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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

旅立つ日に 津田古星

梅雨明けの日
旅立つ母の棺には
庭のローズマリーの枝を

夏の日差しにも冬の霜にも耐えて
青々とした葉を茂らせる
我が家のローズマリーの枝には
七月 可憐な水色の花が咲いていた
耐え忍んで働き続けた人の一生を
今は肯うことができる
あなたの娘ゆえに

秋晴れの日
旅立つ父の棺には
茶の木の枝を

春には新芽を摘み 夏も冬も緑濃い葉を
父が守り育てた茶の木の枝には
十月 慎ましい白い花が咲いていた
野良に生き 地位も名誉も求めなかった人の一生を
今は誇ることが出来る
あなたの娘ゆえに

いつかわたしが旅立つ日には
わたしの棺には
誰が何を入れるのだろう
願わくは
わたしが幸福を願った人達から送られた
手紙の束を

編集・削除(未編集)

三浦志郎さん。丁寧なご評価ありがとうございました。

いつもながらの深い読み込み、ありがとうございました。
また的確なご指導感謝いたします。
勉強になります。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様  御礼  静間安夫

今回も私の詩を丁寧にお読み頂き、誠にありがとうございます。佳作
との評をくださり、とても励みになります。

自然の風景との比較の部分が、少し理屈っぽくなってしまったので
「昔の姿が事細かく抒情的に再現され」と仰って頂き、ホッとしております。

今後とも、どうかよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

風土、違う四季の一景を切り取る

イタリアの都市ヴェネツィア。アドリア海に囲まれた島々は運河とゴンドラからうかがえる。水と共に育まれた歴史があり、宮殿と教会と宗教色が神秘的に設られた……多くの言葉を語るまでもない美しい都市の一つだ。
晩秋から春にかけて、アックア・アルタ(直訳すると高い水、高潮)という現象が起きる。月の動き、天候、風土、近年における水位の上昇と様々な条件が重なり、街中が冠水する。

一冊の写真集を手に取る。そこには冠水した街中にいる様々な顔をした人々の写真が多数収められていた。
水を弾けさせてはしゃいでいる子どもたちの笑顔。渋い表情をしながらカフェの椅子に足を投げ出し読書する男性。足元に気を遣いながら犬の散歩をする人。膝近くまで満ちた水を押して進む絵は力強く見えた。
写真の水は一見綺麗だった。緩やかな波浪が水上の浪漫を物語る。このような事態も日本にはないひとつの四季の在り方なのだろうと思わせた。
考えてみれば、海の中にも地面にも様々な不純物や細かい石……水だけなはずがないのだ。それらを大いに含まれた水なのだ。

アックア・アルタも風物詩のように見えるが、見ただけで実際のところをどれくらい分かるのだろう。
雪国に行き、白銀世界に見惚れて。雪かきも一日なら楽しい。二日目からは「うん。今日はいいかな」と観光客の私は思う。
アックア・アルタの水が引いた後の生活が暮らす人々にはある。
泥だらけの街中、電気系統は一部障害もでている。それらの復旧を人々はこなさないとならない。写真集には目的が違ってくるので当然そこまでは載ってはいなかった。

日本の六月。日本では水無月という異名の月。満ち満ちる水の都市の六月も日差しが強い初夏を迎える。向こうでは梅雨がなく、すぐに夏になるとのことだ。
アドリア・ブルーの凪。ゴンドリエーレの水をかく音。昔聞いたカンツォーネが流れるようで。
今年もきっとアックア・アルタを迎えるのだろう。
優雅な景色の下にある積み重ねのうねりをかくように今日もみんな歩いている。


補足
写真集→河名木 ひろし『アックア・アルタ: ヴェネツィア高潮』光村印刷

ゴンドリエーレ→ゴンドラの水夫。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 評のお礼 こすもす

評をいただきありがとうございます。
昔乗ったローカル線の列車のことを思い出してこの詩を書きました。
時間の制約のない列車に乗ることをただ楽しむ旅。
日常の喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごす人物の心情を描こうと思いました。
散文的であり詩情が足りないとのご指摘は耳が痛いです。
どうしても散文的になりがちなので、詩情を豊かにするにはどのようにすればよいかもう一度考えてみます。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

