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(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
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秀作一歩前の評価、有難うございます。
詩を書いている時に、彫刻をしてる時の感覚と似てる節があると感じて書き始めました。
長く書くのは苦手ですが、
先生が仰る様に自分では気づかない部分もあると思うので、
長く書くのも意識してみようと思います。
島 秀生様
評とご感想、ありがとうございます。
初、名作とのご評価、舞い上がるくらいに嬉しいです。誉れとします。
ご指導の、センタリング位置、ありがとうございます。新作投稿分から訂正します。
及び、今回は推敲を重ねましたので「鬼なので無傷」、危ない気もしていました。
自分らしいと、通したのが甘い判断でした。
全体を見れば変えるべきでした。今後に活かします。
最後に、ベストパフォーマンスとのお言葉。
今年の4月26日に、初投稿させていただいてから、毎週、拙作に、先生方からの真摯なご指導をいただいたお陰と、ただ感謝しかありません。
今後も、ご指導のほど、お願いいたします。
暑いですねえー ともかく体温超えはやめてほしい。
なんか、年々暑くなってますよねえー
近未来、ニュータイプが生まれるとしたら、
知能ではなく、温暖化対応人間、ということではないだろうか。
40度なら涼しい、50度まで平気、とか……。
(注*ガンダムは操縦できません)
●相野零次さん「泣き声」
おもしろいんじゃない? 幻想的な中にも心の核に向かっていくような(あるいは闇の中心に向かっていくような)、情念を感じる。
なんていうのか、決して言葉遊びしてるんじゃない、一つの確かなベクトルがある。
とりわけ列車に乗ってからのシーンがいい。いうと、列車の中っておとなしくしていなきゃならないプレッシャーがある場所なんだけど、場に反するように取り乱してるのが、とてもドラマチックであります。また、タイトル「泣き声」としているとおりに、「泣き声」で一つのトーンは守ってるので、画面が乱れてるように見えても、ベースの線は一本繋がっている。
ちょっと荒削りな書き方になってしまってるけど、読むべきものがある。秀作を。
ただし、最後の「……けほっ」はいらないです。おちゃらける必要なし。
●多年音さん「推敲」
いや、実際、拝見する詩の中には、この詩、2つの詩に分けた方がいいんじゃない? 3つ詩に分けた方がいいんじゃない? みたいな詩に出会うことはあります。別々になるだけで、捨てるとは限らないですけどね。
ただ、一つの詩の中に複数テーマが混在してると、互いにつぶしあう、どっちもはっきりしなくなる。という現象が生じることがあって、その場合はあんまり良くないんですよね。その場合は、通常、どちらかに絞ることになります。
ただし正と副にポジションをわきまえることによって、2つを共存させられる場合もあるのですが、この場合、少し腕がいります。
また、テーマを1つに絞った場合でも、個々の詩行は、直接的に寄与する詩行ばかりでなく、間接的に寄与する詩行があって、一見ムダに思えても、置いておいた方がいい詩行もあるんで、ケースバイケースですよね。難しいです。まあ、奥が深いから、楽しいってとこもあるのですが。
作品ですが、彫刻に喩えて、推敲についての考えを整理されてるのは、おもしろいですね。詩の書き方は人によって違うんですけど、日々の中で、気がつくたびに、たとえ1行でもこまめにメモってる人もいますよ。ただそれはあくまで材料集めであるので、やがて一つのテーマ、一つの考え、一つの方針が沸いてきた時に、集めた材料の中で使えるところは使って、一本のものにまとめるわけです。あるいは、材料を集める中で、もし考えを大きく膨らませるものがあれば、そこで一本のものを書き上げてしまうのもアリです。
拾うことはとてもいいんですよ。ただ、拾うことが=いつも1つの詩、であるのではなくて、拾う段階では、玉石混交状態で拾ってるので、もうワンステップ置く必要があるということです。
話、戻りますが、彫刻に喩えて、考えや迷いを伝えてきたところは良かったですよ。終連は、ちょっとユーモアも含ませてくれてる気がします。可能性を感じさせる詩であります。
まあ、意図しないところでアタリが出ることもあるので、あんまり自分で削り込まないで、長めに書くようにして下さい。
まずは、秀作一歩半前から。
●温泉郷さん「世界遺産の欠伸」
おお、これは旅行記ではないのでしょうか?
