>薬師寺さあや嬢
最終的に医者になってたけど、これもお上品で倫理的だよね。優等生らしいというか。今作はうたがテストで悶絶してたエピソードはあっても、誰がどのくらい頭が良いかみたいな具体的な話はなくて、頭が良いから○○しなさい的エピソードは無いですね。
>士官学校生
勉強ができて、体力もあって、規律が守れて仲間意識も強い人間って文武両道の陽キャエリートだからそりゃ有能よな。アメリカだと卒業後学費返納期間の5年を経て転職する人が多いっていうけど、そりゃそうなるよね。民間からも人気があるらしくChatGPT曰くコンサルなんかは求める人材像に近いとのこと。
>「論理的思考」の社会的構築
『論理的思考とは何か』は図書館待ち。『「論理的思考」の社会的構築』は図書館に置いてないのと、あんまフランスに興味ないんだよなぁ。
>著者の水野氏(とその相方)のプレゼン力の高さ
やばいっすの本は読んだけど、まあ、動画でいいねw
『ポケットと人の文化史』 https://amzn.asia/d/7uibxAR とかも読んだけど、動画で紹介されていたくらいの情報量でいいっかなってw
ってことでタネ本の参考にでも。
やってたわー。俺がいた会社でもパスワード設定した添付ファイルと別にパスワードを書いたメール送ってたわー。今でもやってるか知らないけどやってそう。あれマジで意味ない。やってますアピール、形だけ責任逃れ大好き日本人の妙技だと思うわ。
ってことで動画内で紹介されていたブルシット・ジョブの本
https://amzn.to/3Kr1N0P 、
https://amzn.to/4mplHH4 は気になるかな。特に外国でのケースは知りたいかな。日本人の脳みそが昭和で止まっているのか、他国もそうなのか。まあ、ホモ・サピエンスの時点で答えは出てるけど。
これも面白そうね。
No.557いっしゅう10月30日 08:26
外見の割に変わり者属性が多かった『Hugプリ』の薬師寺さあや嬢に、更にアクティブさを追加したような感じというのかな。今回は主人公キュアのサポート役としてその自由闊達な存在感(笑)を遺憾なく発揮してましたねぇ。
>國分良成『防衛大学校』
一気に読了しました。防大校長としての9年間の歩みを、良い点も問題点も赤裸々に綴った記述の数々から、生徒への惜しみない愛情や「あるべき防大の理想像」への献身ぶりが随所に滲み出ていましたね。良書に出逢わせて頂き、誠に有難うございます。
興味深かったのが、筆者が「もし防大生に戻れるとしたら、何をしたいか」の問いを卒業生らに向けたところ、ほとんどの答えが「英語を学び直したい」(次点が「教養を身に付けるため読書に励みたい」)だった件ですね。著者も指摘しておられましたが、漠然とした「勉強」では無く明確に「英語」と限定するのが、如何にも国を跨いでの活動が求められる今の自衛隊ならでは、という気がしました。
あとそこかしこに写真が挟み込まれるのも本書の理解を助けていますね。ラストでの「防衛大学校長離任の日」の写真は、著者は本当に生徒から慕われていたのだなぁということを伺わせる素晴らしいスナップだと思います。
>他国との国際交流で短期留学もやっていてそこでトップレベルの成績すら取れるほどの実力があるのに「大学院」の称号すらもらえないって何だよ!?
著者の記述を信じる限り、そこら辺のFラン大学など比較にならないくらい(毒)生徒の質も意識も高そうに見受けられるだけに、その点は何とも意外かつ残念でしたね。
>フランスでは「バカロレアは国家の神聖な儀式」
>毎年この時期に全国の高校教育システムが“試験のために止まる”
>日本とは真逆の社会的優先順位で運営
関連して、『論理的思考とは何か』の著者である渡邊雅子『「論理的思考」の社会的構築 ― フランスの思考表現スタイルと言葉の教育 ―』岩波書店2021を読んでみました。
https://amzn.asia/d/2mxo5ID
フランスの教育現場(といっても著者が調査した20年ほど前)の公立学校(小・中・高)で、如何なる教育理念の下で実際にどういう教育が行われているのかを詳述した本です。21世紀の現代でもなおフランス革命の精神(=キリスト教支配から脱却して人間理性に基づき判断し行動する人間を育てる)を掲げつつ、人文教育(中でも哲学を最重要視)主体の教育を全国民対象に実施しているという事実にまずは驚きました。… いや〜歴史的・文化的土壌に隔たりがあり過ぎて、このやり方をそのまま日本に取り入れるのはまず不可能ですねw。
かの国では議論の内容そのものよりも議論の形式を身に付けることに教育の主眼が置かれている、というのも初耳でした。将来バカロレア試験にて弁証法を用いた高度な論旨展開を行えるようになる基礎を形づくるため、小学校で一番重要視されるのはなんと国語である「フランス語(「文法」・「動詞の活用」・「教師の読み上げる文章の書き取り」etc.)」なんだとか(一週間の総授業数16コマのうち11コマが充てられる!)。初等教育では兎にも角にも母国語で「語句の定義を明確にしつつ、正しく綴れるようになること」が何よりも優先されるため、日本の感想文でありがちな「この文章を読んであなたはどう感じたか」的な、主張を補強する論証の構築に貢献しない「個人の意見」は全く評価されないんだとか。まさに「所変われば品変わる」ですねぇ。
