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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

三浦 志郎様  まるまる

「息子へ」に評をありがとうございました。「息子の考えと行動に満足」と読みとっていただき、満足がふくらんで空に飛んでいくかのように思えて嬉しかったです。そうなんですね、「受け継ぎ」のようなの!「同じだね」で触れた気になってしまっていました。息子も受け継ぐかもしれないところまで思いが及んだら、もう少し厚みが出たのかな、なんて思いました。ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様  御礼  静間安夫

今回も私の詩にお目を通して頂き、誠にありがとうございます。佳作
との評をくださり、とても励みになります。

そうですね、「ごらんなさい」は「見よ!」、「きみの」は「その」の方が、
ぐっと引き締まりますね!どうもありがとうございます。

もう10年前のことになりますが、勤務の関係で2年ほど釜山に滞在したことがあります。
その折りの印象を思い起こしながら、この詩を書きましたので、
釜山に「行きたくなってきました」と仰って頂き、本当に嬉しく存じます。

今後とも、どうかよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

青島江里様  評のお礼です。   松本福広

拙作への評をありがとうございます。
毎年見ているはずなのに眺めずにはいられない。
そんな桜の魅力はどこから来るのでしょう?
そんあ魅力に引っ張られるまま書いて
日常に溶け込みながら、素朴な顔して、
そんな魅力をもつ魔性にタイトルをつけてみましたが
つっこまれずに安心いたしました 苦笑
詩にも書いたように勢いで書いてしまった部分があるのでご指摘の部分を読み「おぉ!」と思いました。
掲示板の内容も桜の詩が目立っているようで
他の方も書きたくなるんだなぁと正直うれしくなりました。

急に冷え込んだりする時期ですがお体にお気をつけお過ごしください。
またよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

おいなりさん ふつうに好き  松本福広

稲荷神社に住み着いているキツネの僕。
そんな僕の隣にいるのは、犬の「わんこちゃん」
僕は彼女に片思いをしている。
人や、他のキツネから見れば「ふつう」の犬にしか見えないだろう。
どこにでもいる「ふつう」のキツネと犬。それが僕たちだ。
いつものように稲荷神社の片隅で人目を盗んで、こっそりと会う。
こんこんこん
わんわんわん
僕らの会話はきっとこう聞こえるのだろう。
今日はおいなりさんの話をしている。

お腹空いたなぁ。おいなりさんが食べたい。
あなたって、いつもおいなりさん食べたいばかりよね。
いつも食べたいんだ。僕だけじゃなくて家族みんなそうなんだよ。
ご家族の皆さんもおいなりさんが好きなの?
そうだよ。みんな。
おいなりさんって、どれも同じじゃないの?
同じって、どういうこと?
こないだ、人間さんが助六寿司っていうお弁当を捨てていたのだけど、
そこに入っていたいなり寿司。おいなりさんってあれでしょ?
そうだね。それもおいなりさんには違いないね。
それも? 他にもおいなりさんがあるっていうの?
他のもイメージ的には同じ形かもしれないね。
ほら、やっぱり同じなんでしょ?
いや、色々と違いがあるんだよ。
へぇ、例えば?
そう言われて、僕は家族の話をし始める。

僕はとても甘く煮た油揚げを三角にして包んだ
おむすびのようなおいなりさんが好き。
姉さんは皮の色がカラフルなのが好きでね
油揚げと一緒に煮て鮮やかな黄色になったり
抹茶と一緒に煮て緑っぽくなったりしたやつね。
お母さんは中のご飯が炊き込みご飯になったのが好きなんだ。
コンニャクや竹の子の触感がいいんだ。
お父さんは食いしん坊だから、何でもとにかく大きいのが大好きなんだ。

なるほどねぇ。色々あるのね。
そうなんだ。わんこちゃんは、おいなりさん、好き?
うん。私もふつうに好きだよ。
よかった。好きっていってもらえて。
会話が途切れ、僕は道端で見つけたお花を彼女に渡した。
お花?きれい。ありがとう。なんてお花なの?
「キツネノマゴ」っていうんだって。僕の名前の花。
尻尾をふりふりして、フフッと微笑む彼女。

