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多忙のため少しご無沙汰しておりました

 ガリレオ「私は地動説を抱きも擁護もしていません(第1回審問より)。」

 例の動画サイトからで恐縮ですが(↓)
 



 末尾で紹介されている参考文献を私も読んでみました(↓)。動画制作者はしっかり読みこなした上で動画に反映させているなというのが正直な感想です。
 https://amzn.asia/d/20abuoS

 前掲書によるとガリレオ裁判関連の一次資料が出揃い、ヴァチカン出版局から公刊されたのが漸く2009年のことらしいんですね。裁判の全体像が(取り敢えず現存する資料を基に)解明されてまだ20年にもならないということに驚かざるを得ません…知識はアップデートを続けないと忽ち古びてしまいますねw。

 動画にも纏められているように「予め判決の落しどころは裁判前にほぼほぼ確定していた(=無自覚に犯した罪であることをガリレオが認めて結審する段取り)が、前科持ちになるのがイヤで、あくまで(訴追された時点で既に無理筋の) 無罪獲得に拘ったガリレオが、法廷戦術のミスも相俟って自爆し思い掛けない厳しい判決を受けることとなった」というのがどうやら真相みたいですね(↓)。あとヨーロッパは当時三十年戦争の真っ只中で、天動説を奉ずるカトリック教会=教皇の権威に傷が付きかねない言動が、極度にセンシティヴな扱いを受けたというのも大きかったみたいです(↓)。

◆◆◆

 宗教裁判が現代の裁判と大きく異なるのは、第一にそれが有罪か無罪かを争う場ではなかったことである。…… 宗教裁判の目的は何かと言うことについても、今日の裁判の目的とするところとは異なっていた。特定の犯罪行為を究明して処罰するのではなく、被告に異端思想を抱いていることを自覚させるとともに、贖罪のための機会と手段を与える — 現実には量刑を確定すると言い換えることもできる ― ためのものだった。…… 率直に自白しないばあい、被告は牢獄に戻されて再考を促された。どのような尋問手段でも自白が得られないばあいは、拷問もありえた。(本書 p.22~24)
――
 これまでのガリレオ裁判について書かれた数多くの書物では、ガリレオは「聖書」の記述に反する地動説を唱えたために宗教裁判にかけられ、有罪判決を受けたと説明されてきた。この説明はまちがっているとまでは言えないが、そのとおりだと言い切ることにも抵抗がある。確かに1616年の裁判での告発理由と1632年秋の特別委員会の報告は、ガリレオの主張が「聖書」の記述に反していると非難していた。しかし、この特別委員会の告訴理由は修正されて、判決文では、ガリレオが「聖書」に反する意見を主張したということではなく、これまで「汝に出された禁止命令」に違反しているというのが直接的な有罪理由だった。ガリレオの眼前で進行していた裁判では、命令違反があったかどうかが争点になっていたのである。

 実質的にガリレオの告発者となった[教皇]ウルバヌス八世については、『天文対話』で支持されている意見が「聖書」の記述に反していると強調していないことに注意すべきである。……[教皇は]ガリレオ裁判を、天動説と地動説のいずれが天文学の理論として妥当なのかという「数学的な問題」としてではなく、キリスト教を危機にさらす問題としてとらえていたのである。…… 地球が宇宙の中心になく、他の惑星と同列の地位にまで引き下げられるのなら、その地球上に住む人間の地位も同様に引き下げられることになるだろう。…… 地動説は、何世紀にもわたって人々に信仰されてきたキリスト教の根幹、人びとが拠り所としてきたものを台なしにしようとしていると考えられたのである。…… 裁判のほうも、地動説がキリスト教にもたらしかねない深刻な問題に立ち入ることはなかった。異端審問官のうちのどれだけがこの深刻さに気づいていたかわからないが、教皇の憂慮を裁判の主題として、科学的な発見が宗教に及ぼす危険性を徹底して論じるより、この裁判を命令違反ということで終結させるのが賢明というものだろう。(本書 p.197~201より)