ここからは私が考えたことです。フランスは大革命以降「人間はすべからく皆“平等”な存在であるから、元の国籍や民族的出自によって公共空間における処遇を変えるべきでは無い」という「共和国としての理念(タテマエ)」のもと、移民に対しても基本同化(統合)政策を強いてきた国だということを鑑みるに、仏語の完璧な習得にせよ革命精神の受容にせよ、特に年配の移民の方々には相当ハードルが高いんじゃないでしょうか?コロナ禍の終息とかやウクライナ危機とかも相俟って流入する移民の数は近年右肩上がりみたいなので(2023年で総人口の10.7%)、その辺り教育現場では実際どんな風に(ある意味臨機応変に)対処しているのかも知りたかったのですが、流石にそこまではカバーしていなかったのが残念でした。
とはいえ、フランス人の思考様式の一端を窺うには(学者的記述多め&フランス式教育に肩入れし過ぎている点を差し引いても)おススメの一冊かなと思います。
>大多数の答案は「形式的には作文、実質的には散文」。
>それでも国家は「考えたという行為」に教育的意義を見いだしている。
>ここがフランス的
まぁ全国一律の試験スタイルと言えば本邦の共通テストも大概ですからねぇ。少なくとも英語については(当初予定されていた記述問題導入の制度改革がポシャったこともあって)、すっかり「膨大な量の文章を如何に短時間で正確に情報処理出来るか」だけを競う、AIの方がコンマ何秒以下で遥かに高得点を取れる「技能試験」と化してしまっていますし(毒)。それでも本邦の大学入試に置いては共通テストを課さない選択肢も存在するだけまだマシなのかもしれません。
>中村桃子『新敬語「マジヤバイっす」社会言語学の視点から』https://amzn.asia/d/6xeeFaQ
読了しました。まぁ記述の8割はご紹介頂いた動画通りの内容でしたねw(第6章の「女性がテレビCMの中で用いる「ス体」は、男性との関係から規定されない女性性を示しているのではないか」という“仮説”が目新しかったぐらいでしょうか)。まだ『会話の0.2秒を言語学する』の方は読めていませんが、著者の水野氏(とその相方)のプレゼン力の高さを図らずも証明しているように思いました。
>単に自分が言いたいことを言っているだけではないのか?
>具体的には倫理棒で人を殴って悦に浸りたい、人から承認の声を浴びたい、ネタにして金を稼ぎたい、といった懸念・疑念。今回の例では冒頭で「犠牲はしょうがない」という仮想敵を持ち出してそれに「それはいじめっこの論理だ」と倫理棒で殴っているのでこの時点で相当な単純化・感情化が入っていて聞くに耐えない。
私が言いたかったことを上手く言語化して頂き有難うございます。
そうなんですよねー、件の動画について言うなら、百歩譲って金銭目的では無いとしても「「しょうがない犠牲」だと発言しているとされる人物は実在するの?ひょっとしてマッチポンプじゃないの?」とか、「よしんば実在したとしても、それってストローマン論法に陥っているのでは?」等々の疑念が払拭されない以上、私はまともに取り上げる気が起きないですかね~。
No.556この道の者10月27日 22:00
>アイドルハートリボン何処かにセットしたりしないんかい
バトンに付けるのかと思ったけどそんなことなかったね。
パワーアップが色違いの2Pカラー仕様は逆に新鮮であるw
カズマは諦めて非正規雇用で働くか、チョッキリーヌと組んで事務所を立ち上げるとか。
>お笑いネタ
三者三様で議論の軸が違ってて草。まあ、人は結局それぞれ自分のストーリーで語るものだからね。
私はハナから切って捨ててるけど理由をあげるならこんな感じ。
①情報の不正確さ
舞台で行われるので話法も含めて情報が不正確、不足になりやすい。過度に感情を煽るアジテーションの懸念。情報の簡略化、単純化の懸念。観客がキチンとそれを聞き取れるか、理解できるのか。前提知識は揃っているのか。一方的な情報伝達になっていないか。話者に都合の良い情報で完結してないか。
つまりSNSに見られるような誤った情報の拡散になりはしないか?という問題。これほど文明が発達して誰でも検索して調べられるのに、驚くほど人間って自分で調べないからね。
②別に面白いと感じない
以前にも掲示板と私の記事でも触れたように、日本では空想(エンタメ)と現実は切り離して楽しむ文化があるので、リアルの重いやつを持ち出されるとあんま笑えない。何なら言っていることが本当なのか?と疑うからもう言ってることが頭に入らない。
つまり聞き手側も情報に重きを置く人と、笑いのネタとして聞く人に分かれ、単に情報が消費されることになる。
③語る側の責任や損得
