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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

評、4/28~5/1、ご投稿分。  島 秀生

そういえば、去年、明治神宮に行った時、ドクダミの花がいっぱい咲いていて、
こんなにいっぱいドクダミ見るのは、子供の時以来だと思って喜んで、
しゃがんで写真いっぱい撮ったなあー。
ふつうは雑草として抜かれちゃうものなんだけど、あそこではなんでか大事にされてる。
私以外にも、ドクダミの花が好きな人がいるんでしょう。


●江里川 丘砥さん「傘」

なんか、泣けるねえー もらい泣き。
この、一所懸命書くところが、江里川さんのいいところなんよな。情感の動きがコマ送りで見えるようです。一所懸命書いてます。
今回、傘をくれた人のことはやや抽象的に書いてきましたが、そこもいいと思いますし、それだから、バトンのように傘を渡していくリレーも、きれいに置き換えられていくような気がしました。なんていうか、そこは固有名詞でなくても、人から人へ無名のリレーでいいんだという意志に感じました。
ストーリーもステキで、このストーリーは、ストーリーというより、いつの間にか自身の思考となり、意志へと変わっていきます。

空に石を投げるという行動を2回しますが、一見無為に見えるこの行動も、それぞれに幻想的な反応を示します。このファンタジックもいいですね。
この、傘を差しだしてくれた人は、人生の恩人ですね。
人間て、人生に何度か恩人と出会うから、生きてけるんだと思う。

いいと思います。江里川さんらしい、いいところが出た作です。名作を。そして代表作入りを。


●無価値さん「手を引く」

過ぎ去った恋が蘇っているようです。
時が経っているのでしょう。だから、もう届くかどうかわからないのに、手紙を書こうとしています。切ないですね。

詩行もキレイに書けてますよ。切なくて、甘酸っぱくて、いいと思います。情感が伝わります。

一個、難しいのはタイトルです。「手を引く」は、時間が経って、ようやく踏ん切りがついたって、意味なんですかね? 状況から察するに、一度お別れしてるはずなんですが、気持ち的にはお別れしてなくて、この手紙でようやく訣別する、手を引くってことかもしれませんね。タイトルの解釈だけ、やたら難しかったです。

無価値さんは、私は初回ですので感想のみになりますが、またぜひ書いて下さい。


●やまうちあつしさん「旅立つアルファ」

「アルファ」は、「X」みたいな不明の意味で、特段に何かを指してるわけではないようです。
ストーリーは奇想天外でおもしろく、文体も書けています。概ねできています。おまけの秀作を。

ただし、ストーリーの奇想天外だけではいけないので、問題はどこで情感を乗せるか、なんですが、
いちおう中盤のところに、

 果てしない海洋を前にして
 これまで思い悩んだ諸々が
 きれいさっぱりどうだってよい
 それでいてそれら一部始終が
 無意味だったとはどうしても思えないのだ

とあり、ステキなことを書いてくれてるんですが、ちょい足りない。ここでもう一個何か情感が書けるといいんですけどねー 3行くらい。
それが①案です。

②案は、この話のいいとこは、ただ奇想天外なだけでなく、想像の先に「美」のテイストを持っていることなので、そこを強調する案です。
3~6行目を削除です。
3~6行目から想像されるものは、災害だったり、某映画だったりするので、「美」とは違う要素のもの。奇想天外なだけで、あんまりいい想像はしないのです。ここの行は、ない方が、「美」的にはスッキリします。

ということで、概ねいいんですが、もう一息を望みましょう。


●エイジさん「実存と虚無のはざまに」

今回は、えらく難しいところから入ってきましたが、哲学書よりも、1本の木に、より人生の在り方の感銘を受けた、ということかなと思って、読みました。
この詩にはありませんが、エイジさんは透析にずっと通ってる悩みもあるので、人生について思い、考える機会が、他の人より多いかもしれませんね。より切実に、この先の人生を考えたのでしょう。

これはエイジさんの、これからの人生に向かう宣言と受け取りましょう。秀作プラスを。

とはいえ、ずいぶん大上段なとこから入ったから、前半のアプローチの構えすぎ感がしんどいなあー
たとえば、序盤はしっかり論考にしておいて、「本を閉じた」で、そこはスパッと終わりにして、それから散歩に出るような調子に文体を変えて、桜の木を見に行ってもいいですね。そしてそこで悟るわけですよ。案ですが。