島 秀生様 評のお礼です 温泉郷

お世話になっております。まずは、改行の件、大変失礼いたしました。気づいておりませんでした。以降、気を付けたいと思います。
 本作について、高く評価していただき、ありがとうございました。水銀は不思議な物体で、何とも魅力的でした。後にも先にもあれっ切りですが、感触はありありと覚えています。祖母は、イライラが高じて少年に八つ当たり気味に叱りすぎてしまったので、取りなすつもりだったんでしょう。それでも、娘に対するイライラは解消せず、台所で蛇口に怒りをぶつけたんだと思います。少年の方は、もう叱られたことなんかすっかり忘れたと思います(子どものいいところですね)。

いつも、丁寧に教えていただき、ありがとうございます。引き続き、ご指導のほどよろしくお願いします。

(追伸)昔の非常識で危険な行為を題材にする際には、やはり注釈なりが必要だと感じました。その点、お手を煩わせてしまい、大変恐縮です。

編集・削除(編集済: 2025年06月07日 16:21)

島様 お礼です 上原有栖

今回も丁寧な感想と評を頂きまして誠にありがとうございます。
文字空けの件、大変失礼いたしました。
今まで投稿での文字空けは、全て半角空け×2=全角空けという認識で打ち込んでしまっていました。お恥ずかしい限りです。
ご指摘を頂けなければ、これからもずっと気が付かず間違った形式で原稿を投稿していたと思います。
本当にありがとうございます。

きめ細やかなアドバイスをありがとうございます。
提案して頂いた表現方法を用いると、より作品が伝わりやすくなりますね。とても勉強になります。
そして、作品の流れの調節は課題だと思っています。色々試行していきたいです。

最後に、「雨上がり」の設定に言及して頂いたのがとても嬉しいです。この設定が無いと、側溝に水が流れていないよな……と。間違っていなくて良かったです!

次回も投稿の折にはどうぞ宜しくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

感想と評 5/30~6/2 ご投稿分 三浦志郎 6/7

1 こすもすさん 「ローカル線に乗る」 5/30

調べると、1両編成の鉄道は数少なく、実名を挙げても取り留めもなく、又は、想像上の路線とも考えられます。それらは“ともかく”と致しましょう。
少ない乗客、美しい風景、レトロな気持ちと時間。そんな風情が窺い知れます。帰りの時間の列車が2時間後というのも凄いものがありますねえ。しかし散策には良い時間。思わず長居をしたようですが、それも好ましいものだったのでしょう。終わり3行が最も詩的です。以前、鉄道好きといったコメントがあったように思います。時にシリーズ化もアリかもしれません。初期のファンタジー風、物語風も悪くない。文体はこの感じ。慌てず騒がずのナチュラルさで。今回はどちらかというと、散文的なので、も少し詩的ニュアンスを加味されるといいでしょう。技法としては各種ありますね。直喩、隠喩、擬人法、倒置、省略、体言止め、etc……。今回は佳作一歩前です。


2 森山 遼さん 「ひとつの解脱あるいは夢」 5/31

調べると、ー「解脱」……「何らかの束縛から解き放たれること、己を縛る執着から脱却すること」。一種の仏教用語ですね。
またまた調べると―「モンゴル国」。
このふたつから、この詩に入りたいと思います。まずモンゴル国の諸事情を2連が象徴しているように思われます。次に初連・3連では、そんな国内現状にあっての、作者か想像上のモンゴル人(いわゆる主人公)の心象としての「解脱」といったことでしょうか?初連は具体的事例が思い浮かばないけど、(ああ、なるほどな)といった思いはありますね。思考、それを具現化した書き方は上手いと思います。短い詩に、かなり多く深い思想が詰め込まれている気はします。人生の理(ことわり)、国家、そして自己のこと、それらに対して何らかの気づき、悟ることがあったことを伺わせます。ただ、それがあまりに”氷山の一角”的で、僕を含む読み手はなかなか中まで立ち入れない、というのが現状ではないでしょうか?
確かに、こういった現代詩は存在するわけですが、その浸透度はなかなか難しいというのも現状でしょう。そういった方面で照らしてみると、今回はちょっと気負ったというか、先走ったというか、そんな印象はありました。佳作一歩前で。


3 静間安夫さん 「風景」 6/2

「滅びゆく街」―「消滅可能性都市」という設定があるそうで、調べると、僕の住む県にも、そんな市がありました。人口減少(特に若年女性人口)が原因なのは明らかで、昨今危惧されています。
ここでの表現はそれほど行政的に捉えなくても、ここではあくまで詩的表現と認識しましょう。
そして本作は実景と想像、どちらに取って読んでもいいでしょう。6連までが序論。それ以降が本論でしょう。ごくシンプルに図式化すると……

