Q
2年前に夫と別居し、6歳の娘を連れて実家に戻りました。離婚は昨年の11月に何とか成立しました。自分としては前向きな気持ちで決断したのですが、母はいまだに根に持っています。それ以来ずっと母とは感情のぶつけ合いです。母は自分の考えや意見や思いを勝手に決めつけて、「あなたは○○している」と言い切り、いくら違うと言っても聞き入れてくれません。これは子どものころからそうで、近ごろ母は私に吃ってしか話ができません(恐いからや)。最後には、何を言われても「そのとおりです。私が悪かった。ごめんなさい」と泣きながら言ってしまいます。自分という存在を否定されて、もう毎日死にたくて仕方ありません。無意識に娘を叩いたり首を絞めたり、自分自身も道路の真ん中に飛び出したり、恐くて仕方ありません。自分を好きになりたいのですが、イヤで仕方ありません。どうしたらいいかわかりません。
A
お母さんも話題がないんだって。離婚して帰ってきた娘と明るく話し合うには、「あんた、なんて悪い子なの」という話題しかないから、しばらくそれを聞いてあげようよ。反対しなければ、向こうもあんまり興奮しないから、ゆっくり聞いて。そのうち向こうもだんだん飽きてくるでしょうよ。それで次の話題を探すでしょうよ。だから諦めて聞いてあげて、逃げ回らないで。
Q
ハワイのC4Rスクールについてお話しください。
A
ハワイはやめたんちゃうかなあ。今、C4Rの人たちに訊くと、一番いいのはイスラエルのテルアビブですって。テルアビブのC4Rスクールへ見学に行くというのであれば、紹介状くらい、効くかどうかわからないけど、書きます。中島弘徳君がシカゴの小さなC4Rスクールを覗きに行っていますので、彼に実情を訊いてください。C4Rスクールは変なもんで、先生はアドラー心理学を知らないんですよ。いかにもアメリカ式です。マニュアルがあるんです。「C4Rスクールマニュアル」というのがあって、これは日本語に翻訳されています。そのマニュアルを先生たちが使って、それからアカデミック・アドバイザーという相談役が1人だけアドラー心理学を知っているんです。先生は全然知らない。マックドナルドと一緒なんです。マニュアルどおり動くんです。そしたら全体としてアドラー心理学ふうに動くであろうという、こういう発想なんです。アメリカのアドラー心理学会内部でも賛否両論あります。「全部の先生がアドラー心理学を学ぶのを待っていたら、いつのことかわからん」という賛成論と、「あんなんアドラーとちゃうやんか」という反対論と2つありまして、どっちもなかなか理屈がある。でも現実にはうまく動いているんです。先生は一向にアドラー心理学の頭はないけど、マックドナルドのおねえちゃんと同じように、あたかもアドラー心理学であるかのようにしゃべるんです。何しろマニュアルがあるから。いかにもアメリカ人の考えることでしょ。
Q
感情を作り出して使用するのはライフスタイル・信念ということでしたが、信念と私とは同じものになりますか?自我が存在しないということでしたが、自我と私の関係はどうなるのでしょうか?存在しないが人間を全体としてみると、その働きがあるということでしょうか?
A
こんな難しいことを考えるから話がややこしくなるので、考えないほうがいいよ。ゴジャゴジャ考えだすと袋小路に入るから、とにかく「全体なんだ」と思ってしばらく暮らそうよ、納得できるまで。理解することと納得することとは違うから、納得する前に理解だけしようとすると話がややこしくなるので、「こんなんだな」と思って暮らしていると納得するときが来るでしょう。
Q
子どものときにやり残していたこと、ハーモニカを吹きたいんですがどんなのがいいでしょうか?
A
ハーモニカ?私は音楽家ではない。私、ハーモニカ持ってますけど、キャンプ用に。ヤマハかな?トンボかな?わからん。2本組みで、2段のハーモニカでCのヤツとC♯のヤツを持っているとどんな調でも吹けると思って持ってますが、専門家じゃないからわかりません。
Q
私は23歳男性です。父72歳、母66歳と、3人家族です。母親は少々ガミガミしたところがあり、ときどき感情を使ってしまうことがあり、怒りを表現します。午前中のお話で、関係を良くすることが大切だということは納得できました。では具体的に関係を良くするには?と思うと思いつきません。今さら「肩叩きします」も言えんしなあ(言えますよ。してもいいよ)。自分を振り返ると感情をよく使っているみたいです。職場やいろいろなところで、私の苦手タイプというところでしょうか。親以外に関係を良くする方法はありますか?
A
親以外は知らんけど、親は話を聞いてあげるな、とにかく、何であれ。こっちが何か話をしてあげるより。いろいろ言いたいんですよ、あの年ごろになると。このごろ私の父親が2年くらい前から肝臓癌だと主張しているんですが、あれは誤診だと思うんですけど、毎回言うんですよ、「何か転移したんと違うか」とか。こいつは最近他に話題がないから、病気を話題に私とつきあおうとしていると、まあ思うんです。だから聞くことにしているんです、何はともあれ。で、お袋はイヤがるんです。「あの人は陰気になって。昔、頭のいい人素敵な人だったのに、このごろは口を開くと、やれ肩が痛いの頭が痛いの手の色が悪いのばっかり言う」と僕に愚痴を言うんです。ということはあのお袋は、親父の愚痴でもって私とつきあおうとしているわけだ、それを話題にして。中身はどうとは関係なく、親もやっぱり子どもとどうつきあうかの話題がいるじゃないですか。明るい話題があればいいけど、なかったら病気の話題とか自分の亭主がいかに衰えたかの話題とか、昔うちの亭主はどんなひどいことをしたかとか、あんたを育てるのに苦労したとかが、ちょうど格好の話題になるじゃないですか。だから使っているだけだからしっかり聞いてあげようと思って聞いています。