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🔶お知らせ・・ロケット掲示板とRara掲示板は同時運営しております

このロケット掲示板の『葵新吾"大好き大川橋蔵ファン広場”掲示板PARTⅡ』と
Rara掲示板『大好き大川橋蔵ファン広場PARTⅡ掲示板』【 https://rara.jp/fanhiroba/ 】は同時進行で運営中です。
使い勝手からどちらも一長一短はありますので、できる限りは同時並行で行くようにしてまいります。
どちらを見ても大丈夫なように管理者が責任をもって投稿記事は双方に分かるように掲載していきます。

🟨この掲示板は無料版の掲示板にしましたので、広告が入りますので見ずらくなってしまいました。ご容赦ください。

編集・削除(編集済: 2023年04月07日 07:42)

おっかさん  #2016.4.1

「美男の顔役」⑫
いつ来るかと待っているおもん。
闇の中に姿を見つけ、彦六の「来た、来はったがな」に「金子はんやな」と。
おもん「ほな、またあんた直ぐに引返しはんのけ」
市之丞「・・・すみません」(悲しそうな顔をしています)
おもん「すまんのは、こっちですがな」
おもん「わしな」 市之丞に近寄って
おもん「あんたさんに、もう一辺心ないことをたずねさせておくなはれやぁ。あんたさんのお袋さんはうんといいお袋さんでしたけ、それとも悪いお袋でしたんけ。他人のお袋さんを恋しがさんのはな、うんとええお袋さんを持ったお方か、うんと悪い母親を持ったお方さんかの、どっちかに決まってまんのやで」

ずっと下を向いていた市之丞、おもんに何かを訴えるような目で
市之丞「ご母堂様、御免」(①の画像)
と言い、おもんを立たせ後ろ向きにし、肩を抱くように
市之丞「私の母は、私の母は子供の頃、私を捨てました」
おもんびっくりした顔。直次郎たちも。
市之丞「すねたこの市之丞に、母親の姿を教えてくださったご母堂様に、たった一つお願いがございます」
おもん「何なりとゆうておくなはれよ。あんたはんは出来そこないのせがれに親切にしておくれでな。ばあばあ、お礼させていただきたい、なんなとゆうておくんなはらんけ、(➁の画像)なんなとゆうておくんなはらんけ」

市之丞、涙目でおもんから離れて、高台から降りたところで
市之丞「おっかさん」
おもん「・・はいっ」(やさしい笑みで) その時の市之丞の嬉しそうな表情です。(③の画像)
市之丞「おっかさん」(大きな声で)
おもん「はい」

市之丞、嬉し涙で顔をゆがめ、その場から去っていきます。
草むらを抜け、振り返り「おっかさ~ん」
太陽が昇ろうとしている中、江戸へ向かって走って行くのでした。

🐧編集していて、目がうるうるしてしまいます。
ここに載せた橋蔵さまの表情は純粋な子供がする表情のようでしょう、愛しくなります。
橋蔵さまのいろいろな表情楽しめたでしょうか。
長々と申し訳ございませんでした。これで終わりとなります。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14792482.html

引用して返信編集・削除(未編集)

逃げも隠れもしない  #2016.4.1

「美男の顔役」⑪
さあ、これから立回りの場面となります。

第一波の白刃
阿部伊勢守の用人だった竹内金次郎が町道場の腕利きを連れて押しかけて来た。
市之丞「いょー来たか、尿瓶」
金次郎「坊主は」
市之丞「坊主はちゃんと、奥で待ってるよ」
坊主があれを尿瓶ではないと言ったか。夜の雨という名器だと言っただけだ。
金にいとめはつけないという金次郎と、賄賂に使って栄達をはかろうとする伊勢守にはふさわしいものだと。
「無礼者」と斬りかかった金次郎の刀を宙にはね上げ、町道場の者たちを瞬間に峰うちにした。