◆◆◆

 教皇は教皇なりに、宗教組織の長として「民草の心の平安」を望んでいたということか。
 それはそうと、「自身の法廷内での発言がその後の裁判の進展に如何なる意味を持つのか」に思いを致さず、要らんことを言い出しやせぬかとヤキモキしながら見守る周囲の裁判関係者をよそに、ひたすら自説の開陳に努めるガリレオの姿は、私には東京裁判時の東条英機に重なって見えました(苦笑)。
 

>最近の読書① ショーロホフ『静かなドン』岩波文庫全8巻

 二カ月ちょっと掛けてやっと読み切ったw。まずロシアの長編小説あるあるですが、トルストイ『戦争と平和』みたいに明瞭な性格付けのなされていない登場人物がやたらと多過ぎますわ。しかも例によって父称やら愛称やらが脚注無しに交ざって出まくるので誰が誰に喋っているのかを容易く見失ってしまいますし、更に執筆に足掛け15年を掛けたせいか回収されないままの伏線があったり、主人公が途中で暫く登場しなくなったり、代わり映えのしない局地戦の描写が延々と続いたり、と小説としての構成も行き届いて無い。まぁロシア革命前後にコサックという社会階級が如何に時代に翻弄されたかという空気感を感じ取ることが出来たというのが数少ない収穫と言えば収穫かな(もう二度と読まねぇぞw)。

 因みにコサックって聞いたことがあるけれど何やねん?という私と同じ疑問を抱いた方にはこちらの記事が参考になります(↓)。
 https://note.com/higedaru/n/nff444a6f72b9

 「俺たちは卑しい百姓(農奴)とも都市労働者(プロレタリアート)とも違う、ツァーリ(ロシア皇帝)直属の由緒正しき親衛隊の家系だぜ!」てな感じでしょうか。このある意味鼻持ちならないエリート意識は、そういや小説にも随所に顔を出していました。まぁこの偏狭なエリート意識がいずれ自らの首を絞める一因ともなる訳ですが。


>最近の読書②
 https://amzn.asia/d/7Vx03PX

 新海誠監督『君の名は。』の並行宇宙ヴァージョンとでも纏めればいいかな、作品としては根幹の「少女がセカイを救う」点も含めて新規要素は殆ど無い、王道のボーイミーツガールものですね。作者のご当地愛(物語の舞台は戦前に飛行船ツェッペリン号が飛来した茨城県土浦市)溢れる描写の後押しも受けて、アニメ化されたなら少なくとも地元は大いに盛り上がりそうな気がします。


>最近のこむぎ

 なぁんだ、結局宝石の謎パワー(かなりの力業ですね)の後押しで学校に行けることとなったのか…まぁ確かに毎回いろはの学校帰りを待って変身する訳にも行かないですしねぇ(苦笑)。


>ユーフォ3期

 漸く久美子3年生編か…「あの事件」で仕方無かったとはいえ、随分と制作がズレ込んでしまいましたねぇ。原作はだいぶ前に一度読んだ切りですから、ほぼ忘れてしまいましたね。確か久美子と同学年(高三)の、パッと見には人当たりの良さそうな「問題児」が転入して来たんじゃなかったかな。

 個人的には同じNHKのこちらも4月から視聴してみようかなと思っています(↓)。偶々2月に出た最新刊以外はシリーズ(外伝含む)を一通り読んでいたこともあったので。

 https://www.nhk-character.com/karasu/

 ただ原作は安全安心な予定調和的ハッピー展開には意地でもしないぞと言わんばかりの、著者の「底意地の悪さ」が少しばかり鼻に付くかな。胸糞エピソードも少なくないし、その点好き嫌いの分かれるところですね。


>葬送のフリーレン

 過去に魔王討伐を成し遂げた今は亡き勇者ヒンメルの人となりに改めて思いを馳せることで今の自分が生きる指針を得つつ、将来の再会を待ち望みながら困難な旅路を辿る…という物語の構造そのものが、イエスの言行を記した福音書を紐解く「この道の者」に重なって見えるんですよねぇ。もしこの作品がキリスト教圏で人気があるのだとしたら、それも理由の一つなのかもしれないな、なんて最近はつらつら考えています。

編集・削除(編集済: 2024年04月02日 06:32)