社会問題を周知させる、という意義そのものに反対はしない。しかし①で述べたようにそれが本当に正しい情報であるのか、ある種の思想的傾向から発せられたものであるのかが不明瞭な場合、「社会問題を周知させる」という目的は歪む。あるいはそれを口実として単に自分が言いたいことを言っているだけではないのか?という話になってくる。
つまり語られている内容(過去の事実)の問題ではなく、語っている本人がどう見えるか(見られるか)という問題に転化する。具体的には倫理棒で人を殴って悦に浸りたい、人から承認の声を浴びたい、ネタにして金を稼ぎたい、といった懸念・疑念。今回の例では冒頭で「犠牲はしょうがない」という仮想敵を持ち出してそれに「それはいじめっこの論理だ」と倫理棒で殴っているのでこの時点で相当な単純化・感情化が入っていて聞くに耐えない。
現代社会ではあらゆるものが消費財として扱われるので実際のところ社会問題の提起より「今この瞬間盛り上がるための話題」として使われるのがオチだろう、という認識。
主に①③への疑念が強いから私は切って捨てるね。
念の為言うと、発信するな、ネタとして使うなとは言ってない。人間はバカだから単純化したがるし、調べないし、そもそも人の話聞いてないから歪みやすい。
書き終えて思ったけど、この形式まんまアメリカ式だなw(結論→根拠3→結論) 考えが固まっているならこの形式が楽だな。
>並列処理そのものの問題点を指摘
たぶんそうだね。ネットワークで処理する場合都度何万件って処理するだろうから、その配分(配合?)でランダム性が生まれるみたいな話だったと思う。
>國分良成『防衛大学校』 https://amzn.asia/d/8eSpQMr
まだ70ページくらいしか読んでないけど。
体裁としては以前取り上げた『知られざる海上保安庁』に近い。読者が詳しくないであろうことを前提に丁寧に説明していくスタイル。
著者は21年まで9年間校長として在任。意外なことに一般の大学教授だったらしい。というより防大自体が一般の教授が多いらしい(自衛隊の専門技官はもちろんいる)。これは過去の反省でシビリアン・コントロールを意識しているため。
防衛大学校はいわゆる士官学校だけど、他国と少し違うのは陸海空が一括りになって構成されている点。通常は別々の士官学校があるけど防衛大学校は一緒(卒業後、各幹部候補養成機関に行く)。これも戦時中の陸軍と海軍の縦割りからの反省で吉田茂時代にそう設立したとのこと。理系が8割なのも戦前の精神論を払拭するため。
ちなみにさっきから「大学校」って名称を使っているけど、これは典型的な縦割り行政で文科省配下の学校ではないから。実は91年まで学士などの学位すらもらえなかったので高卒扱いだったらしい。それが変って今では博士までの学位は与えられている。ただし「大学院」などは名乗れない。これも著者がせっついたらしいんだけど、「罰金10万円です」とすげなく返されたみたいですね。これに対して著者は結構感情的に憤っていましたね。他国との国際交流で短期留学もやっていてそこでトップレベルの成績すら取れるほどの実力があるのに「大学院」の称号すらもらえないって何だよ!?ってことなんだと思う。「これは防大生とその卒業生のプライドに関わる本質的問題なのである」と熱く語っているのは興味深かったです。
とまあ、70ページだけでも結構面白い話が読めるのでオススメかな。
No.555いっしゅう10月22日 13:34
今回の三角関係(?)、象徴するなら「数字」で成り立ってるのが面白いですね。
トップアイドルに恋心とか何寝惚けてんの?って普通はなる所ですが、うた(キュアアイドル)も今や飛ぶ伝説を落とすトップアイドルなので、違和感無く観れてしまうのが凄い。
逆にカズマが何も無さ過ぎてヤベェ。カイトとドッグファイトしようにも可変戦闘機すら無い様な状態。この対称性と非対称性。
カイトの優しさとカズマのルサンチマンからは、ひろがるスカイのましろとバッタモンダーを連想しますが、あれはまだましろも何者でもなかったから「自分の価値は自分で決めて良い」がバッタモンダーに響いたと思うのですが…
カズマはねぇ…浄化したとしてどうするよ?…って思うんですよね。一応、カイトのアドバイスの半分ぐらいはカズマとの日々で培ったものですし、カイト自身もカズマとの日々がアイドル人生の指針になってる可能性もある事を考えれば、「響カイトとアイドルプリキュアは俺が育てた!」って後方腕組みプロデューサー面するくらいの権利はあっても良いと思いはしますが…
田中さーん、そろそろ真面目にマネージャー見習い育ててみる気ありませんか〜?
余談ですが、今回の舌戦は「切る」と「結ぶ」のモチーフもふんだんに活かされてましたね。
>レジェンドアイドルのダークランダー
謎の四角い板…上に出っ張り付いてるし、ドッグタグみたいな首飾りが媒介のダークランダーなのでしょうけど…この他に何も無かった感よ…(泣)
こうして観ると、特徴が無い人だよね…レジェンドアイドルなのに(酷)。
>「プリキュア! アイドルスマイルングエコー!」
カイトの歌にも「エコー」のワードがあるのがエモい。
つか、アイドルハートリボン何処かにセットしたりしないんかいw
これは、全員分揃うまでのお楽しみ、かな?
