11月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、えっちゃんあら、ヨヨ、ABCヒロ、コビトカバ、の皆さんの4名です。
11月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間 11月5日(水)~11月10日(月)
2・投句 当季雑詠 5句まで
3・清記発表 11月11日(火)
4・選句 8句選句 11月11日(火)~11月13日(木)
5・成績発表 11月14日(金)
6・その他 投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。
投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ
かをりさんは来月までお休みされるようで残念 寂しくなるから少しは賑やかにしなくっちゃ~ね。
これまでに作った句はどれだけあるか分からないけど、心にある句の中の 特別中の特別句を1句。
<ひょいと来て猫背の婆が水盗む>という句でして・・ はははは
ひょいと来て猫背の婆が水盗む は淡々とした叙述。ひょいと に淡い詩心遊び心があるのですね。
夕暮れや猫背の婆が水盗む では写生といえばそうですけど。絵葉書になってしまう。
先達のお話はとても勉強になります。
絵葉書にならぬように、写生の句を詠むのはある程度時間に余裕がないとできません。
五句のうちひとつくらい写生句に瑞々しさを詠んでみたいです。
9月は苦手な月ですが、考えてみると、苦手なとか言うレベルではないので、挑戦挑戦。
ただし、締め切りぎりぎりなるかもです。新学期ですもの。
藤井竜王への次期竜王戦の対戦相手が伊藤匠七段に決まった。伊藤6段は14日の永瀬拓矢王座との挑戦者決定3回戦に勝ち2勝1負で挑戦権を得7段に昇段した。二人は同学年で竜王7回戦第1局を10月6~7日に東京で戦う。
女性が多いためなのか投句に妻・夫・父・母・孫・子・祖父・祖母などの「うから」の動き&行動を詠んだものが多いと感じたので数えてみたところ、全体の2割ほど。 高点句の比率も高い。
それならばと近所の子供に注目し、柊山公園で待ち伏せしたところ、前の学習塾の子供も含めて3グループが蝉捕りや自転車遊びにやってきた。 先日行われた盆踊の様子も含めてパパ・ママの2句を得たほか、妻の「別腹の句」、水着の句も出すことにした次第。
そして逆に、うから・やからに無関係の、自然を上手に詠みこんだ句はどれなのだろうと探したところ、1割ぐらいあったが、その中でも自然体の句として拾ったのが
ちとせさんの<62 放牧の牛点々と雲の峰>でした。
私だけが拾ったようですが、全体的に客観写生の句を皆さんはお好きじゃなさそうですね。 どこの句会でもそうですが、「面白い句」を拾う傾向が強く、ときには川柳調の句も得点を集めているようです。 柳界と俳諧には明確な境界線が無いので無理ないことですが、人事句は作者も選者も注意するようにされたほうがいいですね。
アイビーさん、川柳と俳句の違い、ありがとうございます。
意図せず季語というのが勉強になりました。
束束子さん、私は元気で困ってしまいます(笑)
「便所にも行かねばならずお正月」これは不動にお正月という季語が動かないから.