悟「(いろはとまゆをはべらせながら)イェーイ、オタクくん見てるー?」

視聴者「変わっちまったな、悟」

 これはこれで面白いんじゃないかと思える俺ガイル。
 本質的にはこむぎもまゆもユキも面倒な背景を背負ってるはずなんだけど、こむぎの「子ども並の感想」パンチであっけらかんとできるのは本作の緩急に一役買ってますね。


>ゴミ屋敷
 中年のおっさんおばさんが数十万円払ってゴミを撤去してもらってたけど、また10年後にはゴミ溜まってるんだろうなって思うよね。そういう生き方してきた人間がゴミを片付けてもらったからって生き方変わるわけねーんだよなぁ。


>春アニメ
 ユーフォニアムの3期が無難か。映画スルーしてるからもはや時系列がどうなってるのかわからんけどw
 怪獣8号は原作が失速してるからなぁ。何か初回だけ異様にバズっただけの漫画、以上の感想がない。SNSのバズりってそんなもんだけど。

>ケチャップ
 使い切りのやつ使おうぜ。

編集・削除(未編集)

にゃんわん組、妙に空席が多いなー?(棒)

 ネコババって元々猫の糞って意味だから、見る人が見たら自己紹介で開幕下ネタ投下した美少女枠として、まゆはプリキュア自己紹介史上の伝説になったと思うのよwww
 声優さんも何か迫真だったし爪先モジモジしてるの可愛かったし、良いデビュー戦を観せて貰いましたわw

>こむぎと同じ話をしても意味がないし、
>こむぎとは違うメンタリティと環境なので明確に差別化されていますね
 成る程、まゆもこむぎもいろはの後を付いて行ってる形になってるのか…
 確かにまゆの性格ではいろはをロールモデルにするのは無理がありますね。
 学校では動物を緩衝材に使えないと思っていたので、その辺も納得の設定でした。…やや力技ですが。農業系の学校かよww
 それにしても、体育会系と文化系に始まり、陽キャと陰キャ、幼馴染と転校生、優等生とギャルなどなど…
 こうも普通の学校生活ではまず友達グループが違ってくる子達を、見事に親友にして来たなぁ…と思います。
 ネタも被ってないし、引き出し多過ぎw

>こむぎvsユキ
 あ、これは予想外。てっきりユキが喋れる様になってから本格的に絡むと思ってたので。
 しかもこむぎがユキにウザ絡みする一方通行かと思ったら、ユキからこむぎへのモチベーションも生まれた様に見える用意周到さ。


>フリーレン
>最終回
 何この「俺の方がフランメ好きだったんだぞ」対決。

 ネットスラングとの親和性が高かった所為で、正直実力以上に評価された作品だと思います。
 でも何かとRTAじみたゲーム体験が目立つ昨今、勇者ヒンメルみたいなプレイスタイルが再評価される切っ掛けになってくれると、オジさんは嬉しい。

>「ライフ20削れてあと10か……」
 ふむふむ…お互いのリソースや手札を手当たり次第に削っていく戦術には見えますね。
 「魔法使いの戦いは手数が多くて複雑なジャンケン」って台詞がありましたが、それを実行している感じなんかな。

>ダンジョン飯
 深層に潜って行くにつれて狂気的な話や政治的な話が増えて来てたので、解剖学の話が観れたのは久し振りの学術的会話で嬉しかったw

>春アニメ
 全体的にラノベ臭いのが多くてゲンナリ。
 そんな中で、高松信司監督がまた奇天烈なアニメに手を出しました感溢れる「アストロノオト」と、波よ聞いてくれの面影を感じるけれど多分そこまで面白くならなさそうな「声優ラジオのウラオモテ」をチェック。
 後は以前話題になった「怪獣8号」ぐらいですかねぇ?


>シナリオはライダーの悪いところを1時間に詰め込みましたレベル
>バトルはラストのシーンが見どころ。OP曲でスタリッシュに戦う絵面は今でも通用する
 シナリオ微妙なライダーに限ってバトルのクオリティが高い、は個人的平成ライダーあるあるでしたね…(遠い目…)


>なぜケチャップはでてきにくい?

