◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
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夏生様こんばんは。影まで感じて読んで頂きありがとうございます。私も書いてみて、そのうちエネルギーを生み出すためだけの燃料人間が作られたら怖いなあなんて変な想像をしておりました。ただ、純粋にこの少子化がとても心配で子供の笑い声泣き声などを聞くたび、未来はこの子達が笑ってられる世界をと祈ってしまってます。またよろしくお願いいたします。
夏生 様、「祖母の好きな花」についての評価ありがとうございました。
佳作、とても嬉しいです。
祖母がもし生きていたら、とても喜んだろうなあと思います。
今度祖母の好きな花を持って、墓前にも報告しようと思います。
本当にありがとうございました。
初めまして。有難うございます、そして 宜しくお願い致します。 自由に展開していく勢いの爽快さ、とのお言葉 嬉しく頂戴致しました。最近 シュルレアリスムに触れまして、Facebookグループ「詩論そして詩学」に頻繁に投稿を為される 坂本達雄さんに傾倒して、作った詩なんですよ。坂本さんはその逸材性をまだ 世に自ら広く表出していませんけど、その投稿を読むと, 凄まじい 詩人・哲人 と私は 感心し切っています。どうぞ、坂本達雄さんへの ファンの方が増えますよう, 念じる次第です。 草種々
大変お待たせいたしました。
2024年5月28日から5月30日までのご投稿分の感想と評です。
「想像とintonation」益山弘太郎さん
益山弘太郎さん、初めまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。ご了承ください。
では、僭越ながら御作「想像とintonation」の感想を送らせていただきます。
<君は突然窓のブラインドゥを上げると
部屋の中から飛び出してきた
想像が一気に飛び上がります。
次の展開
<ラトビアの森林から
果実の実が塩漬けにされた花瓶に
太陽の光が反射している
君はどうしたのか考える間もなく
展開されていきます。勢いがあります。
夢の中にいるような、辻褄の合わなさが面白いです。
<このランプの下でいったい
何年の月日が揺らめいているのだろう
次の想像が展開されます。
<人工衛星が墜落しかねないぞ
君の力でなんとかするんだ
「きみ」は誰なのか。主人公か別の登場人物か
読み手か。はっきりしない面白さは詩の醍醐味です。
自由に展開されていく勢いを爽快に感じます。
4連目から雰囲気が変わります。
舞台裏のつぶやきのようです。
5連目は銀河まで広がります。
<異星人が果実を狙っている
<この星の独立は保たれるのか?
と不安が過ります。
6連目は夢から覚めたようです。
幸福感を感じる最終連。
自由な想像が一篇の詩に昇華されていました。
ユニークな一篇でした。
次のご投稿をお待ちしています。
「闇夜のカラス」 喜太郎さん
喜太郎さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「闇夜のカラス」の評を送らせていただきます。
一連目からいいですねぇ。誇り高きカラスが登場します。
二連目はそのカラスを見た人の視点です。
>おちょくるようにひょいひょいと
その場で煽るように
黒い目で見てやがる
人はカラスを忌々しく見ています。
三連目はカラスの視点です。
<俺はここにいる
とは、なんて堂々としているカラスでしょう。
たしかにカラスが弱々しくしているところを見たことが
ありません。何を思って、何を考えているのだろうと
興味深く見たことがありました。
目を合わせないように注意しながら。
この詩はそのとき見たカラスの心の言葉のようで
面白く感じました。
<闇夜にまぎれて逃げやしねぇよ
群れることなんてがらじゃねえ
潔く凛としたカラスです。
最後の連では忌々しく思ったカラスに
触発されたような「人」の心の変化が描かれています。
ここもいいですねぇ。忌々しいで終わらない。
「人」もカラスに負けじと胸を張るようになる。
読後、元気になれる一篇でした。
御作佳作とさせていただきます。
「フラットアース・シンドローム」 香月さん
香月さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「フラットアース・シンドローム」の評を送らせていただきます。
<このまま夜空の果てへ行こうか
が繰り返しがあるところから、曲をつけて聴いてみたい詩だと思いまいました。
<あなたとわたし、手を携えて
<取り巻く重荷に別れを告げて
二人は逃避行をしようとしているのでしょうか。ロマンが広がります。
この心境になるまで様々な葛藤や困難があったのでしょう。