わんこちゃんには言えなかったけど
キツネノマゴを拾った理由は
僕の名前が付いていて面白かったという理由じゃない。
人間さんの親子がキツネノマゴの花を見ながら
花言葉の話をしていたのが聞こえたから。
「あなたはこの上なく愛らしくかわいい」
そう話す親の人間さんは
子どもの人間さんを優しい目で見ていた気がする。

それは、君にも伝えたい言葉だと思ったんだ。
おいなりさんって聞いて、「ふつう」のおいなりさんを想像した君だけれど
「ふつう」の君は僕の言葉を聞いたら、どう思ってくれるかな?
好きって言葉の形に「ふつう」はあるのか
僕には分からないけれど
君がどう答えてくれるのか気になるんだ。


※いなり寿司については下記のHPを参照いたしました。
オーケーフードHP内
いなりずしの文化
https://ok-food.co.jp/learning/

編集・削除(編集済: 2025年03月30日 20:26)

2025年3月18日~3月20日ご投稿分 評と感想です。   (青島江里)

◎2025年3月18日~3月20日ご投稿分 評と感想です。



☆魔桜(まおう)  松本福広さん

埼玉県幸手市の権現堂堤。埼玉県には、このような美しい場所があるのですね。とてもいいいところですね。続いて、タイトルの「魔桜」。こちらも目を引きますね。意味もなく、太宰治の小説に出てきそうな感じがしました。

三連にわたって、桜は美しく清らかであるイメージがあるものの、それだけではなく、妖艶で危険な香りや空気をもたらす花でもありますよと表現してくれていると伝わってきました。三連ともよく似た系統の言葉や響きの言葉を選択されていて、とても丁寧に書き込まれていると感じました。

気になったところは、三連以降の連でした。最初の三連をうけての「私」の気持ちが綴られている部分になると思うのですが、前の三連の感じと違って、一気に流れが変わっていくように思えました。変わっても大きく問題が生じるというわけではないのですが、どこかしら、一気に思いを流し込んでしまっているようにも捉えられてしまいそうな感じもして、最後の「春るらら」が浮いてしまっているような気にもなりました。書いていることはいい内容だと思ったので、全体的に文体を変えてみたりするのもよいかと思いました。何例かを、私なりに考えて書いてみますね。

桜を愛でて春を歌う
人間の歴史
今の私の視界は
瞬間的なものしか
とらえられず

意味の重なりそうなものや、省略しても意味の通りそうなものを考えて書いてみました。

締めの句点が
見つからない散文を
書かずにいられない
私もいたずらに
乱れるままに
流れるままに
春るらら

終盤ですが「書かずにいられない」の部分が浮いているように思えたので「見つからない散文を」の後に持ってきてみました。こうすると最後の三行が乱れる、流れる、春る……と「る」の響きが三行お揃えになって、綺麗に思えたので、このようにしてみました。以上、ただの一個人の考えですが、何かのお役にたてれば嬉しいです。

桜の妖艶の部分に焦点を当てて、美しく表現してくださった作品。今回は佳作半歩手前を。



☆忘れるな 天さん

初めてのお方ですね。今回は感想を書かせていただきますね。こちらの作品、ご自身の書きたいことが、とてもはっきりしていて、よく整理されて書かれていると思いました。

私が感じたのは、今いるのは先代の命があったからということ。人は色々な命に助けていただきながら生きていることを忘れるなということ。この世のおかしいと思うことや理不尽さ、また、年々歯車が歪んできていると感じてしまいそうな気象変動など、よくわからないことだらけだけど、元気でやっていけるようにという願いなど、勢いよく流れてゆく詩行の流れの間に、勢いよく注ぎ込まれてゆく作者さんの後を生きる世代への思いや叫びを、息をつく暇もなく感じました。

血や体温、熱さで蒸気するような湯気までも感じさせてくれる作品でした。「~しろ」「~するな」という命令形になっているのに、全然説教臭くも威圧感もなく感じられるのは、相手を本気で思いやる気持ちが、詩行に滲み出ているからなのでしょうね。とっても良い意味で人間臭い言葉で溢れている作品になっていると思いました。