?si=YY4yel9eThphxHfI

 流体力学マジ分からん思ってたら、ケチャップも流体力学なのでマジ分からんかった。

編集・削除(未編集)

「えっえっねこばば!?」「ちがうちがうなに言ってるの?」

 ふーん、可愛いじゃん。
 悟も男の子やったんやなぁ、とキャラも動いてきた感じ。


>病人認定して貰っておくのは今のところかなり有利に働いてる
>金ある時にさっさと病院行っといた方が良い
 以前から私の弟がひきこもりだって話はしてるけど、一度も病院に行ってないんだよね。つまり公的には健常者。それ見てなに思うってバカって自分がバカである証明すらできないんだなって。当事者はこの際置くとしても親が無能だとどうしようもない。何十年も生きてきてその程度も知恵もねーのかと。
 だから私は(やることやってない)バカに同情しない。やることやっても他人に興味ないからしないけどw


>バトルもののダメージ意識
 フリーレンは元々バトルが淡白なんだけど、なんつーか「ライフ20削れてあと10か……」みたいなゲーム感ある。
 その代わりヒンメルはダンジョン踏破率100%、サブクエスト達成100%に10年かけたおかげでレベルカンストして魔王討伐できた、って言っても説得力しかない。


>仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
 シナリオはライダーの悪いところを1時間に詰め込みましたレベルで見るべき点はゼロ。
 ただ草加の使い方は満点でやってほしいことは全部やったレベル。画面にいるだけで面白い。量産型草加という謎概念。バトルはラストのシーンが見どころ。OP曲でスタリッシュに戦う絵面は今でも通用する。

編集・削除(未編集)

開幕悟にエンカウントの安心感w

 危うく風呂入って寝るところだったわwww
 悟くん、あんな見た目ですが結構アウトドア派…前作の一つ屋根の下から打って変わって、外で活動している印象が強い作品ですね。

 タクト出現時のいろはの精神状態から考えて、こむぎの課題は「自分が満たされている」事に気付く事だと思っていましたが、実際はそこから更に一段進んだものとなりましたね。
 いろはの愛情の広さを知った上で、その輪の中に自分も居たのだと気付く…視野を広く持ち、且つ満たされる。子供の成長とは本当に油断ならない。

>猫屋敷まゆ、初めてのお使い
 プレゼントの内容といい、ユキの話になったら落ち着きを取り戻すところといい、人間との間に動物を置く事で緩衝材にしている様にも見えます。
 それは即ち、人間そのものを直視していない様にも思えるのですが、直した方が良いのかしらん?
 まぁ、その間に居る動物もこの世界だと人間になったりするんですけどねwこむぎ人間態といろは、どっちの方がすんなり友達になれるのやら…

>犯人はニホンオオカミ?
 いろはが聞いていなかったので詳細は分かりませんが、悟もニホンオオカミの話題を出していましたし、充分あり得ると僕にも思えるんですよね。

>映画
 何だ…半年後の話か。今までに無いタイミングで映画やるのかと吃驚しましたわw
 台詞に「出番です!」もあったので、魔法つかいだけでなくひろがるスカイも参加しそうですね。

>サブタイトル
 幼い子でも印象に残り易い様に、短く分かり易いタイトルにしている様に見えますね。


>職員の人同士で連絡を取り合って、正確な取り決めの方へと修正
>役所との面倒な手続きって基本コレ
 一応補足しておくと、役所に電話する時も窓口と会話する時も、病院の担当者が対処(付き添い)してくれたんですよね。
 だから病人認定して貰っておくのは今のところかなり有利に働いてると思います。保険証に加えて手帳もあれば、費用もかなり安くなりますし。
 困窮者になる人に、身体的精神的脆弱性があるというのなら、金ある時にさっさと病院行っといた方が良いんじゃないかと思いますね。


>バーンブレイバーン
>イサミが完全に生体パーツでしかない件
 イサミの勇気が鍵になってる体裁してる癖に、イサミ視点のドラマを一切やらないチグハグさが気持ち悪い。
 まぁ臆病者が勇気を出すドラマなんて、アリガチ過ぎるから今更やる必要が無いとバッサリ切ったのかも知れませんが。
 じゃあイサミではなく、スミスの視点でのドラマは…というと、ブレイバーン含めて何処までもイカ臭くて更に気持ち悪いんですよね。

