしゃるように、冒頭部分は、仁吉が恋女房を離縁する心の葛藤を知るためのところになるのでしょう。
大前田栄五郎の息子栄二郎を錦之助さんがやってちょこっとだけの出演で物足りなかったです。
また松方弘樹さんや北大路欣也さんという若手が目立つ役につき、時代劇にも時代の動きを感じます。

引用して返信編集・削除(未編集)

別れを告げる仁吉の心情を思う

今回は出演者の字幕が出ても役柄が書いてありません。当時ポスターなどを見てから映画館で見た方は何となくわかったでしょうが、大部分の方はどういうストーリーでくるのかわからなかったのではと思います。というのは、荒神山での仁吉と安濃徳の話は少しですが出てきていましたから。作品の進み方により、最初に吉良の仁吉、安濃徳が出て来ますので、荒神山のやくざ同志の大喧嘩に関することから始まる内容なのだと分ります。大体は次郎長ものといえばお決まりの題材が脚色されていますから、この映画は、筋書にそって出てくる人物を把握していくパターンになって、この俳優がこの役とスクリーンに映し出されるのを追ってゆくところに面白味は感じます。
「仁侠東海道」の後半部分で吉良の仁吉が出ていました。
その仁吉と安濃徳の荒神山での大喧嘩が起こる過程を、改めて違った視点、今回は女房お新の安濃徳と仁吉の関係から仁吉夫婦を前編に持ってきています。仁吉が27歳のときの出来事ですから、橋蔵さんとひばりさんの夫婦は子供が出来たまだ新婚夫婦がぴったりです。第一の見せ場は、仁吉が女房お新の父親安濃徳と対決をするため、お新と離縁する覚悟を決める場面でしょう。お新は仁吉が心からそんなことを考えているとは思わず、にこやかな笑い顔を見せ、安濃徳を説得に向かう、渡された書状は果たし状とお新と離別の書状とは全く知らずに・・・。お新を見送り心の中で別れを告げる仁吉の心情を思うとやりきれない気持ちになります。

名づけ親次郎長に誕生を迎えた太郎吉を見せようと女房お新とやって来た吉良の仁吉のところへ、兄弟分神戸の長吉がやってきます。荒神山の縄張りをお新の父安濃徳に奪われたというのです。安濃徳に荒神山の縄張りを長吉に返してほしいと頼みに行きますが、安濃徳と黒駒の勝蔵は結託して、女房子供が可愛くないのかと仁吉を脅したうえ、次郎長との縁も切るよういってきます。そして、荒神山を返してほしいなら「ドスで来い」と強気な安濃徳の姿に決心をかため、お新と子供が待っている家に帰って行きます。
帰って来た仁吉の様子からお新も何か様子が違うのを感じとっています。
子供の寝顔を見た仁吉は、お新に安濃徳のところで逢ったことを話し、別れ話を切出して行きます。
♠(そう言えば、当時この映画を家族で見にいったとき、ひとつ前の上映時間の途中から映画館へ入りました。そのときスクリーンに映し出されていたのが、このシーンだったのです。橋蔵さんの仁吉は30分位のところにしか出て来ないので、お新との別れから荒神山の出入りまでは、得した気分になりました。)
お新は父安濃徳のところに行って頼んでくると駕籠を呼び何故か後ろ髪を引かれながら出立しようとしていると、仁吉が安濃徳にもう一度自分からもお願いをしてみると書状をお新に渡します。お新が駕籠で出かけるのを見送った仁吉の表情には悲しいものがありました。お新が仁吉から渡されたものは三下り半だったのです。