二人の物語を考察したくなります。
解放感への憧れと恐れが詩の周りを縁取るようにありました。
さらに展開させるか、ここまで来る経緯が描かれていますとより惹きこまれる作品に
なるのではと思いました。
またのご投稿をお待ちしております。
「タンポポ色のカーディガン」 森山 遼さん
カーディガンを羽織る人はおしゃれな人、という
私の勝手なイメージですが、憧れのようなものがありました。
自分も羽織ればよいのですが、薄手のパーカーなどで済ませて
しまいます。この詩を読んで、着られる期間は短いけれど、
季節の絶妙な心地よさを楽しめる時期にピッタリなカーディガン
は魅力的で。
タンポポ色、という表現も良いですね。春の香りを感じます。
読後が心地よかったです。
佳作半歩手前とさせていただきます。
またのご投稿お待ちしています。
「ひるむ」あこさん
あこさん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「ひるむ」の評を送らせていただきます。
お互いの顔を見る。見てしまう。その衝撃。
ひるんで顔を逸らしてしまった「私」は自分自身に立腹し
情けなさを感じます。
>意を決して もう一度視線をあげ
今度はしっかりと彼女と目をあわせ
かすかに微笑して 会釈した
顔を逸らしてしまったことへの罪悪感を感じます。
数秒前の自分の行いと悔い改めようとする行為のようです。
<プイッと 顔を逸らした
もう2度と 私を見なかった
女性の反応から「私」はさらに心を揺さぶられます。
そして「私」はこの出来事を大きく捉えます。
<あの前の自分と
あの後の自分と
どこかが確実に 変わる
変わらなければならない
なぜ、どうしてというよりも
これは自分自身の課題だと
言っているように感じました。
自分だったらどう捉えるだろう、と
考えさせてくれる一篇でした。
御作佳作とさせていただきます。
「子供エネルギー発電パネル」 紫陽花さん
紫陽花さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「子供エネルギー発電パネル」の評を送らせていただきます。
とっても広い公園なのに、ボール遊び禁止、自転車禁止、木登り禁止
など禁止ばかりの公園多くなりました。なんのための公園か。
大人の運動用みたいなところもあります。こどもがいない公園のなんと
異様なことか。ベンチもない公園もあります。憩うこともできません。
安全のため、といいますが行き過ぎているような気がします。
この詩は2連まで大人中心の社会にこどもが委縮してしまった
息苦しさを感じます。どんな展開になるのか不安と緊張がありました。
3連目でこどもが大人になって科学者になって子どものエネルギーを
発電に使うことになります。見事に成功してこどもが笑って自由に
走ることができる明るい展開になりました。
ほっとして、ふと思いました。これも大人中心の社会なんだなと。
こどものエネルギーを消費するわけですから、よく考えたらかなり怖いです。
現実ではこどもを自分の欲の道具にする大人、搾取して儲けようとする大人が
たくさんいます。その影も感じました。
<地球の未来を救うのは いつだって子供だ
この言葉が、思いが世界中に広まって欲しいと思いました。
御作佳作とさせていただきます。
「祖母の好きな花」 秋乃 夕陽さん
秋乃さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「祖母の好きな花」の評を送らせていただきます。
水仙もフリージアもやさしい香りがあって、可憐な色合いは
心を元気にしてくれます。花言葉も親愛、感謝、優雅で怖い花言葉はないのだとか。
その理由から贈る花として人気が高いそうです。
この詩を読んで、「私」の「祖母」に対する愛情の深さを感じました。
一連目から「祖母」への花についてリサーチして探し回ります。
相手のために動く。相手が喜ぶことをするために苦心する。
この場合の苦心は、幸せの一部のように感じます。とても良いものです。
「祖母」の歳の数だけ水仙を買って家路へ。バラの花束はよく出てきますが、
水仙の花束はきっと明るくて可憐で素敵だろうなぁと、あたたかい気持ちに
なりました。花の香り感じる一篇でした。
御作佳作とさせていただきます。
煙は危ない
遠い遠い昔話の中で浦島太郎は煙を浴びて鶴になってしまった
立ち込めた煙の中には何かが潜んでいる
きっと煙幕の中からは正体不明のものがでてくる
煙は不穏の象徴だ
煙と言うだけでも危ない
さて今日は消防訓練の日だ
放課後子供教室の1年生向けの訓練なので
9人の小学1年生がひとりずつ
順番に煙の部屋に入る予定だ
グレーの消防服を着た消防士さんが話始める
これからみんなに煙の部屋に入ってもらいます
今日は練習なので真っ白の煙は少し甘い