>フリーレン
>痛覚遮断の魔法
 バトル漫画の宿命ですね。
 戦いをエンタメにする為には、ドラゴンボールやプリキュアみたいにどんな攻撃を受けても服が汚れて擦り傷を受けるだけにするか、進撃の巨人以降の作品の様にネームドキャラだろうが大怪我したらジャンジャン死ぬ様にするか、フリーレンやダンジョン飯みたいに致命傷が致命傷にならないゾンビにするか…しか無い気がします。

>仮面ライダーガッチャード
 プリキュアと同じタイミングで、こっちも一区切り付きました。
 見所の多い中ボスシリーズでしたが、主人公の思想に直接立ちはだかるタイプのボスではなかったので個人的には少し物足りない。
 ドラマの中心はメンターの大人達で、主人公自身は火の粉を振り払っているだけに止まっているのがちょっとなー…と。
 まぁプリキュアと違って出来の良い大人ばっかりじゃないから、大人達との関係を盤石にする為に話数が掛かるのは正しいっちゃ正しい構成だとも思うけど。

編集・削除(編集済: 2024年03月21日 02:34)

ゲームにハマって読書をサボる

 サブタイトル独特だよね。
 それはそれとして、本の方はおおよその文脈は動画なりこの道の者さんの書き込みなりでわかってるからねぇ。特に外国人著者の半ば知識自慢(羅列)文章とか読んでもほとんど頭に入らんしw 


>職員の人同士で連絡を取り合って、正確な取り決めの方へと修正
 役所との面倒な手続きって基本コレ。友人の遺産相続のときも最初は「必要書類を友人側で取ってきて」と言われたけどその後も交渉したら役所側でやってくれたと聞きましたね。てか役所に存在する書類をなぜこっちが取りに行くんだよ!?って話で担当者レベルで話が変わるのは日常茶飯。
 書類の修正もぶっちゃけザルなとこあるから、ここダメですねって言われあらその場でじゃあそっちにとって都合のいい文面教えて、ってのでもたぶん通る。

>人権の価値は犯罪者>貧乏人
 この手の助成金や扶助はオール・オア・ナッシングになりがちだから、ベーシックインカム採用して「1人10万。これが国が保障する人権の価値。それで暮らせない奴は死んでも知らん」で良いと思ってる。人権にしても命にしても結局人間がそれに色付ける時点で時価なんだよ、人の価値なんて。


>バーンブレイバーン
 ここまで盛り上がらないグレート合体初めて見たなぁw
 全部お膳立てされた状態で出す勇気ってなんだ? イサミが完全に生体パーツでしかない件。

>フリーレン
 あの世界の魔法使い、みんな痛覚遮断してるよね。

編集・削除(編集済: 2024年03月14日 14:08)

すぐ仲直り、秒で。(ただし週は跨ぐ)

 ちょっと東堂いづみー。子供の一週間の長さ考えなさいよー。

 家出する程こむぎが思い詰めてたっていうのも、何か動物っぽいなと思いました。コミュニティの認識が「家族」というより「群れ」っぽい。
 本来、理想的なコミュニティとは、まゆの親父さんが言った様に「在るが儘の自分が受け入れられる」環境だと思うのですが、こむぎの「対価を支払えない自分に居場所は無い」という発想は、平和ボケした安全基地である「家族」ではなく、常に危険と隣り合わせの生活である「群れ」の概念に近いと思ったんですよね。
 だとすれば、その認識の改善方法として考えられるのは、「人間としてのこむぎ」を犬飼家で受け入れる事ではないか…とか思ったりもしますが、どう着地するんでしょうね〜。
 …まぁ単に会わせる顔が無いから家出しただけかも知れませんがw

 一方で、今までのこむぎの心の動きには「未就学児童あるある」のメタファーも感じたり。
 入園や入学を機に「今日から私もお姉さん!!」と息巻くも、ガチお姉さんには及ぶ筈もなく無力感に苛まれる。その癖図体だけはデカくなるから、お気に入りの服や靴が入らなくなって絶望する。
 そんな幼少期によくあるジレンマに似たものが、今のこむぎにはある様な気がしますね。

