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互選結果

2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果

金賞 37 【ちとせ 】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 (11点)
銀賞 33 【ヨ ヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 (9点)
銅賞 17 【弥 生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 (7点)
 々 23 【岩 宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 (7点)
 々 25 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり (7点)
次点 39 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 (6点)
 々 73 【かをり 】 水無月や碁石をあらふ父の息 (6点)
 々 84 【てつを 】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 (6点)

※銅賞の3句はそれぞれ特選1のため同点としました。
※参考
 総合点
ヨヨ21点、かをり19点、ちとせ17点、弥生14点、アイビー12点

2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表
1 ✤ 1点 【岩宮】 明易し夢の続きは又今夜 ✤ 胴長おじさん
2 ✤ 2点 【あんのん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し ✤ ダイアナ、アイビー
3 ✤ 0点 油虫探し求めて朝が来る
4 ✤ 2点 【ダイアナ】 ドアフォンの上に雨待つ雨蛙 ✤ にゃんこ、ふうりん
5 ✤ 1点 【ヨヨ】 行かないで心地よき風五月尽 ✤ ラガーシャツ
6 ✤ 3点 【和 談】 初孫の六月賞与初傲り ✤ ちとせ、◎ヨ ヨ
7 ✤ 5点 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌 ✤ ちとせ、ヨシ、てつを、森野、アイビー
8 ✤ 3点 【アイビー】 えいやあと五句を投ぜり心太 ✤ ヨシ、弥生、コビトカバ
9 ✤ 1点 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ ふうりん
10 ✤ 2点 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ ラガーシャツ、岩宮
11 ✤ 0点 降りぐせの梅雨空罵りペダル踏む
12 ✤ 0点 カーテンの向こうに聞こゆ四十雀
13 ✤ 0点 燕子花あやめ菖蒲か紺光る
14 ✤ 0点 各駅の車窓に見つけ花柘榴
15 ✤ 1点 【てつを】 かはたれの雲の澱みて栗の花 ✤ ちとせ
16 ✤ 1点 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく ✤ ダイアナ
17 ✤ 7点 【弥生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 ✤ ヨシ、◎てつを、にゃんこ、ナチーサン、ラガーシャツ、かをり
18 ✤ 1点 【茶々】 黄菖蒲の八重咲き揃ひ踊りかな ✤ ふうりん
19 ✤ 1点 【胴長おじさん】 貴婦人の頃が懐かしバナナかな ✤ ナチーサン
20 ✤ 0点 酷暑かな歳時記忘れた自然界
21 ✤ 1点 【ちとせ】 子育てらし威し鳴きすや夏烏 ✤ ふうりん
22 ✤ 0点 子燕の口犇めいて餌を求め
23 ✤ 7点 【岩宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 ✤ ちとせ、にゃんこ、森野、ダイアナ、あんのん、◎ナチーサン
24 ✤ 3点 【ダイアナ】 彩雲の流れて初夏の十四夜 ✤ 森野、ヨ ヨ、岩宮
25 ✤ 7点 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり ✤ 弥生、てつを、森野、ヨ ヨ、◎ダイアナ、岩宮
26 ✤ 1点 【てつを】 召集の命下りしかウリハムシ ✤ 和 談
27 ✤ 0点 焼酎瓶買物篭に鎮座して
28 ✤ 0点 樟脳の匂ふ押入れ衣更
29 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 初夏晴れに熊鈴の鳴る遊歩道 ✤ ちとせ、ふうりん
30 ✤ 3点 【ちとせ】 白壁に青田広がる散居村 ✤ ヨ ヨ、岩宮、かをり
31 ✤ 0点 白南風や部下のデートを目撃す
32 ✤ 2点 【ちとせ】 新じゃがを束子で擦るつるり膚 ✤ ふうりん、岩宮
33 ✤ 9点 【ヨヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、てつを、◎和 談、ナチーサン、ラガーシャツ、◎茶々
34 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 素麺や喉ごしも良しその細さ ✤ 和 談、茶々
