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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

荻座利守様 感想のお礼  司 龍之介

初めまして。感想ありがとうございました。
今思えば未熟な詩でした。
また書きます。よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

評、遅れます。  島 秀生

私の評、日曜夜になりそうです。
いましばらくお待ち下さい。

三浦さん、先に行って下さいね。

編集・削除(未編集)

台無し 多年音

今日は月がない
頼りない星の光だけでは
かき消せない闇の中
一人

冷たさが伝うベランダ
果てしなく続く闇
どこまでも続く闇
もたれかかる柵だけが位置を教える
僕は一人

冷たさが伝うのは心身
内側まで侵す闇
停滞する空気と闇
身の震えさえころしていく
一人
僕は一人

淀んだ闇が喉に詰まる
どうすればいい
闇はいつまで続く
夜が終わっても続くんだろうか
続くのだ
きっと続くのだ
闇は続いていくのだ
きっと続くのだ
闇は続くのだ

息を切らしても意味などない
手を伸ばしても意味などない
ずっと続くのだ
闇はずっとずっと続く
いつまでも続くのだ
闇は続くのだ

轟音
夜の帳を翻して
地平から並進し来る二つの灯り

ヘッドライト!

「偶々近くに寄ったから
遊びに来たよ」
こんな時間に?
マジで、バカすぎるだろ

編集・削除(未編集)

最高の思い出 最高のはじまり  じじいじじい

今年もこの日がやってきた
吹奏楽部 三年生最後の演奏会
私達三年生は今日の演奏会で引退する

市内のホールを借りて行われる演奏会
学校関係者や父兄さんOB OGの先輩方
地元の皆さんが私達の為に来て下さる
田舎の高校としては一大行事だ

私達の吹奏楽部は創部以来初の全国大会出場を
果たし地元の注目度は大きい

部員はそれぞれ制服や髪型 身なりを整え
部長の「行くぞ!」の掛け声でステージに向かった 私は緊張と興奮で心臓がバクバク

演奏中は何をしていたのか何が起きていたのか
全く覚えていない
アンコールが終わり部員一同 静かに一礼
とたんに大粒の涙が溢れた
やったんだ やりかきったんだ
私達は控室に戻ると皆んなで抱き合いハイタッチ
涙と笑顔で溢れかえった

そんな時 後ろから肩を叩かれた
同じパートのタツキだ
タツキは涙と笑顔が真面目な顔に変わり私を見た
私をみながら「好きです 付き合って下さい!」
控室は何事か?と静まりかえった
私はタツキに「私もタツキが好きお願いします」
一度静かになった控室は完成につつまれた
おめでとうの声と冷やかしの声

タツキと私は手を繋ぎ合わせ笑顔になった
三年間一緒に頑張ってきたタツキ
私の初恋のタツキ 今日からは恋人同士

最後の演奏会は最高の日になった
最高の思い出になったが最高のはじまりの日
タツキと私出会いをくれた吹奏楽部ありがとう

編集・削除(未編集)

星街ムーブメント  松本福広

誰かの手首につけられた腕時計。あの腕時計の中身は覗いたことはあるだろうか?
あの小さな機械の中に、複雑な約束事で重ねられた世界が広がっているのをご存知だろうか?

ムーブメント。時計と呼ばれる星の街に降り立つ。
見上げれば空一面に広がる、どこまでも透明に近い青の月。この月は街一面にかぶさるコンタクトレンズのような形をしている。
透明な月の奥に誰かの瞳が見える。あの瞳は表面をなぞることしか出来ない。内側にいる私のことをうかがい知ることは出来ない。

リューズ(※1)を巻くと、星は自転し始める。神様が定めた物理法則を従って世界は正しく働きはじめる。ぜんまいや歯車が規則正しく回る。その静かな営みは、壁掛け時計の秒針の音が響くような一人きりの夜と相性がいい。手をかけることによって、この星は時を刻む。歯車が噛み合い、連動して、時の調(しら)べが流れる。
瞳から見える表面には時間の表示しかされない。こちら側からは機械仕掛けの街並みが広がっている。鈍色と銀色(しろがねいろ)が広がる冷たく硬い街並みに不釣り合いなメリーゴーランドのように回り続ける歯車。ゼンマイが噛み合い、軋(きし)む音は絶えず動くのに心音のように意識されないノイズ。

自転する世界の正しさを何も考えずに眺める。鋭利な時を刻む針が規則正しく、止まらず空を薙なぎ始める。一秒、一分、一時間ごとで一日をはかる。限りある時間が削られ始めるのを感じる。永遠の独り言のような音が響く。
もっとも、この星が自転をやめたら、時間が止まるかと言えば、そういう訳でもない。単に星の寿命がより短くなるだけ。動かしてやらねばならない。