☆各駅停車 喜太郎さん

片思いの様子を描いてくれているのですが、なかなか面白いシチュエーションでした。

コンマ何秒の中 僕は毎朝見つけてた
その時だけ頭の中ではスローモーションとなり
見えた喜びと今日もクラスで会える喜びが
僕の一日を有意義にしてくれた

各駅電車を待つ本人が、通り過ぎる準急電車の中の彼女を見て幸せな気持ちになっている。この描写を「コンマ何秒の中」と表現したのはお見事でした。しかも「その時だけはスローモーション」というスピードの対峙した言葉を並べることで、本人の彼女に対する気持ちが浮き彫りにされてゆきます。見えるだけで嬉しいという心の現れも、彼女に対する思いを浮かびあがらせており、純粋な気持ちが感じられました。

きっと追いつく事はない片思いの各駅停車

準急は各停に追いつくことはないという現実を、自分の恋になぞらえています。あきらめにも似た気持ちを読み手にわかりやすく例えてくれました。

作品の所々に散りばめられた春を思わせる単語の数々。「芽生えた告白」「春まだ浅い青空」など、時間に対する期待の念と同時に、季節感を作中に広げてくれています。

ラストは告白が叶って彼女になってくれるというハッピーエンド。ただハッピーエンドを描くだけだったら、ドラマで見かけたことのあるラストになっていたかもしれません。最後の最後がいいですね。

「サクラサク」

よく受験合格に用いられる言葉ですが、言葉からくる、受験現場で飛び上がって喜ぶ様子が、彼女が彼氏に昇格してくれたというシーンとうまく重なって、歓喜の気持ちが突出していました。と、同時に、満開の桜が新学期を思わせてくれ、これから始まる二人の幸せな時間も感じさせてくれました。着地点が作者さん独特で、しかも大きな幸せの余韻を感じさせてくれました。佳作を。



☆はるがきた  じじいじじいさん

啓蟄も過ぎて、あたりの緑も増し、春ですね。カレンダー無しでも春ってわかりますね。
森の動物の気持ちになって、春を喜ぶ詩を書いてくださったのですね。

森の動物のみんなが次々に目を覚まし、春を喜んでいるという様子はよくわかりました。ただ、詩の中のすべてが現実のままに綴りすぎているために、あと少し、じじいじじいさんの味付けを試みてもよいかなと感じました。ただ、一から十まで味付けしすぎると、これまた、くどい味付けになってしまうと思うので、もう少し味付け可能な部分をピックアップしてみました。こことここを味付けしたらいいなという箇所を選んでいただいて、更に、更に、じじいじじいさんテイストの優しい春の詩に挑戦してみてください。

※はるがきたからみんなでてきた→どんなことを春だと感じて出てきたのかに注目してみる。

※ゆきがとけてみどりがふえてきた→雪の解ける様子や溶けてみどりが見えてくる様子を作者さんなりの感性で表現してみる。

※みんなはるがきてうれしいね たのしいね→「たのしい」や「うれしい」このワードをそのまま単独で使ってもぜんぜんOKなのですが、どんなふうにうれしいのか、なにがたのしいのか、このワードの周辺に関して、自分なり表現を考えてみる時間を持つことも面白いと思いました。

※これからもりでいっぱいあそべるね→どんなふうに遊んでいるのか、遊びたいのかを短い言葉にまとめて印象付けてみる。動物や自然の様子を、オノマトペなどを使用して表現するのも楽しいかも。

春の喜びを表す作品。この作品には、まだまだ、いろんなたのしさや喜びを表現できる可能性があるので、これだというお味を探しつつ、詩を書くことを楽しんでいただければ嬉しいです。今回は佳作三歩手前で。



☆挨拶  相野零次さん

挨拶は生活にあふれていますね。スマホの時代になってから、あちらこちらで挨拶を交わし合っている姿はずいぶん減った感じがしますが、まだまだ健在ですね。

全体にわたって、人間の一生を綴っている流れになっていますね。人間の喜怒哀楽や、季節感をうまく盛り込んでいますね。

「人間は神様が作った芸術」と「挨拶」
二つの言葉は、並べみているだけでは、何の結びつきもなさそうな言葉ですが、この作品の中で見事に取り込まれていますね。作品の流れと組み立てが綺麗にまとめられているので、ひとつだけの連だけが浮いているなどの違和感もありませんでした。