35 ✤ 2点 【森野 そぼつ降る泰山木の咲く寺苑 ✤ ヨシ、ヨ ヨ
36 ✤ 1点 【ふうりん】 ダービーを取つて競馬の二連勝 ✤ アイビー
37 ✤ 11点 【ちとせ】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 ✤ 胴長おじさん、◎ヨシ、てつを、◎ふうりん、あんのん、◎アイビー、コビトカバ、ナチーサン
38 ✤ 4点 【ヨヨ】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か ✤ 胴長おじさん、アイビー、和 談、ラガーシャツ
39 ✤ 6点 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、◎弥生、岩宮、茶々
40 ✤ 1点 【胴長おじさん】 父の日や空白の文字のみ占めて ✤ 森野
41 ✤ 0点 夫剪定羽抜鶏ごと羅漢槙
42 ✤ 1点 【にゃんこ】 梅雨曇ますます重き貨車の列 ✤ ちとせ
43 ✤ 0点 梅雨間近繙いてゐる闘病記
44 ✤ 5点 【かをり】 手鏡に映る水無月風過ぐる ✤ 弥生、にゃんこ、森野、ヨ ヨ、あんのん
45 ✤ 1点 【アイビー】 でで虫のオブジェの上の蝸牛 ✤ にゃんこ
46 ✤ 0点 でで虫を見らば口つくあの唱歌
47 ✤ 0点 てふてふに蕾のあらば柿の花
48 ✤ 1点 【森野】 天国と思へる一歩冷房車 ✤ 弥生
49 ✤ 4点 【ヨシ】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑  ✤ アイビー、ナチーサン、かをり、茶々
50 ✤ 0点 搭乗の手続はスマホかたつむり
51 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 登山帽ウェストン碑より動き出し ✤ ◎かをり
52 ✤ 2点 【ナチーサン】 樋伝ふ雫を染めて柿若葉 ✤ ふうりん、岩宮
53 ✤ 0点 夏風にだるだるせざるを得ない吾
54 ✤ 0点 夏蝶の色深まりて海賊旗
55 ✤ 1点 【和 談】 夏場所や土俵が命藤凌駕 ✤ 茶々
56 ✤ 0点 夏野菜紫小かぶカリカリと
57 ✤ 2点 【森野】 何にでも神宿りてか花は葉に ✤ ◎ラガーシャツ
58 ✤ 3点 【弥生】 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子 ✤ あんのん、かをり、茶々
59 ✤ 3点 【ヨシ】 俳句本開いたまんま明易し ✤ コビトカバ、◎岩宮
60 ✤ 1点 【アイビー】 バイク見て柴犬吠ゆる夕薄暑 ✤ あんのん
61 ✤ 2点 【弥生】 博学なシニアガイドや街薄暑 ✤ アイビー、コビトカバ
62 ✤ 0点 初夏の藤無料ガイドの五稜郭
63 ✤ 3点 【かをり】 薔薇切るや呼ばれし気して振り向かず ✤ ◎あんのん、コビトカバ
64 ✤ 0点 昼下りエアコン洗い野球観る
65 ✤ 2点 【てつを】 壜に香を詰めて帰らむ花蜜柑 ✤ ◎にゃんこ
66 ✤ 1点 【弥生】 プードルがよく似合う場所薔薇の園 ✤ コビトカバ
67 ✤ 0点 深くまで木曽駒は碧夏の風
68 ✤ 1点 【岩宮】 襖戸の何やら重き梅雨入かな ✤ ヨ ヨ
69 ✤ 2点 【ヨシ】 故里の四方の山々新樹光 ✤ ◎ちとせ
70 ✤ 0点 細麺を食べて至福の涼夜かな
71 ✤ 1点 【ナチーサン】 またまたか横綱不在五月場所 ✤ 和 談、
72 ✤ 5点 【アイビー】 待つといふ揺るがぬ知略蟻地獄 ✤ ヨシ、てつを、あんのん、◎コビトカバ
73 ✤ 6点 【かをり】 水無月や碁石をあらふ父の息 ✤ 弥生、てつを、ダイアナ、あんのん、コビトカバ、ラガーシャツ
74 ✤ 3点 【あんのん】 満ち足りて留守居の夫に買ふ鰻 ✤ ヨ ヨ、ダイアナ、茶々
75 ✤ 2点 【森野】 耳遠き夫に老鶯届く今朝 ✤ 胴長おじさん、かをり
76 ✤ 1点 【ヨシ】 耳鳴のしては止まらぬ走り梅雨 ✤ 森野
77 ✤ 0点 ジメジメもめげぬ六月の花嫁は
78 ✤ 0点 山開き誰となく詠む俳句かな
79 ✤ 3点 【ヨヨ】 柔らかに万緑生みし大地かな ✤ 和 談、ラガーシャツ、岩宮
80 ✤ 1点 【茶々】 湯上りのあやめ紺染め浴衣かな ✤ 和 談
81 ✤ 0点 夕闇に皐月のあかり庭照らす
82 ✤ 1点 【コビトカバ】 幽霊海月毎日同じ事をして ✤ 弥生
83 ✤ 1点 【ヨシ】 よく見れば愛しき花よどくだみは ✤ 茶々、
84 ✤ 6点 【てつを】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 ✤ にゃんこ、◎森野、ダイアナ、アイビー、ナチーサン
85 ✤ 1点 【あんのん】 リズムごとつかず離れず夫婦生く ✤ 胴長おじさん、
86 ✤ 1点 【岩宮】 老鶯をしかと聞きたる木立かな ✤ かをり
87 ✤ 2点 【ナチーサン】 若葉風入れ墨の香の流れけり ✤ 弥生、にゃんこ
88 ✤ 1点 【弥生】 わんぱくの怖くて好きな蜥蜴かな ✤ ナチーサン
89 ✤ 2点 【胴長おじさん】 山滴る惚けないことは惚れること ✤ ダイアナ、アイビー
90 ✤ 4点 【ヨヨ】 数独を競ふ夫婦や走り梅雨 ✤ 胴長おじさん、てつを、和 談、かをり
91 ✤ 1点 【ダイアナ】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴 ✤ ちとせ、

