◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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山奥に大きな岩があり
割れ目からひとしずくの水が湧き出た
湧き水は他の湧き水と合わさり川になった
上流にいる
辺りは森で覆われている
木漏れ日が降り注ぐ
爽やかな風が吹いている
岩魚や山女がいた
海ははるか先
中流にいる
小さな町がある
いくつかの店や家がある
周りには田んぼが広がっている
鮎が泳いでいた
海はまだ遠い
下流にいる
都会の中を通る
川の上には高速道路がある
人々の声と走る車の音がする
鯉の影がわずかに見えた
海はもうすぐ
河口に来た
大海原が広がる
でもこれで終わらない
蒸発して
雲になり
雨になり
大地の中で長く眠ったあと
湧き出して川になる
そして
また海をめざす
すべてのものを潤しながら
旅は続いてゆく
青島江里様 今回も丁寧にお読みいただき、ありがとうございました。少し、今までとは違った描き方に挑戦してみたのですが、なかなかうまくいかなかったようです。作意については、読み取っていただいたとおりですが、やはり、最後の連がとってつけたような、どこかで読んだような、ありきたりの表現になっていたと思います。ご指摘、ありがとうございました。もう少し、一階で犠牲になった人たちの心情を反映できるような表現を考えてみたいと思います。引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
深く丁寧な感想と評を頂きまして、誠にありがとうございます。
評者の方々から毎回頂ける感想やアドバイスがとても勉強になり日々の詩作が充実しています。
頂いた評を励みにしつつ、次作は更に自分が思う良き作を、読み手の皆様にも響く良作をとペンを進めていきたいと思います。
次回もどうぞ宜しくお願いいたします!
青島江里様様
拙い詩の感想、ありがとうございます。
潮の匂いがしたもので、そこから言葉を考える内に海戦のイメージが湧き、詩になりました。
丁寧な感想、ありがとうございます。
不可知というか、倫理転生とか、現実では否定されるべきものを、詩では広げてみました。
代々繋がる血の記憶、があっても良いんじゃないか、あるなら、どんな記憶だろう、と一気に書きました。
丁寧に読み込んでいただき、感謝します。
初心者ですが、続けて行こうと思います。
so ULTRA PANDEMIC
事の発端 全ての崩壊
セント伏魔殿パンデモニウム
悪魔降臨 天変地異にて
ULTRA PANDEMIC
人類平等 左に倣え
右から数えてクシャトリヤ
我らが銀河の中心は一つ
生命平等 光に倣え
人は光らない
禿げるしかない
地上が指先程度になって
巨大な巨大な世界と宇宙と
ULTRA PANDEMIC
so ULTRA PANDEMIC ‼︎!
事の発端 全ての崩壊
セント伏魔殿パンデモニウム
悪魔再来と 天地開闢で
泥の惑星は更に淀む
人類平等 右に逆らえ
左から数えてサピエンス
一つの銀河の中心は我ら
いつか叶うと良いね
少しずつで良い
雨漏りみたく
少しだけで良い
宇宙に反響板を
少しずつで良い
傷が積もれば
死に至るから
だから続けよう
事の発端 小さくて良い
悪魔降臨 天変地異にて
巨大な巨大な世界が宇宙で
事の発端 全ての崩壊
セント伏魔殿パンデモニウム
悪魔降臨 天変地異にて
ULTRA PANDEMIC
人類平等 左に倣え
右から数えてクシャトリヤ
我らが銀河の中心は一つ
生命平等 光に倣え
ULTRA PANDEMIC
【5月13日(火)~ 5月15日(木)ご投稿分、評と感想です】
☆告白 喜太郎 さん
タイトル通り、ストレートなくらいストレートな告白シーンを描写してくださいましたね。『』の後の()・・・・・・告白する側の心の声がそのまま読み手に透けて伝わってきました。言いたいけど、最悪の場合は友達関係も何もかも崩れてしまう不安も伝わってきました。
告白してからの彼女の反応。読み手からしたら、かなり驚いてしまいました。ただただ驚きの連続となるわけですが、最終行で「素直でその場行動的なところに惹かれたんだ」といまとめていることで、そうなのだなと思えるようになっているところはよかったと思いました。ただ、彼女の行動を【「私も好き!好き!大好き!』/突然に抱きつかれて/キスされてる】の部分は、本来なら、僕にとって感動的シーンであるはずなのに、読み手からすれば、流れに従っての描写ですが、早急な展開すぎて、置き去りになってしまいそうな感じのするところが気になりました。
そこで一案として、考えてみました。最終行を移動させて、最後に逆光にあたる二人の影に焦点を当ててフィニッシュする感じではどうでしょうか。また「その場行動的なところに」という表現も少し固い感じがするので、「まま」という語尾でそろえることができる、代役の言葉たちを考えてみました。
