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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

ぼくが死んだ朝  理蝶

ぼくが死んだ朝には
かるく雨が降って 
燕がせわしく餌を探すだろう

ぼくが死んだ朝には
誰かが傘をわすれて
整えた髪を崩してしまうだろう

ぼくが死んだ朝には
太陽のぜんまいが巻かれて
空へただしく昇ってゆくだろう

何も変わらないさ それでいいんだ
宇宙に産まれたすべては
かけがえのない軌道と輪廻を与えられて 
この世に産まれ落ち 
気づかぬ内に淡々と その上を生きてゆく

みんな辿っているんだ 
神様のチョークで描かれたその線を

みんな巡っているんだ
神様のコンパスで描かれたその円を

ぼくが死んでも 
何も変わらないよ 
困ることなんて何にもないよ
それでいいんだ 

でもね

代用品だらけの このぼくを
労わってくれる 優しい人が
もしいるのなら

ねえ 少し泣いてくれないか
ねえ 空を見上げてくれないか
ぼくがいないという 
ただそれだけの理由で

時にさみしく
時にむなしくなりながら
それぞれの線を 
ひたむきに辿った日々に免じて

どうか
この世界を少しも変えることのない
ひそやかな涙を 流してくれないか

せめて
次の代わりが来るまでの一瞬を
うつむき加減に 暮らしてくれないか

ぼくが死んだ朝には
かるく雨が降って
雛は旺盛に食べるだろう

ぼくが死んだ朝には
うすい雲を割って
陽が差し込んでくるだろう

ぼくが死んだ朝には
目を腫らした人が居て
そこに生きた証を見るだろう

ぼくは はにかんで
空の階段へ足をかけるだろう

編集・削除(編集済: 2024年06月25日 23:53)

青島様、評のお礼  理蝶

青島様、いつも評をしていただきありがとうございます。
洗車で車を磨いている時、なんだか自律神経が整ってゆく感じがして好きです。
ご指摘の点ですが、なるほどなぁと思いました。頭の中で勝手に黒の車を走らせてしまってて、詩の言葉だけでは確かに唐突感がありました。
ラストはいつも書く感じと違うような感じで終わらせて見たくて、チャレンジしてみましたがあんまり良くなかったですかね、、笑。
もう少しご指摘の箇所を中心に練り直して見ます。
いつもありがとうございます。もっといい詩が書けるようになりたいのでこれからもご指導よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

雨音様、評のお礼  理蝶

雨音様、いつも評をしていただきありがとうございます。
最近はほんとに蒸し暑くて、ついつい冷房のリモコンに手が伸びてしまいます。まだ六月なのに、、。
佳作の評価、ありがとうございます。とても嬉しいです。
詩の中にあまり会話を入れたことがなかったので、今回のアドバイスはとても勉強になりました。
確かに直してみるとぐっと見やすくなりました。ありがとうございます。
蒸し暑い日が続きますが、雨音様もどうかお体には気をつけてお過ごしください。
また投稿しますのでよろしくお願いします。

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三浦様 評のお礼です。  荒木章太郎

佳作の評を頂きありがとうございました。やっと書けたという感じです。これまで、なかなか人に伝わる詩が書けない。その原因が推敲する力の無さ、表現の乱雑さと言いますか、懸命なんですけどいい加減さがありました。今回は創作です。詩を書く自分だけが楽しければ良いのではなく、読む人の立場に立って推敲しました。構成からリズムに至るまで細部を意識しました。とても疲れました。きっと、これまで私が手に取りすごいと思った詩の数々にとっては当たり前のことなのでしょう。更なる発展を目指したいと思います。

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無差別殺人事件調書 ―ある大量無差別殺人犯の声 桜塚ひさ

無差別殺人事件調書
―ある大量無差別殺人犯の声


俺には声がない
世間に繋がる綱がない

俺には声がない
声帯を持たずに生まれてきてしまった
たぶん 母親の胎内に置いてきたのだ

親はあったが機能不全
仕事、結婚、子供 安眠
全て俺には縁もない

お前たちに俺は見えない
俺にはこの世間に椅子がない
小さい部屋で  
一日中ゲームをする
だが 障害者じゃないぞ
その証拠に障害者手帳も手当てもない

親父も声がなかった
声がなくても生きて仕事して
俺を生んだ
親父の生きた世は
声がなくても生きていけた
お前たちと関係を持たなくても
生につながる綱が持てた

世間は言う
自己責任
自助努力
働かざるもの食うべからず

お前たちの世間 
そこは俺のディストピア
亡命したかった
声のない者も生きていける土地へ



それでも俺という存在がこの世にいた事を
お前たちは知らなければならない
俺が死ぬときお前たちも死ぬのだ
死は平等だ
不平等に生まれても
死ぬときは
唯一つの裸の命が消えるだけだ