煩雑を避けるため、二つの記事を一つに纏めました。文責アイビー。

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アイビーの俳句鑑賞 その4

アイビーの俳句鑑賞 その4

内裏雛ボーンチャイナの玉の肌 (ダイアナ)
ボーンチャイナとは製陶原料に牛の骨灰を混ぜて焼成した陶器で、同じ白でも質感と温かみのある白が特徴。お雛様の白い肌をボーンチャイナに肌理に喩えた。ちょっと思いつかない意外な取り合わせだが、言われてみればなるほどと首肯される。しっかりした写生あればこその比喩だろう。

廻り来る3.11凍返る (ナチーサン)
東日本大地震は2011年のこと。もう13年経ったかというのが正直な感懐だ。しかし、その爪痕はあまりにも大きく、今なお故郷に帰れない人々。今年もあの3・11が巡り来た。季語の「凍返る」が利いている。「廻り来る」は「めぐりくる」と読みたい。

敷島の春は西からひろひろと (かをり)
敷島は我が国の古称。句意は春は西の方からやって来るという、ただそれだけの意味だが、「ひろひろ」と擬態語を使ったところがこの作者一流の感性。「ふわふわ」でも「ほかほか」でもなく、あくまで「ひろひろ」なのだ。これが分からない人は、かをりワールドへのパスポートが得られない。

たんたんと進む葬儀や寒戻る (力丸)
かつて葬式といえば地域社会が総出で営むのが常だった。最近は葬儀社に一切お任せのスタイルが殆んどだ。隣組でやっていた時代の事を思えば格段にシステム化され、スマートに進行する。言葉は悪いが、ベルトコンベアに乗ってれば事は終わってしまう。かくて葬式は滞りなく終了したが、折からの寒の戻りが一入身にこたえる。作者の意図はどうあれ、現代の社会に対する文明批評にもなっている。

雛祭り母の温もり伊賀饅や (無点)
惜しくも無点となったが作者の意図はよく分かる句だ。座五に切れ字の「や」を置くのは事例が無いこともないが、一般的ではない。俳句の坐りが悪いような気がする。こういう場合は、語順を変えて見るのも一つの方法だ。伊賀饅に母の温もり雛祭