そのままでも、全く大丈夫なのですが、個人的に、以下の表現の「ならなくちゃならない」と、「演じながら」の部分。

僕たちは人間という芸術にならなくちゃならない
タイトルをつけられなくちゃならない

さまざまなドラマを演じながら

「ならなくちゃいけない」となると、親か誰かにやらされている感が表に出てしまう気がして、生きるって「やらされるってこと」と、読み手に感じさせてしまう気がしたのです。ある意味、「生きる」って、神様が人の姿を与えてくれた魂の自由のような気もするので、「ならなくちゃならない」というよりは「~でありたい」などの自らの意志を意味する表現の方がいいのかなどと思ったりもしました。

「演じて」と言う表現も同じようなことを感じました。「ドラマ」自体は芸術に関係する言葉なのでそのまま用いられたのだと思いますが、やはり、制作されたもののイメージもつくので、「ドラマ」自体の例を外して、舞台などを用い「時の舞台をステップしながら」という感じで、近くで生身の人の息を感じさせてくれるような言葉を探していくのもいいのではないかと思いました。別件になりますが、「こんにちわ」は「こんにちは」の方がいいと思いました。

ラストのまとめ方は、とてもき綺麗でした。人生の終わりを「おやすみなさい」という言葉で表現して静かに詩をまとめられた点、舞台を見てゆっくりカーテンが降りていくような感じ、或いは、映画を見て自然にエンドロールが流れてくるような、とても自然な感じがよかったです。今回はふんわりあまめの佳作を。



☆吠える先生  温泉郷さん

タイトルだけを拝見している時点では、先生が吠える??どういった内容なのだろうかと見当もつきませんでした。

実際に内容の中に入ってみると、何とも言えない切なさがありました。「吠える」というのは、最後の声を振り絞って出されていた声だったのですね。

どうしても先生に会いたい。ひと声でもいいから先生の声を聞きたい。その気持ちを前面に出してしまったことで、大きく後悔している思いがとてつもなく、読み手に伝わってきました。先生の意思で面会制限をしているけれど「ごくごく親しい人」ではなく「どうしても仕事上の連絡が必要な人」として待たなければならないや、要件の電話が最後の電話になってしまったことなどの表現、「先生の最後の数分を奪ってしまった」の思いは、読み手の私も複雑な心境と同時に辛い気持ちになりました。

事実を順番に書かれている中の、その一行一行、ひとことひとことに、隠しきれない作者さんの思いが滲み出ているように思えてなりません。仮に、鉛筆書きでこの詩を紙に書くとしたら、どれだけの筆圧が生じたのだろうか。そんなことまで考えてしまいました。読み終え、改めてタイトルを拝見すると、このタイトルの凄さを感じずにはいられませんでした。佳作を。



☆魂は燃えている  ふわり座さん

命には限りがあるからこそ、夢を持って、夢に向かって頑張ろうよ。そこには困難があるけれど、自分の道を見つけ、時には立ち止まり、自分の信じた進路を選択を信じて生き抜こう!

私の元には、このような強い意味合いのメッセージが届きました。とても力強くて、勢いのある作品だと思いました。エネルギーを感じさせる言葉「夢」「魂」「宇宙」「前進」をバランスよく使っています。詩行に躍動を感じさせてくれました。エネルギッシュなところは、とてもよかったのですが、個人的に気になったのは、テーマを少し広げすぎたのではないかというところでした。

登場人物の「僕」の夢は最終連に記された通りで「愛すべきたった一人を見つけ出し/
最後まで守り抜き/何が起こっても愛し続けるという夢」となっています。最終連の「夢」は、おそらく「夢」の最終形態なのだと思いますが、三点を一気に並べて一つの夢として描こうとすることは何も問題はないのですが、「大切な人に巡り合う夢」や「今いる大切な人を守りぬく夢」についてなど、一つに絞って描かれた方がよかったようにも思えました。最終連の三点の夢を最終形態としての着地点にしようとするあまりに、それまでの連に関して、書くことが横にも上にも膨らみすぎてしまっているかなぁというふうに、感じてしまったからです。極端なお話になりますが、例えば、大きくテーマを広げて「戦争反対!世界に平和を!僕は最後まで愛を信じ続ける!この世にいのちの愛の光よ広がれ!」とするのを、少し指しどころを縮小して「戦争は絶対嫌だ!/憎しみ合うより/みんなが泣かずに笑って/光の朝を迎えられる世界がいい!」……どちらも同じようなことを言っているのですが、後の例は指している範囲が若干狭くなっています。このような感じでしょうか。うまく言えなくて申し訳ないですが。