システムめいた世界の営みに美しさを感じるが、時折、その営みが無機物のように感じられる。
無機物が刻(とき)を産み続け、それを育はぐくみ続ける生き方の有りように歪(いびつ)さを感じることもある。極たまに。
そんな時は私のゼンマイの動きが鈍っているのかもしれない。退屈、雑念、諦観……リューズを巻かなければ動けないのは、私も世界と同様なのかもしれない。
彼の地でリューズを巻く人と等しく夜の中に、一日の終わりを愛おしむ必要が私にもあるのだろう。指先は目的のない静寂を埋める為にある。

機械仕掛けの星が人々の腕に宿り、その星は点々と点在している。同じ時に作られた星もあるけれど、近くにあるとは限らない。
例えば、リューズを巻かない星の街が向かいに見える。その星の北極星を凝視すると水晶のきらめき。(※2)ルビーがいくつか煌めく星(※3)。
離れ離れの星々は、人という宇宙の孤独に、それは似ている。手をかけなければ、緩んで、ほどけてしまう星ばかり。
不確かな人の絆という魔法の構造も覗いてみれば、手首に巻かれた星の街と変わらない程、精密で、緻密な仕組みで作られているのかもしれない。
違いは……リューズを回す数が大幅に多くなることと、回してもあなたにとって正しく働くとは限らない。

それでも耳を
すませてほしい。

私にも
あなたにも
この街も
生きている。
刻まれるものが
私と、この街は数字で
あなたは物語という
違いがあるけれど
我々は
等しく律動の音を産んでいる。

この星に住む私から
街の静かな時間を
彼の地の瞳の方に。
一時というものが
形にできるのなら
綺麗にラッピングして
差し上げたいと思う。

絆が刻む不確かな時間の有り難みは
星の街が刻むような時間の中で
感じられるものだから。
この冷たく感じてしまう静けさは
過ぎるだけの温度の数字ではなく
刻み積もる余熱の数字なのだと。

この星より
あなたの瞳に届けられる
数字は
あなたに流れる
生きる鼓動の数なのだということを。

腕時計の音すら
聴こえるほどに
寂しい夜は
星に住む人が
あなたに
そう訴えたい声なのかもしれません。

【備考】

※1 リューズ→手巻き式時計のゼンマイを動かすために定期的に回さなければいけないネジ。
※2 リューズを巻かない星→クオーツ式時計。水晶の振動によって時間を測っている。
※3 ルビー→軸受けなどに使われる人工ルビー。摩耗を耐えて、硬すぎないことで選ばれているそう。

今回、参考にしたURL
https://www.ne.jp/asahi/kuruma/garou/ts-04-watch-7.htm

編集・削除(編集済: 2025年09月26日 03:29)

囁きの果実  ゆづは

色艶良く 粒揃いの
シャインマスカット
その中に隠れているのは
より甘くて熟した黄色く色づいた粒、
あるいは、
まだ熟しきれていない青く小さい粒

夜毎、密やかに囁き合うのは
夢の続きを映し出す声
遠い記憶の欠片を抱えたまま

月の雫を吸い込んで光る皮は
ひとつひとつの願いの結晶
誰かの秘めた望みを叶えるために
この世に実ったのだろうか

指先でひと粒ずつ 確かめるたびに
時がふっと揺らぎはじめて
果汁と共に溶け出す 
未来の希望と過去の忘却

口に運べば、
戸惑いと懐かしさが交差し、
それでも止められぬその手は
果実を選ぶように 
自分もまた選ばれていることに気づく

この小さな粒の中に
知らず知らず閉じ込めてきた
本当の自分がいることを
私はまだ知らぬふりをしている

編集・削除(未編集)

青の孤独  温泉郷

台風の後の改修が間に合わず
競技場のトラックは
半円形のまま
ゆえに
そのリレーは
往復形式で行われた

一旦左から右へと走り
右端でバトンを受け取ると
今度は左へと戻る変則リレー
しかも
トラックの外側から
徐々に内側のレーンへと
リレーされるのである
競技ではないから
チームは一つ
観客は満員

号砲!
第一走者は
赤いトマトのバトンをもって
握り潰さないように
注意しつつ疾走
バトンを第二走者に渡すと
第二走者のバトンは
ニンジンに代わって快走
第三走者にバトンを渡すと
バナナに変わり順調な走り
第四走者にバトンを渡すと
え?キュウリじゃないの?
キャベツに代わり
腰折れで走っていく

エースの第五走者にバトンを渡すと
普通のバトンで再加速
青色ダイオードで輝き
人工光線が腕の振りに合わせて
シリウスの水滴のように
客席に怪しく交差する
歓声は最高潮

第六走者にバトンを渡すと
ああ! 
シリウスの水滴が
ブルーベリーに代わり
ボロボロこぼれ落ちる
拾い集めて
両手に持って懸命に走る

アンカーの第七走者に
ブルーベリーを渡すと
バトンは よし! 
ナスに代わり
直角肘で爆走
角度のついた弧の
最終コーナーを
はみ出さないように周り
ゴール
虹のリレーの完成!
 