私も好き!好き!大好き!』
突然に抱きつかれて
キスされてる
そうだ
僕は君の心のまま
ありのままなところに惹かれたんだ
君の顔が逆光に包まれている
僕は直立不動のまま息ができない
何かのお役に立てればうれしいです。しあわせそうな二人の姿が印象的でした。今回は、佳作一歩手前で。
☆アクアリウム 上原有栖 さん
癒しを求めてアクアリウムをつくるという様子を思い浮かべると、夢があって楽しそうだと感じました。一連目の最後にある「桃源郷」という言葉が更にそう思わせてくれました。手作りで自分の理想郷をつくるなんて、おっしゃる通りに癒しになりそうですね。
癒しだ!と思っていると、二連目では空気が変わってきましたね。理想郷に放たれた二匹のアロワナ。存在感が半端ないです。メダカや金魚とは違う大きな魚。とても強そうです。そこからつながりの「アロワナの餌」というワード。理想郷を泳ぐ主。悠然とした姿に見惚れるというまでは、前連の空気を受け継いでいましたが、ここからは一気に、煩い上司や嫌味な先輩関連のワードが。一気に夢の世界から現実に引き戻された感がでているところ、そしてアイロニー。この詩にいい味をもたらせていると思いました。
実はこの理想郷のカラーは、癒しオーラがカラーではなくて、日頃のモヤモヤから現実逃避したいというようなカラーなのです……と、言っているかのようにも受け取れる表現の仕方でした。最終連では更に追い打ちをかけていますね。この追い打ちの表現方法が、また面白かったです。理想郷で大きな存在感を示すアロワナ。その『大きな目』によって、表向きの自分を通り越して、裏の自分の本音を見透かされているような気がすると持っていくところもよかったです。「冷たい視線で突き刺しておくれ」は、本人の誠実さや反省を感じさせてくれる表現になっていると思いました。アロワナの細い顎髭を持ってくるところ、まるで、本音の部分を感じ取るセンサーのように思わせてくれました。お上手だなぁと思いました。
アクアリウムを手作りしてアロワナを飼育しているカッコいい自分ではなく、表向きとは違う、歪んでいるように思えてしまう、カッコいいとは言い難い、劣等感のかたまりの自分を、くすっと笑えるアイロニーを織り交ぜつつ、水槽にまつわるものを取り入れながら、上手に表現されている作品だと思いました。佳作を。
☆潮風の匂いと血の記憶 aristotles200さん
初めましての方ですね。今回は感想を書かせていただきますね。
深い霧、何処に立っているのか、古びた海賊船の看板という表記から、作中の場面はこの世ではないのだなと感じました。大砲だったり、砲弾だったり、義手、義眼という言葉があるので、戦って命を落とした戦士の姿が湧いてきました。さらに、潮の匂い、四国、伊予国の生まれという言葉から、日本人であるのかというイメージも湧いてきました。
一行目にぼんやりとした背景を展開させ、無駄のない言葉で、徐々に、この世ではない世界をはっきりと明かしながら広げてゆく表現の方法が、わかりやすくてよかったです。また、血の記憶と潮の記憶を関連付けることで、輪廻転生のようなものを感じさせてくれました。
最終連では、登場人物に関する戦いについての考え方について記されており、こちらの方は、私自身が前連で感じた輪廻転生と結びつけて拝見すると、国や民についての個々の「魂」の境地について考えさせてもらえるようにも思えました。そして、何らかの記憶で、本能のようなものが感じることができる意味についても、考えさせてもらえる作品になっていると思いました。
☆饗宴 温泉郷 さん
※投稿作品中の「ダンポール」→「ダンボール」への誤記訂正、伝わっております。ご連絡ありがとうございます。
不思議な空間です。砂漠の屋敷ということですから、地盤は強くなさそう。またまた、このような辺鄙とも取れそうな場所で、人を大量に招待して、建物の二階に酒席を設けるとは、付近に砂漠のない一般庶民の感覚からすれば、珍しい光景です。身元を明かさない仮面舞踏会ということもミステリーです。また、こちらの酒席への招待客が無制限に膨らんでいくのもミステリーです。
二階は踊り狂って大騒ぎ。そして一階では、酒席を縁の下で支える方々も踊りまわるという、一見すればどの階の人間も幸せ気分なシーンを想像させてくれるのですが、一転して、二階の大騒ぎに建物の強度が耐え兼ねて、天井が抜けるという結末に。これには驚きました。このシーンで目が離せなかったのは、この天井が抜ける寸前まで縁の下で支えてくれている人々が、どうにか倒壊を防ぐために尽力するということでした。そして、倒壊はしてしまったものの、二階の客は、一階の人が支えてくれたおかげで助かったということ。さらに強調されていた「二階の客だけは・・・・・・」という点。こちらの表現は、この詩の核になっていると感じました。
