「だから卒業写真のチョンボもセーフって事でよろ〜ww」
存在意義が微妙だった新キャラも白昼夢も、全てはこの展開の為の布石だった!(のかなぁ…)
過去が素晴らしければ素晴らしかった程、奇跡を起こそうとする力になる!(って事…?)
こちとらリフレインするだけで満足できる様な、ちゃちな思い出で生きてんじゃねーんだ!ガチのリア充舐めんな!!(陰キャは泣く。)
まやかしの楽園からの脱出と別離、という本編最終決戦の流れを踏襲しつつ、まさかの転生ルート突入とは…困惑と感動が同時に襲って来ましたわw
>ダンスは罠でした
自分自身に幻滅する事を一般的には挫折と呼ぶ。(←往生際が悪い。)
変身トリガーは「自分(とドルオタ)の『大好き』を侮辱された怒り」って所ですか…
まさか、ダンスの扱いまでななのピアノの対極に配置するとは思いませんでしたわー。
寸田先輩は強く生きて…w
>「歌いたいときに歌う! それが咲良うたです!」
こころの内定辞退に思ったよりショックを受けていたので、「私こころちゃんの気持ち、ちゃんと考えてなかった…」とか「私、今でもこころちゃんと一緒に踊りたいって思ってるよ!」とか言うかと思ってたら、まさかの歌うだけっていうねww
個性を前面に出す事で、キャラ崩壊しない範囲で先輩らしさも出してるのも上手いっすわ〜。
>彼女たちなりの元気づけでしょうか
>……と初見のときに思ってしまったのは私だけではないはず
力仕事は田中さんが頑張ったんだろうな〜…って思いながら観てました(苦笑)。
>対等な関係であれば貸し借りにできるけどそれができない(覆しようがない格差がある)場合、
>自己正当化の大義名分が作られるでしょうね
こういうのは施す側が、大して深く考えてやってないだろうって事にしといて、施される側も深く考えない様にするのもアリだと思うんですけどね。
思考力は下がっているのに、変にナイーブな事に頭が働くってのも難儀なもんですね。
>動物言語学者・鈴木俊貴博士
あ、多分「サイエンスZERO」のゲストで観た事ある人ですね。「ルー語」とかうっすら記憶に残ってます。
兎に角前例が無くて、自分で実験方法とか創っていかなきゃならなかったって話だった気がします。
紐が付いた棒を木に引っ掛けて、紐を引っ張って棒を幹に這わせる事で、鳥に蛇が来た様に見せ掛けたりとか…
>闇バイトに付き合ってられるか!路線ではなく、ヒーロー活動を背負っているのに軽々しく言うべきではなかった路線に持って行ってます
禁欲的かつ求道的、一言でいうならストイックな人物造形を付与されたこころがいかにも抱きそうな心境ですし、その後の展開も含めて納得の行く脚本ですね。これが深夜アニメなら、「推しに裏切られた」とばかりに一方的に恨みを募らせて、SNS上にて「目下赤マル急上昇中のご当地アイドルの闇営業を告発する!」的な流れになりかねないところでした(笑)。
>ダンスは罠
>逃げる選択肢があるからこそそれに頼ってしまう
「得意分野」が必ずしもその人の「やりたい事」と合致するとは限らない。その類稀なる能力が、却って自分が「本当にやりたい事」から目を逸らす口実に使われてしまう、ということか…可愛らしいキャラデザとは裏腹に、序盤からいきなり重たいテーマをぶっこんで来たなという印象です。
>この子は孤高というか、余裕(選択肢)がないところに自分を落とし込んでいく感があります
確かに。片親設定も相俟ってか、今のところ持ち前のストイックさと表裏一体の「何でも一人で抱え込みがちな生き辛さ」や「メンタル面の危うさ」を彼女からは感じます。その辺りをフォローする同学年のパートナーが、今後追加戦士枠として登場するのかもしれません。
>ループどころか転生したでござるの巻。
>ずいぶんとぶっ飛んだ想像の斜め上を行く展開
何が何やらで正直付いていけないですw(苦笑)。今頃気付いたのですが、今回の2期のSDは『キボウノチカラ』と同じ人みたいですね(本編のプリキュアシリーズのSD経験は無いっぽい)。『キボウノチカラ』の時も思いましたが、仮令キャラや世界観が連続していても、SDが変わると全くの別作品と化すのだなぁという感を強くしました。
>今週の読書
●劉 慈欣(リウ・ツーシン)『三体』https://amzn.asia/d/1bygj7Y