>お笑いネタの時点でまともに取り合う気が起きんなぁ
欧米ではこうやって社会問題とかを周知させるのがスタンダードなんだとさ。
笑い話にする事で、問題へのハードルを下げ柔軟な視点を得られるメリットがあるのだそう。
まー、裁判がエンタメになる国のやる事って感じはします。
一方の日本ではまたぞろ無駄なメガソーラー造ってんのに、誰も気にしませんけどね。
>彼にとってはアイヌの話題にしても再生数を稼ぐための単なる道具でしか無いんだろうなぁ
(毒)付けてても流石に言い過ぎ。
>回答処理の際にAさんだけでなく同時にBさん、Cさん……
>の処理も抱き合わせて行うせいでバラつくことが発見された
う〜ん、流石は日進月歩のAI業界のライブ感w(ぉ
回答のランダム性をコントロールする方法は三つぐらい習ったけれど、医療関係AIならそれこそ過剰適合ギリギリまでバラつき抑えてる筈だと思うのですが…
ChatGPTも「医療関係のAIは抱き合わせが起きない様に設計してる」って言ってましたね。
あ、患者のデータどうこうじゃなくて、並列処理そのものの問題点を指摘していたっぽい?…ちょっと難しい内容になってきたので、今回はここで打ち止めます。(苦笑)
>バカロレア採点の「国家総動員システム」
ペーパーテストは教師の手抜き…とはよく聞きますが、流石にこの規模のリフォームは日本じゃ無理ゲーですね。
「子供達の未来」は大体大人の自己満足でできてる。
あれだ。子育てに自信の無い親に、「自分が子供の頃して欲しかった事をしてあげれば良い」ってアドバイスがあるけれど、あれがもう既にズレてんのよね。
それって親のニーズであって、子供のニーズじゃねーじゃん。っていう。
No.554cosmos10月21日 23:33
>『会話の0.2秒を言語学する』
思ったほどじゃなかったなぁ~(苦笑)
これ、あるあるなんだけど、著者があれもこれもと詰め込んだ結果ちょっととっ散らかってる感じがする。本人的には「会話のターンチェンジにかかる時間0.2秒の間に人はこれだけのことをやっている」と説明したいんだろけど、如何せん言語自体がその学習の無自覚さも相まって読者には伝わらないんだよね。これが工業製品とか芸術品なら出来る過程を説明できるけど、○○が△△を発見して~と言語学の先生方の見解を披瀝されてもピンとこない。
むしろ、YouTubeのラジオでもやっているように、面白い本を取り上げて紹介する方が合ってるw あとラジオの方は相方との絶妙なトークが軽快でポンポン頭に入りやすいってのも大きな違いかな。
>『論理的思考とは何か』(本は未読)
ゆる言語学ラジオでも取り上げられていましたね。昔この板でも「合理性は時代や国、文化によって違うよね」という話をしたことがあったので論理性も違うことについては納得感しかないんですが、なんでそうなったのかの話が面白かったですねw
・アメリカ方式
→ベトナム戦争後に帰還兵が大学にどっと進学したため、授業や採点をやりやすいように現在の形になった。遡ること50年前という歴史の浅さw そんな合理的な理由から論理形式が組み立てられたんだけど、ビジネス(起業。とりあえずアイデアを試す)面と相性が良かった。
・フランス形式
→民主主義や国民国家の合意形成に重きを置く。ビジネスはとりあえずやってみて失敗しても構わないが国家はやべー奴が偉くなると大変なので拙速を慎む(なので思考過程部分重視)。
・日本形式
→読書感想とか解釈は、昔は生徒の自由な解釈を重視してたんだけど、学力調査だか検定のために何か変った。(アメリカと似たようなパターン。教える側の都合)
>フランスの採点
これはイギリスも含めて前々から私も疑問だったのでChatGPTに聞きました。少し長いですが面白かったのでまるまる引用します。
フランス:バカロレア採点の「国家総動員システム」
○制度の概要
バカロレア(Baccalauréat):高校最終試験にして大学入学資格試験。
→ 全国で約50万人の生徒が毎年受験(全員が論述中心)。
試験内容:哲学・文学・歴史・地理などが中心で、記述・論述・小論文が基本。
試験時間:4〜6時間/科目という超長時間。
○採点体制:教師総動員
採点は現職の高校教師(professeurs de lycée)が担当。
各科目ごとに、教育省(Éducation nationale)が「採点者=全フランスの該当科目教師を徴用」します。
採点対象校は自分の勤務校ではなく、別の学区(académie)に割り当てられる。
→ 公平性確保(自分の生徒を採点しない)。
○運用の流れ(バカロレア哲学試験を例に)
試験当日:全国一斉に同じ時間・同じ問題で実施。
翌日:答案が封印・集荷され、各採点センター(校)に仕分け。
各採点官(教師)が平均150〜250枚の答案を担当。
採点基準は全国共通で、試験委員会(jury national)が詳細なルーブリックを提示。
採点結果は二重チェックされ、場合により第三者再審査。
採点期間はおおむね約10日〜2週間。
この期間、教師は通常授業を中断して完全に採点専任となります。
つまり「授業より国家試験が優先」という運用。
○報酬・労働環境
採点者には国家から日当+1答案あたりの報酬が支払われます(例:1答案約1〜2ユーロ)。
学校の期末は6月で終わるため、生徒がいない時期に採点業務を実施可能。
そのため、“採点は教師の職務の一部”という文化が制度的に定着しています。
○公平性の担保
各答案は匿名化(生徒名・学校名を伏せる)。
複数採点者による二重採点や、統計的調整が導入されている。
極端な得点差(例:40点中5点と35点など)は再評価対象。
すべての結果は教育省が集約して「全国平均」を補正。
フランスでは「バカロレアは国家の神聖な儀式」とされ、
毎年この時期に全国の高校教育システムが“試験のために止まる”という、
日本とは真逆の社会的優先順位で運営されています。
●イギリスについては省略(自分でChatGPTに聞いて)
要するに、
「どうやってマンパワーを確保しているのか?」
という問いへの答えは──
・社会全体で“試験のために時間を止める”国(フランス)」
・産業的に分業化して回す国(イギリス)」
という2つのモデルで成り立っています。
そしてどちらも、“採点は教育の本丸の一部”という認識が根付いていることが最大の違いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
で、この掲示板の読者なら義務教育レベルで知ってることですが、人間はバカです。バカが長時間の論文記述に耐えられるわけがない。そこを突いた質問をするとこう回答されましたとさ。
実際、採点者の報告では──
構成・論証が一応成立している答案は3〜4割
“主張があるが理屈が弱い”が3割
“支離滅裂・感想文”が3割
という感覚が一般的です。
つまり、大多数の答案は「形式的には作文、実質的には散文」。
それでも国家は「考えたという行為」に教育的意義を見いだしている。
ここがフランス的なのです。
「下手の考え休むに似たり」じゃねーかなって私は思うけどねw バカに考えさせて何が出てくるっていうんだね?
