(↑)ジェットパイセン:「俺は?」
最長老にも拘わらずしれっとハブられていて草w。やはり222歳がJCグループに交ざるのは厳しいか。
ところで「僕には後がない」がすっかり口癖になったニジーですが、前回マコトジュエルを2個ゲット出来た時点で素直にアジトに持ち帰っていれば、取り敢えずはその功績に免じてウソノワールとて粛清を猶予したんじゃないでしょうかねぇ。現地映像をライブ配信しているだけに、上司の指示に従わない単独行動は悪手でしかないと思うのですが。
>魔女のパン
>ミス・マーサの最早ファンタジーとさえ言える夢見がちな妄想とその暴走が溢れ出る様は、「魔女」の形容が相応しい様に感じます
cosmos様の見解も勿論理解出来るんですが、そうなると原題がWitches’ Loaves(直訳:魔女達のパン)と、わざわざ魔女を複数形にしていることが私には疑問です。
恐らく著者O・ヘンリー自身には余り深い意図は無く、作中の中年男性が放つドイツ語訛りの罵倒語をそのまま表題に冠したのではないでしょうか(原文の…"Tausendonfer!" or something like it in German.(ドイツ語で「タウゼンドンファー」とか何とか )の件の謎単語Tausendonferを、やや音は異なりますがTausend Teufel(タウゼント トイフェル(=ドイツ語で「千匹の悪魔」)と解釈すれば複数形であることの説明は一応付けられるので)。
【参考:https://okwave.jp/qa/q226335.html#goog_rewarded】
個人的には、あの有名な「地獄への道は善意で舗装されている」の格言をも想起させる、やや皮肉を効かせた新潮文庫版(大久保康雄訳)の『善女のパン』のタイトルの方が好みですね(中坊の時分に氏の訳で読んだので愛着があるというのもありますが)。
>『最後の一葉』とか『賢者の贈り物』とか有名短編多い
腕っこき刑事の“粋なはからい”が光る『よみがえった改心(原題:A Retrieved Reformation)』なんかもイイですよね。https://www.aozora.gr.jp/cards/000097/files/46342_23166.html なおどなたが出処かは不明ですが、戦前に本作を『改心以上』と大胆に意訳された方がいらっしゃいます。蓋し名訳だと思いますね。https://ameqlist.com/sfh/henry.htm
>木野寿彦『降りる人』[第16回(2025) 小説 野性時代 新人賞受賞作]
四ヶ月待ってようやく借りられたので一気読みw。選者の一人である辻村深月氏による「この作品の一番のよさは、その「控えめさ」にある」との作品評には強く共感しました。
何と言っても、主人公の同僚にして唯一の友人であるAVマニア浜野の造形が秀逸ですね。職場の空気は読めない(というよりも読もうとしない)し、協調性皆無で主人公に輪をかけて世渡り下手。加えて工場の期間工という、景気動向次第でいつ何時解雇されてもおかしくない派遣労働に従事しているにも拘わらず、卑屈にもならず開き直りもせず、今の生活に対する心からの満足を表明しつつ堂々かつ淡々と「我が道(AV道)を貫く」姿勢にどこかしら惹かれていく主人公 ― 譬えるなら主人公が島崎で、浜野が成瀬あかりみたいなものかな(どちらも大分薄汚れてはいますが)。それこそ二人で漫才コンビを組む世界線もあったかもしれないw(笑)。
冗談はさて置き、物語終盤で二人が「なんてことのない海岸線の風景」を眺めながら交わすやり取りはちょっと感動的でしたね(↓)。
◆◆◆
「ねえ、浜野の言う降人は、どうして降りる人なの?選択することを重視するんだったら、選人とかの方がいいんじゃない?」
風が吹いた。何か見えないものがせまってくる感じがした。風が通り過ぎると、浜野は答えた。
「降りるってことを意識の隅に住まわせたいんだ。まあ、実際に何かから降りると、だいたい結果はろくでもないことになる。その責任を引き受けながらも、降りるってことを肯定的選択肢として持ち続けたい」
「なんだか難しいね」
それから、一分くらい海を見て過ごした。やがて、
「生きていい」
と浜野は言った。「今のお前には誰も言わないだろうから、俺が言う。お前は生きていい」
波が砕ける音がした。 (本書 p.212~213より抜粋)
◆◆◆
浜野の言わんとしていることは、アレかな…『カラ兄』でアリョーシャ相手にイワンが熱弁を振るったあの有名な件とシンクロしているようにも思いますね(上手く言語化は出来ませんが)。
―――
「…… たとえじぶんがまちがっていても、おれはこの復讐できない苦しみや、癒せない怒りを抱いているほうがずうっとましなんだ。…… だから、自分の入場券は急いで返そうと思ってるんだ。おれがせめてまともな人間だというなら、できるだけ早くそいつを返さなくちゃならない。だからおれはそうしているわけだ。おれは神を受け入れないわけじゃない、アリョーシャ、おれはたんにその入場券を、もう心からつつしんで神にお返しするだけなんだ」(亀山郁夫 訳)
>情報の正確さを目的とするならば、そこは大して重要ではない
>専門書や研究書、実務書の類は私は原典主義を取りません