市之丞「おい、とはいうもののな、3分ぐらいの引け目があらぁな、だから峰うちにしといたんだい。」
と金次郎に言い部屋に入って行った。

3人は阿部伊勢守の用心渡辺保之介率いる追っ手が来るのを覚悟して待っています。
丑松 「俺たちはお人好しだな、直みたいなにチンピラに命まで張らなきゃいけねえんだからなぁ」
宗俊 「市、おらなぁ、おめえが母親を慕う情にうたれて乗った芝居だ、大詰めがこないうちに舞台を捨てられるかい」
市之丞「・・坊主、おれは、この寮の暮らしを一生忘れねえぜ」
丑松 「おれもなぁ、この2日間が一番楽しかったよ」
市之丞「ろくでもねえ事ばかりしてきた俺たちだが、直だけはお袋さんにつけてやれてよかったよ」
丑松 「そうだな、おい、一杯飲もうよ」(①の画像)

3人でお酒を注いで飲んでいると・・・
市之丞”来たな”という顔を、四方から押し寄せて来た。

第二波の白刃
市之丞、器に入ったお酒をゆっくりと飲み干すと
市之丞「来たな、おい、ここは 人さまからお借りしたお屋敷だ。土足で汚されちゃ大家殿に申し訳ねえ。表へ出ろい」(➁の画像)
多勢です。6分間の立ち廻り。早いテンポで無駄がありません。
休みなく斬っていく市之丞。凄い人数です。

直次郎がお袋さんたちをおいて戻ってきてしまいました。「元もこうもない」と市之丞嘆きます。
栄次郎が道場の連中を連れて加勢に来てくれました。あとは任せて急いでゆけと。

明け六つまでに時間がありません、4人が急いで外へ出ると、御用の提灯。
金子市之丞、碩翁様のご命令により、その方を寺島下屋敷に連行いたす」村山源之進と捕り方が。
源之進「碩翁様過日、その方との約束通り家賃を払えとの仰せじゃ」
丑松 「ちきしょう、調子のいいこと言いやがって、家賃を払えって言うことは✖✖(使用禁止語の為)ということじゃねえか」
市之丞、丑松を止める。
市之丞「お役目ご苦労に存じます。碩翁様、私どもの無法な振る舞いを呑み込んでくださいました。その挙句のお約束、市之丞よろこんでお受けいたします」

宗俊、市之丞の前に出て、
宗俊 「ご用人さま、金子市之丞逃げも隠れもする男じゃございません。明け六つ半までご猶予をお願いいたしとうございます」
源之進「なに、猶予」
宗俊 「その代わりに、この宗俊と丑松を人質にどうぞ」
市之丞「・・坊主」
宗俊 「市、六つ半までには必ず帰ってこいよ。お袋さんによろしくな」
丑松 「俺からもよろしく言ってたと伝えてくれよな、兄貴」
市之丞「うん」
源之進「えぃい、ならぬならぬ、ひったてい」
市之丞「待て、お待ちくだされ、ご用人さん、どうでも引っ立てると言うなら、あっしも美人局の一件を碩翁様に申しあげましょうか」
源之進「ええぃ、行け」
市之丞「ありがとうございます」「坊主、丑、頼んだぜ」
宗俊 「まかしとけ」 丑松は手でポンと胸をたたく。
市之丞「直、来い」(③の画像)  品川宿に向って、ご母堂様に会いに走ります。

♠ 立ち廻りシーン
第一波と第二波の白刃の舞は同じ日に撮ったようです。
この作品の良し悪しを決める一つが立ち廻りにありますし、立ち廻りはこのシーンだけですから、橋蔵さまは大変張り切っていたようです。スピーディでダイナミックな立ち廻りです。
📍 橋蔵さま
「やっとこれでせいせいしましたよ。こう言った思い切った立ち廻りをやらないと、撮影をしているような気がしませんからね。」
チャンバラが大好きな橋蔵さまです。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14792137.html

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年05月23日 20:01)