内容を一言で纏めると「ファーストコンタクトから星間戦争勃発に至るまでの顛末」ですかねぇ。
邦訳されたのは2019年で、その際にはSF界隈で随分と話題を集めた記憶があります。とはいえ中国のSF雑誌に連載されたのが2006年だそうですから、世界的な注目を集めるまでにはかなりのタイムラグがあったみたいですね。なお物語の重要な舞台装置となる「三体問題」についてはこちら(↓)が分かり易いです。
【ゆっくり解説】天体の運動はなぜ予測不能なのか-三体問題-
序盤から中盤に掛けての謎めいた展開はエンタメ&ミステリとして中々読ませますね。小松左京『果しなき流れの果に』や光瀬龍『百億の昼と千億の夜』といった本邦のSF草創期の名作を想起させる「ドライヴ感満載の壮大なホラ話」といった趣です。ただ謎が徐々に明らかにされる中盤以降、著者が登場人物らの口を借りつつ「いかにも理系オタクっぽい状況説明」を滔々と語り出すあたりからその勢いも失速しちゃったかな(苦笑)。加えて主人公は狂言回し的な“空気”キャラに過ぎませんし、脇役らも揃いも揃ってテンプレキャラで深みが無いですし、異星人の思考が余りにも人間のそれですし…作品は既に完結済みみたいですが、続編を追っかけるかどうかは現在思案中ですw。
個人的には作品冒頭を含め随所に、毛沢東が行ったあの悪名高い「文化大革命」に纏わるエピソード(下放政策とか)が赤裸々に描写されていることに驚きました。明らかに中国共産党にとってセンシティヴな内容だと思うのですが、習近平率いる現政権に対する直接的な批判じゃないからセーフということなのかな。その辺りの線引きがどうなっているのだろうと、中国の「今ドキの検閲事情」の方に寧ろ興味が惹かれました(笑)。
>ダンスのモチベーションが関係してきそう
→ダンスは罠でした。
>独自性・テーマ性の噛み合わせがあまり良くない。
→強引にねじ込みました。
後者はだいぶ荒っぽいけど一点突破してくるのプリキュアなんだよなぁとも思うw
「目と目が逢う~♪」って曲あったよなーと検索したらアイドルマスターの曲だと知って驚いた。てっきり平成初期あたりの曲かと。
>オトナプリキュア(プリキュア5・MIRAI DAYS)
2作品ともファンサービス部分とオトナプリキュアの独自性・テーマ性の噛み合わせがあまり良くない。
>貧すれば鈍する
貧困になると思考力が下がるって研究がありますね。思考リソースが食われるとかなんとか。
それとは別に良くも悪くも安住しちゃうんだろうと思います。貧困とはいえ生活できてるし。例えば多くの日本人は将来に不安を抱えているけど、じゃあ「投資をしよう」「今から副業を立ち上げよう」ってやれる人は限られている。不安があるならリスクヘッジしろよって話だけどやらない。普段とは違うことをやるのはそれだけで大きなエネルギーを使う。まあ、一種の思考停止だね。
>慈善を受ける者は~ 与えてくれる人間を憎むものだ
対等な関係であれば貸し借りにできるけどそれができない(覆しようがない格差がある)場合、自己正当化の大義名分が作られるでしょうね。「お前らは俺達に賠償する義務がある!」みたいな被害者意識とかはその最たる例。
あと"怒り"って金のかからない娯楽だからこれも常習化しやすい。ネット炎上にしても「そんなことしてる暇あったら残業でもして金稼いだら?」って思うじゃん。でもそういう人たちって怒りや憤懣をぶつけることが往々にしてエンタメになってる。野次馬が多いことからも見世物としてのコンテンツ力が高いことがわかる。YouTubeも炎上を扱った動画の再生数多いしね。
>夢宮殿プレゼン済み
全く覚えてなかったw
やっぱり味のしないガムを噛んでいるような感想になるなw
>紫雨こころ
>闇バイトやる動機にどう繋げるか
絵真さんを助ける為に歌ったうた。はもりにピアノを聞かせる為に勇気を出したなな。
前例を踏まえると、こころのダンスのモチベーションが関係してきそうですね。
ベタベタなパターンだと父親の為に踊っていた…とかだと思いますが、それを一般化させるのに必要な尺の長さを考えると難しい。
となれば、キュアアイドルの社交辞令感しか無かった「一緒に踊りたいね」を、バカ正直に真に受けて突っ走るのが妥当な線ですかね〜?
