このロケット掲示板の『葵新吾"大好き大川橋蔵ファン広場”掲示板PARTⅡ』と
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最近地震がまた多くなってきました。昨晩には長野の5強がありましたね。自然はどうにも出来ませんから辛いものです。
海賊八幡船で、帆柱からのダイビングは残念ながらストップがかかり残念でしたが、海の上で、船の上で小さくですが、橋蔵さまの鹿門が動いているのがよく分かります。橋蔵さま楽しかったでしょう。
秘かに乗船した射花のことで新蔵人と帆柱登りをするところですが、橋蔵さま登っていますよ。画像小さいですけれど、橋蔵さまです。映画では、アップで撮っていますので高さが分かりませんが、全体を見ると・・鳴るほど、すごい。(①、➁の画像)
③の画像のところは、映画の中には少しだけこの場面がありますが、このようにはありません。こんな危ない場所でも、橋蔵さまは何のその、この場面使ってほしかったな。
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私が、この作品を初めて見た時、腑に落ちなかったのは、鹿門が海の男として意を決するところの海に向ってのところでした。海に向っての場面は夜ですね。でも、鹿門がアップになった時の化粧の色と言い、ちょっとまぶしそうな感じといい、海とのコントラストもしっくりしていなかったのです。それもそのはず、このシーン真夏の炎天下の下で撮影されていたのですから。
朝一番に撮影で、夕方であるとか、昼間撮っていて夜の場面とかは、今までの作品にも如実に表れていますが・・・。この作品でも夜の風景の暗さが余りにも強いのが全体的に気になります。
あとで夜の構成になおしているのですから、画面にも少々無理が出てきてしまうのは無理もありませんが。
納得した後は、それなりにインプットして見ていますので、違和感は感じませんが、知らずに見ていると、どうしてこの時の橋蔵さんは、夜の暗い海に向っての場面なのに、こんなに黒い化粧をしたんだろうと・・。鹿門が海に生きると決意をする、よい場面ですから、もう少し工夫して撮っていただきたかったな、と思うところがあります。
①の画像は作品からのものですが、自動修正をしてみると周りは明るく、なるほど夜ではない、ということが分かります。
②と③の画像は撮影の時の様子です。まさに撮影は昼間ですね。撮影の人達が日よけのための笠をかぶっています。③の画像〇で囲んだ中に橋蔵さまがいます。このアングルからの場面作品にありました。
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「血槍無双」の放送は見ずに、ブログの構成をやっていました。はしめてしまったものは、大変でも前へ進まなければ。
作品の一つ一つを通して、映画俳優としての大川橋蔵になることに一生懸命生きてきたことを、また、やはり根本は役者大川橋蔵として生きたことを、思い起こしながら書いています。
橋蔵さまは長い精進の道を歩き続けてきた一生でした。
あの明るい笑顔の裏にふと見せる淋しそうな顔をカメラがとらえたのを見ると、胸がキュンとなり、橋蔵さまが生きてきた人生の重さを感じてしまいます。
🍹さあ、「海賊八幡船」で私が好きな鹿門の髪型2点(①と➁の画)。
私が見逃さない場面、いくつかありますが・・・新蔵人と帆柱まで早く登る競争のところは絶対に見逃さない好きな場面です。
縄梯子を登っているところからこの登り切った時までの表情が良いのです。(③の画像)
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おっしゃっていたところはこんなとこかな、画像載せてみました。あっているといいけれど・・
私も好きな場面の橋蔵さま・・大好きですよ。