>誰が書いたかより、それが(今現在)正しいかの方を重視
自然科学分野であればお二人の仰る通りだと思いますし、人文・社会科学分野でも(御大が例に出されたマズローの欲求段階説のピラミッドのように)発表年が古く先行研究が積み重なっている場合においては、「(現下において)正しいか否か」の判別は(AIに質問するなどして)門外漢でもある程度可能かと思います。しかし比較的新しい学問領域や、同一事象に関して複数のものの見方が出来たりする研究分野では、取り敢えずは「その分野で目下第一人者と目される人物が、著書や講演などで何と発言しているのか」に暫定的に依拠するしかないのではないかと思いますが、その点如何でしょうか? まぁ結局は「第一人者が述べている主張」にせよ「AIに質問を繰り返して得られた回答」にせよ、「個人的に納得出来るのはどちらの方か」が全ての判断基準になるのだろうとは思いますが。
マズローの例が出たところで序でに私も一つ。宗教改革者カルヴァンが唱えた教義と言えば真っ先に「予定説」[=救いについて神の選びは予定されており、人間のいかなる意志も介入出来ない]が思い浮かびます(手元の世界史の教科書にもそう記述されている)。ところが私の手元にもある全4編80章に及ぶ大著『キリスト教綱要(1559年)』においては、かの「予定(の教理)」に関しては神論やキリスト論、信仰義認などの主教理に大幅な紙数を費やした後に、いわば補助的に言及されるのみです(具体的には第3編第21~24章の4章分。もっと言えば予定説自体カルヴァンのオリジナルでは無く、中世後期の14世紀にカトリックの神学者らが既に唱えている)。予定説を(現在へと至る)改革派神学体系の中心に据えたのは、彼の教説の熱烈な擁護者テオドール・ド・ベーズに拠るところが大きいみたいですね(ネタ元はA.E.マクグラス『キリスト教神学入門』教文館2002より)。
>今週の読書
● 似鳥 雄一『税と権力 ―中世人はどうして税を払うのか―』
https://amzn.asia/d/05v3rBtu
成程、分からんw(苦笑)。
日本の中世期で税の問題を扱うと必ず税の徴収場としての荘園がセットで付いて来ますが、毎度ながらこれが何とも分かりにくいw(馴染みの無い地名の数々・時代によって変遷する役職名のオンパレード・乏しい記録資料etc.)。著者の主張をざっくり纏めると「荘園で働く百姓らは、それが神仏の加護(=呪力)であるにせよ具体的な武力の裏付けを伴う安住の保障であるにせよ、荘園領主に対し何らかの“見返り”を求めて納税していたのであって、決して常に一方的に収奪されるままだった訳では無い。一揆までは起こさずとも減額交渉のため領主宅に押し掛けたり、税金の使途にもの申す事例すら存在した。」ということのようです。
◆◆◆
荘園の歴史を最後までみてくるとわかるのは、中世人が税を払ううえで重要なのは、誰が税をとりに現場に姿を現すかということであった。住民が望んだのは、本所や領家の組織に属する人物が実際に荘園にやってきて、現地の実情をみて、人々の声を聞いて、それらに適切に対応し、領主としての責任を果たすことであった。…… 中世前期の荘園では、その出自によっては、預所が領主の在地性を担う存在となった。中世後期には、預所が実務から離れがちになり、代官が現地を任されることが増えた。直接経営が困難な遠方の荘園では、経営の外部委託と納税の定額契約へ、移行が進んだ。そうして経営者が楽をして高い収入を得ようとすればするほど、経営は破綻に近づいていったのである。…… 税を払う者と運用する者とがじかに顔を合わせる関係をつくることが、中世という時代にあっては有効な手法だった。税が貸借に近いものであるからには、「納めれば保障で返してくれる」という信用を、住民に顔をみせつつ構築することが、領主の立場としては大事だった。いわば、税にとって重要なのは「顔のみえる権力」だったのである。(本書p.283~p.285より抜粋)
◆◆◆
現在で言うなら立候補者が「ドブ板活動」で地道に有権者の心を摑む努力を怠らない―みたいなものかな。結局「人と人との繋がり」が何よりも優先されるという点は、今も昔も変わりは無いみたいですね。
>勇者のクズ
作劇的には「溜め」の段階なのかもしれませんが…それを差し引いても全体的にどこかしら展開がモタついているという印象ですかねぇ(苦笑)。
>あんな
あの時代に長居するつもりはない(3話でも帰ることを念頭に置いている)んだろうけど、目の前の案件片付けているうちに定着しちゃうパターンだろうね。人のことをよく見れるけど、自分には疎い(無自覚)のは主人公らしいと言えばらしい。ハピネスのめぐみもそんなタイプだったけど。
今回の話だとみくる側にほぼ非がないので歩み寄り方をどう持っていくのか。
>倉敷美観地区
20年くらい前にレンタカー借りて四国一周した記憶はあるんだけど、ついでに倉敷も行ったような、ないような。
>地元が舞台の創作物
東北もあんまないねー。東京が舞台になること多いけど、土地勘ないからさっぱりわからんのよな。
>魔女のパン
有名なやつだね。O・ヘンリーは昔読んだけど、それ以前から知ってる気がするな。なんだったらパン=消しゴムはこれで覚えたかもしれん。『最後の一葉』とか『賢者の贈り物』とか有名短編多いからNHKで見たかなぁ。