明け六つ  #2016.4.1

「美男の顔役」⑩
身投げをしたところを丑松が助けた百姓の彦六が訪ねて来た。阿部伊勢守に奉公にあがっている娘お八重を訪ねていっても居ないという。探してしいとおもんからも頼まれる。
直次郎が偵察に行くと、碩翁に献上した花器は尿瓶であったと、宗俊から買い求めて来た竹内金次郎に暇を出していた。
お八重を助けるため、碩翁様使者と偽り、宗俊が乗り込んだ。
市之丞は、おもんに、彦六の娘を連れ戻れるが、追っ手が来るので3人は直次郎と国もとへかえるようにと話している。皆が一緒に来ないなら自分は残り皆と居ると。

おもん「こんなええお方と一日でも一緒にいたい、みなさんほっといて私が行けますかいな」
市之丞「・・・お伴たします」
おもん「えっ、きとくなはるけ、おおきに、おおきに。そなら直ぐに支度してくるわな、ちょっと待っとってくなはれ」
市之丞「・・・ただし、後始末がございますので、我らは数刻遅れて・・」
おもん「ほな、何時ほど遅れまんねん」
市之丞「・・・明け六つ・・までには必ず品川宿のはずれで・・」
おもん「ほんまやな・・・金子はん」
市之丞「・・・必ず・・・必ず」(①の画像)
おもん「さよか・・そんなら待ってまっせ、きっと来ておくれや」
市之丞「・・・はっ・・・」 市之丞下を向いてしまします。
🐧(この場面、聞き取っていて涙が出てしまうのです)

琴江が黙って何処へ逃げるのかと、小刀をかざして市之丞に迫ります。
琴江 「私と一緒に死んでください」
市之丞「死ぬぅ、今、それどころじゃねえんだよ」
琴江 「それどころとは何です、私が、私が命をかけて愛しているのに」
市之丞「・・・」
私の心、分かってもらえないなら死ぬと小刀を・・
市之丞「何をするんだ」 止めに入り琴江をしっかり抱きしめる。(➁の画像差込の左上の画像)
市之丞「おらぁ、あなたが好きだ」
琴江 「ほんと、ほんと」
市之丞「うん」 と言い、横に視線を向けた瞬間に、
琴江は嬉しくて気を失って、池の中へバシャッとひっくり返ってしまった。

市之丞「あっ、いけねえ」
慌てて池に入り、抱き起し、しっかりと抱き合っている (➁の画像)ところに
宗俊「市、彦六の娘をふんだくってきたぞ」
市之丞「おーっ」 返事をして、手を離してしまったので琴江はまた池の中へ。(③の画像)

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14792012.html

引用して返信編集・削除(未編集)

家賃は高くつくぞ  #2016.3.31

「美男の顔役」・⑨
碩翁を見送りに玄関へ
碩翁 「金子、と申したな」
市之丞「御意に」
碩翁 「ひとかどの者じゃ」
市之丞「恐れ入り奉りまする」(①の画像)
碩翁「当屋敷は当分の間、そちのたわいを許そう。だが、家賃は少し高いものにつくかもしれんぞ」
市之丞「心得おきまする」(➁の画像)

宗俊、直次郎、丑松は市之丞の心の中ははかれない。
丑松「よかったな、一時はどうなることかと、肝をひやしたよ」
宗俊 「碩翁、ぐっと粋にさばけたじゃねえか」
市之丞「音に聞こえた古狸、一筋縄でいくもんか。いまもちゃんと、一本釘を打っていきやがった」
直次郎「それは大変だ、兄貴、一体どういうことなんだ」
市之丞「まぁ、軽くてお仕置き、まかり間違えりゃ、(首をたたいて)これもんさぁ」(この時の画像は③の画像にはめこみました。)
直次郎「どうしよう、市兄い」
市之丞「心配るねぇ。覚悟はちゃんと出来てるぜ」(③の画像)