今月あと2回放送がありますから楽しみですね。
水に濡れたりするところでは、橋蔵様化粧を薄くし、目の化粧も薄くしていますね。橋蔵さまは綺麗な時代劇の役柄なら、つけまつげを薄くしてもアイラインを少し引くだけで際立つと思いますよ。
この「海賊八幡船」では、真夏の海でのロケーションが大部分でしたから、橋蔵さまも鹿門がだんだん海の男になっていくというのを、化粧で表現するしかないのですから苦心したと思います。場所、場面を考慮し監督や美粧係さんとも考えてのことですから、それはよしとしなければならないでしょう。
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続きです。
海戦シーンでは丘さんが青い顔をしていたようで、「音の恐怖症かな」と橋蔵さまが言うと子供の頃から花火が大嫌いだったので、
丘 「火薬による爆発音が嫌いなんです。だから、今度は船上で大砲を撃つでしょう。そのたびにドキリ」
橋蔵「それはいいことを聞いた。これから丘ちゃんが言うことを聞かない時は花火でオドカソウ。それは冗談だけど、こちらへ来て泳いだ?」
水にも弱い丘さんはその話はよそうと言います。
丘さんが、橋蔵さまは随分泳いだのでしょう?と聞きますと、
橋蔵「それが全然、ご期待に反しちゃった」
というのは、連日ピーカン(晴天)続きで、朝7時から夕方日が落ちるまで快調のクランクで、泳ぐ暇がなかったというのです。
橋蔵「水泳に関しては人一倍好きな方ですからね、1か月の海洋ロケと聞いたんで、シメタッとばかりに諸藩準備を整えてやって来たのにね」
でも、お天気続きで、仕事ができて良かった、と負け惜しみを言っていました。
海の話になり、やっと許可をもらって海底探検をしたのはよかった。
泳げない人にはこの気持ちは・・という橋蔵さまに、つかさず丘さんが、フカでも出れば面白かったのに、と。
橋蔵「酷いことをいう恋人だな、フカが出ちゃ面白いどころではありませんよ。でもね、やっぱり怪物に脅かされちゃって肝を冷やしたよ」
深くは潜らなかったが、いい気になって岩場の陰のところに潜ったときヒラヒラとカレイのお化けみたいなものが出てきたのでギョッとしたのだそうです。
橋蔵さまの方に飛びかかってくるようで、夢中で水中鉄砲の引き金を引いたら、見事に命中、でも、「水中で冷汗をかいちゃったような気持だったよ」
丘 「よかったわねえ、それで問題の怪物はなんでしたの」
橋蔵「赤エイというんだよ。これは尾のところに毒針を持っていてね、刺されるとひどい目のあうそうなんだ。引き上げてみたら、水中で感じた半分くらいの大きさだったよ」
丘 「逃がしていたら、3倍ぐらいの大きさになるんじゃなかった?」
丘さんが、あんまり長くこちらにいるとホームシックかかりませんか?、と橋蔵さんに振ると
橋蔵「ホームシックにかかりそうになると、「水戸黄門」の出演で京都へ帰るから、今のところそんな心配はないですよ」
この九州というところは実に住み心地がよく、土地の人達もとっても親切でロケ隊に協力してくれる。丘さんは、ロケ地でこんな凄い歓迎を受けたのは初めてで感激しちゃいました。
橋蔵「そうなんだよ、呼子の町へ行った時なんか、町の入口に大きなアーチが作ってあってね、町全体で歓迎してくださった。ロケ隊一同大感激しちゃった」
丘「ファンの方たちの声援もすごいわねえ。立神なんか、漁船をチャーターして、現場まで声援に来てくださるんですもの」
橋蔵「十隻からの舟から、パラソルやハンカチを持っての声援なんだから、驚いちゃったよ。この整理に、警察の警備艇が出動してるんだから、僕もこんなロケははしめての経験だよ。ご声援に応えて、大いに頑張らなくちゃいけないと思ってます」
ロケはまだ長いので、喧嘩?は止めて仲良くやりましょう。
丘「それじゃ、今夜はお肉でもたべて・・」
橋蔵「お腹がいっぱいになれば、丘ちゃんもご機嫌だね」
