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雨にも負けて
風にも負けて
国家には何の役にも立たぬ
そんな愚者でありたい。
唯、独り真っ暗な部屋に端座して
瞑想するも妄想ばかりが
意識上に浮いて来る
そんな役立たずの愚者になりたい。
そんなことは不可能と他人(ひと)はいふが
不可能だからこそさういふ人に私はなりたい。
今の世、不可能事はなくなるどころか
益益、増大してゐるのではないかと思はざるを得ぬほど
人間の能力を遙かに超えたことが
日常に溢れ出してゐて、
例へば言語処理能力に優れたProgramを組んだ電脳に
大量のDataを深層学習させては
或る言葉の次に来る言葉を選択するのに
次に来る言葉で最も確率が高い言葉を繋げて
人間が書く文章よりも簡潔明快な文章を提示する
生成AIの類ひは人間の校正なくしては
使ひ物にならない初期の段階はもう過ぎて
Programmingでは
生成AIの書くProgramの方が
人間が書くProgramより優れてゐて
Bugが少ないProgramを書き上げるまでに進化を遂げてゐる。
では、生成AIが書き上げたProgramが障害を起こしたとき
誰が責任を取るといふのか。
詰まる所、人間は人間の能力を
遙かに超えたものの責任を取るだけの
超能力を欣求されてゐる。
しかし、そんなことは自づと解るやうに
人間には土台不可能なのだ。
この無責任な日常において
人間の居場所は削りに削られ
針の穴ほど狭量なのだ。
それに我慢出来ぬものたちは破壊と血腥い神に取り憑かれ、
戦争を起こしてゐるのが現実なのではなからうか。
そもそも高度科学技術文明は人間を疎外するのを常としてをり、
その進化は世界からの人間の排除が最終目的と思へるほど
冷酷なのだ。
雨にも負けて
風にも負けて
電脳にも降参する
そんな役立たずの愚者になりたい。
さうして、最終的に世界に留まるのはそんな愚者のみのやうな気がする。
帰り道を歩く革靴の音が
今日はいつもより
高く響く気がして
ちょっと耳につく
風が冷たいので
カーディガンを羽織ると
ボタンが一個ずつずれていた
冷えた指先で留め直す
今朝の友だちの話
「K君って彼女できたんだって」
私はへえ、そうなんだ、と答えた
そのあとは普段みたいに
次の授業や部活のこととか話した
それだけのこと
別に何とも思ってなかった
はずなんだけど
あの人とは
去年クラスが同じで
席も近かったから
それなりに仲良くしていた
本が好き
男子にしてはうるさくない
性格もそれなりによかったような
消しゴムを忘れたとき貸してくれたっけ
なぜかそれだけ覚えている
信号待ちで目をあげると
数メートル先に
あの人がいる
隣にいるのは彼女さんか
私、あの人のこと
好きだったのかな
わからない
でも
何もしなかった
それは事実
あの人と彼女さんの数メートル後を
一定の距離を保って歩く
二人の話し声が聞こえる
話し声に笑い声もときどき混じる
聞くたびに胸がひりひりする
でも この痛みがなければ
好きだったということにも
気づかなかった
ならもうちょっとだけ
傷ついていたい
好きだった
その気持ちを
確かめていたい
二人の歩調がゆっくりになり
突然止まった
どうしたんだろう
すると二人はつつきあいながら
笑いあいながら
喫茶店の中に入っていった
なるほど
学校帰りにデートか
私は
ふっと微笑んだ
僕は詩(うた)を歌う
忘れかけていたあの詩を
苦しみの中から出てきた
希望の詩を
真昼の月がまだ見えている間に
空に向かって詩を歌う
ありったけの力を振り絞って
詩は目には見えないけれど
この想念は届くはず
幼い頃亡くした父のもとに
僕はまだここにいるよと
生きる徴を見せるために
僕は詩を歌う
あれはいつかの日
父と一緒に田舎に帰って
父の会社で働く僕を
夢見ていたっけ
そんな日は来やしなかった
来なかったあの日を
僕の手元に渡してくれ
ああ、詩はこんなにも力強く
七色を放って
父の下へと届くだろう
僕は詩を歌う
思い出のあの日や
夢みたあの日への
想いを託して
僕は今日も詩を歌い続ける
空に向かって
ありったけの力で
三浦志郎様
『桃太郎』を読んでいただきありがとうございます。
この詩を書いたのは、『人の尊厳を守る』や『人の尊厳を奪う』と言う言葉を聞いて、守ったり奪ったりされる尊厳とは果たしてどこにあるのかと思ったからです。他者がそのように扱うから尊厳があるのか?だったら放置され誰にも気付かれない死体自身には尊厳がないのか?いや、違うなぁ、などとごちゃごちゃ考えて出来たものです。それを有名な物語の桃太郎に当てはめて、もし桃太郎が骨だったら彼の全ては失われてしまうのか、どうなのかと書きながら考えたものです。なので読み辛い点が多かったと思います。すみません。
ここのところ、書きたくなったら書くようにして少し楽になりました。
ありがとうございました。
明日 休みだと 帰り道が 軽い
気持ち的にも たぶん 重力的にも
橋から見える遠くの夜景は
とても 美人を口説く時にもちいるものでは
ないのだが
キレイなんだ
(美人じゃない時はどうするのって?