この表現から、詩の周辺の意味のようなものをひらってまとめてみると、上層階級の人たちの好き勝手なマネーライフ。自分たちへの見返り中心のマネ―政策。その今だけ自分だけの元で暮らす一般庶民。好き勝手やっている顔を合わせたことのない人間に、いつのまにか、どんどん吸い取られていくもの。しかも地盤の緩い政策で国がひっくり返りそうになっているところや、真面目に働いている人間が、命の忖度をされたり、辛い目ばかりしているというようなことを、彷彿させてくれました。もしもこのような読み方が、ひとつとしてあるならば、この作品は社会の今、庶民の立ち位置を意味する作品として光彩を放っていると感じました。
ほんの少しですが、気になったのは、最終連でした。床に広がる残骸を描いてくれているのですが「美しい模様」や「怪しい光」でまとめてしまうだけは、足りない気がしました。印象に残りそうな、独自の表現の考察が必要な気がしました。抽象的な世界を通じて現代社会の現実を彷彿させてくれる異色の作品。今回は佳作半歩手前で。
☆たびだち じじいじじい さん
タンポポのタネのたびだち。川崎洋さんの「たんぽぽ」を思い出させてくれるような、タンポポの綿毛の飛び立つ様子が浮かんできました。川崎洋さんのたんぽぽは、原っぱでタンポポの綿毛を見送る子の目線で描かれていますが、こちらの作品は根を張るタンポポ自体をお母さんに見立てて描いてくれていますね。愛情たっぷりの作品。
気になったところは、全体的にひらがなとカタカナのみの短文的な書き方を連ねるような形になっているため、読み上げる時、意味を取りにくい部分が、幾つか見受けられました。単語と単語の間に空白を置く書き方をしてもいいかと思いました。例えば「あっちでもこっちでもおおきなこえの」→「あっちでも こっちでも おおきなこえの・・・・・・」にしてみたり。
もう一案としては、子供さんに読み聞かせてあげる目的を強化したパターン。もちろん内容は全く変えず、タンポポのタネさんや、お母さんが、何をするのか、動作を連の先頭に持ってきて、情景を浮かべやすくする方法です。この方法はリズム感も出てくるので、読む方も、聞く方も、また見た感じも、比較的、入りやすくなるのではないかと思います。あくまで一案です。説明文では伝わりにくい感じがしたので、実際に書いてみますネ。
「いってきま〜す!」
「いってらっしゃい」
「いってきま〜す!がんばるね!」
「いってらっしゃい!がんばってね!」
きこえる
あっちでもこっちでも
おおきなこえのごあいさつが
とんでいく
タンポポのタネさんたちが
とんでいく
しろいわたげにつかまって
おかあさんタンポポから
「きをつけてね」
「こわくないよ」
「わたげにしっかりつかまって」
しんぱいがおと
がんばれがおが
まざってる
おかあさんタンポポ
「だいじょうぶだよ」
「わたしはあっちのやまにいこう」
「ぼくはむこうのかわらにいこう」
わらってる
タンポポのタネさんたち
てをふってる
みんなおかあさんタンポポに
たびだった
おかあさんタンポポから
みらいをゆめみて
たびだった
りっぱなタンポポになるのだと
こころにきめた
タンポポのタネたち
てをふった
しんぱいがおの
おかあさんタンポポ
なみだをながしても
さいごはえがおで
そっといった
こころのなかで
「だいじょうぶ がんばれるよ」
風に吹かれて飛んでゆくタンポポの風景がとても美しい作品。優しさを感じさせてくれる作品でもありました。今回は佳作一歩手前で。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
すずめの親子と遭遇しました。おかあさんよりも大きなこすずめ。羽をパタパタさせておねだりする姿が愛らしすぎて。
一雨ごとに一気に伸びてゆく草の背丈。あちらこちらで、いのちの姿を感じるこの頃でした。
みなさま、今日も一日おつかれさまでした。
水無川 渉様 拙作「無音の叫び」を丁寧にお読みいただき、ありがとうございました。いつも深いところまで読んでいただき、うれしく思っております。人の強烈な想念、特に不当な目に遭った人の想念は、決して消えることなく世界中をさまよっているのではないか、そうして因果応報を繰り返しつつも、いずれは良い方向に進むのではないかといったことを考えつつ、ぼーっと歩いていた際に浮かんだイメージを基にした作品でした。旧約聖書のエピソード、ご指摘のとおり、割と最近読む機会があり、描いているときには意識していませんでしたが、影響を受けていたのかもしれません。引き続き、ご指導くださいますようお願い申し上げます。
先日はありがとうございます。二度目の投稿は趣向を凝らして「分かりやすさ」、「快活さ」をテーマに書きました。題名、副題、文の我流で自作した(文章=創作物の)散文詩です。ネットに作品を公開するのは経験済みですが大変参考になりました、日々精進します!いつしか大輪の花を咲かすまで……
水無川様
こんにちは。
詩の評、お礼です。
この詩は作品です。
これからも評価を希望させて頂きます。
詳細までご指導頂き感謝です。
これからもよろしくおねがいします。