いつものように、ああいえばこういうという二人ですが、撮影合間の楽しいひと時の模様でした。
連休が終ってしまい、自由時間がもっと欲しかったと思う私です。だって、橋蔵さまに関する資料整理にもっと浸っていたかったのです。
今日からは仕事に集中しなければならず、11時台からの放送を見られない状態です。私はDVDをかけて見ようとはなかなかしない人なので、リアルタイムで放送してくれるのを見るのが簡単で楽しみなのです。
「海賊八幡船」について雑談的に何回か書こうと思います。
この作品は、華奢な大川橋蔵さまには難しいのではないか、合わないのではないか、と皆さんが思っていたわけですが、鹿門の生い立ちを考えれば、何ということはない・・・こういうことを鑑みて橋蔵さまに合う海の男としての鹿門が出来上がったのです。ただ、運命に操られながらの人生で変わってゆく鹿門を短い映画の中で表すには、化粧でその過程を演出することしかできないでしょう。
特に橋蔵さまの持っている優しさや品は、商人の息子としてまでは素直にそのまま表に出てもよいのですが、後半はそれを内に持っている八幡船の頭領としてを演じなければいけませんから。
ここで気になるのは、お化粧です。撮影日でとるカットのところが違いますからいたし方ないのですが、切れ長の目のアイライン、目張りの濃さがちょっと気になるところが目立ちます。(顔に水がかかるようなところでは、目のお化粧を薄くしている理由は分かります。)
夜の海辺のシーンは、鹿門が荒波の海辺で決心をするくだりのお化粧が濃いのが気にかかってしまいますね。その訳が分かって見ていればなるほど、映像になるとこんな風になってしまうのかと思うのですけれど・・・たねあかし、後にしましょう。
ザンバラ髪をただ結んだだけの髪型はよいですねえ。ベテランの髪結師さんの考案のようですが、あっています。私好きです。
📍「海賊八幡船」の撮影場所は、宮崎県の青島をはじめ立神、七つ釜、化屋など、九州一帯に1か月余りの海洋ロケを展開しました。
宮崎の飛行場から、白バイとパトカーがサイレン鳴らしてすごいスピードで突っ走り、沿道には旗を持った歓迎の人達が出迎えました。この時期、橋蔵さまはハワイから帰ってきてあまり時間がたっていない時で、空の青さ、海の広さが、ハワイのように南国の離れ小島に来たような気がすると言っていました。
☀7月からの撮影でしたから、日中の撮影はすごく暑く、顔や体中が陽に焼けてヒリヒリの状態。でも、橋蔵さまは精悍な感じを出さなければいけないので、日向に出て体を焼いていました。丘さんはちょっと焼けると真っ赤になってしまうので、橋蔵さまとは反対で陽に当たらないようにしていたのです。お二人とも掛け持ちで撮影が入っていましたので九州から京都へ、京都から九州へと大変でした。
折角の海に来ても橋蔵さまは「水戸黄門」の中将綱条の残りがあったので、そちらが終わらないと安心して灼くわけにはいかないのです。
橋蔵さまは新鮮なお魚類を食べられるからうれしいというと、丘さんはお魚は生ものが弱いので、とりたてで美味しいですよと出されると、「キライです」とは言えず困ったそうです。
丘さんが脂っこいものや揚げ物類が好きだという話から・・・二人の会話を聞いてください。
橋蔵「道理でボリュームがあると思った」
丘 「何故?」
橋蔵「初日の浜辺のシーンでさ、丘ちゃんが荒療治を見せて気絶するでしょう。それを僕が抱きかかえて木陰に運ぶ、エイッと抱く、ヨロヨロなんだからね」
丘「いやあ、ひどい、そんなん嘘やわ。私はね、標準より軽いんですよ、身長にくらべて。橋蔵さんてオーバーね、自分の力の弱いのを棚に上げて、人が重いやなんて失礼よ」
橋蔵さまが「女性の体重に関しての発言はタブーなんだよね。下が砂地でしょう、だから力が入らなかったんだ」と言訳を。
ここから寿賀と嘉門のファッションの話になりました。
