やはりプリキュアになれる女の子は大物かも知れない…
本来女子グループでは異物でしかない男子の存在を、犬組と猫組を繋ぐかすがいとして機能させるとは思いませんでしたねぇ…
こんな構成、狙ってできるものなのだろうか…
>呪いのたまご
>完成形がスタートゥインクルのフワ以外想像できねぇ
同じくw
或いは美少女出て来て追加メンバーとか。
てゆーか、プリキュア界隈の偉い人相打ちし過ぎ問題。
こういうの見るにつけ、やっぱ捨て身の一撃って無責任だと思いますわw
>ニャミーの宥和
被害者の寂しそうな背中を見せれば一発なのチョロいww
逆を言えば孤独耐性が未だ弱い証拠でもあるので、「ずっと一緒には居られない」系のイベントが今後控えている確信が強まる展開だとも思います。
>パンダをヘルプして強制睡眠からの必殺技で全部いいんじゃない?
射程距離が超短いとか、興奮状態だと効き難いとかあるんじゃないですかね?
ハムスターは…脚本家が能力思い付かなくて保留にしているに一票www
仮に頬袋増設したからって何ができるねんな?w
>そう考えると世の中って優しいなって思う。
>アホでも給料もらって生きていけるんだもん。
現状の没個性的な採用、雇用形態に問題があるとしても、全ての個性に市場価値が保証されてない以上、働く側も自分の個性をベットする気にはならんでしょうしね。
全ての人間に個性があろうが無かろうが、「無個性」という事にして上っ面で働いてる方が、システムとしても労働者としても楽なのだと思います。
ある種の共犯関係になっているのでしょうね。
>マイペース過ぎるアジリティー
コメント欄にあった「アスリートとアイドル」って比喩がしっくり来ましたねw
こむぎも障害物お立ち台にして、EDダンス踊ってもええんやで?w
>隣のアーリャさん
>妹はアレだろ、おっさんが転生したんだろ
ラノベ主人公の親、ラブコメの都合で離婚させられ過ぎ問題。
このままおっさん小姑キャラを貫いてくれたら大したもんですが、さて…
>ダンジョンの中の人
ニコ動重体の中、TVerが生きてたので視聴できました。
ダンジョン飯と同じく、ダンジョン概念を掘り下げる作品みたいですね。
ダンジョン飯程学術っぽい詰め方をしている訳でもなく、経営シミュレーションとしても資産が潤沢過ぎて緊張感に欠ける…
ダンジョン運営ゲームの実況生配信を眺める様な作品になりそうだと思いました。
…こういうとこ、TVゲーム世代の甘えよね…今更かw
>脈の無さを確認した後の悲痛な面持ち
幼馴染の攻略が一番難しいってそれときメモで言われてるから。
ある種全員が現状維持に満足しているという示唆でもありましたね。
>アジリティー
こむぎならこの路線を狙える。
>インネパ
いきつけの店が数年前に「チョコレートナン」「ハニーチーズナン」をメニューに加えてたんで「日本人は甘いものが好きだと頑なに思い込んでいる」という説明は実感がありましたw でも一人暮らしだとハチミツどばどばかけた料理なんて滅多に食べないからハニーチーズナン注文しちゃうんだよね。
>夏アニメ
>自分はからかい上手だと思い込んでいるアーリャさん
1話:どーせ視聴者を釣るためのパンツなんでしょ?
2話:ほう、少しは見込みがあるようだな(謎の上から目線)
妹はアレだろ、おっさんが転生したんだろ。
>ダンジョンの中の人
ゲームとかでもダンジョン側になって冒険者を迎え撃つみたいなのはあるけど、さて、話を作れるものなのか。
>サクナヒメ
あれだろ、友達のメカニックが耕運機とか作って最終的にドローン農業やるんだろ?
普通はただの自意識過剰スキルとして黒歴史の闇に葬られるだけだと思うけど、無駄にならなくてマジ良かったなw悟くんw
さて置き、いろはのリアクションの脈の無さを確認した後の悲痛な面持ちには、中々クるものがありましたねぇ…今回は表情芝居に力入れてた感じがあります。
そして何故かモブに居た犬束さんの人選が謎過ぎるww
>……という漫画みたいな光景をウッキウッキで見つめるまゆ
楽しんでるとこ悪いけど、リリアンのヘルプバンクが未だに来ないという事は近々まゆの当番回があるって事やで?
呑気に傍観者エンジョイしてる場合やないでホンマ。
>恋愛要素
いろはが悟がどうこうってより、それに気付いたこむぎの立ち回り…でしょうね。
「みんな」の存在を許容していくに伴い、己の(飼い主の一番という)地位が脅かされる。それを「孤独」と感じるかどうか?それを「裏切り」と捉えるかどうか?
今回のまゆを見れば分かる様に「友情」と「愛情」は別腹で、親友に恋人ができたからといって自分との関係が脅かされるとは限らないと思うのですが、ペットという立場と精神年齢を鑑みると修羅場になるのもやむなしかなぁ…とは思いますね。
>プリキュア以外は辛口おじさん
不思議と語呂が良くて癖になるwww
まぁ自分もファンの贔屓目抜きで褒めてる作品なんて中々無いですし、現状アニメ界隈はそんなもんじゃないですかね。(オトナプリキュアもちょっとアレだったし…)
序盤は間口を広く作ってファンの獲得に躍起になり、それなりのファンが付いたなら後はファンの財布を狙って只管の延命措置を繰り返す…のが基本戦略だと思いますし。
原作無しのオリジナルアニメがもっと頑張ってくれたらなぁ…不甲斐無い。
>天穂のサクナヒメ
名前が違うけど、主人公はスサノオの娘って事になるんかな?