別ルート辿り眼福花ミモザ (無点)
カーナビの指示する道とは違う道を行ったため、思いがけずモミザの黄色い花が見事に咲いているのに出合わせた。この感動を句にしたが、惜しくも無点となった。欠点というほどの欠点は思い当たらないが、強いて言えば「眼福」が句を重くしているような気がする。思い切って軽いタッチで詠んでみると  カーナビの教へぬ道に花ミモザ

アイビーの俳句鑑賞、完

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年03月26日 08:56)

かをりさんの句

敷島の春は西からひろひろと(かをりさん)
「ひろひろと」という措辞が素敵で心に残るのですが、その意味を説明できなくて、辞書にも載ってないし、最後まで迷ったあげく捨てがたく選句させていただきました。  アイビーさんの鑑賞『あくまで「ひろひろ」なのだ』ときっぱり言われると「あーそれでいいんだ!」と納得しました。
今朝(27日)の天気図を見ていて、低気圧の前線がずっと東へ去り、西から高気圧が日本列島をあまねく覆い、暖かそうな天気図。これを見て「ひろひろ」はこのようなことかな? と思い一人合点しております。素敵な句をいただきました。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーさん、ほめすぎですよ。
敷島の春は西からひろひろと 韓国の陰青と知らざり
と77読みましたが、どうも敷島と韓国(からくに)と気持ちが分散してしまいました。

雛祭り母の温もり伊賀饅や (無点)  雛の膳煮しめに母の割烹着  かをり
この無点句をとりあげたアイビーさんの慧眼。常に母は偉いのです。母の温もりは色々できます。

追記 尾花さん、「ひろひろ」は春の大地の広がりとか風の緩やかさ(等圧線の幅もそうですね)、花、蝶のひらひらとか、記憶の潜在意識にぽっとでたオノマトペ。
オノマトペはありきたりだと逆に難しいですね。
オノマトペプラス「と」で落ち着きます。  後はお好みの季語を入れれば・・・
今日の私は てつてつと教材を編む菜種梅雨  かをり

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年03月27日 21:01)

アイビーの俳句鑑賞 その3

アイビーの俳句鑑賞 その3

恋バナは盛った者勝ち桜餅 (弥生)
昔の恋愛を肴に会話が盛り上がっている。この手の話は尾鰭がついて大袈裟なぐらいが面白い。聞く方も座興と分っているし、傷つく人は誰もいない。その辺の機微を詠んだが、季語の桜餅とあっている。流行語風に「恋バナ」としたが、「恋バナ」が広く定着した言葉なら問題は無いが。未成熟の言葉を安易に使うと、俳句が直ぐに陳腐化するリスクがあるのだが。

故郷は墨絵の世界なごり雪 (ちとせ)
なごり雪だから季節は春、重苦しい陰鬱な空から降ってくる白い雪、色を失ったモノトーンの景色を作者は「墨絵の世界」と表現した。言い得て妙、説得力のある形容だ。ちとせさんの故郷を存じ上げないが、温暖な知多半島に住む私には、ちょっと思いが至らない。音も無く降り続く雪、墨絵のような音のない世界が広がる。風姿のよい句になった。

待ちわびし風をとらえて鶴帰る (森野)
森野さんは、掲句のほかにも引鶴の句を投句されたが、鶴の飛来地として知られる鹿児島県の出水かどこかで、実際に鶴を観察されたのだろう。上五、中七の「待ちわびし風をとらえて」は、実際にその場にいた人でなければ出てこない。観察者の強みだろう。臨場感にあふれ、説得力の一句で、私が特選にいただいた。

半眼の花粉症めく御大仏 (にゃんこ)
大仏にしても仏像にしても目は半眼に開いている。諸仏は瞑想に耽るため半眼にしているのだが、なんと花粉症と結び付けた。そう言われればそう見えなくもないから不思議だ。意外性となるほど感。身辺の誰も気づかないところでアイデアが閃く。それには常にアンテナを張りめぐらせていなければならない。大いに見習いたいものだ。