橋蔵「丘ちゃんの寿賀っていいねえ、野性的でさあ、ショートパンツか何かはいちゃって勇ましい」
丘「最初のうちはちょっとテレちゃった。でもねえ、こんな暑い最中にお姫様の衣装を着せられるより、ずーっとスポーティでいいですよ。とっても着心地がいいですよ。橋蔵さんの衣装も変わっているわ」
橋蔵「ちょっと凝ってるんだから。だけど、この皮のチョッキだけは夏用じゃないね、相当生地が厚いからね。激しく動くとベッタリだ。他の衣装のデザインもいろいろと工夫したんですよ、文献からヒントを得てね」
丘さんが、橋蔵さまの磯野嘉門という主人公は、今までにない野生的な魅力がいいと言いまと、橋蔵さまが、「海洋スペクタクル物は初めてのジャンルだから、僕なりの意欲を燃やしているんだ」。
村上水軍の血を受けた嘉門が、数奇な運命を辿って2代目頭領となり、八幡船団を指揮して海洋に活躍する。商人の子から海の男へと成長していく鹿門の人間的な成長の過程を、どう演技面で表現するかが、一つの課題でもあるわけで、海の男になってからの鹿門の演技は橋蔵さまとしても楽しみの一つであると言っています。そして、梯子のぼりやスリリングなシーンが沢山出てくるから「シーホーク」や「バイキング」に負けないよう大暴れがしてみたいと。
今日はこれまで、この続きは次回に。
4月、5月と「右京之介」が3作ありますが、私は内容的に陰気で橋蔵さまらしいを感じるところがまだ見つからない状態です。
1964年の作品「風の武士」から1965年の「バラケツ勝負」までは、最悪の年見なくてもよい作品がよく並んだものです。これでは観客は離れていくのはあたり前だと思います。
1965年に東映時代劇の真髄を少しは取り戻して「大勝負」「主水之介三番勝負」「任侠木曾鴉」「天保遊侠伝代官所破り」と橋蔵さまの持つ雰囲気が少しは味わえる作品が作られました。橋蔵さまも30半ばになっていましたから、甘い恋とかは描けなくなりました。
◆「主水之介三番勝負」の放送がありました。
内容はありふれた筋書で、好きだった美緒が師匠の仇と思われる男と一緒になっている、が二人の再会を期に美緒の気持ちは主水之介に・・というスッキリしないもの。
この作品に関しては、2018年4月放送のときに語りつくしているような。
騙し討ちにしよう階段から落されての立廻りは何回見てもいいな!と思うところです。
今回は、この作品から、「ああ、橋蔵さまらしい雰囲気が見られる私の好きな笑顔のところを【①の画像】に載せて見ました。
№1、№2、・・三波春夫さんの歌か流れてキャスト名が出ているところですが、この主水之介からはどちらかというとシリアスなものとは思いもよりませんね。
№3、・・酒場で美緒と仲睦まじいときの過去を思い出している主水之介の表情とは対照的な・・可愛いな。
№4、・・美緒が茶の湯を点てているのを知っている雁念から向こうに行くと風流ないいことがあるかもといわれ、茶の湯を点てている方へ行く・・その後に美緒に合うとは知らずに。
№5・・ラスト、美緒と鈴を交換し、必ず帰ってくると言って旅立っていく、美緒への未練心が少しあります。
№6、№7・・寺の境内をある程度言ったとき、鈴の音に振り返り、鈴を振り見送る美緒の姿に、主水之介の心は晴れて、明るい表情で旅立って行きます。
この表情の場面、私好きなんです。美緒さんが待っていてくれる、「分かった、必ず帰ってくるから、そのときは美緒さん・・」てな感じかしら。橋蔵さんの無言での表情が生きていると思うのです。
【②と③の画像】は、弥十郎との対決場面から、近衛十四郎さんの弥十郎如何にも強そうといった雰囲気が伝わってきます。橋蔵さまの主水之介は弥十郎に比べると強さは感じません。それに主水之介は水の中ですから不利になるわけです。こうしてハラハラさせてクライマックスです。
主水之介は、水の中で2度程高く飛び上がっているのです(2番目の画像の№2、№6)。橋蔵さま凄い!
