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ついに変身か!?

 すでになってました状態で登場するのは良い期待の裏切り方。


>グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船
 要素がとっ散らかっていて特に序盤のテンポが悪い。並行世界なのは読む前からわかっているのにそこに行くまでが無駄に長い。ミステリで例えるなら100ページ過ぎても殺人事件起きなかったらダルくね?って話。それ以前にメタバースやら並行世界は擦られすぎて食傷気味。
 この本を読んだ上で『飛行船帝国』を思い返すとイベントが次々と発生して主人公たちが巻き込まれながら転がっていくストーリー展開は読んでいて気持ちいいなって思う。ダルい小説って設定をダラダラ説明してるだけなんよな。

>ガリレオ裁判
 登場人物の関係性が途中でわかんなくなったw この手のやつ相関図つけてくんねーかなw
 当時の手紙がある程度パブリックなものであれば読み回されたり、勝手にコピー(意図的な改悪含む)されてたってのはよくよく考えればそうかって話ですね。誰々に宛てた手紙が残ってる、みたいな話をよく見るけど有名人の手紙を収集してた人とかいそう。


>ユーフォニアム
 久美子って謎にモテるよね。特になにするってキャラでもないのに。他人から見て「この人はこういう人なんじゃないか。自分を許容してくれるんじゃないか」みたいな雰囲気があるんだろうか。
 金剛石ちゃんはもっとシンパ増えて良いと思うんだよね。

編集・削除(編集済: 2024年04月15日 19:38)

連日ユーフォ見て予習完了

>飛行船帝国(天沼春樹)
https://www.amazon.co.jp/dp/4593533546
 飛行機の代わりに飛行船技術が発達したパラレル世界。レポ党(ナチスのパラレル)が暗躍する1929年に転移した主人公の冒険活劇。
 テンポもよくサクサク読めて明朗快活な内容だけど、主人公側にルパン三世と不二子、阿笠博士がいるみたいなレベルで無双するのでレポ党がただのヤラレ役になっているのが良くもあり悪くもあるかな。それ以上にイラストが93年出版を加味してもなおクソダサなのが致命的。


>ゴミ屋敷本
 あれは私もトータルでは半分以上読み流してるよ。知りたいのは学術的、医学的知見だけだったから自治体でどうやったああやったみたいな話は話半分でいいし。


>フロイト
 例えばエディプス・コンプレックス一つとっても私には意味がわからない。まったく共感も身に覚えもない。これを引用して説明してる本はごまんとあるけど、書いている人は「そうそう、俺もそうだったんだよ」って思ってたのか?って。この学説を裏付ける統計データや意識調査を一度も見たことがない。
 端的に言って、変なおっさんが変なこと言ってただけ。って私は思うよ。心理学の本好きでよく読むけど、意味不明なこと書かれてることも多くて面白いんだよね。世の中の人、こんな意味不明なこと信じてんの?ってなる。


>肉食の思想
 う~ん、動画だけの印象だと牽強付会に過ぎる感があるかなぁ。動画のコメント欄にもあったけど日本人だって魚とか頭のまま出したりしてるしなぁ、とか。それだったら不安遺伝子が日本人より少ないから、って言われる方がまだ説得力あるかなぁ。
 西洋人がゴミクズなことに異論はないけど、日本人だって日本人を低賃金で奴隷労働させてるしなぁw 人権意識がないのは人間の仕様だと思うけどw 図書館にもないからパスで。


>ダンジョン飯
 カブルーさん、一人だけ人間パズルやりだして草。
 人間には興味あるから対人戦は強いけど、魔物への理解は浅いから弱いってのはライオスと対照的で面白いな。

>烏は主を選ばない
 一度に4人以上登場すると私の処理能力がパンクする(2週して人間関係と勢力図を把握)。
 都会女にうんざりしたイケメン男子が田舎女を「おもしれー女」するわけでもなさそうだけど、そうなると女同士のバトルが茶番化しそうな気配。どう回すのか。どっちにしろ「あー早くニンジャやってきて皆殺しにしないかなぁ」って思いそう。

>アストロノオト
 相変わらずターゲット層がわからんな。

>魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?
 感情表現や言語表現が苦手な陰キャ(オタク)がニヤついたり不適切なセリフを言ったら周囲が怖がったり畏怖する、って展開現実にはただキモいだけなんだよな。昔からあるシチュエーションだけど陰キャはこれ見て気持ちよくなれるものなの?