>著者が実際に述べていることなのか、それとも尤もらしい内容をAIが勝手に垂れ流しているだけなのか
個人的にはそこはあまり気にしてないですね。
専門書や研究書、実務書の類は私は原典主義を取りません。AIじゃなくても俗説、勘違い、間違った研究、古い研究をそのまま鵜呑みにして引用している本は腐るほどあるから誰が書いたかより、それが(今現在)正しいかの方を重視しますね。誰がなんと書いたかを問う機会もほぼないし。
例えば、マズローの欲求段階説のピラミッドって有名だけど、アレ、元の論文には出てこないんですよ。誰かが勝手にでっち上げてそれが有名になった。これも最近ツッコまれるようになったやつだけど、それまでずっと心理学の本にも堂々と書かれてたからね。原典ってどこだよ? 論文か?ってなるよね。
そもそも論として本に書かれていることが正しいかを判断することが容易ではない。自分が知らない分野なら尚更。であればAIも大差なくて、あとは納得できるかどうか。AIを重用するのは納得が行くまで質問を繰り返せるからですね。
あとは、たとえば私は精神科医のコフートをよく(たまに)取り上げるんですが、この人は「人間は依存するのが当然だ」と考えていたんですね。それまで(というか今でも)タブーだった患者とプライベートでも付き合うことを平然としていた。こういう属人性が高いものならセットで考えるけど、そうでないなら発言者と発言内容は分離しちゃいますね。人の名前を覚えるのも面倒だし。
>なぜ悪人が上に立つのか https://amzn.asia/d/01QCeCbF
この手の著者の主張に合うエピソードや研究を延々と垂れ流されるタイプの本は最早苦痛だな。AI要約でええわ。
1.権威的な(攻撃性があったり、支配的だったり、刺激的な)仕事はそれを好む人が集まりやすい。
2.偉くなるには競争に勝つ必要があるのでさらに間引きされる。
3.勝った奴は調子に乗りやすい。
4.一般人も能力云々より自信家な奴を選びやすい
みたいなそんな話。
>勇者のクズ
あのメガネってDr.STONEのゲンみたいな裏切りそうで裏切らない、むしろ一番の理解者ポジションじゃなかったのかw
幼女先輩におかれましては、長い一週間をハラハラとお待たせしてしまう事がまことに申し訳無く思います…
一方で、OP、EDで変身済みで登場して、本編でも変身後の名前で呼ばれているにも関わらず、未だに変身バンクも流さずアイス食ってるプリキュアが居る事を考えれば、今更かな?とも思う訳でして…w
>ポチタンの玩具はぬいぐるみとしてももちろん、
>ポシェットとして頭の中にモノを入れられる
ああ、時空の妖精が何で「ポチ」なのかと思ったら「ポーチ」なのか。
>お姉さん風
>ちょっと余裕そうな態度はそこからも来ているかな
後、ポチタンのお世話は基本あんながしているから、それも「私って大人!」な錯覚をブーストしているかもですね。
>ポンポン開発するとジェットが何とかすればいい感出る
というか、今後当分の間発明品(新商品)を披露する機会が無いと思うのですが…
今の内に発明家以外の役割を獲得しておかないと、空気になりかねない気がします(苦笑)。
差し当たって、ポチタンの診療、或いはケンカの仲裁ができるかどうか…?頑張れ222歳の年長者!
>金田れい
「レー」が「れい」は少しだけ厳しい気もしますが、髪飾りが菱形なのがポイント高い。
プリキットのホルダーやノートの裏表紙には、四人のプリキュアのイメージ図形(多分)が描かれてますが、丸がアンサー、四角がミスティック、雫型がアルカナだとしたら、残るは菱形だけなんですよねぇ…
でもこのタイプ…「校内での探偵行為は禁止です!」とか言いそうな雰囲気あるんだよなぁw
>今週のお題
二つの事件が一つの事件なのはメタ読みで分かった。
頻繁に目撃される幽霊と恵子と準備に時間を掛けているニジーはイコールで繋がる。
頻繁に画面に映り、幽霊(ニジー)がウロウロしているので、今回のターゲットはツバメの像。
つまり、今回の問題は「像をバレない様に盗む方法」…低く飛ぶツバメがヒントになるなら、雨で足跡他の痕跡を洗い流すのが正解か!?
正解→「ハンニンダーにして空を飛ぶのさ!!」
ワイ「レギュレーション違反だろそれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!(泣)」
あ、因みに時差は普通に頭から抜け落ちてました。(←理系)
>アホ毛でケンカすんな
毎年先輩が変な置き土産を残していく昨今ですが、今年はこころ先輩のアホ毛芸でしたかww
>「明智あんな」という女
似たシチュエーションのハレワタールさんの回の感想を読み返してみましたが、大分違う展開ですね。今回はかなりエグい。
「ウソを吐かない」と豪語する言動をより広義に捉えると、「自分は潔白である」「潔白であろうとする」動機が働いている様にも思います。
つまり彼女は自分の醜さを自覚してないし、認められない。その影がチラつくと善行で埋め合わせて「潔白」を示そうとする。
真理子さんに傘まで渡すやり過ぎな親切からは、そんな必死さを感じます。
…でもこれは流石にドロドロし過ぎな考え方ですかねぇ…?