研修のベトナム人や麦青む (ヨシ)
コンビニや製造工場、最近は病院や介護施設などでも外国人の労働者をよく見かける。掲句の場合はベトナム人だが、一概にベトナムの人はひたむきでやる気があるという評価が定着している。かつての日本人がそうであったように。発展途上のベトナムの心意気に麦青むが適っている。

天命を生き抜く覚悟蜷の道 (てつを)
蜷は川に棲む細長い巻貝で、川底を移動する時に筋がつく。それを蜷の道と言い、俳句の句材によくされる。上五、中七の「天命を生き抜く覚悟」は勿論、蜷のことではなく作者自身の人生観を言っているのは明らかだ。「蜷の道」は「道」というワードが入るので、人の生き方に重ねて、掲句のように比喩的に使われる場合が多い。

電車バス乗り継いで行く大試験 (無点)
この時期、受験生は大変だ。掲句は惜しくも無点になったが、その辺りの受験生の苦労を、移動手段にスポットを当てた。その通りだが、電車とバスを乗り継ぐのは当たり前といえば当たり前で、読み手にはいま一つピンと来なかったのではなかろうか。別の観点から、例えば受験生の一寸したルーテインとか、お守りとかを描写すればよかったかも。

以下次号、不定期掲載。

引用して返信編集・削除(未編集)

恋すてふひよいと咥える桜餅  かをり

アイビーさんの鑑賞いいですねえ。
恋バナは俳句ではあれですけど、弥生さんが女子なら、こんな感じではないでしょうか。
渋いお茶と捨てたものの話など。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーさん
鑑賞ありがとうございます。
今年は花粉症で2月の半ばごろから目がしょぼしょぼしていました。
ずっと外におられる方は大変だと思います。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞

1 待ちわびし風をとらえて鶴帰る (森野)
鶴の呼吸が聞こえてきます。作者と鶴のシンクロニシティ。
空の鳥、見るたびにこの句を口すさぶと。

11 新若布鍋いつぱいに開く海 (にゃんこ)
爽快の一句。大鍋とやってしまいそうですが、字にはあらねど、大鍋大潮ですねえ。
男性的な大きな春の慶びをいただきました。

14 孫よりの春を飾れと色仏花 (ヨヨ)
最近、孫はいないので孫の歌はというお話をきいて、そうです、団塊jrは未婚が多く孫がいない比率が高まるのです。
大いに孫のいい句はとります。大甘でなければ。
孫の句は甘くなるなるなんて、いえない日もきてます。挙句の日常を大事にしたいです。

82 ミモザ咲く叱り上手な修道女 (玉虫)
ほんのりなめましさがあって、しかも上品な句です。
叱り上手がなめまかしいのです。ミモザの黄色がすがし。

90 山幾重木曽谷煙る春時雨 (ちとせ)
藤村いわく、 木曽はすべて山の中・・・山幾重は当たり前かなあ。もうひとつひねりがあれば。
自分も地名を説明しがちです。

107 捨つるもの捨て卒業子家を出る (ABCヒロ)
捨つるもの捨て、このリフレインが強烈。
卒業子家を出るが尻すぼみですが、いい感じです。

生意気すみません。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年03月19日 21:20)

かをりさん、鑑賞ありがとうございます。
お湯に触れた新若布がさぁっと鮮やかな緑に変わる瞬間、何度見ても感動します。
和えたり、サラダにしたり、味噌汁に入れたり、茎若布を佃煮にしたり…最後には塩若布を作って冷凍して…毎年、この時季には新若布を存分に楽しんでいます。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞

16 内裏雛ボーンチャイナの玉の肌 (ダイアナさん) 5 ◎ナチーサン
一読「ボーンチャイナ」に戸惑った。辞書により「動物の骨を焼いて粉にしたものを混ぜて作った白色の上質磁器」と知った。改めて解説を頭に置き想像を逞しくしながら読み返しこの句を味わった。ぜひ一度拝見したいもの。白く輝く神秘的な内裏さんに魅せられ特選を動かせなくなった。