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14790077.html

引用して返信編集・削除(未編集)

市之丞と碩翁  #2016.3.31

「美男の顔役」・⑧
丑松とお兼が慌てて取り乱して「大変だ大変だ」と市之丞の前に、
市之丞「静かにしねえかい」
丑松 「静かに出来るかい、この野郎。来たんだ、来たんだよぉ」
市之丞「来た、何が」
丑松 「何がっておめぇ、中野のお殿様よ」
お兼 「碩、碩翁よ」
市之丞「なにぃ、碩翁」
皆慌て騒ぎ出す。

宗俊 「おい、どうする」
市之丞「お通しろ」
丑松 「通す?」
市之丞「お待たせしては碩翁殿に礼を欠く。そうそうにご案内いたさぬか」
皆あたふたしているだけ

市之丞「静まれ!静まれ!」 というところに中野碩翁が入ってきた。
🍀碩翁と市之丞の目に見えない火花を散らす一瞬です。

市之丞「これはこれは、ようこそのご入来、当主人騎馬御定係片岡直次郎の用人、金子市之丞でござりまする」(①の画像)
碩翁ちらっと見ただけで上段の間に進む。
市之丞「恐れながら申し上げます。主人片岡直次郎、このたびお目付衆に昇進認可、その由聞きたるご母堂様、ことのほかのお喜びて、はるばる河内よりお祝いにおこしおそばされ、御親子ご対面の座にべりました芯ら一同、共にうれし泣きをいたしおったところにござりまする」(➁の画像)

碩翁黙って聞いているだけ。
碩翁は市之丞の表情と言葉から、事情をうすうす察したようです。
おもん、宴の続きをと皆で踊ろうと・・市之丞も踊り出し、続いて皆が踊り出した。
市之丞踊りながら、碩翁の様子を伺っている。(③の画像)
おもんが碩翁を無理やり踊りの輪にいれた。
市之丞”にやり”と・・この急場は一応治まったのです。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14789781.html

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母への思慕  #2016.3.31

「美男の顔役」・⑦
おもんを迎えての宴が開かれています。
つかれている様子を見て
市之丞「ご母堂様には、慣れぬ旅路でお疲れとお見受けいたします」
おもん、肩を揉もうとする市之丞に、もったいないと。
市之丞「何を仰せられます、主人の母上は家来一堂にとっても、失礼ながら母上。ご遠慮には及びません」
おもん「あんたはん、なかなかお上手でんな」
市之丞「はぁ、幼少の頃、よく母の肩を」(①の画像)
おもんの、お袋さんはまだ元気でいるのか、という問いに市之丞「・・・・・・」
おもん「あっ、いはらいませんのけ」ここで市之丞の表情が・・・(➁の画像)
   「これは悪いことを聞きましたなぁ、堪忍しておくんなはれよ」
🐦(肩を揉みながら市之丞が瞼の母を思い出している心理描写が描かれていきます。)
肩を揉んでいる市之丞の気持ちがおもんにも伝わっているような・・。
お礼にとおもんが直次郎と国の踊りを踊っている様子を、
愛おしげに見つめている市之丞。(③の画像)
✐(バックには直次郎が唄う子守唄が流れています。)

📷 肩もみのシーン
おもん役の浪花千栄子さん大感激・・人気最高の橋蔵さまに揉んでもらうので「有難いことです」と喜んでいたそうです。
橋蔵さまは「なんのなんの、そんなに喜んでもらえるのだったら余計に揉みがいがあります」と
器用な手つきで大サービスを。橋蔵さまの肩の揉み方上手だったようです。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14789667.html

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お兼さんの役得  #2016.3.29

「美男の顔役」・⑥
稽古は続きます。琴江もお兼さんから聞いて手伝いたいとやってきました。
市之丞「えっ、あいつ、しょうがねえな」
琴江が入って女4人の市之丞の争奪戦です。
あっちへ向けられこっちへ向けられ(①の画像)、
そこへお兼さんが猪突猛進という言葉がありますが、女どもを掃い飛ばし、
市之丞の膝に乗り抱きつきます。