すごくリアルなので、本当にそこに行かれたと感じる。
凄いなー、現地はそんな感じなんだ。遺跡の1つ1つを、作者が歩き、触れた肌感覚と現場ならではの掻き立てられる想像力で描いてくれています。行ったことがない私にも臨場感を共有してくれるがごとくです。これ、読むだけでトクしちゃいますね。
ツアーの団体で行ってる感じですけど、団体でスケジュールに従ってあちこちに行く、ある意味、限られた時間内で鑑賞してる感まで、伝わってきますよ(なんか均等だし)。
そして、古代へ馳せる想いを邪魔するように、どこに行っても、我が物顔の猫がいる。
「こげ茶」「縞模様」「黒白の…尻尾」「茶白」などに表現された猫だちが鑑賞の前を、横切ったり、寝そべったりしている。そのたびに客の視線はそらされる。登場のさせ方も、ひと工夫あって、おもしろい。
規模は違いますけど、人を恐れず、我が物顔にうろついてる猫が町中にいる感じは、尾道に似てるなあと、あそこの猫の様子を当てはめて想像すると、とても腑に落ちるものがありました。猫って、国は違っても、性格一緒なんでしょうね、きっと。
ともあれ、邪魔者も含めた、古代ギリシャ都市の観光気分をリアルに味わわせてもらいました。そこが大半ですが、
加えて付加価値をいいますと、トランプさんが、ユネスコへの資金援助をカットしました。そのことへの批判も、暗に含んでいるように思えました。
付加価値も加えて、名作を。
●上原有栖さん「聴こえる/感じる/知るその先へ」
うむ、いいじゃありませんか!! いい詩ですね。
前の2パートをしっかり書いていることが、後ろ2パートのテーマ性を引き立たせています。また、後ろ2パートも(本題に入ってきてからも)焦らずに、キレイに着地されていると思う。
いいですね。名作&代表作入りを。
現状、上原さんの最高傑作ではないでしょうか。
眼を閉じてみること。眼をとじて耳を研ぎ澄ませて想像すること。遠くを想像することで聞こえてくるもの。世界にはもっと知らなければいけないことがあること。ある意味、起承転結をキレイに展開されていて、それがキレイに嵌まってます。
想像のモノクロ風景が
頭の中で鮮やかに彩られていくでしょう
このフレーズもいいですね。
やはり最初にロケーションを定めて、そこの聴覚で捉えられるものをきちんと描いてから、しだいに世界を広げられていくところがいい。まずもって前半で、ぐっと掴んでくれます。
タイトルも、この詩の展開とテーマ性を暗示していて、ステキにつけてると思います。
うむ、とてもグッドな一作でした。
●aristotles200さん「孤塔」
おもしろいね。
アイロニーのようであり、警鐘のようでもある。また、ある種、自身の人生観を述べたようでもあります。
前・後半分けたのも正解ですね。ストーリーがくっきりしました。
文体がやや硬めなんですけれど、今回は登場人物が硬めの人物だったので、幸いちょうどマッチしてると思いました。
「孤塔」というタイトルも良いね。
うむ、現状、aristotles200さんのベストパフォーマンスじゃないでしょうか。名作あげましょう。
ちょっとだけ言うと、
「鬼なので無傷」は、クスッと笑ってしまいました。比喩的に「鬼みたいに」だったのが、いつの間にか、本当の鬼になってしまったというのは、そこはまあ繋がるからいいんですけど、「鬼なので無傷」は、論拠なくポンと漫画的に来たな、と飛躍感があったので、(ユーモアで書いてるようにしか受け取れなくて)笑うしかなかったんですけど、まあ詩のことなので、この長さの中でもあることだし、一ヵ所くらいかまわないです。
まあ、他が真面目なストーリーであることを思うと、「気絶していた鬼が眼をさまし」くらいにしておいた方が順当ではあります。
あと些細なことですが、前後半分ける時に使ってる「※」は、詩の場合、センタリングだと、下に下がりすぎるので、行頭から1文字落としか、せいぜい3文字落としの位置でいいと思います(行頭に置く人もいます)。ともあれ今の位置はちょっとマズイです。
彼女は運命の恋を知りまして
まあるい頬っぺが落ちました
燃え上がるほど 周りが見えなくなるほどに
恋愛糖度は増していくのです
蕩けた甘さが粘ついて 虫歯になっては困ります
それを聞いた教えたがりの先輩たちは
訳知り顔で言ってくるでしょう
甘ったるいだけの恋は続かないわ
喧嘩した翌朝に飲んだ珈琲の─
─その苦味を知りなさい
嘘吐かれた深夜に零れた涙の─
─その塩味を知りなさい
想い違いで齧った青い果実の─
─その酸味を知りなさい
そして互いを支え合う信頼の─
─その旨味を知りなさい
先輩たちの忠告は耳を右から左へ抜けていきました
そんなこと分かっていると言うけれど
目は笑っていないし
声は震えているじゃない
さあ どうなるかしら
恋愛の味覚はバランスが大切なのに
そうそう例外は────
ひとりの先輩が話します
突き抜けるくらい異常な量の甘味で保存すること
恐ろしいほどに甘い愛情は
相手の身動きを封じるから
恋が腐らないほどの愛情を注ぎ込めば
永遠の「愛」が完成するかもしれないわね
その話を聞いて彼女はにっこり微笑みました
冷蔵庫に入れて冷めてしまった恋を180度のオーブンでもう一度温め直しても、一度冷えた恋はもう愛には戻らない。悲しい現実。戻せない時間。
あのときのラインの一行を違う一行に書き換えていれば、今頃まだ仲良くやっていけたかもしれない、なんていう未練がましい現実を忘れるために仕事に打ち込む。
真夏はいつも愛に冷たくて、真冬はときどき恋に暖かければいいのに。そうして素敵な温度を作り出せたらお店の人に頼んで綺麗にラッピングしてもらおう。そして君に届けに行こう。
流れ星は精一杯燃えて光を発している。その光が地球に届いているあいだに君に伝えなくちゃいけないことがある。でも僕は毎晩それに気づかぬまま、いや、知らないふりをして過ごしている。
夜空の恋を探している熱い星のことも知らないままの、愛を忘れて冷めきった僕。早く立ち上がらなきゃならない。
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。
ご感想とアドバイス、とても勉強になりました。そして甘めではありますが(笑)秀作まで頂き、とても嬉しくて仕方ありません。ありがとうございます。
まだまだ勉強不足な点が多く、未熟者ですが、頑張りたいと思います。ありがとうございました。
今回も読んでいただきまして、ありがとうございました。評の方、とても勉強になりました。その上、素敵なご感想まで頂き、とても嬉しか感じました。これからの励みにしたいと心から思いました。ありがとうございます。
私のどこが好き?