>読み切り漫画
>主人公はテニスよりも周囲とコミュニケーション取ることを頑張った方がいい
天才と別の学校だったらその手が使えたと思います。
でも同じ学校だから、周囲は天才の信者(になる)ばかりでしょうし、そんなのと付き合っても自分も天才の取り巻きになるしかなくなる。
それを回避するには天才に勝ち続けて、取り巻きを奪い取るしか無い。
でもそれは現実的ではないし、もしできても今度は天才が孤立して「俺にはテニスしか無い!」「テニスを奪われてたまるか!」と思い詰める。
そうなるともう後は泥沼の信者争奪戦になって、何かこの二人、どう転んでも未来暗そうだな〜…って思っちゃう読後感なんですよね。
>著者のクレフェルトが実際に述べていることなのか、
>それとも尤もらしい内容をAIが勝手に垂れ流しているだけなのか
情報の正確さを目的とするならば、そこは大して重要ではないと思います。
本の参考文献の様に、AIも出典を調べる事ができるので、それを追って確かめれば良いのではないかと。
まぁ、あんまり難しい問題の答えをAIが出した場合、膨大な出典とそこから導き出されるロジックが複雑過ぎて人間に理解できない…なんて問題も指摘されて久しいですが。
>自分の中でいくつかの物語を作っておくと憶えやすくなるかもしれませんね
成る程です。
まずは「目的」から逆算されるプロセスを考えたりして、掘り下げて行こうと思いますです。
記憶に残らないのを気に病んでしまうのは、「時間を無駄にした」とか「作品への愛が足りない」とか「憶えてる人より自分は劣っている」とか自分を責めてしまうからなんですよね…
兎角自分は(親に馬鹿だと思われてるのもあって)己の知性を証明するものが無いので自信が無いのですね〜。
>「魔女のパン」と「善女のパン」
「魔女のパン」の方が訳として適切だと感じました。
ミス・マーサの最早ファンタジーとさえ言える夢見がちな妄想とその暴走が溢れ出る様は、「魔女」の形容が相応しい様に感じますねw
短編だから仕方無いのでしょうが、男の方の想像力の無さは、彼女が可哀想だとも思いますが…主人公に容赦したら良い作品はできないって聞きますからね…
愛妻と愛娘二人との四人で岡山県の倉敷美観地区を初訪問。天候にも恵まれ家族団欒のひと時を過ごせました。
>ミステリマガジン プリキュア特集
>ミステリ監修は特に置いてなくてスタッフ会議で知恵を出し合っている
特集と言っても内容自体は見開き2ページでほぼベタ記事に近い扱いでしたねw。まぁ想定される読者層を鑑みればその扱いも宜べなるかなでしょうか。
それにしても4クールアニメで「知恵を出し合う」のは中々大変そう。確かふた昔ほど前のアニメ版『一休さん』でも、毎回スタッフが四苦八苦してとんちのネタを絞り出しているとコメントしていたように記憶しています(今調べてみるとプリキュアシリーズと同じく東映作品で、しかも足掛け8年間もやってたんですね)。
>こういう本はAIの要約でいい
全く仰る通りなんですが、AIの出力した要約が的を射ているものなのかどうかを評価するためには、結局原典に一通り目を通しておく必要があるというジレンマからは逃れられないように思います。例えば御大が代わりにやって頂いた『補給線』のAI要約にしても、著者のクレフェルトが実際に述べていることなのか、それとも尤もらしい内容をAIが勝手に垂れ流しているだけなのかは、結局は本を読んだ人だけしか判別出来ないのではないでしょうか(なお当の要約については、私は概ね正しいとの判断です)。
>結局確証バイアスみたいな自分が最初からそう思っていることに紐づける形で記憶に残るってのが自然
同じ本を読んでいても、人によって「心に残ったフレーズ」が全然違っていたりしますしねw(笑)。挙げ句の果てには自身の思想(偏見)に合わせる形で、原典の文章を改竄・付加することまで私達の脳細胞は無意識のうちにやってのけてしまいますから…まぁ御大のご指摘の通り「元々人間は本を読むために作られた動物ではない」ですし、何よりこれまで世界はどうにか回ってきたんですから、別に記憶に残らなくても気に病む必要は無いようには思います(ところで私は大変忘れっぽいので、この板を「読了した本の備忘録」代わりにも使用していますw)。
>パンを消しゴムに使うやつ
O・ヘンリーの『魔女のパン( 原題 Witches’ Loaves )』を思い出しますね(因みに新潮文庫版では内容に照らして『善女のパン』と訳されている)。ちょっとしたミステリー仕立てに何ともほろ苦い結末…短編の名手の持ち味が遺憾無く発揮された一品です(↓)。
https://yuji.cosmoshouse.com/works/loaves/loaves.htm
>柞刈湯葉『横浜駅SF』
>横浜駅をダンジョンに見立てつつ各地を転々とするのはロードムービー感もあって雰囲気は嫌いじゃない
読了しました。もう十年も前の作品なんですね、全く存じ上げませんでした。処女作ということもあって人物描写や物語展開の粗削り感は否めませんが、古のSFの香り漂う壮大なホラ話設定を十分に満喫出来ましたw。
個人的には我が故郷・四国の描写が割と多めだったのが嬉しかったかな。SFに限らず、四国が舞台の創作物の絶対数そのものが少ないですからねぇ(近作だと香川県小豆島が舞台の『高木さん』ぐらいでしょうか)。
>ミステリマガジン プリキュア特集
目新しい情報はないけど、ミステリ監修は特に置いてなくてスタッフ会議で知恵を出し合っているとのことですね。
>読み切り漫画
アレだ、メダリストのモブ視点だなw