>「猫屋敷さん、人の話聞いてる?(NGワード)」
 「話上手は聞き上手」とはよく言ったもので、コミュニケーションを重視してそうな本作のプリキュアが揃って話を聞かないの、意図的な気がしますねw
 思い返せば「話せないコミュ症」はよく見掛けますが、「話を聞かないコミュ症」って珍しい気がします。
 因みに、NGワードといえば「しょうがない」はプリキュアシリーズ通してのNGワードだなって思います。
 特に近年(と言っても10年以上あるかも)では、主役格の身内からはまず聞かない言葉だったので珍しかったですね。

>大福
 何この兎イケメン…!?
 公式HPでも肝が据わってるみたいな事書かれてるみたいですが、確かに何か貫禄みたいなものを感じます。
 人間になったら寡黙なイケオジでも出て来そう…w

>百獣の王?
 一昔前なら「ライオンって実は図体デカくて、目立って、足も遅いから狩りとか下手なんだよね」…って説が有力だったかと思いますが、改めて調べてみるとちょっと面白い話になってました。
https://cheer7arch.com/blog/lion-hunting/

 ライオンはネコ科では珍しく群れで生活しているので、チームワークで上記の欠点を補っているみたいですね。リンク先の「チームでなら全ての陸上動物を狩れる」ってのはちょっと大袈裟な気もしますが…
 強敵のトドメに颯爽と駆け付けるオスライオン…ってのは確かに絵面は格好良いw


>投稿がドンピシャ
 就労支援に通い始めて、結構昼夜逆転が直ってきたからその影響もあるのかな…まぁ、鬱症状にはまだまだ浮き沈みがありますけどね。
 実際にこういう福祉の手続きをしたところ、確かに相談する相手によって説明のディティールが違うって事はありました。
 でも、僕の時は職員の人同士で連絡を取り合って、正確な取り決めの方へと修正してくれましたね。
 …つかその辺の食い違いが起きた原因が、親が僕の戸籍使って履歴書の穴埋めだの(結果、支援を受ける直前まで収入がある事による面倒事が発生)、国保の保険料払いたくないから休職にするだの(結果、休職で支援を受けられるのか?で一悶着)した結果だってんだから笑えんのよな。

>生活保護の代わりに刑務所
 踊る大捜査線でも、年末に暖かい場所で年越ししたいホームレスが軽犯罪を犯して警察に来る事がよくある…なんて話やってましたねw


>上流階級の混血化
 古代日本でも、上流階級の人骨を調べたら混血だったって話を聞いた事がありますね。
 生物学的には血統書にプレミアム感出すのは悪手だと思うんですが、いつの間にやら高貴な血筋は雑種を嫌う様になってますね。
 多分理由はきっと下らないw


>「アメリカ英語だけでなく、
>イギリス訛りの英語および英語非ネイティブ(日本語母語話者)によるたどたどしい発音」
>も意図的に組み込まれるようになった
 尤もそうなシチュエーションですが、逃れられないシュールさを感じます。正に日本の外国語教育って感じがしますねw「方言って教育するものか?」っていう…w
 昔、ALTの先生と話した時にも感じましたが、日本で言う「標準語」の様な発音は英語には無さそうなんですよね。


>オレンジの顔面偏差値
 戦隊もプリキュアも…全てはカレーを食ったとこから始まった…
 いや何でカレー?マジでカレー?カレーに一体何があったのいうのか…??


>本紹介の裏技
 それさえ面倒臭いという方に朗報。
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編集・削除(編集済: 2024年03月12日 17:16)

「全部一緒は無理なの!」=「だってお前犬じゃん」

>いろははこむぎがいなくても生活が成り立ちますが、こむぎはいろはがいないと成り立ちません
>彼女の世界はいろはに全面的に依存しています

 年の差のある姉妹以上に、ペットと飼い主という立ち位置の違いから来る埋めがたい断絶を突き付けてきたなという印象ですね。精神年齢の低さを鑑みるに、こむぎがいろはと同じ中学校に通う…というのはどうやら難しそう(今回はパトロンの権力者も居ないし)…そもそも学校エピソードが始まったら、まずは重度のコミュ障との絡みがありますしね(笑)。


>「こむぎ、いろはとケンカする」

 何だが、かの「必殺仕事人シリーズ」リスペクトっぽいなぁww(↓)。
 https://homepage-nifty.com/edonokuroneko/program/23sigotonin5.htm