君が何気なく呟いた
頭の中をぐるぐると
たくさんの言葉たちが遊ぶ
ありすぎるのも理由の一つだけれど
待ち合わせの時に
君が僕を見つけた時のあの笑顔
そして独特の小走りステップ
それを見るたびに
好きでよかったなって
付き合っててよかったなって
この胸の奥にあるモノを
鷲掴みにされるんだよ
打ち上げ花火に照らされる
君の浴衣姿 見惚れながら答えだけど
花火の音でかき消されてる?
君は聞こえないふり?
微笑みながら首を傾げた
僕のどこが好き?
今度は彼女の耳元に聞き返してみた
君は横で打ち上げ花火を見上げながら
私の事が好きで
仕方ないんだろうなぁって思わせてくれるところ
今度は花火の音に負けないくらいの声で答えてくれた
横目で僕をチラ見した頬が赤い
繋いだ手に力がこもって
ちょっと複雑な
でも何だか嬉しくて恥ずかしくて
ありがとうって大きく答えてた
どこが好き?
苦手なところがないとは言わないよ
でも それさえ許せる想い
何はともあれ
そんな質問する君が愛しいよ
魚の目あしにできた
真ん中の指が魚の目
見た目がぽんとに魚の目
引きずるといたい
一番目 これが残念
次は 定番水虫
白くてねばつくやっかいなやつ
となりのねーちゃんにうつりたがった
だけど必死でとめた
ニ番目 これが残念
次は比較的まろやかな
栗きんとん
たぬきのきんたまににせて作った
でもねやっぱり小さかった
三番目 これが残念
次はおおいぬのふぐり
なまえのわりには小ぶりでかわいい
花はアイスクリームに入れた白いばにら
隠しきれずにじむ青
四番目 これが残念
にじむ青となりは黄色
あわせてゴッホ
ごーぎゃん泣いた
ゴッホに負けた
五番目 これが残念
モーツワルト バッハに勝ったと思ったら
ベートヴェンに負けそう
あいつわしと違って思想強い
しかしあいつの顔ワシと違ってかなりじじい
五番目 これが残念
ビートルズハーモニーかなりよかった
しかしリズム ローリングストーンズに負けた
ローリングストーンズ ギター でっかい
なぜかビートルズのギター小さく見える
六番目 これが残念
人生最終的に勝ったと思った
しかし並んで歩くとでっかいやついる
あいつなんででっかい 考えてみた
そしてわかったあいつ素直に生きてる
最終的に〇〇〇
七番目 これが残念
拙作「虚無主義にはなりたくない」を丁寧に読んで下さりありがとうございました。ご指摘いただいた、8連、11連、12連につきましては、私の力不足と推敲不足を痛感致します。本作が、宗教を批判している詩ではないことを示すために「剥製のワニ」を信仰の皮肉の象徴であり、情報社会における偶像でもあるというように多義性を持たせて表現したことが、詩を困難にした要因の一つです。
親父=仏教、俺=キリスト教、 情報化社会=都市伝説、占い、科学、を表したつもりでした。最近の量子力学の理論は仏教の言っていることと共通するところがあるという話も聞きます。そんな現代社会において「俺」が虚無主義にならぬよう悪戦苦闘する様を描きたかった。「剥製のワニ」ではなく「本物のワニを焼く」ことは、社会風刺的なパンチを込めたつもりだったのですが・・・。
私の場合、もっと読む側の気持ちに立って推敲しなくてはならない。そういう意味では、作者である私が、本作を終わらせることに焦ってしまったのだと思います。今の私の力では一週間で仕上げられるテーマではなかった。精進します。