市之丞「うぅっ、これじゃ稽古にならねえよ、こらぁ」(➁の画像)
そこへ栄次郎がやって来て見たものは、又もやお兼さんが市之丞に抱きついている光景でした。
琴江が栄次郎を部屋から連れ出した後、勘美津とおそのが抱きついているお兼さんを引き離そうとするが、
お兼 「あたしだって、少しくらい役得がなくちゃ・・うぅ~ん」
と言って、また市之丞に抱きついてゆきます。

🎩橋蔵さま曰く、
“徒党”にあったようだ。おまけにお兼婆さんに扮する清川虹子さんまでが、自慢のウェイトにものをいわせて、ばく進してくるのだから、と。

ご母堂様門前に到着との知らせに、玄関に皆が揃ってお出迎え。
琴江から委細を聞いたと栄次郎が、
栄次郎「しかしながら、琴江とその方の間は、当分居残って監視する」
市之丞「いやな先生」(③の画像)

ご母堂様おなりの声が聞こえました。
🐦(栄次郎が市之丞を監視する「いやな先生」とのところから、ご母堂様おなりのところまでの橋蔵さまの目の動き、左から右へ、右から左へと・・)

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14789081.html

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もっと丁寧に言わなきゃだめよ!  #2016.3.29

「美男の顔役」・⑤
さあ、直次郎のお袋さんを喜ばせる一世一代の大芝居を皆が協力して打つのです。丑松は行列をしたて直次郎の母おもんを迎えに出向いています。

貸衣装を揃え、おもんを迎えるための稽古です。
🐦(ここからの台詞と言い方が楽しい。「もっと丁寧に言わなきゃだめよ」という言い方なんて橋蔵さま、どんなイメージを浮かべて、あの言い方がでてきたのかしら。)

大広間では市之丞が、腰元になる勘美津、おその、お峰とご母堂様への挨拶の稽古をしていますが、市之丞、手こずって大変な様子。
🐦(市之丞は御家人くずれですから流石、こんなに凛々しい御武家様がいたら・・・ね)

3人の腰元は頭を下げている。
市之丞「ご母堂様には、長の道中つつがなく終えさせられ、本日めでたくお屋敷へ。芯、金子市之丞」
「・・・???・・・」 市之丞うしろの3人の腰元の方を見て
市之丞「おいおい、おい」
3人頭をあげて市之丞を”どうした”というように・・それを見て
市之丞「何も分かっちゃいねえんだなあ。(①の画像)すぐ後を、おめえが続けるんじゃねえかよ」
おそのとお峰が勘美津を急かす。
勘美津「わかってるわよー」
勘美津「腰元 松鶴」(相当色っぽく言う)
おその「小桜」(ちょっと色っぽく言う)
お峰 「腰元 桐ヶ枝」(つっけんどんな口調で)
市之丞「なんだそりゃ、だめだなあ、もっと丁寧に言わなきゃだめよ!」
🐦(この言い方何度聞いても可笑しくて笑っちゃうんです。橋蔵さまお上手なんですもの。真似したくなりますよ。本当に飽きれたように強い言い方なのですけれど・・・橋蔵さまの言い方は強くてもトゲがないです、可愛い。)

市之丞3人を睨めつけます。腰元たち「いいわよ」「まかしといて」と、
市之丞「いいな、よし(➁の画像)、じゃ、あとを続けるぞ、いいな」
市之丞「祝着至極に」
腰元達「存知奉りまする」

