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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

こころの原風景  上田一眞

老残のこころを掘り起こしてみると
懐かしいものが湧き出てきます

海辺で育ったぼくは
海辺で育ったからこそ
山や渓流に憧れました
アマゴやゴギなどの渓流魚
ギギやアカザなど清流の鯰たち
カジカ蛙やヒグラシの啼き声は清澄で
格別の趣きがありました

亡き母の実家は山里にあって
川の側に建っていたものですから
そこで泳ぎ
魚たちと遊ぶ楽しみは格別で
川底にいるカマツカは大変可愛いく
大好きな魚でした

今はもうすっかり見なくなった
脱穀用の水車小屋に行き
冷やしたトマトや胡瓜を頂くと
それはもう絶品でありました
トトロが棲む隠れ里はこんな所なのでしょう

水車小屋の手前に
小さな小さな保育園があって
誰もいない園庭で
亡き母と遊具で遊んだ思い出は
のすたるじあに浸ることができます
着ていた母手編みのカーデガンまで
ありありと覚えているのですから…

今では家はなく
川の側の五右衛門風呂もありません
カマツカは何処か遠くに去り
水車は棄てられて
こころの景色は枯れ野となりました
本当につまらないですね
小鳥の啼かない森のような
影の世界と同じです



*アマゴ サツキマスの陸封魚
*ゴギ 中国山地のイワナ
*ギギ 清流に棲むナマズ
*アカザ 清流に棲む小型のナマズ 毒のある棘を 持つ
*カマツカ 中流域の砂地に棲むコイ科の魚

編集・削除(編集済: 2023年09月16日 00:31)

稜線  妻咲邦香

幌馬車にゆられ
ぽつんと大地に置かれた
幌馬車にゆられ
何処でもない場所に産み落とされた
幌馬車の上で巡りあう人々
出会いと同時に別れの挨拶もした

私の靴音が誰かの手に触れ
いつか大地の琴線を弾く
 私に仕事を与えてください
 信じることで美しくなれるよう
切り立った稜線を白い翼の渡る
それを捕まえたくて子供らは思わず駆け出す

私たちはよく手入れされた汚物の上に暮らし
絶えず注がれる不思議さに
忙しなく首を傾げる
そうやって気付かぬうちに習慣を増やした
幌馬車にゆられ
人はいつまでも赤子のままで
幌馬車にゆられ
話し足りない話題を抱え
実った果実を見ることもなく立ち去る
それは風のようでもあり
私もいつかそうなれるのだろうかと
訝しみながらも幌馬車は進む
あらゆる分別を愛しさにかえて

景色は私の宝です
それしか私は持ち得ません
出会った事実を不穏な言葉で飾らぬためにも
私はあなたを忘れます

幌馬車ははしる
懐かしい荒野の上を
幌馬車ははしる
既に歩ける赤子を乗せて
鳥のからかう声にもめげず
悪に屈した神をも赦しながら
走る、はしる
車輪は既に外れかけ
紫陽花の祝福もじきに終わる

 私が見えなくなるまで待つ必要はありませんし
 また私もそうしないと決めております

苦い飲み物の思いの外美味であったことなど
思い出しながら、幌馬車は進む
稜線を渡る翼が
今度は向きを変えて
はじめまして
お目にかかれて光栄です
本日は大変お日柄も良く
どちらまでお出かけですか?

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雨音様、ありがとうございました。  妻咲邦香

雨音様、「ヘタウマ」に評を頂きありがとうございました。あ、同じ趣味なんですね。うちも家庭菜園やってまして、詩のモチーフにちょくちょく出てきます。土いじりが好きなんです。時間を忘れて夢中になっちゃう。
今回はちょっと変化球だったかもしれません。丁寧に読んでいただきありがとうございます。最後の連はやっぱり余韻が欲しいですね。さすがです。ぜひ参考にさせて頂きます。ちなみにうちで作ったナスはヘタのトゲが痛いんですよ。
また次回よろしくお願いいたします。