思ったより観れる作品だったけど、重要なのはゲームパートが始まってからなんだよなぁ…ハラハラ…
>時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
昨今のロシア・ウクライナ情勢を鑑みるに、よくアニメ化まで漕ぎ着けられたよなぁ…と。
ロシアの政治的、経済的な孤立が避けられない今だからこそ、せめて文化的には繋がっている事が平和への手掛かりとなるのではないでしょうか?
そんな細やかな祈りを込めて視聴。
…
…私の平和への祈りは、足フェチの肥やしになりました。(合掌)
“ニホンオオカミの絶滅”には「江戸中期(1736年)に長崎経由で持ち込まれた狂犬病の蔓延」・「人間の生活圏の拡大に伴う生息地の減少」・「明治期に欧米人の飼い犬からうつされたジステンパーの流行」といった複合的な要因があるみたいですね…まぁいずれにせよ人間が関与したのは間違いありませんが。
時には人間を襲うこともあったらしいですが、その一方で田畑を荒らす鹿や猪を退治する「農耕の守護神」として本邦では古代から崇められてもいたようです(うすくらふみ『絶滅動物物語』より)。今回のエピソードに登場する、狼を祀る社と思しきものにもちゃんとモデルがあるんですね(↓)。
【参考:三峯神社(埼玉県秩父市)ホームぺージより 】
https://www.mitsuminejinja.or.jp/saijin/
>喩えるなら映画『ゴッドファーザー』みたいな感じ
>先輩を上回るキャラが補充できなかった印象
原作組の私も全く同感ですねぇ。現2年生組でも久石奏以外は今イチ存在感が薄いですし、現1年生組に至っては出オチキャラ的なダジャレ好きバンダナ娘(上石弥生)ぐらいしか印象に残ってませんし…この辺りは作者の創作物における抽斗の限界だったように思います。
>低評価レビューも頷ける
>いわゆる「どんでん返し」狙い
アニメ化の際のインタビュー映像などから判断するに、著者のポリシーは「予定調和が大嫌いで、とにかく読者の期待を裏切ってナンボ」なんじゃないかな(苦笑)。現在作中唯一マトモなツッコミ役の雪哉にしたところで、最新刊では老害の塊のような「当代の最高権力者」になり果てていますしねぇ。ただ一癖も二癖もあるキャラを惜しげも無く片っ端から退場させる一方で、(『ユーフォ』シリーズとは対照的に)新作ごとに「今後の物語を牽引していく新たな曲者キャラ」をしっかり補充してくる著者の力量には評価するべきものがあると個人的には思いますね。
>相続税の支払いがとんでもなくて衰退していった
産業革命に伴う産業&金融資本家の台頭と入れ替わるように農業が斜陽産業化し、大土地所有者である貴族の発言権が落ちたことが一番の原因みたいですね(例えば1846年の穀物法廃止とか)。とは言え動画によると現代でも命脈を保っている家が少なからず存在するようです。
【歴史雑記ヒストリカより・24分34秒あたりから】
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e8%8b%b1%e5%9b%bd%e8%b2%b4%e6%97%8f%e3%80%80%e7%9b%b8%e7%b6%9a%e7%a8%8e&mid=907337BD1ADCC9881A27907337BD1ADCC9881A27&FORM=VIRE
>カレー移民の謎
読了しました。いや~大変面白かった。御大がおススメするのも頷ける。この手の本にしては珍しく(失礼)当事者らへの取材が行き届いているなという印象ですね。ラストでダメ押しとばかりに海外の移民元にまでわざわざ押し掛けて行く著者の行動力にも脱帽です。
カレー移民に足掛け40年の歴史があることに驚くとともに、「外国人はあくまで在留資格の更新を続けているだけの短期滞在者、というのが日本の基本的な姿勢だ。「移民」ではないのだ。(本書p.325より)」という“外国人に厳しい”本邦の国民性には今更ながら「そうだろうなぁ」という感を深くしますね。移民の供給源となっているネパールの田舎の「労働力の空洞化」を併せて考えるに、カレーで結ばれたこの何とも不思議な縁もいつまでも続くようには思われないですね。私は食べたことがありませんが、インネパ料理を手軽に味わえるのもあと十年~二十年程度かもしれません。
>イギリス貴族
ーーーーーーーーーーーー
各地の「お殿様」ともいうべき爵位貴族や裕福なジェントリたちは、彼らの所領とその周辺の都市部において大なり小なり、このビュート侯爵家(注:やり手の実業家であると同時に熱心な慈善活動家でもあった)と同じような活動を展開していたのである。イギリスでは、16世紀から18世紀にかけては議会政治の発展もあり、爵位貴族もジェントリも議会のあるロンドンに居を構え、田舎に帰らない場合も多々見られた。ところが18世紀後半からの交通手段の発展もあり、彼らは自身の所領に巨大な屋敷を建て、そこを拠点に地域の人々との交流や、慈善活動に精を出すようになったのである。