バニラの匂いを漂わせています
実際とは違いますが立ち込める煙の中
どれくらい前が見えるのか確認してください
煙は怖いですよ
本当の煙を吸うと頭が痛くなって倒れてしまいます
本当の煙には近づいてはいけません
消防士さんは真剣な顔で一人一人見渡しながら
ゆっくりと話し 誰から入りますかこの部屋にと聞く
ここで男の子1人が泣き出し先生がその場から離す
その泣き声が小さくなるのを確認しながら
また一人私怖いからお部屋に入りたくないと女の子
ただここで見ているという
残り7人が順番に煙の部屋に入る
布製の扉が開くとそこはもう真っ白
扉の横にいる消防士さんの手を握って
手の届くところまで入る そして出てくるを繰り返す
7人は案外楽しそうに何も見えないと
キャーキャー騒ぎながら訓練を終えた
入らなかった女の子も何故か一緒に騒いでいる
ほんの少し扉から見えた煙で恐怖を刷り込んだのだろう
離れたところにいた男の子は戻ってきたが
過呼吸気味になっている
今回は体育館に移動してもらった
誰よりも煙を吸ってしまったようだ
煙です 白いです 何も見えなくなります
本当の煙を吸うと死んでしまうこともあります
この言葉を吸い込んでしまって
結局男の子は帰るまで体育館に横になっていた
煙は本当に危ない
澤様こんばんは。お久しぶりです。君とカフェに行ってましたね。あの頃は笑 あれから甘平召し上がられました?こちらはみかんだらけで色々と飽きるほどみかんの種類をたべております。今回は暑くなってきたので、いつもの暑いとき妄想が来てます。今年はまた早い。すでに夏の日差しを感じます。暑いとカッパかカエルなんです。結局。単純ですねえ。困ります。そして永遠のテーマの母と私。母と私は不思議な人とよく言われますが何者なんでしょうねえ笑普通と言われる人間になりたいです。もう、ほんとなんなんでしょうね。また、よろしくお願いします。
澤 一織様
ご感想くださいまして、ありがとうございます。
風邪、はやっていますね。私も鼻風邪をひいてしまいました。
「緑の聖地」は職場のある町の小さな神社です。(神社で禅の本を読むのってどうなんだろうと毎回思いつつ、しておりました)
ひさしぶりに訪れた時に、鳥の鳴き声を聞いて、その禅の言葉を思い出し、詩を作ることができました。
なので、また最近ちょくちょく立ち寄っています。
緑を見るのもやっぱりいいですからね。
お褒めいただき、嬉しいです!
これからもよろしくお願い致します。
白紙のファックスがまた届いた
届くときには
だいたい朝のこの時間
ファックスが届くと
取りに行くのはアルバイトの仕事だ
ああ また
あのじいさんか
ほっとけ ほっとけ
そこのファイルに綴じておけばいい
彼は白紙のファックスを手に取って
少し見つめて
いつものように
ファイルに綴じる
ファイルにそっとつぶやく
ここじゃないよ
ここじゃない
老人からの苦情の電話に
職員が決まり切った対応を繰り返しているうちに
電話がこなくなり
ファックスが届くようになった
ファイルに綴じるだけは綴じる
でも そのまま何もしない
そうするようになって
もうかなり経つ
着信拒否まではしない
電話がくると面倒だから
彼はいつものように
ファイルをめくってみる
最初のうちは
乱暴な文字が殴り書きされていた
右斜め上がりの文字が
叩きつけるように書かれていた
だんだん勢いがなくなり
言葉が減り
そして白紙に……
白紙のファックスは
孤独に覆われ
紙の色がだんだん弱く
透き通っていく
白い紙
白い顔
祖父を思い出す
怒ってばかりで
嫌いだった祖父を
最後の方は
何も言わなくなった祖父を
彼は 祈らずにはいられない
もっと暖かいもので覆われるといいのに
もっと優しいもので覆われるといいのに
暖かいもので覆われた優しい色の手紙を
ここではなく
誰かに届けてくれるといいのに
わずかでもいいから
優しい言葉を添えて
澤 一織様、「病床の光」についての感想ありがとうございました。
詩の会のメンバーであり、詩人仲間、そして先輩として、後輩の私をいつも気にかけ、大切な助言も下さっていたKさん、まさか最期、病床で再会できるとは思わなかったのですが、私がキリスト教プロテスタント系の教会へ当時通っていたおかげで牧師様の計らいで偶然会うことができました。
初め、私との再会に驚いた顔を見せつつも、とても穏やかで嬉しそうな笑顔で私を出迎えてくれたKさんの表情が印象深いです。
Kさんとはほんのひとときの面会でも様々なお話をして過ごしました。
それがお互いにとっての光だったのかも知れません。
澤さんのご友人もきっと痛く辛い目に遭って、澤さんとの面会を待ち望んでいらっしゃるも知れません。
たわいのない話でも何でも大切な友人とのお喋りは憂鬱で悲しい気持ちを吹き飛ばしてくれます。
ご友人の今の思いを一緒に共有して、より良い友人関係をいっそう築かれることを願っています。