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口数の少ない人と

Q
 最近親しくなった友人のことについてです。その人は普段から口数が少ないんです。一緒にいてもほとんど私がしゃべっています。時々しゃべりすぎたと思うことがあり、相手にしゃべってもらおうと思って質問してみたりするんですが、ひとこと・ふたこと・みことの返事、「うーん、どうかな」で終わったり、私が黙っていると向こうも黙っていることがよくあります。でも、向こうから電話がかかってきたり誘われたりします。こういうつきあい方もあるんでしょうか?

A
 あると思います。私(野田)はよくしゃべる人なんです。でも、友だちの中に私よりよくしゃべる人がいます(浩→僕ではありません)。1人か2人。その人なんかと一緒にいると私は聞き役に回ります。すごく面白いことを言うんだもの。相手によってしゃべったりしゃべらなかったりするんで、きっと他の人もそうでしょう。私が他の人にしゃべっていてみんながそばへ寄ってくると、きっと私の話を聞きたいんだ。聞きたくない人はきっと私のそばへあまり寄ってこないんだ。寄ってくる人はきっと私の話を聞きたいんだと思ってしゃべっている。きっとこの人もそうでしょう。(回答・野田俊作先生)

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2名体制の内科医で自分のほうに多くの患者

Q
 2名体制で内科の仕事をしています。以前、「自分1人でやらず他の人に任せることも大事だ」という先生のお話を聞きました。しかし、アドラー心理学を勉強すればするほど、自分1人のほうへ患者さんが流れてきます。どうすればいいでしょうか?

A
 愛想悪くすればいいんだ。そんなにたくさん患者さんを診たら、患者さんに対するサービスが低下するでしょう。何かの方法で制限をかけたらいい。私なんか厳しく制限かけているから、ほとんどカウンセリングしない。「いくらでもします」と言ったらみんな私のところへ来るでしょう。私のところへ来ても大したことはない。そんなに腕が良くないから。さと子さん、鎌田君、中島君のほうがうまい。ある問題に関してはね。
 だから愛想悪くして、「なかなかカウンセリングしません」と思ってもらうこと。「こんなにたくさん患者さんが来るから、私って素敵なんだわ」という我欲を捨てること。それは優越追求で競合的だから。(回答・野田俊作先生)

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痩せるには?

Q
 気楽に人生を送っているうちにプクプクと太ってしまいました。痩せたいと思います。どうすればいいでしょうか?アドラー的なアドバイスをお願いします。

A
 私は山へ登ります。5キロ痩せられたら5キロ荷物が減ったんですよ。いっぺん5キロのリュック担いで歩いてごらん。どれだけ重たいか。5キロ減ったら、お酒1リッターか2リッター入れてもまだだいぶ余りがある。10キロ減ったらまだもうちょっと何か入れられる。
 何か目標がないと痩せられないです。「痩せよう」というのはネガティブです。「タバコやめよう」「お酒やめよう」「痩せよう」「食べないでおこう」というのはネガティブです。この目標は達成されない。ポジティブな目標は達成される。「あの洋服を着よう」だと、ブティックへ行って素敵な洋服を見つけて、「どうしてもあれが着られる体型になろう」と強く決心すれば実現する。私はタバコをやめました。「タバコやめよう」ではうまくいかない。「いい声でしゃべろう」と思った。タバコ吸っていると駄目ね。4,5時間はしゃべれる状態にしておこう。他にいくつかしないことがある。あまり大きい声を出さないとか、声の出し方を調節するとか。そういうことの一環としてなら自然にタバコもやめられる。
 近々どっかの山へ登ろうと思って、それを目標にしてダイエットをしようと思っています。うまくいくかなあ。確信がないからうまくいかないかもしれない。目標を作ること。痩せたらできることの。(回答・野田俊作先生)

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中学掃除事件

Q
 中学校で全員が協力して掃除するようにするにはどうしたらいいでしょうか?

A
 無理ですね。昔、これで長いこと中学の先生のカウンセリングをしました。「中学掃除事件」です。
 「なんでそんなに生徒に掃除をさせたがるのかようわからん。外から業者を入れてやったほうがずっときれいになる」と私は言った。「でも躾けのために掃除させないといけない」と先生は言う。躾けたってしなくなるよ。私は中学出たとたんにしなくなったもの。まあ、それは暴論として……。
 掃除好きな子もいるし嫌いな子もいる。「しない」権利を一応認めたい。認めたいけど、しないなら、掃除するのに相当する労力を他のことに使ってほしい。ある子は掃除が好きだから掃除する。ある子は掃除が嫌いだから、「代わりに何をするのか」相談したい。みんながクラスを維持するために、自分の得意な分野で能力を発揮できるようにしたい。全員に同じことをさせようというのは不平等です。みんなが違うことで同じだけのエネルギーを使うのは平等です。全員に掃除させようとあまり思わないほうがいいのではないですか。(回答・野田俊作先生)

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不適切な行動に注目しないのと無視の違い

Q 
 不適切な行動に注目しないことと「無視」とは、どう違いますか?

A
 まったく違います。例えば、子どもが朝なかなか起きてこない。そのうち、ボーっと起きてきた。さあ、どうしますか?「こんなに遅くなって学校遅れるわよ」と言うと不適切な行動に注目したことになり、黙って知らん顔すると無視したことになります。「ぐっすり眠れて良かったね」と言うと適切な行動に注目しました。
 適切な行動とか不適切な行動というのは、実はちょっとだけ不正確な使い方です。そもそも行動は適切でも不適切でもない。子どもがやるたいていのことは適切でも不適切でもなくて中性です。親がそれを適切だと思ったり不適切だと思ったりするんです。客観的に適切とか不適切とかいうのは稀にあります。殺人は不適切です。物を破壊するのも不適切です。泥棒するのも不適切です。そういう誰が見ても共同体に対して破壊的だなと思う行動以外は、たいていは親の主観なんです。
 ということは、不適切な側面もあるけど適切な側面もある。その適切な側面の側に僕らは注目したい。不適切な側面の側に声をかけたくない。どっちにも声をかけないのもやめたい。
 子どもが非行化して3日ほど家を空けて帰ってこなかった。「あんたどこ行ってたのよ。親に何も言わないで!」と言うと、不適切な側面に注目した。黙ってじっと耐えていると、無視している。「元気な子に育って良かった」と言うと適切な側面に注目した。
 「これにはきっと適切な側面があるはずだ」と、まず思ってください。それに声をかける。それから、今まで気がついていなかったさまざまな行動にも適切な“側面”があるはずだから、それにも声をかける。だから忙しいんです。不適切に注目するのをやめるとね。いっぱい声をかけないといけないから。(回答・野田俊作先生)

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