かわって山雀詩人様、免許皆伝おめでとうございます。私も詩という存在には幾度か助けて貰ってますので、いつか自分の詩で誰かを助けることが出来たら、などと思っております。詩の未来を信じましょう。

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雨音さま お礼  江里川 丘砥

この度も評をいただきまして、ありがとうございました。
佳作プラスをいただけて本当に嬉しいです。
夏休みの終わりはゆううつな気持ちになっていたことを思い、少しでも良い雰囲気の終わりを表現したいと悩んだところだったので、最終連をほめていただけて本当に嬉しかったです。
いつも詩を読んでくださり、コメントをくださいまして、ありがとうございます。
また投稿をすると思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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免許皆伝おめでとうございます

山雀詩人 様

この度は免許皆伝おめでとうございます。
これからは新作紹介の方で学ばせていただきます。
よろしくお願いいたします。

本当におめでとうございます。

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秋 紫陽花

雨が降る 
静かに重い雨が降る
雨が降る
静かに止まない雨が降る
ガラスに額をおしあてて
雨の音を聞いている
寂しい寂しいと音がする

これはきっと秋のせい
秋が葉っぱをぽろぽろと
落としていけば
私の目からも
ぽろぽろと涙が
ぽろぽろこぼれていく

私の涙はぽろぽろと
地面にこぼれ
こぼれ続けて
大きな池になるでしょう
大きな池には
どこからか小さな魚が
来るでしょう

小さな魚は私の
涙をそっと抱きしめて
大好きだよと言うでしょう
毎日毎日言うでしょう
大好きだよと 優しくそっと
ぽろぽろこぼれる涙を抱いて
私の涙はそのうちに
嬉しい涙に変わるでしょう

その時秋は 私の涙を
優しい優しいと
撫でるでしょう

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雨音様 詩の評のお礼  エイジ

雨音様、詩の評をありがとうございました。

そうですね。読み返すと「海」という語が沢山出てきますね。こういった注意は今までなかったのですが、今後気を付けていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

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雨音様へ感想の御礼  ふわり座

今回の作品、圭作と言う事すごく嬉しいです。
自分ではなかなか上手くいかないなと思って
いたので驚いています。これからも良い作品を
書けるように頑張ります。ありがとうございました。

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雨音様  評のお礼 上田一眞

ご批評ありがとうございました。
ご指摘頂きました点、いろいろ考えましたが、文章のリズムに難点があるのかなと思料しました。
一部修正箇所をあげます。
3連から

甘いパンを買ってきたときも
欲しがるおまえにつれなくして
ただ見せびらかすだけだったね
なんて悪い兄ちゃんだろう

おまえは10歳で母を亡くしたが
薔薇を愛する 美しい女に成長した

亜麻色の髪と大きな瞳で遠くを見つめる
おまえに皆が振り返ったね
兄ちゃんに 紹介しろよ妹を
と言った奴もいたんだよ

次回も投稿しますので、ヒントを頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。

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雨音様 評のお礼  えんじぇる

雨音様

文の持っている熱の強さとか、硬さ。置かれている状況の重圧もあると思います。
想像力について、悪巧みをする人にも、もの思う力は確かにあると考えれば、想像力のない人はいない。近視眼的な快楽や願望の充足を選べば、悪巧みを選び、揉み消すことで成功者となることは出来る。
だけど、それを真に文明的な意味で「人」と言えるのか? 
それを昔の言葉で「人でなし」と言わなかったか? 私がここでいう「人」とは、限られた人ではなく「人でなし」を避けた「人」を指しています。一貫性があると思っています。
詩は常に、自己完結させる。言い切ることをしないと、解釈の自由や他者の存在を許さない抜け目のない詩になると思うのです。
私は、すべての人でなしでない「人」には、想像力があり、法の支配による統治を望んでいると思っています。
わかりづらい個性については、私生活で充分に実感し、苦しい思いをし続けています。
社会的理解を得るため、説明責任を果たし続けたいと思います。

評価と感想、ありがとうございました。

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