それはそれとしてこの主人公はテニスよりも周囲とコミュニケーション取ることを頑張った方がいいんじゃない?w モブが仲間とつるむのはこの点でちゃんと合理性があると気付かされる。愛嬌ある方が人生では得するからね。
>思想体系や目的に合うものしか自分の中に留めて置けない
人間の認知と記憶力って結構恣意的なのと忘却機能が強いので、雑学100個出されても多分10個も憶えられない。結局確証バイアスみたいな自分が最初からそう思っていることに紐づける形で記憶に残るってのが自然だろうと思います。
だから、自分の中でいくつかの物語を作っておくと憶えやすくなるかもしれませんね。例えば私は人間をバカだと思っているのでそれを補強する形で憶えています。思想体系って言えば聞こえは良いけど要するに偏見だからね。
>フォークの歯はなぜ四本になったか
著者が何を言おうとしているのかまるでわからないけど、日用品(フォーク、ボタン、ピンなど)の雑学集としてなら…いや長ぇよ。途中で放棄。こういう本はAIの要約でいい。
>Netflix
>モー
パレスチナ難民として22年前にアメリカに来たものの、移民申請が通らず労働許可証ももらえないので非合法的に働くしかない主人公(兄が無能なので実質一家の大黒柱)。難民を受け入れておいて労働許可証がもらえないってどういうこと?ってのがアメリカの制度的矛盾で、受け入れはするが申請を引き伸ばす。結果、生活保護を受給されるわけでもなく合法的にも働けない。非合法的に働くしかない。実質そうやって難民を締め出しているわけだね。
話が地味でシーズン1で飽きた。
前回の次回予告を観たワイ「ほほう…ファントムの変装技術は遂に漫画を食材にする所まで…」
オーバーテクノロジーの存在するミステリって、それがトリックに使えない様な設定を考えるのも大変そうですよね。
本編ではパン屑で木炭を消すのは知ってましたが、野菜が食材ではないと言われるまで、そこに思い至りませんでした。
>ゴウエモン
変装続きだったけど、パワー系の見た目に違わず強盗スタイルですねw
「茹で上がる」の台詞にそういや元ネタの人は釜茹での刑に遭ったんだっけ?と変な所で披露される雑学。
桜吹雪といえば、アゲセーヌはハイビスカス。ニジーはバラ。と元が妖精だからかキャラクターのイメージの花を押し出す所が愛嬌がありますね。
つか、今回も普通に逃げてたのはやはりアレか…前回の指令は漁夫の利を得る為にるるか達が吐いた「ウソ」なのか…?
>るるかのアイ…ペンダント
玩具発売の目処が立ったのか、今回は隠さずディティールまでくっきりと描かれてましたね。玩具を狙う幼女先輩の情報源はやはりアニメ本編なので、スポンサー的には時期が来るまで細かく映して欲しくないのかも知れない。
>事務所の二階はプリティホリック
マジか!?マジだわ!!?
28年前から既に存在しているプリティホリック…これは四葉資本の香りがしますわw
それにしても…探偵事務所にコスメショップとか取り合わせがエグいなwどういう展開で捩じ込む気だww
エクレールさんがプリティホリック創業者だったりするんか?www
>ひゃくえむ
似た様な話、昔読んだな〜…と思ったら、同じ原作者の読み切り漫画でした。(↓)
https://pocket.shonenmagazine.com/title/00277/episode/167499
個人的には何か釈然としない終わり方かな〜と。主人公と相手の天才は、これ以上関わり合いにならない方が良い気がする。
>どういう思想を持とうが1位が決まるのが勝負の世界
自分がハマってるデジタルのTCGの対人戦ランキング1位の人は、デッキ名が表示される所をコメント欄代わりにして、このゲームの愚痴書いてますね。
こんな奴はいつか泣かしてやる。(勝算は無い)
>Netflix
Mo/モー
https://www.netflix.com/jp/title/81134264
恩師の界隈で評価の高かった海外ドラマ。
Netflixの単語見たら思い出したので。
>「今なら敵の体勢が崩れている」と判断したら、計画値を無視して前進する。
初代ガンダムの「敵の補給艦を叩け」ですねw
無茶の皺寄せが殆どアムロの才能に伸し掛かるヤツw
>本を読んでも記憶に残らない悩み
ショーペンハウアー曰く、
「私たちは皆、自分が興味あるもの、つまり自分の思想体系や目的に合うものしか自分の中に留めて置けない。目的なら、誰でも持っているが、思想体系めいたものを持つ人は、ごくわずかだ。思想体系がないと、何事に対しても公正な関心を寄せる事ができず、その為本を読んでも、何も身に付かない。何一つ記憶に留めて置けないのだ。」
(ショーペンハウアー 「読書について」電子版より)
言われてみれば当たり前ですが、上記の悩みを持つ者としては目から鱗と言うか…思想体系なんて持った覚えが無いから、成る程仕方無いのかな?…と。
>品数絞って本当におすすめのやつだけ教えてほしい
映画ですが、「Kino Iglu(https://kinoiglu.com/about/)」って移動映画館?とやらをやってる人達は、そういうサービスもしてるって聞いた事ありますね。
>メダリスト
スポ根がインフレバトル漫画になるのは知ってますが、何かおかしな所でインフレ始まってて困惑。
>勇者のクズ
三人娘の原体験やトラウマが明かされつつあり、ドラマが動き出しそうな予感が良い感じ。
…でも合法ロリの「勉強できない」問題なんて、どうやってドラマにするんだろう…(汗)
>今週の推理
・漫画が食材になっちゃった!