1880年の段階でイギリスには580人の貴族がいた。このうち431人が貴族院に議席を置き、残りはスコットランドやアイルランドの貴族の爵位のみを有するものたちだった。(略)貴族院に議席を有する爵位貴族の数はここ100年足らずで2倍近くにまで増加した。さらに貴族のすぐ下には准男爵が856人もいた。
それでもイギリスでは貴族の数はヨーロッパ各国に比べてかなり少ないほうだった。同時代において、プロイセンには2万、イタリアには1万2000、オーストリアには9000もの貴族がおり、なんとロシアに至っては100万人以上の貴族がひしめいていたのである。(『貴族とは何か』)
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それだけ集約されていれば財力も相当なもの。領地と密接していたってのも日本とは異なる部分ですね。といってもイギリスもこの後に都市部に定住するようになったり、相続税の支払いがとんでもなくて衰退していったようですが。
形こそ残っているものの貴族院の廃止論も根強く「一代(限りの)貴族」制の導入&多数化した現代では実質的に世俗化している雰囲気は感じますね。それだけ多種多様な人が与野党に分散していたら、そりゃポピュリズムになるでしょ。貴族院の存在意義としてポピュリズムに走りがちな民衆政治への牽制が建前にあったみたいだけど、もう骨抜きもいいところだよね。現に今のイギリス、ヒーヒー言ってるようだし。
>感覚的に納得できる病名なり何なりがあった方が、患者的には楽ではある
っていう実利的な側面もあるから胡散臭い商品に眉をひそめつつも(常識的な?)医師は「でも指摘するのも野暮なんだよなぁ」ってスタンスを取るようです。結果、胡散臭い商品が胡散臭いまま市場に蔓延してあたかもそれが常識みたいになる。まあ、それが悪いとは言わんけどね。私が正確な情報知ってればそれでいいし。
>リメイク
最近90年代アニメのリメイクが発表されまくってて草。直撃世代ではあるけど、見たいかと言えばう~んってなるなぁ。
>ユーフォニアム
まあ、こうなりますねってエンドですね。
正直3期単体として見れば平凡で中弛みを感じたかな。ライバル役である黒江さんは確認がしつこすぎてそういう怪異なのかと疑うレベルだったし(行動理由が説明されてもなお、ああはしないだろってレベル)、吹奏楽部内の不協和音も最早必殺技と化した久美子のアジテーション一つでねじ伏せちゃってるから全体的に単調というか、キャラパワーが下がってる感じが否めない。
喩えるなら映画『ゴッドファーザー』みたいな感じ。1作目は魅力的なキャラが多く、一人ひとりの言動が物語を彩っていた。でも2作目、3作目と代替わりするも先輩を上回るキャラが補充できなかった印象。久石奏が顕著で、こいつ一人に仕事させまくった(一人でゴマすって、一人でヘイト集めて、一人で騒いだ)結果空回り感が出ていたように思う。
>烏は主を選ばない
藤波に2度もスン…って知らん顔するあせび姫マジクソ女で草。絶対わかっててやってるだろww
それはそれとして低評価レビューも頷けるかなぁ。いわゆる「どんでん返し」狙いだよね、これ。アニメは若宮視点で描写してるから大分薄まっているけど、それでも「お前が言えた義理か」案件なんだよなぁ。探偵面してるけどお前何もしてないじゃんって。事件だって若宮が桜花宮に顔出ししてれば未然に防げたでしょ。四の五の言い訳してるけどさ。もっと言うなら兄貴と最初からタッグ組んで立ち回れば良かったんじゃない? 長束派が暴走したのだって兄貴のああいう態度が発破をかけた感あるし。本人に悪意はないけど事態をややこしくしたってんならこの兄弟も大概だよなって。
結局のところ若宮に実績も信用もない(それを証明する機会もない)からああいう変な立ち回りをしてるんだろうけど。平和で停滞した時代なら慣習と富(権力)のやり取りがメインになるのもしゃーない。……って思ってたらわかりやすいクリーチャーが出てきて草。実績作りにもってこいじゃんw
>七夕に犬猫は何を願う?
ペットに将来の夢は持たせ難い…何なら後十数年で寿命…って前提を考えると、「アジリティーが上手くなりたい」とか「まゆの作った衣装を着て演劇部の舞台に立ちたい」とかの、短期的な目標が無難かなぁ?とは思いますが…
流石に「人間と同じ寿命が欲しい」なんて今する話じゃないですしねぇ…
後は最序盤からの課題として「飼い主以外の人脈が無い世界の狭さ」があるので、「友達を増やす」がありますね。これも悟(と大福)が居ればほぼほぼ解決しちゃってる感出てますが。
>秋映画
悟を差し置いて大福の映画用CGが用意されている…だと…!?