私は運動音痴だったから体育の授業は小学校の頃から虚無だったよ。それを「体育こそは国民の証!」とばかりに何年も何十年もやらされたらスポーツ選出になるか? マラソンやらされたら拒否して歩くよ。途中で棄権するね。単一の指標で人間を測ってる国が多様性ほざいているの面白いよね。
No.553いっしゅう10月21日 10:48
ジョギ「カイトとの間に絆があるとでも思ってるの?」
キュアアイドル「カイトさんがどう思ってるのかは分からない、でも!私は私の気持ちを信じる!」
「推し」が実際に自分のことをどう思っているかはあくまでサブ要素で、メインは「推し」が自分に力をくれたという紛う方無き事実そのもの、ということか。この辺り以前御大が分析されておられた「推し活のより正確な構造は“推しの物語に接続することで自分の物語を駆動させる”行為」と符合する描写のように思いました。
>ゆる言語学ラジオ
>「~っす」は実は「敬語+親近感」を表す画期的なワード。相手のメンツを損ねる可能性がある場合は使わない。という解説は説得力がありました
成程、これは面白い!授業の合間に挟む小ネタが一つ増えました(笑)。動画の元ネタである中村桃子氏の著書は偶々最寄りの図書館に置いてあった(予約人数ゼロ)ので、また今度借りに行きますね。
>『会話の0.2秒を言語学する』
残念ながらこちらは貸出し中でしたので、読めるのはもう少し先ですかね。因みに動画の聞き役の方の人も最近単著を上梓されていたみたいですね(↓)。この間最寄りの本屋に置いてあったのをパラパラ立ち読みしてそれなりに面白いとは思ったんですが、ちょっとお値段の割に内容が薄いなと思って購入は断念しましたw(苦笑)。
● 堀元 見『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』新潮社2025
https://amzn.asia/d/06MzZot
>当事者が被害者ヅラして~
この件に関する私の中での線引きはこんな感じかな(異論は認めます↓):
① 「しょうがない犠牲」かどうかの判定資格を有し、かつ発言権を持つのは「当事者」のみ。
② 「当事者」の範疇に入るのは、「直接被害を受けた人物および一親等の親族(両親および子供)」まで(祖父母とか孫とかまで広げると既に「伝聞情報」になるような気がするので)。
勿論、発言する場合でも「発言権を持つこと」が「発言に沿った対応を周囲から期待できること」と必ずしもイコールとはならないことを「当事者」は覚悟する必要があるでしょう。動画内の芸人はそもそも上記の要件を満たしていないでしょうから私にとっては端から考慮するに値しません。まぁ彼にとってはアイヌの話題にしても再生数を稼ぐための単なる道具でしか無いんだろうなぁ、とは思いますが(毒)。
>服部まゆみ『この闇と光』
>特に前半の世界観、文章、主人公の描写は美麗で一読の価値がある
この作者はこれまで全く存じ上げなかったなぁ…。
何と言うか、文章全体から漂う「品の良さ」というか、そこはかとなく滲み出る教養というか、いずれもミステリーのみならず最近の創作全般についてまずお目に掛かれない雰囲気のように感じました(ググってみたところもうだいぶ前にお亡くなりになっているらしく、何とも残念です)。
似たようなテイストの作品だと何だろう…かなり昔に読んだ作品で、前の掲示板でもプレゼンしたこれかなぁ(↓)。流石に細部は覚えていないので、当時のプレゼン原稿をそのまま再掲しますね。
● シャーリィ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』1962年発表
https://amzn.asia/d/gijBymA
―――
映画『ドッグヴィル』で描かれたような、閉ざされたムラ社会ならではの閉鎖性を煮出して煎じ詰めたようなホラー作品です。異物的存在を徹底排除する酷薄さと、良心の疚しさに由来する薄っぺらい善意とを併せ持つ「至って普通の」村人たちの描写もさることながら、遡ること六年前の「忌まわしき事件」を経てすっかり没落し果てた「嘗ての名門の旧家」にひっそりと暮らす(恐らく虐待されていた過去を持つ)主人公の娘と、その家族らの「静かな狂気」の描写が何といっても見どころ。閉ざされた空間の中で辛うじて維持されていた「穏やかな日常」が、ある日突然外部から荒々しく破られるという、よくある類いのお話ではあるんですが、作中で一番異常な「信頼出来ない語り手」の主人公に対し、不思議と肩入れしたくなる気持ちを読者に起こさせるストーリーテリングの妙味には感心しました(ただ結末はもう一捻り欲しかった気もしますが)。 〈記:2019/01/19〉
―――
>今週の読書
● 渡邊雅子『論理的思考とは何か』https://amzn.asia/d/jlaOtAB
ちょっと前に読んでいたのを改めて再読。本書では四つの「思考の型」を取り上げ、それぞれの型を代表する国(アメリカ・フランス・イラン・日本の四カ国)の作文教育で重視されているのは何かを詳述することで、「論理的なものの考え方」は複数存在し、目的に応じて意識的に使い分ける必要があることを論じています。
◆◆◆