>ユーフォニアム
 久石奏ちゃんをわからせたい(ゲス顔)
 って思ったら「#久石奏惨敗シリーズ」https://togetter.com/li/1340638 なるものがあって草。

編集・削除(編集済: 2024年04月10日 14:17)

都会女子が実はド田舎出身とか

 止めてくれ。その設定は俺に効くw
 これで喋りが訛ってたりしたら推せたんだけどな〜ww
 今回のエピソードからユキのパーソナリティを推測すると、「ギリギリまで何もしない分、やる時は過激な事をやるタイプ」って感じでしょうか。
 後、ユキとまゆを繋ぐキーワードは「美」なのかも知れない…とも。グルーミングとか気合い入れてやってるみたいですが、まゆに美しいと褒められた経験が原因となって、意識的に綺麗好きにしているのかも知れない…とか。
 つまりは、ユキはまゆの事をちゃんと大好きでいるのだろうし、そんなまゆがプリキュア関係の案件でギリギリの状況に追い込まれれば、意外とあっさりと変身できてしまいそうな予感がするんですよね。

>まゆの闇
 過去作から引用するなら、ひまりやらんの様な「ガチ勢が一般人相手にやらかした」パターンの様に思えますが…
 過去作の場合は、主人公側も共通の趣味を持っていたので、ガチ勢としての研鑽と人間関係の問題をほぼ同時進行で進める事ができましたが、今回はそうではないので人間関係とは切り離して掘り下げている感じがしました。

>今回のバトル
 バトルでも救助でも、一時的にでも相手を無防備にできればバンク技を打ち込める隙になるって構成ですよね。そういう点で、相手を空中に打ち上げるのは今も昔も有効な戦法だと思います。


>フロイト
 何か法廷ネタがやれる程度には問題児だったみたいですね。




>彼は嘗て…「SEEDの良心アスラン君」と呼ばれた…
https://www.youtube.com/shorts/zYp8-mJ4S2g

>アストロノオト
 「古い」と一言では断じられない奇妙な違和感がある…様な無い様な。
 取り敢えず情報量がエグかった。歓迎会の時、何か台所に幽霊居たし。
 こういうのされると観るの疲れるんだよなぁ…(苦笑)

>烏は主を選ばない
 成る程…つまりはノーマルと見せ掛けてBLと思わせて実は百合という事なんだな!(迷推理)
 意味不明なカットがやたら多い印象。つまりは伏線という事で、後から観返すと楽しめる代物なんだろうけれど、そんな時間も無ければ一々憶えてもいられないんだよなぁ…orz

>戦国妖狐
 結局、道錬が一番人生エンジョイしてた件。
 乱世で人生エンジョイしようと思ったらバトルマニアになるしかない…って話の様に見えるけれど、バトルマニアとしての純度の低い迅火は力のインフレに飲み込まれてしまいました…と。
 身内に精神的に安定しているキャラが居ないのが不安でしかないんだけど、どうするつもりなのやら…

編集・削除(未編集)

こむぎはちゃんと中学校の授業を受けられているのだろうか

 中身的にはせいぜい小学校低学年レベルだろうし…ていうか、家庭訪問はどうやって乗り切るつもりなのだろう?

>猫屋敷まゆ

 コミュ障を拗らせちゃったのは転校前の学校で何か嫌な思いをしたからでしょうが、今回の描写を見る限り、普通に「できる子」ですね。しかしまゆにせよユキにせよ、今のところプリキュアになる未来が見えないなぁ…。


>ゴミ屋敷の住人ってどんな人?