ドキドキ元生徒会長なら、今は小説版の発売を控えてますからね。昨今の流れを鑑みて…遂にフラれるか…二階堂よ…(遠い目)
>コマンドバトル
そういえばドラクエ3のリメイクが今年中に発売されるらしいですね。更には来年に1と2もリメイクされるとか。
>HSP
あ、何か最近急に聞く様になったな〜って思ってたら、そういう背景でしたか。
学術的な正確さより、患者本人が感覚的に納得できる病名なり何なりがあった方が、患者的には楽ではあると思います。
自分も正確な病名が無いので色々不便でしたね。訝しむ周囲に対して自分の不調を上手く説明できないので…
結構前ですが、老化防止にはバイアグラよりアルギニンやシトルリンの方が良い…なんて聞きましたが、あれも結局どうなったのやら…
>あせびジョーカー
本性を一頻り見せられた結果…「恐怖」や「嫌悪」より「諦め」の感情を強く感じました。
身内にこういう「形ばかりの反省はするが、最終的には『運』や『天』が悪いという事にして、自身の無知や怠慢を棚上げする」人間に心当たりがあるからかしら。(苦笑)
「純粋に慕う人間」も「狡賢く利用する人間」も、皆等しく破滅させるのならある意味ニンジャ的ではあるものの…今の所この作品の現場の人間って、みんな根は悪い人じゃないのばっかりだから何だかなぁ…ってなります。
胸糞の悪さなら最近の朝ドラや大河ドラマの方がまだまだ上ですね…飯時にアレ観れる神経マジ分からんわ…orz
>声優ラジオ
スポ根業界ものをやるならラジオ要素空気になるだろうなーって思って観てたら、実際空気になってて草も生えない。
思ったより真面目に作ってる作品だったな〜ぐらいしか思うところが無いですね。
内容的に切りもいいし、アニメ化は原作の2作目までだろうと勝手に思っていただけに嬉しいサプライズでしたね(笑)。ただ原作はまだ完結していませんし、世界観の広がり的に言っても全編アニメ化するなら十年以上は余裕で掛かるでしょうねぇ…。それはそうとして、新たな外敵である“猿”が登場する以外、正直あんまり細かな筋を覚えていないので、来週からある意味真っ新な気持ちで楽しんで視聴出来そうです。
>物語から退場しないことに一番驚いた
いや、原作でも1作目以降全然登場しなくなるので、正直ゲストキャラ扱いなのかなと私も思っていたんですよ。そうしたら第2部第3巻(通算9作目)で再登場した時にはまさに「生きとったんかワレ」の心境でした(苦笑)。
>面識ある人はあせび絡みで何かある度に(またか…)って微妙な顔してそう
御名答。最新刊(通算10作目)までに作中では恐らく20~25年程度が経過し、次世代の「登殿の儀」が催されることとなるのですが、この中で「皇后あせび」は自身の若い頃に思いを馳せつつ「あの時は真赭の薄(=西家一の姫)様も運に恵まれずお気の毒でしたわね~。」みたいなことを公然と呟いて、周囲の者達が「ハハハ…(いや半分はアンタの差し金やんけ!)」と心中ツッコミをいれつつ追従笑いをするシーンが出て来ます。あせび本人が「本気でそう思っている」だけに何とも性質が悪いんですよねぇ。その妖怪じみたしぶとさという点では、私は同じく権力者キャラに属する『銀英伝』のヨブ・トリューニヒトに通じるものを感じました。
>黒江さんがこのまま秀一もゲットしたらこのアニメのこと見直す
原作のエピローグでは「高校卒業から七年(母校に赴任して3年目の春)」が経過していましたが、苗字も黄前のまま(まぁ夫婦別姓という可能性もありますが)でしたし、秀一との「その後」の進展については触れられずじまいでしたね~。
さて、不幸な事件を乗り越えて、足掛け十年に及ぶアニメ化も遂に完結しましたね…まぁ最終回はほぼ「過去3年間の振り返り」でしたから、実質的な最終回は前回でしょうか。因みに二人の愛娘は何度か書いているように中高ずっと吹奏楽をやっていて、二人ともが中学生の時に全国大会行きの切符を手にすることが出来た関係で、最終回に登場した演奏会場「名古屋国際会議場センチュリーホール」に私も一度だけ行ったことがあります。あの真っ白の騎馬の彫刻(スフォルツァ騎馬像)は本当にでっかくて、間近でみると圧倒されること請け合いですよ…まぁわざわざ行く機会も中々無いでしょうけれど。
>察するのは難しかったのではないか
あー成程、確かにまゆはそういうの人一倍秘密にしそうですしね。いくら問い掛けても無反応のまませっせと「謎の刺繍」をし続ける“友達”を目にしたら、流石に距離を置きたくもなるか…。
>プリキュア秋映画
サブタイにドキドキ♡とか付いているから元生徒会長が出て来るのかと思った(笑)。直近のシリーズ主人公の青いヒーローは兎も角、「ワクワクもんだぁ!」の魔法使いは、2025冬アニメでの続編告知を兼ねているんでしょうね。
>周囲を心配させるようなグロテスクなもの~ほぼ間違いなく生活面に豊かさがない
>「趣味も友達もいない」という事実がある
数年前に教えた塾生(高2女子)が「猟奇殺人に興味があるけれど、それ関係の情報収集を親から止められてる」と話していたのを思い出しました。その後真っ当に成人出来たのかなぁ…。
>都合のいいようにいじってるんだろうなー