27 いにしえの星の彩りお水取 (弥生さん) 3
お水取りといにしえの星の取り合わせを確認したくお水取りを辞書で。やはりお水取りは歴史のある宗教行事ですね。丁度選句している時が3月12日夜。翌3月13日の午前2時が奈良東大寺の二月堂で行われる修二会のクライマックスとか。この若狭井から汲み取る水(御香水)は若狭・小浜からのもので同じ日にお水送りの神事が行われる由。本堂へ御香水を納める法式では大松明で道を照らし法螺の音が響き渡るなど厳かな風景が云々・・・と。「いにしえの星の彩り」はこの古式の光景になぞらわれたものか。知りたいものです。

35 飛梅や急拵への緋の袴 (かをりさん) 1
かをりさんの句でしたか。季語「飛梅」は確認できましたがはて何を言おうとしているのか。最後まで何となく捨てきれず選に戴きました。私だけでしたか、選は。ぜひ作者の自解を頂きたいものです。 
 
38 生き恥をすべて流して雪解川 (ABCヒロさん) 2
思い切った句ですね。雪消川ですか。生き恥は人生には付き物、生きる証のようなもの。ただ重荷なのは確か。雪解川にすべて流して楽になりたいもの。ささやかな願い。雪消川が良いですね。

48 四次元の時空の歪み蝌蚪の紐 (アイビーさん) 7 ◎束束子、◎てつを
束さんが詳しい解説をしてくれています。要するに四次元は空間の三次元に時間の一次元を加えたもののようです。この時期田んぼの水取場付近に見られる蝌蚪の紐。確かにその紐状の卵の塊の様子は異次元のもの。不思議な空間です。「時空の歪み」と捉えた作者。子供ならずともいつまでも見ていたい誘惑に駆られる蝌蚪の紐です。

58 薄紙もて目鼻をふさぐ雛納め (ABCヒロさん) 2
上五が全て。映画「おくり人」を思い出しました。モノと見ず雛を人型との思いで大事に扱う所作。その一つ一つに感謝と願いを込めて。こんな深みのある句が作りたいものです。

95 二親の手掴む吾子の青き踏む (ダイアナさん) 3
ほほえましい光景ですね。踏青の季語も。若草のもえる季節野辺のそぞろ歩き。しかも両親の手をしっかり掴む子供。平和そのものの光景です。戦災の彼の国や震災の能登にも早く戻ってほしい平安の日々です。心温まる句です。

107 捨つるもの捨て卒業子家を出る (ABCヒロさん) 4
意味深な句ですね。「捨てるもの」、私は20歳でしたね。捨てたのは故郷、親。文字通りの武者修行。西洋ではアメリカなど18歳になれば家を出る習慣がある国も。この句も解説の欲しい句ですね。想像の広がる句ではありますが。

引用して返信編集・削除(未編集)

35 飛梅や急拵への緋の袴 理学修士の女(ひと)の形(なり)とは  かをり

 自解で「まあ院生の急ごしらえの巫女のバイトの歌です。日本の理系が冷遇されている歌ですが、575にはそぐわず。歌会ではこんなんでも、特選でした、恥かしい。」とありますが、「緋の袴」が巫女さんとは、恐れ入りました。そう聞いて飛梅が胸に落ちました。それにしても短歌の枕を俳句として切り取るとは。一本取られました。かをりさん絶好調ですね。

引用して返信編集・削除(未編集)

飛梅や急拵への緋の袴 理学修士の女(ひと)の形(なり)とは  かをり

まあ院生の急ごしらえの巫女のバイトの歌です。
日本の理系が冷遇されている歌ですが、575にはそぐわず、よくアイビーさん採ってくださいました。
歌会ではこんなんでも、特選でした、恥かしい。
またしばらく選句にこもります。

引用して返信編集・削除(未編集)

テレビでしか知らないお水取り。鑑賞の機会を頂き有り難うございました。
ぜひ現地でその神秘さを体感したいものです。

引用して返信編集・削除(未編集)