>プリキュアでも駅伝には勝てない
何とは無しに予約録画されてた駅伝を早送りしてたら、(着ぐるみの)アイドルプリキュアがランナーの応援に駆り出されてた…
これが…東堂いづみの仕事術…!!
>ヤモーさんの株価が急高下
こういう所が不遇キャラたる所以だろうなぁ…
さておき、チート魔法つかいのはーちゃんでも、ルーツの違う闇の魔法は使えない…と上手く差別化して共闘してる感を出してるな〜…と思ったら、冒頭で瞬間移動してたわ…ってオチ酷いんw
モフルンは喋る前から自意識があったみたいですから、魔法で喋れる様になった縫い包み…って所ですかね。という事は、魔法で喋れる様になったヤモリであるヤモーとはルーツを同じくする仲なのだろうと思います。
>みらいの不安感や不満
ナシマホウ界に魔法界要素が無さ過ぎる所為で、リコやはーちゃんを感じられないのが、今のみらいの魔法への執着の様な感じがして来ました。
なので今回の事件を切っ掛けに、水面下で一方通行だった国交を表立ったものに変えるのが、みらい的には一番得する展開かな、とは。
ナシマホウ界に魔法学校の分校作って、リコをそこに赴任させるも良し。そこの部活の「はーちゃん考案魔法サッカー」で、ただのサッカーでは平凡だった壮太が頭角を現すも良し。はーちゃんの祭壇作って、そこに賽銭入れるだけ入れてデートして貰うも良し。
未来への不安は閉塞感でもあるので、風通しを良くする事で希望が持てる点でも理に適ってると思いますね。
>バベッジの階差機関
>エイダ・ラブレス
大学のリケジョの少なさや、世間の「女性は理系に向かない」といった風評に憤った恩師が、度々引用していた偉人がエイダ・ラブレス女史だったのですが、まさかこんな所で見掛けるとは…
最古のコンピュータとほぼ同時に存在した、最古のプログラマー…考えてみれば当たり前の話ですが、それを意外に感じてしまう辺りに、自分の計算機への理解の浅さが表れていて反省ですわ。(汗)
>プロの技術者ら(とそのタマゴたち)の本気の遊びゴコロが
>観る側に純粋に伝わって来るように思いますが、どうでしょうか?
どうなんでしょう?(ぉ
僕は業界人でもない部外者なのもあって、このテの話題では意見がコロコロ変わります…
ただ今回改めて考えてみた所、大人が本気で遊ぶってんなら、それこそ商業プロジェクト規模の予算でやれや!…って思うくらいレギュレーションが幼稚なのと、既に大学・企業の経済的・精神的余裕が無いからこそ、技術者のガス抜きと宣伝目的でやってんじゃねーのか?(←陰謀論だなぁ)…って思ってしまう程の閉塞感を感じてしまったのは、変わらぬ引っ掛かりとしてありますね。
後、「魔改造の夜」に限らず、NHKの教育番組だからという理由で、初学者向けにリソースを振り過ぎているのも問題だって聞くので、その事についても色々考えてしまいます…
「サイエンスZERO」も、最近微妙なシーンが増えたしなぁ…
>映画「ドラえもん のび太の絵世界物語」
今年のドラえもん映画。脚本がTV版で「上手いな」って思ってた人なので、期待半分・不安半分でシネコンへ。
兎に角言える事は、「ゲストヒロイン(6さい)がパンツ担当キャラ」でご飯三杯はイケる!…という事。
いやー、正直ね…物足りないのよ。完璧過ぎて擁護する余地が無いからw(擁護厨並感)
それくらい技術的に隙の無い作品だったと思います。
僕の様な拗らせた視聴者にとっては「出オチ」レベルの伏線であっても、二重三重のミスリードや、忘れた頃に伏線を回収するという技によって、非常に面白く「出オチ」を楽しめました。
作品のテーマとアクションシーンのクライマックスが、見事にシンクロしてたのも上手い。
その作品のテーマも、表向きは無難で有り勝ちな答えを出しつつも、深読みすると「希望に満ちた世代交代」を思わせて、もう涙止まらん。
…嘗て、ドラえもんを描いた事がある全ての人へ。貴方の「ドラえもん」が待っています。
>ヤモーさんは貴重なツッコミ担当
>視聴者と一番目線が近いのこの人
校長以下大人ポジの魔法学校関係者不在の中、仕方無く幼稚園児の集まりを引率せざるを得なくなった保護者代表…といった趣でしたね。彼のお蔭で話の運びもスムーズで、久し振りにストレス無く視聴出来ましたw。