ダガーナイフの効果的な刺し方はネットで調べた
俺の唯一の居場所のネットで

――死刑判決後のある裁判員の声
彼は 無罪だ
彼が有罪なら 僕も有罪だ

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青島様へ 評のお礼です  喜太郎

今回も貴重なお時間の中、読んで評まで頂き誠にありがとうございます。そして素敵なご感想をいただき、とてもも嬉しく感じております。これからも一つ一つの詩を大切にしていきたいと感じました。ありがとうございます。

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恋文(中原中也に憧れて) 喜太郎

休み時間になると
君は日の当たる窓辺の席で
一冊の本を取り出し読んでいる
明るすぎる髪色
少し濃いめのお化粧
ピアスにドキドキするほど短いスカート
前の席の友達に話しかけられれば
静かに本を閉じて会話で大声で笑う
やがて友達と同じように
取り出した携帯の画面をテキパキと操作する
あの文字を追う物静かなギャップの中の目線の君を
ずっと見ていたいのに邪魔されたようでため息が出た
次の休み時間
君の机の上に置かれた本
好奇心が足早に机の横を通り目をやる
『詩集』?………『中原中也』?
やがて僕の携帯の検索履歴はこの二つで埋められ
暇な放課後は図書館に通うようになった
君との接点が作りたくて
君と同じ考えや思いを共有したくて
訳もわからず読んでみた
そして今 僕は詩を書いている
君へ宛てた恋文の詩
この想いを『サーカス』の空中ブランコの様に
上手く音と文字に表せないものかと思考を巡らせ
書いては消して 消しては書いて
やがてペンを置いて
目を閉じて窓辺で本を読む
君の上下にゆったりと動く眼差しを思い浮かべる
まさに今の僕の心は空中ブランコ
ゆあーん ゆよーん はやゆあーんの様だ

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青島江里様「午睡」に対する評価と感想を誠にありがとうございました。  秋乃 夕陽

青島江里様、「午睡」に対する評価と感想を誠にありがとうございました。
佳作にしていただき、とても嬉しく感じます。
通常は何気ないこととしてついつい見逃しがちになるものもよくよく観察してみると詩になりうる材料はたくさんあって、とても興味深いです。
今しがた起きたことや感じたことをどのように表現するか、それはまるで自分の腕を試されているようでもあります。
今回も出来る限り、単なる感覚的なもの、抽象的なものは排し、見たままの日常を説明にはならぬよう具体的にわかりやすく描くように気を配りました。
こうした限られた表現のなかでどのように自分の表現を入れるか、毎回苦心するのですが、今回はテーブルの端の表現に落ち着きました。
ふと目が覚めて顔を上げた時、一番最初に目に入ってくるのは焦茶色のテーブルであり、ところどころ傷が付いて禿げかかっている。しかもそれが子鹿模様になっていて少し面白いというところを自分なりに淡々と表現してみました。
気に入っていただけて幸いです。
これからも続けて投稿してゆきたいと思いますので、なにとぞよろしくお願いします。

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赤い鬼火

「赤い鬼火」  蒼井百合亜

月のない雨上がりの夜
湿った空気が
仄暗い裏路地に纏いつく
雨に滲んだ古い記憶が
うらめしさを忘れて
わたしを手招く

血の滲む瘡蓋を 
無理やり隠してきた
一枚一枚
折り畳んだ想いが
夜に解れて浮遊する

気づけば
ほつほつと
紅い鬼火が燃えて
ぼんやり
悲しい音を立てている

路地裏の片隅
あれは
赤い鬼火は
わたしだろうか

こんな夜には
忘れようにも忘れられない
埋もれていた感情が
鎖を解いて
赤い鬼火となり
暗闇を彷徨う

「もう来ないで」

やがて朝が来て
空が白む頃
わたしはまた
素知らぬ顔で
何も無かったように
いつもの時間へと帰ってゆく

燃え残る残り火にも
気付かないままに

月のない雨上がり
夜には
赤い鬼火がやってくる

いつまでも消えない
心の染みを燃やしながら

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三浦志郎様  まるまる

「死んじゃうなんてイヤだ」に評をありがとうございました。
何と言ったらいいか、作を立体的に読んでいただいた様に感じました。
今回のテーマは三浦さんのおっしゃるように、私自身の根底に
普遍的にあることでしたので、スポットを当てていただけたようで
何というか、安心......かな?しました。
 息子が、言わず語らずの内に、自然と身につけてくれることを願います。
あ、私と違う拠り所でももちろんよくて、ですね。
今回もありがとうございました。

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