 御大が紹介された書籍を私も借りて目を通してみたんですが、散文的な内容のせいなのか左開き横書きのせいなのか、まるで頭に入って来ないww(よく御大読み取れるなぁ…)。我ながら年を取ったものだと愕然と致しました(苦笑)。


>今週の読書①

 ショーロホフ短編集『人間の運命』https://amzn.asia/d/iZ3iPLO

 収録作5編中4編は『静かなドン』執筆前に発表された、いわゆる習作らしいんですが、短編ならではの切れ味の鋭さが強く印象に残ります。個人的なイチ押しは表題作よりも、共産党員になった息子らを「処分」するよう命じられた老コサックの葛藤を描いた『子持ちの男』ですね。当時ロシアのそこかしこで見られた「ありふれた悲劇」の一つに過ぎなかったのかなぁと考えると、何とも胸に迫るものがあります。


>今週の読書②

 鯖田豊之『肉食の思想』https://amzn.asia/d/bSTuFlD

 動画の末尾にネタ元として紹介されていましたが、本書の内容のほんの一部しか言及されていませんでした。是非とも書籍の方も読んでみてください(なお感想はネットの拾いモノですw)。
 [動画]


 [書籍の感想] https://lepee.jp/2020/03/28/sabatatoyoyuki-nikusyokunoshisou/

 著者の主張を私なりに纏めると ― ヨーロッパにおいては家畜の飼育+キリスト教思想によってタテ方向に支配・被支配の階層意識が生み出され、収量が少ない&連作障害を起こしやすい&パンに加工しない限りそのままでは食用に適さない麦の栽培によって農村階級におけるヨコ方向の社会的連帯が促され、更に近代になるとそれら階層意識とムラ社会からの重圧に対する反動として、自由・平等を唱える個人主義が噴出した ― ということのようです。食習慣という「下部構造」が身分制度や社会意識といった「上部構造」を規定しているとする発想そのものは、執筆年代のせいなのかどこかしらマルクスの唯物史観と同じ論理構成のように思えます。そんな訳で素人目にもコジツケめいたやや強引な論述も散見されますし、発表から年月が経ち過ぎてすっかり過去のものとなった社会情勢に関する記述も多々ありますが、他に類を見ない著者独特のユニークな視点からの西洋思想の分析は(学術的に正確かどうかは置いといて)読んでいて実に楽しいですね(↓)。

◆◆◆

…「自由と平等」は、ヨーロッパやアメリカでは、本来、伝統的な階層意識や社会意識と、それに反撥するすさまじい個人意識との対立をやわらげる、一種の解毒剤であった。そこではフィクション以外のものになりようがなかった。ところが、思想的伝統のまったくちがく日本にもちこまれると、フィクションがいつのまにか実体化され、よきにつけ、あしきにつけ、単なる解毒剤以上の働きをしてしまったのである。

 こうなったのは、もとはといえば、食生活パターンのくいちがいのせいである。ヨーロッパの伝統思想も、それに反逆するかにみえる近代思想も、結局は、肉食とパン食を、どちらが主で、どちらが副ともなく結びつける、独特の食生活パターンの産物である。明治以来の日本の近代化は、ヨーロッパ化の形ですすんだにもかかわらず、そうした食生活パターンまで吸収することはできなかった。いわんや、そのような食生活パターンがながいことかかって育成した思想的伝統を身につけることなど、はじめから期待できることではない。食生活パターンがいかに思想形成と密接にからみあっているか、まざまざと思い知らされるような気がする。(本書 p.172)