論理的思考に関する書籍や情報が溢れる中で、本書の意義は何だろう。それは論理的思考に関する二つの常識の克服である。ひとつは論理的思考の方法は世界共通でも不変でもないこと、つまり論理的思考には価値観に紐づいた思考の型があること。もうひとつは思考の技術を使いこなすには、目的(そこに価値観が現れる)をまず特定してその目的に合った思考法を選ぶことである。この二点を踏まえて本書が目指したのは、目的ごとに異なる論理的思考を「方法」としてどのように実際に使いこなすかを示し、その効用と意義についても理解を深めることだった。こうして本書を読み終わる頃には、論理と論理的思考に対する読者の考え方が変わっていることに期待する (「おわりに」より抜粋)
◆◆◆
例えばアメリカとフランスはこんな感じ(↓)。因みにイランと日本とは割愛w。
・エッセイ(アメリカ式)
⇒ 自己の主張を分かりやすく効率的に論証して、相手を説得することが目的。冒頭で結論となるべき主張を先取りして提示し、主張を支持する「事実」を三つに制限して取り上げコンパクトに論じる。効率的に最大限の収益を上げることを狙いとする経済領域との相性が良い。
・ディセルタシオン(フランス式小論文)
⇒ 時間を掛けてあらゆる可能性を吟味し、矛盾を解決することが目的。定立(正)・反定立(反)・総合(合)、つまり〈正〉と〈反〉の矛盾を〈合〉で解決する弁証法を論証の基本構造とする。多様な人々で構成される社会全体の利益(=公共の福祉)を図る政治領域との相性が良い。
仕事柄目にする機会の多い近年の実用英語検定(いわゆる英検)の作問を見ると、記述問題の一つである自由英作文は、まんま本書の記述通りの「アメリカ式エッセイ」の形式に則っているためまだ馴染みが持てます。しかしフランスにおける(ヘーゲル型の)弁証法を軸とした作文教育は、理屈では理解出来ても正直あまりピンと来ないですね。本書によると、何でも未だにフランスでは毎年50万人超の高校生が受験するバカロレア試験(中等教育終了と大学入学資格を兼ねる)は論述形式で、試験時間は四時間に及ぶのだとか…これ、実際のところどうやって(公平性を担保しつつ)採点しているんでしょうねぇ?著者にはフランスの作文教育をメインに取り上げた著書もあるみたいですから、また借りて読んでみますわw。
No.552この道の者10月20日 22:51
>会話の0.2秒を言語学する https://amzn.asia/d/5zzpzlQ
手を付けたばかりなので内容については後日触れるかもしれないし、放置されるかもしれない。
著者はYouTubeで↓のような解説をしているようですね。「~っす」は実は「敬語+親近感」を表す画期的なワード。相手のメンツを損ねる可能性がある場合は使わない。という解説は説得力がありましたね。意識はしていないけど確かにそういう使い分けをしている。
>理解と配慮とを求め過ぎ
だから、いつでもデュエルできるように弱者カードデッキを持ち歩く必要があるんですね。
>コメディ動画
芸人のこと1ミリも知らんけど、お笑いネタの時点でまともに取り合う気が起きんなぁ。弱者カード見せびらかしてるだけやん。人なら毎日どこかで何かの理由で死んでるぞ。
こういうのもAIによって手軽にファクトチェックできるようになってるから、真偽の確認含めてできる人とできない人で差が出るね。
>LLMのランダム性
ネットワークで処理するタイプ(通常のChatGPTとか)で同じ質問に対して回答にバラツキが出る原因として、回答処理の際にAさんだけでなく同時にBさん、Cさん……の処理も抱き合わせて行うせいでバラつくことが発見された、って論文があるみたいね。医療関係とかの場合、診断や確からしさ(確率)がブレるのは問題だから原因を特定できたとか何とか。
>暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが(秋アニメ)
なろう常連のミノタウロスさんを表彰して勤労感謝の日を設けるべきじゃないかと思う。
No.551いっしゅう10月16日 13:21
ややデフォルメされ(過ぎ)た「舞台裏回」って所ですかね〜?
主題歌アーティストのライブは毎年やってた気がするけれど、それとは別件なのかしらん。
>謎の怪物を倒している謎のヒーローという認知がない
今作個人回が妙に少ない気がするの、そこを削ぎ落としてるからですかね?
敵がまともに煽れないから内ゲバで課題を作るしかない…んだけど、現状目茶苦茶安定してますからね。
>アンコール
みんな当たり前の様に言うけど、ライブ終盤の体力消耗加減考えると「よーゆーわ」ってなりますね。
以前、富野作品のオフ会のゲストにGレコのED歌ってた方がいらして、恐らく企画段階からその予定でライブをやって下さったんですが、立って聴いてるだけの立場でも終盤しんどかったですから…アーティストの負担は想像を絶する(自分と同じ40代だったし)かと思います。
それで?アンコール?○す気か?!ってちょっと思いました(苦笑)。まぁ、観客の大部分も一曲丸ごとラインダンス踊ってたりしててヘトヘトだったけどw
…余談として、自分が行けなかった今年のライブでは「STAND UP TO THE VICTORY」歌ってる間中スクワットしてたらしい…(怖)
>メロロンが猫屋敷化してる
それよりまだ強化がある事に驚きました。
敵弱いのに強化して何に使うのソレ?ww
>「犠牲になりまくっていた」とまでは言えない数字
む〜…コメディのノリの軽さで口が滑ったかな…それとも責任転嫁?