番組の季節改編的に恐らく来週あたりが最終回だと思いますが、特にどんでん返しも無く決着しそうですね。深夜にわざわざ1クールも掛けてやらなくても、前後編各50分ぐらいの特番で良かったんじゃないか?というのが今のところの正直な感想です。
例えば、別に「ひーちゃん」なる別人格の設定を持ち出さなくても、はーちゃんがアイルに力を奪われて再び幼児化 ⇒ みらいの両親や祖母には「はーちゃんそっくりの従妹のひーちゃん」とでも説明して言い抜ける、とかで良かったと思いますけれど。「アイルの母親が魔法学校出身」という設定も別に本筋に絡んで来ている訳じゃないですし、全般的に夾雑物が多く物語のテンポを阻害している感は否めないですかねぇ(苦笑)。
>著者の本で庭にレール敷いて電車走らせて遊んでるみたいな記述あった
「暇に飽かせた高等遊民による手すさび」感が漂って来ますね(笑)。
>イスマイル・カダレ
>オススメはしないw
既にこの板でプレゼン済でございますw(↓)(「夢宮殿」で検索するとヒットします)
(No.164この道の者2023年6月13日 00:18)
今回カフカの『城』を読んだ切欠は、職場に行く途中で聞いている『NHKラジオ まいにちドイツ語応用編』でカフカ作品を特集していたからですが、まぁ代表作の『変身』以外はどれもこれも粗筋を聞いただけで、(完結・未完を問わず)読みたいという気を見事に起こさせない訳ワカラン物語ばかりですね。不条理文学の「先駆者」という以外、特に評価すべき点の無い作家なんじゃないでしょうかw(暴言)。
「カフカっぽい作品」と聞くと、私は筒井康隆編のアンソロジー『'72日本SFベスト集成』
https://amzn.asia/d/atT3Y7E 所収の短編・山野浩一『メシメリ街道』が真っ先に頭に浮かびます。思えばこれが私が高校生になって「初めて自分の小遣いで買った」大人向けSFでした。思い出補正が多分にあることは承知の上で、このアンソロジー(60年代は一括り・71年~75年は各年度ごとに編まれた全6冊シリーズ)は、今更ながら珠玉の名作揃いだったなぁと懐かしく思い出されます。
>永劫館超連続殺人事件
「ブラッドベリ家」に「ヒースクリフ」と来たかww…仮に本屋で見掛けたとしても間違いなくスルーするタイプの本ですね(苦笑)。気にはなりますが最寄りの図書館はまだ改装中だし、今のところちょっと読む術が無いかなぁ…。
>今週の読書
●ジョージ・オーウェル『パリ・ロンドン放浪記』
https://amzn.asia/d/jgga2o4
世界恐慌(1929)を挟む足掛け3年間に『動物農場』・『1984』の著者が、最初はパリで、次いで故国ロンドンで体験した最底辺の生活記録です。同じ極貧生活でもパリとロンドンとで「お国柄」の違いが感じられるのも含めて、興味深く読めました。
◆◆◆
この三週間は悲惨でやりきれないものだったが、さらにひどくなることは目に見えていた。というのも、まもなく部屋代が切れる日がせまっていたからだ。それでも、予想していた四分の一もひどくはなかった。というのは、貧乏のどん底にちかづくと、あることを発見して、あとはたいていどうでもよくなってしまうからである。退屈で、けちなやりくりに追われるうちに、飢えがせまってはくるものの、貧乏には同時に大きな救いがあることを発見するのだ。将来というものが、消えてしまうのである。金がないほど心配も少ないというのは、たしかにある程度まで真理である。百フランでも持っていれば、気が狂いそうなほど心配になるだろう。だがたった三フランしかないとなれば、話はまるで違う。三フランあれば翌日までは食える。そしてその先のことは考えられない。退屈ではあっても、怖いことはない。「あしたは餓死するだろうなあ ― えらいことだな」とぼんやり考えはする。だがそれっきり、また別のことで気がまぎれてしまうのだ。マーガリンつきのパンという食事は、それ自体である程度の鎮静剤にもなるものだ。