ボウヤ、よくお聞き。
女ってのは基本的に女神様なんだぜ。
野暮な事、言うやつは
天国で年金もらえないって話だ。
ボウヤが地獄に行くってんなら
話は別だけどな。)
自転車に乗ってしまえば
15分で帰れるのさ
でも カフェオレの甘さを楽しみたいから
自転車を手押しでのんびり 橋を渡るのさ
自宅でベイべーが待ってる
千円で買った麦焼酎さ
炭酸で割ってやろうか
お湯で割ってやろうか
男らしくロックでいこうか
そんな事しか考えてないんだぜ
そういえば つまみ 買ってねえなあ
缶詰めがあったなあ
鯖の缶詰めか、、、
しけてやがるが
今夜はそれでいくか
夜にならなければ
星が見えない様に
辛苦の中でしか
見えない物がある
寒さの中でしか
温もりを感じない様に
孤独の中にしか
感じない情がある
耐え忍ぶ力と
乗り越える知恵を
雨が降らなければ
花が咲かない様に
絶望の先にしか
希望は無い
ご批評ありがとうございます。
「空の青の青さ」の部分は自分ではとても好きなところだったのですが、
ちょっと残念です。
誤字脱字はとても恥ずかしいです。
何度も読み返していたのですが、以後気を付けます。
「床を 拭く」に評をありがとうございました。
いろいろ見透かしてくださいました。実際より良い感じに
評してくださって、隠れてしまいたい気持ちになりました。
美味しく書けてよかったです、今回もありがとうございました。
青島江里様、「幽霊の木」に評をいただきありがとうございました。秀作もありがとうございます。
箸休めみたいな感じで軽く読み流してもらえれば、と思って書きました。自分はこの先いったいいつまで詩を書いていられるのだろう?、と思った時に、書かなくなった時のことをふと考えたのです。私が詩を必要としなくなる、ということはどういう状況なのだろうか、と。幽霊は自分が幽霊であることは自覚していません。幽霊になってでも書き続けるのか、それとも目覚めて別の道を歩むのか。
よく「筆を折る」という言葉を目にしますが、ああいうのが私はよくわからなくて、私の場合はおそらく自然と、気が付いたらいつの間にか書かなくなっていた、という感じなのでしょうね。
タイトル「幽霊の木」、本文「幽霊みたいな木」、この書き分けによるニュアンスの違いは正直狙ってました。丁寧でとても広がりのある読みをしてくださりありがとうございます。また次回よろしくお願いいたします。
三浦様、詩の評をありがとうございました。
散文詩ですか。そこまで挑戦できないでいますが、この詩を散文で書いてみても良かったなと思います。タイトルは僕の事情を言うと、「見えないものを見る」ですから、ロマンティシズムを描こうと思ってのタイトルでした。確かにタイトルだけ大きく見られますね。
「Kid Charlemagne」ですか。僕の英語力ではとても理解できないので、訳詞を読んでみました。確かに自分を中心に色んな人やモノが出てきて展開していく感じの詩ですね。僕にはちょっと難解すぎるかもですね。曲は好きなんですけどね。