ここがあるから単調な一対一の対決場面に目が釘付けになってしまいます。
今、「若さま侍捕物帖紅鶴屋敷」の放送をやっています。それを聞きながら、見ながら・・・「主水之介三番勝負」について書いていました。
佐竹半次郎が殺されたところです・・・これからいいところになります、じっくり画面と取り組みます。
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昨日は「主水之介三番勝負」心に残るところはあるかな、とまたまた鑑賞。
橋蔵さまは綺麗なのだけれど、これと言って橋蔵さまじゃなくちゃここの場面は出せないな、というところを見いだすことは出来なかった。髪形には工夫があったと、着物も紫系統の着流しはさすが橋蔵さまと思う。しんし、指南役決定のあと、玄蕃を訪ねるときの裃をつけた感じはいただけない。ひ「美男の顔役」の金子市之丞が浮かんできて比較してしまいました。
石段での立回り画像はブログのほうに載せましたので、ここではパスします。
橋蔵さまの主水之介は、天知茂さんの玄蕃と相対する流派として将軍家指南役を決める試合で戦います。
正統に闘っては勝目がない玄蕃は松の木の下に主水之介を誘導して枝を切り落とし有利にしようと仕組みましたが、やはり勝つことは出来なかった。その結果、主水之介が一瞬の太刀のもと倒れるわけですが、その瞬間の動きを映しだすカメラワークがよくないと思ってしまいます。相手の動きに対しての、顔の表情のアップでごまかしているような、剣術での緊張感がもう少し「おっ」と思うように出来なかったのかと。
弥十郎を倒すには、必殺剣を破るための秘剣を身につけるため、田辺玄達を訪ね、手合わせをお願いするが、一歩も踏み込むことができない。玄達から、相手を倒そうとせずともに死ぬことを思え、と教えられる。ここでは、相手に踏み込むことが出来ないのですから、心理状態を現すにはまあこんなもので・・。嵐寛十郎さんの重みを感じました。
近衛十四郎さんの弥十郎とは一応ラスト壮絶な決闘を見せているようには見えます・・・が、馬に乗って馬を飛ばして主水之介をめがけ何度も槍、剣で襲い、馬が斬られ降りると泥水の川?らしきところでの戦いになり、水に倒れこんだりでまあまあなのだが、迫力に欠けるし、ここも主水之介の剣が弥十郎を倒す瞬間のカメラワークに不満あり。剣と剣で向きあったところでどのように秘剣を倒すのかというドキドキ感が起きてきません。
剣を構え相手と向かい合う時のアップが多く、表情で見せているところが多すぎると思います。実際は一刀の下に下すというのが事実でしょうが、映画ですからそこはもう少し面白くしてもらわないと・・と思いました。
この作品では近衛十四郎さんが一番目立つのでは・・と思います、浪人で剣がたつ役は正にピッタリです。
アップが多くあると、近衛さんのほうが印象に残る。「赤い影法師」のラストでも橋蔵さまと近衛さんの決闘?があったが、やはり、近衛さんの殺陣はさすが凄みがあり、大きくみえる。
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春らしい春の日が少なくなりました。草木はそれなりに咲きみだれているのですが、気分がついていきません。
ハナミズキが満開となっています。私はハナミズキの街路樹があるところが大好きです。
この時代になると、東映時代劇を支えてきた脚本家たちも時代の流れには勝てないものです。そこへ殺伐とした時代劇を作る人達が入ってきましたから、映画からは大衆的娯楽時代劇作品が消えた時代ですから、仕方ないといえばそれまでなのですが。
📹1964年の橋蔵さま作品はファンの私としては好きなものはなく、このままもう素敵な橋蔵さまは見られないのかと・・・しかし、1965年にまあまあ橋蔵さまらしい「大勝負」「主水之介三番勝負」「任侠木曾鴉」「天保遊侠伝代官所破り」と続けての4作品が作られたのはファンとしては救い?でした。中島監督の「旗本やくざ」はちょっといただけなし、共演者をみても、このままでは橋蔵さまの「白塗り」ものはもう無くなると感じざるところまできていましたもの。
という時代の「主水之介三番勝負」・・・映画で橋蔵さま最後の2本差し作品ですから、複雑な気持ちでこの作品を見つめています。