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14788940.html

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「市・・そうだったなぁ」  #2016.3.29

「美男の顔役」・・④
宗俊の家の台所囲炉裏のところでいっぱいやりながら、宗俊、市之丞、直次郎がいます。
直次郎に宗俊の「馬鹿野郎、お目付衆となりゃ少なくとも三百石だぜ」という言葉がとびます。
直次郎は、お目付衆になったと手紙に書いてしまった。明日の朝お袋が江戸に出てくると手紙に書いてきた、と話す。
市之丞「そうだな、やることといったら、俺たちが芝居をして、お袋さんを騙して帰す・・・ぐれぇのところかな」
宗俊 「騙してけえす?」
市之丞「他に仕様がねぇから、直の野郎をお目付衆にしたてるんだ。お袋さんの江戸滞在もそう長くはあるめぇ。その間だけ直次郎が殿様でよ、俺たちがその家来ってな芝居を打つんだ」
宗俊 「そんな馬鹿なことが出来るかい、いい年をして」
市之丞「まぁ聞け、おらなぁ坊主、こんなド不良のためにしてやるんじゃねえんだ。はるばる大阪から訪ねて来なさるお袋さんの夢を壊したくねえんだよ」
直次郎「さすが兄貴だ、話せるなぁ」
市之丞「馬鹿野郎・・直・・てめえはいいお袋を持ちやがって(①の画像)、幸せな野郎だ」

市之丞寂しそうな表情を浮かべながら身を横たえた。
📎ここでアレンジされた江戸子守唄がバックに流れていきます。
🐦(なにか、市之丞の幼い頃の思いを表すかのように・・・)

宗俊 「市、おめえ本当にやるか」(➁の画像)

横たわっている市之丞小さく「うん」。
じっと見ていた宗俊 思い出したように
宗俊 「そうか・・そうだったなぁ・・よーし、俺もこの芝居に乗った」
市之丞、宗俊の言葉に起き上がってうれしそうに、「坊主」
宗俊、市の気持ちは分かったよ、というように笑みで返します。
市之丞うれしそうに何とも言えない表情をします。(③の画像)

市之丞「どっかに立派な屋敷はねえかな」
丑松の情報から、中野碩翁り今戸の下屋敷が空き家になっているので、無断借用することにします。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14788756.html

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「こーんな目をして」  #2016.3.27

「美男の顔役」・・③
琴江、市之丞から離れ毅然として、
琴江 「私の気持ちに偽りはございません。私も北辰一刀流千葉周作の娘」
市之丞「そ、それがいけねえんだ。うん、あなた一人のことで済むならとにかく、これがちょいとこじれでもした日にゃ、周作大先生がお出でのうえに、千葉の小天狗と言われる兄上の栄次郎殿が、もう、こ~んな目をして」(①の画像)
そんな話をしていたら、千葉栄次郎が琴江を探してやってきたようです。
こ~んな顔をして(画像左上のはめこみ画像)栄次郎が河内山の家に。
🐦(市之丞が「こ~んな目をして」と言いましたが、本当にそうですね。)
栄次郎「頼もう」
市之丞「ほーれ、おいでなすった、・・」

慌てる市之丞と琴江。
栄次郎は悪の世界に生きる市之丞のやくざぶりが気に入りません。そのため琴江を連れ戻そうとやってきたのです。
止める直次郎を振り切って市之丞がいる部屋の障子を開け栄次郎が見たのは・・・。
栄次郎「あっっ・・・」抱き合っている姿を見て、目を閉じてしまいました。
市之丞「よぅー、若先生、はっはっはっっ、」 (➁の画像)
栄次郎ゆっくり目を開けてみると、宗俊の家で働いているお兼婆さんを抱いた市之丞のラブ・シーンでした。(③の画像)
栄次郎びっくりというかあきれ顔です。市之丞、お兼さんの積極さに閉口気味です。
🐦(市之丞さん、うまく切り抜けましたが、お兼さんは市之丞さんに抱かれて幸せそうです。
参りましたね、役得ですね。)

次回からいよいよ大芝居に入っていきますね。

👆(下記URLをクリックすると画像にリンクします)
https://sugi-nami.blog.jp/archives/14788522.html

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