◆◆◆

>ユーフォ3期1話

 「ニラレバ好物なんだ?」
 「いえ、好物はこんにゃくステーキです。ニラレバは好きな言葉で、むしろレバーは嫌いです」
 「ややこしくてイイねぇ!!」

 民放からNHKに移ったのでちょっと不安だったんですが、作画クオリティもノリもそのままで期待が持てそうですね(笑)。


>烏は主を選ばない

 雪哉の中の人はダルイゼンか…まさに原作通り「一見すると名家のボンクラ次男坊・実は権謀術数逞しい腹黒キャラ」そのままですねぇ。正直作画はちょっと怪しいですが、取り敢えず視聴継続決定です。


>フロイト

 仰る通り今更感半端無いですねぇ。「名著」とやらもそろそろネタ切れでしょうか。フロイトについては、女性や子どもに対する性的虐待の事実に「見て見ぬ振り」を決め込んだという例のエピソードを知ってから、個人的にはすっかり興味を失っちゃいましたね(苦笑)。

編集・削除(編集済: 2024年04月08日 22:31)

温故知新

>100分de名著 夢判断
 今どきフロイトって。いつまで催眠術が下手だったから精神分析立ち上げた100年前のおっさんの話してんだよ。

>ガリレオ
 法廷ゲーム舐めプして負けた雑魚(端折りすぎ)。要するに従来は科学vs宗教の構図で見られがちだけど、実際には政治的な判断や法廷ならではの手続きがありましたって話ね。
 動画で概ね把握できるけど当時の法体系とか興味がないこともないから図書館から借りてきました。

>グラーフ・ツェッペリン
 アマゾンレビューにこっちもオススメみたいな本が紹介されてたからそっちも合わせて借用。


>動物屋敷
 下手に動物飼ってると捨て猫とか捨てられるケースはありますね。実家がそうでした。つまり田舎の人間はクソ。
 ちなみにゴミ屋敷になる人に意外と多いのが先生と呼ばれるような人たちだそうです。対人の仕事してるせいかストレスからプライベートが崩壊することがままあるようです。つまり何事もやり過ぎはダメってことね。撤去業者のアルバイトにゴミ屋敷の人間はゴミだなって言われるのがオチ。

 あと、気になって実家がゴミ屋敷化してないかと聞いたら、ゴミ撤去しますよ的な話はよくくるらしいね。詐欺の可能性もあるから親は警戒してたけど、墓の業者が遺品整理業者と提携してたりするみたいで。


>ユーフォニアム
 劇場版○○多すぎぃぃ。ナンバリングもないからタイトルだけで時系列がわからないw
 記憶薄れてるし劇場版という名の総集編を倍速視聴(流し見)で予習しておきますかね。

編集・削除(未編集)

メエメエ毛は白いけど腹は黒いんじゃないか…?

 俺の目は誤魔化せねぇぞメエメエ!貴様はこむぎが学校に憧れを持っている事を良い事に、現代の奴隷養成機関に彼女を放り込み、社会性という名の従順さを身に付けさせ、プリキュアを保身の為の手駒にする気なんだろう!?!?
 …というのは、穿った見方に過ぎるんですかねぇ…?
 でも寝起きのJCの部屋に凸ってたのは許さん。普通に事案じゃん。

>アホにはアホをぶつける展開
 冒頭のこむぎの夢の段階で頭抱えながら観てただけに、この展開には驚かされましたw
 猪狩くんがアホなのは勿論ですが、得意分野がサッカーとボール遊びで重なる所があったのも救いだったなと。
 まずは自分が一番得意な事をアピールできて、それを受け入れて貰える環境作りが大事なんでしょうねぇ。
 …同級生に舐められたら終わりだからな…(ぉ