ナチーサン、鑑賞ありがとうございます。
10年以上前になりますが、お水取りを見に行きました。
始まるまで、行事の行われる二月堂の下で1時間程待ちました。
次第に空が闇に包まれ星が現れ始めた時、ふと千年以上前に行われていた時も星は同じ位置に
同じように瞬いていたんだなぁという思いに至り、その時の事を思い出し「いにしえ」を星とお水取りと
両方に絡めて作句しました。
お水取りは想像以上に素晴らしい行事でした。
機会がありましたら是非お出かけになってみて下さい。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーの俳句鑑賞 その2

アイビーの俳句鑑賞 その2

紙雛小さく飾りしふたりかな (尾花)
大胆な推測をすれば、この句は作者自身の若い時、それも新婚当時の実体験が投影されているのではないか。幸せいっぱいだがマイホームは狭い。豪華な段飾りなど飾るスペースが無い。そこで慎ましく紙雛となる。段飾りなどなくても若い二人の前途は洋々。希望に満ちていたあの頃が懐かしい。座五の「ふたりかな」がまことに秀逸。読み手にいろんな連想をさせるキーワードとなっている。

啓蟄や息子は布団出て来れず (コビトカバ)
虫が穴から出てくるのが啓蟄。啓蟄の日に、朝、蒲団から出てこない息子と取り合わせたところに捻りが利いていて面白い。ユーモアたっぷりの愉快な句となった。家庭の日常の一コマを、主婦の視点で捉えた佳句。

里芋葉光る水玉春の朝 (和談)
和談さん丹精の菜園の、ある春の朝の表情を描写した句。一口に菜園とは言っても、作物も違えば気象条件も違うから、日々のちょっとした変化も見逃せない。このあたり、俳句の写生と通じるものがある。ところで芋には芋、薯、藷の三種があり、さといもが芋、じゃがいもが薯、さつまいもが藷と使い分ける。上五「里芋葉」は単に「芋の葉」としても意味が通るが、秋と紛らわしいので「芋の芽」としてはどうか。

月曜の雪崩のごとき仕事量(ふうりん)
週休二日制が当たり前の現代、休み中の仕事は月曜日にしわ寄せがくる。その様を「雪崩」と形容したところが言い得て妙で上手い。ところでこの句の季語の雪崩、実際に見たり経験した雪崩ではなく、比喩として使っているが、私はこういう使い方もありだと思う。

ミモザ咲く叱り上手な修道女 (玉虫)
この句も作者自身の見聞に基づいた句ではなかろうか。修道女だから威厳と優しさを兼ね備え、若い者の過りを叱る時も、柔和な物腰を崩さない。決して頭ごなしでなく、時にユーモアも交え淳淳と諭す。季語にミモザを斡旋したのが見事。気品のある句に仕立てた。

猛烈に君に逢いたい春の闇 (ラガーシャツ)
俳句というジャンル恋を語るには不向きな文芸と言われる。ところがこの句は、終始一貫、熱烈に求愛を訴える文言で埋め尽くされ、しかも季語が「春の闇」ときてはなにやら意味深長だ。私の乏しい異性経験をもってしては、到底手に負えない。しかし、女性の側からすると、こういう情熱的な求愛の言葉に魅かれるようで、入点の4点は全部女性票だ。


幸せのハンカチなびく鯉のぼり (ラガーシャツ)
大分前になるが、山田洋次監督、高倉健主演の「幸福の黄色いハンカチ」という映画があった。ラストで黄色いハンカチが翩翻となびくシーンが印象に残っている。それと同じシチュエーションだが鯉幟が加わった。映画のシーンと重なり、爽やかな感動を催す道具立てが見事。

お寺山片言鳴きの経読鳥 (無点) 
経読鳥 (きょうよみどり)は鶯の異名。鳴き声が「ホーホケキョ」と聞こえることからこの名がついた。鶯は異名の多い鳥で金衣公子、黄粉鳥、禁鳥、春告鳥、歌詠鳥、花見鳥などがある。早春の頃の鶯はまだまだ鳴き方がぎこちない。それが晩春、夏の季語とされる老鶯と呼ばれる頃には、ほれぼれするような美声を聞かせてくれる。掲句はその辺りの事情を詠んだが、惜しくも無点となった。経読鳥になじみが無かったのかもしれない。