→はは~ん、さては特殊設定ミステリだな。
・絵画教室の前でチラシ配り
→パンを消しゴムに使うやつね。ヒントあざす。
ワイ、最早メタ読みと知識でしか解こうとしない。
>Netflix
>今際の国のアリス
デスゲームものって時々見たくなるけど、結局ゲーム説明されて参加者がどよめいているところと、頭良さそうな奴が「ふ~ん、なるほどね」って言ってるところがピークなんだよなぁ。
ゲーム内容が頭脳系・体力系・協力系・裏切り系と豊富な種類を取り揃えているけど、体力がない主人公が体力系のデスゲームに勝ち残れたりとご都合感もその分増しているのがネック。特に北斗の拳に出てきそうな奴がどうやって頭脳系のゲームに生き残れたの?ってツッコミが止まらない。
>柞刈湯葉『横浜駅SF』https://amzn.asia/d/0aPjDXE4
横浜駅が自己増殖して日本中を飲み込んだら?という一発ネタから作られた小説。文明が崩壊しているはずなのに、何故か識字率が高かったりツッコミどころは多いものの、横浜駅をダンジョンに見立てつつ各地を転々とするのはロードムービー感もあって雰囲気は嫌いじゃない。
外伝として前日譚になる『横浜駅SF 全国版』もある。
>早川書房のミステリ雑誌がアニメ『名探偵プリキュア』に注目 最新号「わたしの愛する名探偵」特集にレビュー掲載
https://news.yahoo.co.jp/articles/48839dd2c84ebddde03c6ad2e499ca7f48309f6a
紹介されるだろうなとは思ってた。図書館に置いてある雑誌だから月末にでも読んでみますか。
>今週のトリック
犯人が勘違いしてボロを出すのはミステリでも時折見かけますが、「そんな勘違いする?」問題はついて回るんだよなw
>ウソノワール→オペラ座の怪人モチーフ
ぼんやりモチーフなんだろう?って思ってたけど、それか。タイトル有名だけど中身知らないんだよなー。劇場をアジトにしたのは見た目もお洒落だし、暗い雰囲気もないので子どもにも抵抗感がなくセンスあるなと思いましたね。
>るるかのアイス
視線誘導術としては極めて効果的ww
こっちもペンダント(マコトジュエル)で変身するのかな?ってぼんやり思ってたけど確認してなかったな~。確かにそれっぽいものは付けてる。まあ、でも公式サイトのキャライラストにばっちり描かれていたりするんだよなw
>Netflixで見たアニメ
>超かぐや姫
子どもの好きなオカズを全部盛り込んだお子様ランチみたいな作品。
とにかく要素が多い。オープンワールドMMOのような仮想空間。配信で成り上がり。ド派手なバトル。ライブ。ボカロ。SF。ガール・ミーツ・ガールの青春。とにかくどれかは当たるやろ、みたいな雑多さ。作画は終始可愛くクオリティは高い。
一方でシナリオはスカスカで軸はない。必然性のないバトル。必然性を感じないライブ。取ってつけたようなシリアス。でも2時間20分可愛く華やかで、なんかそれっぽい話を見たいだけならええやろ的な作り。色んな要素が詰まったアミューズメント・アニメ。
>ひゃくえむ
陸上版『ピンポン』といった趣の作品。原作漫画は『チ。』の人。
秀才タイプの主人公と、(芽が出るのが遅い)天才タイプのライバルの物語。超かぐや姫とは正反対にシナリオはよく出来ていて作画もリアル方向でクオリティが高い。ロトスコープ(先に実写映像を撮って作画に起こす技法)を取り入れていて独特。正直、絵の振れ幅が大きすぎてあまり好きではない。
『ピンポン』では結局秀才タイプが無難に落ち着いたけど、本作も終盤までは同じ。本作の天才たちは世界観でもスケール勝ちしていて他を圧倒する。しかしその世界で窒息しかけている。最後の最後に主人公がホビーアニメの主人公のように「走るのは楽しい」ことを思い出し天才に並ぶ。決着の行方はご想像にお任せ。
個人的にはそこまでしたなら決着は付けてほしかったかなぁ。「何のために走るのか?」にスポットを当てた作品だからそこは不要ってことなのはわかるんだけどね。でも、どういう思想を持とうが1位が決まるのが勝負の世界なのもまた事実ではあるよね。
>『補給線』
図書館になかったのでAIに要約させましたが、「気合い」についてはこういう見解のようですね。
兵站的に言えば、
・補給線がまだ万全ではない
・燃料の備蓄は理想値に達していない
・後続部隊が遅れている
それでも「今なら敵の体勢が崩れている」と判断したら、計画値を無視して前進する。その決断ができるかどうか。
たとえばノルマンディー上陸作戦後、連合軍は計画上の補給能力を超えて前進を続けました。理論上は止まるべきだった局面でも、勢いを優先した。結果的にそれがドイツ軍の立て直しを許さなかった。
つまり「兵站をどうやりくりするか」だけではなく、「兵站上は無理筋でも、勝機があるなら踏み込むかどうか」この一点に胆力があるかどうかが問われる。
ここがクレフェルトの“ちゃぶ台返し”的な面白さです。
名乗りの時、おでこに指当ててドヤ顔してるの格好可愛いんよな…(ルッキズム)
>ウソノワール
おっ!最初からラスボスが居るのは久し振りですね。
つかラスボスのモチーフ誰かと思ったら「オペラ座の怪人」かよ!?ファントムってそこから取ったの!?つかアレってミステリなの!?!?