この他にも、貧乏なとき大きな慰めになる感情がある。どん底に落ちたことがある人なら、誰でも経験していることだろう。それは、自分がついにほんとうのどん底に落ちたと悟った解放感というか、喜びと言ってもいいほどの感情である。零落するという話は始終していたわけだけれども ― ついに、いよいよ零落してまさにどん底まで落ちたというのに、それに耐えられるのだ。そう思うと、不安はあらかた消えてしまう。
(p.27~8より)
◆◆◆
体験者ならではのリアルさが漂ってくる記述です。「貧すれば鈍する」という諺の本来の意味とは微妙に異なりますが、「トコトンまで窮乏すると不安感が鈍磨する」みたいですね。これも人間が生まれながらに持つ「生存戦略」の一つなのかもしれません。
あと興味深かったのは「物乞いに施しをすれば感謝してもらえる」というのは「全くの思い違い」だと喝破する件でしょうか(↓)。
◆◆◆
全く奇妙な、何ともやりきれない光景だった。[教会堂の]下には一握りの純真な善意の人びとがいて一生懸命にお祈りをしようとしているのに、上では、その人たちに食わせてもらった百人の人間が、故意にその邪魔をしているのだ。…… それは、食わせることによってわれわれを侮辱した人間に対する、復讐だったのである。…… これは興味ぶかい光景だった。いつもの浮浪者たちとは、あまりにも態度が違っていたからである。ふだん慈善にあずかるときに彼らが見せる、虫のように卑屈な感謝の態度とは大違いだったのだ。むろんその理由は、われわれの方が会衆より数が多くて怖くなかったからである。慈善を受ける者は、必ずと言っていいほど、与えてくれる人間を憎むものだ ― それが人間性の抜きがたい性癖なのである。そこで、味方が五十人なり百人なりいるとなれば、その憎しみをあらわにするのだ。(p.245~6より)
◆◆◆
「恩を仇で返す」ことこそが「人間性の抜きがたい性癖」なのだとするオーウェルの洞察力には感服しますね。そういや『カラ兄』の「神に召された修道苦行司祭ゾシマ長老の一代記より」の中で、50代の地元の名士が「14年前に犯した殺人の罪」を自分からゾシマに告白・懺悔して赦しを請うておきながら、今や自らの後ろ暗い過去を知る唯一の人物となった当のゾシマその人を憎悪し殺そうと考えたという、これとちょっと似たような話があるのを思い出しました。
>「無用の長物」と化したロスト・テクノロジー
私はローテクの手法を駆使したコンピュータの元祖とでも呼べる「バベッジの階差機関(difference engine)」を思い出します。これは記事の中でも言及されているウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング合作のSF小説『ディファレンス・エンジン』を通じて初めて知りました(因みにヴィクトリア朝時代の英国の雰囲気が伝わってくる以外は、大して見るべきところの無い小説ですw(毒))。
https://madamsteam.com/column/6881
>魔改造の夜
>何処にもリーチしない内輪ウケで盛り上がってる
ん〜、私は逆の意見です。営利が絡んでくる開発案件は民間会社の場合本業で散々やっているでしょうから。むしろ「直接的には何の役にも立たない」テーマだからこそ、プロの技術者ら(とそのタマゴたち)の本気の遊びゴコロが観る側に純粋に伝わって来るように思いますが、どうでしょうか? あと放送媒体がNHKですし、将来エンジニアを志す人向けの「教育番組」という側面も無視出来ないような気がします。
どちらかというと私は、このようなコンセプトを持つ番組そのものが成立しなくなってしまう(=大学にも企業にも経済的・精神的余裕が無くなる)時代がいずれやって来るのではないかと、そちらの方が心配ですね。
>『チ。―地球の運動について―』アニメ全25話完結
一通り視聴しました。思想を異にする登場人物らの激しい言葉の応酬に興味を惹かれた部分も多少ありましたが、話が漸く盛り上がって来たかと思ったら「仕切り直し」が三回もあり、ブツ切り感が半端無かったです。ラストもあっさりしたもので、半年間追い掛けてこれかよ、と正直ちょっと期待外れでしたw(苦笑)。
ドルオタの日常 :こいつらやべぇなw
プリキュアの日常:こいつらやべぇな(蒼白)
温度差で見せつけていく展開。
>紫雨こころ
ダンスにスキル振ってるのにビーム担当。もうめちゃくちゃだよ!