「事象Aと事象Bの相関の有無を研究しましたが、統計的に有意なことは何一つ言えませんでした。」というのもそれはそれで一つの知見が得られたという意味で有意義な研究のはずなんですが、いわゆる名の知れた学術誌には(インパクトに欠けるということで)掲載されにくいし、掲載されたところで他の研究者の論文に引用される可能性は薄い(なお他の研究者による論文引用回数がそのまま科学者としての評価に直結する)。そういった訳で研究者の中には、何かしら統計的に意味のありそうな結果が出るまで「サイコロを振り続け」たり、「元データの外れ値を若干割愛」したり、「論文執筆途中で研究テーマを変更」したりといった輩が少なからず現れる。その結果学術誌 ― 特に心理学分野において ― は軒並み、“追試験では確認できない「大発見」のオンパレード”なる様相を呈する…とか何とか書いていたように記憶しています。
>今週の読書
ソルジェニーツィン『収容所群島』第1巻を読み進めています。今のところの感想は、月並みな言い方ですが「おそロシア」の一言に尽きますね(少なくとも『静かなドン』よりは退屈しない。ただ通読するかどうかは思案中)。
まだ山札には「こむぎやユキの元飼い主」「まゆが悟を好きになって修羅場」カードが残ってる。
>犯罪者の典型的パターン
リストカットもそうだけど、一見すると異常な行動も実はある種のパターン的な行動。あの文章を読んだときに以前紹介した『発達障害児の思春期と二次障害予防のシナリオ』の一文を思い出しました。
これなんかは猟奇的な事件を起こす人に割合共通してるんじゃないかと思いますね。
ーーーーーーーーーー
趣味もなく、友達もいない。つまり生活が豊かでない子どもは、往々にして興味関心の持ち方が自己愛的(自己中心的)になりやすく、周囲を困らせることが多いからである。
例えば、周囲を心配させるようなグロテスクなもの(死体とか人体解剖など)や、危ないもの(刃物とか火薬、あるいは毒薬など)、あるいは性的なもの(露骨な性描写や強かん、加虐的な性行為など)への偏執的な興味や関心が強すぎる子どもの多くは、ほぼ間違いなく生活面に豊かさがない。つまり、「趣味も友達もいない」という事実があるからだ。
なぜそうなるのだろう。その理由は、グロテスクなものや危険なもの、あるいは性的なものは、何らかの意味で万人の興味を引くもの、もっと言うなら、人間にとって「根源的な興味に火を付ける要素を含んだ刺激」になっているからである。
大切なことは、興味や関心のレパートリーが狭くなればなるほど、根源的ではあっても、社会に受け入れられないものへの感心が高まってしまうということだ。これは、ある意味自然の成り行きだと思うがいかがなものであろうか。ただ、誤解されては困るので一言補足しておく。生活が豊かでない人の趣味・興味が必ずしもこうしたものに固着するといってるのではない。生活に豊かさがない状況においては、こうしたものに「執着する可能性」が高められることを指摘したいのである。
ーーーーーーーーーー
>Science Fictions
図書館で貸出中だったからとりあえず本屋で『睡眠こそ~』を確認。主張と矛盾するデータがあることを言ってないパターンね。はいはい、あるある。
そもそも集計されたデータとか統計上どのように処理・紐づけしてるのかもわからないから「都合のいいようにいじってるんだろうなー」ってくらいがちょうどいいと思う。
こういう嘘かホントかわかりにくい研究もそうだし、それを援用した商売も見分けがつきにくい。医師や専門家が積極的に流布することもあるしね。メンタル系ならHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)が最近の新商品だけど、これ学術的に定義されてないんだよね。既存の症例や神経症で説明できる。要するに看板の付け替え、ブランディングみたいなもの。こういうものも巷にあふれてる。
>皇后にまで上り詰める天真爛漫ド天然サイコパス
物語から退場しないことに一番驚いたw ジョーカーみたいなもんだから消すには惜しいけど。
>ユーフォニアム
黒江さんがこのまま秀一もゲットしたらこのアニメのこと見直すわ。
諸々のデザインなどから、猫組は対象年齢やや高めなのかなぁ…と思っていたので、現状の複雑さは納得ですね。
でもまぁ犬組の方も一概にアホで幼いと言い切れない様な気もしますけど。何だろうなぁ?物怖じしない分、冷静でいられる?みたいな?
取り敢えず、こむぎにできた内観がユキにとっては難しそうには見えます。
まゆに出逢うまで自分の寂しさに気付けなかったし、今もまゆの事ばっかりで自分に興味無いレベルで顧みないし。
だからって今回でユキがこむぎに一目置いたって感じでもなさそうですが…この二人がどうなっていくのかも面白そうですねぇw
>「人の姿になってまゆとずっと一緒に居れて嬉しい」
>「傷ついて辛い思いをするよりはいい」
>目が髪に隠れてて怖い
上記の台詞の時、どちらも目が髪に隠れてんですよね。
穿った見方をすれば、人馴れしていないユキの彼女なりの心細さの表れだったのかも知れない…
>ガルガル
>連続でレア種
気が付きゃレア種後一匹じゃん!さっさと収集要素終わらせて話動かすつもり?
でも何か起きるとしても、ニコ様か黒幕の顔見せぐらいしかないと思うんですが…あ、後追加戦士イベントとかか。
>まずはまゆ以外の人にお礼を言うことから始めよう(難題)
まゆ以外の人の名前を呼ぶのとどっちが難しいかなぁw
おっと、変身後の名前呼びはノーカンだぜ?
ほーら!ユキちゃん、コールハーこ・む・ぎ!!!