トマト、ニンジン、バナナ
キャベツ、粒々ブルーペリー、ナスの面々が
歓喜で集まり
やがて涙で溶けて
境界がぼやけていく

青色ダイオードだけが
勝利の光線を
いつまでもくっきりと
観客に投げかけていた

観客の去った競技場に
青色ダイオードが一人
孤独の光を
全力であいまいにしながら
最初は誘われても断っていた
夕日の中に
ゆっくりと溶けていった

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カッコウの餌食だ  荒木章太郎

俺のはしたない記憶など
見えぬ鳥どもの
カッコウの餌食だ

俺の独りよがりの夢など
聞こえぬ鳥どもの
カッコウの餌食だ

小さきものに食われる
惨めさよ

巣に残ったのは
我が子ではなく
背をそらし
口をひらき
もっと、もっとと
餌をせがむ影

格好ばかりの俺は
落とされたものに
気づきもしない
カッコウの餌食だ

親代わりの俺も
孤児も
欲しがってばかり

欲しい 惜しい
いと惜しい

惜しくて悔しくて
愛おしい

愛おしさを捧げるほどに
この身は空にならず
むしろ満ちていく

捧げるたびに
形はやわらぎ
満たされる

捧げることで
生きている

——もはや餌食ではない

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Losing Yellow and Gaining Yellow

黄色い花 黄色い蝶々 黄色い葉っぱ
赤になる前に黄色が謳歌する今年の9月
去年の9月も黄色が溢れていただろうか?
写真ホルダーを開いて確認すると
8月のひまわりが潔く散った後
稲穂が黄金色にたなびく
田んぼの風景が収められていた
曇天の空模様ながら
穂は誇らしく黄色かった去年の今

編集・削除(未編集)

夢  aristotles200

眠っている
いつ寝たのかは記憶がない

いびきをかいている
という夢を見ている

気持ちよく眠っている自分を
見ている夢を見ている

いびきをかいている自分を見ている
自分を見ている

いびきが本体の夢なのか
いびきを見ている方が本体の夢なのか
見ている夢を見ている夢が本体なのか

深層にいる
いびきをかいて寝ている自分と
夢を見ているいびきを見ている自分
その、自分を見ている自分
三つの夢を見ている

トイレに行きたい、しかし
深層の夢の訴えは
夢のベールに覆われて外側に届かない
そもそも、トイレに行きたい
ということ自体が、夢の可能性がある

お腹が空いた、表層の夢を見る自分は
上、下の夢に空腹を訴える
最下層はトイレに行きたい
中間層の夢は、気づく
深層の夢は、深刻である
全ての夢は覚めねばならない

と、中間層が先に目覚めた
深層の夢はパニックを起こす
もはや、耐えられそうにない
表層の夢と合体せねばならない
届かない
ここで
目覚めた中間層は
賢明にも肉体をトイレへと運ぶ
ことを為して
穏やかな表情を浮かべる

しかし依然として
表層と深層の自分は眠っている
起きる、を決断するのは
深層でなければならない
肉体を動かす、自体が怪しい
ならば
これが第四の夢なのかも知れない

四つの夢は交差し
本体は何処かへと消えてしまった
永遠に眠り続けるのかも知れない
困った、と四つの夢は相談する

中間層はいう
いる
この四つの夢を見ている
五つ目の自分がいるはずだ
全員で、叫ぶんだ
起きろ、起きろ、起きろ、起きろ

目覚めない
何故なら
この夢は、六つ目の自分が見ている

いびきをかく夢を見ている
本体こそ、この夢の起点
そこから、それぞれに分岐し
分岐した夢は前後の分裂を重ねる
もはや、数十億の眠れる自分が
それぞれ夢を見ている

起点の夢に変化が訪れる
目覚める、夢を見た
そこから
もはや数千億を超える夢は
次々と目覚める、夢を見る
しかし
夢の中で目覚めた起点の夢は
夢の中であることに気づけない

夢の中で目覚めた夢たちは
やがて
再び眠り
夢を見る

数京兆まで増加した夢は
永遠に
増殖を続ける

永遠に

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