>こむぎとユキの元飼い主同じ説
 後頭部のハートの模様と言い、変身後の頭の王冠と言い、接点が無いって考えるのが無理なレベル。


>ゴミ屋敷
 何か昔読んだ動物病院の漫画の1エピソード思い出しました。
 自宅を管理できない程に体力が落ちている独居老人が猫飼ってるんだけど、猫の管理も充分にできないもんだから、家の汚さと猫の汚さのダブルパンチで近隣住民から苦情が出る話。
 猫をちゃんと管理(去勢)してなかったり野良猫が紛れ込んだりして猫が増え過ぎてるんだけど、重要なのはガバい管理で猫が沢山居る事を良い事にそこに猫を捨てて行く住民が出て来たところ。
 挙げ句には嫌がらせか劇物撒かれて多くの猫達がその犠牲に。
 …似た様な事、ゴミ屋敷でも起きてると思ったんですよね。ゴミがいっぱいあるからそこに自分のゴミを捨てたり、放火やら何やらで嫌がらせしたり。
 「マナー違反がマナー違反を呼ぶ」とは作中の台詞でしたが、思うにクズは伝染する。自分にも。
 ここまで自覚できても100%予防する手段が無い以上、物理的に距離を取るのが最善手なのがちと悔しいですが…逃げるみたいで…


>裁判のほうも、地動説がキリスト教にもたらしかねない深刻な問題に立ち入ることはなかった
 これが本当の「触らぬ神に祟りなし」ですねw


>ユーフォニアム劇場版
 何やらEテレで集中的に放映するみたいですね…って何作映画作ってたんだこの作品(汗)。

>バーンブレイバーン
 クズも煽てりゃヒーローできる。優しい世界じゃん。(呆れ)
 反戦アニメとして優秀だと思うよ。こんなの観たら皆バカバカしくなって戦争止めるだろうから。


 一神教に基づいた文化が今の世界の主流だと思うんだけど、その割にはシミュレーション仮説やらメタバースやら意識を持ったAIやらに勢いがあるの不思議なんですよね。全部神の御業だろ?っていう。
 それとも向こうは無神論者も過激な人が多いのかしらん。神を超える事に駆り立てられているから、迂闊に神の領域に踏み込んだと思いたがる…とか。

編集・削除(未編集)

多忙のため少しご無沙汰しておりました

 ガリレオ「私は地動説を抱きも擁護もしていません(第1回審問より)。」

 例の動画サイトからで恐縮ですが(↓)
 



 末尾で紹介されている参考文献を私も読んでみました(↓)。動画制作者はしっかり読みこなした上で動画に反映させているなというのが正直な感想です。
 https://amzn.asia/d/20abuoS

 前掲書によるとガリレオ裁判関連の一次資料が出揃い、ヴァチカン出版局から公刊されたのが漸く2009年のことらしいんですね。裁判の全体像が(取り敢えず現存する資料を基に)解明されてまだ20年にもならないということに驚かざるを得ません…知識はアップデートを続けないと忽ち古びてしまいますねw。

 動画にも纏められているように「予め判決の落しどころは裁判前にほぼほぼ確定していた(=無自覚に犯した罪であることをガリレオが認めて結審する段取り)が、前科持ちになるのがイヤで、あくまで(訴追された時点で既に無理筋の) 無罪獲得に拘ったガリレオが、法廷戦術のミスも相俟って自爆し思い掛けない厳しい判決を受けることとなった」というのがどうやら真相みたいですね(↓)。あとヨーロッパは当時三十年戦争の真っ只中で、天動説を奉ずるカトリック教会=教皇の権威に傷が付きかねない言動が、極度にセンシティヴな扱いを受けたというのも大きかったみたいです(↓)。

◆◆◆

 宗教裁判が現代の裁判と大きく異なるのは、第一にそれが有罪か無罪かを争う場ではなかったことである。…… 宗教裁判の目的は何かと言うことについても、今日の裁判の目的とするところとは異なっていた。特定の犯罪行為を究明して処罰するのではなく、被告に異端思想を抱いていることを自覚させるとともに、贖罪のための機会と手段を与える — 現実には量刑を確定すると言い換えることもできる ― ためのものだった。…… 率直に自白しないばあい、被告は牢獄に戻されて再考を促された。どのような尋問手段でも自白が得られないばあいは、拷問もありえた。(本書 p.22~24)
――
 これまでのガリレオ裁判について書かれた数多くの書物では、ガリレオは「聖書」の記述に反する地動説を唱えたために宗教裁判にかけられ、有罪判決を受けたと説明されてきた。この説明はまちがっているとまでは言えないが、そのとおりだと言い切ることにも抵抗がある。確かに1616年の裁判での告発理由と1632年秋の特別委員会の報告は、ガリレオの主張が「聖書」の記述に反していると非難していた。しかし、この特別委員会の告訴理由は修正されて、判決文では、ガリレオが「聖書」に反する意見を主張したということではなく、これまで「汝に出された禁止命令」に違反しているというのが直接的な有罪理由だった。ガリレオの眼前で進行していた裁判では、命令違反があったかどうかが争点になっていたのである。