話は変わって、中ほどの連の進路を信号に例えたところは面白かったです。魂が燃えているから金色発進とするところが特に。

一生懸命、熱をもって書かれている作品だと感じました。今回は佳作一歩手前を。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

三寒四温で春本番と言われますが、今年の三月はいったいどうなっているのでしょうか??
六寒二温二熱?? 雹が降ったり、夏日になったり??二月の気温になったりと、
人も周辺の生き物も草木もたいへんな三月でした。早く落ち着いてほしいと思うこの頃でした。

みなさま、今日も一日、おつかれさまでした。

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三浦志郎様 評のお礼 こすもす

評をいただきありがとうございます。
この詩は深い闇から解放されていく心を描きたくて作りました。
映像感と幻想性を評価していただき嬉しく思います。励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 評のお礼です 上田一眞

こんにちは。上田です。
桜の季節になりましたね。嬉しさと共に懐かしさが込み上げて、本作を書きました。
サクランボの好きなきみちゃんは現在京都で元気に過ごしてます。サクランボのことを話すと「染井吉野のサクランボはどうしてこんなに小さいのだろう」とガッカリしたのだそうです。まあでも私たちには宝物のようなものでした。確かにそんなに美味しいもではありませんでしたが。
本作は私の詩作における重要なテーマである私の歴史の回顧です。このようなただ過去を懐かしむものから、より詩的純度の高いものにして行くにはどうしたらよいのか考え続けています。宜しければこの点ご教授頂ければと思います。

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感想と評 3/21~3/24 ご投稿分 三浦志郎 3/30

1 こすもすさん 「黒い森」 3/21

前回とは違い、今回は比喩などの修辞は使わず、全くの物語詩。しかも完全な幻想譚、ファンタジーです。3つのパーツを持っています。1連目は深い森のおどろおどろしさと獣がつけ狙っている、その不気味さとスリリングでしょう。暗闇に光る獣たちの目が非常に映像的で印象に残ります。
木に登って危機は去った。2連目は黒い森を俯瞰するシーン。ここも黒と白のコントラストが鮮やかです。「明るくなって」「朝の光」「体が軽く」「空を飛んでいる」など、ストーリーは良い方向に向かい始めました。そして3連目、無事帰還。ストーリー自体はごくシンプルなものですが、詩文が醸す映像感と幻想性はなかなかいいですね。なんだか、僕は読んでいて魅かれるものを感じました。
佳作一歩前で。


2 上田 一眞さん 「桜トンネル」 3/22

サラリと登場人物を整理しておきます。

〇 こうちゃん・近所組(こうちゃん、ゆうちゃん、みきちゃん)
〇 上田・親類組(ぼく・幼い頃の上田さん、妹みいちゃん、従妹のきみちゃん)
昭和25年~昭和30年代をイメージしますね。昔は親戚や近所混じり合って遊んだものでした。
「*」前の「思案顔」はちょっと不思議。なんかあったんですかね?続きがありそう。
メインになるのは「ぼく」と従妹のきみちゃん。そう、子どもの頃って、従妹と遊ぶのは意外とありましたね。「ぼく」よりもきみちゃんのほうが年上なんでしょうね。いろいろ言ってきてます。それにしぶしぶ従う「ぼく」。最後はみんな楽しくて、よかった、よかった。この詩は難しいこと、抜き!これを読んで楽しく昔を懐かしがればOKです。昔はこんな風に遊んでいました。佳作半歩前で。