>パソコンで昔から使ってるツールがあったとして、
>最新の別なソフト使えば便利になるらしいけど、乗り換えるのが億劫
あ〜…ソシャゲか何かのUIで、使い易く改良されたもののウケが悪かった…みたいな話は実際に聞いた事ありますね。
ちな、キリスト教ではこういう心の動きを「ヨナのコンプレックス」とか言うって話も聞いた事あります。
>知覧友真
>目の前で自分への贈り物の刺繡をしている
回想シーンで刺繍が出来上がるまでの工程が描かれていましたが、かなり最後の方にならないとチンチラって分からない作られ方してましたし、察するのは難しかったのではないかと…
集中してない時に聴いても、「誕プレはサプライズであるべき」という慣例主義の為に、まゆとしてははぐらかすしかなかったでしょうし。
…しかし再登場するかも知れないのか…タイミングによってはマジで血の雨が降りそうで目茶苦茶怖いんですけど…(汗)
>「Science Fictions あなたが知らない科学の真実」
「脳は数%しか使われていない」の真相みたいな、専門家から一般人へ伝わる中で伝言ゲームの様に情報が変化してしまった…みたいな話かと思ったら、専門家自身が結構やらかしてるって話の本みたいですね。
そういう専門家の脆弱性の話なら、最近は「ソーカル事件」が面白いと思います。
ソーカル事件: https://w.wiki/5V82
>ダンジョン飯
>この内容なら2クールで終われよw
同感wエルフの部隊の存在意義がマジ分からんですw
あの世界観ではライオスはかなりヤバい言動をしている…けど、読者にドン引きされる訳にはいかないのでその辺の情報は、後出しで小出しに出していく…って戦略は分かるのですが、リアリティラインの高さの所為か妙に複雑で迂遠になっちゃってるところあると思います。
魔物食を入り口に「ダンジョン」って概念を深く描き出そうとしてるのかも知れませんが、些か魔物食にフォーカスし過ぎてバランスが悪くなっているのかも知れませんね…
>ゲゲゲの謎
>どーせ妖怪だしなぁ(安心感)
大立ち回りぐらいなら別にそれで良いと思うのですが、明らかに妖怪じゃなくても良くね?って事まで妖怪にやらせちゃったのがねぇ…
旧世代を引き受けたり、家庭を持ったり、子孫を残したり…そういった人間でもできる筈の事までゲゲ郎がやっちゃったら、もう水木(=人間)いらねーじゃん、って思っちゃいます。
そんな人間を「幽霊族は愛してますよ」って言われてもねぇ…近年ままに見る「クズに優しいアニメ」を連想してしまうだけなんですよね。
まぁそういった諸々を批判する為にこういう作品を作ったのだろうとも思えるから、作り手的には意図した不快感なんだろうな…とは勝手に思ってますけど。
>アストロノオト
こういうので良いんだよこういうので。
現代人へのフックがあまりにも無いキャラばかりだったので、好きになれるか心配でしたが無事みんな愛着が湧きましたw
ミラさんもちゃんと可愛かったし、何よりもナオスケが目茶苦茶格好良かったw
>烏は主を選ばない
>南家含めてお家騒動多くてこんがらがる
同じく。痘痕で登殿を辞退した一の姫って南家の姫かと思ってました。若宮が身分を偽って探りに行った家は東家だったのね。
あせびが後々偉くなるのはまぁ…狂気渦巻く宮廷内においては、彼女の様な「天真爛漫ド天然サイコパス」な方が合ってるっちゃ合ってるとは思いますけどね。(苦笑)
面識ある人はあせび絡みで何かある度に(またか…)って微妙な顔してそうですがw
>サクナヒメのストーリー
聞いた話によると「笑いあり涙ありのクズ主人公更生コメディ」らしいですよ。
ゲーム原作アニメは基本失敗するので、個人的には食指が働かないんですけどね…
EDクレジットにまゆの元友人の名前(知覧友眞)がわざわざフルネームで載っていますね。後々再登場するための布石かな?
それは兎も角、結果的に無視している形になっているにしても、目の前で自分への贈り物の刺繡をしている訳ですから友眞さんもまゆの性向を理解してあげても良いように私なんかは思うのですが…まぁ未就学女児目線からすると無理な話なのかもしれませんね。
>ユキが他者を信頼することを学べば、それはそのまままゆへの理解にもなる。まゆが友達を信頼していること、もう一人ぼっちになることはないこと、自分もまゆ以外との関わりがあること。そのようにして少しずつ負債の肩代わりを減らしていく。
今回のエピソードは大人向けの創作だと「一足先に成長の階段を着々と上りつつあるまゆのことを、一人取り残されたユキが裏切り者呼ばわりして凶行に及ぶ」という拗らせまくった展開になりかねないところですが(笑)、その点未就学女児向けの教育アニメなので安心して観ていられますね。
>犯罪捜査の心理学
読了しました。前書きにもある通り、創作の分野では快刀乱麻を断つ活躍ぶりが描かれる「プロファイリング」なる捜査手法が「残念ながらテレビのようにかっこよいものでも、犯人を確実に言いあてられるものでもない、むしろ地味で着実な研究によってつくられている知識体系」であることがよく分かりました。
個人的に興味を惹かれたのは、「一つの場所で一度に複数の人間を殺傷する」大量殺人事件に見られる共通点を取り上げた第5章でした(↓)。
◆◆◆
大量殺人犯というのは、複雑で誰もが考えつかないような行動をしているように思われますが、実際は、かなり典型的で画一的な行動をしているのです。…… つまり彼らは、絶望の中でもう生きているのがいやになっているのです。自〇したいのです。しかし、自分だけが死んでしまっては収まらないなにかがあるために、自分を自〇に追いやった原因(カテゴリーとしての敵)に復讐してから、自分も死ぬ(殺される)、ということなのです。また、死ぬからには、恨んでいる相手だけでなく、自分の愛している相手とともに死のうとも考えます。これは一人で旅立つことに対する恐怖もあるのでしょうし、こんなたいへんな復讐をすることによって、残された者が、傷つき、苦しむのを防ぐためでもあります。心中と復讐の二つの側面をもった殺人が、大量殺人ということができるのです。