>プリキュア玩具の発動条件

 いくら切実な願いでも「いろはと一緒に居たい」だけでは単なるワガママに過ぎませんからね~。要するに「大事な日常を守りたい」とか「困っている人を助けるのに理由なんて要らない」といった利他的要素が無いとダメってことなんでしょうね。


>パトリック・カール・オブライエン『「大分岐論争」とは何か』

 頑張って最寄りで無い図書館に行って来て、先ほど読了しました。『大分岐』が上梓されて以降の侃々諤々の論争を著者なりに要約し、独自の見解を付け加えているコンパクトな一冊なのですが、原文のせいなのか翻訳のせいなのか何とも意味が摑みにくい(購入しなくて正解でしたw)。まだしも分かり易い記述を拾い出すとこんなところかな(↓)。

◆◆◆

 石炭に話を戻すと、アジアとヨーロッパの両大陸は、産業用と家庭用の熱源(熱エネルギー)としての性質があったことは、よく知られているように思われる。…… 明国も清国も、中国が埋蔵していた本当に膨大な量の石炭を早くから開発するためにあまり熱心ではなかった。採鉱共同体が拡散することにどちらかというと反対だったのは、それが国内の秩序に潜在的な脅威となっていたからだ。

 一方……ヨーロッパ人(とくにイギリス人)は、石炭に具現化される経済成長のための大きな潜在能力を探索し、開発した。第一に、この議論にとってもっとも重要なことに、化石燃料は、木材に対するより弾力的で重要な代替財となった。…… そのため、西洋と東洋の両方の地下の森林は、もしそうでないなら木材を生産するために栽培できた土地を牧草地とし、人間が消費することを目的とし、食糧と繊維を栽培するために、家畜を養い耕地を保持したのである。…… [研究者の一人]ネフは、イングランドが幸運にも早くから石炭を入手して輸送することができたこと、食糧と原材料の生産をするための土地と労働、資本を保存するために大きな比較優位へと展開したことを記した。そのため石炭は、労働省を農業以外の仕事へと解放し、より多くの労働者の一団を都市に移動することを促進したのである。(本書 p.87~9)
―――
 オブライエンは、[ポメランツに代表される]カリフォルニア学派の意見に同調することも、批判することもある。…… 生活水準から判断するなら、ポメランツが言う1750年頃よりも以前に、ヨーロッパの水準が中国のそれを上回っていた可能性は高い。だが、その時期を明示することは不可能であろう。中国は間違いなく、有機経済[=生態学的多様性を担保する多彩な作物と家畜とを組み合わせた近代以前の農法をベースとした経済]では世界最大の経済大国であった。オブライエンは、おそらくポメランツ以上に、中国経済の水準の高さを評価する。しかし中国は、ヨーロッパ経済と違い、有機経済の段階=スミス的経済成長[比較的自由な市場・広範な分業による手工業の展開・高度に商業化された農業の発展を特徴とする] にとどまり、産業社会の形成に行き着くことはなかった。その理由について、ポメランツのいうように、イギリスで石炭が燃料源として使えた重要性は認めたうえで、中国にあった石炭は蒸気機関の動力としては使用されなかったことが、中国が産業資本主義経済へと至らなかった決定的な問題点であったと考える。しかしポメランツとは異なり、大西洋貿易ではなく、ヨーロッパの周辺地域の農地拡大が、ヨーロッパの人々に食糧を供給した意義を強調する……ポメランツの『大分岐』がヨーロッパの交流の要因を明らかにしようとした書物であるとするなら、本書は、中国が有機経済から無機経済へ移行しなかった理由を述べた本なのである。(p.144~5・訳者解説より)

◆◆◆
 
 私なりに著者の主張を纏めてみると……有用な農作物や家畜に恵まれ、また政治的安定を比較的保持していたこともあり、経年劣化で多少ガタが来つつあった生産システムにその都度マイナーチェンジを施しつつ人海戦術でどうにか乗り切って来た中国と、労働集約的なマンパワーおよび再生可能エネルギー源(木材や水力など)を、全面的に化石燃料(石炭)に代替させることを「偶然」思い付き、結果農用地を使い潰さずかつ余剰労働力をも確保することとなったイギリスとが、その後の産業革命を経過して大きく分岐していった……ということかな。他方ポメランツの主張の一つの根幹をなす「新大陸の発見とそこに投入した労働力(アフリカ奴隷)」という外生要因についてはほぼガン無視している印象を受けますね。