 実質的にガリレオの告発者となった[教皇]ウルバヌス八世については、『天文対話』で支持されている意見が「聖書」の記述に反していると強調していないことに注意すべきである。……[教皇は]ガリレオ裁判を、天動説と地動説のいずれが天文学の理論として妥当なのかという「数学的な問題」としてではなく、キリスト教を危機にさらす問題としてとらえていたのである。…… 地球が宇宙の中心になく、他の惑星と同列の地位にまで引き下げられるのなら、その地球上に住む人間の地位も同様に引き下げられることになるだろう。…… 地動説は、何世紀にもわたって人々に信仰されてきたキリスト教の根幹、人びとが拠り所としてきたものを台なしにしようとしていると考えられたのである。…… 裁判のほうも、地動説がキリスト教にもたらしかねない深刻な問題に立ち入ることはなかった。異端審問官のうちのどれだけがこの深刻さに気づいていたかわからないが、教皇の憂慮を裁判の主題として、科学的な発見が宗教に及ぼす危険性を徹底して論じるより、この裁判を命令違反ということで終結させるのが賢明というものだろう。(本書 p.197~201より)

◆◆◆

 教皇は教皇なりに、宗教組織の長として「民草の心の平安」を望んでいたということか。
 それはそうと、「自身の法廷内での発言がその後の裁判の進展に如何なる意味を持つのか」に思いを致さず、要らんことを言い出しやせぬかとヤキモキしながら見守る周囲の裁判関係者をよそに、ひたすら自説の開陳に努めるガリレオの姿は、私には東京裁判時の東条英機に重なって見えました(苦笑)。
 

>最近の読書① ショーロホフ『静かなドン』岩波文庫全8巻

 二カ月ちょっと掛けてやっと読み切ったw。まずロシアの長編小説あるあるですが、トルストイ『戦争と平和』みたいに明瞭な性格付けのなされていない登場人物がやたらと多過ぎますわ。しかも例によって父称やら愛称やらが脚注無しに交ざって出まくるので誰が誰に喋っているのかを容易く見失ってしまいますし、更に執筆に足掛け15年を掛けたせいか回収されないままの伏線があったり、主人公が途中で暫く登場しなくなったり、代わり映えのしない局地戦の描写が延々と続いたり、と小説としての構成も行き届いて無い。まぁロシア革命前後にコサックという社会階級が如何に時代に翻弄されたかという空気感を感じ取ることが出来たというのが数少ない収穫と言えば収穫かな(もう二度と読まねぇぞw)。

 因みにコサックって聞いたことがあるけれど何やねん?という私と同じ疑問を抱いた方にはこちらの記事が参考になります(↓)。
 https://note.com/higedaru/n/nff444a6f72b9

 「俺たちは卑しい百姓(農奴)とも都市労働者(プロレタリアート)とも違う、ツァーリ(ロシア皇帝)直属の由緒正しき親衛隊の家系だぜ!」てな感じでしょうか。このある意味鼻持ちならないエリート意識は、そういや小説にも随所に顔を出していました。まぁこの偏狭なエリート意識がいずれ自らの首を絞める一因ともなる訳ですが。