今は寂れた街の佇まい→(想像力)→かつて繁栄した風景。

全篇、この図式に沿って語られています。ひと言で言うと、「古き良き昭和の風景」となりそうです。ここで“ものをいう”のは、図式中央の想像力です。それによって、昔の姿が事細かく抒情的に再現されます。
この詩には、もうひとつ興味深いところがあって、またまた図式。

大自然の風景≦街の今昔風景

こういった点ですね。静間さんは「大自然の風景は~~もちろん美しいとは思うけど」とある通り、
是非ではなく、好み、興味、傾向のことを言っているのですね。それをもたらすのは想像力である、としている。
終連がその代表連です。描写と同時に自己の傾向も確立されている、ということです。
そういったものを含みながらも、読みどころはやはり過去の風情にあります。 佳作です。


4 白猫の夜さん 「成長過程のひとときを」 6/2

タイトルで、まず思ったのは「成長過程」という論述風の言葉と「ひととき」という優しげな言葉の組み合わせの妙ですね。
さて、今回の評は調べるほうも忙しい(!?)。そも「フラペチーノ」とは何ぞや?
「ス〇ーバッ〇スで売られるコーヒーとミルク、クリームを氷でミキサーにかけたフローズンドリンク」と出ました。抹茶味もちゃんと載ってました。
確認がてら書くと、全体の口調からすると主人公は女性。相手は「貴女」とあるから、女性。つまり女性同士のアフェアーと捉えて、い・い・ん・で・す・よ・ね? それも相手と、あんまり前向きではない事情があったようです。もっと言うと、確執のようなこと?3連と5連あたりに、それを端的に感じます。しかし、それから少し時間が経ったようです。そんな記憶のほろ苦さとフラペチーノの苦みがリンクするかのようです。終連近くからは少し気分転換。終連は「一矢報いたり!」といった爽やかさか? 詳細な事情は明かされませんが、それはそれ、これはこれ。今の気持ちを表現してユニーク。ただ、内容とタイトルはどう繋がるんだろ? 苦み、口直しに甘め佳作を。


評のおわりに。

紫陽花が見頃を迎え、紫陽花が雨を呼ぶ。 
では、また。

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「しにたい」の底に  樺里ゆう

ここ数ヶ月ほど 私の口からはよく
「しにたい」とか「しにてー」という言葉がすべり落ちている

本当に「しにたい」のではない そういう感情とは結びついていない
まさにひらがなで書いた「しにたい」
なんでこれが口をついて出るのか 自分でもよくわからなかった

職場でのトラブル対応に右往左往したある日
やっとこさ家に帰って 夜中にシャワーを浴びる
血のにじんださかむけに湯がしみて
久しぶりに私は泣いた

思い返すと
私がこの言葉をつぶやくのは
私が私を
無様だと思うとき
恥ずかしいと思うとき
情けないと思うとき
ふがいないと思うとき
普段信じてもいない神様に「助けて!」とすがりながら
逃げ出したいような 穴があったら入りたいような
家に帰りたいような
だけど逃げたところでどうにもならないとわかっているような
そんな気がしているときだった

私の「しにたい」は 「やり直したい」だ

もっと上手く立ち回りたかった
もっと その時できることに気付きたかった
もっと 周りの人を振り回さないでいられるように在りたかった
知識や技能の足りない自分がつくづく嫌だ
だから
やり直したい やり直したい やり直したい……

相変わらず ふとした拍子に
私の口からは例の言葉が零れ落ちる
きっと何歳になってもそうなんだろう
だけど
迷子だった感情を見つけられたのは
たった一つの 良かったことかな


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

投稿エラー対策で、第二連一行目の「」の中のみ、ひらがなにしております。
漢字に置き換えていただけますと幸いです。

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島 秀生様 評のお礼 こすもす

評をいただきありがとうございます。
この詩は先日散歩をしていて橋の上から川の流れを見ていた時に思いつきました。
すべての生き物にとってなくてはならない水。その水の大切さを言葉にしたかったからです。
風景の描き方はいいと言っていただき嬉しく思います。励みになります。
改めて詩を読み返すと、ご指摘のとおり水を大切に思う気持ちが十分に伝えきれていませんでした。
海へと流れる水の描写ばかりを意識していたからかもしれません。
もう一度考え直してみます。勉強になります。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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