編集・削除(未編集)

既視感

 キラリンウサギ&キラリンペンギンが、ラビリン&ペギタンと全然見分けが付かないw。


>本の紹介の裏ワザ

 成程、そんなやり方があったのか。因みに論争本と仰るのはこれのことでしょうか(↓)。
 https://www.amazon.co.jp/dp/4623096181
 面白そうですけれど、調べたところ最寄りの図書館には置いてなさそうなんですよね。買ってまで読むには少々値が張るみたいだし(苦笑)。あと私自身も半ば忘れかけていた『大分岐』をプレゼンした当時の拙文には「一般向け啓蒙書と言うよりは学術論文といった体裁なので門外漢には瑣末な事としか思えない記述も多く、些か取っ付きにくい」とありますね。随分と分厚く、読み切るのに苦労した記憶が薄ら残っていますから読み返す気にもちょっとなれない…という訳で、御大の読書感想をまたお聞かせ願えれば幸いですww。


>当時の人たちは自分らはローマ的文脈のもとで生活している、みたいな感じだったらしい

 そういや宗教改革者の一人マルティン・ルターも、当人の理解としては「プロテスタントなる新たな宗派を興した」という気はサラサラ無く、「あくまでカトリック教会に属する一修道士として、終生ローマ教会の改革と刷新とを唱え続けた」つもりだったらしいですからねぇ(↓)。その時代を生きた人びとの肌感覚と後世からの歴史的評価とは必ずしも一致しないものなのでしょうね。
 https://bunshun.jp/articles/-/4723


>「母国語が英語以外の英語話者」が増えている
>ネイティブな発音を目指す価値が下がってる
>正確な文法よりも長文の文脈を掴む事の方が優先される

 確かに、言われてみればcosmos様の仰る通りですね。実はセンター試験から共通テストに移行した際、出題形式だけでなくリスニング問題の読み上げ音声にも大幅な変更がなされています。それは「アメリカ英語だけでなく、イギリス訛りの英語および英語非ネイティブ(日本語母語話者)によるたどたどしい発音」も意図的に組み込まれるようになった点です(↓)。
 https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=58&f=abm00000705.pdf&n

 少々の文法ミスや、発音やアクセントの違いなどどうでもいい、まずは互いに意思疎通出来ることが最優先ってことみたいですね。ここにも昨今流行りの「多様性の尊重」が関係しているのだなぁ…。

編集・削除(編集済: 2024年03月06日 23:02)

投稿がドンピシャだったか

 珍しいなw

>いろはとこむぎのコミュニケーション
 基本的にはいろはが言葉(静的に)で、こむぎは身体で(動的に)って感じですね。しばらくは視点を交代しながらズレを補正していくのかな。

>体験版
 そうそう、どーせ買うんだから体験版をしゃぶり尽くしてもなって。体験版ではレベル8でクリアできるステージが区切りになっているんだけど、実はサブクエストでその先、レベルとしては15まで進めることができます(だからRTAになる)。
 製品版買って引き継いだ途端俺TUEEEEからスタートしてもなぁwって話よね。


>古代ローマ
 補足ってわけじゃないけど、当時蛮族とも混血化が進んでいて(上流階級も例外じゃなかった。というか蛮族出身者を高官に任用するケースも多かった)、古代ローマが(学術的に)崩壊した以降も当時の人たちは自分らはローマ的文脈のもとで生活している、みたいな感じだったらしいですね。
 中世とか特にそうなんだけど、国って概念がそもそも当時は薄いんだよね。各地方の領主がメインで統治して、その縁故とか同盟関係とかの広い繋がりで国(というのか一門)を形成しているというか。現代人は国民国家が国の基準になってるからその辺の感覚が違う。言い換えれば、現代人の方がよほど国や人種に囚われたものの見方してる。

編集・削除(編集済: 2024年03月06日 18:30)
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