こういう諸々が雑になったりするし、やっぱり自分は真面目な話は真面目にして欲しいですねぇ…
>「しょうがない犠牲」だったかどうかを判定する資格を
>有するのは直接的な被害を被った人間集団だけにある
いや〜…それだと先述の様な、当事者が被害者ヅラして逆差別めいた糾弾を繰り返すばかりの昨今の傾向をなぞるだけになるんじゃないですかねぇ…
>ここ一ヶ月、LLMを作る勉強会に参加してました。
エラーを起こさないコードは書けたけど、理解できたかというと甚だ怪しく…(苦笑)
そんな中で面白かったのは「過剰適合」のお話。
次単語予測は統計的に高確率のものが選ばれてChatGPTとかは文章を生成するのですが、確率が高過ぎると答えがワンパターンになる恐れがあるのだとか。
次の単語どころか、文章丸ごと同じものが生成されてしまうとこまでいくらしいです。
なので、次単語予測に使われる単語のリストから確率をランダムで隠して計算できなくするなどの、あの手この手を使って予測される単語の確率が高くなり過ぎない様にしたりしているんだそうな。
こういうのって、基本、高いか低いかの極値を目指すもんだと思ってたので意外でしたね。
No.550cosmos10月14日 23:15
>自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界
読了しました。自閉スペクトラム症を真正面から取り扱った本は過去に読んだことが無かったので、初めはちょっと付いていくのが難しかったですけれど、大変興味深く読めました。著者の主張を纏めると「ASDやADHDを発症している女性は、健常人(定型発達の人々)の所作をある程度模倣・習得できるほど高い知能の持ち主が多いにも拘わらず、周囲の無理解のためこれまで不当に苦しんで来た。私達はこの現状を変えなければならない」ということのようですね。
ただ、本書の著者には大変申し訳ないんですが、これまでこの板で何度も書いてきた通り「多様性(≒社会的弱者)の尊重」が一種の宗教的信念のごとく崇め奉られる風潮に些かウンザリしている私にとっては、この本ですらも「今なお果てしなく細分化しつつある、数多あるマイノリティー集団の一つからの(よくある)異議申し立て」としか映らなくなってしまいました。私は底意地が悪いので「何でgive無しのtakeばかり主張するの?“定型発達の人々”(←この呼称にもどこかしら逆差別的なニオイを感じるなぁw)とやらに対する理解と配慮とを求め過ぎじゃないの?」ってどうしても思ってしまいますね(毒)。
>「人を見掛けで判断しない」美徳
「見掛けが悪いと高確率で中身も悪いので、数学的蓋然性に基づき私は“人を見掛けで”判断します。」とでも回答しておけば良いのではないかと思います(←直球)。以下は「この道の者」の端くれとしての護教的立場からの聖書引用です(↓)。
― 良い木が悪い実をならせることはできないし、また、悪い木が良い実をならせることもできません。(マタイによる福音書7章18節) ―
― ほかの人々は、ひとりもこの交わり[=使徒ペテロを中心とする初代のエルサレム教会の集まり]に加わろうとしなかったが、その人々は彼らを尊敬していた。(使徒言行録5章13節)―
>沖縄上陸戦でアイヌ人が犠牲になりまくってた
私も知りませんでしたが、ただ下の記事(↓)での「沖縄戦における死者数の少なくとも43名がアイヌ民族だった」というのは、戦没者数全体(20万人強)に占める割合からして「犠牲になりまくっていた」とまでは言えない数字なのでないでしょうか。まぁ当時のアイヌ民族の人口比からすれば決して少ない数では無かったのかもしれませんが(因みに沖縄県を除く都道府県別の戦没者数で一番多いのは北海道(1万人強)だそうです)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/367165318ea62bdc9c5f52c2421d7e2329c2a0fc
いずれにせよ、アイヌ民族の犠牲の多寡についての評価とか、この漫談ネタ内で言及される大学教授が実在するか否かといった点は取り敢えず脇に置くとして、「しょうがない犠牲」だったかどうかを判定する資格を有するのは直接的な被害を被った人間集団だけにある、と私は考えます。
>『平安貴族とは何か』
>ちなみにこの本も読み物としては面白くはないw
いぇいぇ、私が読んだ同著者の書籍に比べると遥かに読み易かったですよ(笑)。
◆◆◆
… では、東宮に敦成親王[=中宮彰子が産んだ第一皇子で敦康親王より9歳年少]を選んだ道長の選択は実は間違っていた、というのがどういうことなのかを最後に説明しておきましょう。
じつは東宮になれなかった敦康親王[=故・中宮定子が産んだ第一皇子]は……二十歳の若さで亡くなってしまったのです。東宮となった敦成親王は即位して後一条天皇として健在なので問題はないように思うかもしれませんが、その後、敦康は怨霊となって道長の一族を苦しめることになりました。…… 道長自身の運勢も、敦成を即位させて以降、徐々に下り坂になっていきます。…… 多くの子供たちに先立たれただけでなく、道長の計画では子の頼通の女(むすめ)を天皇家に入内させるつもりだったのに、頼通にはなかなか女が生まれませんでした。
