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祝 視聴者4万人突破!

 みんなのネット俳句会が4万人突破を果たしました。
管理人さんはじめ句友のみなさまの努力の賜物です。
この上は会員の20人越えの定着と更なる会の発展を祈るのみです。

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アイビーの俳句鑑賞 その4

アイビーの俳句鑑賞 その4

5 目の前の山も消しつつ春の雪(棚釜さん)
名園などでよく借景という言葉を聞く。この句の「目の前の山」もその借景に当たるのではなかろうか。春の雪だからおそらく粉雪が雪しまく感じではなく、大きな牡丹雪が空から舞い落ちて来るイメージだ。それも降っても降っても際限なく降る。遠山の輪郭もおぼつかぬほど降ったが、そこは春の雪、そこはかとなく艶めかしい風情すらある。映画のラストシーンを思わせる、情感たっぷりの句。

15 鳥獣の慟哭深き涅槃絵図 (ウグイスさん)
この時期、お寺などで涅槃図が公開される。釈尊入滅の様子を描いたものだ。筆を執った絵師は、無論その現場に居合わせた訳はないから想像で描いた。見てきたような嘘だが、そこはプロ、仏弟子や衆生の嘆き悲しむ様が実に真に迫っている。彼らは一応人間だからわからんでもないが、釈尊の徳を慕って集まってきた鳥や獣はどうか。動物が泣く道理がない。ところが練達の絵師にかかると動物ですら泣かせてしまうから恐れ入る。それがまた巧みなのだ。「慟哭深き」という表現に納得がいく。

44 耕耘機進む後ろの土の色(ヨシさん)
季語は耕耘機。耕す、あるいは耕耘機を季語にした俳句は数多いが、この句のように土の色に着目した句は珍しく、とても新鮮だ。中七の「進む後ろの」が巧みだ。みるみる土が掘り返されて土の色が劇的に変わっていく様を視覚で追っていく手法が斬新だ。品詞的には「進む」だけが動詞であるが「進む後ろ」と巧みに名詞化した。このため実質的には動詞を使わないで、それでいながら句に動きを出すのに成功している。

84 甕に足掛けて水飲む猫の春 (おだまきさん)
春、猫と来れば恋猫と言いたくなるが、趣向を変えて猫の春にしたところが心憎い。淡々と事実だけを描写しながら、甕の大きさ、猫の敏捷さを表現して間然とするところが無い。あるいは別に猫の春でなくても、猫の秋でも猫の夏でもよいと異論が出るかもしれないが、私は猫の春でなくてはならないと思う。句全体の雰囲気が春そのものであり、猫の春は動かないと思うからだ。

46 まどろむやつちのこと化す雛の夜 (かをりさん)
63 本売つて私雨の春山辺 (かをりさん)
両句ともかをりさんの句としては珍しくそれぞれ1点の入点に留まった。しかし私は、両句とも美しい日本語が紡ぐ「かをりワールド」が遺憾なく展開された句だと思う。どういう理由で雛の夜がつちのこなのか、あるいは本を売ることと雨の山辺とどういう関係があるのかなどと愚問を発してはいけない。その辺りが「かをりワールド」たる所以なのだから。読み手はかをりワールドに身を委ね、美しい言葉の世界に耽溺すべきなのだ。まどろむ、雛(ひいな)の夜、私雨(わたくしあめ)、春山辺、なんと繊細で美しい言葉だろうか。なお私雨は局部的に降る雨、あるいは山に降って麓では晴れているような雨のこと。

105 今日木曽の林業大の卒業式 (無点)
既に作者が名乗り出てしまっているので、ここで取り上げるのも気が引けるが、私が何故か魅かれる句だ。林業大でまず意表をつくが、木曽で納得。なんの作為も無く、ただ事実だけを述べたような句だが、どこにそんな魅力があるのだろうか。やはり句の醸し出す雰囲気としか言いようがない。

アイビーの俳句鑑賞 完

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過分にお褒めいただき、恐縮です。
いいなあとおもった言葉を重ねて十七音にまとめるのは楽しいです。
毎月10句ほどしか作れませんが、このネット句会のおかげで飽きっぽい私も俳句を続けられて、感謝しております。

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WBC日本代表勝利!

日米の決勝戦。日本はホームラン2本、最後は大谷がアメリカ主将トラウトを討ち取り1点差を制した。
日本野球が最高の場面で開花、素晴らしい。

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日本中この話題で持ちきりですね。ウクライナの戦争も何もあったものではない。昨日もひとつ句会があって出向いたのですが、「国民の燃える野球や春うらら」なる俳句がダントツで点を集めました。丁度、準決勝が終わったところで村神様のサヨナラツーベースの余韻冷めやらぬ時でしたから。

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アイビーの俳句鑑賞 その3

アイビーの俳句鑑賞 その3

9 春霖やさみしい時は手をたたく (えっちゃんあらさん)
45 拳万の小指短し春夕焼け (えっちゃんあらさん)
えっちゃんあらさんの句は、ユニークなハンドルネーム同様に、発想と言葉づかいが自由奔放で新鮮だ。「さみしい時は手をたたく」などは、なまなかな発想では出てこない。それが句の雰囲気に合っているからたいしたものだ。季語の斡旋もまたユニークで、春霖も春夕焼けもよく見つけたものだと感心する。勿論すべての人が共感している訳ではないが、えっちゃんあらさんの得難い個性ということは間違いない。