キラキラなアイドルに憧れてる子が闇バイトやる動機にどう繋げるか。正攻法でアイドルやるのは難しい→ワンチャン(切り抜き)動画でバズって有名に……狙いか?w
今作はタイトルどおり(キュア)アイドルであるうたが他2名のロールモデルになってますね。いわゆるセンターポジションというのか。リーダーとはまた違った感じが出ていますね。
>未来技術
最近ファンケルが老化細胞を除去する作用を発見したとか何とか言われてましたね。そんなに死ぬまで働きたいのか?としか思わんけど(苦笑)。安楽死認めないと単に労働時間長くなるだけやで。
>自家製モノレール
著者の本で庭にレール敷いて電車走らせて遊んでるみたいな記述あったけど、ガチかよw
>イスマイル・カダレ『夢宮殿』 https://amzn.asia/d/d3OcAtT
アルバニアの小説。
カフカっぽいな~と思いながら読んだらAmazonレビューでも同じこと言われてて草。
人の夢を国家運営に取り入れている架空設定の国で名門出の主人公が活躍しない物語。夢を分析する役所に就職→この仕事わかんねぇ→何故か出世→この仕事もわかんねぇ→何故か出世……を繰り返しながら国家と自分の家の陰謀に特に巻き込まれるでもなく素通りしていく話。
正直面白くはない。全体像が全く見えないまま自分が何かの歯車になってるっぽい認識はあるけど、それが何なのかやっぱりわからないまま進んでいく所在のなさ、不確かさ、吹けば飛ぶような自分の地位の危うさみたいな印象だけは残るかな。おそらくそういう小説。オススメはしないw
東堂いづみ「全力で走ってる子見てると足引っ掛けたくなるよねw(ニッコリ)」
憧れと幻滅はワンセットとはいえ、また容赦無いですねぇ…や、教訓的にはわんだふるのこむぎといろはの喧嘩回とかと同じポジションでしょうけれど。(タクト使えなかったしね。)
問題はこころが何に幻滅したのか?だと思います。
遥かなる高みから異次元のパフォーマンスを披露していたアイドルの正体が、同じ学校の歳も大差無いタコウインナー頭とリアクション芸人で、しかも主戦場がステゴロである事になのか?
それとも、常人以上の苦労人で、常人以上の才能があって、常人以上に努力もしている自分が、その全てをぶつけるべき時にタコ頭とイカ頭でもできる事すらできないヘタレクラゲ娘に過ぎなかった事になのか?
こころは感覚(キュンキュンの有無)が先に来て、そこに言葉を肉付けしていくタイプに見えるので、上記に言及するかは分かりませんが…
この点でも、言語化はできるけど腑に落とせなかったななとは対照的ですね。今作の言葉って無力だな〜…
>白紙の色紙
欲求のギアが上がったのかも知れませんね。最早、サイン貰っただけでは満たされなくなった事を表していたと思います。
そこんとこ、無理解に無自覚に無責任に煽っちゃったキュアアイドルさんは責任を取るべきなのか?…あくまでこころ自身の問題だから取らないんだろうなぁ…(苦笑)
それにしても…人格否定はしない(寧ろ肯定する)けど、それ以外は徹底的に否定して叩き落とす。これが令和のアイドルオーディションか。実にホワイトだなw
>これでも未来の魔法学校校長先生ルートを爆進しているリコ先生
圧倒的勝ち組が落伍者の心配してるの皮肉d…げふんげふん!…ま、まぁ、職業柄面倒見が良くなってる所もあるんだと思いました。
この辺の話はアイルのアフターケアのメタファーだと捉えるのが妥当ですかねぇ?