●鯖詰缶太郎さん「しょうゆ」 

おや、いい詩ですね。
お葬式か、通夜か、あるいは病院で看取ったところか、という感じで読みました。「しょうゆ」の言葉を真と考えると、葬式のあとの精進落としシーンを思うのもアリなんですが、事態はもっと逼迫してる感じがするので、病院で亡くなったとこかなとも思い、読みました。

これ、かなしみにしょうゆをかけるという異種の方策を取るアイデアもおもしろいんですが、それだけだと言葉が先行して、具体性や詩の重みに欠けるところ、後半で、このおじいさんがどういう人か描いてきたところが良かった。これで、表面も内実も、揃った感になりました。
正直、コロッケだけだと、肉屋さんや惣菜屋さんが先に浮かんでしまうんですが、ピーマンの話もあるので、料理人だったんだなあと思いました。料理人と考えると、8連の「すこしでもたべやすくするれしぴ」とも合致してきますね。コロッケの「さくっと」の語感が、とても生きてます。
初連の「しょうゆをかけた/かなしみに」は、「汚れちまった悲しみに」のパロディっぽいんですけどね。内容が真面目な話なので、ジョークで終わらなくて、良かったです。

いきなりですが、この詩、インパクトもあって印象に残る詩なので、おまけ名作と致しましょう。

えーと、7連は、3行目と4行目が逆の方がリズム感いいですね。
10連「こんなありさま」のところ、「こんな」じゃなくて、なにか入るとベターですね。そこ、難しいんですけどね、なにか態様を入れたいですね。
「土砂降りのありさま」とか、どうでしょう?


●freeBardさん「しろがねの月」

立原道造か、そのあたりの昭和初期の詩人をよく読まれてるみたいですね。
天体や自然の万物の永遠性と、そこに還元されていく人の命の在り方をうたっておられるように感じます。壮大ですね。

あのーー、一方で壮大なんですけど、一方では、この詩ひとつで全部を言い切ってしまいそうな勢いで、人の一生にしても、人のおもいにしても、全部ひとまとめで語っていいのか、と思うところもあるのです。例えば母のおもい一つ取ってみても、思い出すだけでもいくつかのものがあるんじゃありませんか? そのひとつずつを個別に描かれた方が、具体的であり、具体性があることで、今の時代の人にも伝わりやすくなりますよ。そういうこともちょっと考えてみて下さい。

内容面ではそういうことで、あと表現面なんですが、ちょっと勘違いしないで欲しいのは、昭和初期の詩人の言葉って、その言葉使いが時代の先端を行ってたんですよ。あれ、脱・文語体の、その時代の先端の書き方なんです。でも、今の時代に生きてる人間がその時代の言葉をわざわざ遡って使うのって、懐古趣味的な面が避けられないわけですよ。使う理由がないんですから。
だから、影響を受けるのはいいけれど、詩情もステキだけど、でも書く時は、自分の言葉に変換して書いて下さい。「流れ墜つ」とか「誓いし」とか、こういう言葉は使っちゃいけない系です。別に七五にならなくていいのです。

ということで、いくつかの言葉が気になりましたが、天体や自然のものと、人間を並走させて作る、詩情自体はとても良かったです。終連もとてもキレイですよね。
freeBardさんは、私は初めてなので、今回、感想のみになります。


●妻咲邦香さん「手を洗おう」

ゆるゆると語りましたねー
人と会って、夢を見て、夢は叶わないと見て、嫌いになろうとしています。

 帰って来たんだ
 あの人の国から
 はるばる私のお家まで

は、とりたてて「国」の特色的なものが何も描かれてないので、COUNTRYの国ではない感じがする。相手の家や世界観を意味してるのか定かではありませんが、ともかくちょっと遠出してきたようで、外出先から家に帰った時に手を洗う、その習慣のシチュエーションで、詩が展開されていきます。
が、正確にいうと、「家に帰ったら手を洗おう」みたいな予定形の意志のようです。終連を見ると、家にはまだ辿り着いてないようです。

この詩は、3連に書かれてる人を、どういう対象に思うかで、想像する情感の種類がいくつかに変わってしまうので、そこが入り込めないところですね。

 まるで穢れを知らない
 まるで悲しみ知らない

 記憶も新品同様ピカピカ

は、文法的にはその前の「部屋」を指してるようであり、連の脈絡からすると「人」を指しているようでもあり、ですね。「人」だと赤ん坊みたいなことになってしまいますし、もし「部屋」を指してるなら、なんの意図で部屋を描こうとしたのか、謎です。