16 温床やあさ観てひる見ゆうに視る(てつをさん)
温床、温室、フレーム何れも冬の季語とされる。温床を毎日3回覗くのだが、同じ「みる」でも観、見、視とそれぞれニュアンスの違う字を使い分けた。更に、あさ、ひる、ゆうは全部平仮名で統一するという徹底した配慮ぶりだ。それぞれ作者に明確な意図があってのことで、てつをさんの真摯な句作態度に敬意を表したい。上五を切れ字「や」で切っているがどういう意図であろうか。意味の上では上五、中七、座五とつながっている。

23 真ん中は妻の領分畑を打つ (玉虫さん)
今月のトップになった句。おそらく夫婦の共通の趣味で色んな作物を作っているのだろうと想像する。本職の農家のように生活のためではないから、夫々が作りたい作物を作っているのだろう。いきおいエリアを決めて此処からこっちは夫、そっちは妻と担当エリアが分れているのだろう。夫婦の作物の好みは異なっても土いじりが好きな点は共通している。同じ趣味を持つ夫婦、羨ましい老境だ。

18 炎駆け無病息災春告げる (和談さん)
奈良東大寺のお水取りを詠んだ句であろうか。「炎駆け」と表現したところが詩的な表現で巧い。しかし、お水取りを知らない人には何のことか分かりにくいので、例えば「僧走る」とか、僧という語が一つ入ればお水取りのことと読み手にも分かり易い。あるいは「お水取り」という言葉自体が季語なのでそのまま使う手もある。そうすれば、「無病息災」も「春告げる」も言う必要がない。

66 雛食べよ三河味ぞやいが饅頭(茶々さん)
雛祭りの行事食としていが饅頭を食べる風習はどうも西三河独特のようだ。私事だが私の妻が西三河の知立の出で、妻の実家の雛祭りには必ずいが饅頭とおこしもんが出てきて少々驚いた覚えがある。茶々さんには申し訳ないが正直なところ、味にはクエッションマークがつく。ところが西三河の人からすれば、こんな美味いもの何故食わんとばかりに勧めるのだ。こちらが遠慮して食わないと思っているから、なおも勧める。この句を拝見して、ふとそんなことを思い出した。茶々さんは何とお雛様にまで食べろと強要する。お雛様はしらーッとしているばかりで眉一つ動かさない。当たり前だ。                             

89 変な嘘ニヤけ夫は四月馬鹿(無点)
エイプリルフールということで、ひとつ妻をかついでやろうと思ったのはよいが、嘘が不自然極まる嘘でとっくにバレバレなのだ。嘘を吐いた当のご本人もなにやらニヤニヤしている。要するに普段から嘘など吐き慣れていない、口下手で誠実な日本男児の典型のような人物像が見て取れる。妻の方もそんな夫のよき理解者であり、なによりも信頼の絆で結ばれているのだ。俳句自体は少し粗削りなところがあるが、とある家庭の雰囲気がよく伝わってくる。

以下次号、不定期掲載

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WBC日本代表決勝へ!

対メキシコ戦
 9回裏村上の決勝打で逆転サヨナラ勝ち。1点差での大谷の先頭打者2塁打が生きた。
 明日は決勝戦、相手は連覇を狙うアメリカ。ガンバレ日本!

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藤井竜王6冠達成!

 将棋の藤井聡太竜王が、渡辺明棋王に3勝1敗で勝利し羽生9段に次ぐ史上2人目の6冠を達成しました。

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入選の弁

皆様から過分のお褒めを頂き恐縮しております。今日の放送が、星野立子の特集とは知らなかったのですが、ドンピシャリはまりました。選者の星野高士先生は虚子の曾孫、立子の孫ですからあざといちゃあざといですね。言い訳がましいのですが立子忌は3月3日、ということもひとつ頭にありました。

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WBC準決勝の対戦相手決定!

準決勝戦 3/21 
     対戦相手メキシコに決まる。(プェルトリコに逆転勝ち)

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こんにちは。
私も、見ていました。
アイビーさんの句だったのですね。
おめでとうございます!!

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大福会三井富雄さんの投稿で「お父さん嬉しかったでしょうね」のコメントがありました。

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お目出度うございます。
今朝の大福会のラインで知りました。
父虚子を招き立子の雛まつり。
 う~ん、こんな作り方もあるんですね。新鮮、流石です。

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アイビーさんおめでとうございます。父虚子を招き立子の雛まつり。今朝5時頃よりテレビ前にいました。素晴らしい‼️です。

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アイビーさんおめでとう御座います🎊🎉

NHK俳句見ました

父虚子を招き立子の雛まつり

 戸田菜穂さんにも選句されておめでとう御座います。星野高士さんの最後の回の挨拶句に感じました。虚子が贈った小さな土雛祭?も飾られ楽しい一時でした。アイビーさんの句が導いて

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ほっけ

森野です。鰊、ほっけ,ありがとうございました❢ 私が持っております歳時記はホトトギスで3月にほっけが一句だけ載っていました❢ 正直申し上げますとほっけの竿を見たのは9月でした❢ 余りにも沢山の竿が並んでおりましたので運転手さんに訪ねましたらほっけの竿だとのこと❢ 大型タクシーで客は6人、運転手さんと添乗員さんの8人ののんびりした旅でした❢ 今では考えられない旅でした❢ JTBのコースには無い案内をして頂いた結果のニシンとほっけでした❢

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