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詩の評価をありがとうございます。
私も、以前までカレンダーは眺めているだけでしたが、ふと、様々なカレンダーの形があるように、人々も十人十色だと思い、詩にしてみよう。と考えました。
今年も、折り返しになり、月日が経つのが早いと感じています。
そして、初の詩集の出版おめでとうございます。
この度は第一詩集「影」刊行おめでとうございます!手元に届いてすぐに拝読しました。
一篇一篇、ゆっくりじっくり堪能しています。
ヒリヒリするような感覚、痛みもありながら
しっかり抱いて生きていく。その強さがゆえの
かなしさも描かれていて、心が動くのを感じています。
いつも詩作、評などこちらのことまで気にかけてくださりありがとうございます。
井嶋さんの益々のご活躍お祈り申し上げます。
私の庭の紫陽花は
水が大好き
今日も
ざぶりざぶり
ごくんごくん
浴びるように水を飲む
それからそれから
梅雨の合間の
ぎらぎら太陽の
光もしっかりいただいた
そんな青紫の花は
きっと水で出来ている
そしてある夜
自分に映る月を
思わず飲み込んでしまう
その花が色褪せて
今度は水の代わりに
空をごくりと飲み込んで
今宵の月になりました
よいしょよいしょ
ぼくはじめんのなかから
ひまわりママのねっこにつかまって
じめんのうえにむかった
ボクはセミのこ
みんなはボクをナッくんとよんでいる
なんねんもまえ じめんのそこでボクは
うまれた
でもボクはほんとうのママやパパをしらない どこにいるかもわからない
ボクはほんとうのママやパパは
しらないけれど
みんながボクをそだててくれた
モグラさん ミミズさん
みんなボクのおともだち
そしてねボクのママになってくれた
ひまわりママがいてくれる
ママはママのねっこでボクをそだてて
くれている ママのかおはじめんのうえだからかおをみたことないんだ
うまれてからなんねんめかのきのう
ボクはしょうがっこうをそつぎょうした
ひまわりママはおしえてくれた
セミのこはしょうがっこうをそつぎょうしたらじめんのうえにいくんだ
おとなのなかまいりなんだって
よいしょよいしょ
バッ!まぶしい!
とってもあかるいんだ まぶしいよ
なんだろう?
あれがおつきさまかあ きれいだなあ
「ナッくん がんばってのぼったね」
きいろいおかおがボクをみた
「ナッくんわたしがママ
ひまわりママよ」
「ひまわりママ!」
ボクはひまわりママのかおを
はじめてみた
ニコニコしてきいろいおかお
すごくやさしいかお
ボクはひまわりママとあえたんだ
じめんのうえにでられたんだ
ボクはそのひ ひまわりママにつかまって
かたちをかえた さなぎからはねがはえて
おとなになった
はねをパタパタさせたら
ひまわりママからはなれた
さいしょはこわかったけど
すぐにとべるようになった
それからはまいにちそらをとんだ
ひまわりママのまわりや
すこしさきのかわのほうややまに
とんでおさんぽした
チョウチョさんやてんとうむしさんが
おともだちになってくれた
まいにちがたのしいんだ
なんにちもたったあるひ
パタパタ?バタ?パタ?