これらの事件が発生すると「犯人はなぜ最初に、愛する人(ペット)を殺したのか」とか「なぜ最後は自〇したのか」「なぜ罪もない人を殺したのか」などについて、テレビに出て来る「犯罪心理学者」やコメンテーターがいろいろな憶測を語ります。しかし、これらはいずれもこの種の犯罪における典型的な要素です。個々の事件について、なんらかの理由や原因をこじつけて説明する前に、この種の犯罪に共通する動機や行動パターンをしっかり把握することが重要でしょう。(本書p.161~163より引用)
◆◆◆
今後も同種の事件が起こるたびに、各種メディアやSNSでは「犯人の謎多き心の闇」を巡って、にわかコメンテーターらが嬉々として、したり顔で自説を開陳するのを目にすることになるんだろうなぁw(毒)。
>最近の読書
● 君塚直隆『貴族とは何か ―ノブレス・オブリージュの光と影―』新潮選書2023
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著者はだいぶ昔に、以前の板で私がプレゼンした『悪党たちの大英帝国』と同じ人です。一応洋の東西を問わず貴族全般の成り立ちを広く取り上げてはいますが、西ヨーロッパ、それも著者の専門の英国貴族に記述の大半が割かれているのはまぁ当然でしょうか。大枠としてはあの有名な「絶対的権力は絶対に腐敗する」の格言通り、想定通りの内容でしたが、どうも英国貴族だけは唯一の例外に属しているようですね(↓)。
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近世以降のフランスに代表されるように、それまでは王(皇帝)を支えるとともに、国民(領民)にとっても「徳を備えた最良の人々」として、政治や経済、社会や文化を託すべき存在であった貴族たちは、それぞれの国や地域の状況によって多少の差はあったものの、いつしかその「徳」を忘れ、「公共の福祉」のために全力を尽くすべきところを「私利私欲」に溺れ、やがては中産階級さらに労働者階級からも愛想を尽かされて、歴史の表舞台から姿を消していったのである。
ところがここに例外となった貴族たちがいた。ヨーロッパ大陸の貴族たちがこのような運命をたどっていったなかで、島国イギリスの貴族たちは奇跡的に第一次世界大戦後も生き残り、さらに第二次世界大戦も乗り越え、21世紀の今日においても、世界で唯一現存する「貴族院(House of Lords)」まで維持しているのである。大陸の貴族たちとほぼ同じような、政治・経済・社会的な状況を経験してきたはずなのに、なぜイギリス貴族だけが生き残ったのか。(本書 p.133より引用)
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この問い掛けに対する解答として君塚氏は一言「それは税金だ。」と明快に言い切ります(↓)。
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貴族の後退が顕著に見られたフランスとは異なり、イギリスでは貴族は中央と地方の双方で相変わらず政治権力の中枢に居座り続けていた。それは冒頭の言葉にもあるが、イギリスでは貴族が統治することを許してもらうために最も重い公共的負担を引き受けたからであり、それは具体的には「税金」であった。…… フランスでは国庫の半分近くを直接税が占めていたにもかかわらず、貴族や教会は免税特権に守られていた。これに対してイギリスでは、貴族は直接税も間接税も支払わされていた。…… イギリスの貴族は「特権(免税権など)の代わりに権力(統治権など)を手に入れ」るのがすでに長い慣例にもなっていたのだ。…… 彼らが課税負担を担っていたがゆえに、貴族による「支配」に、一般庶民が強い不満を抱き、ひいては大革命にいたるという事態はイギリスでは見られなかった。イギリスには「市民革命」が生じた歴史はないのである。(同 p.136~137より)
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そうなると、じゃあどうして英国貴族は君主(政府)からの課税要求を甘んじて受け入れたのか?という問いが新たに生じる訳ですが…ここからが何度読み返してもどうにも分かりにくいのですが(苦笑)、英国では(分割相続が基本だったドイツ・フランス・ロシアなどとは違って)中世以来「長子相続制」が取られたため所領が分散することなく、少数の貴族が巨大な土地を保有する「大地主」として留まり続けた(p.148~9)ことを踏まえつつ、以下の記述がその答えになっているように思われます(↓)。
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[1688年の「名誉革命」の翌年に出された]「権利章典」により、「議会の合意のない法律の停止は違法である」ことが明確にされ、「議会の許可なく、王は税を徴収できない」ことになった。これ以後のイギリスでは貴族たちに直接税が定期的に課税され、そのかわりに議会が定期開催されるようになる。…… 貴族が定期の直接税に同意する気になったことで、[英国]議会の性格は、危機に対応するためだけに召集される組織から、通常の国家運営のなかで役割を果たす集会へと転換することになった。…… [それに対し]ヨーロッパ大陸の身分制議会には定期的に開催できる権利はなく、議会は通常国王の裁可を得られた時だけ開かれた。フランスでは、革命勃発の直接の引き金となった全国三部会の開催(1789年)は、実に174年ぶりに国王が招集したことで実現できたのである。(同 p.159より)