たとえば師走でもいけませんよね。師走=忙しい=中七まで つきすぎ。 福寿草なら採ってしまう。
とっても素晴らしい主宰だとおもいます。
去年の8月は互選でお会いしました。
実は好みは似ているのかもしれません。
O型の儂に胡桃を割れと云ふ (束束子)
刺青の袂を夜目に貸浴衣 (かをり)
また来月ここでお会いしましょう。
ひん抜いただいこで道を教えられ 作者不詳
大根引き大根で道を教えけり 一茶
句意はほとんど同じですが、上は作者不詳の川柳、下は一茶の俳句です。私なりの解釈ですが、川柳と俳句の違いは
①季語を季語として明確に意識しているのが俳句、たまたま季節感のある単語は出てきても、作者に季語という意識が無いのが川柳。
②切れがある、なしで判定する
というものです。もともと同根の俳句と川柳ですので優劣はないと思います。連句の発句から出たのが俳句、脇句が川柳とされています。発句は座の初めに詠みますから季語と切れのある、堂々の立句でなければなりませんが、一方で滑稽、軽みも俳句の重要な要素とされます。
生意気を申しました。
そう言われてみれば確かにそうだ。 100句のうち数%の川柳調が入っていたとしても否定は出来ないですね。
私のお師匠さんが、40年前の初句会で「便所にも行かねばならずお正月」という句を出された。この時、激しく心が揺さぶられ、どうしてこんな川柳を出してくるんだろうなと思ったが拾ってしまった。 しかし、何と! この句がトップとなり、しかも師匠の句であったことに驚嘆したが、これは俳句なのだと知って、その後数年 俳句会の都度苦しんだ。
「これは川柳じゃなかろうか?」という思いは 作句段階、選句段階で必ず付き纏うことになったからです。
ま しかし ・・・・・ ま やめとこ。 これ以上の議論は苦手だ・・ かをりさんが元気なのが嬉しい。
>人事句は作者も選者も注意するようにされたほうがいいですね。
これは違うと思います。それはないですよ、束束子さん。
束子結社であればそれでよいし、父母もパパママで場に沿った忖度した句をよみますが、新聞の投稿も同様です。
それはそれで楽しい。
忖度なしで自由に投句がここの魅力なのです。お嫌であれば採らぬことでいいでしょう。
私は点盛りは気にしないで、詠んでます。
私だって、蛇穴の句から強力の写生句まで読みます。
あ、ちとせさんの句を汚す発言ではありません。
束束子さん特選頂き有り難うございます。釧路生まれの作家桜木紫乃氷の轍を読んで以来魅せられ全作品読み漁り、釧路に行ってみたくなり、遂にこの夏札幌からおおぞらに乗って念願の釧路に行ってきました。その旅上の句です。旅の句は本人の一人歩きで理解されない事が、これならとギリギリと投句しました。幣舞橋のいい句出来たのですがこれは無理ですね。取って頂き嬉しい限りです。おっしゃる通り面白い句、川柳ぽい句、斬新な切り口の句など講評です。色々あって良いと思います。私も普段読まない句、ちょっとした冒険もこの俳句会では挑戦できて楽しみの一つです。アイビーさん、皆さん有り難う御座います。
八冠を目指す藤井七冠の王位防衛戦第4局は、挑戦者佐々木大地7段が終盤逆転、一勝三敗とした。第5局は8月22~23日徳島市で行われる。
和談です
アイビーさんのNO2140を興味深く読ませて頂きました。「連句、発句、脇句」の字句からこんなことをふと思い出しました。
碧南大浜の称名寺は、松平家と関係深い寺の様で、徳川家康の幼名「竹千代」は、この寺で催された連句の会で、発句の「神々のなかかきうき世を守るかな」に対して松平広忠(家康の父)の脇句「めくりはひろき園のちよ竹」と詠んだとか。その脇句から時の住職である第15世一天和尚が「竹千代」を献上したと言われている。
ここでは関係のない事を書きました。ゴメン。
大浜は漁師町ですが寺の多い町ですね。この称名寺とか清沢満之ゆかりの西方寺とか。九重味醂の味醂蔵もありました。
興味深いお話を有難うございます。どんどん書き込みをお願いします。
アイビーの俳句鑑賞 その2
22 吾父の西瓜投げたる力瘤 (あい)
