11月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、えっちゃんあら、ヨヨ、ABCヒロ、コビトカバ、の皆さんの4名です。
11月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間 11月5日(水)~11月10日(月)
2・投句 当季雑詠 5句まで
3・清記発表 11月11日(火)
4・選句 8句選句 11月11日(火)~11月13日(木)
5・成績発表 11月14日(金)
6・その他 投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。
投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ
第22回常滑文芸コンクールのお知らせ
募集の部 《短歌》《俳句》《川柳》 はがき1枚につき2句(短歌は1首)まで、何枚でも可。未発表のもの。
募集期間 9月8日(消印有効)
葉書の表側に 住所、氏名(フリガナ)、電話番号、大会へ出席・欠席の別
葉書の裏側に 短歌、俳句、川柳の別 作品2句 投句・無料
宛先 郵便番号479-0837 常滑市新開町5-65
常滑市文化協会事務局
大会の部 10月7日(土) 短歌大会10時 俳句大会13時30分 参加費500円
常滑市中央公民館2階学習室
30日の正解①―A ②―C ③―C ④―B 玉虫さん、ナチ―サンさん、連続パーフェクト。ヨシさん、一抹の不安が的中してしまいました。
第1問 岐かれてもまた岐かれても花野道 富安風生
第2問 七夕やまだ指折つて句をつくる 秋元不死男
第3問 蔵王嶺の晴れて始まる芋煮会 高橋悦男
第4問 胡弓の音風に揺るがず風の盆 和田華凛
永瀬拓矢王座に藤井聡太七冠が挑戦する王座戦は五回戦制なので明日31日午後勝負が付きます。
八冠を目指す藤井七冠の正念場。先手番か後手番かも影響する大事な第一回戦です。
今日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。下の句の伏字のところに入る言葉を三つの候補の中から選んで下さい。推理とカンで正解を導きましょう。どうしても分からなければヒントを参考に。正解は明日の掲示板。
第1問 岐かれてもまた岐かれても【①】 富安風生
A花野道 B秋の川 C赤とんぼ
第2問 七夕や【②】句をつくる 秋元不死男
A願ひ事して B電子辞書引き Cまだ指折つて
第3問 【③】晴れて始まる芋煮会 高橋悦男
A山形の B月山の C蔵王嶺の
第4問 【④】風に揺るがず風の盆 和田華凛
A男踊り B胡弓の音 C編笠の
ヒント①「岐かれても」は「わかれても」と読む ②字余り、字足らず、句またがり ③樹氷で有名 ④ものがなしい調べ
1-A
2-C
3-C
4-B
ヒントに迷わされて。
1.C
2.C
3.C
4.B
今日もヒントを頼りに。
Cが続いたけど、どうかしら。
29日の正解①―B ②―C ③―B ④―A 初日から全員パーフェクト。いいですね。幸先いいですね。
第1問 寝袋に顔ひとつづつ天の川 稲田鉾子
第2問 新涼や白き手のひらあしの裏 川端茅舎
第3問 さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 皆吉爽雨
第4問 道に干す漁網の匂ひ秋暑し 小路紫峡
今日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。下の句の伏字のところに入る言葉を三つの候補の中から選んで下さい。推理とカンで正解を導きましょう。どうしても分からなければヒントを参考に。正解は明日の掲示板。
第1問 【①】顔ひとつづつ天の川 稲田鉾子
A猫の子に B寝袋に C車窓より
第2問 新涼や白き【②】あしの裏 川端茅舎
Aこころと B背中と C手のひら
第3問 さわやかに【③】ぬけし鯉 皆吉爽雨
A狭き隘路を Bおのが濁りを C怠惰の日々を
第4問 道に干す【④】秋暑し 小路紫峡
A漁網の匂ひ B床屋のタオル C消防ホース
ヒント①キャンプ? ②黒人でも白いそうです ③自分でつくった原因 ④磯の匂い
1.B
2.C
3.B
4.A
今日もヒントを頼りに。
パーフェクトかな(^○^)
1-B
2-C
3-B
4-A
どうかな?