>最近の読書②
 https://amzn.asia/d/7Vx03PX

 新海誠監督『君の名は。』の並行宇宙ヴァージョンとでも纏めればいいかな、作品としては根幹の「少女がセカイを救う」点も含めて新規要素は殆ど無い、王道のボーイミーツガールものですね。作者のご当地愛(物語の舞台は戦前に飛行船ツェッペリン号が飛来した茨城県土浦市)溢れる描写の後押しも受けて、アニメ化されたなら少なくとも地元は大いに盛り上がりそうな気がします。


>最近のこむぎ

 なぁんだ、結局宝石の謎パワー(かなりの力業ですね)の後押しで学校に行けることとなったのか…まぁ確かに毎回いろはの学校帰りを待って変身する訳にも行かないですしねぇ(苦笑)。


>ユーフォ3期

 漸く久美子3年生編か…「あの事件」で仕方無かったとはいえ、随分と制作がズレ込んでしまいましたねぇ。原作はだいぶ前に一度読んだ切りですから、ほぼ忘れてしまいましたね。確か久美子と同学年(高三)の、パッと見には人当たりの良さそうな「問題児」が転入して来たんじゃなかったかな。

 個人的には同じNHKのこちらも4月から視聴してみようかなと思っています(↓)。偶々2月に出た最新刊以外はシリーズ(外伝含む)を一通り読んでいたこともあったので。

 https://www.nhk-character.com/karasu/

 ただ原作は安全安心な予定調和的ハッピー展開には意地でもしないぞと言わんばかりの、著者の「底意地の悪さ」が少しばかり鼻に付くかな。胸糞エピソードも少なくないし、その点好き嫌いの分かれるところですね。


>葬送のフリーレン

 過去に魔王討伐を成し遂げた今は亡き勇者ヒンメルの人となりに改めて思いを馳せることで今の自分が生きる指針を得つつ、将来の再会を待ち望みながら困難な旅路を辿る…という物語の構造そのものが、イエスの言行を記した福音書を紐解く「この道の者」に重なって見えるんですよねぇ。もしこの作品がキリスト教圏で人気があるのだとしたら、それも理由の一つなのかもしれないな、なんて最近はつらつら考えています。

編集・削除(編集済: 2024年04月02日 06:32)

悟「(いろはとまゆをはべらせながら)イェーイ、オタクくん見てるー?」

視聴者「変わっちまったな、悟」

 これはこれで面白いんじゃないかと思える俺ガイル。
 本質的にはこむぎもまゆもユキも面倒な背景を背負ってるはずなんだけど、こむぎの「子ども並の感想」パンチであっけらかんとできるのは本作の緩急に一役買ってますね。


>ゴミ屋敷
 中年のおっさんおばさんが数十万円払ってゴミを撤去してもらってたけど、また10年後にはゴミ溜まってるんだろうなって思うよね。そういう生き方してきた人間がゴミを片付けてもらったからって生き方変わるわけねーんだよなぁ。


>春アニメ
 ユーフォニアムの3期が無難か。映画スルーしてるからもはや時系列がどうなってるのかわからんけどw
 怪獣8号は原作が失速してるからなぁ。何か初回だけ異様にバズっただけの漫画、以上の感想がない。SNSのバズりってそんなもんだけど。

>ケチャップ
 使い切りのやつ使おうぜ。

編集・削除(未編集)

にゃんわん組、妙に空席が多いなー?(棒)

 ネコババって元々猫の糞って意味だから、見る人が見たら自己紹介で開幕下ネタ投下した美少女枠として、まゆはプリキュア自己紹介史上の伝説になったと思うのよwww
 声優さんも何か迫真だったし爪先モジモジしてるの可愛かったし、良いデビュー戦を観せて貰いましたわw