畑の西瓜を収穫した時の光景だろうか。むやみに抛れば西瓜が割れてしまうから、受け手と呼吸を合わせ抛る。と言っても、投げる方に膂力と熟練が要求されるのは当然だ。作者のあいさんのお父さんは、その辺を加減して、しかも百発百中の熟練の腕を持っていた。そこには、寡黙で逞しい父親像が思い浮かぶ。父は自分の父に決まっているから「吾父」は父だけでよい。父が投げ母受け止めし西瓜かな これでは、作者の句意とは違ってくるかも。
13 天の川娘の彼氏登場す (コビトカバ)
天の川伝説の彦星と織姫のファンタジーから、一転現実の世界に戻れば、ここでも、なんと娘さんが彼氏を家に連れてきた。思わぬ展開にドギマギし、そして彼氏の人柄はよさそうなので喜ぶコビトカバさん。この得難い経験を早速俳句にした。ファンタジーと現実とが混然一体となった不思議な味わいの句。
65 雲の峰人其々の子育て論 (コビトカバ)、
雲の峰と子育て論の二物取り合わせの句。いい味を出している。中七の「其々」は「おのおの」「めいめい」読むのだろうが、やや分かりにくいので平仮名表記にするか、「夫々」(それぞれ)としてみてはどうだろう。季語の雲の峰もよいが、私らの世代には「梨剥くや」ぐらいがピタッとくる。
58 海の家焼きそばに足す唐辛子 (ふうりん)
海の家で食べる焼きそばは、初めから誰も期待してない。ただ昼飯時だから焼きそばでも食べようか、という程度だ。案の定、旨くはないが、我慢できないほど不味くもない。そこにあった唐辛子をかけて何とか腹が膨れたから、まあ良しとしよう。そんな雰囲気を上手く表現した。小道具の唐辛子が利いている。かつて故小渕総理を「海の家のラーメン屋」と言ったのはビートたけしだったか。
29 トッポキのタレも真つ赤や大暑の日 (ヨシ)
トッポキは韓国の餅を炒めた料理で、クリーミーな味と辛さが人気らしい。らしいというのは私は食べたことが無いからだ。未経験だが韓国料理と聞けば、なんにでも唐辛子を入れる真つ赤な料理という先入観がある。一年中で一番暑い大暑、真っ赤な韓国料理と来れば私は遠慮したいが、若い人はそうでもないらしい。案外、逆療法で合うかもわからない。激辛、真つ赤と言えば大暑に落ちつくのが理の自然。
32 湯のような水を使いて墓洗う (ABCヒロ)
墓洗うは秋の季語だが、実際には夏の暑さが厳しい盆の頃。当然水を使うのだが、暑い最中とて水もまるで湯のように熱くなっている。夏の季語に日向水(ひなたみず)があるが、作者のABCヒロさんは注意深く季重りを避けた。この句は現代仮名づかいで統一されている。旧仮名づかいとどちらを採用するかは作者の自由だ。ただ同じ句の中でゴチャ混ぜは不可。
68 朝顔の紺の引き立つ白さかな (無点)
惜しくも無点となったが凛とした気位を感じさせる句だ。難点は紺を引きたたす白が何を指すのか、読み手に分からないことだろう。省略は俳句の要諦だが、これまで省略してはやりすぎだ。ただ、作者の側に立ってみると、例えば白とは木槿の花だったと仮定しよう。そうすると、 朝顔の紺の引き立つ白木槿 となろうか。これでは、句の主題が朝顔か木槿か分からなくなり、それを嫌ったとも考えられる。悩ましい。
以下次号、不定期掲載
エッ! 彼氏を家に連れて来たんじゃなかったの。たばかられたー。
ヨシさんへ
ほんとですね!次女は彼氏おりますが、長女におりません。
ヨシさんの俳句はトッポギが食べたくなりますね!
俳句から色々な話が出来て楽しいです。
アイビーさん、トッポキの句を鑑賞して下さりありがとうございます。
大暑の日に大阪へ行きまして、長女が韓国料理が好きなので一緒に食べました。そのままの句です。
真っ赤なんですけど超激辛ではありません。主人だけ頭の中まで汗だくで食べていました。ちょっと笑っちゃった。代謝がよくなりますね。
コビトカバさん、天の川の句惹かれました。うちは三人娘ですが、誰も彼氏がおりません(>o<")
ご縁というのは、何処にあるんでしょう。
アイビーさん鑑賞いつもありがとうございます。
娘の彼氏の句は天の川の向こうに彼氏がきっと待っている!という願いを込めた(私が)句で娘に彼氏はいないんです(TT)
子育て論の句はそれぞれと読みます。それぞれの漢字を調べたら「其々」と出たのでその表記にしましたが「夫々」もありますね!