なにが言いたいかというと、この詩、わりとリズムで流しちゃってる部分が多いので、3連は、意味の取りどころとして重要な部分なんですよ。特に、相手がどんな種類の対象かを掴むにおいては、3連しかないんですが、どっこい自由に受け取ってくれ、の書き方してるから、読む方としても「特定できません」で、定まらないから、気持ちが入っていかないとこがあるんです。
まあ、フツウに恋愛話かなって、漠然としたセンで止まっちゃうんです。
念入りに手を洗おうとしてるから、思いは深いはずなんですが、その動作に呼応する情感部分が見つからんのです。

手洗いで描く構想はとてもおもしろいんですが、どこかにキモとなる部分は入れないといけない。そこが充分とは思えんなあーというのが感慨です。
秀作にとどめます。

編集・削除(編集済: 2023年05月13日 00:58)

木漏れ日の中で唯独り  U.

五月の風は
涼やかで
蜜蜂の羽音に戯れる
妖精のよう
甘酸っぱい花の香りと
黄色い花粉を運んでくる

そんな風の中を揺蕩う私は
いつも反対側が空虚なの

なんて言うか
ベンチに座っていると
右側の視界の端には
いろいろな物が
サツキの生垣に花が咲き
遠くにブランコが揺れ
開かれた本が置いてあり
カラフルな光が乱れている

でも、左側は壁
白い何もないただの壁が視界の端にあるの
それが
重いとか何とか言うのじゃない

ただ、なんて言うか
上手くは言えないけれども
本当に唯だの何もない壁があって
それでもって
唯それだけなのだけれど

目の前には
もちろん
緑の芝生が広がり
葉桜の木がスクと立ち
陽の光がステンドグラスのように揺れているし
手には飲みかけの缶コーヒー

でも、どちらを向いても
左側の視界の端には
いつも
何もない壁があるの

それが
別になんてことはないのだけれど

唯、何となく
私の命取りになるなあって
そんな気がするの

編集・削除(未編集)

チャイムがなる頃に  理蝶

夕暮れた充溢した魂は
鉄箱に入れられ今カーブを曲がる
煙突に登る煙が
どこまでもたなびく先を見飽きたら
僕の居場所に近づいた頃

河川敷に寂しく描かれた放物線は
やがて煤けたグローブに収まり
また放物線が描かれるのを待たずに
次の景色が流れてゆく

空は宇宙の縁とこの星の光が混ざり合い
どこかロマンをくすぐるような
秘密めいた青さで
紙飛行機が本当にこの星を飛び出すと
信じていた日を思い出す

窓がある いくつもの
通り過ぎる いくつもの
枯れた観葉植物 揺れる洗濯物
微かに震えるガラス 窓際に据えたベッド
高く鳥は鳴き 稚児は空を見る
彼はまだ退屈と恐怖を行ったり来たりする
そしてもう少ししたら
紙飛行機はこの星を飛び出すと信じるようになる

この繰り返しだ
この繰り返しは
いつまでもいつまでも
続くのだ

魂を入れた鉄箱は速度を落とし
少し停止する
魂は交差し散り散りになる
そしてまた鉄箱は動き出す

それぞれの居場所に帰った魂は
新しい魂を抱きしめ潤し耕している

内側から吹く退屈も
歯が痺れるような緊張も
それでいい そのままがいい
全てはこの星に受け継がれる
暖かく崇い繋がりのために

魂は彷徨い出会い
残しまた彷徨う
この繰り返しだ
この繰り返しは
いつまでもいつまでも
続くのだ

編集・削除(未編集)

水曜スペシャル  やまうちあつし

白紙の中に
生息する生き物がいるという
じっと眺めていると
時折飛沫があがる
私はペンを取り捕獲に向かう

簡単にはいかない
生き物はペン先をすり抜けて
縦横無尽に泳ぎ回る
手を変え品を変え
釣り上げようと試してみるも
こちらの奮闘をあざ笑うよう

そして私は
今日もふて寝するのだ
水曜スペシャルなんて
信じなければ


みせかけて
買ったばかりの万年筆を
はてしない比喩よ
きぜわしいオノマトペよ

現れたのは一頭の白馬
魚だとばかり思っていたが
立派な鬣に蹄
おだやかで黒い瞳
背中には純白の翼まで
とらえてみれば大人しい
初めから全部
決まっていたかのように
紙の上に佇んでいる