>探偵道具
>普段は小さくして持ち運べるようになっている
主力おやつも探偵道具って言い張ってるの草。
現時点では(ぶら下げるヤツも含めて)六つか…図面にあった鏡付き虫眼鏡で七つ道具完成なのか?ぶら下げるヤツには他に機能があったりするのか?
因みに、手帳じゃなくて名刺でも差し出すのかと思ってましたw
>今回の事件
いや〜、普通に難しかったと思いますよ?
最初の逆さ置きも大きく映ってはいても一瞬でしたし。裏返した亀が花に見えるって発想が普通じゃないし。なのに作中では頑なに「ひまわり」って言わないし、「花」とすら言わない。ギリ「植物」って言うだけだし。
「亀の置物」という確証バイアスを強化する為に、こういう台詞回しにしたのかも知れませんが、リアタイ視聴でこれを当てるのはちょっと厳しいんではないかと…
家具屋って背景もノイズが多くて、初見でひまわりの絵や柄に目が行き難いのも尚更。
>慌ててクッションの中に隠した(隠す必要ある?)
定位置に置きっぱだと目立つから触れるチャンスが無いんでない?
本物が帰って来る時間制限がある事も考えると、騒ぎが起きるリスクを冒してでも、いつでも持ち出せる場所に隠した方が逃げ易い気もしますね。
>るるかは何故アイス食ってるのか
>……大好物だからですか、そうですか
チッチッチ…
実はこれこそが今回最大の確証バイアスなのだよ。
よく見たまえ。森亜るるか…彼女は首から何かを下げている。それが何なのかは番組的トップシークレット。故に彼女は常に胸元に何かを持たねばならなかった。
基本はマシュタンを抱いていれば良い。だがそれではマシュタンのキャラを立てようとした時に不都合が起き易い。だからマシュタンの言動を自然に見せる為、彼女を手放し、その間胸を隠す何かが必要になった。
もうお分かりだろう?るるかがアイスを食べるのも!そのアイスがデカい二段アイスなのも!全ては「好物だから」という「確証バイアス」でカモフラージュされた、胸元のペンダントを画面に映さない為のギミックだったのだよ!!!
(…と思ったけど観返したらそこまで露骨に隠してなかった…orz)
>ネットリテラシー
>バカが100人も集まれば数の暴力になる
ChatGPTに愚痴ったら「歴史的に見ると、メディア革命の直後は常に不安定です。」って出力されました。
まぁ…被害者には気の毒ですが、気にすんなって事なんでしょうねぇ…(溜め息)
>“Tofu on fire”
それで商売する辺りが逞しいと言うか何と言うか…w
まぁ最近はYouTuberも何か訳分かんない自分モチーフのグッズとか売ったりするから、今の時代じゃ普通なのかも知れませんが。
>クワック・サルヴァーだっけ?
>人名なのか組織名なのかわかんなくて混乱したんだよな
ですです。
こういう黒幕的なのは個人か組織かぼかす所がスパイものの醍醐味の一つ…なのですが、最近公式が出した「固有名詞説明ショート動画」で人名って特定されてて萎えた。
つかG-レコの時は(強制終了)
因みにコミカライズでは「インチキ医者」とのルビが振られ、「詐欺師の代名詞みたいな名前」とか「会いに来てるのが本物とは限らない」とか言った挙句、「騙されてる可能性も含めた上で仲間になれって言ってる」ってハサウェイは解釈してました。
…これでよくマフティーやる気になれたよ、ホント…
>フリーレン
エルフのやらかし案件二連発の巻。
もう「エルフのクズ」に改題しろよw
>『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
>2/21(土)よる6:30より
>テレビ初放送決定
https://x.com/doraemonChannel/status/2022083311133438019?s=20
フハハハハハハハハ!!!
当日のトレンドはこの映画の話題が頂いた!!
親が外国人(&猫)役を務めて、我が子のごっこ遊びに付き合わされる微笑ましい絵図が予想出来ますね(^ ^)。
>何故か裏向きに置いてしまいます
初見で気付きはしたものの、それが真相解明とどう繋がるのかは私もタネ明かしされるまで分かりませんでした…未就学女児向けアニメ侮り難しですねw。
>見るからに亀やろ。ひまわりとは思わんやろ!