アイルだけを石像のままにする訳にはいかないし、改心しないまま野放しにする訳にもいかないでしょうし。
それを占うのか、次回はヤモーのアフターケア。取り敢えず僕はモフルンママにオギャりたいw
>『モンテ・クリスト伯』未読の人にもわかりやすくまとめた「なろう」要素まとめ
アニメ化できそうだな…って思ったらアニメ化してたんかいwww「巌窟王」か…確かに名前だけは聞いた事がありますね…
流石、プロの原作サーチ能力は伊達じゃないですねぇ。
因みに、宮崎駿作の漫画と絵本の間みたいな本、「シュナの旅」にも奴隷王女が出てたりしますwみんな好きですねぇww
>AIの進化
AIを始めとするテクノロジーの競争には完全に日本は出遅れてるのですが、ある意味チャンスかも知れない…なんて意見も…(↓の28分頃)
プレゼンターのブログ:https://nobi.com/
確かにAI先進国はAI悪用の弾除けになってくれている、という考え方もできるかも。
リアルもネットも日本の治安が世界一になったら、日本語圏を好んで居座る外国人とかも出て来るかも知れませんね。その頃には翻訳機能も更に進化してるだろうし。
>「無用の長物」と化したロスト・テクノロジー
歯車仕掛けの発明品アレコレなんて、正にソレって感じですねぇ…(↓)
https://gigazine.net/news/20210315-scientists-solve-antikythera-mechanism/
後は歌人の俵万智さんの父親が作った元世界一の磁石とか。(↓)
https://w.wiki/DPex
切なさ含めてロマンですねぇ…(溜め息)
>魔改造の夜
別に良いんだけど、個人的にどうかと思うんですよねこの番組。
モータースポーツで世界を取りに行く訳でもなく、商品化が見込まれる技術開発でもなく。
競技としても経済としても、何処にもリーチしない内輪ウケで盛り上がってるのが…
日本の企業風土としても経済システムとしても、これが精一杯の挑戦なのかも知れませんが…正直情け無い。(毒)
>アイドル設定と違法アップロード設定がよく噛み合っていて、世間一般的に認知されているプリキュア像と大きな乖離が生まれているのは上手い流れ
>アイドルって聞いてたのに闇バイトだったくらいのギャップ
こころの視点からすればまともなオーディションらしきものもないまま「はい君採用」で、そのまま血腥い現場に連行されて「変身して敵を掃討するだけの簡単なお仕事です。ただ場合によっては怪我するどころか、最悪○んじゃう可能性もあるから気を付けてね~。」ってことですからねぇ。まさに闇バイトそのもの(苦笑)。今まで抱いていた憧れが幻滅に変わるのも納得ですね。でもそんなこころですら再来週には心変わりするみたいですから、やっぱりプリキュアに選ばれた人間の感性は独特なのかもしれないですね。
>特に印象に残ってることはない
>古典小説って権威がつきがちだけど100年前に書かれた「○○系小説」って説明する方がしっくり来る
まぁ著者自身が「俺の死後原稿は全て焼却してくれ」と友人に書き残していた(にも拘わらず死後に勝手に公表された)、本来封印されるはずだった下書きノート(『城』)と、新聞連載小説として当時も今も圧倒的人気を博してきたドル箱商業作品(『モンテ・クリスト伯』)とを比べるのも正直酷な話ですわねぇw(苦笑)。
古典小説で「○○系小説」と呼べるものといえば、私の場合はジェイン・オースティン『高慢と偏見』(または『自負と偏見』)ですかねぇ。歪みまくった認知を持っていることに無自覚な主人公エリザベスのツンデレ描写は、現代の創作物(『かぐや様~』とか)にも明らかに影響を与えていますものね。
あと思い付くのは…以前簡単にプレゼンした記憶がありますが、いわば戦前の本邦における「日常系青春ラブコメ小説」とでも呼べるコレですかねぇ(↓タイトルが完全に厨二病のソレw)。
https://amzn.asia/d/5gfuMY3
>今週の読書
◆◆◆