かくして週末が終わる
来週もまた
詩人を名乗ってしまおうか

水曜スペシャルを信じて
本当によかった

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ためらい  妻咲邦香

鞄ひとつ
胸に抱え
ためらう

でも心は決めていた

花のような生き方も似合わなかった
だから何も
言葉にはしなかった

ひとりだよ
悲しくはないよ
だけどそっちにはもう行けないから
血迷ったふりして飛び出して来たんだ
ためらいひとつ拳に握って

偽りのない今を確かめられたから
やり直そうって思えたんだ
最後の最後、そのさらに終わり
そっと明日を選んだ

やさしい家には帰らない
あたたかな窓は振り返らない
ためらいだけを話し相手に
忘れないよ
今日のこと
忘れないで
いつの日だって
私は誰かの肩の先
私は何処かの土の上

鞄ひとつ
胸に抱え、それでも
飛べない空があることも
知っている

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セキュリティ情報。パソコンお使いの方に。  島 秀生

最近、WEB閲覧中に、
「ウイルスに感染しました」→「セキュリティソフトの期限が切れています」→「課金を要求する」というタイプの
詐欺が増えているそうです。
たぶん、不自然なほど、派手な画面が出るはずです。ロゴもおかしかったりとか。
これは脅しだけで、実際にはウイルス感染していません。
こういう手口の詐欺です。

これが出た場合は、ブラウザの「設定」から → 「プライバシー」 → 「閲覧履歴の削除」をかけると、
ほとんどの場合、消えるはずですので、ちょっと頭に入れておいて下さい。
以上、セキュリティ情報でした。

編集・削除(編集済: 2023年05月12日 00:57)

タマゴ  じじいじじい

スーパーでかったタマゴ
ママにもらった

タマゴをおなかであたためた
まいにちわれないように
だいじにだいじにあたためた

きょううまれるかな
あしたうまれるかな
タマゴがんばれ

いつまでたってもうまれない
はやくうまれないかなヒヨコさん

タマゴねヒヨコさんうまれないんだ
スーパーのタマゴはダメだよって
せんせいにいわれた

なんでなの どうしてヒヨコうまれないの
おなじタマゴなのに
がんばってあたためたのに

かなしいよヒヨコさんみたいよ
どうしたらいいのわからないよ

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変身  鯖詰缶太郎  


目が覚めると
私は
サハラ砂漠を照らす
曙光になっていた

私の光を浴びて
情熱を渇望する
イキモノたちが
ふたたび
生命を始める

ずいぶん
あたたかい光になったものだ

昨日の夜
私の命は尽きようとしていたのに

誰か知らないが
ありがとう

もしかしたら
眠るように
つかの間の夢を見ているのかもしれないが

こんな夢を見る事が出来る私は
いい人たちに出会えてきたのだろう

私の命の最後が
最初の光に


自分がどんな顔をしているのか
わからないが
たぶん
わらっている

だから
友よ
愛した人たちよ
悲しまないで

私は今
世界でなによりも
幸せな存在なのだから

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細い枝  カジノマユ

道なりに連なっていた
蛍光灯を覆うような埃に
注ぎ込んだ柔さは
惑っている

夢を見ていたのは
幻なのだろうか
ケダモノのような陽炎は
細い枝を被せるように
ぼくは溶かされていく

大木の蜜に虫が這う
ぼくは
ふれる
はなす
きえる
さわる
なくなる
として
季節を幻に渡す

麻酔された身体で
ぼくは犬が吠えるような
月にはなれないのに
ただ祈ればいいのだろうか

夜のしじまで高鳴る心
ぼくは(きみは)
投下された河に沈んでいく

編集・削除(編集済: 2023年05月10日 19:08)

お知らせです! とくに埼玉県の中高生が対象ですが、詩作品の募集があります!

詩の好きな埼玉県の中高生のみなさん
ぜひ、参加してみてくださいね!
作品はすべて埼玉詩人会の理事が拝読し選考しています。
挑戦すればいいことがあるかもしれませんよ!
締め切りまであと10日となってます。

↓ (ちょっとスクロールすると応募欄が出てきます)
http://www.saitama-kiwanis.or.tv/

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