真っ先に思い出したのがこの話題ですね(↓)。しかし“Tofu on fire”とは何とも秀逸w。
https://grapee.jp/698551
>ネットではポアロか?とは言われていました
名探偵エルキュール・ポアロはベルギー人(フランス語圏)という設定ですし、エクレール(エクレア: éclair)もフランス語ですから、追加戦士第一候補はパティシエ帆羽くれあ嬢でしょうかねぇ…。因みにéclairの原意は「閃光」転じて「(知性の)閃き」なんだとか。上手く洋菓子に絡めて来ましたねぇ。
ところで今気付いたんですが、来栖エリザ嬢の中の人の名字は「明智」だそうで…ひょっとして名前で選ばれたのかしら(←失礼)
>全体的には雑な説明とジョークに終始していて読み物としては半端感がある
私は試し読みだけしかしませんでしたが、全く同感ですね。堀元氏の持ち味は活字よりも軽妙洒脱なプレゼン力において遺憾なく発揮されるように思います。
>ファーストコンタクトものは散々擦られたネタだからよほど出来が良くないとキツイ
仰る通りです。長編ならアーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』、スタニスワフ・レム『ソラリス』、マイナーどころでロバート・L・フォワード『竜の卵』、短編ならジェイムズ・ティプトリー・Jr『そして目覚めると、わたしはこの肌寒い丘にいた』etc.…綺羅星の如くひしめき合う傑作群と比べると、どうしたって見劣りしてしまいますわw。
>それも織り込んで本に書いて欲しかった
総裁職を退任&帰国後日ならずして執筆されたみたいですから、流石の服部氏も言及するのを憚られたのかもしれませんね。
>今週の読書(簡易感想)
● マーチン・ファン・クレフェルト『補給線―何が勝敗を決定するのか』佐藤佐三郎訳 原著1977発表
https://amzn.asia/d/0836ovkg
― 一般的に兵站の歴史とは、軍隊が現地徴発への依存からしだいに脱却することである。― (本書 p.303より)
ふた昔ほど前の本で恐縮です(2022年に増補新版が出ていますが、こちらは図書館には置いてなかった)。兵站というのが何とも地味なテーマなせいか、これといった本があんまり無いんですよねぇ。以下ちょっと心惹かれた部分を抜粋引用します。
◆◆◆
要するに17世紀の軍司令官達が戦略の基礎を置いた基本的な兵站の実相は次のようであった。
① 食って行くためには移動し続けることが絶対必要[進軍した先々で兵の食糧・馬用の飼葉を奪取するため。従って敵城塞の包囲攻撃など軍が長期の足止めを余儀なくされた状況では、周囲の田野は忽ち食い尽くされしばしば作戦行動が継続出来なくなった]。
② 行動の方向を決めるとき、根拠地との接触[補給線]を維持することにあまり頭を悩ます必要は無い[現地徴発が当時の戦略の基本なので。なおこの「現地徴発」という方針は、第一次世界大戦時のドイツ軍においてもなお残存していた]。
③ 河川をたどり、できるだけその水路を支配することが重要である[当時は陸上輸送より水上輸送の方が遙かに容易だったため]。 (「第一章:16~17世紀の略奪戦争」p.28より)
――
フランス革命以前の二世紀間の戦争では……食糧の供給に比べて弾薬の供給は、はるか後年の1870年の普仏戦争後まで、たいしたことではなかった。…… 弾薬の消費量は、食糧や飼葉のそれに比較して、取るに足らぬものだった。…… 弾薬の補給問題が作戦行動に影響を与えたという証拠はない。……(「同」p.65~66より)
――
… もしこのような略奪の連続が遂に1914年の第一次世界大戦の勃発とともに破れたとしたら、その原因は戦争が突然人間愛に満ちたものに変わったからではない。弾薬や他の戦争必需品(その中には初めて自動車燃料も入ってくる)の消費量が膨大にふえた結果、軍隊がその補給物資をもはや現地徴発することができなくなったからである。…… 今や停止中の軍隊を維持するのは比較的容易になり、急速に移動中の軍隊を維持するほうがほとんど不可能になった。このような概念の逆転を理解するのに若干時間がかかったのは驚くに当たらない。… (「第八章 知性だけがすべてではない」p.387~388より)
――
… 1944年に連合軍が収めた勝利[=ノルマンディー上陸作戦及び付随する一連の軍事行動]は、あらかじめ作られた兵站計画を実施したからというより、むしろそれを無視したためだと言っても、必ずしも誇張ではないであろう。結局のところ勝敗を決定したのは、計画を無視し、その場で対策を実施し、危険を冒すだけの積極性があるかないかだった。…… 人間の知性だけが戦争を戦う道具ではないし、したがって戦争を理解する道具でもないと認めることが適切であろう。…… (「同」p.392~393より)
◆◆◆
著者によると、鉄道やトラック、飛行機といった文明の利器の発明を以てしても、兵站問題を劇的に解消するには至らなかったみたいですね(p.388)。
あと本書において著者が繰り返し具体的な数字や計算を列挙しつつ「兵站が戦争という仕事の10分の9まで占めている(p.385)」と主張する一方で、(先の引用にも窺えるように)事前の計画に囚われず、時には柔軟かつ大胆な決断を下せるだけの度量を現場の指揮官が備えているかどうかによって勝敗は大きく左右されるのだ、という一種のちゃぶ台返し的な結論に至っていたのがなんか面白かったです。結局最後は「気合い」なんかいみたいなw(笑)。例によってやや記述はやや冗長な嫌いがありますが、図書館に置いてあれば一読してみて損はないかと思います。