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「地方の事情の分からぬ王に好き勝手させてたまるものか。国費となる税金は負担してやるから、代わりに国政に参加する常設の権利をよこせ」― つまり国家運営に参画するための取引材料として税金を用いたということのようです。これを当時の英国の下層階級から見ると、確かに貴族は、例えばエンクロージャー(囲い込み)に代表されるように「抑圧者」だったかもしれませんが、同時に「おらが地元の利益代表」でもあったということなんでしょう。
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イギリス的貴族制度の傑作は、次の二点である。すなわち、それは非常に長期に亘って共通の敵が君主であることを社会の民主的諸階級に信じさせていること、そしてそういうわけで貴族が民主的諸階級の主たる敵として留まる代りに、民主的諸階級の代表となることに成功していることである。…… イギリスでは、18世紀に、税の特権を享受しているのは貧民である。フランスでは、逆に富者である。イギリスでは、貴族階級は統治することを許してもらうために、最も重い公共的負担を引き受けている。ところが、フランスでは、貴族階級は統治権を失ったことのくやしさを自ら慰めるために、最後まで免税権を留保したのである。
(仏の思想家 アレクシ・ド・トクヴィル『旧体制と革命』1856年発表より・本書p.135に引用)
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そういや磯田道史氏は著書『武士の家計簿』の中で「江戸時代のような地位非一貫性(権力・威信・経済力などが一手に握られない状態)の社会においては身分による不満や羨望が鬱積しにくく、従って革命はおきにくい。」と述べておられましたね。このように「地元(知行地)との繋がりが薄く、かつ極めて経済的に苦しかった(=商人の方が遥かに金持ちだった)」江戸時代の武士階級とは全く違った原理で、英国では「市民革命が起きにくい」土壌が形成されていたみたいです。勉強になりました。
●スチュアート・リッチー『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』矢羽野薫訳 ダイヤモンド社2024
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500ページ弱と分厚い本ですが、全部読まなくてもリンク先の「出版社より」のアオリで大体の内容は摑めます。Amazonのコメにもある通り一般向けの書物というよりは研究者に向けての提言と言った趣きでしょうか。
あの有名な「スタンフォード監獄事件がイカサマ(本書p.54~55)」なのはどこかで耳にして既に知っていましたが、御大がプレゼンされたマシュー・ウォーカー著『睡眠こそ最強の解決策である』2017発表のことも「科学的な誇大広告が自己啓発的な語り口にとどまらず、破滅的な結果をもたらし得ることを自ら例示している(p.270)」と手厳しく断罪しています― どんな分野であれ専門家の手になる「画期的な科学的知見」なるものを初めから鵜呑みにせず、少し間を置いて評価する必要性があるのかなぁ、という懐疑的な気持ちに改めてさせられた読書でした。
>ユーフォ
>原作では久美子が選ばれると聞いてたけどアニメで変えた
>真由の扱いが微妙だったって話だからそこの部分テコ入れした感
原作だと部員による決選投票も無くストレートに久美子が選ばれて最後のオーディションが終わるので、「実力主義」を唱える久美子と「エンジョイ勢」真由との思想対決も「消化不良のまま」終了してしまいます。今回のアニメ化では真由が「オーディション辞退」を執拗に主張する「真の動機」が何なのかを“性格の悪い“久美子の口から語らしめることで、原作では割とあっさり流されていた真由のキャラに深みを与え、同時に久美子の部長としての人間的成長をも感じさせるものとなっていましたね。久石奏・高坂麗奈・久美子のアニオリのボロ泣き含めて、これは良改変だったなと個人的には思いました。
>あせびは登殿前からかすけと連絡を取り合っていて~(中略)~桜花宮に呼びつけた。……っていう流れでいいの?
>結果として姉を貶め、桜花宮に混乱を持ち込み、自分の手を汚すことなく関係者の口を封じた……って状況
はい、キャラ名がすももでは無くて早桃(さもも)である点を除けば、全く御大のご指摘通りです(笑)。
嘉助(かすけ)は原作でも伏線無しに唐突に登場する ― しかも東家一の姫に乱暴狼藉を働きながら、その後罰せられた形跡が無く自由に行動出来ているのも何とも不思議 ― ので、宮廷ファンタジーとしては兎も角ミステリものとしては正直アンフェア極まりないと言っていいと思います(Amazonの低評価コメの中に「広告も、松本清張賞もあてにならん!金返せ!」とあるのもそのためですね。まぁその後の受賞作を見るに、松本清張賞自身ミステリとは余り関係無いみたいですがw(苦笑))。
なお今回の描写で分かるように、あせびはいわば「天真爛漫ド天然サイコパス」で、権謀術数渦巻く宮廷を、本人に策を弄しているとの自覚なく何やかんや乗り越えて、最新刊『望月の烏』ではちゃっかり大紫の御前(要するに現皇后)の地位に収まっています。最新刊「だけ」を見ると、あせびが「巧まずして功成り名を遂げた世間知らずのお姫様」に見えてしまうのが、人外の存在に出くわしたかのような恐ろしさを感じますね。
あと全然関係ありませんが、年のせいなのか最近映画などの長めの映像作品を視聴するのがしんどくて仕方が無いので、御大に色々お勧め頂いても中々視聴出来ないのが誠に残念です(涙)。