アフターアワーズ。
染井吉野の実は「苦く酸味があり食用には向かない」とありました。が、まあ、それは文献上のおはなし。そこはそれ、子どもの無邪気さでしょう。


3 津田古星さん 「日本左衛門は若かった」 3/22

僕はこの人物は初めて知りました。いろいろ調べて、大変勉強になりました。事の始まりは自家の先祖調べ。由緒ある家柄なのですね。そこから思わぬ余禄があったという事でしょう。日本左衛門。東海道筋を荒らし回った盗賊団の領袖ですね。各種地域、各種人物が被害に遭いますが、持広村・小右衛門さんだけは押さえておきましょう。話の主役はいつしか日本左衛門へ。その行動(逃亡?)範囲は実に広いですね。遠州掛川付近が中心のようですが、京都所司代、幕府本体も動いている。本人は若くして処刑されましたが、悪党ながらも涼やかな義侠心も持ち合わせていたのでしょう。そうでなければ、歌舞伎や講談など、人々は記憶しないでしょう。最後は先祖・小右衛門さんに思いを馳せ、誇らしげに終わっています。よく調べて書かれた、と思っています。実際の古文書(こもんじょ)にあたったのは、見習いたいところです。甘め佳作を。

アフターアワーズ。
登場する幕府役職人は全て有名のようです。「本田紀伊守」の「本田」は「本多」が正しいでしょう。
この人、徳川家康の謀臣、本多正信の弟・正重の流れなので筋目確かで老中もやってたそうです。
上記は余談。


4 荒木章太郎さん 「象徴を描く」 3/24

「俺は画家の頭だ」―凄いですよね、この言葉。平文では絶対成立しないものです。
この人は画家でしょうか?よくわかりませんが、タイトルと冒頭部分を頼りに書いていきましょう。
ひと昔前だと「コピー体験」、今だと、さしずめ「バーチャル体験」とでも言うのでしょうか。そういった概念も含めて、自己とは?人間とは?を煮詰めてゆく。どんなに巧緻な絵を描いても現実の風景にはならない。愛は実際に体験しないと愛ではない。そのような当然にして絶対的なことを、自らの思考世界に設定し、迷い子のように放浪する、何処かに出口を見出そうとする、そんなさまを想像できます。山火事のくだりは大船渡の火事が脳裏をかすめたのかもしれない。
最後の2行は印象的。差し当たっての、これが回答か?人間の虚と実を橋渡しできるもの。ひとつの生き方の方法、そんな風に思っています。佳作です。


5 月乃にこさん 「手と手は」 3/24 今回、初めてなので感想のみ書きます。

なかなか含蓄に富み、良い詩を書かれています。手という単純な対象をこれだけのボリュームで書けるのも、なかなかの書き手さんと思われます。誰しも思いつくところでしょうが、この「手」は人間に置き換えることができるでしょう。人間個人の内面、人間対人間の関係性、その紐帯、その離合集散まで。その状態に合わせて心情も寄り添うかのようです。とりわけ「手を組む」「手を広げる」に注目したいです。もちろん、これらは単純に動作を考えてもよいのですが、転じて、前者は「志を同じにして共に目標に向かう」さまが思い浮かぶし、後者は「新たな分野を開拓する」が想像されます。終わり2連はフィナーレを飾るにふさわしく総括され、見事な思考で終わっています。ぜひまた書いてみてください。


6 白猫の夜さん 「せめて友のままに」 3/24

冒頭はなかなか印象的な場面です。それ以降は何か恋愛のことかもしれない。どういう種類の恋かというと、「左の薬指の指輪」から、相手は既婚者であることが知れます。ただ「代表スピーチは任せるわね」がヒントのようでもあり、ヒントにしては不充分なようでもあります。想像されるのは以下のようなことです。

「男女グループで、ワイワイ付き合っていたけど、主人公が密かに好いていた男性が(同じグループにいた)別の女性と結婚することになった」

「代表スピーチは任せる“わね”」―は結婚式を想像させるし、「わね」は女性のセリフです。
確かにこうなると、人には言えなくなりますよねえ。別に不倫でも罪でもないですが。主人公だけの心の整理ということになるでしょう。そして、この詩、です。文中「そう あなたは友なのです」はまさに苦渋のひと言でしょう。その人への想いと過去の想い出も「切り刻んで」。そこで登場する笹船の場面です。想いを捨てて、表面上今まで通り「せめて友のままに」。そんなJUST FRIENDS。 語尾の書き方に辛さが滲むかのようです。甘め佳作を。

アフターアワーズ。
最後「ここらで」は、ちょっと。別の言葉を考えましょう。


7 静間安夫さん 「釜山」 3/24

冒頭佳作。
釜山というと、僕の場合、戦争に関わるイメージしかなくて、今回、改めて調べてみると、大都市なので心底驚きました。文体は二つだけ検討リクエストがあります。なに、大したことではありません。
とても雄渾な詩なので、あくまで硬派で行きましょうか。6連目「ごらんなさい」は手ぬるい(笑)。

さあ、旅人
見よ!