それで道長の死後、頼通は幼女と女を二人、后に送り込むのですが、二人ともやはり皇子を産まなかったのです。それで五男の教通(のりみち)が二人の女を入内させるのですが、この二人もついに皇子を産むことはありませんでした。それで結局、摂関政治は終焉を迎えることになったのです。
こうした出来事全てを敦康親王など様々な悪霊が原因と考えるのはナンセンスかもしれません。たまたま運が悪いことが続いただけだともいえます。しかし道長家の人々はすべてを敦康の呪いだと考え、「敦康が早くに亡くなるとわかっていたら、半年ぐらい天皇にしておけばよかった」と、恐らく後悔しながら死んでいったのだろうと思います。(本書p.170~171)
◆◆◆
ん〜「敦康親王は元々短命だった」というのは言い過ぎじゃないですかねぇ?彼が早世したのは、皇位継承権No.1だったにも拘わらず立太子されなかった我が身を儚んでだったかもしれませんよね? 中宮定子の忘れ形見と言うだけで情に絆されて天皇に即位させていたとしたら、思いのほか長生きして道長の政権基盤を揺るがしていた可能性もありますし、ここは倉本氏も仰るように「政治の原則から言うと道長の選択が正解(p.169)」だと私も思います。
ただ、如何に当代無双の権力者とは言え所詮は人の子ですから、正論だけでは割り切ることの出来ない「心の疚しさ」なり「良心の呵責」がどこかしら残るのでしょうねぇ。そのモヤモヤした想いがやがて怨霊という形をとって道長一族を責め苛み、やがて滅亡へと追い込んでいったということでしょうか…何かシェイクスピアの『マクベス』を思わせる展開ですねw。
>今週のプリカツ
まさか実在のホール名が登場するとはなぁw。プリキュアオールスターズ以来、『横浜みなとみらい21』はすっかり「プリキュアシリーズのホームグラウンド」と化した感がありますね。
No.549この道の者10月13日 23:52
なし崩しで貰ったペアチケットなんて、その場で使わないと存在忘れる気がします。
ガイドブック持ってたうたに2枚ともあげる選択肢もありましたが、それだと蓮じいちゃんの顔を潰す事になる…
こうなると、うたを誘う以外にあの場を丸く収める手は無いと思いますね。
故に、ここから導き出される結論は…
「レジェンドアイドルさん結構貧乏性」
>遊園地に行かない
ななもこころも金が無かった説に一票。
まぁ、連れションする様な世代でもないし、普段の距離感考えたら僕は違和感無いですね。
つかこの作品の「親友」概念にはあまり良いイメージが無かったり。プリルンにしろメロロンにしろカイトにしろ、距離感近過ぎたりすると大抵碌な事になっていない気がします。
>「また! 会いたいです!」
うた的には「響カイト個人に」って事なんだろうけれど、カイトの目指すアイドルが「また会いたいと思える人」なのもあって、カイト側には「アイドルとして」にも「個人として」にも解釈できる余地があるの何かズルいww
>ななは何考えてるのか今ひとつ読めない
自分は最早、ゆかりやちゆと同類の「何も考えてない人」だと思って観てます…
ただ、前の二人と比べてレスポンスにラグがあるから、その間が何か考えてる様に見えてるだけでw
きっとその内海に向かって「メロロンのラップが聴きた〜い!!!」とか叫んでる筈。
>一条蘭子
>中の人的には転生して今期の敵組織のリーダーをやってますよw
んが!?…う〜ん…やっぱ人の顔や名前憶えるのダメだわ自分。(苦笑)
EDクレジットの声優の名前は、毎週読み上げてるんですけどねぇ…やっぱり忘れるw
ダークイーネさん、ネタキャラだったら良いなぁ…w
>本当に人を救済する教えであれば無理に集めようとしなくても、
>どんな教えなのかを聞きたくて聴衆の方から勝手に集まって来てくれる
あ〜…親鸞聖人が肉食妻帯だからってんで、大衆にも同業者にも冷遇される孤立無援の中、その教えに感銘を受けた聴衆達がどんどん集まって来る逆転劇を描いたアニメ(笑)も見せられましたね…(遠い目)
あ、後、上手い手口だなって思ったのが「人を見掛けで判断しない」美徳を擦ってくる所。
「我々は『新興宗教』という怪しい見た目をしてますが、そんな見掛けで判断するのは恥ずべき事ではありませんか?肉食妻帯と蔑まれた親鸞聖人も正しかったでしょう?実際にどっぷり浸かってみないと分からないと思いませんか?」
…みたいな感じの事をあっちこっちで言われましたね。
>歴史の説教
こないだ観たコメディ動画思い出しました。(↓)
?si=U1KvBqDpMGNw5PQb
沖縄上陸戦でアイヌ人が犠牲になりまくってたのは知らんかった…
>ウィッチウォッチ最終回
文化祭ネタなんて一回で纏められるのか!?…って思ってたら漫才する余裕まであった件www
いかに他の漫画やアニメが文化祭を大規模な祭りに盛っているか、が露呈しましたねw
No.548cosmos10月9日 21:16
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