>こむぎと同じ話をしても意味がないし、
>こむぎとは違うメンタリティと環境なので明確に差別化されていますね
 成る程、まゆもこむぎもいろはの後を付いて行ってる形になってるのか…
 確かにまゆの性格ではいろはをロールモデルにするのは無理がありますね。
 学校では動物を緩衝材に使えないと思っていたので、その辺も納得の設定でした。…やや力技ですが。農業系の学校かよww
 それにしても、体育会系と文化系に始まり、陽キャと陰キャ、幼馴染と転校生、優等生とギャルなどなど…
 こうも普通の学校生活ではまず友達グループが違ってくる子達を、見事に親友にして来たなぁ…と思います。
 ネタも被ってないし、引き出し多過ぎw

>こむぎvsユキ
 あ、これは予想外。てっきりユキが喋れる様になってから本格的に絡むと思ってたので。
 しかもこむぎがユキにウザ絡みする一方通行かと思ったら、ユキからこむぎへのモチベーションも生まれた様に見える用意周到さ。


>フリーレン
>最終回
 何この「俺の方がフランメ好きだったんだぞ」対決。

 ネットスラングとの親和性が高かった所為で、正直実力以上に評価された作品だと思います。
 でも何かとRTAじみたゲーム体験が目立つ昨今、勇者ヒンメルみたいなプレイスタイルが再評価される切っ掛けになってくれると、オジさんは嬉しい。

>「ライフ20削れてあと10か……」
 ふむふむ…お互いのリソースや手札を手当たり次第に削っていく戦術には見えますね。
 「魔法使いの戦いは手数が多くて複雑なジャンケン」って台詞がありましたが、それを実行している感じなんかな。

>ダンジョン飯
 深層に潜って行くにつれて狂気的な話や政治的な話が増えて来てたので、解剖学の話が観れたのは久し振りの学術的会話で嬉しかったw

>春アニメ
 全体的にラノベ臭いのが多くてゲンナリ。
 そんな中で、高松信司監督がまた奇天烈なアニメに手を出しました感溢れる「アストロノオト」と、波よ聞いてくれの面影を感じるけれど多分そこまで面白くならなさそうな「声優ラジオのウラオモテ」をチェック。
 後は以前話題になった「怪獣8号」ぐらいですかねぇ?


>シナリオはライダーの悪いところを1時間に詰め込みましたレベル
>バトルはラストのシーンが見どころ。OP曲でスタリッシュに戦う絵面は今でも通用する
 シナリオ微妙なライダーに限ってバトルのクオリティが高い、は個人的平成ライダーあるあるでしたね…(遠い目…)


>なぜケチャップはでてきにくい?

?si=YY4yel9eThphxHfI

 流体力学マジ分からん思ってたら、ケチャップも流体力学なのでマジ分からんかった。

編集・削除(未編集)

「えっえっねこばば!?」「ちがうちがうなに言ってるの?」

 ふーん、可愛いじゃん。
 悟も男の子やったんやなぁ、とキャラも動いてきた感じ。


>病人認定して貰っておくのは今のところかなり有利に働いてる
>金ある時にさっさと病院行っといた方が良い
 以前から私の弟がひきこもりだって話はしてるけど、一度も病院に行ってないんだよね。つまり公的には健常者。それ見てなに思うってバカって自分がバカである証明すらできないんだなって。当事者はこの際置くとしても親が無能だとどうしようもない。何十年も生きてきてその程度も知恵もねーのかと。
 だから私は(やることやってない)バカに同情しない。やることやっても他人に興味ないからしないけどw


>バトルもののダメージ意識
 フリーレンは元々バトルが淡白なんだけど、なんつーか「ライフ20削れてあと10か……」みたいなゲーム感ある。
 その代わりヒンメルはダンジョン踏破率100%、サブクエスト達成100%に10年かけたおかげでレベルカンストして魔王討伐できた、って言っても説得力しかない。


>仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
 シナリオはライダーの悪いところを1時間に詰め込みましたレベルで見るべき点はゼロ。
 ただ草加の使い方は満点でやってほしいことは全部やったレベル。画面にいるだけで面白い。量産型草加という謎概念。バトルはラストのシーンが見どころ。OP曲でスタリッシュに戦う絵面は今でも通用する。

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