ジャイロとはフレームの中で高速回転する重量物を持つ装置(地球独楽(ごま)を思い浮かべてほしい)。モノレールとはレール一本の鉄道。ジャイロモノレールは「力を受けたときに回転方向に90度ずれた位置で変位する」というジャイロ効果を姿勢制御に利用した鉄道車両で、100年以上まえに開発・実用化されたが、その技術は長く忘れ去られ再現不可能とされていた。著者は実験と試作機の製作を繰り返し、ついにこれを完成させる。工学の考古学というべき手順で幻の機械技術を完全復元した、世界初のジャイロモノレールの概説書。 (表紙裏の著書紹介より)
◆◆◆
あの『すべてがFになる』(私は未読)の著者が復元した「とあるロスト・テクノロジーの概説書」です。
【著書】https://amzn.asia/d/8EWMl6A
【著者による研究サイト(ただし10年近く更新していない)】
https://www.ne.jp/asahi/beat/non/loco/gyro/gyroindex.html
裏表紙には「幻の機械技術を完全復元した」とありますが、著者によると「多額の資金・大勢の技術者・本格的な工場や工作機械を備えた100年前に比べ、現代のジャイロモノレールの復刻は(自分も含め)個人的な趣味レベルに過ぎず、当時の技術レベルには未だ追いついていないのは明らか(本書p.163~4)。」ということのようです。
代替技術が大きく飛躍したため、すっかり「無用の長物」と化したロスト・テクノロジーなるものは、このジャイロモノレールに限らず歴史上ゴロゴロ転がっているのだろうなぁ(飛行船とか)、エンジニアゴコロをくすぐるロマンだなぁ…なんて、私自身はエンジニアでも何でも無い癖に胸をアツくしながら読了しましたw。
なお私は未見ですが、NHK『魔改造の夜』で一年ほど前に放送されたお題「キックスケーター25m綱渡り」の中でも、この森氏の著書が紹介されたみたいですね(↓)。
https://togetter.com/li/2324115
>石化が解けたところでどうするの?と言及しているのは気になる点
最終回間際にしてそんな答えの出ないテーマを今更掘り下げられてもなぁ…(苦笑)。全体として脚本が色々詰め込み過ぎで、消化不良を起こしている感がどうにも否めないですね。
>細かいミスの指摘
毎回サンキュー。
>カイトとマネージャー
念のため言うとカイトはうた達をプリキュアだとは気づいてないですね。
田中が正体を見せなかったのは後々のネタのためか、イケメン好青年カイトと対照化させるためか、アイドルごっこ要員のイメージ優先ってところじゃないかな。プリルン=プリキュアごっこ要員。田中=アイドルごっこ要員的な。
>~MIRAI DAYS~
おそらく狙いとしては本編終了後から数年間の間隙を埋めることなんだろうと思います。「みらいとリコが別れていた間何を思っていたんだろう」というような視聴者の興味を満たしつつ、彼女たちらしさを提供するというような。それ自体は良いんだけど、やたら回りくどい上に演出もこなれていないせいで要領を得ない話運びになってますね。
>カフカ『城』
昔読んだけど、特に印象に残ってることはないな~。
たとえばデュマの『モンテ・クリスト伯』は今で言う復讐ざまぁ系なろう小説。奴隷少女(元王女)までいる欲張りセット。読んでて笑っちゃったよね。古典小説って権威がつきがちだけど100年前に書かれた「○○系小説」って説明する方がしっくり来るかもしれませんね。
『モンテ・クリスト伯』未読の人にもわかりやすくまとめた「なろう」要素まとめ https://ncode.syosetu.com/n6924fr/
>次世代を洗脳するのに目茶苦茶必死
国民国家って極めて人為的で恣意的だからね。
近代以前の多民族国家の方が自然で多様的だと思うけど、まあ、国民国家のおかげで福祉やらなんらやセットになってると思えばそれはそれで。
>人工音声
最近は「ずんだもん」くらいしかわからんな~w
AIチャットで音声会話できるようになって欲しいんだけどね。例えば動画やブログ、本を読みながら「○○について教えて」って聞いたらリアルタイムで教えてくれるみたいな。現状でもできなくはないけど不自然なんだよなぁ。