💎橋蔵さんとひばりさんの夫婦役は「丹下左膳」でもありましたが、まだトミイ・マミイと呼ばれて人気絶頂の若かったお二人に合った設定のものでした。そして、このとき辺りからひばりさんの独立の話があり東映専属でとの話が持ち上がっていたはず、それもあり新芸プロ専属としての二人の共演として丹下左膳での夫婦役ができたとも考えられますね。
そして、この「勢揃い東海道」が作られる時期は、東映はひばりさんを現代劇中心で考えていたと思いますがうまくいかず、ひばりさん側がテレビや舞台に移ろうとしていたとき、時代劇映画も下降線をたどっていたこともあり、オールスター映画もこれまでと考え、最後にふさわしく、期待しているだろうトミイ・マミイの再現を仁吉夫婦役で持って来たようにも感じられます。作品の時期が時期のため私はその考えも外せないと考えてしまいます。(個人的な考えですので、お許しくださいね。)
「勢揃い東海道」でのお二人は、年月を経て十分な大人になりましたから、やくざの世界に生きるあの別れ話の場面には、お互いを見つめ合うしっとりとした落着きの中に甘さと切なさが感じとれ、同じ色気を持っていますから演技以上の心情が重なります。特に、お新を演ずるひばりさんの素晴らしさに見入ってしまいます。

♢「勢揃い東海道」の作品内容はこの先ブログの方で細かく載せていきますので、
ここでは、私が二人の場面を見ていて雰囲気が心を揺さぶって来るところからちょっとだけ載せてみました。
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☘橋蔵さんとひばりさんの場面から心情表現として目に残ったところは、次のところになります。画像で載せますので、下記のURLをクリックしてご覧になってください。
 💻  https://sugi-nami.blog.jp/archives/16487360.html

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🐧第二の見せ場は荒神山の大喧嘩ですね。ただ臨場感ある東映時代劇だとは思いますが、私は何故かもう一つ冴えたものを感じません。動きはありますが軽いのです。橋蔵さん演ずる仁吉の意気ごみと動きの速いドスでの立廻りは凄いと思います。ここは橋蔵さんの立廻りを見せるための演出ということも理解できます。それにしても重みを感じないのは何故でしょうか。これはいえるかもしれません、この場面は仁吉が撃たれ、安濃徳を殺さないでくれと次郎長にお願いすることで、いよいよ次郎長が出てくるステージにつなげる役割の場面ですから仕方ないことかもしれません。ただスクリーンに映し出される時間は長いのですが、映画が終った時には、思ったほど橋蔵さんの仁吉は印象に残っていないと思えることもあります。これがオールスター映画の良いところ・・・と納得しましょうか。

この4作品の次郎長任侠もので、各スターが年代でそれぞれの身の丈にあった役柄を演じていましたが、皆様はどのスターのどの役柄のどんなところが見ていて魅かれましたか。その役はやっぱりこのスターでなければ・・・というものが見えてきますね。

✋(画像をクリックすると拡大できます)

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月29日 17:16)

金糸雀様
一番いい場面の写真をアップして頂き嬉しいです。(すみません、携帯に保存しました)
この雰囲気を見たら余計に、トミーマミーの夫婦役のパッピーエンドの映画が欲しかったと思います。きっと撮影の待ち時間も、仲良くされていたんでしょうね💛💛
有難うございました。

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私は親子水入らずの場面、帯を結ぶのを手伝ってと言って結んでやる二吉。
嬉しそうなお新。このシーンが何度見てもたまりません。
そして鏡を覗き込む・・
とても愛情溢れるシーンで大好きです。
主人にこんなことしてもらいたかったですね。
帯の締め方で、着付けもしっくり行きますものね。
私の中では任侠4作ではこの勢ぞろい東海道が一番です。
ひばりちゃんとの夫婦という設定で、男くさい男の中の男
を感じました。

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最後のオールスター映画

「勢揃い東海道」やはり好きな映画です。金糸雀様や浅んちゃん様と同じく冒頭の「仁吉とお新」の流れるようなシーン~さすが橋蔵さんとひばりちゃんです。
本当にこれが最後の映画共演になりました。
また、中村錦之助さんの「大前田栄二郎」はシーンは少ないのですがさすが存在感がありました。
橋蔵さんと錦之助さんはオールスター映画以外での共演はあまりないような気がしますが…
今回の任侠シリーズとても楽しんで観ていました。「銭形 平次」もあるのですこれからも楽しみです。

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