勉強になります。
アイビーさん、おまとめお暑いなかありがとうございます。
9点句 露草や係累絶えし兵の墓 (アイビー)
自家であればアイビーさんという係累生きてますし、係累絶えしとは他家のことでしょうか。
何で係累いないのでしょう。
残暑の夜些事はいろいろあうら掻く かをり
アイビーさん、お答えありがとうございます。
わたしは つわものどもの夢のあと を想像していました。
太平洋戦争の鎮魂の句であったのですね。
詳しい事情がわからなかったので、採れずにすみませんでした。
独り身ゆえに。私も早めに終活しなければです。
墓洗ふわが身の終をおもふべく かをり
村から戦死者が出たとなると、世間的には名誉の戦死ということで、村役の肝入で立派なお墓を建てたのだろうと想像できます。実際、お寺や共同墓地の一番目立つ場所に、故陸軍歩兵兵長誰某の墓とあるのをよく見ます。赫赫たる戦功も記され、おそらく家格以上であろう、立派な塔婆が建っています。戦死者が世帯持ちであれば妻と遺児が、独身者であれば両親が、両親亡きあとは兄弟が墓を守ります。しかし.戦後78年、親はもとより、兄弟すらも鬼籍に入ったケースも珍しくはありません。時代は既に甥、姪の時代になっています。甥、姪、更に次の世代となると、もはや戦死者は遠い親戚の誰かぐらいの認識しかありません。それすら途絶え、無縁仏になってしまったお墓もあります。墓地の管理者から、「この墓の縁者は何月何日までに申し出て下さい」との公告が事務的に張り付けられたお墓をよく見かけます。
お盆に日本列島を台風が襲い思わぬ混乱が。15日には各地に警報が出される心配も。公民館等も休館となり高校野球も順延になった。今日、月曜日のサロン活動の例会を無事済ませほっとしたところで手帳を見て王位戦が明日と確認した。
八冠を目指す藤井七冠が3連勝、後一勝としている佐々木大地7段との王位戦第4局が15~16日にかけて佐賀県嬉野市で行われる。こちらは台風の影響は無いかも。
73 この先も伝え行かねば原爆忌
アイビーさん、この句の感想をありがとうございました。
少しおしゃべりさせて頂きたいのですが、昭和20年8月6日の事、俳句の先輩で名古屋に暮らして居られた方がお産のために広島のご実家に帰られたそうです。 予定日は8月6日近くだったそうです。 原爆投下のその日、お産間近なお腹を抱え、残酷過ぎる町の中をひたすらお産でお世話になるお宅まで、お母様に励まされながら歩いたそうです。
予定日よりショックで出産は随分遅れたそうです。
爆心地から1.3キロ離れた、逓信局の中庭にあった青桐が被爆し、幹半分が熱線と熱風で焼けてえぐられたそうですが、そんな傷を抱えながら翌年の春には芽吹いたそうです。
その方は「青桐に祈る」という一冊の原爆体験記を出されました。 その後テレビ局からドラマ化したいとの話があったそうですが、どなたかにNOと言われたっておっしゃっていました。
本の中にはとても悲惨な事が書かれていました。
住んでいた名古屋のお家は、空襲で焼け野原になって命拾いしたんだそうです。
8月が来るとその方のことが思い出されます。
そういう事情があったのですか。半田市役所の前庭に、広島の被爆二世樹の青桐と長崎の被爆二世樹の楠が植えられ、ともに立派に根づいています。