下に紹介した俳句は昭和三十年代、四十年代以降、半田市を中心に地元俳壇をリードしてこられた諸先生の俳句です。
二象先生、百合子先生、のぶを先生の句は矢浦詠正氏提供、夕童子先生は句集より抜粋。
榊原二象 坐りゐるここまで初日届きけり
おしぼりを踊櫓へ放り上ぐ
夏茱萸へ話移ればそちらへ歩
飛石となりてしまいし瀧のみち
伝言にビールも頼み荘開ける
榊原百合子 風音が春をはばみて社裏
毛皮着て心貧しき人なるよ
言ふまじく蝶の野に来てまで些事は
緑蔭に子をひっぱってきて叱る
夏帯や宿の女将の少し斜視
高須のぶを 水門に寄す汐膨れ鯊を釣る
汗をふく納得出来ぬ言訳に
読めぬほど梅雨汚れして着く書簡
纜に若布育ちてゐるも鳥羽
鳥帰る高さに果せざる視力
葱坊主ゆらして島はいつも風
庭を持つゆとり草引くときは別
松浦夕童子 寒泳に鋼のごとく水しまる
勝独楽が負けたる独楽に倒れ寄る
遠足の病む子を背負い教師行く
極めたる山頂の天なほ高し
弔客を犒う夜の大焚火
戦後の子識らぬ字多き書を曝す
柿捥げば村一斉に古くさし
一読して感じることは表現が平明なことです。持って回ったような表現はなく、対象物に直截に迫る分かり易さがあると感じました。晦渋な表現は一切ありません。勿論、難しい漢字の読み方とか、古い言い回しはあるものの苦になるほどではありません。
一番感じたことは、使われている季語が、実際の生活に違和感なく馴染んでいたということです。私などが実作上、いつも感じていることですが、歳時記に載ってはいるしその意味も知ってるけれど、生活実感を伴わなくなった季語が実に多いということです。たとえば「ソーダ水」という夏の季語。実に使い勝手のよい季語で、私などもよくつくります。しかし、実際に喫茶店でソーダ水を注文するかといえば、まずしません。アイスコーヒーやなんとかパフェでは俳句の気分が出ないのです。
皆さんも感想をお寄せ下さい。
アイビーさんへ
ちょっと昔の俳句から(NO2167)
アイビーさんからの提案、今読んでいます。ヨシさんからのコメントが入っているようですが一読重たい課題です。いろんな要素が含まれていて奥深いです。少し時間をください。私の年来の課題も含まれていますので。ゆっくり考えます。三択に遊ばれながら。
追伸・篤さんお元気そうです。近況解りましたのでmailのご確認を。
夕童子先生が①一物仕立ての句が圧倒的に多い ②「や」「かな」等の切れ字を殆んど使わない のはあくまでご本人の個性によるものと考えられます。昔の俳人が全てそうだとは思いません。ただ俳句に全く興味のない人が一番戸惑うのは取り合わせの句だと思います。
二物衝撃の句ですとビギナーには辛いかも知れません。菊の香や奈良には古き仏たち(芭蕉) 低度ならついていけますが、広島や卵食ふ時口ひらく(三鬼) となるとお手上げです。
昔は生活実感のある季語だったのに、生活様式の変化で使われなくなった言葉は、俳句の世界にはたくさん残っています。俳句として作品がある以上、歳時記から外せません。たとえば雪女、踏み絵などです。いきおいリアルな写生句ではなく、ファンタジーか比喩的につかうか、舞台を過去にして詠むことになります。イメージすら無くなった季語は淘汰されるでしょうね。
こんにちは。
残暑が厳しいですが、所々に秋を感じるようになってきました。
アイビーさんから、生活に溶け込んでいる季語、分かりやすい一物仕立ての句等についての書き込みがありました。
私は連句から、川柳~俳句と入ってきたので一物仕立てや取り合わせの意味も分からないままでした。
連句は発句を除いて平句は一句一章なので。それでかな~?連句には、いろいろな式目がありますが、句自体は分かりやすいです。季語も現在の生活では使われないようなものも想像の世界なので付句として有り得たら使えます。珍しい季語、例えば「われから」なども前句に付いていたら面白いと採ってもらえます。
でも、俳句となると写実になるので実際に見たことの無いものは詠めません。だから、吟行に行くのですよね。見たことの無いものでもGoogleやYouTubeで調べると見ることが出来ますが、やっぱり弱いですよね。いま読んでいる井上弘美先生の『読む力』という本の冒頭に歳時記を繰り返し読んで途切れることのない四季の絵巻物にしたいものだとあります。素敵だなと思いました。日本語は美しいと思います。古い言葉もありますが、美しい季語を使って十七音で自然や生活を表現できるようになりたいと思います。
松浦夕童子(まつうらせきどうじ)先生は広島県の出身で、中島飛行機半田製作所には戦時徴用で来られました。戦後も郷里には帰らず半田市に居を構え、日本画で生計を立ててこられました。ご遺族の方の発刊した句集が図書館にもあります。約千句程の俳句が収録されていますが、特徴的なのは収録作品の99%が一物仕立てということです。厳密には3句のみが二物取り合わせの句でした。このせいもあってか、とにかく分かり易い俳句なのです。もう一つ特徴的なのは、いわゆる切れ字を使った句が極端に少ないことです。上五で「や」を使った句が初期に2句あるだけで、「かな」「けり」は皆無です。座五の切れは動詞の終止形で切るか、さもなければ体言止めにするしかありません。