以下次号、不定期掲載。

引用して返信編集・削除(未編集)

鑑賞ありがとうございます。
幸せの黄色いハンカチをBSで再放送してまして
ラストシーンに再び感動して一句詠んでみました。
何度見てもいい映画ですねー。

引用して返信編集・削除(未編集)

紙雛小さく飾りしふたりかな
鑑賞して下さりありがとうございました。
アイビーさんの推測、新婚時代そんなこともあったような、なかったような・・・(笑)
この句は八十代のご夫婦にお呼ばれで行った時のこと、落ち着いた居間の飾り棚の上に、掌に乗るほどの小さい紙のお雛さまがあり可愛くて、お二人には息子さんが一人、たった一人のお孫さんも男の子で「これまでお雛さまは飾ったことがなかったけど、先日郵便局に行ったら、これ売っていたので買ってきたのよ」と嬉しそうに話す奥さん、ニコニコ聞いているご主人。雑誌のおまけで貰えるようなお雛さまでしたが幸せオーラいっぱいでした。

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鑑賞ありがとうございます!
アイビーさんの読み通り、いつものうちの風景です。
虫さん達も土から出てくるのに自分でなかなか起きれない息子です。
困っています( ̄∇ ̄)

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豊川高校明日登場!

 18日から始まった選抜高校野球、今年は愛知から名電と豊川の2校が出場する。豊川は明日19日第一試合で徳島の阿南光と対戦する。名電は第5日目に強豪前年準優勝の報徳学園と対戦する。

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明日18日、選抜開幕!

 明日から第96回選抜高校野球大会が13日間の日程で甲子園球場で開幕する。
今大会は32校の出場、前年の4強すべてが出場する。連続出場は報徳学園など8校。最多の連続出場は大阪桐蔭の5年。開会式で被災地能登への募金活動も行われ開会式での黙祷も予定されている。
妣の母校21世紀枠で出場の和歌山の田辺は第2試合で強豪石川の星稜と対戦する。

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将棋棋王戦 藤井棋王タイトル防衛!

 棋王5番勝負を2勝1持将棋と王手をかけていた棋王が対戦相手伊藤匠7段を114手で破り八冠を守った。
これで藤井聡太八冠はタイトル戦防衛21となり自己記録を更新した。さて、八冠の一角を崩すのは誰か興味は尽きない。今行われているタイトル戦の予選にも目が離せない。

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棋王戦タイトル防衛戦始まる!

 将棋藤井八冠の防衛戦の一つ棋王戦5番勝負、棋王の1持将棋2勝を受けての第4戦、明日17日栃木県日光市で始まる。同僚でありライバルの伊藤匠7段が一矢報いるか棋王がそのまま押し切るか興味が尽きない。勝負は明日夕刻決まる。

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特選句の鑑賞

特選句についてコメントします。

119 にこにこと貴女はだあれ春の宵 (ヨヨ)

「誰そ彼」ともいわれるように、宵はどことなく不安を感じる時間。秋冬を越して暖かさの増してくる春の宵は、心も体も少しずつ緩んでくる気がします。そこで出会った貴女はだあれ? 可愛らしい笑みを浮かべているけれど…。怪しさも感じます。「春の宵」ならではの雰囲気を強く感じました。(「怪しさも感じます」の部分は勝手読みかもしれません。ご容赦ください)

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アイビーさんも同じようなことを書かれていますが、私はこの句を読んで認知症のことは浮かびませんでした。
その理由を考えた時に、私は、「にこにこと」している人と、「貴女はだあれ」と問う人、作中主体を二人として読んでいたことに気づきました。現代川柳といわれる句には、こういう読みをさせる句もあり、川柳寄りの読みになってしまっていたかもしれません。

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119 にこにこと貴女はだあれ春の宵 (ヨヨ)
「怪しさも感じます」・・・にゃんこさんのコメントから。
私はこの句から直感したのは認知症です。痴呆の進んだ親から声掛けされた娘と。時も黄昏、しかも春。深読みしてしまい取れませんでした。あまりにも切なくて。にゃんこさんの気持ち良くわかります。

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