―くらいは言っちゃいましょう。 あと最後から1コ前「きみ」も甘い(笑)。「きみの」を削除で「その」で充分通じるでしょう。「釜山」=「おまえ」という強い代名詞があるので、ここは「旅人」=「きみ」という甘さは避けたいです。それだけ!あとは、この詩を読んで、ゆっくり旅情を味わいましょう。
過去に苦難の歴史あり、そして現在の発展あり。日本とも地理・人文共に近い。一般に港湾都市というのは、ホント、ロマンありますよ。そのあたりの事情が充分語られ、叙事、叙景、抒情三拍子揃って正統的な仕上がりです。冒頭と終連の回帰型も僕は好きですね。釜山を調べて、この詩を読んだら、なんだか行きたくなってきましたよ。


8 森山 遼さん 「存在への恨み」 3/24

逆に終わりから行きます。「神、自然、人間」―この3つで、ほぼ全ての「存在」と言えます。
タイトルに近づく事ができます。あとは、その「恨み」の様相を見ましょう。初連、2連が負の何事かを暗示させ、この詩の始まりを伝えます。抽象化された「数千の目とため息」。具象化された「老人、若者、娘たち」つまり殆どの階層が、こわばり、悲しみ、沈黙する。それら深刻な表情を緊張と呼ぶならば、その日は必ずやって来る。これらはすでに抗議を越えてタイトル言葉にまで達しています。
「この瞬間にも/復讐を用意する」は恐ろしいですが、この詩の基調において、選び抜かれた言葉として響いてきます。暗い情念を感じました。 佳作とします。


9 まるまるさん 「息子へ」 3/24

「まだまだ 温まっていないよ」―僕も母からそう言われたことがたびたびありました。

場面、状況は違いますが、親子間で本質は似たようなことがあった。そんな幼女の頃の想い出から始まり、現在を考えています。
やはりこの詩の主軸は交差点での息子さんのエピソードにあるわけです。この息子さんは自分をよく知り、冷静な判断と意志を持っていました。母は自分の不明を恥じながらも、息子さんの考えと行動に満足し、さらに激励します。すなわち「これからのキミは」以降、充分、結論的な結びをしています。実にこの詩はこの部分であります。
いっぽう、僕はこの詩に、もうひとつ別の事項も感じていて―言葉では上手く言えないんですが―こんな感じ。母親の側です。

〇 自分が子どもだった頃の親
〇 今度は自分が親になった時の子ども

このふたつの思いが、この詩の情緒の中に少なからず入っている気がします。受け継ぎのようなものでしょうか。 佳作半歩前で。



評のおわりに。

いよいよ4月。良い季節になって来ました。近所の家の桜も咲きました。
明日は知人の絵画展に行ってきます。 そのタイトルが「交わる軌道のむこう」。
どこか、詩的でいですね。帰りは何処かで美味いもんでも食べて。 では、また。

編集・削除(編集済: 2025年03月30日 13:46)

井嶋様へ 評のお礼です 喜太郎

今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。そしてアドバイスの方、とても勉強になりました。今回は自分でも少し難しく考えすぎたかなとも思いました。その点も含めて井嶋様のアドバイスは的確でとても勉強になりました。ありがとうございます。これからも励みにして頑張ります。

編集・削除(未編集)

紗野様へ 評のお礼です 喜太郎

投稿を読んで頂き、誠にありがとうございます。その上、細かな点にまでアドバイスを頂き、とても勉強になりました。これからの創作にとても励みになりありがたいアドバイスになりました。ありがとうございます。まだまだ未熟ですが頑張ります。

編集・削除(未編集)
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