あれ?きょうははねがうまくうごかない
あれ?きょうはからだがおもたい
なんだろう?とべなくなってきた
ボクはなんとかひまわりママのところへ
かえってきた
「ひまわりママ ボクへんなんだ
はねがうごかないよ そらとべないよ
びょうきかな?」
ひまわりママはボクにいった
「ナッくん びょうきじゃないよ
もうすぐねおそらにおひっこしだよって
おしらせだよ」
「おひっこし?ひまわりママとおひっこし?」
「ちがうの ナッくんだけがおひっこし
おそらにいけるのはナッくんだけなの」
「ボクひとりじゃいやだよ
ひまわりママといっしょにいたいよ」
ナッくんはなきだした
なみだいっぱいながして
いっぱいないた
「セミはねおとなになったら
おそらにおひっこしのきまりなの」
「そんなのいやだよ いっしょにいこうよ」
ナッくんはひまわりママに
くっついてないた
ひまわりママもないた
ナッくんはだんだんからだじゅうの
ちからがなくなってきた
そんななかよわくなったちいさなちからでいった
「ひまわりママ ギュッして
ボクひとりでおそらこわいよ」
ナッくんはちからがもうはいらない
ひまわりママはみどりいろのハッパのてで せいっぱいナッくんをギュッした
「ひまわりママのてあったかくて
きもちいいよ」
「ボクねむくなってきたよ
ひまわりママ ボクねむいよ
もっとつよくギュッしてよ」
ナッくんはひまわりママをみつめながら
そっとめをとじた
とじためからなみだがこぼれた
ナッくんはちいさなちいさなこえで
「ひまわりママ だいすきだよ
ママありがとう」
ナッくんはひまわりママのギュッのなかでおそらにおひっこしした
ひまわりママはナッくんをギュッして
ナッくんをずっとみつめていた
なみだをながしながら
ナッくんをギュッしつづけた
「ナッくん ママもナッくんがだいすき」
ふたりはずっといっしょだね
海に
花火の色をした船を浮かべ
いってみたいな よその星
新幹線は
人の気持ちを考えない
だから
あれだけ速く走れる
ただただ
僕を
東京から引き離していく
断続して続くトンネルは
何度も
海を隠す
もったいぶっているような
知ってしまったらいけないと
警告しているような
二十代の頃
この無力感に
まだ名前はなかった
三番目の街
三番目の生活
僕はやり直せるのかな?
海に
花火の色をした船を浮かべ
いってみたいな よその星
一本の木が
音楽を聴いている
今日は悲しい音楽を
明日は寂しい音楽を
明後日は沈黙が
その4分33秒間に
あらゆる出来事が
流れ込んでくる
さすがにどうかなりそうで
苦し紛れに花を咲かせる
光
の
花
び
ら
が
五
枚
かすかな灯りに向かって
虫や小さな動物たちが
頭を垂れる
この世でもっとも大きなものの
正体をなつかしむ
木は思った
どんなものでも咲かないよりは
音楽を聴いている
島秀生さん、この度は私の詩集をご紹介くださって、どうもありがとうございました。
とても嬉しく思います。
感謝申し上げます。
かすみ じゅんさん、三浦志郎さん、滝本正博さん、青島江里さん、荻座利守さん、秋冬さん、澤 一織さん、富士伊真夜さん、瀬未さん、積 緋露雪さん、水無川 渉さん、妻咲邦香さん、エイジさん、紗野玲空さん、そして雨音さん。
この度は、私の詩集刊行へのお祝いのメッセージをくださいまして、本当にありがとうございました!
皆さまからそれぞれのお気持ちをいただいて、とても嬉しく、感激しておりました。
Amazonで購入するとおっしゃっていたかたもいらして、本当に感謝です。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
この度は誠にありがとうございました!
あっ アリ
踏みおろそうとした前足を
すんでのところで踏みとどまった
ふう 良かった
小さな命をひとつ救った
いや 待てよ
今はたまたま気がついたけど
いつもは気づいてないのかも
知らない間に踏んでるのかも
えっ だとしたら
今までいったい何匹を
知らなかった
気づかなかった
ぼくが歩いてるだけで
誰かを傷つけていたなんて
ぼくが生きてるせいで
誰かを死なせていたなんて
フクロウのおじさんが言ってたな
世の中には二種類の生き物がいる
食べる者と食べられる者
でもおまえはそのどちらでもない
そんな大きな体なのに
誰かを襲うこともなく
草を食べて生きている
それなのに天敵もいない
おまえは実に強く優しい
理想的な生き物だって
おじさん 違うよ
ぼくはそんないい子じゃない
ぼくも誰かを傷つけてるよ
ライオンと一緒
チーターと一緒
ニンゲンと一緒
どうしよう もう歩けない
こわくて足が前に出ないよ
だんだん日が傾いてきた
これからいったいどうしよう
おじさんが言ってたっけ
フクロウも狩りをするって
ネズミやトカゲを食べるって
やめたいけどやめれない
生きていくにはしかたないって
そのとおりだね
分かるよ
分かる
分からなかったけど
今こそ分かる
そうだね
〝しか〟ないね
歩くしか
進むしか
生きていくにはしかたがないね
歩くよ
がんばって
がんばって
前に進むよ
夕暮れのサバンナを
ゆっくりと
優しいゾウが
歩いていく
こんばんは。
詩を読んでいただきありがとうございます。
もう少しいい流れを作れるまでもっと深く潜る余地がたしかにあったかもしれません。
推敲する時の参考にしたいと思います。
次回もよろしくお願いいたします。