それにしても、あれだけの美しい殺陣を見せていた橋蔵さまが、テレビにきて18年間十手だけに生きたのは凄いことですが、そのためにテレビで「大川橋蔵」というスターを知った人たちが、刀での流麗な立回りを知らないということが今残念で。
とりとめもなく書いてしまいました。
江戸に戻ってきた主水之介を宮本左源太はじめ自念流の同志は喜んでいたが、師匠はまだ敷居をまたぐことを許してくれない。左源太の行きつけの居酒屋で主水之助がいなかった間に何があったのかを聞き、気になっていた美緒が、今どうしているのかを・・・そこで、鏡心流の大塚玄蕃の妻になっていることを聞き、
美緒との3年前の回顧になります。
🐦(この前後の表情から3画像・・橋蔵さまの少し伏し目がちで悩みを見せる・・好きなところです)
この時主水之介が飲んでいる盃の酒の中から回顧に入り、盃の酒の中の映像で回顧が終わる・・これは上手い取り入れ方で気に入りました。なかなか面白いな・・と。しかし、私がその後興味をそそられるところは余りなかったのです。
しいて言えば、田辺玄達役の嵐寛寿郎さんとの場面、そして雁念役の芦屋雁之助さんの温かみがいいですね。
この時主水之介が飲んでいる盃の酒の中から回顧に入り、盃の酒の中の映像で回顧が終わる・・これは上手い取り入れ方で気に入りました。なかなか面白いな・・と。しかし、私がその後興味をそそられるところは余りなかったのです。
しいて言えば、田辺玄達役の嵐寛寿郎さんとの場面、そして雁念役の芦屋雁之助さんの温かみがいいですね。
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昨日は凄い春の嵐、私は出かける日でなかったので本当に助かりました。
東北の桜も花散らしの風となったようです。
今度の日曜日にはまた、強い雨と台風並みの風が吹くということで、のんびりとした気候の春は何処へ行ったのでしょう。
ということで、私もリアルタイムで見ていましたよ・・「主水之介三番勝負」を。
この映画が当時封切になったのは、私は高校生になったばかりかな?・・ですから、そんなに違和感はなかったでしょうね。橋蔵さまの綺麗な部分だけを見ようとする意志がはたらいていますから、好きでないところは消し去ってしまっていたでしょう。
夢殿主水之介・・名前が素敵ですネ。この名前のとおり橋蔵さまにはピタリだと思います。
でも、どういう素性の人、武士なのかしら。天地自念流と相対する道場の美緒と恋仲を邪魔する玄蕃におとしいれられ、相対する道場の者と喧嘩をしたため、波紋させられ、剣の修業をしながら3年江戸を離れていた主水之介。すっかり浪人が板についた主水之介。
師匠が斬られ、その仇討をするということになる。それには、恋仲であった美緒の夫になっている玄蕃ともたたかい、そして、師匠の仇、弥十郎に果し合い状を付きつけることになるわけです。
この作品の年代の橋蔵さまは、主水之介が破門になる前の武士として美緒との楽しい時を過ごす場面でのセリフから若さを強調しているのだな、というのは分かるのですが、橋蔵さまと桜町さんの雰囲気から、少し年齢を感じてしまい若さが感じられないところは、マイナスです。桜町さんは、「風の武士」でもそうですが、可愛らしさではなくどちらかというと妖艶?な雰囲気で大人っぽく、それに対し橋蔵さま扮する主水之介の仕草はまだ青年武士という感じで、二人の場面は、というより美緒との場面をもう少し違ったように描けなかったのかしらと思ってしまいます。仇を討つというために強い相手に立ち向かう主水之介に過去を振り返ってはほしくない。
2個で1組となる鈴が二人の間を、そしてこの作品の流れをつないでいるのでしょうが、少し子供じみているように思えます。
ここで、何でも待っているという美緒に送られ、旅に出る主水之介の姿は、違った意味のハッピーエンドで、良かった!とは思うが、次に期待するほど面白くはない。
折角、浪人の主水之介の哀愁が素敵で、殺陣も素晴らしいところがあるのに、もったいないことを、と思います。
時代劇衰退の時期に夢よもう一度ではないけれど、「新吾」のように連続ものに出来ればという期待を持っての作品でしたが、そうあまくはなかったですね。
と言いながら、主水之介と美緒の場面の画像を載せました。
この雰囲気を、あなたはどう感じますでしょうか。
次は、私の好きな橋蔵さま扮する主水之介の目線を。
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